JPH0724787B2 - 粉砕装置 - Google Patents

粉砕装置

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JPH0724787B2
JPH0724787B2 JP61139480A JP13948086A JPH0724787B2 JP H0724787 B2 JPH0724787 B2 JP H0724787B2 JP 61139480 A JP61139480 A JP 61139480A JP 13948086 A JP13948086 A JP 13948086A JP H0724787 B2 JPH0724787 B2 JP H0724787B2
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crusher
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holding tank
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JP61139480A
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剛 石川
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三井鉱山株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は粉砕装置に関し、更に詳細には、複数基のメ
デイア攪拌式粉砕機と唯一基のホールデイングタンクと
を組合せて構成された循環粉砕式の粉砕装置に関するも
のである。
メデイア攪拌式粉砕機と従来公知のボールミル等にくら
べて経済性及び効率ともによいため、最近ではボールミ
ルに代つて主として微粉砕に使用されることが多くなつ
ている。
本発明は、複数基のメデイア攪拌式粉砕機を組合せて種
々の粒度の粉砕物を効率よく且つ経済的に得ることので
きる循環粉砕式の粉砕装置を提供することを目的とする
ものである。
以下に図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
添附図において、1及び2はそれぞれ設定粉砕粒度の異
なるメデイア攪拌式の粉砕機であり、一方の粉砕機1か
ら生ずる粉砕物と他方の粉砕機2から生ずる粉砕物とは
互いに相異なる粒度となるように粉砕機1及び2におけ
る粉砕条件が設定されている。すなわち、本実施例の場
合、粉砕機1内に装填されているメデイアm1の直径はた
とえば、5〜10mmφであり、他方の粉砕機2に装填され
ているメデイアm2の直径は0.5〜3mmφとなつている。従
つて、粉砕機1では粉砕機2よりも粒度の粗い粉砕物が
生産されることになる。
各粉砕機1及び2の構造は既に公知のものであり、各粉
砕機1及び2は、外周部に冷却水もしくは温水等の流路
となるジヤケツト11a及び21aを有した二重壁構造の縦形
円筒形の粉砕容器11及び21を具備するとともに各粉砕容
器11及び12内に挿入されたアジテータ12及び22を有して
いる。ジヤケツト11a及び21aに温度制御用の冷却水もし
くは温水を供給するための温度調整用流体の流体供給管
13a及び23aが粉砕容器11及び21の下端部に接続され、ま
た、該ジヤケツト11a及び21aから該流体を排出するため
の流体排出管13b及び23bが粉砕容器11及び21の上端部に
接続されている。
アジテータ12及び22は、粉砕容器11及び21内に上方から
挿入された鉛直な回転軸121及び221と、該回転軸121及
び221にその軸方向に沿つて所定間隔で数段に渡つて取
付けられた放射状の攪拌棒122及び222と、回転軸121及
び221を回転駆動するモータ123及び223と、から成つて
いる。
各粉砕容器11及び21の底板の中心部には砕料が出入りす
る開口が設けられ、該開口には砕料の通過は許すがメデ
イアの通過は許さないスクリーン14及び24が設けられて
いる。また、各粉砕容器11及び21の上端部には所定粒度
の砕料の通過は許すが所定粒度よりも大きな粒径の砕料
の通過は許さないスクリーン15及び25が張設されてい
る。各スクリーン15及び25の上方には所定粒度の砕料を
一時的に溜める排出槽16及び26が設けられ、該排出装着
16及び26には所定粒度に粉砕された砕料を唯一基のホー
ルデイングタンク3に戻すための戻り管401及び402が取
付けられている。なお、この戻り管401及び402は後に説
明する循環管路系の一部を構成している。
ホールデイングタンク3は前記粉砕機1及び2から戻り
管401及び402を通つて入つている粉砕物を受け入れると
ともに、各粉砕機で粉砕される前の砕料を貯溜しておく
ための装置であり、底部に砕料出入口を有するとともに
