JPH0724586A - 透過型液晶マスクマーカ - Google Patents

透過型液晶マスクマーカ

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JPH0724586A
JPH0724586A JP5312876A JP31287693A JPH0724586A JP H0724586 A JPH0724586 A JP H0724586A JP 5312876 A JP5312876 A JP 5312876A JP 31287693 A JP31287693 A JP 31287693A JP H0724586 A JPH0724586 A JP H0724586A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 在来の透過型液晶マスクマーカに印字精度を
維持するためのプログラムを不都合なく織り込む。 【構成】 制御器から電圧を印加されて各種マーク用画
像が次々と書き替え表示され、またテスト用画像が適宜
表示される透過型液晶マスクと、表示されたテスト用画
像へ光を投射する発光手段と、テスト用画像を透過して
なる発光手段からの透過光の受光手段と、これらに接続
された前記制御器とを備え、制御器は、予め最適光透過
率を記憶し、液晶マスク上に各マーク用画像を次々と書
き替え表示する少なくとも1つの書き替え中に、テスト
用画像を表示させ、この表示中に、受光手段から受光強
度を入力し、受光強度と発光手段の発光強度とにより液
晶マスクの実際光透過率を算出し、これが最適光透過率
と等しくなるように、液晶マスクへの画像用電圧を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型液晶マスクマー
カに関する。
【0002】
【従来の技術】透過型液晶マスクマーカは、各種静止画
像を表示した透過型液晶マスク(以下、強調するとき以
外は、単に「液晶マスク」と呼ぶ)上に、レーザ光のよ
うな高密度エネルギービームを照射し、静止画像を透過
したビームをワーク表面に照射し、これにより、ワーク
表面に前記静止画像を印字するものである。
【0003】かかる従来の透過型液晶マスクマーカの液
晶マスクはマーク用静止画像のみを表示しているのが普
通である。
【0004】ところで本発明者は先に、透過型液晶マス
クマーカの印字性能を維持するための提案(特願平4−
142044号参照、レーザ液晶マーカ及び液晶の劣化
度判定方法)を行っている。これ(以下、第1提案とす
る)は、「透過型液晶マスクは温度が高くなるにつれ、
また劣化が進むにつれ、その光透過率が大きくなり、こ
の結果、印字精度が低下すること」及び「駆動電圧を調
整すると、透過型液晶マスクの光透過率を調整できるこ
と」に着目して構成したものである。
【0005】即ち、在来の透過型液晶マスクマーカに発
光素子及び受光素子を(所望によっては、液晶マスク用
温度センサも)追設し、制御器に次のプログラムを追設
するものである。液晶マスク上の静止画像に発光素子か
ら光を照射し、その透過光を受光素子で受光し、これら
発光強度R1と受光強度R2とから、実際光透過率Qを
算出し、この実際光透過率Qが当該使用温度における最
適光透過率Qoと一致するように、該静止画像の印加電
圧を調整するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1提案は、上述した
ように、各種在来の透過型液晶マスクマーカの印字性能
を維持する手段として提案したものである。しかるに、
近時、高精度連続高速印字性能を有する透過型液晶マス
クマーカが登場するに及んでこれらとのマッチングが新
たな課題となっている。
【0007】例えば本出願人は先にYAGレーザマスク
マーカ(特開平5−42379号)なる透過型液晶マス
クマーカを提案している。これ(以下、第2提案とす
る)は、液晶マスクの前に第1XY偏向器と、後に第2
XY偏向器とを備えたもので、制御器は、予め分割され
た全体画像の各分割画像を記憶し液晶マスク上に前記各
分割静止画像を順次表示させ、第1XY偏向器によりレ
ーザ光を表示分割静止画像上へラスタ走査させ、各分割
静止画像の透過レーザ光を第2XY偏向器により、順次
ワーク表面へ全体印字が完成するまで偏向照射してゆく
