JPH07246135A - 防ダニ敷布団 - Google Patents

防ダニ敷布団

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JPH07246135A
JPH07246135A JP6040797A JP4079794A JPH07246135A JP H07246135 A JPH07246135 A JP H07246135A JP 6040797 A JP6040797 A JP 6040797A JP 4079794 A JP4079794 A JP 4079794A JP H07246135 A JPH07246135 A JP H07246135A
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JP
Japan
Prior art keywords
mat
mattress
mites
leaf oil
mite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6040797A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Horiuchi
淳 堀内
Yoshihiro Taniguchi
嘉広 谷口
Mutsuharu Ueda
睦治 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Yayoi Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Yayoi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd, Yayoi Co Ltd filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP6040797A priority Critical patent/JPH07246135A/ja
Publication of JPH07246135A publication Critical patent/JPH07246135A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性に問題がなく、防ダニ効果に優れた防
ダニ敷布団を提供する。 【構成】 防ダニ敷布団10は、片面1xに形成した有
底孔4にヒノキリーフオイルを含浸させた木材チップ2
を挿入して蓋5で封止したマット1の外側全面を、超高
密度織物表布3で覆ったものである。安全性に問題がな
く、防ダニ効果を有する気化リーフオイイルが、敷布団
10の内部で高い濃度が保たれる一方、間隙がダニより
小さい超高密度織物3を通して外部に徐々に拡散するの
で、安全性に問題がなく、防ダニ効果の優れた敷布団と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防ダニ敷布団に関し、
特に、乳幼児の就寝用として好適な敷布団に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乳幼児用敷布団の多くは、ポリエ
ステルやレーヨン綿などの繊維を交絡させてなるマット
の表面を表布で覆った構成をしている。
【0003】近年、ゼンソク、アトピー性皮膚炎が増加
し、その原因の一つとして、家の中のダニが指摘されて
いる。家の中のダニは、主に、ジュータンや布団等、間
隙の多い繊維製品の中につくことが多く、ゼンソク患者
のいる家庭では、ジュータンを剥がし、板床にすること
が推奨されている。
【0004】しかし、ジュータンは除去できても、寝具
類としての間隙のある製品を完全に排除することができ
ない。特に、布団類は通気性も求められるため、間隙を
完全になくすことは非常に困難である。
【0005】寝具としての布団の使用時間は、大人では
1日の約1/3であるが、睡眠時間の多い幼児では約1
/2にもなり、特にハイハイもできない乳児では、一日
の大半を敷布団の上で過ごすことになる。
【0006】乳児、幼児の介護者は、寝具類を清潔にす
るよう努めるのが通常であるが、ゼンソク患者などアレ
ルギー疾患を持つ子供にとっては、完全とは言い難い。
【0007】しかも、日常的に一日の多くの時間をその
上で過ごす乳幼児が用いる布団に、殺ダニ剤などの化学
薬品を使用することは、安全性に問題がある。
【0008】上記のような化学薬品を使用して防ダニ加
工したポリエステル綿を使用した布団(マット)が従来存
在したが、これには安全性の点で問題があるので、現時
点では乳幼児を対象とした防ダニ敷布団は提供されてい
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、安全性に問題のない防ダニ敷
布団を提供することである。
【0010】また、本発明の解決すべき他の技術的課題
は、上記技術的課題の達成に加えて、防ダニ効果に優れ
た防ダニ敷布団を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
者らは、鋭意研究の結果、防ダニ効果の優れた敷布団、
特に乳幼児用に好適な防ダニ敷布団を完成するに至っ
た。本発明を添付図面に従って、以下詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係る敷布団の斜視図であ