外周部に温度制御用流体のためのジヤケツト31aを具備
した二重壁構造の容器31を有している。容器31の下端部
には該ジヤケツト31a内に温度制御用流体を供給するた
めの流体供給管33が接続され、また、容器31の上部には
該ジヤケツト31a内から該流体を排出するための排出管3
4が接続されている。
容器31内には攪拌機32が挿入され、攪拌機32の鉛直な回
転軸321の下端には放射状の擢型羽根322が固定されてお
り、回転軸321の駆動用のモータ323が容器31の上方位置
に設けられている。
ホールデイングタンク3の底部の前記砕料出入口と前記
粉砕機1及び2の底部の開口との間には下記の如き配管
系が接続され、この配管系と前記した戻り管401及び402
とによつて、ホールデイングタンク3と各粉砕機1及び
2との間に二つの循環管路系が構成されるとともに、ホ
ールデイングタンク3と各粉砕機及び前記循環管路系に
よつて二つの循環粉砕系が構成されるようになつてい
る。
ホールデイングタンク3の底部の砕料出入口に接続され
た配管403には、開閉弁404、可逆転可変吐出量のポンプ
405、及び第一の切換弁406がこの順に設けられており、
該第一の切換弁406の2個の接続口のうち第一の接続口
aには粉砕機1の底面の開口に連通する配管407が接続
されている。従つて、配管403、開閉弁404、ポンプ40
5、第一の切換弁406、及び配管407から構成された第1
の配管系と前記戻り管401とによつてホールデイングタ
ンク3と粉砕機1との間に第1の循環管路系が構成され
るとともに該循環管路系とホールデイングタンク3と粉
砕機1とによつて第1の循環粉砕系が構成されている。
一方、粉砕機2の底部開口に接続された配管408は第二
の切換弁409の第一の接続口aに接続され、第二の切換
弁409は第一の切換弁406の第二の接続口bに接続された
配管410に接続されている。従つて、粉砕機2の底部開
口とホールデイングタンク3の底部開口とは、配管40
8、第二の切換弁409、配管410、第一の切換弁406、ポン
プ405、開閉弁404、配管403、で構成される第2の配管
系で接続されるとともに該配管系と戻り管402とで構成
される第2の循環管路系によつて粉砕機2に関する第2
の循環粉砕系が構成されている。
なお、第二の切換弁409の第2の接続口bは排出口とな
つており、粉砕機1及び2とホールデイングタンク3か
ら排出された砕料や粉砕物を他の装置等に排出する時に
開かれる。
次に前記の如き構成の本実施例の粉砕装置における動作
を説明する。
粉砕開始前には粉砕機1及び2の容器内には砕料が存在
せず、切換弁406及び409は接続口a、bに対して開いて
いない。また、開閉弁404は閉じている。
図示せぬ砕料投入口からホールデイングタンク3内に砕
料を投入して、まず、ホールデイングタンク3内で攪拌
機32を運転してプレミツクスを行う。プレミツクス終了
後、切換弁406を操作して配管403と配管407とを連通さ
せた後、開閉弁404を開くとともにポンプ405を正転方向
に運転する。ポンプ405の正転方向の運転によつてホー
ルデイングタンク3内の砕料が吸出され配管403及び407
を経由して粉砕機1の粉砕容器11内に流入される。粉砕
容器11内に砕料が所定レベルまで入つた時にアジテータ
12が起動されて攪拌棒122が軸121とともに回転され、粉
砕容器11内の砕料の粉砕が行われる。粉砕容器11内では
砕料がメデイアm1とともに攪拌されることによつて摩砕
され、所定の粒径以下になつた砕料はスクリーン15を通
過して排出槽16に入つた後、戻り管401を通つてホール
デイングタンク3内に還流する。粉砕機1の運転中もポ
ンプ405は運転されているので、粉砕機1では下から上
へ向つて砕料が移動するが、スクリーン15を通過し得な
い砕料は粉砕容器11内に残留してスクリーン15を通過し
うるまで粉砕される。
所定時間、粉砕機1が運転され、粉砕容器11内に残留す
る大径の砕料がなくなつたらポンプ405及びアジテータ1
2の運転を停止する。
次で、ポンプ405を低速で逆転運転して粉砕容器11内の
砕料と配管403及び407内の残留砕料をホールデイングタ
ンク3内に回収した後、ポンプ405を停止し、更に開閉
弁404を閉じる。そして、必要とあれば、容器31内の砕
料を攪拌機32で攪拌する。
次に、切換弁406を操作して配管403と配管410とを連通
させる一方、切換弁409を操作して配管410と配管408と
を連通させる。そして、開閉弁404を開くとともにポン
プ405を正転運転してホールデイングタンク3内の砕料
を配管403、410、408を経由して粉砕機2の粉砕容器21
内に送り込む。そして、アジテータ22を運転することに
より、回転軸221に取付けられた攪拌棒222で砕料をメデ
イアm2とともに攪拌して該砕料を粉砕する。粉砕機2の
