JPH0724626A - パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー - Google Patents

パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー

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JPH0724626A
JPH0724626A JP17185893A JP17185893A JPH0724626A JP H0724626 A JPH0724626 A JP H0724626A JP 17185893 A JP17185893 A JP 17185893A JP 17185893 A JP17185893 A JP 17185893A JP H0724626 A JPH0724626 A JP H0724626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pipe material
vise
protective cover
machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP17185893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Hanawa
和俊 花輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP17185893A priority Critical patent/JPH0724626A/ja
Publication of JPH0724626A publication Critical patent/JPH0724626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ材に切断や開先等の加工を施すパイプ
加工機において、バイスにより挟持し固定した場合のパ
イプ材表面の残傷や、歪や凹み等の変形の発生を防ぎ、
薄肉のパイプでも高精度の加工が行なえるようにする。 【構成】 パイプ材Pを所定の位置に固定するバイス1
と、固定されたパイプ材Pに切断や開先等の加工を施す
切削刃を備える加工部を有するパイプ加工機において、
バイス1と加工対象物のパイプ材Pとの間に該パイプ材
Pの外周を覆う保護カバー7を配し、該保護カバー7を
介してパイプ材Pをバイス1で固定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ材に切断や開先
等の加工を施す開先機等のパイプ加工機とこれに用いる
保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種パイプの切断やパイプ端部に開先等
の加工を施すパイプ加工機としては、図4に示すような
構造の開先機が知られている。
【0003】この開先機は、パイプ材(P)をバイス
(1)で挟持し所定位置に固定する管保持部(2)と、
バイス(1)により保持されたパイプ材(P)に切断や
開先等の加工を施す切削刃(3)を備える加工部(4)
とからなる。
【0004】管保持部(2)は、本体部分(2a)が作
業台(6)に固定され、これに備えるバイス(1)は、
左右で対をなすブロック状の挟持部材(1a)(1b)
を有しており、これによりパイプ材(P)を挟持するよ
うになっている。
【0005】また加工部(4)は、パイプ材(P)を通
すための開口部(5)を有し、前記管保持部(2)の前
部において、固定されたパイプ材(P)の周囲を回動可
能に設けられている。この加工部(4)に備える切削刃
(3)は、外側枠体(4a)の内側において図面上下方
向にスライド移動可能に設けられた内側体(4b)に付
設され、該内側体(4b)のスライド移動によって、開
口部(5)内に位置するパイプ材(P)に対し当接(切
込み)可能に設けられている。
【0006】この切削刃(3)がモータにより回転駆動
されて、加工部(4)の回動によりパイプ材(P)の外
周を周回することにより、パイプ材(P)の切断やパイ
プ端部の開先等の加工を施すようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
開先機等の従来のパイプ加工機においては、加工対象物
のパイプ材をバイスにより直接挟持して固定し、切断や
開先等の加工を施すものであるため、パイプ材の表面に
残傷が生じたり、歪や凹み等の変形が発生し、これがた
めに加工面の精度が低下したり、切削刃の寿命が短かく
なる等の問題が生じている。このような問題はパイプが
薄肉のものほど多く発生することになる。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなしたものであっ
て、パイプ材に切断や開先その他の加工を施すパイプ加
工機において、パイブ材をバイスにより挟持し固定した
場合の表面の残傷や変形等の発生を防ぎ、薄肉のパイプ
でも高精度の加工が行なえるように発明したものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、パイプ
材を所定の位置に固定するバイスと、固定されたパイプ
材に切断や開先等の加工を施す切削刃を備える加工部と
を有するパイプ加工機において、バイスと加工対象物の
パイプ材との間に該パイプ材の外周を覆う保護カバーを
配し、該保護カバーを介してパイプ材をバイスで固定す
るようになしたことを特徴とする。
【0010】また本発明の第2は、前記の保護カバーと
して、外周がバイスにより挟持可能に形成され、内周が
パイプ材を挟持できるように形成された二つのカバー部
材を、ヒンジ部を介して開閉可能に連接したものであ
る。
【0011】
【作用】上記のパイプ加工機によれば、加工対象物のパ
イプ材は、保護カバーを介してバイスで締付け挟持され
て固定されるために、パイプ材表面に残傷が生じず、ま
たカバーを介してバイスによる締付力が分散されるため
に、薄肉のパイプであっても、歪や凹み等の変形が生じ
ることがない。
【0012】特に請求項2の保護カバーを用いた場合、
保護カバーを構成する両側のカバー部材をパイプ径に応
じて開閉でき、パイプ材の外周に沿わせ易く、しかもカ
バー外周をバイスにより挟持することにより、該カバー
を介してもパイプ材を確実に固定できることになる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0014】図1はパイプ加工機として代表的な開先機
の全体を略示する側面図であり、図2は同上のバイス部
分の正面図を示している。
【0015】この開先機は、バイス(1)を備える管保
持部(2)と、切削刃(3)を備える加工部(4)とを
有しており、これらは基本的に上記した図4で示す従来
品と同様の構成をなしている。(5)は開口部、(6)
は作業台である。
【0016】図示する実施例におけるバイス(1)は、
左右で対をなすブロック状の挟持部材(1a)(1b)
を複数対備えており、本体(1c)の内部に備える周知
の機構により、両挟持部材(1a)(1b)間に配置さ
