JPH0724361Y2 - 有寸単板の堆積装置 - Google Patents

有寸単板の堆積装置

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JPH0724361Y2
JPH0724361Y2 JP1986073053U JP7305386U JPH0724361Y2 JP H0724361 Y2 JPH0724361 Y2 JP H0724361Y2 JP 1986073053 U JP1986073053 U JP 1986073053U JP 7305386 U JP7305386 U JP 7305386U JP H0724361 Y2 JPH0724361 Y2 JP H0724361Y2
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JP1986073053U
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好光 梶川
晃平 大垣
正 宇塚
義彦 湊
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株式会社ウロコ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は合板製品の素材となる、原木から旋削して得ら
れる単板の堆積装置に関し、単板の中でも原木切削初期
などに製出する、長さが不揃いで短尺な、いわゆる有寸
単板の堆積装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種技術としては、特公昭57-4480号(小巾単
板の自動堆積装置)がある、この発明は単板積み山の上
面を略水平に維持することを主題に、長目の単板は前・
後端部に、短目の単板は中央部に積み込むよう工夫した
ものである。そして逐次積載され次第に高くなる積み山
上端付近の水平面に沿って投光される、光電管などのレ
ベル検知器を装備し、該光電管が遮光される都度、単板
堆積の昇降テーブルを所定量下降するよう自動化したも
のである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
単板は原木から切削製出するが、切削時の裏割れ等によ
り湾曲(カール)する性質があり、短尺単板程その傾向
が強い、さらに同寸法の短尺単板であっても、そのカー
ル度合は千差万別である。
このような単板性状において、堆積装置における前記従
来の堆積レベル検出装置を考察すると、部分的に跳ね上
った姿態で積み山上面に載置されたカール単板により、
堆積レベルを全体的に高い位置と誤認する事態が頻発す
ることがある。
一方短尺な有寸単板は、例えば2mなどの定尺寸法になる
よう、複数枚を間隔を詰めなるべく密接状態に寄せ集め
てコンベア上を移送し、最終段の堆積地点上方に到達し
て、該定尺有寸単板毎、下方待機のテーブル上に落下堆
積するのが定法となっている。
従って、このような所定寸法を満たすべく、細切れ状の
単板を集成した定尺有寸単板群を、その真下のテーブル
に落下堆積する場合、その落差が少ない程積み姿が乱れ
ないのは当然で、そのためにも前記従来例のごとく、わ
ざわざ昇降機能を具備したテーブルリフターなどを用意
して、堆積時落差を僅かな一定値に保持しようと画策す
るのである。
このような背景を負って、漸次単板が積み込まれて高さ
を増す堆積単板のレベル検出が、従来例のように不確な
ものであれば、テーブルリフターが必要以上に降下して
堆積落差が増大し、積み姿が乱れるという障害が発生す
るのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決するため以下の構成を備えたこ
とを特徴としている。
1.単板を堆積する昇降自在のテーブルリフター。
2.単板を載置して繊維の直交方向に搬送する2条の搬送
帯よりなり、左右に開閉自在の搬送コンベア。
3.前記搬送コンベアにより形成される単板の搬送路面上
方に待機し、昇降装置により堆積単板の幅方向中央部を
全長にわたり押圧可能な細幅帯板状の打落しバー。
4.例えば前記打落しバー、または打落しバーの昇降装置
に一端を係着し、打落しバーの昇降方向に沿って立設さ
れたハイトバーと、光電管などの検知器の組合せにより
堆積単板の上面位置を検出するレベル検出装置。
〔作用〕
本考案は、最初に有寸単板群が繊維と直交する方向に搬
送コンベアにより移送される、やがて単板堆積位置上方
に到達するとコンベアは一旦停止し、同時に上方待機の
打落しバーが急速に下降するのである。細幅帯鉄状の打
落しバーは、単板の幅方向中央部を単板群全長にわたっ
て線状に押し下げ、さらに単板は搬送コンベアの搬送帯
により、左右端縁付近を下方から支持されている結果、
