JPH07245742A - Ntsc−hdコンバータ - Google Patents

Ntsc−hdコンバータ

Info

Publication number
JPH07245742A
JPH07245742A JP6033530A JP3353094A JPH07245742A JP H07245742 A JPH07245742 A JP H07245742A JP 6033530 A JP6033530 A JP 6033530A JP 3353094 A JP3353094 A JP 3353094A JP H07245742 A JPH07245742 A JP H07245742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
ntsc
clock
aspect ratio
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6033530A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kamiya
英樹 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP6033530A priority Critical patent/JPH07245742A/ja
Publication of JPH07245742A publication Critical patent/JPH07245742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】4:3のアスペクト比をもつ映像信号を16:
9のアスペクト比をもつ映像信号に変換するに際して、
真円を正しくかつ簡単な回路構成で再現できるNTSC
−HDコンバータを提供する。 【構成】EDTV信号処理部1は入力したNTSC信号
をEDTVの映像信号(輝度信号Y,色差信号R−Y,
B−Y)に変換し、時間軸圧縮部3のラインメモリ3
1,32,33に供給する。クロック作成部2は入力N
TSC信号から読み出しクロックRCKとそれを4/3
分周した書き込みクロックWCKを生成し、前記EDT
V信号を書き込みクロックWCKでラインメモリ31,
32,33に書き込み、読み出しクロックRCKで時間
軸圧縮しながら読み出す。これで真円のずれは2%程度
となるが、垂直偏向回路102のサイズの調整により正
確に真円になるように補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC方式に準拠す
るアスペクト比4:3の映像信号をアスペクト比16:
9のハイビジョン用モニタに映し出すことができるよう
にするためのNTSC−HDコンバータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アスペクト比が16:9のハイビジョン
(HD)用モニタにアスペクト比が4:3のNTSC信
号などの映像信号を映し出す場合、表示画面の形態とし
て図9および図10の2通りが考えられる。
【0003】図9の場合は、アスペクト比16:9のモ
ニタに映像情報のすべてを表示できるが、アスペクト比
の違いから左右両サイドに空きスペース(黒い部分)が
生じる。この空きスペースには映像情報としてグレイレ
ベルの信号が挿入されたり、あるいは、空きスペースを
画面の左側または右側に集めて子画面の表示領域として
利用されたりもする。
【0004】また、図10の場合は、映像情報が拡大さ
れて、アスペクト比16:9のモニタの表示画面の全体
に映像情報のすべてが映し出されるが、その拡大処理に
より上下の一部の映像情報が捨てられることになる。
【0005】したがって、ハイビジョン用モニタにNT
SC信号の映像を表示する場合は、図9による表示方法
が適している。
【0006】図9のような表示技術の1つの従来例とし
て特開昭61−267469号公報が挙げられる。これ
は、アスペクト比4:3のNTSC信号を表示するため
に、モニタの水平偏向回路の偏向電圧を切り換えるよう
にしている。換言すれば、サイズコイルやリニアリティ
補正コイルを切り換えている。ほぼ同じ水平期間で30
%ピーク電圧が違っているために、リニアリティ補正お
よび歪み補正などが複雑かつ困難であり、また高価にな
らざるを得ない。
【0007】図9のような表示技術の別の従来例とし
て、水平期間について時間軸圧縮を用いるものも提案さ
れているが、詳細は詰められていない。そのような従来
例として特開平3−239079号公報を挙げることが
できる。なお、本発明は水平期間について時間軸圧縮を
用いるものであるので、従来例としては、特開昭61−
267469号公報のものについては説明を省略し、特
開平3−239079号公報のものを図5に示して以下
に説明する。
【0008】図5は時間軸圧縮を用いたNTSC−HD
コンバータの構成図である。入力端子10に入力された
