JPH0724826A - 鉄筋籠への緊張ロッドの接続方法及びその装置 - Google Patents

鉄筋籠への緊張ロッドの接続方法及びその装置

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JPH0724826A
JPH0724826A JP17527593A JP17527593A JPH0724826A JP H0724826 A JPH0724826 A JP H0724826A JP 17527593 A JP17527593 A JP 17527593A JP 17527593 A JP17527593 A JP 17527593A JP H0724826 A JPH0724826 A JP H0724826A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業で行われていた鉄筋籠と緊張ロッドと
の係合セット作業を自動で、迅速且つ安全に行う。 【構成】 鉄筋籠2の端部の端部金具5に周方向に配設
した緊張ボルト6を検出センサー7により検出する。次
に検出センサー7による緊張ボルト6の位置検出のデー
タに基づいて移動手段9により緊張板を回転させて端部
金具5に周方向に配設した緊張ボルト6と緊張板4に周
方向に設けた係合孔8との位置を一致させる。しかる
後、移動手段9により緊張板4を移動して緊張ボルト6
の頭部を係合孔8に挿通係合して鉄筋籠2と緊張ロッド
3を接続する。このようにすることで、鉄筋籠2と緊張
ロッド3との接続を自動化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物を支えるPCコ
ンクリートパイルや、電柱などに用いられるPCコンク
リートポール等を製造する場合のコンクリート柱体の芯
材となる鉄筋籠に緊張力を与える緊張ロッドと鉄筋籠と
の接続方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、円筒状のPCコンクリートパイ
ルやPCコンクリートポール等の杭本体にプリストレス
を導入したコンクリート柱体を製造する場合、次のよう
にしておこなっている。まず、上下半円状に2分割した
型枠の下型枠内に芯材となる鉄筋籠をセットし、次に下
型枠内に所定量の生コンクリートを充填し、次に上型枠
を被せて閉じた後、上型枠と下型枠とをフランジ部で締
結し、その後、あらかじめ鉄筋籠及び型枠に係合セット
した緊張ロッドで型枠の外部より軸方向に引張って鉄筋
籠に緊張力を与えた状態で緊張ロッドの端部を型枠に係
止し、上記の状態の型枠に遠心力を与えて遠心成形し、
次に、上記養生を行った後、型枠より取り出してPCコ
ンクリート柱体などを製造するものである。
【0003】ここで、鉄筋籠2の主筋2aは一定長さに
切断され、それぞれの端部は図19(b)に示すように
ヘッデング加工され、フープ筋2b等で籠状に編成され
ている。端板5aと側板5bとにより構成された端部金
具5の端板5aには図19(a)に示すようにひょうた
ん状締結孔80が上記主筋2aと同位置で同数個設けて
あり、ひょうたん状締結孔80の小孔80b部分はテー
パ小孔で、上記主筋2aのヘッデング加工した端部が係
止するようにテーパ状座が設けてあり、ひょうたん状締
結孔80の大孔80a部分はボルト用ねじ大孔となって
いる。そして、ひょうたん状締結孔80の大孔80aに
主筋2aの端部のヘッデンク加工した端部を差し込んで
端部金具5をわずかに回転させて引くことでヘッデング
加工した端部を小孔80bに係合し、その後に大孔80
aに緊張ボルト6を螺合して固着することでヘッデング
加工をした部分が抜けないようにすると共に端部金具5
から緊張ボルト6を突出させてある(ここで、緊張ボル
ト6は頭部より一定長さ残して大孔に螺合してある)。
【0004】図18に示すように、下型枠1の一方の端
部に設けられた固定板12には緊張ロッド3がセンター
部分で挿通され、緊張ロッド3の下型枠1内における端
部には緊張板4が設けてある。図21に示すように、緊
張板4には周方向に一定ピッチで緊張ボルト6と係合す
るひょうたん状をした係合孔8が主筋2aと同位置で同
数個設けてある。なお、下型枠1の他方の端部も同様の
構成であるが、一定長さの型枠で種々の長さのパイル等
を製造する場合、鉄筋籠2の長さが異なるため、固定板
12と緊張板4との間に新たな緊張ロッド3をカップリ
ング90などで連接して延長して用いている。
【0005】そして、鉄筋籠2を緊張する場合、それぞ
れの下型枠1の端部で緊張ボルト6と緊張板4とを係合
させる(つまり、緊張ボルト6の頭部は緊張板4の係合
孔8の大孔8aから挿通して緊張板4をわずかに回転さ
せて引くことで緊張ボルト6の頭部を係合孔8の小孔8
bに係合させる)。このように緊張板4と緊張ボルト6
