JPH0724717A - 光ファイバ多心一括コネクタの研磨方法及びその装置 - Google Patents
光ファイバ多心一括コネクタの研磨方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0724717A JPH0724717A JP16887893A JP16887893A JPH0724717A JP H0724717 A JPH0724717 A JP H0724717A JP 16887893 A JP16887893 A JP 16887893A JP 16887893 A JP16887893 A JP 16887893A JP H0724717 A JPH0724717 A JP H0724717A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing
- optical connector
- face
- optical
- fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】低損失な接続を行えると共に、再研磨も容易に
行える光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨方法を
提供することにある。 【構成】光コネクタ１の嵌合孔３に、嵌合ピン６を挿入
し、光コネクタの後部から出ている部分を研磨治具７に
固定する。この時、嵌合ピン６の軸は研磨盤１０の上面
に対して直角となるように固定する。次に研磨盤１０を
嵌合ピン６の軸に対して直角の方向に動かすと同時に、
光コネクタ１の端面１ａに適度な圧力をかけて、端面１
ａを研磨する。
行える光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨方法を
提供することにある。 【構成】光コネクタ１の嵌合孔３に、嵌合ピン６を挿入
し、光コネクタの後部から出ている部分を研磨治具７に
固定する。この時、嵌合ピン６の軸は研磨盤１０の上面
に対して直角となるように固定する。次に研磨盤１０を
嵌合ピン６の軸に対して直角の方向に動かすと同時に、
光コネクタ１の端面１ａに適度な圧力をかけて、端面１
ａを研磨する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光コネクタ端面の研磨
方法及びその装置、特に光ファイバ多心一括コネクタの
端面の研磨方法及びその装置に関するものである。
方法及びその装置、特に光ファイバ多心一括コネクタの
端面の研磨方法及びその装置に関するものである。
【０００２】図３に、光ファイバ多心一括コネクタの概
観を示す。光コネクタ１の端面１ａには、複数の光ファ
イバ孔２があり、光ファイバテープ心線４の光ファイバ
先端が、接着固定されている。また、図４に示す嵌合ピ
ン６を挿入する一対の嵌合ピン孔３がある。
観を示す。光コネクタ１の端面１ａには、複数の光ファ
イバ孔２があり、光ファイバテープ心線４の光ファイバ
先端が、接着固定されている。また、図４に示す嵌合ピ
ン６を挿入する一対の嵌合ピン孔３がある。
【０００３】図４は、多心一括光コネクタの接続状態の
側面断面図を示している。端面１ａ同志を、嵌合ピン６
を介して接触させることにより、複数の光ファイバ５間
の光学的な接続を同時に行うことができる。
側面断面図を示している。端面１ａ同志を、嵌合ピン６
を介して接触させることにより、複数の光ファイバ５間
の光学的な接続を同時に行うことができる。
【０００４】以上のように構成された光コネクタ１にお
いては、接続損失を低くするように、光ファイバ孔２及
び、嵌合ピン孔３の相対位置の寸法が高精度となってい
る。また、組立時の端面研磨においても、低損失となる
ような研磨方法が要求される。
いては、接続損失を低くするように、光ファイバ孔２及
び、嵌合ピン孔３の相対位置の寸法が高精度となってい
る。また、組立時の端面研磨においても、低損失となる
ような研磨方法が要求される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
研磨方法では、端面１ａは、光コネクタの側面である１
ｂに対して直角に、かつ光コネクタ基準面１ｃに対して
平行に研磨されることになる。一方低損失な接続を実現
するためには、端面１ａは光ファイバ孔２、及び嵌合ピ
ン孔３の軸方向に対して直角に研磨されなければならな
い。
研磨方法では、端面１ａは、光コネクタの側面である１
ｂに対して直角に、かつ光コネクタ基準面１ｃに対して
平行に研磨されることになる。一方低損失な接続を実現
するためには、端面１ａは光ファイバ孔２、及び嵌合ピ
ン孔３の軸方向に対して直角に研磨されなければならな
い。
【０００６】したがって、従来の研磨方法で研磨を行う
場合には、光コネクタ１を製造する際に、光ファイバ孔
２、及び嵌合ピン孔３を光コネクタ側面１ｂに対して平
行に、かつ光コネクタ基準面１ｃに対して垂直に高精度
で加工しなければならない。また光コネクタ１は一般に
注型成形で製造されるので、この場合は金型が非常に高
価なものになってしまう。
場合には、光コネクタ１を製造する際に、光ファイバ孔
２、及び嵌合ピン孔３を光コネクタ側面１ｂに対して平
行に、かつ光コネクタ基準面１ｃに対して垂直に高精度
で加工しなければならない。また光コネクタ１は一般に
注型成形で製造されるので、この場合は金型が非常に高
価なものになってしまう。
【０００７】反対に低精度で加工された光コネクタを従
来の方法で、研磨した場合には、研磨量が多くなるにつ
れてファイバ同志の位置ずれも大きくなり、損失が増大
してしまう。よって、ファイバ端面欠け等による再研磨
ができなくなり、この場合、光コネクタを再取付しなけ
ればならないという欠点がある。
来の方法で、研磨した場合には、研磨量が多くなるにつ
れてファイバ同志の位置ずれも大きくなり、損失が増大
してしまう。よって、ファイバ端面欠け等による再研磨
ができなくなり、この場合、光コネクタを再取付しなけ
