JPH07248039A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ

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JPH07248039A
JPH07248039A JP6204216A JP20421694A JPH07248039A JP H07248039 A JPH07248039 A JP H07248039A JP 6204216 A JP6204216 A JP 6204216A JP 20421694 A JP20421694 A JP 20421694A JP H07248039 A JPH07248039 A JP H07248039A
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shock absorber
piston
control
fluid
control unit
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Kenth Oehlin
アーリン,ケンス
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/06Characteristics of dampers, e.g. mechanical dampers
    • B60G17/08Characteristics of fluid dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
    • F16F9/465Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall using servo control, the servo pressure being created by the flow of damping fluid, e.g. controlling pressure in a chamber downstream of a pilot passage

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部付加部材を設ける必要がなく、ショック
容量を連続的に変化させることができ、走行状況に対応
して連続的かつ速やかに制御することが可能なショック
アブソーバを提供することを目的とする。 【構成】 コンピュータ形式の、またはコンピュータを
有する外部制御ユニット(39)により制御することが
できるソレノイドバルブ形式の制御機構(17)が設け
られ、制御ユニットから受ける制御インパルス(i1)
により、流体をピストン高圧側からピストン低圧側に伝
達する唯一の第2チャンネル通路(24、25)の断面
積を伸縮両方向にそれぞれ連続的に変化させ、この第2
チャンネル通路の断面積の変化によりショック吸収容量
の変化を得ることができるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばコンピュー
タ形式の、またはコンピュータを含む外部制御ユニット
からの制御インパルスによって、ソレノイドバルブ形式
の制御機構により制御されるサーボ作用により、ショッ
クアブソーバのショック吸収容量を変化させることを可
能にするための手段に関するものである。この場合のシ
ョックアブソーバは、流体または流体とガスで作用する
シリンダと、およびシリンダ内に配置され、少なくとも
1つの流路が設けられたピストンとからなり、流体をピ
ストンの一方の側面から他方の側面に伝達することがで
き、その逆も同様である。
【0002】
【従来の技術】ショックアブソーバは移動質量からの力
を吸収する必要がある種々の場合に使用される。その例
としては、自動車、たとえばオートバイおよびモータカ
ーのためのショックアブソーバを掲げることができ、こ
こではショックアブソーバがホイールとシャシー間に取
り付けられ、車両を運転する面の不規則性に関係なく、
シャシーのガタつきのない適当な移動を生じさせる。
【0003】その他の例としては、遠心力を受ける回転
質量について固定面に対するショック吸収を提供するこ
とが要求される場合がある。
【0004】ショックアブソーバに一定の抵抗、すなわ
ちショック吸収容量をもたせることは従来開示されてい
る。ショックアブソーバに交換または付加要素部分を設
け、車両を運転する場合のショック吸収容量に関する最
適結果を提供することも従来開示されている。
【0005】外部制御ユニットによってショック吸収容
量を変化させることも従来開示されており、制御ユニッ
トはコンピュータユニットまたは計算機などからなるも
