JP2602236B2 - 立体テレビジョン信号の処理装置 - Google Patents

立体テレビジョン信号の処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、立体テレビジョン信号の処理装置に関する
ものであり、例えば2倍速同期信号による立体テレビジ
ョン信号の記録を容易にできるようにしたものである。
[従来の技術] 従来の立体テレビジョンの技術としては、例えば、毎
秒像数60フィールド,走査線数525本からなる現行のテ
レビジョン標準方式(以下、現行方式という)によるテ
レビジョンのインターレース走査を利用して、第1フィ
ールドを左画像,第2フィールドを右画像として、左お
よび右の映像をフィールド毎に交互に切り換えて表示面
上に表示し、その表示に同期するように左および右眼用
のシャッタを交互に開閉して立体視するものが一般的で
ある。
一方、上述の立体テレビジョンでは、30HZのフリッカ
が発生し、著しく画質を劣化させるため、ディジタルメ
モリを用いて等価的にフィールド周波数を2倍にするこ
とにより、フリッカのない立体画像を得る方法が考えら
れている。
このように高速で読み出される立体テレビジョン信号
を伝送するためには、この信号の周波数成分が、現行方
式によるテレビジョン信号の2倍に増加するので、その
ままでは2倍の容量の伝送帯域が必要となるという欠点
がある。またこの信号を記録,再生する場合も、従来に
比して所要帯域が2倍の装置を必要とする欠点がある。
そのために開発された方式としては、例えば、特公昭
第60−96285号に示されている視差信号サブサンプル方
式がある。
すなわち、視差信号サブサンプル方式は、左および右
眼用の画像を撮像する左,右2台のカメラを平行にして
撮像した場合に、視差は近景にのみ存在し、遠景には存
在しないなどの立体テレビジョン信号に特有の性質を利
用して、左および右画像信号の差をとり、その差信号を
サブサンプルして立体テレビジョン信号を形成する方式
である。この方式を用いることにより、高解像度の立体
テレビジョン信号の伝送および記録,再生を行うことが
できる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述の視差信号サブサンプル方式で
は、立体テレビジョン信号を送り出す送像側およびこれ
を受け取る受像側の両方の側にそれぞれフィールドメモ
リを必要とするなど、ハードウェア上から大規模になる
という問題点があった。
そこで本発明の目的は、上述したような問題点を解消
して、視覚特性を有効に利用し、観視するのに十分な画
質を確保することのできる立体テレビジョン信号の処理
装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係る立体テレ
ビジョン信号の処理装置は、テレビジョン信号を走査す
る周期の半分の倍速周期により走査される左および右画
像のテレビジョン信号を、左右交互に、かつ、フィール
ド順次の時分割信号となるように形成した立体テレビジ
ョン信号を入力する入力手段と、前記入力手段により入
力された前記立体テレビジョン信号の走査線内ではドッ
トインターレース処理により画素信号をサンプリングし
て伸長し、伸長信号を出力する伸長手段と、前記伸長信
号のうち隣り合う2走査線分の信号を組み合わせると共
に、所定の同期信号を付加して1水平走査期間の信号を
形成する合成手段とを具備したものである。
[作用] 本発明によれば、左および右眼の対応して交互に継時
的に提示することのできる倍速周期の立体テレビジョン
信号を、走査線内では画素ドットインターレースによる
サブサンプリングすることと、さらに、隣り合う2走査
線分の映像信号を組にして合成することにより、2倍の
周期の同期信号を付加して送出し、もしくは記録するこ
とができ、受像にあたっては合成された隣り合う走査線
分の映像信号を分離して、それぞれ半分の周期に同期さ
せてフリッカのない良好な画像を左および右眼に提示す
ることができる。
[実施例] まず、本発明による立体テレビジョンの信号処理の基
本事項を説明する。
第8図(A)および(B)は現行方式のテレビジョン
の2倍の走査速度を持つ立体テレビジョンの一例の信号
配置を示す波形図である。
第8図(A)は時間軸を垂直同期信号で同期させた場
