JPH07247913A - エンジンの排気還流装置 - Google Patents

エンジンの排気還流装置

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JPH07247913A
JPH07247913A JP6038731A JP3873194A JPH07247913A JP H07247913 A JPH07247913 A JP H07247913A JP 6038731 A JP6038731 A JP 6038731A JP 3873194 A JP3873194 A JP 3873194A JP H07247913 A JPH07247913 A JP H07247913A
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JP
Japan
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valve
passage
pressure
egr valve
egr
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JP6038731A
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English (en)
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Toshifumi Nishimura
利文 西村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの排気還流装置において、ダイヤフ
ラム式EGR弁の開度が過敏に変化するハンチングを防
止する。 【構成】 EGR弁5のダイヤフラム室8に駆動圧力を
導く負圧通路(駆動圧通路)20と、負圧通路20の開
弁割合を調節してEGR弁5の開度を運転状態に応じて
設定された目標値に近づけるデューティ制御弁(圧力調
節手段)13と、負圧通路20に対してデューティ制御
弁13とEGR弁5の間に連通する蓄圧タンク21を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排気還流装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジン等にあっては、排気ガ
ス中の有害成分であるNOxの発生を抑制するために、
吸気管に不活性の排気ガスを再循環させる、いわゆる排
気還流装置が設けられている。
【0003】この排気還流装置として、従来例えば図5
に示すようなものがある(特公昭63−9103号公
報、特開昭64−66459号公報、参照)図におい
て、43はエンジンの排気通路と吸気通路41を結ぶE
GR通路であり、EGR通路43の途中にはダイヤフラ
ム式のEGR弁44が介装される。EGR弁44の開度
が大きくなるほど、EGR通路43を介して吸気通路4
1に還流される排気還流量は増大する。
【0004】EGR弁44のダイヤフラム室53に電磁
弁47を介して負圧通路45に連通するとともに、電磁
弁48を介して大気開放口49に連通する。EGR弁4
4はダイヤフラム室53に導かれる負圧が強くなるのに
伴ってリターンスプリング59に抗して開弁するように
なっている。
【0005】EGR弁44の開度を検出する接触型リフ
トセンサ50が設けられ、リフトセンサ50からの出力
がコントロールユニット51に送られる。コントロール
ユニット51は、エンジン回転数センサ61、負荷セン
サ62等の検出値から予め設定されたマップ60の内容
にしたがってEGR弁44の開度の目標値が算出され、
リフトセンサ50によって検出された開度が目標値に近
づくように各電磁弁47,48の開弁割合を調節する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、各電磁弁47,48の開弁割
合を調節してダイヤフラム室53に導かれる圧力を調節
して、EGR弁44の開度を運転状態に応じて設定され
た目標値に精密に近づける構造のため、EGR弁44の
開度変化が小さい定常時においても、各電磁弁47,4
8の開閉作動が行われることにより、EGR弁44の開
度が過敏に変化するハンチングが起きやすく、リフトセ
ンサ50の摺動部が摩耗して、その検出精度が経時的に
悪化する可能性がある。
【0007】本発明は上記の問題点に着目し、エンジン
の排気還流装置において、ダイヤフラム式EGR弁の開
度が過敏に変化するハンチングを防止することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエンジン
の排気還流装置は、エンジンの排気通路と吸気通路を結
ぶEGR通路と、EGR通路の途中に介装されるダイヤ
フラム式EGR弁と、EGR弁のダイヤフラム室に駆動
圧力を導く駆動圧通路と、駆動圧通路の開弁割合を調節
してEGR弁の開度を運転状態に応じて設定された目標
値に近づける圧力調節手段と、駆動圧通路に対して圧力
調節手段とEGR弁の間に連通する蓄圧室とを備える。
【0009】請求項2記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項1記載の発明において、駆動圧通路と蓄圧室
の連通を遮断する電磁弁と、EGR弁の開度変化が少な
い定常時と、EGR弁の開度変化が大きい過渡時を判定
する手段と、定常時に電磁弁を開弁し、かつ過渡時に電
磁弁を閉弁させる制御手段とを備える。
【0010】請求項3記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項2記載の発明において、駆動圧通路と蓄圧タ
ンクの間に電磁弁と並列に介装される一方向弁を備え
る。
【0011】請求項4記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項3記載の発明において、一方向弁と直列に介
装されるオリフィスを備える。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明において、圧力調節手段が
駆動圧通路の開弁割合を調節して、EGR弁のダイヤフ
ラム室に導かれる圧力を変化させることにより、EGR
弁の開度を運転状態に応じて設定された目標値に近づけ
る。
【0013】蓄圧室が駆動圧通路に連通し、圧力調節手
段とEGR弁のダイヤフラム室間の空間容積を大きくす
ることにより、圧力調節手段の開度変化に伴う圧力変動
が緩和される。これにより、EGR弁のダイヤフラムが
過敏に変位するハンチングが防止される。
【0014】請求項2記載の発明において、EGR弁の
開度変化が小さい定常時に、電磁弁を開弁することによ
り、蓄圧室が駆動圧通路に連通し、圧力調節手段とEG
R弁のダイヤフラム室間の空間容積を大きくする。これ
により、EGR弁のダイヤフラムが過敏に変位するハン
チングが防止される。
【0015】EGR弁の開度が大きく変化する過渡時
に、電磁弁が閉弁することにより、圧力調節手段とEG
R弁のダイヤフラム室間の空間容積を小さくする。これ
により、圧力調節手段の開度変化に伴ってダイヤフラム
室に導かれる圧力を応答性良く変化させることが可能と
なり、EGR量を運転状態に応じて適確に制御すること
ができる。
【0016】請求項3記載の発明において、EGR弁の
開度が大きく変化する過渡時に、電磁弁が閉弁しても、
一方向弁が開弁して蓄圧室の圧力をダイヤフラム室の圧
力に近づける。これにより、過渡時から定常時に移行し
て再び電磁弁が開弁する時に、蓄圧室の圧力がダイヤフ
ラム室に導かれても、EGR弁の開度が一時的に不足し
たり、あるいは過大になることを防止できる。
【0017】請求項4記載の発明において、EGR弁の
開度が大きく変化する過渡時に、電磁弁が閉弁しても、
一方向弁が開弁し、蓄圧室の圧力はオリフィスを介して
徐々に変化し、ダイヤフラム室の圧力に近づく。オリフ
ィスを介して蓄圧室の圧力が緩やかに変化することによ
り、ダイヤフラム室に導かれる圧力を応答性良く変化さ
せることが可能となり、EGR量を運転状態に応じて適
確に制御することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0019】図1はディーゼルエンジン1に備えられる
排気還流装置の概略を示している。エンジン1の排気通
路3と吸気通路2を結ぶEGR通路4が設けられ、EG
R通路4の途中にはダイヤフラム式のEGR弁5が介装
される。
【0020】EGR弁5は、ダイヤフラム室8に導かれ
る負圧が強くなるのに伴ってリターンスプリング19に
抗して開弁するようになっている。EGR弁5の開度が
大きくなるほど、EGR通路4を介して吸気通路2に還
流される排気還流量は増大する。
【0021】EGR弁5を開弁する駆動圧を導入する駆
動圧通路として、EGR弁5のダイヤフラム室8と負圧
ポンプ9を連通する負圧通路20が配設される。負圧ポ
ンプ9はエンジン1によって駆動される。
【0022】負圧通路20の開弁割合を調節する圧力調
節手段として、負圧通路20の途中にはデューティ制御
弁13が介装される。負圧通路20の負圧ポンプ9とデ
ューティ制御弁13の間には、オリフィス10が介装さ