のであってもよく、それを含むものであってもよい。前
述した制御ユニットはこの場合は、ドライバの動作によ
って制御される車両の運転状態に関する情報を受ける。
【0006】たとえば、制御ユニットは車両の速度、エ
ンジンによって伝達されるトルク、および速度変化およ
び傾度などに関する情報を受けるようにしてもよい。こ
の情報により、制御ユニットはあらゆる時間のショック
アブソーバの最適ショック吸収作用を算出し、ショック
アブソーバを制御し、算出によって決定されるショック
吸収を提供する。
【0007】
【従来技術の問題点および発明の目的】外部制御ユニッ
トを有するシステムでは、ショックアブソーバの種々の
作用がショックアブソーバの構造に組み込まれているシ
ョックアブソーバのための技術的に簡単な構造を達成す
ることを可能にすることが望まれる。たとえば、オート
バイの場合、ショックアブソーバの部分をなすか、また
はそれに接続せねばならない外部要素を避けることを可
能にすることが望まれる。
【0008】したがって、その目的はショック吸収容量
を変化させるための前述した構成を設けるという要求が
あるために、外部付加部材を設けたりその他の設計変更
が必要になることがないショックアブソーバのための構
造を得ることにある。また従来装置ではショック吸収容
量(減衰力)が不連続に変化するため、その製造時に所
定のショック吸収容量が得られるように多数のファクタ
を精密に設定しなければならず、生産性も悪くなるとい
う問題もあった。従って本発明の他の目的は生産時にシ
ョック吸収容量を精密に設定する必要がないショックア
ブソーバのための手段を得ることである。
【0009】さらに車両などでは走行状況によりショッ
クアブソーバの望ましい抵抗は変化するが、従来装置で
は走行状況に応じた細かい制御、特に連続的な制御は不
可能であった。従って本発明の他の目的は、ショックア
ブソーバの抵抗を走行状況に対応して連続的かつ速やか
に制御することが可能なショックアブソーバのための手
段を得ることである。
【0010】
【発明の構成】この発明の目的は、特にこれらの問題を
解決する手段を提供することにあり、新規な手段の特徴
とみなすことができるのは、前述した制御ユニット(3
9)により制御することができる唯一の制御機構(1
7)が設けられ、制御ユニット(39)から受ける制御
インパルス(i1)に応じて通路(24、25)の断面
積を伸縮両方向にそれぞれ連続的に変化させることがで
き、この通路断面積の変化を生じさせると、前述したシ
ョック吸収容量の変化を得ることができるよう構成され
ているということである。
【0011】この発明の思想の展開は、特に唯一の制御
機構(17)の構造に基づく。したがって、好ましい実
施例では、電気制御サーボバルブ(31)を形成するこ
とが企図される。前記バルブ(31)は外部制御ユニッ
ト(39)により伸縮両方向に対応して別々に制御され
る電気制御信号を受け、制御信号によって流体のサーボ
力を伸縮両方向に発生させる流れを生じさせ、前記流体
の流れは流路の断面積の大きさを決定する機構に作用す
る。
【0012】前述した展開は、前述した基礎概念に対応
させるようにしたチェックバルブの構成に立脚する。し
たがって、流体の流れの方向はそれ自体の対のチェック
バルブによって与えられる。さらに、各流れの方向にお
いて、流体を2つの平行チャンネル(第1および第2チ
ャンネル)に導くことができる。唯一の制御機構(1
7)のバルブ(31)が第1チャンネル(26、27)
の制御流体の流れを決定し、ここに使用されるメンブレ
ン(29)の位置を決定する。メンブレン(29)は他
方の唯一の第2チャンネル(24、25)のマスター流
体の流れを決定するバルブ(30)に接続されている。
【0013】制御機構(17)は外部制御ユニット(3
9)から伸縮両方向に対応して電気接続機構を介して制
御され、接続機構はこの場合は前記ピストンとショック
アブソーバの外側間にのびる1つまたはそれ以上の電気
コンダクタを有するものであってもよい。ショックアブ
ソーバには必要なパラメータ情報を制御ユニット(3
9)に伝達するセンサ機構(37、38、51)が設け
られる。前述したパラメータ情報はピストンの位置、移
動および移動方向に関する情報であってもよい。
【0014】制御ユニット(39)はこの場合はコンピ
ュータユニット(40)からなるものであることが好ま
しい。自動車に取り付けられるショックアブソーバの場
合、コンピュータユニット(40)はガス供給、車両ギ
ヤボックスおよび車両ブレーキなどに関する情報を受け
る。
【0015】
【実施例】図1において、ショックアブソーバは参照符
号(1)によって示されている。ショックアブソーバの
