JPH07246726A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07246726A
JPH07246726A JP4138094A JP4138094A JPH07246726A JP H07246726 A JPH07246726 A JP H07246726A JP 4138094 A JP4138094 A JP 4138094A JP 4138094 A JP4138094 A JP 4138094A JP H07246726 A JPH07246726 A JP H07246726A
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JP
Japan
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toner
forming apparatus
image forming
unit
control unit
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JP4138094A
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Masaichi Tanabe
政一 田辺
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成及び小さな駆動電圧で、必要な画
像濃度、コントラストおよび印字速度を得ることがで
き、特に、カートリッジ交換直後やトナー補給直後にお
いて制御電極を駆動するIC等の駆動素子が破壊されて
しまうことがないような安定した駆動が可能な画像形成
装置を提供すること。 【構成】 トナー担持ローラ14上のトナー量を検知す
るためのトナー量検出ヘッド33を備えており、制御電
極4とトナー担持ローラ14表面との間にあって両者の
絶縁を保っているトナー16が切れた場合には印字操作
を中止し、カートリッジ検出手段47によってトナー補
充の済んだカートリッジが挿入されたことを受けて供給
ローラ12及びトナー担持ローラ14を次の印字に先立
って駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給するトナー供給手段と、支持体とアパチャ電極
体が相対的に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置
決めする手段とから構成されている。
【0004】また、例えば米国特許第4743926
号、同4755837号、同4780733号、および
同4814796号の明細書には、アパチャ電極体が支
持体側に制御電極、トナー供給側に基準電極を向けて配
設された画像形成装置が開示されている。
【0005】これに対して、米国特許第4912489
号の明細書には、アパチャ電極体を支持体側に基準電
極、トナー供給側に制御電極を向けて配設することによ
り、オフ時に制御電極に対して印加される電圧を、上記
米国特許に開示される画像形成装置に比べて1/4程度
に抑えることができることが記載されている。
【0006】ここにおいて、前記オフ時とは、支持体上
にトナー粒子を付着させない時、すなわち画像の空白部
分を形成する時点を意味するものであり、逆にオン時と
言えば、支持体上にトナー像を形成する時点を意味する
ものである。
【0007】また、上述したような従来の画像形成装置
において、トナー供給手段としては、表面が平滑、或い
は適当な粗さをもった平面状、またはブラシ状で、前記
開口部付近まで搬送される途中の帯電したトナーを一時
的に担持するトナー担持体を備え、適当なトナー帯電手
段によって帯電されたトナーをこのトナー担持体上に担
持し、このトナーを機械的、または電磁気的な力によっ
て開口部近傍まで供給するような構成のものが一般的に
用いられていた。
【0008】例えば、本出願人らは、トナーをアパチャ
まで搬送するためのトナー担持部材と、このトナー担持
部材にトナーを供給するためのトナー供給部材を用い、
トナー担持部材表面に担持されたトナー層をアパチャ電
極体に近接、あるいは接触・圧接してトナーを供給する
構成の画像形成装置を、例えば特願平4−254494
号明細書及び図面等で開示している。この画像形成装置
においては、開口を有する絶縁性平板上に制御電極のみ
を設け、トナー担持部材の少なくともその表面を導電性
としてこの表面を接地して0V(ボルト)とし、制御電
極と接地されたトナー担持部材表面との間に形成される
電界、すなわち、トナー層の両端に直接印加される電界
によって、このトナーの飛翔のON/OFFを制御する
構成となっている。
【0009】ここで、制御電極を形成する部位は、前記
絶縁性平板上の、支持体に対向する面上でもよいし、ト
ナー担持部材に対向する面上でもよい。特に、後者の場
合は、制御電極からトナー担持部材表面までの距離が最
小化できるので、より小さな制御電極印加電圧で印字駆
動を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置に於いて、印字操作により
トナー量が少なくなったり、カートリッジ交換直後やト
ナー補給直後において、トナー担持部材表面上のトナー
層が薄くなり、場合によっては全くトナー層がなくなる
ので、制御電極とトナー担持部材表面とが電気的に短絡
し、制御電極を駆動するIC等の駆動素子が破壊されて
しまうことがあり、特に、制御電極をトナー担持部材に