れる。負圧通路20のデューティ制御弁13とダイヤフ
ラム室8の間には、オリフィス12を介して大気圧を導
入する大気圧通路14が接続される。デューティ制御弁
13の開弁時間割合を制御して、負圧ポンプ9からEG
R弁5のダイヤフラム室8に導かれる負圧が大気圧通路
14から導かれる大気圧で適宜に希釈されることによっ
て、EGR弁5の開度が調節される。
【0023】EGR弁5の開度を検出するリフトセンサ
6が設けられる。リフトセンサ6はEGR弁5のダイヤ
フラム7に連動する摺動子のストローク位置を検出する
接触型のものが用いられる。
【0024】リフトセンサ6からの出力がコントロール
ユニット17に送られる。コントロールユニット17
は、エンジン回転数Ne、負荷(燃料噴射ポンプのコン
トロールレバー開度)Vcl、冷却水温度等の検出値か
ら予め設定されたマップの内容にしたがってEGR弁5
の開度の目標値Ltが算出され、リフトセンサ6によっ
て検出された開度Lsが目標値Ltに近づくようにデュ
ーティ制御弁13の開度を制御するようになっている。
【0025】負圧通路20のデューティ制御弁13とダ
イヤフラム室8の間には、蓄圧タンク21が接続され
る。蓄圧タンク21は所定の容積を有する密閉空間であ
る蓄圧室を画成する。
【0026】負圧通路20と蓄圧タンク21の間には、
両者の連通を遮断する電磁弁16が介装される。電磁弁
16は、通電状態で負圧通路20と蓄圧タンク21を連
通するポジションに保持され、非通電状態で負圧通路2
0と蓄圧タンク21の連通を遮断するポジションに保持
される。
【0027】コントロールユニット17は、エンジン負
荷Vclの検出信号に基づいて、エンジン負荷Vclの
変化量が所定値以下の定常時を判定し、定常時に電磁弁
16を開弁し、エンジン負荷Vclの変化量が所定値よ
り大きい過渡時に電磁弁16を閉弁する制御を行うよう
になっている。
【0028】図2のフローチャートはコントロールユニ
ット17において実行されるEGR弁5の開度と、電磁
弁16の開閉を制御するプログラムを示しており、これ
は一定周期毎に実行される。
【0029】まずステップ20でエンジン回転数Ne
を、ステップ21でエンジン負荷Vclを読込む。
【0030】次に、ステップ22で一定時間内における
エンジン負荷Vclの変化量が所定値以下かどうかを判
定する。
【0031】エンジン負荷Vclの変化量が所定値以下
の定常時と判定された場合は、ステップ26に進んで、
電磁弁16を開弁する。
【0032】一方、エンジン負荷Vclの変化量が所定
値より大きい過渡時と判定された場合は、ステップ23
に進んで、電磁弁16を閉弁する。
【0033】続いて、ステップ24に進んで、予め記憶
されたマップの内容にしたがってエンジン回転数Ne、
負荷Vclおよび冷却水温度に応じてEGR弁5の開度
の目標値Ltが算出される。
【0034】続いて、ステップ25に進んで、リフトセ
ンサ6によって検出された開度Lsを読込む。
【0035】続いて、ステップ27に進んで、リフトセ
ンサ6によって検出された開度Lsが目標値Ltに近づ
くように、偏差(Ls−Lt)に基づいたPI制御量を
算出し、デューティ制御弁13の開度をデューティ制御
する。
【0036】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0037】検出開度Lsが目標値Ltより小さい場
合、デューティ制御弁13の開弁時間割合を増大し、E
GR弁5のダイヤフラム室8に導かれる負圧が高められ
ることにより、EGR弁5はリターンスプリング19に
抗して開弁し、EGR通路4を介して吸気通路2に還流
される排気還流量は増大する。
【0038】逆に、検出開度Lsが目標値Ltより大き
い場合、デューティ制御弁13の開弁時間割合を減少
し、EGR弁5のダイヤフラム室8に導かれる負圧が弱
められることにより、EGR弁5はリターンスプリング
19の付勢力により閉弁し、EGR通路4を介して吸気
通路2に還流される排気還流量は減少する。
【0039】EGR弁5の開度変化が小さい定常時、電
磁弁16を開弁することにより、蓄圧タンク21が負圧
通路20に連通し、デューティ制御弁13とEGR弁5
のダイヤフラム室8間の空間容積を拡大し、デューティ
制御弁13の開度変化に伴う圧力変動が緩和される。こ
れにより、定常時にEGR弁5のダイヤフラム7が過敏
に変位するハンチングが防止される。この結果、リフト
センサ6の摺動部が摩耗することを抑えられ、リフトセ
ンサ6の検出精度が経時的に悪化すること防止できる。
【0040】EGR弁5の開度が大きく変化する過渡時
は、電磁弁16が閉弁することにより、デューティ制御
