JPH07247581A - 流し台の配管の先行施工方法 - Google Patents

流し台の配管の先行施工方法

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JPH07247581A
JPH07247581A JP5681694A JP5681694A JPH07247581A JP H07247581 A JPH07247581 A JP H07247581A JP 5681694 A JP5681694 A JP 5681694A JP 5681694 A JP5681694 A JP 5681694A JP H07247581 A JPH07247581 A JP H07247581A
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JP
Japan
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sink
water supply
faucet
supply pipe
pipe
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Withdrawn
Application number
JP5681694A
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English (en)
Inventor
Shinji Morita
真治 森田
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流し台2の据え付け後に配管を行う場合のよ
うな各工程の輻輳をなくして施工を円滑に行い、かつ作
業を容易にして施工精度を向上させる。 【構成】 流し台2の水切り板21を水栓12の取付位
置と対応する部分の近傍で切断分離した水切り板片11
に水栓12を取り付けてこの水栓12に接続した給水管
13及び給湯管14を排水管15と共に台座16,17
に取り付けて一体の流し台配管ユニット1を組み立て、
この流し台配管ユニット1を流し台2の据え付け前にこ
の流し台据え付け位置における所定の位置に設置固定
し、流し台2の据え付け後に排水管15を流し台2のシ
ンク22に接続すると共に水切り板片11を水切り板2
1に密封的に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一戸建て住宅、集合住
宅、あるいは事務所用建物などの厨房への流し台の据え
付けにおいて、この流し台に接続される給排水用の配管
の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厨房の流し台の据え付け及びこの流し台
への給排水管の接続施工は、従来、典型的には次のよう
な手順で行われている。 (1) 給水管、給湯管及び排水管となるパイプ材を床転が
しによって厨房の所定の場所に搬入し、配管する。 (2) 流し台の上部の水切り板を、流し台が設置される壁
面の所定高さにに取り付ける。そしてこの時点で、厨房
の壁面の仕上げ工事が可能となる。 (3) 流し台本体を据え付ける。そしてこの時点で、厨房
の床仕上げ工事が可能となる。 (4) 流し台本体に給水栓(カラン)を取り付け、この給
水栓に、流し台本体の内部点検口から、すでに配管され
て立ち上がっている給水管及び給湯管を配管接続する。 (5) 排水管を流し台本体のシンクの排水口に排水トラッ
プを介して接続する。 (6) 最後に水圧テストを行い、配管接続部分での漏水の
有無を確認し、漏水が発見されたらその接続部分の調整
を行い、漏水しないようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の配管施工方
法によれば、次のような問題が指摘される。 a.衛生配管工事と、厨房の内装工事と、流し台据え付
け工事が工程的に輻輳するため、これらの工程の取り合
いが流し台の搬入時期や据え付け工事に大きく左右さ
れ、工程相互の調整が必要である。 b.水栓と配管の接続が、流し台内部の点検口からの作
業となるので手間がかかり、しかも接続状態の確認が困
難である。
【0004】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、流し台の
据え付けに付随する各工程の輻輳をなくして施工を円滑
に行い、かつ作業を容易にして施工精度を向上させるこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る流し台の配管の先行施工方法は、流し台の
水切り板を水栓取付位置と対応する部分の近傍で切断分
離した水切り板片に前記水栓を取り付けてこの水栓に接
続した給水管を排水管と共に台座に取り付けて一体の流
し台配管ユニットを組み立て、この流し台配管ユニット