運転中もポンプ405の運転は続行されるので粉砕容器21
内では下から上へ砕料が送られ、スクリーン25を通過し
うる大きさまで粉砕された砕料は戻り管402を通つてホ
ールデイングタンク3に還流する。
この場合の粉砕は前回の粉砕の場合よりも小径のメデイ
アm2によつて行われるので前回の粉砕よりも細粒に粉砕
される。
以後の装置の運転及び操作は前回の粉砕運転の場合と同
じであるから省略する。
粉砕機2による粉砕が終了したら、ポンプ405を低速で
逆転して粉砕容器21内の残留粉砕物と配管408及び410並
びに403に残留している粉砕物をホールデイングタンク
3内に回収した後、開閉弁404を閉じ、ポンプ405の運転
を停止する。次で、切換弁409を操作して配管408と配管
410との連通を断つとともに配管410を切換弁409の接続
口bに連通させた後、開閉弁404を開き且つ、ポンプ405
を正転運転してホールデイングタンク3内の粉砕物を配
管403、410及び切換弁409の接続口bを経由して他装置
へ搬送する。
前記の如き本発明の粉砕装置では効率及び経済性の高い
メデイア攪拌式粉砕機の複数基とホールデイングタンク
とを組合せて循環粉砕系を構成したので比較的小型の装
置であるにもかかわらず、大量の砕料を効率よく処理す
ることができる。また、砕料や粉砕物の搬送に要するポ
ンプが1台のみであるため、装置が小型で、コストの比
較的安価な粉砕装置が提供できる。
また、ポンプは可変流量式可逆転ポンプを使用している
ので、ポンプの逆転時すなわち粉砕機1又は2から砕料
抜出し時に低速で運転することができ、砕料抜出しに伴
うメデイアの押下げ力を軽減して粉砕機1又は2の駆動
モータ123又は223の負荷を許容値以下に保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
添附図面は本発明の粉砕装置の一実施例を示す全体図で
ある。 1、2……メデイア攪拌式粉砕機 11、21……粉砕容器、12、22……アジテータ 11a、21a……ジヤケツト 13a、23a……流体供給管 13b、23b……流体排出管 14、24、15、25……スクリーン 16、26……排出槽、121、221……回転軸 122、222……攪拌機、123、223……モータ m1、m2……メデイア 3……ホールデイングタンク、31……容器 31a……ジヤケツト、32……攪拌機 401、402……戻り管、404……開閉弁 405……ポンプ、406、409……切換弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数基のメデイア攪拌式粉砕機の各メデイ
    ア攪拌式粉砕機から排出される所定粒度まで粉砕された
    砕料と各メデイア攪拌式粉砕機に供給される前の砕料と
    を一時的に貯溜する唯一基のホールデイングタンクを備
    え、前記ホールデイングタンクと前記メデイア攪拌式粉
    砕機の各々の排出槽との間に戻り管が接続され、ホール
    デイングタンクの底部に、開閉弁、可変流量式可逆転ポ
    ンプ、一つのメデイア攪拌式粉砕機の底部に接続する切
    換弁を備えた配管路を接続し、この配管路に、他のメデ
    イア攪拌式粉砕機の底部に接続した他の切換弁を備えた
    配管路を接続して、循環粉砕系を形成している循環管路
    系を構成し、複数基のメデイア攪拌式粉砕機を順次運転
    操作し、順次細粒に粉砕するようにしたことを特徴とす
    る粉砕装置。
  2. 【請求項2】設定粉砕粒度が互いに相異なる複数基のメ
    デイア攪拌式粉砕機と、前記メデイア攪拌式粉砕機から
    排出される所定粒度まで粉砕された砕料と前記メデイア
    攪拌式粉砕機に供給される前の砕料とを一時的に貯溜す
    る唯一基のホールデイングタンクと、前記ホールデイン
    グタンクと前記メデイア攪拌式粉砕機の各々との間に接
    続されて前記メデイア攪拌式粉砕機と同数の循環粉砕系
    を形成している循環管路系とから構成されていることを
    特徴とする粉砕装置。
  3. 【請求項3】各メデイア攪拌式粉砕機に装填されるメデ
    イアが各メデイア攪拌式粉砕機毎に異なっていることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の粉砕装置。
  4. 【請求項4】前記循環管路系は可変流量式可逆転ポンプ
    を有していることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の粉砕装置。
JP61139480A 1986-06-16 1986-06-16 粉砕装置 Expired - Lifetime JPH0724787B2 (ja)

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