JPH0724450A - 浴水循環装置 - Google Patents

浴水循環装置

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JPH0724450A
JPH0724450A JP19412993A JP19412993A JPH0724450A JP H0724450 A JPH0724450 A JP H0724450A JP 19412993 A JP19412993 A JP 19412993A JP 19412993 A JP19412993 A JP 19412993A JP H0724450 A JPH0724450 A JP H0724450A
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bath
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立央 杉本
Hiroto Yasuda
寛仁 安田
Hidekazu Mori
秀和 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、浴水を殺菌浄化する紫外線ランプ
を収納した保護管が破損した場合、これを検出して保護
管の破片が浴水循環路内及び浴槽内に散乱するのを確実
に防ぐことにある。 【構成】 紫外線ランプ11を収納した保護管16を浴
水が流通する金属製の筒状容器15に遊嵌し、前記保護
管16の上部開口端eには、これを開閉自在に閉鎖する
カバー体24を取付け、このカバー体24に紫外線ラン
プ11のリード線11aを挿通させるとともに、保護管
16内に侵入した浴水を検出するための保護管割れ検出
手段26を取付け、前記保護管16が破損して紫外線ラ
ンプ11が浴水により浸漬した場合、これを直ちに検出
して循環ポンプP等の浴水循環駆動手段を停止させるよ
うにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の浴水を循環浄
化して使用することにより、浴水の節約を可能とした浴
槽用の浴水循環装置に係わり、特に、浴水を清澄に殺菌
浄化する殺菌装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、浴水を清澄に保持するととも
に、湯温を一定に維持する所謂、浴水循環式の浴槽装置
が種々開発されている。この種の浴槽装置は、浴水を一
定温度に維持するヒータ内蔵形の加熱装置と、浴水中に
浮遊する微細ゴミ、湯あか等の異物を除去して浴水を常
時清澄に、かつ、活性化するための濾過装置と、浴水内
の細菌類を殺菌する殺菌装置とを、それぞれ浴槽と連通
可能に配管接続するとともに、前記配管系統内に浴水を
循環供給する循環ポンプを具備して構成されている。そ
して、前記浴槽装置を例えば、一般家庭において設置し
た場合、浴水を毎日交換することなく反復使用すること
により、24時間いつでも入浴できるので利便であり、
しかも、節水を可能とする特長を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、循環式
の浴槽装置においては、浴水を循環浄化して繰返し使用
する関係上、入浴による浴水の汚損により細菌の繁殖や
湯あか等による濁りが生じるのを未然に防ぐ上から、濾
過装置や殺菌装置を用いて浴水を浄化しその清澄化に努
めている。特に、細菌の繁殖や水の濁りは入浴者に不快
感を与えることはもとより、衛生管理の面からも好まし
いものではない。このため、浴水を濾過したあと、更
に、浴水に紫外線を照射して浴水中に繁殖した細菌及び
湯あか等の有機物を殺菌浄化し、濁りや臭みのないきれ
いな浴水を得るようにしている。そして、前記紫外線を
照射する手段としての紫外線ランプは、これを保護する
例えば、石英管内に水と遮断した状態で収納して、浴水
の循環路内に配置した金属製容器内に格納することによ
り使用に供したり、あるいは、紫外線ランプ自体を2重
管構造で形成して直接浴水中に投入する等して使用して
いた。
【0004】ところが、紫外線ランプを保護している前
記石英管等が浴水の循環時等に何等かの理由により破損
した場合、浴水は循環ポンプを停止させない限り、循環
作用を繰返しているので、紫外線ランプやその保護管の
微細な破片が、浴水とともに浴水循環路内に放散されて
流通する結果、非常に危険であった。その上、破片の除
去には浴水の循環路を分解する等して清掃を行わなけれ