り、図2は、その部分断面拡大図である。
【0013】本発明に係る防ダニ敷布団10は、繊維を
交絡させたマット1の中に、ヒノキリーフオイルを含浸
させた木材チップ2を挿入し、このマット1の外側を超
高密度織物表布3で、略全面を覆う構成にてなる。
【0014】マット1は、たとえば、ポリエステル、ナ
イロン、ビニロン、アクリル等の合成繊維、アセテー
ト、レーヨン、キュプラ等半合成繊維、再生繊維等、
綿、麻、羊毛等の天然繊維を交絡させてなる。あるい
は、マット1は、熱融着可能な繊維をブレンドして、適
宜加熱圧縮することにより成形し、適度な硬さと弾力性
を持つようにしてなることも可能である。
【0015】このマット1に、ヒノキリーフオイルを含
浸させた木材チップ2を挿入している。
【0016】ヒノキリーフオイルは、ヒノキの葉より乾
留、溶剤抽出された油成分で、ヒノキ材の良い匂いがあ
り、対虫忌避効果がある。このヒノキリーフオイルを木
材に含浸させると、木材はヒノキ材と同じ匂いと化学作
用とを持つこととなる。含浸される木材がヒノキ材であ
れば、本来含まれている以上に追加されるので、さら
に、その効果は強くなる。
【0017】ヒノキリーフオイルが含浸された木材チッ
プ2は、ヒノキリーフオイルが含浸された木材を、小さ
い木材チップ2に加工することによっても、あるいは、
予め木材チップ2を形成した後に、ヒノキリーフオイル
を含浸させることによっても、準備できる。木材チップ
2は小さいので、取り扱いが容易であり、任意の形状の
容器に挿入することが可能である。また、同じ容積であ
っても表面積が大きくなるので、ヒノキリーフオイルが
気化して拡散する効率がよい。木材チップ2の大きさ
は、その取扱いを容易にするために、小豆粒大からマス
カットの粒大ぐらいが望ましい。また、木材チップ2の
形状は、必ずしも球状である必要はなく、円柱、角柱、
円錐状などであってもよい。ただし、その稜線が角ばら
ず丸みを持っている方が、取り扱いが容易となる。
【0018】マット1に木材チップ2を挿入する態様と
しては、たとえば、マット1内の所望位置においてマッ
ト1の繊維間に木材チップ2が散在した構成とすること
も可能であるが、好ましくは、図示したように、マット
2の周囲、すなわち四隅近傍に数箇所有底孔4を形成
し、その中に適当個数の木材チップを2を入れ、その開
口部をマットとほぼ同じ硬さの部材で蓋5をする。好ま
しくは、マット1から有底孔4をくり抜いたものを圧縮
して蓋5として使用する。これによって、別途蓋5の部
材を準備する必要がなくなる。図示した態様では、木材
チップ2は、有底孔4内に密封されているので、外部へ
の飛散と、移動による分布の偏りとが防止され、一定の
防ダニ効果を維持することができる。
【0019】図示した態様において、マット1と蓋5と
は、単に滑り摩擦力のみで固定してもよく、より好まし
くは、接着固定する。これによって、外力が加わった場
合にも、蓋5がマット1から外れない。マット2と蓋5
と接着固定は、両者の接触面に接着剤を塗布して、ま
た、接着シート6で両者の上面を固定してもよい。図に
示すように、熱接着テープ6の使用も可能である。
【0020】木材チップ2が挿入されたマット1は、超
高密織物表布3で、その略全面が覆われている。
【0021】超高密度織物表布3は、密に織った織物で
あり、好ましくは、経糸緯糸ともに、密に織った織物で
ある。超高密度とすることによって、0.4mmの大きさ
のヤケヒョウダニを通過させないことが必要であり、好
ましくは、0.15mmの大きさのナミホコリダニを通過
させないことが望ましい。カバーファクター40以上の
織物を使用することが望ましい。 カバーファクター=(経密度/(経綿番手)1/2 + 緯密
度/(緯綿番手)1/2) ただし、密度は1インチ当たりの本数である。
【0022】また、超高密度織物表布3は、乳幼児が肌
に触れる部材であるので、天然繊維を用いるのが望まし
く、なかでもセルロース系の繊維が望ましい。綿繊維を
用いると、小さなケバの存在によるフィルタ効果が大き
く、さらに望ましい。
【0023】超高密度織物表布3でマット1を覆うこと
で、気化したリーフオイルは、外部への拡散が抑制され
る。そのため、超高密度織物表布3で覆われた内部で
は、ヒノキリーフオイルが気化して高濃度で存在する。
したがって、ダニ忌避効果は、敷布団10内部全体にい
きわたる。
【0024】一方、内部で高濃度となっている気化リー
フオイルは、超高密度織物表布3を通して若干ずつ外部
へ拡散し、超高密度織物表布3の外層から内層にかけ
て、低濃度から高濃度に分布をもって気化リーフオイル
が存在することになる。
【0025】上記構成において、超高密度織物表布3の
間隙は小さいのでダニの進入を阻止するとともに、内部
になるにしたがって濃度が高くなる気化リーフオイルが
存在するので、たとえ、ダニが進入を開始したとして
も、気化リーフオイルの対虫忌避効果により、その進入
が阻止される。また、マット内部は高濃度のヒノキリー
フオイルが存在するので、ダニは、ほとんど生存するこ
とができない。
【0026】さらに、超高密度織物表布3の外面には、
低濃度ではあるが、気化リーフオイルが常に存在するの
で、敷布団10へのダニの接近と付着とを、ある程度阻
止する。また、気化リーフオイルは、徐々に外部に拡散
されるので、その効果を長期間に渡って持続する。
【0027】また、木材チップをマットの周囲に挿入し