NTSC信号は、EDTV信号処理部1により、1フレ
ーム当たりの走査線数525本、1:1順次走査、フレ
ーム周波数59.94Hz、ライン周波数31.468
KHzの映像信号(輝度信号Yと一対の色差信号R−
Y,B−Y)に変換される。EDTV信号処理部1から
は前記の映像信号のほか、水平同期信号HS,垂直同期
信号VSが出力され、タイミング信号作成部6に供給さ
れる。
【0009】EDTV信号処理部1からの映像信号は、
ラインメモリ31,32,33により構成された時間軸
圧縮部3に供給され、クロック作成部2によりNTSC
信号から抽出されたサブキャリアまたは水平同期信号に
基づいたEDTV信号処理部1のシステムクロック(メ
モリの書き込みクロック)WCK(=8・fSC)に従っ
てラインメモリ31,32,33に書き込まれる。一
方、19/14倍クロック作成部5にて書き込みクロッ
クWCKは周波数が19/14倍されて読み出しクロッ
クRCKとなり、この読み出しクロックRCKに従って
ラインメモリ31,32,33から映像信号が14/1
9に時間軸圧縮されて出力される。
【0010】ここで、EDTV信号処理部1の内部構成
の従来例を図6に示し、その動作原理を以下に説明す
る。入力端子10に入力されたNTSC信号は、アナロ
グ信号処理部11により輝度信号Yと色差信号R−Y,
B−Yに分離され、A/Dコンバータ12によりA/D
変換され、DSS(ディジタルシンクスタビライザ)1
3に印加される。また、アナログ信号処理部11からは
水平同期信号HS,垂直同期信号VSも出力される。D
SS13は、入力信号の水平期間の変動を吸収し、水平
期間の安定した信号を作成する。特に、2ラインに対応
したラインメモリはラインクロック発生器21により入
力信号に位相同期したクロックにより輝度信号Yと色差
信号R−Y,B−Yを書き込み、ラインクロック発生器
22による入力信号の水平期間の平均の周波数に追従し
たクロックにより読み出される。これら両ラインクロッ
ク発生器21,22はいずれもPLL回路により構成さ
れている。
【0011】3次元ディジタル信号処理部14に印加さ
れた信号は3次元Y/C分離あるいは3次元走査線補間
等の処理を施された後、順次走査変換部15によって補
間信号と現信号とにより倍速変換され、輪郭補償部16
にて輪郭補償される。
【0012】図7は時間軸圧縮部3の読み出しクロック
RCKを作成する19/14倍クロック作成部5の内部
構成の従来例を示したものである。書き込みクロックW
CK(=8・fSC)は14分周器51により14分周さ
れ、読み出しクロックRCKは19分周器54により1
9分周され、位相比較器52に印加され、LPF55を
通してVCO53を制御することにより、書き込みクロ
ックWCKは周波数が19/14倍され、読み出しクロ
ックRCKとなる。
【0013】図5に戻って、時間軸圧縮部3の出力信号
はハイビジョン方式の水平有効走査期間の3/4に相当
する。残りの1/4には、信号切換部4にてそれぞれの
信号にペデスタルレベルおよびサイドレベル信号(グレ
イレベル)を付加する。なお、場合によっては、親子画
面(POUTP)の子画面の映像信号を付加する。
【0014】その後、D/Aコンバータ7によりアナロ
グ信号に変換され、逆マトリクス回路8によりR,G,
B信号に変換されてCRT9に供給され、アスペクト比
4:3のNTSC信号が16:9のハイビジョン用モニ
タに映し出されることになる。
【0015】なお、EDTV信号処理部1の基本クロッ
クWCKは、前述のように入力NTSC信号より得られ
るサブキャリアfSCまたは水平同期信号(AFCHD)
より得られるが、ここでは、水平同期信号を例にとっ
て、図8を用いてクロック作成部2について説明する。
入力NTSC信号より抽出した水平同期信号(AFCH
D)の平均の周波数にVCO222が追従するように、
平均化HD生成回路223で作成したPWM信号をLP
F221を介して28.6MHz(基本クロックWC
K)で発振するようにVCO222を制御するようにP
LL回路を構成している。
【0016】この従来例においては、時間軸圧縮部3に
供給する書き込みクロックWCKと読み出しクロックR
CKの関係について、真円率に言及し検討している。ハ
イビジョン方式の水平ブランキング3.77μs、水平
有効走査期間25.86μsのEDTV信号において、
水平有効走査期間26.37が真円になることから(N
TSC方式にて水平走査期間比率83%)、NTSC信
号の1水平期間のサンプル数を910、圧縮率nとし
て、HDTV信号の1水平期間のサンプル数mを求める
と、mは整数でなければならないから、 m=910×26.37/25.86×4/3=123
7.262≒1237 となる。
【0017】PLL方式により、読み出しクロックRC
Kを書き込みクロックWCK(=8・fSC)から作成す
るとき、前記圧縮率n=910/1237に最も近い適