ばならないので、破片の排除に過大な労力、手間、時間
等を要することはもとより、加熱・保温されている浴水
を全部廃棄して新しい浴水を注入しなければならない
等、浴水循環式浴槽装置の再使用をはかるまでに、かな
りの時間等を必要とする問題があった。
【0005】本発明は、前記種々の問題に鑑み、殺菌装
置内の紫外線ランプを収納する保護管内に、該保護管が
破損して紫外線ランプが浴水に浸った場合、これを瞬時
に検出する保護管割れ検出手段を取付け、この検出手段
により浴水を検出すると直ちに循環ポンプ等浴水循環駆
動手段への通電を停止させて、入浴者を保護管の破片に
よるけがから安全に保護するようにした、改良された浴
水循環装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、紫外線ランプ
を収納した保護管を浴水が循環する浴水循環路内に設
け、この保護管には、該保護管の破損によりその内部に
侵入した浴水を検出してその検出信号を、循環ポンプ等
浴水循環駆動手段の駆動を制御する駆動制御装置に出力
する保護管割れ検出手段を具備させ、一方、前記駆動制
御装置には、保護管割れ検出手段からの検出信号が入力
されると、循環ポンプ等の浴水循環駆動手段への通電を
停止させる制御プログラムを備えて構成したので、その
作用は次に示すとおりである。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、紫外線ランプを収納し
た保護管が浴水の循環時における圧力等の原因により万
一破損した場合、浴水の侵入によって保護管割れ検出手
段が浴水に浸かると、前記保護管割れ検出手段は、浴水
の温度により抵抗が変化し、かつ、それによる電圧変動
によって浴水の侵入を検出し、その検出信号を駆動制御
装置に出力して該制御装置からの指令信号により、浴水
循環式浴槽装置の浴水循環駆動手段への通電を瞬時に停
止させるように構成したので、保護管の破損による破片
が浴水循環路内に散乱するのを確実に阻止することが可
能となる結果、入浴者は破片による被害を被ることがな
くなり安全である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図6に
より説明する。図1は浴水循環式浴槽装置の概略構成図
を示し、図において1は浴槽,2は浴槽1内の浴水を濾
過及び殺菌し、かつ、保温加熱して使用する浴水循環装
置である。3は浴槽1に設けた浴水戻し口で、その先端
は例えば、先細状となってノズル状に形成されている。
又、4は浴水取入れ口で、その開口端にはステンレスメ
ッシュフィルター等が被着してある。そして、前記浴水
戻し口3は浴水戻り管5に、浴水取入れ口4は浴水往き
管6にそれぞれ接続されており、これら戻り管5と往き
管6とを連通させて浴水循環路7を構成する。
【0009】次に、前記浴水往き管6は、浴水循環路7
内に配管接続した浴水循環駆動手段としての循環ポンプ
Pの吸入口a側に第1の電磁弁V1 を介して接続されて
いる。前記循環ポンプPの吐出口b側には、浴水濾過装
置8,電熱ヒータ9を内蔵した浴水加熱装置10,殺菌
用の紫外線ランプ11を収納した殺菌装置12,第2の
電磁弁V2 が、それぞれ浴水循環路7内において浴水戻
り管5を介して配管接続されている。なお、V3 は浴水
戻り管5と大気中とを開閉自在に連通させるための電磁
弁で、該電磁弁V3 は空気流通管13を介して浴水戻り
管5の浴水戻し口3側と連通可能に接続することによ
り、前記電磁弁V3 を開放した場合、浴水戻り管5内が
大気中と連通する結果、浴水を浴槽1内に戻す場合に生
ずる浴水戻し口3付近の負圧作用によって、浴水循環装
置2内の空気を、前記空気流通管13から浴槽1内に排
出することができるので、前記浴水の戻し時は電磁弁V
3 を開放すれば、浴槽1内の浴水中に気泡を容易に噴流
させることが可能となる。
【0010】次に、浴水循環装置2内に配管接続した浴
水の殺菌装置12の構成を図2により説明する。図2に
おいて、15は中空状に形成された紫外線反射率の大き
い金属製の筒状容器で、容器15の上部は浴水加熱装置
10側に、容器15の下部は第2の電磁弁V2 側に、そ
れぞれ浴水戻り管5を介して浴水循環路7内に配管接続
されている。16は紫外線ランプ11を取出し可能に収
納して前記筒状容器15に遊嵌した保護管で、石英,フ
ッ素樹脂等紫外線の透過性に優れたガラス材料等により
形成されて、前記紫外線ランプ11が浴水に浸って漏電
するのを良好に防ぐもので、その上部開口端eの外周縁