とを係合させた状態で緊張ロッド3を下型枠1外部より
引っ張ることで鉄筋籠2は緊張されることになる。この
ように鉄筋籠2を緊張した後、緊張ボルト6の下型枠1
の外に突出している部分に螺合した締結ナット11を締
めて鉄筋籠2を緊張状態で下型枠1に係止する。
【0006】なお、下型枠1よりパイルを脱型する場合
には、締結ナット11を緩め、緊張ロッド3や緊張板4
に上記とは逆の動作を与えて端部金具5に突設した緊張
ボルト6との係合を外し、脱型するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、上記
作業は全て手作業でおこなわれ、重い重量の緊張板4や
緊張ロッド3を扱うなどの作業に苦渋を伴うという問題
があり、また、緊張板4と緊張ボルト6との係合に時
間、手間がかかり、製造時間を遅らせるという問題があ
り、更に、緊張板4等の連結部に近寄って、狭い下型枠
1内で手作業で行うため、危険で煩雑な作業を伴うとい
う問題があった。
【0008】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、手作業
で行われていた鉄筋籠と緊張ロッドとの係合セット作業
を自動で、しかも、迅速且つ安全に行うことができる鉄
筋籠への緊張ロッドの接続方法及びその装置を提供する
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するため本発明の鉄筋籠への緊張ロッドの接続方法
は、下型枠1内に設置された鉄筋籠2と、鉄筋籠2に緊
張を与える緊張ロッド3の端部に連結した緊張板4との
接続方法であって、鉄筋籠2の端部の端部金具5に周方
向に配設した緊張ボルト6を検出センサー7により検出
し、次に検出センサー7による緊張ボルト6の位置検出
のデータに基づいて移動手段9により緊張板4を回転さ
せて端部金具5に周方向に配設した緊張ボルト6と緊張
板4に周方向に設けた係合孔8との位置を一致させ、し
かる後、移動手段9により緊張板4を移動して緊張ボル
ト6の頭部を係合孔8に挿通係合して鉄筋籠2と緊張ロ
ッド3を接続することを特徴とするものである。
【0010】また、検出センサー7が検出部10に設け
た緊張ボルト検出センサー7aと係合孔検出センサー7
bとで構成されており、検出部10の緊張ボルト検出セ
ンサー7aを緊張ボルト6に接近させ、検出部10を弧
状に回動させて端部金具5に周方向に配設した緊張ボル
ト6を検出すると共に、検出部10の緊張ボルト検出セ
ンサー7aを緊張ボルト6の位置に合わせた状態で緊張
板4を回転させて係合孔検出センサー7bにより緊張板
4の周方向に配設した係合孔8の位置を端部金具5の周
方向に配設した緊張ボルト6の位置と一致させ、しかる
後、緊張ボルト6の頭部を係合孔8に挿通係合して鉄筋
籠2と緊張ロッド3を接続することも好ましい。
【0011】また、本発明の鉄筋籠への緊張ロッドの接
続装置は、下型枠1内に設置された鉄筋籠2と、鉄筋籠
2に緊張を与える緊張ロッド3の端部に連結した緊張板
4との接続装置であって、鉄筋籠2の端部の端部金具5
に周方向に配設した緊張ボルト6を検出し且つ緊張ロッ
ド3を回転した際に端部金具5に周方向に配設した緊張
ボルト6と緊張板4に周方向に設けた係合孔8とが一致
した状態を検出するための検出センサー7と、緊張ロッ
ド3を回転し且つ緊張ロッド3を軸方向に移動して係合
孔8を緊張ボルト6の頭部に挿通係合するための移動手
段9とを備えて成ることを特徴とするものである。
【0012】また、検出センサー7が移動自在となり、
該検出センサー7を移動させて緊張ボルト6に接近させ
る手段として、検出センサー7を上下に移動させる上下
移動手段14と、緊張ボルト6もしくは緊張板4に対面
して弧状に回動する回動手段15とを備える構成とする
ことも好ましい。
【0013】
【作用】しかして、本発明の方法によれば、鉄筋籠2の
端部の端部金具5に周方向に配設した緊張ボルト6を検
出センサー7により検出し、次に検出センサー7による
緊張ボルト6の位置検出のデータに基づいて移動手段9
により緊張板4を回転させて端部金具5に周方向に配設
した緊張ボルト6と緊張板4に周方向に設けた係合孔8
との位置を一致させ、しかる後、移動手段9により緊張
板4を移動して緊張ボルト6の頭部を係合孔8に挿通係
合して鉄筋籠2と緊張ロッド3を接続することで、鉄筋
籠2の端部に設けた端部金具5の緊張ボルト6の位置を
自動的に検出し、この緊張ボルト6の位置検出に基づい
て緊張板4を移動して係合孔8を緊張ボルト6に自動的
に係合できるようになったものである。
【0014】そして、検出センサー7が検出部10に設
けた緊張ボルト検出センサー7aと係合孔検出センサー
7bとで構成し、検出部10の緊張ボルト検出センサー
7aを緊張ボルト6に接近させ、検出部10を弧状に回