ればならないという欠点がある。
【０００８】また、嵌合ピン孔３の軸に対して端面の直
角度が悪くなる可能性もあり、この場合接続時にファイ
バ端面間に大きな間隙が生じ接続損失を増大させてしま
う欠点がある。
角度が悪くなる可能性もあり、この場合接続時にファイ
バ端面間に大きな間隙が生じ接続損失を増大させてしま
う欠点がある。
【０００９】図２に従来の光ファイバ多心一括コネクタ
の端面の研磨方法を示す。
の端面の研磨方法を示す。
【００１０】まず、光ファイバ５が接着固定された光コ
ネクタ１の側面１ｂを基準面として研磨治具７の基準面
７ａに密着させ、かつ光コネクタ基準面１ｃが治具基準
面７ｂに密着するように押え板８、９で固定する。
ネクタ１の側面１ｂを基準面として研磨治具７の基準面
７ａに密着させ、かつ光コネクタ基準面１ｃが治具基準
面７ｂに密着するように押え板８、９で固定する。
【００１１】次に、研磨盤１０の上面を、治具基準面７
ａに対して直角な方向に、かつ治具基準面７ｂに対して
水平な方向に動かす。また、これと同時に、端面１ａに
適度な研磨圧力を加えることにより、端面１ａを研磨し
ていた。
ａに対して直角な方向に、かつ治具基準面７ｂに対して
水平な方向に動かす。また、これと同時に、端面１ａに
適度な研磨圧力を加えることにより、端面１ａを研磨し
ていた。
【００１２】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、低損失な接続を行えると共に、再研磨も容易
に行える光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨方法
及びその装置を提供することになる。
を解消し、低損失な接続を行えると共に、再研磨も容易
に行える光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨方法
及びその装置を提供することになる。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、 複数の光ファイバを接続する一対の嵌合ピンを有す
る多心一括光コネクタの端面を研磨する方法において、
前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピンの孔に
嵌合する円柱状の嵌合ピンを嵌めて、前記円柱状の嵌合
ピンの軸方向に対して光コネクタの端面を直角方向に研
磨すべく設定することを特徴とする光ファイバ多心一括
コネクタの端面の研磨方法及び、 複数の光ファイバを接続する一対の嵌合ピンを有す
る多心一括光コネクタの端面を研磨する装置において、
前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピンの孔に
嵌合する円柱状の嵌合ピンを研磨治具基準面によって研
磨盤に対して垂直に支持する研磨治具と、該研磨治具を
支え、かつ前記研磨盤を支える支持台と、支持台上の水
平面に沿って運動する研磨盤とより成ることを特徴とす
る光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨装置にあ
る。
る多心一括光コネクタの端面を研磨する方法において、
前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピンの孔に
嵌合する円柱状の嵌合ピンを嵌めて、前記円柱状の嵌合
ピンの軸方向に対して光コネクタの端面を直角方向に研
磨すべく設定することを特徴とする光ファイバ多心一括
コネクタの端面の研磨方法及び、 複数の光ファイバを接続する一対の嵌合ピンを有す
る多心一括光コネクタの端面を研磨する装置において、
前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピンの孔に
嵌合する円柱状の嵌合ピンを研磨治具基準面によって研
磨盤に対して垂直に支持する研磨治具と、該研磨治具を
支え、かつ前記研磨盤を支える支持台と、支持台上の水
平面に沿って運動する研磨盤とより成ることを特徴とす
る光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨装置にあ
る。
【００１４】
【実施例】図１に、本発明の一実施例の側面断面図を示
す。
す。
【００１５】まず、光コネクタ１の嵌合孔３に、嵌合ピ
ン６を挿入し、光コネクタの後部から出ている部分を研
磨治具７に固定する。この時、嵌合ピン６の軸は研磨盤
１０の上面に対して直角となるように固定する。
ン６を挿入し、光コネクタの後部から出ている部分を研
磨治具７に固定する。この時、嵌合ピン６の軸は研磨盤
１０の上面に対して直角となるように固定する。
【００１６】次に、研磨盤１０を嵌合ピン６の軸に対し
て直角の方向に動かすと同時に光コネクタ１の端面１ａ
に適度な圧力をかけて端面１ａを研磨する。
て直角の方向に動かすと同時に光コネクタ１の端面１ａ
に適度な圧力をかけて端面１ａを研磨する。
【００１７】他の実施例として、嵌合ピン６をあらかじ
め軸が、研磨盤１０の上面に直角となるように固定して
おき、光コネクタ１を研磨する度に嵌合ピン６に装着し
てもよい。
め軸が、研磨盤１０の上面に直角となるように固定して
おき、光コネクタ１を研磨する度に嵌合ピン６に装着し
てもよい。
【００１８】また、治具７と嵌合ピン６が一体化した形
の治具を用いてもよい。
の治具を用いてもよい。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、嵌合ピン孔３の軸に対
して直角な端面を得ることができる。したがって、嵌合
ピンを利用した光ファイバ多心一括コネクタにおいて低
損失な接続が可能となる利点がある。
して直角な端面を得ることができる。したがって、嵌合
ピンを利用した光ファイバ多心一括コネクタにおいて低
損失な接続が可能となる利点がある。
【００２０】また、光コネクタ１の製造においても基準
面と光コネクタの側面１ｂ、光コネクタの基準面１ｃに