には、外側にねじ部を螺設した支持環17が、その上端
部を開口端eの上方に突出させた状態で嵌着されてい
る。18は前記支持環17の外周に螺合するねじ孔を穿
孔した連結筒で、この連結筒18は支持環17下側の保
護管16の外周に挿着したシール部材19を介して下方
端を保護管16に嵌合した状態で、前記支持環17に強
固に螺着されている。20は前記連結筒18の上部開口
端の外側にリング状に周設した係止段部である。21は
筒状容器15の上方端に止着されて前記連結筒18の下
側にOリング等の封止部材を介して嵌合した取付環を示
す。
【0011】そして、前記保護管16は、シール部材1
9を介して連結筒18を螺合した状態で、取付環21を
上部に備えた筒状容器15内に遊合し、前記取付環21
の内周面を連結筒18の下部外周に嵌合させることによ
り、前記筒状容器15内に垂下保持される。22は、前
記連結筒18と取付環21との外周面に凹設した凹部に
それぞれ掛止されて前記連結筒18と取付環21とを一
体的に締着保持する例えば、Cリング状の締付金具で、
図3で示すように、該締付金具22の両端の自由端側を
例えば、締付ボルト23を用いて緊締することにより、
連結筒18と取付環21とを保護管16の外側において
強固に、かつ、一体的に締着して、前記保護管16を筒
状容器15内に垂下支持させる。24は保護管16の上
部開口端eを閉鎖する合成樹脂製のカバー体で、図2で
示すように、開口端eと対応する部位には、保護管16
内に挿入した紫外線ランプ11のリード線11aを保護
管16の上部側に挿通支持するゴムブッシュ25と、保
護管16の破損によって紫外線ランプ11が浴水に浸っ
た場合、これを直ちに検出する保護管割れ検出手段26
が、それぞれ取付けられており、このカバー体24はそ
の周縁の下側に例えば、180°の間隔を保って下向き
に突設した係止フック27を、連結筒18の係止段部2
0に掛止することにより、殺菌装置12に取外し自在に
取付けることができる。
【0012】前記、保護管割れ検出手段26は、その熱
時定数を例えば、70℃に設定して湯温が約40℃の浴
水に浸った場合、前記熱時定数が急速に降下して抵抗値
が増大することにより電圧変動(電圧値を高くする)を
生じさせる、例えば、自己発熱型のサーミスタを使用し
ている。そして、このサーミスタは図2で示すように、
カバー体24に設けた孔部から保護管16の開口端e内
側に湯温測定用の検出部を挿入したあと、前記カバー体
24の孔部に合成樹脂を充填・固化させることにより、
カバー体24と一体的に取付けられている。
【0013】つづいて、浴水循環装置2に使用する各種
の機器類、例えば、第1,第2の電磁弁V1 〜V2 ,循
環ポンプP,電熱ヒータ9は、それぞれ図4で示すよう
に、交流電源28と絶縁トランス29の1次側との間に
おいて、図示しない電源スイッチを介して並列接続され
ており、第1,第2の電磁弁V1 〜V2 と循環ポンプP
には、リレー接点AないしCがそれぞれ直列に挿入接続
されている。又、電熱ヒータ9にはこれをオン・オフ制
御するスイッチング素子Thが直列に接続されている。
更に、絶縁トランス29の2次側には、リレー接点Dと
紫外線ランプ11がそれぞれ直列に接続されている。
【0014】次に、前記浴水循環装置2を電気的に駆動
制御するための駆動制御装置30は、図5に示す駆動回
路31と図6に示す電源回路32とによって概略構成さ
れている。最初に、電源回路32は、図示しない電源ス
イッチを介して交流電源に1次側を接続した変圧器33
と、この変圧器33の2次側に交流入力端を接続したダ
イオードブリッジDBと、このダイオードブリッジDB
の直流出力端に接続した定電流装置AVRと、前記定電
流装置AVRの入力端に並列接続した平滑コンデンサC
2 ,C3 とを備えて構成し、商用電源を降圧してこれを
全波整流を行い定電圧化した定電圧電源Vccを次に説
明する駆動回路31に動作用電源として供給する。
【0015】そして、前記した駆動回路31は、殺菌装
置12に取付けた保護管割れ検出手段26と、第1,第
2の電磁弁V1 〜V2 ,循環ポンプP,紫外線ランプ1
1にそれぞれ直列に接続したリレー接点A〜Dを作動さ
せるリレーコイルA1 〜D1と、スイッチング素子Th
を駆動制御するためのホトカプラPCと、更に、前記第
1,第2の電磁弁V1 〜V2 ,循環ポンプP等に指令信
号を出力する例えば、ワンチップ4ビットマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンという)MCとにより構成さ