ものであり、これにより、高精度連続高速印字を達成し
ている。
【0008】かかる第2提案のような高精度連続高速印
字が可能なる透過型液晶マスクマーカにあっては、第1
提案とのタイミングがさらに難しい。即ち、タイミング
に際しての新たな問題の検討が必要となってくる。
【0009】本発明は、在来の透過型液晶マスクマーカ
に印字精度を維持するためのプログラムを不都合なく織
り込んでなる透過型液晶マスクマーカを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、発明1の透過型液晶マスクマーカは、図3を参照し
て説明すれば、少なくとも、制御器7から電圧を印加さ
れて各種マーク用静止画像が次々と書き替え表示され、
またテスト用静止画像が適宜表示される透過型液晶マス
ク2と、表示されたテスト用静止画像へ光を投射する発
光手段5と、テスト用静止画像を透過してなる前記発光
手段5からの透過光を受光する受光手段6と、これらに
接続されてなる前記制御器7とを備え、該制御器7は、
予め最適光透過率Qoを記憶し、液晶マスク2上に各マ
ーク用静止画像を次々と書き替え表示するその書き替え
中の内の少なくとも1つの書き替え時間中に、テスト用
静止画像を表示させ、この表示中に、受光手段6から受
光強度R2を入力し、この受光強度R2と発光手段5の
発光強度R1とにより液晶マスク2の実際光透過率Qを
算出し、そして該実際光透過率Qが最適光透過率Qoと
等しくなるように、液晶マスク2への静止画像用印加電
圧を調整することとした。
【0011】上記発明1の構成において、その構成要素
「テスト用静止画像を表示させ、この表示中に、」は、
図4(a)に示される通りであるが、これには各種態様
があり、例えば、次の発明2〜発明4である。即ち、発
明2は、図4(b)に示す通り、上記発明1の構成要素
を「先ず、テスト用静止画像を表示させ、その後、液晶
マスク2の総てのコモン端子とセグメント端子とを同電
位化させ、その後、最後が前記同電位化となるように、
前記書き替え時間が終了するまで、前記テスト用静止画
像の表示と前記同電位化とをこの順で繰り返し、前記テ
スト用静止画像の表示中に、」とした。また、発明3
は、図4(c)に示す通り、上記発明1の構成要素を
「先ず、テスト用静止画像を表示させ、その後、液晶マ
スク2の総てのコモン端子とセグメント端子とを同電位
化させ、その後、最後が前記同電位化となるように、前
記書き替え時間が終了するまで、前記マーク用静止画像
の表示と前記同電位化とをこの順で繰り返し、前記テス
ト用静止画像の表示中に、」とした。また発明4は、図
4(d)に示す通り、上記発明1の構成要素を「先ず、
テスト用静止画像を表示させ、その後、液晶マスク2の
総てのコモン端子とセグメント端子とを同電位化させ、
その後、最後が前記同電位化となるように、前記書き替
え時間が終了するまで、前記テスト用静止画像の表示と
前記同電位化とをこの順で少なくとも1回繰り返し、そ
の後、前記マーク用静止画像の表示と前記同電位化とを
この順で少なくとも1回繰り返し、前記テスト用静止画
像の表示中に、」とした。勿論、上記各構成において、
テスト用静止画像の画像面積は、少なくとも、液晶マス
ク2面において、発光手段5からの照射光の入射面積よ
りも大きくすることが寛容である。
【0012】
【作用】第1提案を透過型液晶マスクマーカに具体的に
織り込む場合、印字プロセス中に、透過率Qを測定し最
適光透過率Qoと等しくなるように、静止画像用印加電
圧を調整する必要がある。そこで、発明1は、液晶マス
ク2上に各マーク用静止画像を次々と書き替え表示する
その書き替え中の少なくとも一つに、テスト用静止画像
を割込み表示させることとし、この表示中に、透過率Q
を測定することとした。尚、静止画像用印加電圧とはテ
スト用静止画像用印加電圧と、マーク用静止画像用印加
電圧とを指すことは言うまでもない。
【0013】ところで、第2提案のような高精度連続高
速印字が可能な透過型液晶マスクマーカでのテスト用静
止画像の割り込みは、スループットを低下させない為に
も、ワーク待機時間中に行なうのが最良である。ところ
が、単純に割り込ませると、該ワーク待機時間ですら極
めて短期間である場合、制御器7がテスト用静止画像を
消す指令を発しても、残像が消えない内に、次のマーク
用静止画像が表示されたのでは、印字性能が低下する。