合を示し、第8図(B)は時間軸を水平同期信号で同期
させた場合を示している。
すなわち、この2倍速周期の立体テレビジョンは、第
8図(A)に示すように、L(左)第1フィールド,R
(右)第1フィールド,L(左)第2フィールド,R(右)
第2フィールドという順に左眼および右眼用の信号を交
互に配置し、Lフィールドの信号が提示される場合は左
眼が開,右眼が閉、Rフィールドの信号が提示される場
合は左眼が閉,右眼が開となるシャッタめがぬを通して
受像機の表示面上で見る方式である。この場合、各フィ
ールドの長さは1/120秒であり、現行方式のフィールド
期間1/60秒の半分となっている。その結果、水平走査周
波数は2倍となり、同図(B)に示すように、現行方式
の1水平走査期間に対応して、隣り合う奇数番目,偶数
番目の2走査線が含まれることになる。そのため、この
信号の周波数成分は現行方式の2倍となり、そのまま伝
送するには2倍の容量の伝送帯域が必要となる。また、
記録する場合も当然2倍の帯域の記録装置を必要とす
る。
ところで、現行方式ではラインインターレースにより
フィールド毎い走査線(ライン)をずらす飛び越し走査
を行っており、これにより見かけの解像度をあげ、かつ
帯域を半分にしているが、本発明では、ライン内の画素
について、サブサンプルするドットインターレースを用
いて所要帯域を半分にするようにしている。
第7図は本発明の一例のドットインターレースするサ
ブサンプルの配置を示すサンプリングパターンである。
第7図に示すように、偶数および奇数各フィールドを
さらに奇数番目,偶数番目のフィールドの2つに分け、
それぞれ、e1,e2,o1およびo2とする。例えば、まず最初
のフィールドではe1モードでO印点の画素だけを選択伝
送し、次のフイールドではo1モードで□印点の画素だけ
を選択伝送し、以下同様に、第3番目のフィールドでは
e2モードで×印点の画素を選択伝送し、第4番目のフィ
ールドではo2モードで△印点の画素を選択伝送するよう
にし、これを4フィールド単位で順次に繰り返す。
この方式では、同じ位置にサンプリングされる画素が
来るまでに(例えばe1→o1→e2→o2→e1)1/30秒を要
し、ドット(画素)間のフリッカ(インタードットフリ
ッカ)を生ずる可能性がある。しかし、第7図に示すよ
うに、画素をサンプリングするサブサンプルの配置を取
ったことにより、画素間の間隔は小さく、インタードッ
トフリッカは、現行方式で1/60秒毎に2:1インターレー
スされる場合の走査線間で見られるインターラインフリ
ッカに比べれば、はるかに目立たないものであり、実用
上障害とはならない。
さらに、解像度については、このようなドットインタ
ーレースを用いた場合、画素数は1/2になっても解像度
は3/4にしか落ちないという視覚特性(文献:岡野光
治,小林駿介著:液晶応用編、p.202,培風館,1985を参
照)を利用して、極めて良好な画像が再現できる。現行
方式による映像信号で解像度420本が得られるVTR(録画
装置)を用いて上述のドットインターレースした立体テ
レビジョン信号を記録再生した場合、左および右眼用の
映像信号が、それぞれ315本までの解像度で実現するこ
とができる。以下に、図面を参照して本発明を実施例に
より具体的かつ詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例における送像側の構成を示
すブロック図である。
第1図において、1,2および3はA/D変換器、4,5およ
び6はサブサンプル画素の伸張回路であり、入力信号か
らサンプリングされた画素信号を伸張する。7,8および
9は120→60HZの置換回路、10,11および12はD/A変換器
である。
13はHカウンタであり、水平同期をカウントする。14
は基準クロック発生PLL回路であり、例えば副搬送波周
波数(fSC)を4倍した14.31818MHZのクロック信号をつ
くり出す。15は制御クロック発生回路であり、伸張回路
4,5および6をそれぞれ制御する。16はクロックカウン
タ、17は置換信号生成回路であり、置換回路7,8および
9をそれぞれ制御する。
18は同期信号発生回路、19および20はエンコーダであ
る。
また、第2図(A),(B),(C),(D)および
(E)は本発明の一実施例における画素伸張の構成各部