基礎構造は従来開示されている種類のものであってもよ
い。このようなショックアブソーバの一例は公開市場で
販売されているオーリンス(Ohlins)“ガスショック”
ショックアブソーバである。この種類のショックアブソ
ーバはシリンダ(2)、およびその内側に配置されたピ
ストン(3)、およびそのピストンロッド(4)を有す
るものであってもよい。
【0016】シリンダ(2)およびピストンロッド
(4)には、コイルスプリング(7)を受けるためのシ
ート(5)および(6)が設けられている。シリンダに
はそれをシャシーに固定するためのアタッチメント機構
(8)が設けられ、このシャシーはここでは参照符号
(9)によって象徴的に示されている。ピストンロッド
の自由端には、たとえばホイールなどの機構に固定する
ための対応するアタッチメント(10)が設けられてい
る。ホイールなどの機構はここでは参照符号(11)に
よって象徴的に示されている。シート(6)はピストン
ロッドの移動に追随する。
【0017】ピストン(3)に加えて、図1に示されて
いるショックアブソーバにはフリーピストン(12)が
設けられ、これはシリンダ内の流体(13)と対面する
一方の側面(12a)、およびシリンダ内のガス(1
4)と対面する他方の側面(12b)を有する。シリン
ダのガス側は接続部材(16)を介してアキュムレータ
(15)に接続されている。
【0018】ショックアブソーバの基礎的な機能につい
ては、それ自体はすでに周知であり、ここではその詳細
は記載しない。確立する必要があるのは、図1のピスト
ン(3)に流通通路が設けられ、これはピストンの一方
の側面(3a)の流体をピストンを通過させ、その他方
の側面(3b)に導くことを可能にし、その逆も同様で
あるということである。ショックアブソーバによって提
供されるショックアブソーバ吸収効果は、特にピストン
の側面(3a)および(3b)間の緊縮部分(しぼり)
として作用する前述した流路の存在によって生じる。
【0019】この発明の思想によれば、前述した流路を
可変性のものにせねばならない。この目的で、制御機構
は図1には示されていない外部制御ユニットから受ける
制御インパルスに応じてピストンを前記側面(3a)お
よび(3b)間の通路の断面積を変化させることができ
るよう構成される。ここに示されている代表的実施例の
制御機構は、前記制御ユニットからの電気信号によって
制御することができる種類のものである。制御機構もサ
ーボ作用をもって動作し、小さい制御信号によって通路
の変化を生じさせることができる。
【0020】代表的実施例では、制御機構は制御バルブ
(17)を有し、これは普通のソレノイドバルブの形式
のものであることが好ましい。前記ソレノイドバルブの
巻線(18)は前記制御ユニットにワイヤ(19)を介
して接続され、図示されている実施例ではその数は2つ
である。
【0021】ピストン(3)の一方の側面から他方への
流れの方向はそれ自体の対のチェックバルブによって与
えられる。したがって、側面(3a)から側面(3b)
への流れの方向はチェックバルブ(20)および(2
1)によって与えられる。他方の流れの方向は対のチェ
ックバルブ(22)、(23)によって与えられる。2
つの平行流れチャンネルすなわち第2チャンネル(2
4)、(25)および第1チャンネル(26)、(2
7)が前記対のチェックバルブに設けられている。これ
に加えて、ピストンに内部空間(28)が設けられ、そ
の空間(28)内にメンブレン(29)が配置されてい
る。
【0022】メンブレンにはバルブ(30)がしっかり
と固定されていることが好ましい。前記バルブ(30)
は第2チャンネル(24)、(25)内に配置され、こ
れはピストンの側面(3a)および(3b)間のメイン
通路の一部を形成し、ここにマスタ流体が流れる。ソレ
ノイドバルブのニードル(31)が第1チャンネル(2
6)、(27)内に配置され、これは制御機構(17)
のサーボ作用のための制御通路(コントロール通路)を
形成する。
【0023】たとえば、側面(3a)上の流体圧力がピ
ストンの側面(3b)上の流体圧力を越えると、流体は
ニードル(31)の調整に応じてチェックバルブ(2
0)から前記流路(24)、(25)および(26)、
(27)を通り、チェックバルブ(21)を通り、排出
される。ニードルの調整に対応する流体流れは第1チャ
ンネル(26)、(27)内に形成される。流れに対応
する力(サーボ力)がメンブレン(29)に作用し、こ
れは第1チャンネル(24)、(25)のバルブ(3
0)を制御する。
【0024】巻線(18)によってニードル(31)が
操作され、流路(26)、(27)が完全に閉じられる
と、制御流れ(コントロールフロー)が生じず、バルブ