対向する面上に形成した場合に頻繁に発生した。
【0011】このため、両者の絶縁を維持するために適
当な絶縁コート層やスペーサーなどを制御電極の形成さ
れた面に形成することが通常行われるが、これは非常に
コストがかかり、また、これによって制御電極の周囲に
生ずるトナーを制御する電界強度が弱められ、制御特性
が悪化することがあった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、制御電極をトナー担持部材に対
向する面上に形成した画像形成装置に於いて、簡易な構
成及び小さな駆動電圧で、必要な画像濃度、コントラス
トおよび印字速度を得ることができ、特に、カートリッ
ジ交換直後やトナー補給直後において制御電極を駆動す
るIC等の駆動素子が破壊されてしまうことがないよう
な安定した駆動が可能な画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、帯電したトナーの流れを制
御する制御部を有するトナー流制御手段と、前記トナー
を担持すると共に、前記トナー流制御手段に対してその
トナーを供給するトナー供給手段とを備える画像形成装
置であって、前記トナー流制御手段よりもトナー供給手
段のトナー搬送方向の上流側に位置し、かつ前記トナー
供給手段に担持されたトナー量を検知するトナー層検知
手段と、前記トナー層検知手段の検出結果に基づいて印
字動作を中断する第1の制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置にお
いては、トナー供給手段が担持するトナー層の状態を、
トナー流制御手段近傍に達する前に検知することがで
き、トナー層がほとんど若しくは全くない状態の場合に
は、第1の制御手段が印字動作を中断する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、また、図4は、本実施例の画像形成装置の
外観の概略を示した図であり、図5は、本実施例の画像
形成装置の制御機構の概略を示した図である。
【0017】図1において、トナー流制御手段としての
アパチャ電極体1の上側には、約1mmの間隙を有し
て、円柱状の、背面電極として背面電極ローラ22がシ
ャーシ(図示せず)に回動可能に配設されており、前記
間隙に挿入される支持体20を搬送し得るように構成さ
れている。また、前記アパチャ電極体1の下側には、そ
のアパチャ電極体1の長手方向に沿って、トナー供給装
置10が配設されており、更には、前記背面電極ローラ
22によって搬送される支持体20の進行先には定着装
置26が配設されている。また、後述する全ての可動部
材、制御電圧印加回路及び電源、検出手段等は、第1及
び第2の制御手段を構成するところの制御ユニット40
によって制御されている。
【0018】また、本実施例の画像形成装置において
は、トナー供給手段としてのトナー供給装置10は、図
4に示すようにカートリッジ化されており、このカート
リッジ化されたトナー供給装置10は、ケーシング50
からカバー52を開けた時に出現するカートリッジ収納
部54にはめ込むよう収納される。このとき、カートリ
ッジ収納部54とトナー供給装置10とが接触する任意
の位置、望ましくはカートリッジ収納部54の底面に
は、少なくともこのカートリッジ収納部54にトナー供
給装置10が収納されているかを検出するためのスイッ
チであるカートリッジ検出手段47の突起が露出してい
る。
【0019】同様に、ケーシング50とカバー52とが
接触する任意の位置には、これらケーシング50とカバ
ー52とが接触している、すなわちカバー52が閉じら
れているかを検出するためのスイッチであるカバー検出
手段45の突起が露出している。
【0020】前記カートリッジ検出手段47及びカバー
検出手段45からの信号は、装置状態検出ユニット42
に送られて処理され、カートリッジの有無・トナー量・
カバー開閉状態の検出データが前記制御ユニット40に
転送される。
【0021】ここで、カートリッジ検出手段47は、適
当なバネに支持された押しボタンで構成されており、こ
の押しボタンの押し具合は、カートリッジ化されたトナ
ー供給装置10の重さ、すなわちトナー供給装置10内
のトナー量によって変化するので、このカートリッジ検
出手段47によってトナー量を検出させることもでき
る。
【0022】前記トナー供給装置10は、このトナー供
給装置10全体のハウジングを兼ねるトナーケース11
と、そのトナーケース11内に収納されるトナー16
と、供給ローラ12と、トナー担持体としてのトナー担
持ローラ14と、前記トナーケース11内に設けられた
隔壁19と、この隔壁に着接されたトナー層規制ブレー
ド18とから構成されている。
【0023】ここにおいて、前記トナー担持ローラ14
はトナー16を担持し、アパチャ電極体1に向かって搬
送するものであり、少なくともその表面は接地された導
電性物質で構成されている。
【0024】また、前記供給ローラ12は、トナー担持
ローラ14に対してトナー16を供給するものであると
同時に、この供給ローラ12及び前記トナー担持ローラ
14との接触部においてトナー16を摩擦し、帯電させ
るための部材である。
【0025】前記供給ローラ12とトナー担持ローラ1
4は、トナーケース11に図示する矢印方向に回転可能
に支持されており、両者は接した状態で平行に配設され
ている。
【0026】また、トナー担持ローラ14は、担持ロー
ラ駆動モータ36に接続され、供給ローラ12もまた、