れる加工対象物のパイプ材(P)を挟持することにより
所定の位置に固定保持できるようになっている。
【0017】また加工部(4)は、管保持部(2)の前
部において、固定されたパイプ材(P)の周囲を回動す
るように設けられ、この加工部(4)に有する切削刃
(3)は従来と同様の手段で加工部(4)の開口部
(5)に通されたパイプ材(P)に対して当接可能に設
けられている。すなわち、切削刃(3)をパイプ材
(P)に当接した状態での加工部(4)の回動により、
切削刃(3)がパイプ材(P)の外周を周回して切断や
開先等の加工を施すようになっている。
【0018】(7)はバイス(1)の挟持部材(1a)
(1b)と加工対象物のパイプ材(P)との間に該パイ
プ材(P)を覆うように配された保護カバーであって、
通常鋼材等の比較的強度のある金属材により形成され、
該保護カバー(7)を介してパイプ材(P)をバイス
(1)で挟持できるように設けられている。
【0019】この保護カバー(7)としては、バイス
(1)の挟持部材(1a)(1b)に付設して装備して
おくこともできるが、バイス(1)とは別に形成したも
のを着脱自在に設けておくのが望ましい。またその形態
は、保護カバー(7)を介してパイプ材(P)をバイス
(1)で挟持したとき、その挟持力(締付力)を分散で
きるものであればよく、種々の形態による実施が可能で
ある。
【0020】図3に示す保護カバー(7)は、バイス
(1)とは別に構成したもので、鋼材等により、外周が
バイス(1)の挟持部材(1a)(1b)により挟持可
能な円弧状や丸みのある略角形に形成され、内周がパイ
プ材(P)を挟持するのに好適なようにV形や開口側ほ
ど拡開した凹形等の角形状に形成された二つのカバー部
材(7a)(7b)を有し、両カバー部材(7a)(7
b)が中央ヒンジ部(8)を介して開閉可能に連接構成
されている。この保護カバー(7)によれば、両カバー
部材(7a)(7b)の開閉調整によってパイプ径の異
なるパイプ材(P)に対応でき、特に好適に用いられ
る。(9)は把持部である。
【0021】上記の保護カバー(7)を備えるパイプ加
工機によれば、パイプ材(P)の切断や開先等の加工を
施す際、バイス(1)によるパイプ材(P)の挟持部分
の外周を覆うように保護カバー(7)を被せ、その上か
らバイス(1)で挟持して固定する。図3の保護カバー
(7)を用いた場合、両カバー部材(7a)(7b)が
開閉可能であるために、パイプ径が大小変化しても問題
なく対応でき、かつバイス(1)により問題なく締付け
固定することができる。
【0022】このように、パイプ材(1)を保護カバー
(7)を介してバイス(1)で固定すると、該保護カバ
ー(7)でバイス(1)による締付力を分散でき、した
がってパイプ材(1)の表面に残傷が生じず、また薄肉
のパイプであっても、歪や凹み等の変形が生じることが
なく、精度の高いパイプ加工を施すことができる。
【0023】
【発明の効果】上記したように本発明のパイプ加工機に
おいては、パイプ材の切断や開先等の加工の際、パイプ
材を保護カバーを介してバイスで固定することとしたの
で、パイプ材表面に残傷が生じたり、歪や凹み等の変形
が発生することがなく、特に薄肉のパイプでも前記のよ
うな問題が生じず、高精度のパイプ加工が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプ加工機の1種の開先機における実施例を
示す略示側面図である。
【図2】同上のバイスによる挟持部分の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に係る保護カバーの斜視図である。
【図4】従来の開先機の概略を示す一部欠截斜視図であ
る。
【符号の説明】
(P) パイプ (1) バイス (1a)(1b) 挟持部材 (2) 管保持部 (3) 切削刃 (4) 加工部 (5) 開口部 (7) 保護カバー (7a)(7b) カバー部材 (8) ヒンジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ材を所定の位置に固定するバイス
    と、固定されたパイプ材に切断や開先等の加工を施す切
    削刃を備える加工部とを有するパイプ加工機において、 バイスと加工対象物のパイプ材との間に該パイプ材の外
    周を覆う保護カバーを配し、該保護カバーを介してパイ
    プ材をバイスで固定するようになしたことを特徴とする
    パイプ加工機。
  2. 【請求項2】外周がバイスにより挟持可能に形成され、
    内周がパイプ材を挟持できるように形成された二つのカ
    バー部材を、ヒンジ部を介して開閉可能に連接してなる
    ことを特徴とするパイプ加工機用の保護カバー。
JP17185893A 1993-07-12 1993-07-12 パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー Pending JPH0724626A (ja)

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JP17185893A JPH0724626A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー

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JP17185893A JPH0724626A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー

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JPH0724626A true JPH0724626A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15931093

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JP17185893A Pending JPH0724626A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 パイプ加工機及びこれに用いる保護カバー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210009327A (ko) 2019-02-14 2021-01-26 테크매직 가부시키가이샤 요리 자동 제공 시스템, 음식점, 음식점용 자동 시스템, 요리 자동 제공 방법, 프로그램 및 기억 매체

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KR20210009327A (ko) 2019-02-14 2021-01-26 테크매직 가부시키가이샤 요리 자동 제공 시스템, 음식점, 음식점용 자동 시스템, 요리 자동 제공 방법, 프로그램 및 기억 매체

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