動させて端部金具5に周方向に配設した緊張ボルト6を
検出すると共に、検出部10の緊張ボルト検出センサー
7aを緊張ボルト6の位置に合わせた状態で緊張板4を
回転させて係合孔検出センサー7bにより緊張板4の周
方向に配設した係合孔8の位置を端部金具5の周方向に
配設した緊張ボルト6の位置と一致させ、しかる後、緊
張ボルト6の頭部を係合孔8に挿通係合するものにおい
ては、検出センサー7を弧状に回動することで、端部金
具5の周方向に位置する緊張ボルト6の位置を確実に検
出できるものであり、しかも、弧状に回動する検出部1
0に係合孔検出センサー7bが設けてあるので、検出部
10を弧状に回動して緊張ボルト検出センサー7aによ
り緊張ボルト6の位置を検出した位置で検出部10を停
止し、この状態で緊張板4を回転させることで、簡単に
係合孔検出センサー7bにより緊張板4の周方向に配設
した係合孔8の位置を端部金具5の周方向に配設した緊
張ボルト6の位置と一致させることができるのである。
【0015】また、本発明の装置によれば、鉄筋籠2の
端部の端部金具5に周方向に配設した緊張ボルト6を検
出し且つ緊張ロッド3を回転した際に端部金具5に周方
向に配設した緊張ボルト6と緊張板4に周方向に設けた
係合孔8とが一致した状態を検出するための検出センサ
ー7と、緊張ロッド3を回転し且つ緊張ロッド3を軸方
向に移動して係合孔8を緊張ボルト6の頭部に挿通係合
するための移動手段9とを備えていることで、簡単な構
成で、自動的に緊張板4の係合孔8を端部金具5の緊張
ボルト6に係合して鉄筋籠2と緊張ロッド3とを接続で
きるものである。
【0016】また、検出センサー7が移動自在となり、
該検出センサー7を移動させて緊張ボルト6に接近させ
る手段として、検出センサー7を上下に移動させる上下
移動手段14と、緊張ボルト6もしくは緊張板4に対面
して弧状に回動する回動手段15とを備える構成とする
と、検出センサー7を上下方向に移動させて端部金具5
のセンターから所定の半径(該半径を持つ円上に緊張ボ
ルト6が位置している)となる位置まで移動し、この位
置で上記端部金具5のセンターを中心とする円弧上を回
動させることで、簡単な構成で検出センサー7により端
部金具5の周方向に設けた緊張ボルト6の位置を検出で
きるものである。
【0017】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1には本発明の装置の全体を示す概略正
面図が示してある。図中18は門型をした架構体であ
り、上部に主ビーム19が設けてある。主ビーム19に
は位置決め装置20が取付けてある。また架構体18の
両側にはチャック装置28が配設してある。
【0018】図2乃至図11には位置決め装置20が示
してある。位置決め装置20としては図3に示す固定側
の位置決め装置20aと、図2、図4乃至図6に示す可
動側の位置決め装置20bとがある。固定側の位置決め
装置20aはシリンダー21により主ビーム19に対し
て移動自在となっており、固定側の位置決め装置20a
の移動はシリンダー21の移動ストロークの範囲で移動
できる。一方、可動側の位置決め装置20bは主ビーム
19に対して走行自在に取付けてあり、図2、図4、図
5、図6に示すように主ビーム19のリニアガイド22
に対して可動側の位置決め装置20bに設けたガイドベ
アリング23が可動自在となっており、走行用モータ2
4の回転を伝達チェーン25を介して主ビーム19の走
行用ラック27に噛合したピニオンギア26に伝達する
ことで主ビーム19の長手方向に沿って可動側の位置決
め装置20bが移動自在となっている。
【0019】固定側の位置決め装置20aと可動側の位
置決め装置20bとは上記に説明した部分が異なるが他
の構造は同じ構造となっているので、以下、図2乃至図
11に基づいて位置決め装置20として具体的に説明す
る。位置決め装置20の本体フレーム29には昇降体3
0と昇降フレーム31とがそれぞれ独立して昇降自在に
取付けてある。昇降体30と本体フレーム29とはリニ
アガイド32、ガイドベアリング33により上下に昇降
自在にガイドしてあり、本体フレーム29に設けたギヤ
ードモータ34の回転を伝達軸35を介してスクリュー
ジャッキ36に伝達し、昇降体30に設けたナット37
に螺合したスクリューロッド38を回転することで昇降
体30を本体フレーム29に対して昇降するようになっ
ている。昇降体30には基準位置検出センサー39と、
押えシリンダー40により上下に移動自在となった薄板
スチール製の押えバンド41が設けてある。また、昇降
フレーム31は本体フレーム29に対してシリンダー4
2により上下に移動自在となっている。
【0020】昇降フレーム31には扇型をした定規板4
3が設けてあり、該定規板43の前面部には回動盤45
が上、下、側面のカムフォロア44a、44b、44c