当な圧縮率を、n=910/1235=14/19とし
ている。このとき、最適値からのずれは、0.16%で
ある。その他の適当な圧縮率についても言及されている
が、すべて真円からのずれの割合が大きくなっている。
圧縮率n=14/19と簡単な分数にしたのは、PLL
回路で構成されるクロック作成部5のハード規模、PL
L回路の安定性,性能の面から好ましいからである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】水平偏向電圧を切り換
える従来の方式では、真円は正しく再現されるが、水平
偏向回路が複雑となり、高価になるという問題があっ
た。
【0019】また、図5〜図7に示した水平期間につい
て時間軸圧縮を行う方式では、真円は正しく再現されな
い。さらに、PLL回路を3つも必要としている。1つ
は、入力NTSC信号をA/D変換するためのクロック
を供給するラインクロック発生器21であり、もう1つ
は、EDTV信号処理システムの基本クロック用のライ
ンクロック発生器22であり、他の1つは、時間軸圧縮
部3の読み出しクロックRCKを生成するのにPLL回
路を用いた19/14倍クロック作成部5である。その
ため、全体として、回路構成が複雑となり、コストアッ
プを招くという問題があった。
【0020】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、4:3のアスペクト比をもつ映像信
号を16:9のアスペクト比をもつ映像信号に変換する
に際して、真円を正しくかつ簡単な回路構成で再現でき
るNTSC−HDコンバータを提供することを目的とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明に係る請求項1のNTSC−HDコンバ
ータは、4:3のアスペクト比をもつ映像信号を16:
9のアスペクト比をもつ映像信号に変換するNTSC−
HDコンバータにおいて、時間軸圧縮手段の書き込みク
ロック周波数と読み出しクロック周波数の比を3:4と
し、かつ、入力映像信号のアスペクト比に応じた垂直偏
向振幅の設定手段と切換手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0022】(2) 本発明に係る請求項2のNTSC
−HDコンバータは、上記請求項1に記載のNTSC−
HDコンバータにおいて、読み出しクロックをインバー
タを介して第1のフリップフロップにより2分周して第
2のフリップフロップの入力とし、第1のフリップフロ
ップの出力信号の立ち下がりに呼応して読み出しクロッ
クパルス幅の4/3のパルスを発生するパルス列発生手
段と、このパルス列発生手段の互いに逆位相の出力パル
ス列を第2のフリップフロップの出力信号により交互に
切り換える切換手段とにより、読み出しクロック周波数
の3/4倍のデューティ比50%の書き込みクロックを
得ることを特徴とするものである。
【0023】
【作用】
(1) 請求項1のNTSC−HDコンバータにおいて
は、水平方向については周波数比が3:4の書き込みク
ロックと読み出しクロックとによる書き込み・読み出し
に基づいた時間軸圧縮によってサイズをコントロール
し、垂直方向については垂直偏向の振幅をコントロール
することにより、アスペクト比16:9のモニタに真円
を正確に再現することができる。
【0024】(2) 請求項2のNTSC−HDコンバ
ータにおいては、アスペクト比4:3の映像信号をアス
ペクト比16:9のモニタに真円を正確に再現するに当
たって、従来例に比べPLL回路を1つ削減して回路構
成を簡単化し、コストダウンを図ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るNTSC−HDコンバー
タの一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1は本実施例のNTSC−HDコンバー
タを適用したハイビジョン受像機を示す構成図である。
【0027】入力端子10に入力されたNTSC信号
は、EDTV信号処理部1で1フレーム当たりの走査線
数525本、1:1順次走査、フレーム周波数59.9
4Hz、ライン周波数31.468KHzの映像信号
(輝度信号Yと一対の色差信号R−Y,B−Y)に変換
される。EDTV信号処理部1からは、これらの映像信
号が出力されるほか、水平同期信号HS,垂直同期信号
VSが出力され、タイミング信号作成部6に供給され
る。EDTV信号処理部1で変換された映像信号は時間
軸圧縮部3に供給される。時間軸圧縮部3は、EDTV
信号処理部1より出力される映像信号の数に応じて3つ
のラインメモリ31,32,33で構成されている。
【0028】入力されたNTSC信号はクロック作成部
2に供給され、クロック作成部2において抽出されたサ
ブキャリア(fSC)または水平同期信号(AFCHD)
に基づいて、EDTV信号処理部1において使用される
