JPH0724503U - 心間距離調整式心押台 - Google Patents

心間距離調整式心押台

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JPH0724503U
JPH0724503U JP7458792U JP7458792U JPH0724503U JP H0724503 U JPH0724503 U JP H0724503U JP 7458792 U JP7458792 U JP 7458792U JP 7458792 U JP7458792 U JP 7458792U JP H0724503 U JPH0724503 U JP H0724503U
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JP
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center
ram
tailstock
motor
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Application number
JP7458792U
Other languages
English (en)
Inventor
明義 小林
英俊 高橋
綱一 村山
Original Assignee
豊田工機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工作物の長さに応じて心間距離を調整すること
ができる心押台において、工作物に加える押付力も容易
に調整することができるようにする。 【構成】心押台本体2に移動可能に支持されたスライド
体3と、このスライド体3に摺動可能に嵌合されたラム
5と、前記スライド体3内の前記ラム5の後方にラム5
を押圧するように設けたスプリング13と、前記スライ
ド体3に固定されてナット部22を有する案内部材20
と、前記ナット部22と螺合するねじ軸40と、このね
じ軸40を正逆回転するNCモータ43を備えた構成か
らなる。 【効果】NCモータ43を回転して工作物の長さに応じ
た心間距離を調整するとともに、工作物に加える押付力
を変える場合は、NCモータ43にその押付力に応じた
信号を入力して、NCモータ43の回転に応じてスライ
ド体3を移動させ、スプリング13の圧縮量を変化させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作物の長さに応じて心間距離を調整することが可能な心押台に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にセンタ支持の工作物は、その工作物の長さに応じて心間距離を調整する 必要がある。従来は、テーブル上で心押台全体を前後に位置調整して心間距離を 調整していた。しかしこの方法は、切粉や砥粒の付着したテーブル上で心押台が 移動されるため、この調整後、主軸台側と心押台側のセンタの軸心がずれてしま い、再度テーパ調整を行なう必要がある。また心押台は大重量であるため、取扱 いが不便で、段取替えのために長い時間が必要であった。
【0003】 これに対して、実公昭58−41044号公報に示されるように、心押台本体 内に、工作物を支持するセンタを有するラムが保持されたスライド体を移動可能 に設け、このスライド体を駆動モータの回転で移動させて、心間距離を調整する ようにしたものが知られている。また、この構造において、工作物をセンタ間に 保持する際、ラムの後方にあるピストンを油圧シリンダの作動で前進動させて、 このピストンに螺合した調整スリーブの前端面とラムの間に設けた加圧スプリン グを圧縮して、工作物に押付力を加えるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構造は、駆動モータの回転でスライド体を移動して、心押台全体を移動 することなく、工作物の長さに応じて心間距離を調整することが可能となる。 しかし、工作物に加える押付力を調整したい時は、調整スリーブを回転してピ ストンに対して前後移動させ、この移動で加圧スプリングの加圧力を変化させて 行っていた。そのため、工作物を駆動金具に係止する時のように心押台が工作物 に加える押付力を大きくしたい場合や、精研削時や微研削時の加工精度を向上す るために押付力を小さくしたい場合は、その都度、調整スリーブを回転して押付 力を調整する必要があり、その調整がしずらいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたもので、心押台本体に移 動可能に支持されたスライド体と、このスライド体にスライド体の移動方向と同 一方向に摺動可能に嵌合され、先端に工作物支持用のセンタを有するラムと、前 記スライド体内の前記ラムの後方に前記ラムを押圧するように設けたスプリング と、前記スライド体に固定されてナット部を有する案内部材と、前記ナット部と 螺合するねじ軸と、このねじ軸を正逆回転するNCモータを備えたことを特徴と するものである。