を介して円弧状の軌跡に沿って回動自在に取付けてあ
る。回動盤45の上部にはコ字状をしたアーム46が固
着してあり、アーム46の後部にギヤードモータ79が
設けてあって、ギヤードモータ79に設けたピニオン4
7が定規板43の後面部に設けた円弧状をしたラック8
2に噛合しており、ギヤードモータ79を回転すること
で、定規板43の前面に配置した回動盤45が円弧状の
軌跡に沿って回動することになる。この昇降フレーム3
1の前面部には微調整シリンダー48を介して前後方向
に移動自在な前後移動体49が設けてあり、前後移動体
49の前面部には検出フレーム52がリニアガイド5
0、ガイドベアリング51により上下に昇降自在にガイ
ドしてあり、昇降用シリンダー53により検出センサー
7を備えた検出フレーム52が上下に昇降されるもので
ある。したがって、この実施例では昇降用シリンダー5
3が検出センサー7の上下移動手段14を構成してい
る。また、上記したギヤードモータ79、ピニオン4
7、円弧状をしたラック82が回動手段15を構成して
いる。
【0021】検出フレーム52の下部には検出部10が
設けてあり、検出部10には検出センサー7が設けてあ
る。実施例においては図2、図、3、図5、図7、図8
等に示すように、逆U字状をしたセンサー枠54の一側
片の外側に上下に対向する発光素子と受光素子とからな
る光電スイッチ等の緊張ボルト検出センサー7aと、逆
U字状をしたセンサー枠54の両側片に対向して設けた
発光素子と受光素子とからなる係合孔検出センサー7b
とで検出センサー7が構成してある。
【0022】チャック装置28は図12乃至図17に示
してある。チャック装置28の本体枠55には上下移動
フレーム56がリニアガイド84、ガイドベアリング8
5により上下に昇降自在にガイドしてあり、本体枠55
に設けたギヤードモータ57の回転を伝達軸58を介し
てスクリュージャッキ59に伝達し、上下移動フレーム
56に設けたナット60に螺合したスクリューロッド6
1を回転することで上下移動フレーム56を本体枠55
に対して昇降するようになっている。図16に示すよう
に上下移動フレーム56にはスライド台62がリニアガ
イド86、ガイドベアリング87により前後方向に移動
自在にガイドしてあり、スライド用シリンダー63によ
りスライド台62が前後方向に移動するようになってい
る。スライド台62には支持フレーム64が設けてあ
り、この支持フレーム64に油圧で作動するパワーチャ
ックよりなるチャック部16が設けてあり、支持フレー
ム64には更にギヤードモータ65が設けてあり、ギヤ
ードモータ65の回転を伝達ギヤ66a、66b、66
cを介して回転軸67を回転し、回転軸67の先端部に
設けたチャック部16を回転するようになっている。し
たがって、この実施例ではスライド用シリンダー63、
ギヤードモータ65が緊張ロッド3をチャックして移動
するための(すなわち緊張ロッド3を前後方向及び回転
方向に移動するための)移動手段9を構成している。図
17に示すように、スライド台62には前後移動枠68
がリニアガイド69、ガイドベアリング70により前後
方向に移動自在にガイドしてあり、移動用シリンダー7
1により前後移動枠68がスライド台62に対して前後
方向に移動するようになっている。前後移動枠68の前
部にはナットランナー17が設けてあり、このナットラ
ンナー17は前後移動枠68に設けた締結ナット回転手
段13を構成する駆動モータ72の回転をスプロケット
73a、伝達チェーン74、スプロケット73bを介し
て回転できるようになっている。
【0023】門型をした架構体18の主ビーム19の下
方には型枠支持台75が配設してあり、型枠支持台75
には下型枠1が支持されるローラ76が設けてあり、ま
た、下型枠1を移動するためのスライド機構77が設け
てある。しかして、構造物を支えるPCコンクリートパ
イルや、電柱などに用いられるPCコンクリートポール
等を製造する場合において、上記のような位置決め装置
20とチャック装置28とを備えた本発明の装置を用い
て下型枠1内に設置された鉄筋籠2と、鉄筋籠2に緊張
を与える緊張ロッド3の端部に連結した緊張板4とを接
続するものである。
【0024】接続に当たっては、まず、内部に鉄筋籠2
と端部に緊張板4を備えた緊張ロッド3をセットした下
型枠1を型枠支持台75に搬入した状態で行う。ここ
で、下型枠1の一端部の固定板12には緊張ロッド3が
センター部分で挿通してあり、緊張ロッド3の下型枠1
内の端部には緊張板4が設けてある。下型枠1の他方の
端部も同様の構成であるが、一定長さの下型枠1で種々
の長さのパイル等を製造する場合、鉄筋籠2の長さが異
なるため、固定板12と緊張板4との間に新たな緊張ロ
ッドをカップリング90などで連接して延長して用いて
いる。また、下型枠1内の所定の位置には鉄筋籠2が配