れており、マイコンMCの入力端Iには定電圧電源Vc
cとの間において保護管割れ検出手段26が接続されて
いる。又、マイコンMCの出力端O1 〜O4 には、定電
圧電源Vccとエミッタ接地のトランジスタT1 〜T4
の各コレクタとの間に、それぞれリレーコイルA1 〜D
1 を個別に接続した状態で、前記各トランジスタT1
4 のベースが抵抗R1 〜R4 を介して接続されてい
る。更に、マイコンMCの出力端O5 には、エミッタ接
地のトランジスタT5 のベースが抵抗R5 を介して接続
されており、このトランジスタT5 のコレクタには、定
電圧電源Vccとの間において、ホトカプラPCの一方
を構成するホトダイオードDOを接続し、又、ホトカプ
ラPCの他方を構成するホトトライアックTh1 は、ス
イッチング素子Thと接続されている。
【0016】なお、マイコンMCの入力端側には、保護
管割れ検出手段26の他に浴水の温度や流速等を検出す
る手段が接続されるものの、本実施例とは直接関係しな
いので説明は省略する。又、マイコンMCには保護管割
れ検出手段26が浴水の侵入を検出する異常時の場合の
み、その出力端から電磁弁V1 〜V2 ,循環ポンプP,
電熱ヒータ9,紫外線ランプ11の各作動を瞬時に停止
させる指令信号を出力するための制御プログラムや電熱
ヒータ9の通電を浴水の温度によって制御するプログラ
ム等が具備されている。図1中・35はリモートコント
ロールユニットを示し、各種スイッチや湯温、時間等を
表示する表示部等が設けられている。
【0017】次に動作について説明する。前記構成の浴
水循環装置2において、浴槽1の浴水取入れ口4から吸
入される浴水は、浴水往き管6を通って前記浴水循環装
置2に導入される。浴水循環装置2内に流入した浴水は
循環ポンプPに導かれ、該ポンプPにより吐出された浴
水は、次に浴水濾過装置8に導入され、図示しない濾過
筒内に充填した濾過材を透過する際、脂肪,有機物等の
汚損物質が取り除かれ、清澄な浴水に濾過されて浴水加
熱装置10内に流入する。そして、浴水加熱装置10に
流入した浴水は所定の設定温度に加熱されたあと、殺菌
装置12内を流通する間に、浴水内に繁殖した細菌,湯
あか等の有機物が紫外線ランプ11により、殺菌浄化処
理が行われて浴水戻り管5,浴水戻し口3を通って浴槽
1に還流するもので、前記のようにして浴水は常に一定
温度で清澄に保たれる。
【0018】そして、前記のように、浴槽1内の浴水を
常に清澄に保つには、浴水循環路7内に配置した浴水濾
過装置8内の濾過材を定期的に交換したり、殺菌装置1
2内の紫外線ランプ11の照射度を適宜点検することに
より、濁りや臭みのない清澄な浴水が得られる。このた
め、殺菌装置12は、常時紫外線ランプ11に通電を行
い、浴水循環路7内を循環する浴水を、前記筒状容器1
5内において紫外線を照射して殺菌浄化し、浴槽1に清
澄な浴水を循環させるように設けられている。
【0019】然るに、前記浴水の殺菌浄化中に、筒状容
器15内の保護管16が何等かの理由によって破損した
場合、通電中の紫外線ランプ11は前記保護管16の破
損により、筒状容器15内を流通する浴水に瞬時のうち
に浸漬される。そして、カバー体24に垂設した保護管
割れ検出手段26の検出部が浴水に浸ると、該検出手段
26を構成する自己発熱型のサーミスタは、その熱時定
数より低い温度の浴水(約40〜45℃)によって抵抗
値が急速に大きくなり、その電圧値を上昇させることに
なる。即ち、駆動制御装置30が作動して浴水の検出を
行う。前記保護管割れ検出手段26が浴水を検出する
と、その検出信号は直ちにマイコンMCの入力端Iに入
力され、マイコンMCは前記入力信号に基づいて浴水が
保護管16内に流入したと判断し、その出力端O1 〜O
5 から第1,第2の電磁弁V1 ,V2 ,循環ポンプP,
電熱ヒータ9,紫外線ランプ11の各種機器に作動停止
の指令信号を瞬時に出力し、浴水循環装置2を一時的に
急停止させる。
【0020】即ち、前記保護管割れ検出手段26が作動
すると、マイコンMCからの指令信号により駆動回路3
1に設けたリレーコイルA1 〜D1 への通電が阻止さ
れ、浴水循環装置2の各種機器を駆動操作するリレー接
点A〜Dを開放して電磁弁V1,V2 の閉鎖、循環ポン
プP, 電熱ヒータ9,紫外線ランプ11への通電が停止
される。この結果、循環ポンプP及び第1,第2の電磁
弁V1 ,V2 も直ちにその動作が停止されるため、破損