供給ローラ駆動モータ37に接続されており、それぞれ
のローラは、制御ユニット40によって制御されたロー
ラ回転制御ユニット38からの信号に基づいて、前記の
各モータによって駆動されている。
【0027】そして、トナー担持ローラ14と供給ロー
ラ12の、図1に示す矢印方向の回転により、供給ロー
ラ12から送られてくるトナー16は、トナー担持ロー
ラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられ、この
帯電電荷によってトナー担持ローラ14表面に対して誘
起される鏡像力及びファンデルワールス力等の付着力に
よってトナー担持ローラ14上に担持される。
【0028】前記トナー層規制ブレード18は、トナー
担持ローラ14に担持されるトナー16の量がローラ面
上で均一になるよう調整するためのものであり、図1に
おいて、トナーケース11内であって、トナー担持ロー
ラ14の回転方向すなわちトナー16の供給方向に対し
て、アパチャ6の位置よりも上流側に着接された隔壁1
9に着接されており、このトナー層規制ブレード18は
トナー担持ローラ14に圧接されるよう設置されてい
る。なお、このトナー層規制ブレード18は、前記トナ
ー担持ローラ14上に担持されたトナー16を均一に帯
電させるよう、適当な材質を選択したり、電源の接続な
どの構成を行ってもよい。
【0029】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に厚さ12.5〜75μmのポリイミド製の絶縁シート
2に直径40〜100μmの円形若しくはこれと同等の
面積を有する楕円または長方形断面を有する複数のアパ
チャ6が1列に形成され、且つトナー担持ローラ14と
対向する面、即ち図1において下面側に厚さ1〜15μ
mの制御電極4が各アパチャ6毎に形成されたものであ
り、このアパチャ6と制御電極4とにより、本発明の制
御部が構成される。
【0030】そして、前記アパチャ電極体1は、支持体
20側に制御電極4を対向させた状態で、図3に示すよ
うに絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ローラ1
4に対して圧接されている。
【0031】ここにおいて、前記アパチャ電極体1のア
パチャ6とトナー担持ローラ13との位置関係の詳細を
説明すると、図3に示すように、各アパチャ6は各々の
中心線30がトナー担持ローラ13の周面の最上部分
と、トナー担持ローラ13の中心軸32とを通過するよ
うに配置されている。これによれば、各アパチャ6は、
トナー担持ローラ13の周面の最上部分を基準として、
左右に均等に配置されることにより、各アパチャ6を通
過するトナー16の分布をアパチャ内の全域で均一にす
ることができる。また、アパチャ6の壁面とトナー16
の飛翔方向とが平行であるため、安定してトナーを飛翔
させることができる。
【0032】更には、アパチャ電極体1自体は、図3に
示すようにトナー担持ローラ13に対して、アパチャ6
を中心として左右に同じ角度だけたわむように圧接され
ている。これにより、アパチャ電極体1とトナー担持ロ
ーラ13との接触面積を大きくすることができるととも
に、アパチャ6の下部周辺を左右均一に圧接することが
できるため、トナーの濃度むらが発生することを極力抑
えることができる。
【0033】また、図1において、前記隔壁19、及び
前記トナーケース11で囲まれた空間内には、トナー量
検出ヘッド33が配置されており、このトナー量検出ヘ
ッド33からの信号は、トナー量演算ユニット34に送
られ、ここでトナー量が計算されて、このトナー量の計
算値の信号が、制御ユニット40に送られる。このトナ
ー量検出ヘッド33及びトナー量演算ユニット34は、
トナー担持ローラ14上に担持されたトナー量を検出す
るためのものであって、例えば、公知の表面電位計やレ
ーザ変位計のヘッド及び計装装置ユニットや、平板電極
に電位計や静電容量計を接続したユニット等を用いるこ
とができ、これらにより、本発明のトナー層検知手段が
構成される。
【0034】前記制御電極4とトナー担持ローラ14の
間には、制御電圧印加手段としての制御電圧印加回路8
が接続されている。この制御電圧印加回路8は、画像信
号に基いて制御電極4に対して0V、もしくは+50V
の電圧を印加するように構成されている。
【0035】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には、直流電源24が接続されて
おり、この直流電源は、制御ユニット40からの信号に
従って前記背面電極ローラ22に対して+1kVの電圧
を印加し得るようになっている。
【0036】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を図1、図4及び図5を用いて説明する。
【0037】まず始めに、トナー担持ローラ14と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16はトナー担持ロー
ラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてトナ
ー担持ローラ14上に担持される。担持されたトナー1
6は、層規制ブレード18によって薄層化された後、ト
ナー担持ローラ14の回転によってアパチャ電極体1に
向かって搬送される。そして、トナー担持ローラ14上
のトナーはアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦られつ
つアパチャ6の下に供給される。
【0038】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、画像部分に対応
するアパチャ6の近傍には、制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間の電位差により、制御電極4よりトナー担
持ローラ14に向かう電気力線が形成される。それによ
り、マイナスに帯電されたトナーは電位の高い方向に静
電力を受け、トナー担持ローラ14上からアパチャ6を
通過して制御電極4側に引き出される。引き出されたト
ナー16は、更に、背面電極22に印加されている電圧
によって支持体20とアパチャ電極体1との間に形成さ
れる電界により、支持体20に向かって飛翔し、支持体
20上に堆積して画素を形成する。
【0039】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。
その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4との間に
は電界が形成されないことにより、トナー担持ローラ1
4上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ6を
通過しない。
【0040】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0041】上記のプロセスにおいて、アパチャ電極体
1とトナー担持ローラ14上のトナー16とは、アパチ
ャ6の入口部分で接触していることにより、アパチャ6
の入口部分に堆積するトナー16は、トナー担持ローラ
14により順次供給されるトナーにより押し流されるた
め、トナー16が堆積、架橋してアパチャ6を塞ぐこと
が無い。
【0042】また、制御電極4による制御電界は、制御
電極4とトナー担持ローラ14のトナー担持面との間に
形成するので、上記のような構成のアパチャ電極体1を
用いた場合、電界を形成するギャップは担持されたトナ
ー16の層の厚さ分だけであり、この狭い間隙内に存在
するトナー16に直接、制御電界を印加できるため、制
御効率がよく、小さな制御電圧で所望の制御電界が得ら
れるので、制御電極4に電圧を印加するための制御電圧
印加回路8に備えられたIC等の駆動素子を、耐圧の低
い安価なものを使用することができる。
【0043】このとき、制御電極4とトナー担持ローラ
14の表面は、トナー16を介して圧接しているので、
トナー16の存在によって、両者の電気的絶縁が保たれ
ているものであり、例えば新しいトナー供給装置10の
カートリッジを前記カートリッジ収納部54に入れたば
かりの状態や、かなり長期間同一のトナー供給装置10
のカートリッジを使い続けてトナー切れを起こした状態
などにおいて制御電圧が印加されれば、上述したような
電気的絶縁が保たれず、制御電極4とトナー担持ローラ
14との間が短絡してしまい、制御電圧印加回路8を構
成するIC等の素子が破壊されてしまう。
【0044】そこで、このような状態においては、次の
ように制御されるよう構成されている。
【0045】カートリッジ検出手段47及び装置状態検
出ユニット42からのトナー量信号により、表示手段
(図示せず)によりトナー切れ警告が発せられるが、こ
れを無視して印字操作を続けられた場合、トナー担持ロ
ーラ14の表面に担持されたトナー量が不足してくる。
【0046】このとき、トナー担持ローラ14上のトナ
ー量が不足した部分が制御電極4に接触する前に、トナ
ー量検出ヘッド33及びトナー量演算ユニット34によ
ってトナー量不足が検出され、この検出信号が制御ユニ
ット40に伝達されると、制御ユニット40は、制御電
圧印加回路8に信号を送って制御電圧をトナー担持ロー
ラ14の表面と同電位、すなわち、0Vに制御し、続い
てローラ回転制御ユニット38に信号を送って、担持ロ
ーラ駆動モータ36及び供給ローラ駆動モータ37を停
止させ、直流電源24から背面電極ローラ22への電圧
の印加を遮断し、さらにカートリッジ交換を促すメッセ
ージを表示手段(図示せず)により使用者に報知する。
【0047】使用者がカバー52を開け、ケーシング5
0からトナー切れを起こしたトナー供給装置10のカー
トリッジを取り出し、続いてトナーをフル充填されたト
ナー供給装置10のカートリッジを入れ、続いてカバー
52を閉めると、カートリッジ検出手段47及びカバー
検出手段45からの信号に基づいて、装置状態検出ユニ
ット42は制御ユニット40に、トナーをフル充填され
た(または新品の)カートリッジが装填された状態でカ
バー52が閉じられたことを知らせる。ここで、誤って
トナー切れを起こしたカートリッジが装置内に挿入され
た場合、上述したように表示手段(図示せず)によりト
ナー切れ警告が再び発せられ、制御ユニット40によっ
て印字操作を行わないよう制御されている。
【0048】上述したように、トナーをフル充填された
トナー供給手段10のカートリッジが装置内に挿入され
た状態でカバー52が閉じられたことを制御ユニット4
0が認識すると、制御電圧印加回路8に対してトナー担
持ローラ14表面の電位と同電位でトナー担持ローラ1
4表面と制御電極4との間に電位差がないように、すな
わち、0Vに制御電極4の電位を制御しながら、ローラ
回転制御ユニット38に対して、担持ローラ駆動モータ
36及び供給ローラ駆動モータ37を駆動してトナー担
