JPH0724655Y2 - ボルト・ナット用及びボルトヘッド用キャップ - Google Patents

ボルト・ナット用及びボルトヘッド用キャップ

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JPH0724655Y2
JPH0724655Y2 JP1989076881U JP7688189U JPH0724655Y2 JP H0724655 Y2 JPH0724655 Y2 JP H0724655Y2 JP 1989076881 U JP1989076881 U JP 1989076881U JP 7688189 U JP7688189 U JP 7688189U JP H0724655 Y2 JPH0724655 Y2 JP H0724655Y2
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JP
Japan
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adhesive
oil
cap body
bolts
nuts
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Inventor
敏雄 吉田
Original Assignee
株式会社エポゾール
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として橋桁のボルト・ナット締め、鉄板鉄骨
のボルト・ナット締め等の構造物のボルト・ナット締め
後に突出して風雨に曝されるボルト・ナット及びボルト
ヘッドを被覆するためのキャップに関するものである。
(従来の技術) 従来に於けるこの種の技術として実公昭57-2728号公報
を挙げることが出来るが、このボルト・ナット用カバー
を、ボルト・ナット締め後に突出しているボルト・ナッ
トに対して防錆油あるいは接着剤と共に被覆するにはそ
の都度わざわざ流動状あるいは半流動状の防錆油をボル
ト・ナット用カバーの内側に塗布しなければならず煩雑
な手間がかかる欠点があった。又、接着剤を採用する場
合も前記と同様であった。
(技術的課題) 而して、本考案は従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、作業の度に、1つ1つ多数のキャップ内に防錆油又
は接着剤を塗着することなく簡単に締付け後のボルト・
ナットに取付け被覆するだけで防錆効果、接着効果を発
揮するように成すことを技術的課題とするものである。
(技術的手段) 本考案では上記の技術的課題を解決するために、塩化ビ
ニール、ポリプロピレン等の可撓性材料でキャップ体を
形成しその一部に複数個の袋状の溝孔を形成して防錆油
又は接着剤を直接充填又は間接的に収容してある。
具体的には図示(第1図乃至第4図)の如く下記の構成
となる。
1は塩化ビニール、ポリプロピレン等の可撓性材料で構
成した六角形状のボルト・ナット用のキャップ体で可圧
縮頭部2とスカート部3と開口縁部4とから構成してあ
る。
5はキャップ体1の内室で、ボルト6の先端部6Aがボル
ト室5A内に位置付けされ、ナット7がナット室5B内に位
置付けされる。
8はキャップ体1の一部を形成する可圧縮頭部2の肉厚
部に形成した袋状の溝孔でその口部8Aを常時材質の弾性
力により閉成して内室5側に対向せしめてある。9は該
溝孔8内に充填した防錆防食のための油で流動状又は半
流動状のものである。
又、油9に換えて接着剤を充填してもよく、更には、あ
る溝孔8には油9を他の溝孔8には接着剤9Aを充填して
もよい。
而して、可圧縮頭部2を適宜矢標方向へ押圧すると溝孔
8内に充填されている油9又は接着剤9Aは口部8Aを開い
てボルト室5A、ナット室5Bへと漏出することとなる。
10はボルトヘッドでボルトヘッド用のキャップ体1Aで被
覆されるものである。
11はワッシャー、12及び13は鉄板又は鉄骨等の構造物体
の一部である。16は貫通孔である。
(作用) 上記の技術的手段は下記の如く作用する。
鉄板12、鉄骨13等の構造物体の貫通孔16内にボルト6を
挿通せしめた後、ワッシャー11を遊嵌しナット7をボル
ト6に螺着して鉄板12と鉄骨13とを締め付ける。
然る時、一般的にボルト6の先端部6Aが多少ナット7よ
り突出する。
この状態に於いて、キャップ体1を矢標A方向に装着し
ボルト6の先端部6Aとナット7とを被覆する。この時、
可圧縮頭部2を第4図に示す如く押圧圧縮すると、溝孔
8内に充填されている油9又は接着剤9Aは口部8Aを開い
て漏出し、ボルト室5A内に位置するボルト6の先端部6A
及びナット室5B内に位置するナット7へ附着し防錆効
果、接着効果を発揮する。又、同様にボルトヘッド10に
キャップ体1Aを押圧圧縮しながら装着して被覆すればよ
い。尚、開口縁部4付近を肉厚にして溝孔8を形成し油
9又は接着剤9Aを充填しておけば油9又は接着剤9Aの漏