そこでかかる場合、テスト用静止画像を表示させた直
後、該液晶マスク2の総てのコモン端子とセグメント端
子とを同電位化させる(単に「同電位化」とする)と、
残像がほぼ消える。また、液晶マスク2は、画像表示用
の電圧印加時間が長くなるにつれ、光透過率Qが大きく
なると言う特性があり、これでは、本発明での光透過率
Qの測定値が不安定なものとなり易い。そこで短時間の
テスト用静止画像の表示後、上記同電位化を行うと、安
定的な光透過率Qを得られる。ところで、このような効
用のある同電位化であっても、この時間を長くすると、
液晶マスク2の静止画像の表示立ち上がり時間が長くな
ってしまい、高速印字を行う上で不都合となる。そこ
で、発明3〜発明4では、テスト用静止画像の表示、又
は、先ずテスト用静止画像を表示して同電位化のあと次
のマーク用静止画像を表示する各表示を前記同電位化で
分割することにより(即ち、表示と同電位化との繰り返
すことにより)、次のマーク用静止画像表示の早期立ち
上がりを確保した。即ち、発明3〜発明4によれば、残
像の消去、安定的光透過率の確保及び静止画像の早期立
ち上げ表示を確保することができる。尚、発明3及び発
明4では、少なくとも最後の表示はマーク用静止画像と
同電位化との組み合わせになるが、このようにすると、
書き替え時間終了後の次のマーク用静止画像の立ち上げ
表示が円滑になる。尚、ここで言う書き替え中に表示さ
れるマーク用静止画像とは、書き替え時間終了後に表示
される最初のマーク用静止画像と画像内容が同一である
ことは言うまでもないが、発明3〜発明4において、最
後に表示されたマーク用静止画像を書き替え時間終了後
そのままにし、これを次のマーク用静止画像とする考え
もあろうが、この場合、該書き替え時間は、マーク用静
止画像の表示前、即ち、最後の同電位化の終了時に始ま
っていたと考えるべきである。従って、発明2は元よ
り、発明3及び発明4の最後は総て同電位化となってい
る。発明5は当然と言える。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照し、先ず、実施例をハード
構成とソフト構成とに分けて説明する。ハード構成は、
図3に示すように、レーザ発振器1から射出されたレー
ザ光L1が、ビームスプリッタ81を介して先ずガルバ
ノスキャナ9YによってY方向へ、またポリゴンミラー
9XによってX方向へ偏向されることにより、透過型液
晶マスク2のマーク用静止画像をラスタ走査する構成と
なっている。偏向されたレーザ光L1はレンズ82によ
って反射鏡83に集光され、この反射鏡83からの反射
レーザ光L2が対物レンズ84を経てワークフィーダ1
0上のワーク表面3に照射され、該ワーク表面にマーク
用静止画像を刻印する。上記において、レーザ発振器
1、X偏光器9X、Y偏光器9Y、透過型液晶マスク2
及びワークフィーダ10の駆動系は、制御器7に電気的
に接続され、該制御器7によって同期制御されている。
【0015】上記において液晶マスク2は、制御器7か
らの電圧印加により、マーク用静止画像の外、テスト用
静止画像をも適宜表示するようになっている。またさら
に発光素子5と、受光素子6とが付設されている。受光
素子6は、液晶マスク2上に表示されたテスト用静止画
像を透過した発光素子5からの透過光を受光し、この受
光強度R2を制御器7に出力している。尚、従って、前
記テスト用静止画像は、少なくとも、液晶マスク2面に
おいて、発光手段5からの照射光の入射面積よりも大き
いことが寛容である。ここで発光素子5と受光素子6と
は、制御器7に電気的に接続され、該制御器7によって
同期制御されている。また制御器7は、予め最適光透過
率Qoと、発光素子5の発光強度R1とを記憶してい
る。尚、最適光透過率Qoは、本実施例なる透過型液晶
マスクマーカの常用時における透過型液晶マスク2の特
性を元に予め制御器7内に記憶させた値である。
【0016】次にソフト構成を説明する。図1に示すよ
うに、本実施例は、印字サイクルtが約0.8秒の高精
度連続高速印字型の透過型液晶マスクマーカである。内
訳は、マーク用静止画像表示時間(印字時間)t1が約
0.3秒、ワーク待機時間(ワーク移動及び印字位置固
定時間)t2が約0.5秒である。ここで、ワーク待機
時間t2内における、テスト用静止画像の割り込み表示