した保護管16の破片が浴水循環路7や浴槽1内に散乱
するのを確実に防ぐことができる。又、紫外線ランプ1
1が浴水に浸っても、前記のように、紫外線ランプ11
への通電が速みやかに停止され、浴水への漏電を未然に
防ぐことができる。その上、マイコンMCの出力端O5
から出力される指令信号にてホトカプラPCが作動し、
スイッチング素子Thをオフさせて電熱ヒータ9への通
電も直ちに断ったため、浴水循環路7内の浴水が異常に
高温化するのも確実に防ぐことができる。
【0021】前記のように、紫外線ランプ11の保護管
16が破損した場合、浴水循環路7内の浴水を図示しな
い排水ドレンから排水させたあと、筒状容器15を浴水
循環路7から一旦取外す。浴水循環路7から取外した筒
状容器15は、係止フック27を連結筒18の係止段部
20よりその掛止を外して、カバー体24を保護管16
の上部開口端eから外す。このカバー体24を保護管1
6から外すことにより、紫外線ランプ11を破損した保
護管16内から抜き取る。つづいて、前記保護管16と
筒状容器15とを、連結筒18及び取付環21を介して
一体的に締着保持している締付金具22の締付けを緩め
て筒状容器15内から破損した保護管16を抜き取る。
この際、筒状容器15内の下部に滞積している保護管1
6の破片も併せて除去する。
【0022】前記のようにして、破損した保護管16及
びその破片を除去したら、新しい保護管16を筒状容器
15内に遊嵌して両者を締付金具22により締着し、こ
のあと、再び紫外線ランプ11を保護管16内に挿入
し、リード線11aを挿通したカバー体24を、保護管
16の上部開口端eに被冠し、前記係止フック27を連
結筒18の係止段部20に掛止して固定する。このよう
にして、新しい保護管16を備えた筒状容器15を浴水
循環路7に配管接続して浴水循環装置2の再使用に備え
る。前記筒状容器15の浴水循環路7への再取付けに当
り、殺菌装置12と第1の電磁弁V1 との間の配管路
(浴水戻り管5)は事前に清掃を行い、保護管16の破
片を排除しておくことは云うまでもない。
【0023】殺菌装置12の筒状容器15を前記のよう
に浴水循環路7に取付けたら駆動制御装置30をリセッ
トして再び浴水を循環させて、濾過・加熱・殺菌浄化を
行い入浴者の入浴に備える。このように、本発明におい
ては、紫外線ランプ11を挿入する保護管16が破損し
た場合に生ずる浴水の侵入を直ちに検出し、循環ポンプ
Pへの通電を瞬時に停止することにより、保護管の破片
の散乱を確実に防ぐことができるとともに、浴水の侵入
を検出する保護管割れ検出手段26は、空気温度に対し
ては作動せず、浴水の湯温に対しては浴水と空気との熱
容量の差により、浴水と接触することによって瞬時に作
動するため、保護管16が破損した場合、瞬時にこれを
検出して循環ポンプPへの通電を停止させることが可能
となる。その上、保護管割れ検出手段26はカバー体2
4に樹脂モールドされて強固に取付けられているので、
流入する浴水によって揺動することなく、確実に浴水の
検出を行うことができる。しかも、カバー体24と一体
的に取付けられているので、紫外線ランプ11の交換等
に際してカバー体24を保護管16から外しても、カバ
ー体24と一体に設けられているので、紛失することも
なく、又、紫外線ランプ11の保護管16への挿入に当
っても邪魔になることも全くない。
【0024】なお、保護管割れ検出手段26は、カバー
体24に樹脂モールドによって固定する代わりに、図7
で示すように、カバー体24に先端を先細とした取付穴
部40を形成し、この取付穴部40の上部には、例え
ば、2条のフック41,41を突設し、取付けに際して
は、検出部を保護管16内に垂下させて保護管割れ検出
手段26の下半部を取付穴部40に挿入し、このあと、
保護管割れ検出手段26の上半部をフック41,41に
より係止させて取付けるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に示すような効果を有する。 (1)、本発明は、浴水の殺菌装置を構成する紫外線ラ
ンプを挿入した保護管のカバー体に、該保護管が破損し
た場合、保護管内に侵入した浴水を直ちに検出して浴水
循環駆動手段を停止させる保護管割れ検出手段が取付け
てあるので、保護管の破片が浴水循環路内に散乱するの
を確実に防ぐことができ安全である。 (2)、又、保護管割れ検出手段による浴水の検知によ
り、浴水循環駆動手段を直ちに停止させるとともに、浴
水循環路内の弁を閉止するため、保護管の破片が浴水循
