JPH0724506Y2 - 建物の日除け装置 - Google Patents

建物の日除け装置

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JPH0724506Y2
JPH0724506Y2 JP1987021732U JP2173287U JPH0724506Y2 JP H0724506 Y2 JPH0724506 Y2 JP H0724506Y2 JP 1987021732 U JP1987021732 U JP 1987021732U JP 2173287 U JP2173287 U JP 2173287U JP H0724506 Y2 JPH0724506 Y2 JP H0724506Y2
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JP
Japan
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sheet
shaft
frame members
winding drum
groove
Prior art date
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Application number
JP1987021732U
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JPS63129026U (ja
Inventor
敦子 今川
Original Assignee
ミサワホ−ム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、建物に取付けられたバルコニーの手摺と、屋
根の軒先間に形成する建物の日除け装置に関する。
〈従来の技術及び問題点〉 建物の外側に設けられたバルコニーと屋根の軒先間は、
通常解放された状態となっている。しかし例えば夏期に
おいては、この開放された部分から直射日光が室内に入
射し、室内の冷房効果を低下させる等省エネ的観点から
も問題を生じていた。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、従来開放されたままのバルコニー上部
空間に設けられる上げ下げ自在に日除けシートを張設す
る日除け装置に関するもので、この日除け装置は建物と
一体的に形成される為に外観意匠上からも違和感を生じ
させない。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の日除け装置を詳細に説明す
る。
第1図はバルコニー1と屋根2の空間に設けられた日除
け装置3を示す一部省略斜視図であり、第2図は同側断
面概略図である。
この日除け装置3の概要は、バルコニー1を構成する手
摺11上に一対の枠材31,31を取付け、上端を軒先21に定
着したものである。しかもこの枠材31,31間で、且つ軒
先近傍にはシート巻取りドラムを配設し、このシート巻
取りドラムに巻装したシートを引き出し、シャフトを介
して枠材31,31間に張設するものである。第3図は枠材3
1及び巻取りドラム34、引き出しシャフト35を更に詳し
く説明する為の側断面概略図である。この枠材31は、下
端が手摺11上に取付けられ、かつ上端が手摺11の略鉛直
方向上方に配置された側部31aと、下端が前記側部31aの
上端に続き、上端が軒先21に定着されることにより所定
の勾配を有して配置された上勾配部31bとを略字状に連
結したものであり、相対向する内面側には長溝32aと32b
を連通した状態に形成している。通常側部31a,上勾配部
31bを構成する材としてチャンネル材が用いられ、その
チャンネル溝を各々長溝32a,32bとする。又この長溝32
a,32bには夫々その縁部に係止溝33,33…が形成されてお
り、後述する引き出しシャフト35の両端軸部がこれに係
合するようになっている。すなわち、長溝32aにはその
内側の縁部に係止溝が33…が、後述するシート巻取りド
ラム34側に向かって延びて形成されており、一方、長溝
32bにはその上側の縁部に係止溝33…が、後述するシー
ト巻取りドラム34側に向かって延びて形成されている。
上勾配部31b,31b間で且つ軒先21の近傍には、巻取りド
ラム34が配設される。第4図の概略図で示す如く巻取り
ドラム34には枠材31,31間の幅と略等しい幅を有するシ
ート36が巻装され、このシート36の引き出し側先端が引
き出し部35に取付けられている。シート36は合成樹脂材
や繊維織物等耐侯性に優れた材によって形成される。し
かもシート内にピアノ線等を縫い込んで補強することも
可能である。
巻取りドラム34内には図示はしないが、予め巻戻しバネ
が内蔵されており、このバネがシート36を引き出す際の
引張力に抵抗し、シート36を常に緩ませることなく引っ
張った状態にする。一方枠材31内にはその長手方向に亘
って、すなわち長溝32a,32bに沿って断面略L状のガイ
ドレール37が取付けられている。このガイドレール37に
は引き出しシャフト35の両端軸部に取付けられた転動車
35a,35bが載置係合され、シート36を巻取りドラム34か
ら引き出す際に、引き出しシャフト35を枠材31に沿って
円滑に滑動できる様構成されている。
又第6図で示す様に一対の枠材31,31間には、例えばそ
の入隅部にコーナーシャフト38がブラケット39,39を介
して架設されている。このコーナーシャフト38は枠材3
1,31を補剛する役目を果す丈でなく、物干し棒の役目も
果す。又シャフト自体の取付け位置を変えることにより
シート36の張設される外観が異なる為、意匠的にも多様
性を持たせることができる。
次に本考案に係る日除け装置の使い方を第3図によって
説明する。先ず直射日光の入射を防ぐ必要のない場合
は、巻取りドラム34にシート36をすべて巻取らせるか、
若しくは上勾配部31bの最上端にある係止溝33に引き出
しシャフト35の両端軸を係合させて、バルコニー1の上
方空間をあける。又夏日において真上から直射日光が入
射する場合は、上勾配部31bの最下端の係止溝33に引き
出しシャフト35を係合させバルコニー1の上部をシート