出により構造物体(12,13)との密着性が高まり防錆接
着効果は一段と高くなる。
(第一の実施例)(第5図) 第5図は他の実施例を示すもので本考案と同じ部分には
同じ番号を附してある。
本実施例の特徴は、油9又は接着剤9Aを含有せる薄膜カ
プセル14を溝孔8内に収容した点にある。而して、可圧
縮頭部2を押圧圧縮することにより薄膜カプセル14が溝
孔8より押出されると同時に圧潰され薄膜15が破れて内
容物が漏出するものである。この薄膜カプセル14の採用
により、内容物としての油9又は接着剤9Aが自然と漏れ
出してしまうことを防止できる。
(第二の実施例)(第7図) 本実施例の特徴はキャップ体1に於ける可圧縮頭部2の
内室5側に形成した溝孔8内に油9又は接着剤9Aを充填
しその上をフィルムFで覆った点にあり、このフィルム
Fは押圧力により破れ易い薄膜であってもよいし又、破
れ難く使用前に剥離するものであっても良い。
使用上の煩雑な手間を省く目的からすれば外部からの押
圧力により破れるようにしたものが好ましい。
(第三の実施例)(第8図) 本実施例の特徴はキャップ体1に於ける可圧縮頭部2の
内室5側にスポンジ、ポリウレタンフォーム等の気泡状
孔物体、海綿状物体等の微小孔状弾性物体P内に油9又
は接着剤9Aを含浸せしめたものを位置付けしフィルムF
で覆った点にあり、このフィルムFは外力より破れ易い
薄膜であっても又、破れ難いもので使用時に剥離するも
のであってもよい。
(効果) 而して、本考案は叙上の如き構成及び作用を有するので
下記の如き特有の効果がある。
(a)キャップ体の一部に予め油又は接着剤を保有せし
めてあるので、現場にてボルト・ナット又はボルトヘッ
ドに被ぶせてから外力を加えるだけで煩わしい手間をか
けることなく簡単に油又は接着剤を漏出せしめて防錆効
果、接着効果を発揮し得る。
(b)請求項2に於いては、可圧縮頭部を圧縮するだけ
で油又は接着剤が漏出し防錆効果、接着効果を発揮す
る。
(c)請求項3に於いては薄膜カプセルを採用している
ので通常時に油や接着剤が漏れ出してベトベトするのを
防止でき、長期間の保存に耐え得る。
(d)請求項4に於いては、可圧縮頭部の溝孔への油又
は接着剤の充填が容易でメーカー側にとっては低コスト
で量産でき又ユーザー側にとっても使い易い。
(e)請求項5に於いては油又は接着剤の微小孔状弾性
物体への含浸量を増大できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の内容を示し、第1図はキャ
ップ体とボルト・ナットとの被覆関係を示す概略一部縦
断側面図、第2図はキャップ体の正面図、第3図は他の
キャップ体の正面図、第4図は第2図に示したキャップ
体の要部の拡大縦断側面図である。第5図は第一の実施
例を示すキャップ体の要部の拡大縦断側面図である。第
6図はカプセルの拡大縦断正面図である。第7図は第二
の実施例を示すキャップ体の要部の拡大縦断側面図であ
る。 第8図は第三の実施例を示すキャップ体の要部の拡大縦
断側面図である。 1,1A……キャップ体、2……可圧縮頭部、5……内室、
8……溝孔、9……油、9A……接着剤、14……薄膜カプ
セル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニール、ポリプロピレン等の可撓性
    材料によりキャップ体1を形成すると共に、該キャップ
    体1の一部を構成する可圧縮頭部2に溝孔8を形成して
    油9又は接着剤9Aを充填し常時、口部8Aを閉成して内室
    5側に対向せしめ且つ外力により前記油9又は接着剤9A
    を内室5に向けて漏出すべく成したボルト・ナット用キ
    ャップ
  2. 【請求項2】塩化ビニール、ポリプロピレン等の可撓性
    材料によりキャップ体1を形成すると共に、該キャップ
    体1の一部を構成する可圧縮頭部2に溝孔8を形成し
    て、油9又は接着剤9Aを含有せる薄膜カプセル14を収容
    せしめ且つ外力により前記薄膜カプセル14を溝孔8より
    飛出せしめると同時に圧潰して油9又は接着剤9Aを内室
    5に向けて漏出すべく成したボルト・ナット用キャップ
  3. 【請求項3】塩化ビニール、ポリプロピレン等の可撓性
    材料によりキャップ体1を形成すると共に、該キャップ
    体1の一部を構成する可圧縮頭部2に溝孔8を形成して
    油9又は接着剤9Aを充填しその上をフィルムFにより覆
    ったボルト・ナット用キャップ
  4. 【請求項4】塩化ビニール、ポリプロピレン等の可撓性
    材料によりキャップ体1を形成すると共に、該キャップ
    体1の一部を構成する可圧縮頭部2の内室5側に、油9
    又は接着剤9Aを含浸せしめた微小孔状弾性物体Pを位置
    付けし、その上をフィルムFで覆ったボルト・ナット用
    キャップ
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