基本クロックであって時間軸圧縮部3で使用される書き
込みクロックWCK(=8・fSC=28.6MHz)が
作成されるとともに、時間軸圧縮部3で使用される読み
出しクロックRCK(8・fSC・4/3=WCK・4/
3=38.2MHz)が作成される。クロック作成部2
で作成された書き込みクロックWCKはラインメモリ3
1,32,33に供給されて各映像信号を書き込み、読
み出しクロックRCKはラインメモリ31,32,33
に供給されて各映像信号を読み出す。
【0029】動き適応3次元Y/C分離あるいは順次走
査変換などのディジタル信号処理を行うEDTV信号処
理部1の基本クロックWCKは8・fSCが一般的であ
る。この基本クロックWCKは、前述のように入力NT
SC信号より得られるサブキャリアfSCまたは水平同期
信号(AFCHD)より得られるが、ここでは、水平同
期信号を例にとって、以下、図2を用いてクロック作成
部2について説明する。
【0030】入力NTSC信号より抽出した水平同期信
号(AFCHD)の平均の周波数にVCO227が追従
するように、平均化HD生成回路223で作成したPW
M信号をLPF221を介して910・8・4/3倍の
周波数(38.2MHz)で発振するようにVCO22
7を制御し、この出力を4/3分周回路226で分周す
るようにPLL回路を構成してある。VCO227から
は38.2MHzの読み出しクロックRCKが出力さ
れ、4/3分周回路226からは28.6MHzの書き
込みクロックWCKが出力される。
【0031】4/3分周回路226の詳しい構成は図3
のようになっている。インバータ41、第1および第2
の2つのフリップフロップ42,43、第1および第2
の2つのモノマルチ44,45、スイッチ46により構
成してある。
【0032】図4のタイミングチャートに示すように、
読み出しクロックRCKをインバータ41を通して第1
のフリップフロップ42で2分周してクロックCLK1
を得る。このクロックCLK1を第2のフリップフロッ
プ43に供給してクロックCLK2を得る。また、クロ
ックCLK1を第1のモノマルチ44に供給し、その立
ち下がり位相よりクロックQ1を得る。クロックQ1の
立ち下がりをトリガとして第2のモノマルチ45により
パルス幅T2を得る。このとき、読み出しクロックRC
Kのパルス幅をT0 とすると、 T1=T2=2・T0 /3 となるように所定の定数を決める。第2のモノマルチ4
5の正相出力Q2および逆相出力Q3をスイッチ46に
て切り換える。スイッチ46は、第2のフリップフロッ
プ43によりクロックCLK1を2分周したクロックC
LK2に基づいて切り換えられる。
【0033】これにより、書き込みクロックWCKを4
/3分周したデューティ比50%のクロックCLK3す
なわちEDTV信号処理部1における28.6MHzの
基本クロックWCK(書き込みクロック)を得ることが
できる。
【0034】図5〜図7に示した従来例のEDTV信号
処理システムでは、入力NTSC信号をA/D変換する
ためのクロックを供給するラインクロック発生器21と
EDTV信号処理システムの基本クロック用のラインク
ロック発生器22、および時間軸圧縮用クロック用の1
9/14倍クロック作成部5の少なくとも3つのPLL
回路が必要であった。
【0035】これに対して、本実施例では、図2に示す
ように、EDTV信号処理用の基本クロックWCK(書
き込みクロック)を作成するためのPLL回路と時間軸
圧縮用の読み出しクロックRCKを作成するためのPL
L回路とをまとめて1つのクロック作成部2として構成
することができたので、従来例と比較してPLL回路
(19/14倍クロック作成部5)を1つ減らすことが
できる。そのクロック作成部2を図3のように構成する
ことにより、非常に簡単な構成とすることができる。
【0036】このとき、圧縮率n=3/4であり、ED
TV信号処理部1の1水平期間が910サンプルである
から、時間軸圧縮後の1水平期間のサンプル数は、 910・4/3=1213.3333‥‥ となり、0.3333‥‥が1/3であることから、3
ラインごとに画面の縦の線がうねることになるが、1な
いし2画素以内であり、視覚上問題はない。また、この
ときの真円からのずれは、約2%以内である。この歪み
は、垂直偏向回路102のサイズを真円になるように垂
直偏向振幅を連続的に調整しておくことによって打ち消
すようにする。
【0037】ところで、16:9のワイドアスペクトの
受信機の表示モードには、モード1(4:3のNTSC
信号またはNTSC準拠の信号をEDTV信号処理した
後、真円率を考慮することなくそのまま表示)、モード
2(本実施例のように4:3のNTSC信号またはNT
SC準拠の信号の真円を忠実に再現する)、モード3
(16:9のアスペクト比をもつHD)、モード4(そ
の他のモード、例えば14:9)など、数モードあるの
が一般的であり、モード2以外の場合、モード切換部1