設してある。鉄筋籠1の両端部には端部金具5が取付け
てあり、端部金具5の外面部には周方向に一定のピッチ
で緊張ボルト6が突設してある。ここで、鉄筋籠2の主
筋2aと端部金具5との連結及び端部金具5への緊張ボ
ルト6の取付けはすでに図19の説明において詳述した
通りであるので省略する。端部金具5と間隔を隔てて対
向する緊張板4にはすでに図20、図21の説明におい
て詳述した通り、周方向に一定ピッチで緊張ボルト6と
係合するひょうたん状をした係合孔8が主筋2aと同位
置で同数個又は緊張ボルト6の数の倍数の個数で設けて
ある。
【0025】そして、内部に鉄筋籠2と端部に緊張板4
を備えた緊張ロッド3をセットした下型枠1を型枠支持
台75に搬入した時点では、鉄筋籠2は下型枠1内の長
手方向の所定の位置に配置してあるが、一般に多くの場
合は端部金具5の緊張ボルト6の位置と緊張ロッド3の
係合孔8の位置とは周方向においてずれている。したが
って、本発明においては、この周方向にずれている緊張
ボルト6と係合孔8とを一致させて緊張ボルト6と係合
孔8とを自動的に係合させることに特徴がある。
【0026】しかして、上記のように内部に鉄筋籠2と
端部に緊張板4を備えた緊張ロッド3をセットした下型
枠1を型枠支持台75に搬入た後、スライド機構77で
下型枠1の端面を押して軸方向に押し(固定側から)、
所定の位置にセットする。次に、ギヤードモータ57を
回転して上下移動フレーム56を上下方向に移動し、チ
ャック部16及びナットランナー17のセンターを下型
枠1にセットした緊張ロッド3の軸芯と一致させる。つ
まり、製造しようとするコンクリート柱体の径の種類の
違いによって使用する型枠の径が異なり、したがって緊
張ロッド3のセンターのレベルが種類毎に異なるので、
これに対応するように上下移動フレーム56を上下方向
に移動するのである。
【0027】次に、移動用シリンダー71を作動してナ
ットナンラー17を前進させながら、駆動モータ72を
駆動してナットランナー17を右回転させ、緊張ロッド
3の中間部分にねじ込まれていた締結ナット11にナッ
トランナー17の角孔部分を係合させる。次に、スライ
ド用シリンダー63を駆動してスライド台62を下型枠
1の端部の固定板12側に移動することでチャック部1
6を前進させる。この場合、ナットランナー17の位置
を変えないように、スライド台62の前進に合わせて移
動用シリンダー71を縮めてもよい。次に、チャック部
16で緊張ロッド3の端部をチャックし、緊張ロッド3
を引きながらスライド台62を所定の位置まで後退し、
緊張板4を下型枠1の端部の固定板12もしくは下型枠
1内に設ける当たり等に当接するまで引き寄せる。この
時、ナットランナー17を左回転させて締結ナット11
を緊張ロッド3の端部側に移動させて締結ナット11と
固定板12との間隔をあける。次に、緊張ロッド3をチ
ャックした状態のままスライド台62を前進させ、緊張
ロッド3の端部の緊張板4を下型枠1内の長手方向の所
定の位置にセットした鉄筋籠2の端部の端部金具5の前
面、即ち、緊張ボルト6に近接した検出基準位置で停止
させる。つまり、検出センサー7を構成する緊張ボルト
検出センサー7aと係合孔検出センサー7bとが下降し
た際に緊張ボルト検出センサー7aが緊張ボルト6を検
出でき且つ一対の係合孔検出センサー7bが緊張板4を
挟むことができる位置まで緊張板4を移動して停止す
る。
【0028】この状態で、位置決め装置20により緊張
ボルト6の位置検出を行う。すなわち、位置決め装置2
0としては前述のように固定側の位置決め装置20aと
可動側の位置決め装置20bとがあるが、まず可動側の
位置決め装置20につき説明する。すなわち、走行用モ
ータ24を回転して位置決め装置20を下型枠1の軸方
向に移動して本体フレーム29を下型枠1の軸方向に移
動させる。この場合、ギヤードモータ34を回転して昇
降体30を下型枠1の径(すなわち鉄筋籠2の径)に対
応する所定長さ下降させた状態(つまり、基準位置検出
センサー39により端部金具5や緊張板4の略上面を検
出できる位置まで下降させた状態)でおこなう。昇降体
30に設けた基準位置検出センサー39により端部金具
5等の軸方向及び高さなどの基準位置を検出し、これを
基準にして位置決め装置20を所定長さ移動して停止
し、押えシリンダー40により押えバンド41を下降し
て押えバンド41により端部金具5の外周面を押圧して
端部金具5(つまり鉄筋籠2)が周方向及び軸方向に移
動しないようにする。
【0029】次に、シリンダー42を駆動して昇降フレ
ーム31を製造されるパイルの種類(杭径)に合わせて
検出部10を所定の位置まで下降する。すなわち、製造
しようとするパイルの情報が入力されれば、種類に合わ
せて所定の位置に下降停止するようにプログラム化され