の動作を示す波形図である。
第2図において、偶数フィールドと奇数フィールドの
中のそれぞれの奇数番目フィールド(e1,o1)を実線
で、偶数番目フィールド(e1,o2)を破線で示してあ
る。また、 はディジタル符号で最上位ビットから最下位ビットまで
存在しうることを示している。
さらに、第3図(A),(B)および(C)は第1図
示の120→60HZ置換の動作を示す波形図である。
第3図(A)は立体テレビジョン信号波形、第3図
(B)は置換信号波形、第3図(C)は基準クロック信
号波形をそれぞれ示している。
次に、第1図示の本実施例について、第2図および第
3図を参照しながら、その動作を説明する。
入力信号としては、R(赤),G(緑),B(青)の3原
色信号のほか、Y,R−Y,B−Yの色差信号が考えられる
が、ここではR,G,B3原色信号が入力される場合を代表例
として扱う。
立体映像信号は、L(左)およびR(右)各信号が継
続的に合成された上述の第8図(A)に示すような信号
である。R,G,B信号でそれぞれのいづれについても同じ
であり、ここではR信号についてのみ説明を行う。
まず、A/D変換器1によりA/D変換されたディジタル信
号は、サブサンプル画素伸張回路4に送られる。そこ
で、サブサンプル画素伸張回路4の動作を第2図を用い
て説明する。ここでは偶数フィールドe1(偶数第1),e
2(偶数第2)フィールドについての例を取るが、奇数
フィールドo1(奇数第1),o2(奇数第2)についても
同様である。A/D変換器1の出力には全画素データが含
まれている。なお図中の実線はe1フィールド、破線はe2
フィールドを示す。制御クロック発生回路15により後述
の方法で発生されるサブサンプル制御信号は、第2図
(B)に示すように、隣り合う奇数ライン,偶数ライン
で交互に出力が“高”となる波形を示している。この信
号により第2図(C)に示すように、A/D変換器1の出
力から1サンプルづつサンプルしてメモリにストアされ
る。このメモリからサンプルを読み出すには、第2図
(D)に示すサンプル読出信号を用いる。サンプル読出
信号は、サンプル制御信号の2倍のパルス幅を持つ信号
であり、その結果、サブサンプル画素伸張出力は、第2
図(E)に示すように、サンプル幅が2倍になったもの
が得られる。すなわち、帯域幅は1/2となるが、その出
力波形は第3図(A)に示すように、フィールド周波数
は120HZ立体信号の形であり、現行方式のフィールド周
波数60HZの波形と異なり、そのままでは伝送や収録はで
きない。そのため、サブサンプル画素伸張回路4の出力
は120→60HZ置換回路7に送られる。120→60HZ置換回路
7では置換信号生成回路17の制御を受け、内蔵するメモ
リを書込,読出順序を制御して、信号波形の変換を行
う。
その置換回路7の動作を第3図を用いて説明する。
第3図において、tCは基準クロックであり、その値は
任意であるが、ここではその長さを1/4fSCに選ぶ。ここ
に、fSCは現行方式によるカラー副搬送波周波数3.57954
5MHZである(第3図(C)に示す)。
各波形の位置,長さは、tCの倍数で示してある。第3
図(A)に示す120HZ立体テレビジョン信号の波形は、
同期信号の長さが71tC,1ラインの長さが384tCで、計455
t,が1組となり、910tC(=1H)中に2組、連続する2
ラインが繰り返される波形となる。この波形を置換回路
7では第3図(B)に示すように、波形の位置の置換を
行う。すなわち、まず現行方式に対応した同期信号を14
2tC分取り、その後、384tCずつ隣り合う2ライン(2n−
1,2n)を連続的に配置する。これにより、現行方式と全
く同じ同期波形の配置となり、現行方式の回線を使って
の伝送、現行方式のVTR等を使っての記録,再生が可能
となる。
この出力はD/A変換器10によりD/A変換されアナログ信
号となり、R,G,B3原色信号の出力もしくはNTSCエンコー
ダ19を通したコンポジット映像信号(VBS)の出力、あ
るいは色差エンコーダ20を通したY,I,Q信号の出力とし
てそれぞれ取り出される。
つぎに第1図に戻って、制御信号発生系の動作を説明
する。
Hカウンタ13では、HD(水平駆動),VD(垂直駆動)
信号よりHDパルスのカウントを行って奇数ライン,偶数