持ローラ14や供給ローラ12を回転させ、トナー量検
出ヘッド33及びトナー量演算ユニット34からのトナ
ー量信号が印字操作に十分な量となるまでこれらのロー
ラの回転を継続させるよう制御し、印字可能であること
を表示手段(図示せず)により表示し、引き続いての印
字が可能となる。
【0049】以上のように、本実施例の画像形成装置に
おいては、トナー担持ローラ14と制御電極4との間に
トナー16がない状態で制御電極4とトナー担持ローラ
14表面との間に電位差を与えることによる両者の電気
的短絡を簡易な構成で防止することができ、制御電圧印
加回路8を構成するIC等の素子が破壊されてしまうこ
とがない。
【0050】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0051】例えば、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。
【0052】また、上記実施例においては、トナー流制
御手段としてフレキシブル基板状のアパチャ電極体を用
いたが、例えば、米国特許第5036341号の明細書
に記載されるような編目状の電極体を用いることも可能
である。
【0053】また、トナー担持部材の表面上に、適当な
絶縁性スペーサを着接してもよい。これによって、トナ
ー担持部材と制御電極との短絡の防止をより確実にする
と同時に、トナー流制御手段上に付着したトナーを定期
的にはぎ取り、トナー供給手段内のトナーの循環を補助
することができる。
【0054】また、上記実施例においては、トナーの極
性を負極性としたが、他の部材の材質を適当に選択する
ことによっては正極性とすることも可能である。
【0055】また、上記実施例においては、トナー担持
部材表面は接地された導電性物質で構成されていたが、
この導電性物質を適当なバイアス電位を与える電源と接
続してもよい。この場合、制御電極に印加する電圧は、
このバイアス電位に対応して変化するものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置は、トナー供給手段に担持されたト
ナー層の状態を、トナー層検知手段によりトナー流制御
手段近傍に達する前に検知することができるので、トナ
ー供給手段とトナー流制御手段との間にトナーがない状
態で電位差を与えた場合の両者間の電気的短絡を簡易な
構成で防止することができ、制御電圧印加手段を構成す
るIC等の素子を破壊することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体とトナー担持ローラとの構成を模式的に示す図であ
る。
【図4】本発明の画像形成装置の外観の概略を示し、特
には匡体カバーの開閉の有無、及びカートリッジ化され
たトナー供給手段の有無を検知する構成の概略を示す斜
視図である。
【図5】本発明の画像形成装置における制御機構の構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 10 トナー供給装置 12 供給ローラ 14 トナー担持ローラ 22 背面電極ローラ 24 直流電源 33 トナー量検出ヘッド 34 トナー量演算ユニット 36 担持ローラ駆動モータ 37 供給ローラ駆動モータ 40 制御ユニット 42 装置状態検出ユニット 45 カバー検出手段 47 カートリッジ検出手段 50 ケーシング 52 カバー 54 カートリッジ収納部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電したトナーの流れを制御する制御部
    を有するトナー流制御手段と、前記トナーを担持すると
    共に、前記トナー流制御手段に対してそのトナーを供給
    するトナー供給手段とを備える画像形成装置において、 前記トナー流制御手段よりもトナー供給手段のトナー搬
    送方向の上流側に位置し、かつ前記トナー供給手段に担
    持されたトナー量を検知するトナー層検知手段と、 前記トナー層検知手段の検出結果に基づいて印字動作を
    中断する第1の制御手段とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー流制御手段の制御部とトナー
    供給手段とが接して配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー流制御手段の制御部とトナー
    供給手段との間において画像信号に基づいて制御電圧を
    印加するための制御電圧印加手段が接続されていること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、画像形成装置の匡体カバー
    の開閉状態、またはトナーの補給状態や、画像形成装置
    を構成する部材の設置状態を検知する装置状態検知手段
    と、 前記装置状態検知手段からの検知信号、及び前記トナー
    層検知手段からの検知信号に基づいて、少なくともトナ
    ー供給手段を印字操作に先立って駆動するための第2の
    制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP4138094A 1994-03-11 1994-03-11 画像形成装置 Pending JPH07246726A (ja)

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