ており、この場合、端部金具5の中心をセンターとする
円弧に定規板43の弧状をした上下端面43a、43b
が一致するようにシリンダー42を駆動して昇降フレー
ム31を下降する。次に、上下移動手段14である昇降
シリンダー53を駆動して端部金具5の中心をセンター
とする緊張ボルト6の取付け位置を通る仮想円の頂部位
置と水平方向において同じ位置まで検出センサー7を下
降する。この状態では、定規板43の弧状をした上下端
面が現在位置している鉄筋籠2の軸心、言い換えれば鉄
筋籠2の端部の端部金具5のセンターを中心とする円弧
状に形成されるように設定してある。すなわち、図5に
おいて、Oは鉄筋籠2のセンター、M1 は鉄筋籠2の半
径、M2 は定規板43の弧状をした下端面の円弧の半
径、M3 は定規板43の弧状をした上端面の円弧の半径
である。この状態で、逆U字状をしたセンサー枠54が
緊張板4の端部に被嵌され、また、緊張ボルト検出セン
サー7aが緊張ボルト6の頭部よりも少し軸方向におい
て離れた方向にずれて位置する。次に、微調整シリンダ
ー48を作動させて端部金具5の方に検出部10を少し
移動して緊張ボルト検出センサー7aが緊張ボルト6の
突出部分(すなわち頭部又は突出部分の軸部)と軸方向
においてずれない位置にする。次に、ギヤードモータ7
9を回転して回動盤45を鉄筋籠2の端部金具5のセン
ターを中心とする円弧状に左又は右に回動して緊張ボル
ト検出センサー7aを回動する。この場合、上記のよう
に、定規板43の弧状をした上下端面43a、43bが
現在位置している鉄筋籠2の端部の端部金具5のセンタ
ーを中心とする円弧状に形成されるように設定してある
ので、カムフォロア44a、44b、44cを介して定
規板43の弧状をした上下端面にそって回動盤45も円
弧状に回動し、検出部10の検出センサー7も端部金具
5の中心をセンターとする緊張ボルト6の取付け位置を
通る仮想円と同様の円弧で回動し、緊張ボルト6と水平
方向の同じ位置まで回動して緊張ボルト6の頭部の位置
を検出する。この緊張ボルト6を緊張ボルト検出センサ
ー7aで検出した状態で回動盤45の回動を停止して検
出部10を端部金具5の前面部の周方向の目的とする位
置(つまり、緊張ボルト6を緊張ボルト検出センサー7
aで検出した位置)で停止する。緊張ボルト検出センサ
ー7aによる緊張ボルト6の位置検出がなされると緊張
ボルト6の位置検出の信号がチャック装置28に送信さ
れる。
【0030】チャック装置28が緊張ボルト6の位置検
出完了の信号を受信すると、緊張ロッド3をチャックし
たままの状態でギヤードモータ65を回転してチャック
部16を回転する(左回転する)ことで緊張ロッド3に
回転を伝え、下型枠1内部に位置する緊張板4をゆっく
り回転させ、係合孔検出センサー7bにより緊張板4の
ひょうたん状の係合孔8の大孔又は小孔を検出すると緊
張板4の回転を停止する。この状態において周方向に配
置された緊張ボルト6の頭部の位置とひょうたん状の係
合孔8の大孔8aの位置がそれぞれ一致する。
【0031】次に、ギヤードモータ79を逆回転して回
動盤45を元の位置に戻し、更に、シリンダー42を駆
動して昇降フレーム31を上昇させる。つまり、検出部
10が緊張板4の上方に移動して元の位置に戻る。その
後、スライド用シリンダー63を作動してスライド台6
2を前進させて緊張板4を前進させ、緊張板4に設けた
ひょうたん状の係合孔8の大孔8a部分に緊張ボルト6
の頭部が挿通される。
【0032】次に、ギヤードモータ65を回転してチャ
ック部16を右回転して緊張板4を右回転することで緊
張ボルト6の頭部がひょうたん状の係合孔8の小孔8b
に係合し、緊張板4が端部金具5に係合してロックされ
る。次に、緊張ロッド3をチャック部16によりチャッ
クした状態でスライド台62を後退させ、端部金具5を
少し引っ張った状態で停止させ、駆動モータ72を駆動
してナットランナー17を右回転させて締結ナット11
を締め込み、締結ナット11を固定板12に当接させる
(この場合、移動用シリンダー71を伸ばしながらナッ
トランナー17を回転させる)。
【0033】上記のようにして鉄筋籠2と緊張ロッド3
及び緊張板4との一方側(移動側)での接続が完了す
る。他方の側(固定側)での接続も同様にして行う。な
お、移動側と固定側との違いは、可動側の位置決め装置
20bは走行用モータ24を回転して下型枠1を軸方向
に移動するのに対し、固定側の位置決め装置20aはシ
リンダー21を動作させて軸方向に移動させる点が異な
るのみで、他の動作は同じである。なお、可動側と固定
側とにおける上記鉄筋籠2と緊張ロッド3及び緊張板4
との接続は同時平行しておこなってもよく、順番におこ
なってもよいが、順番に行う場合には緊張ロッド3の短
い固定側を先に接続する方が望ましい。
【0034】鉄筋籠2と緊張ロッド3及び緊張板4との