対する、嵌合ピン孔３、光ファイバ孔２の軸の垂直度、
平行度は特に高精度とする必要がないので、注型成形に
よる金型費用が低減できる利点がある。さらに、嵌合ピ
ン孔３と光ファイバ孔２の軸の平行度を高精度とするだ
けで、研磨量が多くなっても光ファイバの位置が大きく
ずれることがなく、低損失な接続が可能となる。したが
って、再研磨を行うこともできるので、再取付による費
用増大を抑えることができる等の利点がある。
面と光コネクタの側面１ｂ、光コネクタの基準面１ｃに
対する、嵌合ピン孔３、光ファイバ孔２の軸の垂直度、
平行度は特に高精度とする必要がないので、注型成形に
よる金型費用が低減できる利点がある。さらに、嵌合ピ
ン孔３と光ファイバ孔２の軸の平行度を高精度とするだ
けで、研磨量が多くなっても光ファイバの位置が大きく
ずれることがなく、低損失な接続が可能となる。したが
って、再研磨を行うこともできるので、再取付による費
用増大を抑えることができる等の利点がある。
【図１】本発明の多心一括光コネクタの研磨方法による
装置の一実施例の断面図。
装置の一実施例の断面図。
【図２】従来の多心一括光コネクタの研磨方法を示す断
面図。
面図。
【図３】多心一括光コネクタの概観を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】多心一括光コネクタの接続状態を示す断面図で
ある。
ある。
１ 光コネクタ １ａ 端面 １ｂ 光コネクタ側面 １ｃ 光コネクタ基準面 ２ 光ファイバ孔 ３ 嵌合ピン孔 ４ 光ファイバテープ心線 ５ 光ファイバ ６ 嵌合ピン ７ 研磨治具 ７ａ、７ｂ 研磨基準面 ８、９ 押え板 １０ 研磨盤
Claims (2)
- 【請求項１】複数の光ファイバを接続する一対の嵌合ピ
ンを有する多心一括光コネクタの端面を研磨する方法に
おいて、前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピ
ンの孔に嵌合する円柱状の嵌合ピンを嵌めて、前記円柱
状の嵌合ピンの軸方向に対して光コネクタの端面を直角
方向に研磨すべく設定することを特徴とする光ファイバ
多心一括コネクタの端面の研磨方法。 - 【請求項２】複数の光ファイバを接続する一対の嵌合ピ
ンを有する多心一括光コネクタの端面を研磨する装置に
おいて、前記光コネクタに設けられた前記一対の嵌合ピ
ンの孔に嵌合する円柱状の嵌合ピンを研磨治具基準面に
よって研磨盤に対して垂直に支持する研磨治具と、該研
磨治具を支え、かつ前記研磨盤を支える支持台と、支持
台上の水平面に沿って運動する研磨盤とより成ることを
特徴とする光ファイバ多心一括コネクタの端面の研磨装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16887893A JPH0724717A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 光ファイバ多心一括コネクタの研磨方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16887893A JPH0724717A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 光ファイバ多心一括コネクタの研磨方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724717A true JPH0724717A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15876242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16887893A Pending JPH0724717A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 光ファイバ多心一括コネクタの研磨方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724717A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6601996B1 (en) * | 1999-10-28 | 2003-08-05 | Corning Cable Systems Llc | Ferrule having alignment features for polishing operations and an associated polishing jig and method |
| JP2016095410A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 住友電気工業株式会社 | グリンレンズアレイ、レンズ付きコネクタ、及びレンズ付きコネクタシステム |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP16887893A patent/JPH0724717A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6601996B1 (en) * | 1999-10-28 | 2003-08-05 | Corning Cable Systems Llc | Ferrule having alignment features for polishing operations and an associated polishing jig and method |
| JP2016095410A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 住友電気工業株式会社 | グリンレンズアレイ、レンズ付きコネクタ、及びレンズ付きコネクタシステム |
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