(30)は第2チャンネル(24)、(25)を完全に
閉じた状態に保つ。ニードル(31)に対する小さい作
用が小さい制御流れ(コントロールフロー)を生じさ
せ、これは図面に示されているようにメンブレン(2
9)にそれに対応する下方向の小さい作用を生じさせ、
第2チャンネル(24)、(25)のバルブ(30)を
開くことを可能にする。
【0025】ニードル(31)に対する作用が最大にな
ると、制御流れ(コントロールフロー)が最大になり、
メンブレンおよびバルブ(30)に対する対応する作用
も最大となる。これはメイン通路となる第2チャンネル
(24)、(25)などに最大の流れを許容する。
【0026】ピストンの側面(3a)に対し側面(3
b)上に正の圧力が加えられると、代わって対のチェッ
クバルブ(22)、(23)が作用する。その作用は前
述したところと同様であるが、メインチャンネル(第2
チャンネル)(24)、(25)の流れの方向は反対で
ある。側面(3a)から側面(3b)への流れの方向は
図2の矢印(32)、(32’)によって示され、反対
の流れの方向は図3の矢印(33)、(33’)によっ
て示されている。図2および図3の両方の流れに対して
制御チャンネルの流れの方向が矢印(34)、(3
4’)によって示されている。
【0027】前述したメンブレン(29)は移動アタッ
チメント(29a)によって空間(28)内にたわむこ
とができるよう支持されている。これらのアタッチメン
ト(29a)はたとえば問題の流体に耐えるに充分な強
度のプラスチック材料の従来開示されている種類のサス
ペンションスプリング取付部材からなるものであっても
よく、流体は液圧オイルであってもよい。
【0028】メンブレン(29)のスプリング取付部材
はこの場合はメンブレンの上および下面間にシールが設
けられ、制御圧力によって生じる負の圧力が前述したと
ころに従ってメンブレンに作用することができるよう構
成されている。前述した対のチェックバルブ(20)、
(21)および(22)、(23)は従来開示されてい
る種類のチェックバルブであってもよい。前述した通路
またはチャンネルをピストン材料の内孔によって設ける
ことができ、前記内孔は従来知られている様式で形成さ
れる。
【0029】図示されているワイヤ(19)はピストン
ロッド(4)の中央チャンネル(4a)内に導かれてい
る。実際にはコンダクタをピストンロッド(4)の外面
上に設置することも可能である。図1ではコンダクタ
(19)の出口が側面チャンネル(35)によって形成
されている。コンダクタを垂下させる方法において、ピ
ストンロッドとシリンダ間の最大相対移動を生じさせる
に十分な自由遊びが提供される。このコンダクタの垂下
については、これをコンダクタの摩耗を生じさせない従
来開示されている様式で達成してもよい。
【0030】前述したところに従って、ショックアブソ
ーバは信号を逆に前記外部制御ユニットに伝達すること
ができる。この情報は外部制御ユニットにショックアブ
ソーバが設置される位置、すなわちピストンと作用シリ
ンダの相対位置を報知するものであることが好ましい。
この情報は外部制御ユニットによってシャシー(9)と
ユニット(11)間の移動の速度、および各端位置に達
するまでの残りのサスペンション行程の長さなどを決定
するためのものとして使用される。帰還信号を付加コン
ダクタ(36)を介して伝達してもよく、その数は1
つ、2つまたはそれ以上であってもよい。
【0031】図示されている代表的実施例では、機構
(37)がこの目的でシリンダ(21)の端面(2a)
上に配置されている。前記機構(37)は従来開示され
ている種類のものであってもよく、これはピストンとシ
リンダの相対移動の速度に関する情報を提供する。シリ
ンダに端位置センサ(38)を取り付け、これをコンダ
クタ(38a)を介して外部制御ユニット(39)に接
続してもよい。便宜上、図面には1つの端位置センサだ
けが示されている。
【0032】前述した外部ユニット(39)は従来開示
されている種類のマイクロコンピュータの形式のもので
あってもよい。マイクロコンピュータは図4に示され、
これは車両上の適当な位置に配置されていてもよい。使
用することができるコンピュータの形式の1例は記号6
805でモトローラ(Motorola)によって公開
市場で販売されているマイクロコンピュータである。マ
イクロコンピュータは図4に参照符号(40)によって
示され、これは従来開示されている様式ではその関係メ
モリ、例えば同一チップ内に配置されたROMおよびR
AMメモリを有するCPUからなる。
【0033】ショックアブソーバを制御するプログラム
はROMメモリに導入される。このメモリは問題の制御