弁13とEGR弁5のダイヤフラム室8間の空間容積を
小さくする。これにより、デューティ制御弁13の開度
変化に伴ってダイヤフラム室8に導かれる圧力を応答性
良く変化させることが可能となり、EGR量を運転状態
に応じて適確に制御することができる。
【0041】次に、図3に示す他の実施例について説明
する。なお、図1との対応部分には同一符号を用いて説
明する。
【0042】負圧通路20と蓄圧タンク21の間には、
両者の連通を遮断する電磁弁16と並列に一方向弁23
が介装される。
【0043】一方向弁23は負圧通路20の負圧が蓄圧
タンク21より高いときに開弁し、逆に負圧通路20の
負圧が蓄圧タンク21より低いときに閉弁する。
【0044】一方向弁23と直列にオリフィス22が介
装される。
【0045】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0046】エンジン1の運転状態がEGR弁5の開度
が小さい定常時からEGR弁5の開度が大きい定常時に
移行する過渡時に、電磁弁16が閉弁されると、負圧通
路20の負圧が上昇するのに伴って一方向弁23が開弁
し、オリフィス22を介して蓄圧タンク21の負圧も負
圧通路20に追従して上昇し、EGR弁5の開度が大き
い定常時に移行してから電磁弁16が再び開弁されるま
での間に、蓄圧タンク21の圧力はダイヤフラム室8の
圧力に近づく。
【0047】これにより、EGR弁5の開度が大きい定
常時に移行してから電磁弁16が開弁するとき、蓄圧タ
ンク21の圧力がダイヤフラム室8に導かれてダイヤフ
ラム室8の負圧が希釈されることが防止され、EGR弁
5の開度Lsを乱すことがなく、EGR量を適確に制御
することができる。すなわち、EGR弁5の開度を増大
させた直後に電磁弁16の開弁に伴ってEGR弁5の開
度が一時的に不足することが防止され、NOx排出量を
低く抑えることができる。
【0048】また、一方向弁23と直列にオリフィス2
2が介装されることにより、EGR弁5の開度が大きく
変化する過渡時に、蓄圧タンク21の圧力はオリフィス
22を介して徐々に変化し、蓄圧タンク21の圧力変動
によりダイヤフラム室8の圧力変動が遅れることを抑制
できる。これにより、デューティ制御弁13の開度変化
に伴ってダイヤフラム室8に導かれる圧力を応答性良く
変化させることが可能となり、EGR量を運転状態に応
じて適確に制御することができる。
【0049】次に、図4に示すさらに他の実施例につい
て説明する。なお、図1との対応部分には同一符号を用
いて説明する。
【0050】負圧通路20と蓄圧タンク21の間には、
両者の連通を遮断する電磁弁16と並列に一方向弁24
が介装される。
【0051】一方向弁24は負圧通路20の負圧が蓄圧
タンク21より低いときに開弁し、逆に負圧通路20の
負圧が蓄圧タンク21より高いときに閉弁する。
【0052】一方向弁24と直列にオリフィス22が介
装される。
【0053】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0054】エンジン1の運転状態がEGR弁5の開度
が大きい定常時からEGR弁5の開度が小さい定常時に
移行する過渡時に、電磁弁16が閉弁されると、負圧通
路20の負圧が低下するのに伴って一方向弁24が開弁
し、オリフィス22を介して蓄圧タンク21の負圧も負
圧通路20に追従して低下し、EGR弁5の開度が大き
い定常時に移行してから電磁弁16が再び開弁されるま
での間に、蓄圧タンク21の圧力はダイヤフラム室8の
圧力に近づく。
【0055】これにより、EGR弁5の開度が大きい定
常時に移行してから電磁弁16が開弁されたとき、蓄圧
タンク21の圧力がダイヤフラム室8に導かれてダイヤ
フラム室8の負圧が上昇することが防止される。これに
より、EGR弁5の開度Lsを乱すことがなく、EGR
量を適確に制御することができる。すなわち、EGR弁
5の開度を減少させた直後に電磁弁16の開弁に伴って
EGR弁5の開度が一時的に増大することがなく、スモ
ークの排出量が増加したり、運転性が悪化することを防
止できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のエン
ジンの排気還流装置は、エンジンの排気通路と吸気通路
を結ぶEGR通路と、EGR通路の途中に介装されるダ
イヤフラム式EGR弁と、EGR弁のダイヤフラム室に
駆動圧力を導く駆動圧通路と、駆動圧通路の開弁割合を
調節してEGR弁の開度を運転状態に応じて設定された
目標値に近づける圧力調節手段と、駆動圧通路に対して
圧力調節手段とEGR弁の間に連通する蓄圧室とを備え