接続が完了すると、押えシリンダー40を縮めて押えバ
ンド41を上昇させ、昇降体30を上昇させて元の位置
に戻し(この場合、すでに述べたように昇降フレーム3
1はすでに元の位置に上昇している)、位置決め装置2
0を軸方向に移動してそれぞれの下型枠1の端部位置ま
で戻し、次の鉄筋籠2と緊張ロッド3及び緊張板4との
接続のための待機状態にする。
【0035】一方、チャック装置28はナットランナー
17の回転を停止し、後退させて締結ナット11との係
合状態を解除し、更に、緊張ロッド3のチャック状態を
解除してスライド台62を後退させ、チャック部16及
びナットランナー17を後退させて緊張ロッド3から抜
く。この状態で上下移動フレーム56を上昇させて、次
の工程で送られてくる下型枠1内の鉄筋籠2と緊張ロッ
ド3及び緊張板4との接続のための待機状態にする。
【0036】このようにして、鉄筋籠2と緊張ロッド3
及び緊張板4との接続が終われば、下型枠1はローダな
どで型枠支持台75より次工程に移される。そして、次
工程で下型枠1内への生コンクリートの投入充填を行
い、更に、下型枠1への上型枠のセット及び型締めを行
い、次に、緊張ロッド3に引張力を加えた状態で締結ナ
ット11を締め付けて鉄筋籠2に緊張を与え、その後、
遠心成形等が行われてプレストレスのコンクリート杭状
体を形成する。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法の発明においては、上述の
ように、鉄筋籠の端部の端部金具に周方向に配設した緊
張ボルトを検出センサーにより検出し、次に検出センサ
ーによる緊張ボルトの位置検出のデータに基づいて移動
手段により緊張板を回転させて端部金具に周方向に配設
した緊張ボルトと緊張板に周方向に設けた係合孔との位
置を一致させ、しかる後、移動手段により緊張板を移動
して緊張ボルトの頭部を係合孔に挿通係合して鉄筋籠と
緊張ロッドを接続するので、鉄筋籠の端部に設けた端部
金具の緊張ボルトの位置を自動的に検出し、この緊張ボ
ルトの位置検出に基づいて緊張板を移動して係合孔を緊
張ボルトに自動的に係合できるものであり、このように
鉄筋籠と緊張ロッド及び緊張板との接続が自動的にでき
るので、手作業により行われていた従来例に比べて接続
に要する時間が短く、正確且つ安全に行うことができる
ものである。
【0038】また、検出センサーが検出部に設けた緊張
ボルト検出センサーと係合孔検出センサーとで構成され
ており、検出部の緊張ボルト検出センサーを緊張ボルト
に接近させ、検出部を弧状に回動させて端部金具に周方
向に配設した緊張ボルトを検出すると共に、検出部の緊
張ボルト検出センサーを緊張ボルトの位置に合わせた状
態で緊張板を回転させて係合孔検出センサーにより緊張
板の周方向に配設した係合孔の位置を端部金具の周方向
に配設した緊張ボルトの位置と一致させ、しかる後、緊
張ボルトの頭部を係合孔に挿通係合して鉄筋籠と緊張ロ
ッドを接続するものにおいては、検出センサーを弧状に
回動することで、端部金具の周方向に位置する緊張ボル
トの位置を簡単な方法で確実に検出できるものであり、
しかも、弧状に回動する検出部に係合孔検出センサーが
設けてあるので、検出部を弧状に回動して緊張ボルト検
出センサーにより緊張ボルトの位置を検出した位置で検
出部を停止し、この状態で緊張板を回転させることで、
簡単に係合孔検出センサーにより緊張板の周方向に配設
した係合孔の位置を端部金具の周方向に配設した緊張ボ
ルトの位置と一致させることができ、簡単な方法で、自
動的に緊張ボルトと係合孔との位置合わせをして鉄筋籠
と緊張ロッド及び緊張板との接続が自動的にできるもの
である。
【0039】また、本発明の装置の発明においては、鉄
筋籠の端部の端部金具に周方向に配設した緊張ボルトを
検出し且つ緊張ロッドを回転した際に端部金具に周方向
に配設した緊張ボルトと緊張板に周方向に設けた係合孔
とが一致した状態を検出するための検出センサーと、端
部に緊張板を設けた緊張ロッドを回転し且つ緊張ロッド
を軸方向に移動して係合孔を緊張ボルトの頭部に挿通係
合するための移動手段とを備えていることで、簡単な構
成で、自動的に緊張板の係合孔を端部金具の緊張ボルト
に係合して鉄筋籠と緊張ロッドとを接続できる装置を提
供できるものである。
【0040】また、検出センサーが移動自在となり、該
検出センサーを移動させて緊張ボルトに接近させる手段
として、検出センサーを上下に移動させる上下移動手段
と、緊張ボルトもしくは緊張板に対面して弧状に回動す
る回動手段とを備えているので、検出センサーを上下方
向に移動させて端部金具のセンターから所定の半径(該
半径を持つ円上に緊張ボルトが位置している)となる位
置まで移動し、この位置で上記端部金具のセンターを中
心とする円弧上を回動させることで、簡単な構成で検出
センサーにより端部金具の周方向に設けた緊張ボルトの