ラインの区別ならびにe1,e2,o1およびo2の各フィールド
の区別を行い、そのHカウンタ13の出力と、基準クロッ
ク発生PLL回路14の出力とから、制御クロック発生回路1
5では、サブサンプル制御信号と、サンプル読出信号と
を生成する。
基準クロック発生PLL回路14では、HD,HDのパルスを位
相検波し、PLL(Phase Locked Loop)制御した基準クロ
ックtC、すなわちここでは周波数が4fSCのクロック信号
を発振する。クロックカウンタ16では、基準クロックtC
をカウントし、第3図で示した71tC,142tC等の必要な位
置でパルスを発生する。置換信号生成回路17は、このパ
ルスから、120→60HZ置換回路7に内蔵されたメモリの
書込・読出制御信号を発生する。また、同期信号発生回
路18では、クロックカウンタ16の出力と基準クロック発
生PLL回路14の出力とから、第3図(B)に示す周期910
tC,幅142tCの現行方式に対応した同期信号を生成する。
なお、NTSCエンコーダ19に対しては、4tCのバースト信
号とバーストフラグ信号も供給する。
第4図は本発明一実施例における受像側の構成を示す
ブロック図である。
第4図において、41および42はデコーダ、43,44およ
び45はA/D変換器である。46,47および48は60→120HZ
換回路であり、60HZ波形配置から120HZ波形置換に置換
する。49,50および51は画素圧縮回路であり、画素信号
の時間軸を1/2に圧縮する。52,53および54はD/A変換
器、55は表示装置(CRT)である。
56はHカウンタ、57は基準クロック発生PLL回路、58
は制御クロック発生回路、59はクロックカウンタ、60は
置換信号生成回路である。61は同期信号発生回路、62は
偏向回路、63はシャッタメガネである。
また、第5図(A),(B)および(C)は第4図示
の60→120HZ置換回路例の動作を示す波形図である。
第5図(A)は60HZに置換された置換信号波形、第5
図(B)は120HZ立体テレビジョン信号波形、第5図
(C)は基準クロック信号波形をそれぞれ示している。
さらに、第6図(A)および(B)は第4図示の画素
圧縮回路例の動作を示す波形図である。
つぎに、第4図示の実施例について、第5図および第
6図を参照しながらその動作を説明する。
入力信号としては、R,G,Bの3原色信号のほか、VBS
(NTSC)信号あるいはY,I,Q信号等が考えられるが、後
者2つについてはデコーダ41および42を通していづれも
R,G,B3原色信号に変換するようにする。ここでも、R信
号系統についてのみ説明することとする。GおよびB信
号系統についてもそれぞれ同様の動作である。
R信号はA/D変換器43によりA/D変換され、ディジタル
信号となり、60→120HZ置換回路46に入力される。この6
0→120HZ置換回路46の動作は、第5図に示すように、上
述の第3図に示した120→60HZ置換回路例とは全く逆の
動作を行う。すなわち、60→120HZ置換回路46に内蔵さ
れているラインメモリの書込・読出制御は、置換信号生
成回路60の制御を受け、第5図(A)に示す同期信号幅
142tCで、隣接する2ライン、すなわち、2n−1ライン
と、2nラインとが連続的に並んだ60HZの置換信号を、第
5図(B)に示す同期信号幅71tCで、隣接するラインが
別々に並ぶ120HZの立体テレビジョン信号に変換する。
この60→120HZの置換回路46の出力は画素圧縮回路49に
入力され、一方、制御クロック発生回路58から出力され
る画素圧縮制御信号により制御されて、画素圧縮回路49
で画素の幅を1/2に圧縮される。すなわち、これは第2
図(C)に示すサンプル信号の元の形に戻すことであ
る。その動作を第6図を用いて説明する。
画素圧縮回路49の入力される波形は、第6図(A)に
示されるが、さらに具体的に説明すると、上述の第7図
で示したサンプリングパターンに基づいており、すなわ
ち偶フィールドの1番目および2番目の間、奇フィール
ドの1番目および2番目の間、さらに各フィールド内で
の隣り合うラインの間では、画素の位置はいづれも交互
に配置されるようにしている。
画素圧縮制御信号は、その相互の配置は上述のサンプ
リングパターンと同様で、かつパルス幅が半分となった
信号である。この画素圧縮制御信号により、上述した60