たため、蓄圧室が圧力調節手段とEGR弁のダイヤフラ
ム室間の空間容積を大きく確保することにより、EGR
弁のダイヤフラムが過敏に変位するハンチングが防止さ
れる。この結果、例えばEGR弁の開度を検出する接触
型リフトセンサが備えられる場合、リフトセンサの摺動
部が摩耗して、その検出精度が経時的に悪化することを
防止できる。
【0057】請求項2記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項1記載の発明において、駆動圧通路と蓄圧室
の連通を遮断する電磁弁と、EGR弁の開度変化が少な
い定常時を判定する手段と、定常時に電磁弁を開弁し、
かつEGR弁の開度変化が大きい過渡時に電磁弁を閉弁
させる制御手段を備えたため、過渡時に駆動圧通路に対
する蓄圧室の連通が遮断されることにより、圧力調節手
段の開度変化に伴ってダイヤフラム室に導かれる圧力を
応答性良く変化させることが可能となり、EGR弁が開
閉弁作動する過程でNOxあるいはスモークの排出量が
増加することを防止できる。
【0058】請求項3記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項2記載の発明において、駆動圧通路と蓄圧タ
ンクの間に電磁弁と並列に介装される一方向弁を備えた
ため、電磁弁が閉弁しても、一方向弁を介して蓄圧室の
圧力をダイヤフラム室の圧力に近づけることにより、再
び電磁弁が開弁する時に、EGR弁の開度精度が一時的
に悪化することが防止され、NOxあるいはスモークの
排出量が増加することを防止できる。
【0059】請求項4記載のエンジンの排気還流装置
は、請求項3記載の発明において、一方向弁と直列に介
装されるオリフィスを備えたため、電磁弁が閉弁して
も、一方向弁とオリフィスを介して蓄圧室の圧力をダイ
ヤフラム室の圧力に徐々に追従させることにより、圧力
調節手段の開度変化に伴ってダイヤフラム室に導かれる
圧力を応答性良く変化させることが可能となり、EGR
弁が開閉弁作動する過程でNOxあるいはスモークの排
出量が増加することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す排気還流装置のシステム
図。
【図2】同じく制御例を示すフローチャート。
【図3】他の実施例を示す排気還流装置のシステム図。
【図4】さらに他の実施例を示す排気還流装置のシステ
ム図。
【図5】従来例を示す排気還流装置のシステム図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気通路 3 排気通路 4 EGR通路 5 EGR弁 6 リフトセンサ 7 ダイヤフラム 8 ダイヤフラム室 9 負圧ポンプ 13 デューティ制御弁 16 電磁弁 17 コントロールユニット 20 負圧通路 21 蓄圧タンク 22 オリフィス 23 一方向弁 24 一方向弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気通路と吸気通路を結ぶEG
    R通路と、 EGR通路の途中に介装されるダイヤフラム式EGR弁
    と、 EGR弁のダイヤフラム室に駆動圧力を導く駆動圧通路
    と、 駆動圧通路の開弁割合を調節してEGR弁の開度を運転
    状態に応じて設定された目標値に近づける圧力調節手段
    と、 駆動圧通路に対して圧力調節手段とEGR弁の間に連通
    する蓄圧室と、 を備えたことを特徴とするエンジンの排気還流装置。
  2. 【請求項2】駆動圧通路と蓄圧室の連通を遮断する電磁
    弁と、 EGR弁の開度変化が少ない定常時と、EGR弁の開度
    変化が大きい過渡時を判定する手段と、 定常時に電磁弁を開弁し、かつ過渡時に電磁弁を閉弁さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの排
    気還流装置。
  3. 【請求項3】駆動圧通路と蓄圧タンクの間に電磁弁と並
    列に介装される一方向弁を備えたことを特徴とする請求
    項2記載のエンジンの排気還流装置。
  4. 【請求項4】一方向弁と直列に介装されるオリフィスを
    備えたことを特徴とする請求項3記載のエンジンの排気
    還流装置。
JP6038731A 1994-03-09 1994-03-09 エンジンの排気還流装置 Pending JPH07247913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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