環路内、又は浴槽内に散乱するのを確実に防ぐことがで
き安全である。 (3)、更に、浴水の検出が解除されたときは、浴水循
環駆動手段を駆動させて浴水を再循環させることによ
り、入浴者の入浴に備えることができる。 (4)、又、保護管割れ検出手段は、保護管のカバー体
に固定して取付けられているので、紫外線ランプ等の交
換時も散逸することなくカバー体に具備されており、し
かも、紫外線ランプや保護管の清掃、交換等に際しても
邪魔になることがないので、紫外線ランプ等の点検作業
を迅速・容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌装置を備えた浴水循環式浴槽装置
の概略構成図である。
【図2】本発明の殺菌装置を示す縦断面図である。
【図3】殺菌装置の平面図である。
【図4】浴水循環装置に具備した各種機器類の結線状態
を概略的に示す電気結線図である。
【図5】保護管割れ検出手段を備えた浴水循環装置の駆
動制御装置を概略的に示す電気回路図である。
【図6】駆動制御装置の電源回路図である。
【図7】保護管割れ検出手段の他の取付状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 浴水循環装置 7 浴水循環路 11 紫外線ランプ 12 殺菌装置 15 筒状容器 16 保護管 24 カバー体 26 保護管割れ検出手段 30 駆動制御装置 31 駆動回路 P 循環ポンプ V1 〜V3 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 法月 仙一郎 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 杉本 立央 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 安田 寛仁 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 森 秀和 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴水循環路内に、浴水循環駆動手段、浴
    水を殺菌する紫外線ランプを設けた保護管および保護管
    割れ検出手段を配設した浴水循環装置において、前記保
    護管割れ検出手段の検出により、前記浴水循環駆動手段
    を停止するように制御する駆動制御装置を設けたことを
    特徴とする浴水循環装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御装置は、保護管割れ検出手
    段の検出により、浴水循環駆動手段を停止させるととも
    に、紫外線ランプを設けた保護管の下流側に配設した弁
    を閉止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    浴水循環装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御装置は、保護管割れ検出手
    段が浴水を検出したとき浴水循環駆動手段の駆動を停止
    し、浴水の検出が解除されたときは、浴水循環駆動手段
    を駆動させて浴水の循環を行わせる制御プログラムを具
    備させたことを特徴とする請求項1、2記載の浴水循環
    装置。
  4. 【請求項4】 前記保護管割れ検出手段として、保護管
    の開口に紫外線ランプのリード線を挿通し、しかも、前
    記リード線の近傍に検出部を保護管内に垂下させた保護
    管割れ検出手段を備えてなるカバー体を、前記保護管の
    開口に水密かつ取り外し自在に被冠して構成したことを
    特徴とする請求項1、2、3記載の浴水循環装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245081A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Toshiba Corp 水処理システム
WO2009064666A1 (en) * 2007-11-13 2009-05-22 Access Business Group International Llc Water treatment system with moisture detector

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