JPH0724454B2 - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH0724454B2 JPH0724454B2 JP61139340A JP13934086A JPH0724454B2 JP H0724454 B2 JPH0724454 B2 JP H0724454B2 JP 61139340 A JP61139340 A JP 61139340A JP 13934086 A JP13934086 A JP 13934086A JP H0724454 B2 JPH0724454 B2 JP H0724454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- ball bearing
- hole
- bracket
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルミニウムや樹脂のブラケットを用いるこ
とができる電動機に関する。
とができる電動機に関する。
[従来の技術] 電動機の回転子軸を支承するボールベアリングは、ブラ
ケットなどの構成部品にハウジングを形成してボールベ
アリングを嵌合するように構成されている。
ケットなどの構成部品にハウジングを形成してボールベ
アリングを嵌合するように構成されている。
そして、このハウジングは、ボールベアリングが嵌合さ
れた後ボールベアリングの外輪が回転しないように、し
かも嵌合が容易にできるようにと極めて公差の少ない状
態に加工されるものである。
れた後ボールベアリングの外輪が回転しないように、し
かも嵌合が容易にできるようにと極めて公差の少ない状
態に加工されるものである。
この様な公差の少ない、また、精度の高い加工は、回転
子と固定子との空隙確保の意味から重要な要素であり、
たとえ加工が面倒であっても必ず行っている。
子と固定子との空隙確保の意味から重要な要素であり、
たとえ加工が面倒であっても必ず行っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ハウジングを形成するブラケットがアル
ミニウムや樹脂の場合、電動機の特性から来る温度上昇
によって、ボールベアリングとブラケットとの熱膨張量
が相違し、ハウジングとボールベアリングとの嵌合状態
が変化することになる。
ミニウムや樹脂の場合、電動機の特性から来る温度上昇
によって、ボールベアリングとブラケットとの熱膨張量
が相違し、ハウジングとボールベアリングとの嵌合状態
が変化することになる。
この様な変化は、鋼材で構成されるボールベアリングよ
りアルミニウムや樹脂で構成されるブラケットの熱膨張
量が大きく、温度上昇によってハウジングの内径がボー
ルベアリングの外径より大きくなるといったものであ
る。
りアルミニウムや樹脂で構成されるブラケットの熱膨張
量が大きく、温度上昇によってハウジングの内径がボー
ルベアリングの外径より大きくなるといったものであ
る。
このため、ボールベアリングは、ハウジングと外輪とが
滑って回転することになる。
滑って回転することになる。
この様なボールベアリングの外輪の回転は、振動や音を
発生する他、ハウジングの内径を僅かながら削り、冷時
でもボールベアリングの外輪が滑り回転する結果にな
る。
発生する他、ハウジングの内径を僅かながら削り、冷時
でもボールベアリングの外輪が滑り回転する結果にな
る。
さらに、この様な不測の回転は、発熱となり、ボールベ
アリングの焼付きや種々の回転不良に至るといった問題
点を有していた。
アリングの焼付きや種々の回転不良に至るといった問題
点を有していた。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
アルミニウムや樹脂で形成されたブラケットでもボール
ベアリングの使用を可能にし、発熱による問題の発生を
なくする電動機を提供することが目的である。
アルミニウムや樹脂で形成されたブラケットでもボール
ベアリングの使用を可能にし、発熱による問題の発生を
なくする電動機を提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ブラケットにボールベアリングを嵌合するハ
ウジングを形成し、このハウジングと軸平行の穴をブラ
ケットの外部から形成し、この穴の内周面と前記ハウジ
ングの内周面とを重なる位置にしてハウジングと穴とが
連通するように構成し、この穴に弾性体を嵌合すると共
に軸方向に押す押圧部材を備えたことによって問題点を
解決している。
ウジングを形成し、このハウジングと軸平行の穴をブラ
ケットの外部から形成し、この穴の内周面と前記ハウジ
ングの内周面とを重なる位置にしてハウジングと穴とが
連通するように構成し、この穴に弾性体を嵌合すると共
に軸方向に押す押圧部材を備えたことによって問題点を
解決している。
[作用] 穴に嵌合された弾性体が押圧部材によって押されると、
ハウジング内部へ張出し、ボールベアリングを押圧する
ことになり、ボールベアリングは外輪で回転することが
なくなる。
ハウジング内部へ張出し、ボールベアリングを押圧する
ことになり、ボールベアリングは外輪で回転することが
なくなる。
このため、アルミニウムや樹脂のブラケットを使用し、
ボールベアリングを使用することができる電動機を構成
することが可能になる。
ボールベアリングを使用することができる電動機を構成
することが可能になる。
[実施例] 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する
と、図は、本発明の一実施例による電動機の要部縦断面
図である。
と、図は、本発明の一実施例による電動機の要部縦断面
図である。
図において、電動機は、ブラケット1は、アルミニウム
や樹脂などの比較的熱膨張係数の大きい材質で構成され
ており、ボールベアリング2が嵌合されるハウジング3
が構成されている。
や樹脂などの比較的熱膨張係数の大きい材質で構成され
ており、ボールベアリング2が嵌合されるハウジング3
が構成されている。
そして、ボールベアリング2は、回転子の軸4を支承す
るよう構成されており、軸4は、ボールベアリング2の