【0006】
【作用】
工作物の長さに応じて心間距離を調整する時は、工作物の長さに応じた信号が 入力されたNCモータが回動し、その回動がねじ軸とナット部の螺合部で往復動 に変換され、スライド体が移動して心間距離が調整される。また、工作物に加え る押付力を調整する時は、その押付力に応じた信号をNCモータに入力して回動 させ、その回動に応じて同様にスライド体を移動させる。そのスライド体の移動 では、ラムは工作物の当接で移動が阻止されているため、ラムを押圧するように 設けたスプリングの圧縮量が変化して、それに伴い工作物に加える押付力が変化 する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、2は心押台 本体で、図略のテーブルに固定されている。この心押台本体2には前後方向に移 動可能なスライド体3が貫通支持されている。このスライド体3の前方には、先 端に工作物を支持するセンタ4を有するラム5が回り止めされ、かつスライド体 3の移動方向と同一方向に摺動可能に嵌合されている。また、スライド体3の後 方には、スライド体3内に摺動可能に嵌合された筒状のスリーブ7が設けられ、 このスリーブ7にはピストン8が一体に形成されている。ピストン8はスライド 体3内に形成したシリンダ6内を摺動可能に嵌合されている。
【0008】 ラム5の後端の軸心には、連結棒9が固着され、スリーブ7の軸心を貫通して スリーブ7後端より外方に延出している。また、スリーブ7の後端には閉止部材 10が螺合されていて、この閉止部材10には前端に保持部材12を固設した筒 部材14が螺合され、筒部材14にナット15を螺合して、筒部材14を閉止部 材10に対して位置決め固定している。また、ラム5の後端面と保持部材12の 前端面の間にはスプリング13が介挿されている。そして、連結棒9の後端には 、一端が閉止部材10と当接する固定部材11が螺合され、連結棒9を回転する と、固定部材11との螺合により固定部材11すなわちスライド体3に対する連 結棒9の前後位置が調整され、これによりラム5の前後位置が調整される。また 、スリーブ7は、閉止部材10、固定部材11、連結棒9と一体に移動するので 、シリンダ6の一方の室に圧油が供給されてピストン8が移動すると、その移動 が連結棒9を介してラム5に伝えられる。
【0009】 また、スライド体3の外周に案内部材20が設けられている。案内部材20は 、スライド体3外周に固定された固定部材23と、この固定部材23を図3に示 すように、スライド体3の移動方向に対して直角方向のみ摺動可能に支持する支 持部材24からなる。固定部材23は、半径方向に突出して先端に回転可能な円 形のローラ21aを有する軸部材21を支持している。また、支持部材24には 、図2に示すように、一端にナット部22が設けられている。軸部材21のロー ラ21aは、心押台本体2に回動可能に支持された案内部30の凹部に嵌入し、 スライド体3が往復移動する時に、ローラ21aが案内部30の凹部を回転しつ つ移動する。センタ4の中心位置を心押台の平面からみて左右方向に微調整する テーパ調整時においては、案内部30を図略のモータで所定角度回転し、その回 動をローラ21aを介してスライド体3に伝える。図4に示すように、スライド 体3の回転する中心である心押軸中心Pは、センタ4の中心Qとは距離Rだけ離 れた位置にあり、スライド体3が心押軸中心Pで回転すると、その回転に応じて センタ4の中心Qが、心押台の平面からみて左右方向に移動してテーパを調整す る。
【0010】 また、ナット部22は、図2に示されるように、心押台本体2に回転可能に支 持されたねじ軸40に螺合している。ねじ軸40は、その後端にギヤ41が固定 され、このギヤ41はNCモータ43の出力軸に設けたギヤ42と噛合している 。そしてNCモータ43が回転すると、その回転が、ギヤ42、ギヤ41を介し てねじ軸40に伝えられ、そのねじ軸40の回転に応じてナット部22、すなわ ち案内部材20が図1の左右方向に移動する。
【0011】 上述した構成に基づいて動作を説明する。図1の状態はスライド体3が最後退 移動端に位置した状態である。工作物の長さに合わせて心間距離を調整する時は 、この状態より、NCモータ43にその心間距離に応じた信号を入力して、NC モータ43を回動させる。その回転は、ギヤ42、ギヤ41を介してねじ軸40 に伝えられる。ねじ軸40の回転に伴い、ナット部22が設けられた案内部材2 0が前進方向に移動し、その移動がスライド体3に伝えられる。すなわち、NC モータ43の回動に応じた決められた距離だけスライド体3が移動し、心間距離 が調整される。