た場合には、防ダニ敷布団から外部に拡散される気化リ
ーフオイルの濃度が高くなって、防ダニ効果が高まる。
【0028】なお、上記の防ダニ効果を有する一方、マ
ット1および超高密度織物3は、布団として必要な通気
性を確保できる。
【0029】したがって、上記構成によって、安全性に
問題のない防ダニ敷布団を提供することができ、特に乳
幼児用として好適な、ダニを排除した安全な寝具環境を
作ることができる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の具体的実施例について述べ
る(図1,2参照)。
【0031】マット1は、一対のマット部材1a,1bよ
りなる。各部材1a,1bは、ポリエステル繊維とレーヨ
ン繊維と熱融着繊維とより作製し、カードウェブを多層
に重ね、圧縮加熱することにより作製する。その大きさ
は、70cm×60cm×6cmである。各部材1a,1bの片
面1xには、長辺側より10cm、短辺側より7.5cmの
位置に直径5cmの有底孔4を2個形成する。
【0032】木材チップ2は、約5mm×約5mm×約6mm
のヒノキ材チップ1000lを、水4l、エタノール5
mlに1lのヒノキリーフオイルを溶かしたリーフオイ
ル溶液中に含浸させほぼ全量ヒノキ材チップ中に吸収さ
せたものである。
【0033】この木材チップ2を、上記各有底孔4に、
52.5mlずつ投入する。
【0034】木材チップ2の投入後、有底孔4の上部
を、マット1と略同質で、マット1の有底孔4をくり抜
いた部材を圧縮して多少硬く成形した蓋5で封をする。
【0035】蓋5の上から、マット部材1a,1bの片面
1xにホットメルト接着剤を添付した布6をかぶせて、
アイロンで加熱をし、マット部材1a,1bと蓋5とを一
体化する。
【0036】このマット部材1a,1bの外面を、60番
手双糸を2本揃えた綿糸を経糸として1インチ当たり1
76本用い、60番手双糸の綿糸を1インチ当たり80
本打ち込んだオックスフォード(平織)で覆い、一対のマ
ット部材1a,1bを連結して、防ダニ敷布団10とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマットの斜視図である。
【図2】 部分断面拡大図である。
【符号の説明】
1 マット 1a,1b マット部材 1x 片面 2 木材チップ 3 超高密度織物表布 4 有底孔 5 蓋 6 接着シート 10 防ダニ敷布団
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 睦治 大阪府大阪市中央区久太郎町2丁目4番31 号 倉敷紡績株式会社大阪本社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維を交絡させたマット(1)の中に、ヒ
    ノキリーフオイルを含浸させた木材チップ(2)を挿入
    し、該マット(1)の外側を超高密度織物表布(3)で、略
    全面覆うことを特徴とする防ダニ敷布団。
  2. 【請求項2】 上記マット(1)の所定箇所に有底孔(4)
    を形成し、該有底孔(4)に上記木材チップ(2)を挿入す
    るとともに、該有底孔(4)を蓋(5)で封止することを特
    徴とする請求項1記載の防ダニ敷布団。
  3. 【請求項3】 上記木材チップ(2)は、上記マット(2)
    の周囲に挿入したことを特徴とする請求項1記載の防ダ
    ニ敷布団。
JP6040797A 1994-03-11 1994-03-11 防ダニ敷布団 Pending JPH07246135A (ja)

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JP6040797A JPH07246135A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 防ダニ敷布団

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JP6040797A JPH07246135A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 防ダニ敷布団

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JP (1) JPH07246135A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0779385A1 (de) * 1995-12-15 1997-06-18 Plauener Gewebetechnik GmbH & Co. KG Dichtes Feingewebe aus Mikrofasern

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0779385A1 (de) * 1995-12-15 1997-06-18 Plauener Gewebetechnik GmbH & Co. KG Dichtes Feingewebe aus Mikrofasern

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Legal Events

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