作用のためのプログラムに要求される情報を保持する記
憶定数を含むこともできる。さらにRAMメモリを算出
変数の任意記憶に使用してもよい。電気装置は従来開示
されている種類の電流アンプ(41)も含む。このアン
プはSTD形式のもので、前記制御信号に関係する制御
機構(17)、(18)を提供するためのものである。
電流アンプはショックアブソーバの電力要求をマイクロ
コンピュータの電力出力に整合されるためのアダプタ回
路とみなすことができる。マイクロコンピュータへの電
力供給は車両の電力発生機構(42)からなされる。
【0034】マイクロコンピュータはドライバによって
決定される車両の運転状態に関する情報を提供すること
ができる1つまたはそれ以上の機構に接続されている。
情報を提供する機構の1例はガス供給システム(43)
であり、これはバルブ(44)によって燃料ライン(4
5)の燃料の供給を制御する。他の例は速度についての
情報を与える車両の機構であり、これは車両のギヤボッ
クス(46)であってもよく、この場合はギヤレバー
(47)の位置およびギヤボックス内の回転ユニットか
らの情報を得ることができる。
【0035】これに関する第3情報提供機構は車両の1
つまたはそれ以上のブレーキ(48)である。各機構
(43)、(46)および(48)には問題の情報を提
供する1つまたはそれ以上のセンサ(49)、(50)
が取付けられている。図面にはマイクロコンピュータ
(40)からショックアブソーバへの制御信号が(i
l)によって示され、ショックアブソーバからマイクロ
コンピュータへの帰還信号は(i2)によって示されて
いる。
【0036】前述したセンサにより、情報がマイクロコ
ンピュータに供給され、この情報に基づき、コンピュー
タはたとえば車両の速度、エンジンによって伝達される
トルク、および速度変化(加速または減速)、すなわち
ドライバの影響によってもたらされる車両の運転状態を
算定することができる。前述したクオンティティ(qu
antities)またはパラメータにより、マイクロ
コンピュータは制御機構の制御によってショックアブソ
ーバの抵抗、すなわちショック吸収容量を調節し、あら
ゆる時間の最適作用を達成することができる。情報がマ
イクロコンピュータとショックアブソーバ間に伝達され
る速度を高くすることができ、たとえば秒当たり100
000個の情報が得られるようにしてもよい。
【0037】種々の場合に使用されるセンサの構成およ
び数については、これを広範囲に変化させることができ
る。しかしながら、その目的はマイクロコンピュータに
常時ドライバの動作または企図に関する十分な情報を提
供し、車両の有効な性能を活用することを可能にするこ
とである。
【0038】前述した手段により、ショックアブソーバ
の抵抗をこの車両の性能に関連付けることが可能であ
る。ショックアブソーバの抵抗はショックアブソーバの
製造のとき特定される多数の種々のファクタ間の折衷的
なものである必要はなく、今や連続歴に最適値化するこ
とができる。これは多くの種々の点に関してロードホー
ルディングの著しい改良ができることを意味する。たと
えば良好なブレーキ能力、一層良好な加速および一層良
好なコーナリング能力などの機能の1つまたはそれ以
上、またはすべての機能に関してロードボールディング
を改良することができるということを意味する。
【0039】前述したセンサ機構はピストンロッド
(4)の外面上のコードディスク機構(38b)を有す
るものであってもよい。前記機構(37)、たとえばフ
ォトトランジスタ機構によって前記コードディスクの位
置を走査することができる。
【0040】センサ機構(37)、(38)に代えて、
またはそれに加えて、たとえば2つのコンダクタ(5
2)を介して外部制御ユニットに接続された圧力モニタ
リング機構(51)で圧力をモニタリングすることによ
ってシリンダ(2)間の相対移動により圧力変化はマイ
クロコンピュータによってきわめて短い時間間隔でモニ
タリングされ、マイクロコンピュータはこの方法でシリ
ンダに対するピストンの速度、位置を算出することがで
きる。
【0041】アキュムレータ(15)がない場合、ピス
トン(12)はシリンダ(2)内に配置される。アキュ
ムレータ(15)がある場合、これは移動ピストン(1
2’)からなり、この場合はシリンダのピストン(1
2)を省略してもよい。アキュムレータがない場合、圧
力機構(51)はシリンダ(2)内に配置される。
【0042】ソレノイドバルブ(17)は凹部(53)
内に配置され(図3)凹部(53)は被覆および保持機
構(54)によって被覆されている(図2)。ピストン
は分離面を有し、ピストンの部分は従来開示されている
図示されていない様式、たとえばボルトによって互いに