時間t21は約0.1秒であり、その後の液晶マスク2
の総てのコモン端子とセグメント端子とを0V(即ち、
全端子をアース)にするという同電位化時間t22は約
0.04秒であり、これら表示と同電位化とが3回の繰
り返されている。尚、この繰り返しのフローチャートを
図2及びタイムテーブルを図4(b)に示しておく。
【0017】ここで本実施例は、上記3回のテスト用静
止画像の割込み表示の繰り返しの内、最初のテスト用静
止画像の割込み表示時間t21の約0.1秒内に、制御
器7は、受光手段6から受光強度R2を入力し、この受
光強度R2と発光手段5の発光強度R1とにより透過型
液晶マスク2の実際光透過率Qを算出し、そして該実際
光透過率Qが最適光透過率Qoと等しくなるように、液
晶マスク2への静止画像用印加電圧を調整している。尚
勿論、上記3回のテスト用静止画像の割込み表示時間の
総てにおいて、それぞれ、入力、計算、比較及び調整を
繰り返してもよい。本実施例によれば、残像の消去は元
より、受光強度R2(即ち、透過率Q、以下同じ)が安
定し、次の印字用の正式なマーク用静止画像の表示立ち
上げも高速になった。
【0018】尚、ともかくマーク用静止画像間の書き替
え時間中にテスト用静止画像を表示する場合もある。こ
の場合、書き替え終了時は、マーク用静止画像の表示に
代わるため、必然的に、テスト用静止画像は消去される
が、この消去に際し、残像が消えるに充分な時間を有す
るような透過型液晶マスクマーカであるならば、上述の
通り、ともかくマーク用静止画像間の書き替え時間中に
テスト用静止画像を表示すればよいわけである。このタ
イムテーブルを図4(a)に示しておく。
【0019】また、図4(c)に示すように、制御器7
は、書き替え時間t2中に、先ずテスト用静止画像を表
示して受光高度R2を入力した(上述の通り、液晶マス
ク2の印加電圧の適正化演算を行う)。次に、同電位
化、マーク用静止画像表示、同電位化、マーク用静止画
像表示、同電位化をこの順で行った。本実施例によれ
ば、残像がなく、受光強度R2が安定し、次の印字用の
正式なマーク用静止画像の表示立ち上げもさらに高速、
かつ、円滑に行えるようになった。尚、本実施例では、
静止画像の表示回数は、3回としたが、透過型液晶マス
クマーカの本体の仕様によって、その回数は自在であ
る。
【0020】また、図4(d)に示すように、制御器7
は、書き替え時間t2中に、先ずテスト用静止画像を表
示して受光高度R2を入力した。次に、同電位化、テス
ト用静止画像表示、同電位化、マーク用静止画像表示、
同電位化をこの順で行った。本実施例によれば、上記実
施例同様、残像の消去は元より、受光強度R2が安定
し、次の印字用の正式なマーク用静止画像の表示立ち上
げもさらに高速、かつ、円滑に行えるようになった。
尚、本実施例では、静止画像の表示回数は、3回である
が、仮に5回とした場合、例えば最初の2回(図4
(d)上ではN=2となる)はテスト用静止画像、後の
3回はマーク用静止画像にしたり、その逆としたりする
等してもよい。また、テスト用静止画像の表示回数
(N)が複数回である場合、受光高度R2は少なくとも
1回入力すればよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶マスクの透過率を測定して、これを最適透過率と比
較することにより、該液晶マスクの最適透過率を維持す
ることにより、高精度印字を維持する透過型液晶マスク
マーカに対し、そのマーク用静止画像間の書き替え中
に、テスト用静止画像を割り込み表示したこと、また、
テスト用静止画像の表示後直ちに同電位化したこと、そ
の後、テスト用静止画像又はマーク用静止画像の表示と
同電位化との繰り返しとさせたことにより、次の効果を
奏する。
【0022】(1)テスト用静止画像表示、マーク用静
止画像表示及び同電位化の割り込みは、制御器のプログ
ラムを変更するだけでよく、透過型液晶マスクマーカ及
びワークフィーダ等の本体構成を変える必要がない。即
ち、在来の透過型液晶マスクマーカに印字精度を維持す
るためのプログラムを不都合なく織り込める。 (2)上記割り込みは高速に行えるため、在来の透過型
液晶マスクマーカやワークフィーダ本体の構成をより高
速化したり、より高精度印字化するための一助となる。 (3)上記割り込みだけを見ても、同電位化による残像