【0012】 また、スライド体3内に形成したシリンダ6の一方の室に圧油を供給してピス トン8を移動させ、その移動が閉止部材10、固定部材11、連結棒9を経てラ ム5に伝わって移動させ、スライド体3に対するラム5の移動で心間距離を調整 することもできる。 そして例えば、シリンダ6の後部室に圧油を供給してピストン8を前進させ、 ピストン8の前進でスリーブ7を前進させて連結棒9を介してラム5を前進させ る。工作物のセンタ穴にセンタ4が係合すると、ラム5の前進が停止するが、ス リーブ7はスプリング13を撓めながらさらに前進して、シリンダ6のストロー クエンドで停止する。その後、工作物を駆動金具に係止させる時は、あらかじめ 求められているスプリング13のたわみ量と加圧力の関係に基づいて、必要な加 圧力が生じるたわみ量を求める。そのたわみ量から求めた信号をNCモータ43 に入力して回転させる。このNCモータ43の回転によるスライド体3の移動で 、スプリング13が必要量だけ撓んで、工作物に加える押付力が設定した値まで 増加する。その状態で、図略の主軸を回転させて工作物を駆動金具に係止させる 。その後、研削をするときは、NCモータ43を逆方向に回転させ、押付力を加 えた距離だけスライド体3を後退させ、工作物に加える押付力を小さくした状態 で研削を開始する。
【0013】 さらに、粗研削時と比べて精研削時や微研削時に押付力を小さくして加工精度 を向上させたい場合には、精研削時や微研削時の前に、NCモータ43を回転さ せ、スライド体3を小さい押付力が生じるような位置に移動させて、押付力を小 さくする。 以上のように本考案の心押台は、心押台本体2に移動可能に支持されたスライ ド体3と、このスライド体3にスライド体3の移動方向と同一方向に摺動可能に 嵌合され、先端に工作物支持用のセンタ4を有するラム5と、前記スライド体3 内の前記ラム5の後方に前記ラム5を押圧するように設けたスプリング13と、 前記スライド体3に固定されてナット部22を有する案内部材20と、前記ナッ ト部22と螺合するねじ軸40と、このねじ軸40を正逆回転するNCモータ4 3を備えた構成からなり、工作物の長さに応じた心間距離に調整する時はもちろ ん、工作物に加える押付力を調整する時も、NCモータ43の回転でスライド体 3を前後方向に移動することで、容易に行うことができる。とりわけ、スライド 体3の位置を正確に制御することができるため、工作物に加える押付力を調整す ることを簡単な構造で行うことができる。
【0014】 また、上記実施例は、スリーブ7に形成したピストン8を油圧により移動させ て、その移動でラム5を移動させて心間距離を調整する構成も有するので、工作 物の長さに応じて調整する心間距離は、NCモータ43の回動によりスライド体 3が移動して調整する距離に、この油圧でラム5を移動して調整する距離が加わ り、心押台の全長を大きくすることなく心間距離の調整可能範囲を大きくするこ とができる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は、心押台本体に移動可能に支持されたスライド体 と、このスライド体にスライド体の移動方向と同一方向に摺動可能に嵌合され、 先端に工作物支持用のセンタを有するラムと、前記スライド体内の前記ラムの後 方に前記ラムを押圧するように設けたスプリングと、前記スライド体に固定され てナット部を有する案内部材と、前記ナット部と螺合するねじ軸と、このねじ軸 を正逆回転するNCモータを備えた構成からなり、工作物の長さに応じた心間距 離に調整する時はもちろん、工作物に加える押付力を調整する時も、NCモータ の回転を制御してスライド体を前後方向に移動することで、容易に行うことがで きる。とりわけ、NCモータで回転制御するため、微小な位置調整を必要とする 押付力を調整することが可能となり、その調整をきわめて簡単にすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の心押台の横断面図である。
【図2】本考案の心押台の図1のA−A線断面図であ
る。
【図3】本考案の心押台の図1のB−B線断面図であ
る。
【図4】本考案の心押台の図1のC矢視図である。
【符号の説明】
2 心押台本体 3 スライド体 4 センタ 5 ラム 13 スプリング 20 案内部材 22 ナット部 40 ねじ部材 43 NCモータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心押台本体に移動可能に支持されたスラ
    イド体と、このスライド体にスライド体の移動方向と同
    一方向に摺動可能に嵌合され、先端に工作物支持用のセ
    ンタを有するラムと、前記スライド体内の前記ラムの後
    方に前記ラムを押圧するように設けたスプリングと、前
    記スライド体に固定されてナット部を有する案内部材
    と、前記ナット部と螺合するねじ軸と、このねじ軸を正
    逆回転するNCモータを備えたことを特徴とする心間距
    離調整式心押台。
JP7458792U 1992-10-26 1992-10-26 心間距離調整式心押台 Pending JPH0724503U (ja)

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