保持されている。
【0043】制御機構はピストン内の保護位置を有す
る。ピストンの上および下面間のメイン流体はさらされ
ない。制御機構は少くとも普通の運転条件ではピストン
の上および下面間の圧力差から本質的に独立して制御通
路を制御する。この発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、請求の範囲の概念および発明の思想内
で変形を加えてもよい。
【0044】
【発明の効果】前述した提案により、ショック吸収容量
を変化させる前述した構成を導入したにもかかわらず、
ショックアブソーバは比較的小さい外形寸法で整然とし
た構造を保つことができる。さらに、逆に動力消費を比
較的小さくするために信頼性のある異なる実施例を得る
ことができ、これはとりわけ自動車にとってきわめて重
要である。
【0045】またこの発明によればソレノイドバルブ形
式の唯一の制御機構によりサーボ作用を伸縮両方向に対
応して連続的に変化させることにより、ショック吸収容
量を連続的に変化させることができる。このためショッ
クアブソーバの生産時に減衰力を決める多数のファクタ
を精密に設定しなくても、ソレノイドバルブ形式の制御
機構のサーボ作用をコンピュータなどで制御することに
より所定のショック吸収容量(減衰力)を設定できる。
すなわち生産性が向上する。
【0046】さらにソレノイドバルブ形式の制御機構に
よるサーボ作用によりショック吸収容量は連続的にかつ
速やかに制御できるから、車両に適用した場合には走行
状況に応じてショック吸収容量を制御して車両の有効な
性能を十分に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体とガスで作用するショックアブソーバの側
面図
【図2】図1ショックアブソーバのピストンの構造、お
よびピストンの第1側面からその第2側面への第1流体
流れを示す図1よりも拡大した断面図
【図3】図1のピストンの構造、およびピストンの第2
側面から第1側面への第2流体流れを示す断面図
【図4】図1のショックアブソーバの電子要素の構造を
示す基礎ダイヤグラム
【符号の説明】
1 ショックアブソーバ 2 シリンダ 3 ピストル 17 ソレノイドバルブ形式の制御機構 20、21、22、23 チェックバルブ 24、25 メイン通路を形成する第2チャンネル 26、27 コントロール通路を形成する第1チャンネ
ル 30 バルブ 39 外部制御ユニット 40 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ(40)の形式の、または
    コンピュータ(40)を有する外部制御ユニット(3
    9)からの制御インパルスによってショック吸収容量を
    変化させることを可能にするショックアブソーバ(1)
    であって、前記ショックアブソーバ(1)は流体(1
    3)、(13a)または流体(13)、(13a)とガ
    ス(14)とで作用するシリンダ(2)、および前記シ
    リンダ(2)内に配置され、少なくとも1つの通路が設
    けられているピストン(3)を備え、流体を前記ピスト
    ンの一方の高圧側の側面(3a)からチェックバルブ
    (20、21)または(22、23)を介して前記ピス
    トンの他方の低圧側の側面(3b)に伝達することがで
    きる唯一の第2チャンネル(24、25)を設け、前記
    ピストン(3)の一側面の高圧側流体が導かれる唯一の
    空間(28)と前記ピストン(3)の他側面の低圧側流
    体との間に介在する唯一のソレノイドバルブ(31)に
    よって前記空間(28)の圧力を前記制御ユニット(3
    9)によって制御し、前記空間(28)の圧力変化によ
    り前記第2チャンネル(24、25)を開閉する唯一の
    バルブ(30)を作動させるサーボ作用を持ったソレノ
    イドバルブ形式の唯一の制御機構(17)を設け、前記
    制御ユニット(39)から受ける制御インパルス(i
    l)に応じて前記第2チャンネル(24、25)の断面
    積をショックアブソーバの伸縮両方向に対応しそれぞれ
    連続的に変化させ、これによって前記ショック吸収容量
    を伸縮両方向に連続的に変化させるよう構成されている
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】 前記唯一の制御機構(17)はピストン
    (3)に設けられている請求項1のショックアブソー
    バ。
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