36によって覆う。更に側方からの入射を防ぐ場合やバル
コニー1の上部をシート36で全面的に覆う場合は、同様
に引き出しシャフト35を枠材31に沿って下し、側部31a
の最下端の係止溝33に係合させる。又斯かる状態からシ
ートは36を巻取りドラム34に巻戻すには、係合溝33から
引き出しシャフト35の両端軸を開放すれば、巻取りドラ
ム34内に内蔵した巻戻しバネにより巻取りドラム34が逆
転し、シート36を巻取りながら引き出しシャフト35を長
溝32a,32bに沿って上昇させ、所定の位置まで戻す。
〈考案の効果〉 以上の様に本考案の日除け装置は、 (イ)枠材を略鉛直方向に配置された側部と該側部の上
端から勾配を有して延びる上勾配部とから構成したこと
により、シートを張設した際にも、バルコニー上に十分
な広さを確保することができる。
(ロ)枠材の長溝内にガイドレールを設け、シートの先
端に取付けた引き出しシャフトの両端に転動車を取付け
てこの転動車をガイドレールに滑動自在に係合させたの
で、シートの引き出しあるいは巻取りを格段に円滑にす
ることができ、特に、枠材の側部と上勾配部との間に形
成されるコーナー部においても引き出しシャフトを十分
円滑に移動させることができる。
(ハ)前記長溝の縁部に前記引き出しシャフトの両端軸
部が係合する係止溝を複数形成し、該係止溝のうち前記
上勾配部に位置する係止溝を、長溝の上側の縁部に形成
するとともに前記シート巻取りドラム側に向かって延び
て形成したので、引き出しシャフトをシート巻取りドラ
ムから引き出してこれを上勾配部に固定する際、単に引
き出しシャフトを押し上げるだけで所望する位置の係止
溝に係止させることができ、またこれから外す際には単
にこれを下側でかつ前側(シート巻き取りドラムと反対
の側)に引き出すことによって簡単に外すことができ
る。
したがって、引き出しシャフトの上勾配部係止溝への着
脱が容易なものとなる。
(ニ)前記係止溝のうち前記側部に位置する係止溝を、
長溝の内側の縁部に形成するとともに前記シート巻取り
ドラム側に向かって延びて形成したので、引き出しシャ
フトをシート巻取りドラムから引き出してこれを側部に
固定する際にも、単に引き出しシャフトを手前(シート
巻き取りドラム側)に引くだけで所望する位置の係止溝
に係止させることができ、またこれから外す際には単に
これを下側でかつ前側(巻き取りドラムと反対の側)に
押し下げることによって簡単に外すことができる。した
がって、引き出しシャフトの側部係止溝への着脱も容易
になり、極めて操作性のよいものとなる。
とした優れた効果を奏する。したがってこの日除け装置
は、簡易な構造にも係らず、その実用性が高く且つバル
コニーと屋根部間に設けられても違和感がない等、極め
て好適な日除け装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る日除け装置を示す斜視図、 第2図は、同側断面概略図、 第3図は、枠材及び枠材間に配設された巻取りドラムを
示す側面概略図、 第4図は、巻取りドラムとシート及び引き出しシャフト
を示す概略図、 第5図は、側枠と引き出しシャフトを示す一部省略断面
図、 第6図は、シャフトの取付け状態を示す一部省略図であ
る。 1……バルコニー,11……手摺,2……屋根,21……軒先,3
……日除け装置,31,31……枠材,31a……側部,31b……上
勾配部,32a,32b……長溝,33,33……係止溝,34……巻取
りドラム,35……引き出しシャフト,35a,35b……転動車,
37……ガイドレール,38……シャフト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルコニーの手摺と屋根軒先間に一対の枠
    材を設け、該枠材間にシートを張設する日除け装置であ
    って、前記一対の枠材は、下端が手摺上に取付けられ、
    かつ上端が手摺の略鉛直方向上方に配置された側部と、
    下端が前記側部の上端に続き、上端が軒先に定着される
    ことにより所定の勾配を有して配置された上勾配部とか
    ら成り、両枠材の相対向する内面側に長溝を形成すると
    ともに、該長溝内にガイドレールを設け、前記上勾配部
    間の軒先近傍にシート巻取りドラムを配設するととも
    に、該シート巻取りドラムに巻装したシートの先端に引
    き出しシャフトを取付け、かつ該引き出しシャフトの両
    端部に転動車を取付けるとともに、該転動車を前記長溝
    に嵌挿させさらに前記ガイドレールに滑動自在に係合さ
    せ、前記長溝の縁部に前記引き出しシャフトの両端軸部
    が係合する係止溝を複数形成し、該係止溝のうち前記上
    勾配部に位置する係止溝を、長溝の上側の縁部に形成す
    るとともに前記シート巻き取りドラム側に向かって延び
    て形成し、かつ、該係止溝のうち前記側部に位置する係
    止溝を、長溝の内側の縁部に形成するとともに前記シー
    ト巻き取りドラム側に向かって延びて形成したことを特
    徴とする建物の日除け装置。
  2. 【請求項2】前記枠材間にはシャフト材が架設されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の建物の日除け装置。
JP1987021732U 1987-02-17 1987-02-17 建物の日除け装置 Expired - Lifetime JPH0724506Y2 (ja)

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JPS63129026U JPS63129026U (ja) 1988-08-24
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JP2012112123A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 日除け及び遮視装置
JP6986995B2 (ja) * 2018-02-28 2021-12-22 株式会社Lixil スクリーン固定部材

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