を流し台の据え付け前にこの流し台据え付け位置におけ
る所定の位置に設置固定し、流し台の据え付け後に前記
排水管を前記流し台のシンクに接続すると共に前記水切
り板片を前記流し台の水切り板に密封的に取り付けるも
のである。この場合、給湯設備を有するものにおいて
は、流し台配管ユニットの台座には、給水管と共に水栓
と接続された給湯管が一体に取り付けられる。また、好
ましくは、流し台配管ユニットの台座には設置高さを調
整するための金具が取り付けられる。
【0006】
【作用】流し台配管ユニットの組み立ては、流し台の水
栓への給水管の接続作業や、給湯設備を有するものにお
いては前記水栓への給湯管の接続作業を含んでおり、こ
れらの作業が流し台の設置前に行われるので、容易にか
つ確実な接続状態が得られる。流し台配管ユニットは、
水栓と、給水管(給湯管)と、排水管とを含むものであ
るため、この流し台配管ユニットの搬入・設置によっ
て、これら水栓、給水管(給湯管)及び排水管の設置が
一括して行われる。流し台配管ユニットの設置作業にお
いては、必要に応じて、その設置高さを台座に設けた金
具によって調整することができる。水栓には、すでに給
水管(給湯管)が接続されていることから、流し台を搬
入・設置した後に必要な接続作業は、この流し台のシン
クと排水管の接続作業のみである。また、設置された流
し台の水切り板に対する水栓の取付は、この水栓に固定
された水切り板片を前記水切り板に密封的に取り付ける
ことによって行われる。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は、本発明の一実施例としての
流し台の配管の先行施工方法において予め組み立てられ
る流し台配管ユニット1を示すものである。すなわち、
この流し台配管ユニット1は、略L字形に屈曲されたス
テンレス板からなる水切り板片11と、バルブ本体部分
である基部12aがこの水切り板片11の底部11aに
固定された水栓12と、それぞれフレキシブルホース1
3a,14aを介してこの水栓12の基部12aに接続
された給水管13及び給湯管14と、排水管15と、こ
れら給水管13、給湯管14及び排水管15を一括して
取り付ける床面側台座16及び壁面側台座17とからな
る。なお、水栓12において、12bは基部12aの内
部の弁体を開閉操作するレバー、12cは基部12aを
中心にして水平旋回可能な吐出口である。
【0008】水切り板片11は、図3に一点鎖線で示す
流し台2の後部上端に沿って台所壁面3に取り付けられ
る水切り板21を、シンク22の後方の水栓取付位置と
対応する部分の近傍で切断分離したものである。また、
床面側台座16及び壁面側台座17としては四角柱状の
適当な木材が用いられ、このうち床面側台座16の下面
には、螺子式の複数の高さ調整金具18が設けられてい
る。床面側台座16及び壁面側台座17は、略L字形に
屈曲して延びる給水管13、給湯管14及び排水管15
の水平部分131,141,151及び垂直立ち上がり
部分132,142,152に対してそれぞれほぼ直交
するように設けられ、前記水平部分131,141,1
51及び垂直立ち上がり部分132,142,152
は、それぞれビス19dにより床面側台座16の上面あ
るいは壁面側台座17の正面に固定される略Ω字形のク
ランプ部材19a,19b,19cにより、拘束状態に
固定されている。
【0009】上述の構成を有する流し台配管ユニット1
は、工場あるいは所定の作業場で組み立ててから、現場
の流し台設置対象の台所等に搬入する。この流し台配管
ユニット1は、壁面側台座17の背面を流し台2の据え
付け位置における台所壁面3に当接させた状態で床面4
上に設置し、水切り板片11を前記壁面3に所要の金具
11bを介して固定する。この作業によって、水栓1
2、給水管13、給湯管14及び排水管15が所定の位
置に一度に設置される。給水管13、給湯管14及び排
水管15にはそれぞれの延長方向に所要の配管接続を行
う。そして、これらの作業は流し台2の搬入・据え付け
に先行して行われ、しかも、水栓12と給水管13及び
給湯管14の接続が搬入前に完了しているから、従来の
ように流し台2の内部に作業員が潜っての困難な設置作
業を強いられることがなく、容易・迅速に作業が進めら
れる。なお、この時の水切り板片11の設置高さや水平
方向の位置は、そこに据え付けられる流し台2との関係
において決定される。
【0010】先に述べたように、給水管13及び給湯管
14にはすでに水栓12が接続されていることから、上
記流し台配管ユニット1の設置が完了した時点で、流し
台2の据え付けを待たずに水圧テストを実施し、給水管
13及び給湯管14と水栓12との接続部や水栓12の
パッキン部分等からの漏水の有無を確認して、必要な処
置を講じることができる。
【0011】流し台配管ユニット1の施工後、台所に流