01により、時間軸圧縮部3の読み出しクロックを8・
SCに、かつ信号の読み出し位相をタイミング信号作成
部6にて切り換えることはいうまでもない。また、垂直
偏向回路102のサイズも所定のサイズに連続的に切り
換えられることはいうまでもない。なお、真円からのず
れ2%を許容する用途では、垂直偏向回路102の切り
換えは必要としない。
【0038】図1に戻って、ラインメモリ31,32,
33から読み出された映像信号は時間軸圧縮されてお
り、ラインメモリ31,32,33に書き込まれる1水
平走査期間のサンプル数が910個であるのに対して、
読み出しクロックRCKにより読み出される1水平期間
のサンプル数は1213個であるので、データが不定と
なる期間がある。この部分は、ペデスタルレベルあるい
はサイドレベル信号(グレイレベル)が信号切換部4に
て付加され、D/Aコンバータ7に供給されてアナログ
信号に変換され、逆マトリクス回路8により逆マトリク
ス変換されてR,G,B信号を生成し、CRT9をドラ
イブして、16:9に変換された4:3のNTSC信号
またはNTSC信号に準拠した信号を表示する。
【0039】このペデスタルレベルあるいはサイドレベ
ル信号(グレイレベル)の切り換え信号はタイミング信
号作成部6から供給され、ペデスタルレベル信号はED
TV信号処理部1から抽出される。垂直同期信号として
は、NTSC信号より分離された垂直同期信号VSが使
用される。ペデスタルレベルあるいはサイドレベル信号
(グレイレベル)の切り換え信号や水平同期信号の位相
関係や幅などはタイミング信号作成部6にて調整できる
ことはいうまでもない。また、前記のモード2では、垂
直偏向回路102のサイズを調整して約2%のオーバー
スキャンに切り換えることにより、真円を正確に再現す
ることができる。
【0040】以上詳述したように、本実施例によれば、
16:9のアスペクト比をもつ受像機においてアスペク
ト比4:3のNTSC信号またはNTSCに準拠した信
号についてその真円を正確に再現することができるとと
もに、その再現に当たり、従来では少なくとも3つのP
LL回路が必要であったところ1つ減らした、より構成
が簡単で安価な16:9のアスペクト比の受像機を提供
することができる。
【0041】
【発明の効果】
(1) 請求項1のNTSC−HDコンバータによれ
ば、アスペクト比が4:3の入力映像信号につき、アス
ペクト比16:9のモニタにおいて真円を正確に再現す
ることができる。
【0042】(2) 請求項2のNTSC−HDコンバ
ータによれば、アスペクト比が4:3の入力映像信号を
16:9のモニタで真円を正確に再現するに当たって、
従来例に比べ、PLL回路を1つ削減して回路構成を簡
単化し、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るNTSC−HDコンバ
ータの構成図である。
【図2】実施例におけるクロック作成部の内部構成図で
ある。
【図3】実施例における4/3分周回路の内部構成図で
ある。
【図4】実施例における4/3分周回路のタイミングチ
ャートである。
【図5】水平期間について時間軸圧縮を行う従来例のN
TSC−HDコンバータの構成図である。
【図6】従来例におけるEDTV信号処理部の内部構成
図である。
【図7】従来例における19/14倍クロック作成部の
内部構成図である。
【図8】従来例におけるクロック作成部の内部構成図で
ある。
【図9】アスペクト比16:9のモニタにアスペクト比
4:3の映像信号を映し出す場合の表示画面の形態の一
例を示す図である。
【図10】アスペクト比16:9のモニタにアスペクト
比4:3の映像信号を映し出す場合の表示画面の形態の
別の例を示す図である。
【符号の説明】
1……EDTV信号処理部 2……クロック作成部 3……時間軸圧縮部 4……信号切換部 6……タイミング信号作成部 7……D/Aコンバータ 8……逆マトリクス回路 9……CRT(ハイビジョン用モニタ) 41……インバータ 42……第1のフリップフロップ 43……第2のフリップフロップ 44……第1のモノマルチ 45……第2のモノマルチ 46……切り換えスイッチ 101……モード切換部 102……垂直偏向回路 221……LPF(ローパスフィルタ) 223……平均化HD生成回路 226……4/3分周回路 227……VCO(電圧制御発振器) WCK……書き込みクロック(基本クロック) RCK……読み出しクロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4:3のアスペクト比をもつ映像信号を
    16:9のアスペクト比をもつ映像信号に変換するNT
    SC−HDコンバータにおいて、時間軸圧縮手段の書き
    込みクロック周波数と読み出しクロック周波数の比を
    3:4とし、かつ、入力映像信号のアスペクト比に応じ
    た垂直偏向振幅の設定手段と切換手段とを備えたことを