位置を検出できる装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の全体を示す一部切欠概略側面図
である。
【図2】同上の可動側の位置決め装置の斜視図である。
【図3】同上の固定側の位置決め装置の斜視図である。
【図4】同上の位置決め装置の正面図である。
【図5】同上の一部破断した正面図である。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の一部省略した側面図である。
【図8】(a)は定規板、回動盤、検出部等を示す側面
図であり、(b)は検出部を示す背面図である。
【図9】同上の定規板、回動盤、検出部等を示す側面図
である。
【図10】同上の回動盤を示す正面図である。
【図11】同上の基準位置検出センサー、押えバンドを
示す正面図である。
【図12】同上のチャック装置の斜視図である。
【図13】同上のチャック装置の正面図である。
【図14】同上のチャック装置の側面図である。
【図15】同上のチャック装置の平面図である。
【図16】同上のチャック部の前後方向の移動構造を説
明するための図面であって、(a)は側面図であり、
(b)は正面図である。
【図17】同上のナットランナーの前後方向の移動構造
を示すための図面であって、(a)は側面であり、
(b)は正面図である。
【図18】下型枠内に鉄筋籠と緊張ロッドとをセットし
て接続した状態の平面図である。
【図19】鉄筋籠の端部に取付ける端部金具を示し、
(a)は断面図であり、(b)は正面図である。
【図20】端部金具と緊張板との接続を説明するための
一部破断した分解側面図である。
【図21】緊張板の正面図である。
【符号の説明】
1 下型枠 2 鉄筋籠 3 緊張ロッド 4 緊張板 5 端部金具 6 緊張ボルト 7 検出センサー 7a 緊張ボルト検出センサー 7b 係合孔検出センサー 8 係合孔 9 移動手段 10 検出部 14 上下移動手段 15 回動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型枠内に設置された鉄筋籠と、鉄筋籠
    に緊張を与える緊張ロッドの端部に連結した緊張板との
    接続方法であって、鉄筋籠の端部の端部金具に周方向に
    配設した緊張ボルトを検出センサーにより検出し、次に
    検出センサーによる緊張ボルトの位置検出のデータに基
    づいて移動手段により緊張板を回転させて端部金具に周
    方向に配設した緊張ボルトと緊張板に周方向に設けた係
    合孔との位置を一致させ、しかる後、移動手段により緊
    張板を移動して緊張ボルトの頭部を係合孔に挿通係合し
    て鉄筋籠と緊張ロッドを接続することを特徴とする鉄筋
    籠への緊張ロッドの接続方法。
  2. 【請求項2】 検出センサーが検出部に設けた緊張ボル
    ト検出センサーと係合孔検出センサーとで構成されてお
    り、検出部の緊張ボルト検出センサーを緊張ボルトに接
    近させ、検出部を弧状に回動させて端部金具に周方向に
    配設した緊張ボルトを検出すると共に、検出部の緊張ボ
    ルト検出センサーを緊張ボルトの位置に合わせた状態で
    緊張板を回転させて係合孔検出センサーにより緊張板の
    周方向に配設した係合孔の位置を端部金具の周方向に配
    設した緊張ボルトの位置と一致させ、しかる後、緊張ボ
    ルトの頭部を係合孔に挿通係合して鉄筋籠と緊張ロッド
    を接続することを特徴とする請求項1記載の鉄筋籠への
    緊張ロッドの接続方法。
  3. 【請求項3】 下型枠内に設置された鉄筋籠と、鉄筋籠
    に緊張を与える緊張ロッドの端部に連結した緊張板との
    接続装置であって、鉄筋籠の端部の端部金具に周方向に
    配設した緊張ボルトを検出し且つ緊張ロッドを回転した
    際に端部金具に周方向に配設した緊張ボルトと緊張板に
    周方向に設けた係合孔とが一致した状態を検出するため
    の検出センサーと、端部に緊張板を設けた緊張ロッドを
    回転し且つ緊張ロッドを軸方向に移動して係合孔を緊張
    ボルトの頭部に挿通係合するための移動手段とを備えて
    成ることを特徴とする鉄筋籠への緊張ロッドの接続装
    置。
  4. 【請求項4】 検出センサーが移動自在となり、該検出
    センサーを移動させて緊張ボルトに接近させる手段とし
    て、検出センサーを上下に移動させる上下移動手段と、
    緊張ボルトもしくは緊張板に対面して弧状に回動する回
    動手段とを備えていることを特徴とする請求項3記載の
    鉄筋籠への緊張ロッドの接続装置。
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