の消去及び安定的受光強度の入力(即ち、実際光透過率
Qが性格に検出でき、この結果、液晶マスクへの静止画
像用印加電圧の調整が正確になる)、並びに、画像表示
と同電位化との繰り返しによる次の表示画像の円滑な立
ち上げを達成している。 以上の結果、本発明によれば、高速高精度の印字を維持
することができ、スループットの増大を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のタイムチャートであって、(a)はマ
ーキングチャート、(b)は割り込みチャートを表す。
【図2】実施例のフローチャートである。
【図3】実施例のハード例を説明する図である。
【図4】実施例のタイムテーブルであって、(a)〜
(d)はそれぞれ1つの実施例を示す。
【符号の説明】
2 透過型液晶マスク 5 発光手段 6 受光手段 7 制御器 R1 発光強度 R2 受光強度 Qo 最適光透過率 Q 実際光透過率

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、制御器7から電圧を印加さ
    れて各種マーク用静止画像が次々と書き替え表示され、
    またテスト用静止画像が適宜表示される透過型液晶マス
    ク2と、表示されたテスト用静止画像へ光を投射する発
    光手段5と、テスト用静止画像を透過してなる前記発光
    手段5からの透過光を受光する受光手段6と、これらに
    接続されてなる前記制御器7とを備え、該制御器7は、
    予め最適光透過率Qoを記憶し、液晶マスク2上に各マ
    ーク用静止画像を次々と書き替え表示するその書き替え
    中の内の少なくとも1つの書き替え時間中に、テスト用
    静止画像を表示させ、この表示中に、受光手段6から受
    光強度R2を入力し、この受光強度R2と発光手段5の
    発光強度R1とにより液晶マスク2の実際光透過率Qを
    算出し、そして該実際光透過率Qが最適光透過率Qoと
    等しくなるように、液晶マスク2への静止画像用印加電
    圧を調整することを特徴とする透過型液晶マスクマー
    カ。
  2. 【請求項2】 「テスト用静止画像を表示させ、この表
    示中に、」は、「先ず、テスト用静止画像を表示させ、
    その後、液晶マスク2の総てのコモン端子とセグメント
    端子とを同電位化させ、その後、最後が前記同電位化と
    なるように、前記書き替え時間が終了するまで、前記テ
    スト用静止画像の表示と前記同電位化とをこの順で繰り
    返し、前記テスト用静止画像の表示中に、」である請求
    項1記載の透過型液晶マスクマーカ。
  3. 【請求項3】 「テスト用静止画像を表示させ、この表
    示中に、」は、「先ず、テスト用静止画像を表示させ、
    その後、液晶マスク2の総てのコモン端子とセグメント
    端子とを同電位化させ、その後、最後が前記同電位化と
    なるように、前記書き替え時間が終了するまで、前記マ
    ーク用静止画像の表示と前記同電位化とをこの順で繰り
    返し、前記テスト用静止画像の表示中に、」である請求
    項1記載の透過型液晶マスクマーカ。
  4. 【請求項4】 「テスト用静止画像を表示させ、この表
    示中に、」は、「先ず、テスト用静止画像を表示させ、
    その後、液晶マスク2の総てのコモン端子とセグメント
    端子とを同電位化させ、その後、最後が前記同電位化と
    なるように、前記書き替え時間が終了するまで、前記テ
    スト用静止画像の表示と前記同電位化とをこの順で少な
    くとも1回繰り返し、その後、前記マーク用静止画像の
    表示と前記同電位化とをこの順で少なくとも1回繰り返
    し、前記テスト用静止画像の表示中に、」である請求項
    1記載の透過型液晶マスクマーカ。
  5. 【請求項5】 テスト用静止画像の画像面積は、少なく
    とも、液晶マスク2面において、発光手段5からの照射
    光の入射面積よりも大きいことを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3又は請求項4記載の透過型液晶マス
    クマーカ。
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