    特徴とするNTSC−HDコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のNTSC−HDコンバ
    ータにおいて、読み出しクロックをインバータを介して
    第1のフリップフロップにより2分周して第2のフリッ
    プフロップの入力とし、第1のフリップフロップの出力
    信号の立ち下がりに呼応して読み出しクロックパルス幅
    の4/3のパルスを発生するパルス列発生手段と、この
    パルス列発生手段の互いに逆位相の出力パルス列を第2
    のフリップフロップの出力信号により交互に切り換える
    切換手段とにより、読み出しクロック周波数の3/4倍
    のデューティ比50%の書き込みクロックを得ることを
    特徴とするNTSC−HDコンバータ。
JP6033530A 1994-03-03 1994-03-03 Ntsc−hdコンバータ Pending JPH07245742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6033530A JPH07245742A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 Ntsc−hdコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6033530A JPH07245742A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 Ntsc−hdコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07245742A true JPH07245742A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12389107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6033530A Pending JPH07245742A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 Ntsc−hdコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07245742A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012958A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡画像記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012958A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡画像記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2533393B2 (ja) Ntsc―hdコンバ―タ
KR100195363B1 (ko) 휘도 처리 시스템
JP2907988B2 (ja) ワイドテレビジョン受信機
KR100255907B1 (ko) 영상신호 변환장치와 텔레비젼신호처리장치
JPH05252457A (ja) 拡大画面表示回路
JPH04293384A (ja) 画像表示装置
US6040868A (en) Device and method of converting scanning pattern of display device
JP3213959B2 (ja) テレビジョン信号処理装置
JPH07245742A (ja) Ntsc−hdコンバータ
JPH09247575A (ja) 走査線変換装置
JP2602236B2 (ja) 立体テレビジョン信号の処理装置
KR100192949B1 (ko) 투사형 화상표시시스템의 순차주사변환장치
JP3186994B2 (ja) 画像表示装置
JP3559740B2 (ja) テレビジョン受信機
JP2911133B2 (ja) ハイビジョン受信機の時間圧縮装置
JPH09284722A (ja) 情報信号の再生装置
JPH11308550A (ja) テレビジョン受信機
JPH08265666A (ja) テレビジョン信号の表示装置
JP3538851B2 (ja) 映像信号処理回路およびそれを用いた表示装置
JP2545631B2 (ja) テレビジョン受信機
JP2699305B2 (ja) n倍速走査テレビジョン受像機
JPH05143040A (ja) 映像合成方法および外部同期表示装置
JPH09233403A (ja) 画像表示装置
JPH0544237B2 (ja)
JPH04351083A (ja) マルチダウンコンバータ用同期信号発生回路