内輪5に嵌合され、ボール6を介して外輪が7が備えら
れ、この外輪7がハウジング3に嵌合されている。
るよう構成されており、軸4は、ボールベアリング2の
内輪5に嵌合され、ボール6を介して外輪が7が備えら
れ、この外輪7がハウジング3に嵌合されている。
さらに、ハウジング3には、その径方向内周面を削るよ
うに穴8が設けられており、穴9には、弾性体9が嵌合
され、この弾性体9を押すように押圧部材としてのネジ
10が備えられている。
うに穴8が設けられており、穴9には、弾性体9が嵌合
され、この弾性体9を押すように押圧部材としてのネジ
10が備えられている。
このネジ10は、ブラケット1にキリで穴8を形成し、そ
の穴8に雌ネジを形成した穴8にネジ10を螺合している
ものである。
の穴8に雌ネジを形成した穴8にネジ10を螺合している
ものである。
ネジ10は、弾性体9を常時押圧できるものであるなら穴
8に打ち込むピンでもよい。
8に打ち込むピンでもよい。
そして、穴8をハウジング3と軸平行に形成するのに穴
8の一部がハウジングの内周面に重なるような位置に設
定して穴8とハウジング3とが連通するように構成され
ている。
8の一部がハウジングの内周面に重なるような位置に設
定して穴8とハウジング3とが連通するように構成され
ている。
この様な構成において、電動機は、ブラケット1にハウ
ジング3を切削などの加工によって形成し、回転子軸4
を嵌合したボールベアリング2をハウジング3に嵌合す
る。
ジング3を切削などの加工によって形成し、回転子軸4
を嵌合したボールベアリング2をハウジング3に嵌合す
る。
そして、穴8に弾性体9を嵌合し、さらにネジ10を螺合
して締付ける。
して締付ける。
このような組み立てによってネジ10は、弾性体9を押す
ため、弾性体9は、穴8の内部からハウジング3の径方
向内周面へ突出しようとしてボールベアリング2の外周
を強く押すことになる。
ため、弾性体9は、穴8の内部からハウジング3の径方
向内周面へ突出しようとしてボールベアリング2の外周
を強く押すことになる。
このように弾性体9がボールベアリング2を強く押すこ
とにより、ボールベアリング2の外輪7はハウジング3
の内部で滑って回転することがなくなる。
とにより、ボールベアリング2の外輪7はハウジング3
の内部で滑って回転することがなくなる。
従って、ハウジング3の内径が熱膨張によってボールベ
アリング2の外径より大きくなっても、ボールベアリン
グ2は、外輪7がハウジング3の内部で滑るといった問
題を発生することがなくなり、ブラケット1の材質の制
限がなくなる。
アリング2の外径より大きくなっても、ボールベアリン
グ2は、外輪7がハウジング3の内部で滑るといった問
題を発生することがなくなり、ブラケット1の材質の制
限がなくなる。
穴8は、ボールベアリング2に弾性体9が作用すれば良
く、本実施例と同じく構成しなくとも同じ作用効果が得
られるものである。
く、本実施例と同じく構成しなくとも同じ作用効果が得
られるものである。
[発明の効果] 本発明によれば、ブラケットをアルミニウムや樹脂で構
成することができ、ボールベアリングの音や振動の発生
を防止することができ、廉価に信頼性のある電動機を構
成することができる。
成することができ、ボールベアリングの音や振動の発生
を防止することができ、廉価に信頼性のある電動機を構
成することができる。
図は、本発明の一実施例による電動機の要部縦断面図で
ある。 1……ブラケット、2……ボールベアリング、3……ハ
ウジング、8……穴、9……弾性体、10……ネジ。
ある。 1……ブラケット、2……ボールベアリング、3……ハ
ウジング、8……穴、9……弾性体、10……ネジ。
Claims (1)
- 【請求項1】ボールベアリングによって回転子軸を支承
する電動機において、ブラケットにボールベアリングを
嵌合するハウジングを形成し、このハウジングと軸平行
の穴をブラケットの外部から形成し、この穴の内周面と
前記ハウジングの内周面とを重なる位置にしてハウジン
グと穴とが連通するように構成し、この穴に弾性体を嵌
合すると共に軸方向に押す押圧部材を備えたことを特徴
とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61139340A JPH0724454B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61139340A JPH0724454B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62296734A JPS62296734A (ja) | 1987-12-24 |
JPH0724454B2 true JPH0724454B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=15243050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61139340A Expired - Lifetime JPH0724454B2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724454B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239251Y2 (ja) * | 1975-07-04 | 1977-09-06 | ||
JPS5627857U (ja) * | 1979-08-09 | 1981-03-16 | ||
JPS60154622U (ja) * | 1984-03-26 | 1985-10-15 | 帝人製機株式会社 | 高速回転体の軸受装置 |
-
1986
- 1986-06-17 JP JP61139340A patent/JPH0724454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62296734A (ja) | 1987-12-24 |
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