し台2が搬入され、図3に一点鎖線で示すように据え付
けられたら、排水管15を流し台2のシンク22の排水
口に排水トラップ23を介して接続する。前述のとお
り、水栓12には、すでに給水管13及び給湯管14が
接続されているので、流し台2の内部で行わなければな
らないのはシンク22と排水管15の接続作業のみであ
る。この接続作業においては、必要に応じて高さ調整金
具18を適宜回転させることにより、流し台配管ユニッ
ト1の設置高さを微調整し、精度の良い配管接続を行う
ことができる。
【0012】また、流し台配管ユニット1の上端の水栓
12及び水切り板片11は、流し台2の上端に沿って壁
面3に取り付けられる水切り板21を切断して製作した
ものであるから、この切断された水切り板21を、先に
取り付けられた水切り板片11の両側へ延長するように
前記壁面3に取り付ける。この水切り板21と水切り板
片11の接合部は、図4に示すようにパッキン等のシー
ル材5で密封する。この場合、互いに密封的に接合され
る水切り板片11の端部11cと水切り板21の端部2
1aは、あらかじめ図示のように嵌合可能な形状に屈曲
形成しておき、前記シール材5をその嵌合部の隙間に詰
め込むようにするのが好ましい。
【0013】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
るものではない。例えば、給湯管14のない流し等の場
合も、同様に実施することができる。また、床面側台座
16と壁面側台座17を一体化するなど、細部の種々の
変更も可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明による流し台の配管の先行施工方
法によれば、次のような効果を実現することができる。 (1) 水栓、給水管(給湯管)及び排水管の搬入・位置決
め設置を同時に行うことができる。 (2) 給水管(給湯管)及び排水管の設置が、流し台の搬
入・設置に先行して行われるため、流し台の据え付け作
業に付随する各工程の輻輳をなくして施工を円滑に行う
ことができる。 (3) 水栓と給水管あるいは給湯管との接続が流し台配管
ユニットの組み立て時に完了しているので、これらの作
業を現場で流し台の内部に潜って行う必要がなくなり、
容易にかつ高精度な接続を行うことができると共に、現
場での作業を削減することができる。 (4) 流し台の据え付け前に水圧テストが可能となるの
で、その結果漏水が確認された場合の措置も容易に講じ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流し台の配管の先行施
工方法において予め組み立てられる流し台配管ユニット
を示す正面図である。
【図2】上記流し台配管ユニットの側面図である。
【図3】上記流し台配管ユニットを流し台との関係と共
に示す斜視図である。
【図4】上記流し台配管ユニットの水切り板片と流し台
の水切り板との接合部を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 流し台配管ユニット 2 流し台 5 シール部材 11 水切り板片 12 水栓 13 給水管 14 給湯管 15 排水管 16 床面側台座 17 壁面側台座 18 高さ調整金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流し台の水切り板を水栓取付位置と対応
    する部分の近傍で切断分離した水切り板片に前記水栓を
    取り付けてこの水栓に接続した給水管を排水管と共に台
    座に取り付けて一体の流し台配管ユニットを組み立てる
    工程と、 この流し台配管ユニットを流し台の据え付け前にこの流
    し台据え付け位置における所定の位置に設置固定する工
    程と、 流し台の据え付け後に前記排水管を前記流し台のシンク
    に接続すると共に前記水切り板片を前記流し台の水切り
    板に密封的に接合する工程と、からなることを特徴とす
    る流し台の配管の先行施工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 流し台配管ユニットの台座には水栓と接続された給湯管
    が一体に取り付けられることを特徴とする流し台の配管
    の先行施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、 流し台配管ユニットの台座には設置高さを調整するため
    の金具が取り付けられることを特徴とする流し台の配管
    の先行施工方法。
JP5681694A 1994-03-03 1994-03-03 流し台の配管の先行施工方法 Withdrawn JPH07247581A (ja)

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