→120HZ置換回路46からのサンプル出力は圧縮されて元
の状態に復元され、第6図(B)に示すように、上述の
第2図(C)に示した元のサンプル信号と同じ波形に再
現される。
この出力はD/A変換器52によりD/A変換され、CRT55に
入力される。
Hカウンタ56,基準クロック発生PLL回路57,制御クロ
ック発生回路58,置換信号生成回路60,同期信号発生回路
61の各動作は、第1図示の実施例における送像側の構成
とほぼ同じである。ただし、その相違するところは、制
御クロック発生回路58は画素圧縮制御信号を、置換信号
生成回路60は60→120HZ置換制御信号を、同期信号発生
回路61は120HZ立体テレビジョン用同期信号を発生する
ことである。同期信号発生回路61ではシャッタメガネ63
の駆動用パルスを発生するとともに、偏向回路62に入力
され、CRT55の偏向信号を発生する。
以上に説明したように、2倍速走査による立体テレビ
ジョンの信号処理を行うことにより、必要に応じて既存
の伝送系、あるいはVTRを利用して、比較的高解像度が
得られる立体テレビジョン信号の伝送、もしくは記録,
再生が可能となる。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。
1) 現行のテレビジョン標準方式で用いられている既
存の伝送系およびVTRを用いて、2倍速走査による立体
テレビジョン信号の伝送および記録,再生が可能とな
る。
2) 視覚特性を利用しているので解像度の高い立体画
像が再現できる。
3) 受像側には、フィールドメモリを必要とせずフィ
ールド間の補間を用いることもないので、VTRで再生す
る場合でも時間軸補正装置(TBC)なしで使用すること
ができる。
4) 装置は極めて容易に、かつ低価格で実現でき、例
えばVTRに内蔵することも簡単であり、また既存のVTRへ
の立体再生アダプタとするなどその普及を期待すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における送像側の構成を示す
ブロック図、 第2図は本発明の一実施例における画素伸張回路例の動
作を示す波形図、 第3図は第1図示の120→60HZ置換回路例の動作を示す
波形図、 第4図は本発明の一実施例における受像側の構成を示す
ブロック図、 第5図は第4図示の60→120HZ置換回路例の動作を示す
波形図、 第6図は第4図示の画素圧縮回路例の動作を示す波形
図、 第7図は本発明の一例のサブサンプルの配置を示すサン
プリングパターンの図、 第8図は立体テレビジョンによる一例の信号配置を示す
波形図である。 1,2,3,43,44,45……A/D変換器、 4,5,6……伸張回路、 7,8,9,46,47,48……置換回路、 10,11,12,52,53,54……D/A変換器、 13,56……Hカウンタ、 14,57……基準クロック発生PLL回路、 15,58……制御クロック発生回路、 16,59……クロックカウンタ、 17,60……置換信号生成回路、 18,61……同期信号発生回路、 19,20……エンコーダ、 41,42……デコーダ、 49,50,51……圧縮回路、 55……表示装置(CRT)、 62……偏向回路、 63……シャッタめがね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号を走査する周期の半分の
    倍速周期により走査される左および右画像のテレビジョ
    ン信号を、左右交互に、かつ、フィールド順次に時分割
    信号となるように形成した立体テレビジョン信号を入力
    する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記立体テレビジョン信
    号の走査線内ではドットインターレース処理により画素
    信号をサンプリングして伸長し、伸長信号を出力する伸
    長手段と、 前記伸長信号のうち隣り合う2走査線分の信号を組み合
    わせると共に、所定の同期信号を付加して1水平走査期
    間の信号を形成する合成手段と を具備したことを特徴とする立体テレビジョン信号の処
    理装置。
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