単板群は同一円弧で弓なりに湾曲することになる。
引き続き単板左右端を支持していた搬送コンベアは開閉
機構により急速に左右へ開放移動し、下方からの拘束を
失った単板群は一斉に落下し、下方待機のテーブルリフ
ター堆積単板群へ積み重ねられ、搬送コンベアは直ちに
旧位置に復帰して次の単板搬送に備えるのである。
さて単板幅方向中央部を単板群全長にわたって線状に押
し下げた打落しバーは、従来単板落下堆積のための搬送
コンベア左右開閉作動スタートに伴い、速やかに上昇し
て下降前の待機地点に復帰していたものであるが、本考
案では単板落下を促進する形で、打落しバーがさらに下
降するのである。
下降を続けた打落しバーは、テーブル上の既存堆積単板
と今、落下堆積した単板を重ね合わせた状態で、該単板
全長にわたってその上面から瞬時押圧し、短尺有寸単板
個個のカールを平坦に加圧矯正した後、す速く上昇して
当初の待機位置で停止し、次の単板搬入を待つことにな
る。
一方打落しバー、ないしは打落しバーの昇降装置には例
えば一端を係着し、打落しバー昇降方向に沿って立設し
たハイトバーが配備され、打落しバーの昇降運動と一体
に昇降するように構成されている。そしてさらに昇降す
るハイトバーには、単板積込みの都度変化する下降限位
置が、設定した許容限界高さよりも上位にとどまった場
合に信号を出力する、例えば光電管などによる検出器が
装備され、前記ハイトバーと検出器の組合せによりレベ
ル検出装置が構成されるのである。
従って前述した単板堆積への打落しバー押圧効果に基づ
き、変化する堆積単板上面をレベル検出装置により正し
く測定し、該上面レベルが予め設定した、例えば単板搬
送等に支障を来す限界高さに到達した場合は、検出信号
を出してテーブルリフターを所定量下降させることによ
り、単板堆積時の積込み落差を最小限に維持し、効率的
な単板搬送堆積を続行するのである。
〔実施例〕
図面は本考案一実施例を模式的に表したものであり、第
1図は側面図、第2図は正面図である。図において1は
テーブルリフターであり上面に漸次有寸単板群を堆積
し、後述のレベル検出装置25の信号に基づき昇降可能と
なっている。11は搬送コンベアである、テーブルリフタ
ー1の単板堆積位置上方で、通常第2図に図示するよう
に搬送単板幅方向左右に各1条の搬送帯からなり、単板
を載置して矢示A方向の単板繊維と直交する方向に搬送
するものである。
また搬送コンベア11は第2図矢示B・C方向の単板幅方
向左右に、図示を省略した流体シリンダ等の開閉機構に
より、急速に開閉作動可能となっており、コンベア上に
載置した有寸単板群を下方のテーブルリフター1上面に
落下堆積するものである。
15は押えコンベアである、搬送コンベア11に対応してそ
の上方に配備され、単板上面に摺接して矢示A方向にコ
ンベア11と共同して単板搬送するものである、また押え
コンベアは左右開閉作動は不要であり、押えコンベア15
の下面と搬送コンベア11の上面とによって単板の搬送路
面が形成されるのである。なお簡略なシステムでは、押
えコンベア15を省略する例もある。
21は打落しバーである、通常細幅の帯鉄状で、第2図に
図示するように搬送単板幅方向の中央部上方に、また第
1図に示すように堆積単板の全長にわたってテーブルリ
フター1上面と平行に(テーブルリフター上面と単板搬
送路面は通常平行に配置される)待機配置されている。
また打落しバーは、例えば流体シリンダなどによる昇降
装置22を介在して適宜、固定機枠(図示省略)に昇降自
在に取り付けられ、図示実施例では昇降装置22の流体シ
リンダ2個に懸吊保持されている。なお打落しバーが降
下して堆積単板群を押圧する際、クッション作用を持た
せる為に例えばコイルスプリングなどの緩衝機構を介装
して昇降装置に吊持させることが望ましい。
昇降装置22は空圧などの流体シリンダが多用され、図示
例では垂下したピストンロッド下端に打落しバー上面を
係止した前後配置の2組の流体シリンダが示されてい
る。なお昇降装置は流体シリンダのほか、例えばクラッ
チ・ブレーキを内蔵した間欠駆動装置により昇降作動を
行うリンク機構などを利用する例もある。
25Bはハイトバーである、打落しバー21、ないし昇降装
置22の昇降可動する部材に一端を係着して、打落しバー
と一体に昇降作動するもので、細長な棒状部材が用いら
れ、後述する検出器25Sの検出信号出力のためバーの所
定高さ位置に、例えば光の透過長孔を穿溝したり、また
はリミット・ドグを設けたりするのである。
ハイトバー25Bは、第1図で昇降装置22を構成する2組
の流体シリンダのピストンに下端を係止し、他端を上方
に突設配置した実施例が示されている。また図示例のほ
か昇降装置のピストンロッド係止位置を外した打落しバ
ー上面にハイトバー下端を係着立設し、ハイトバー中間
部を遊嵌するガイドブラケットにより摺接保持する例も
ある。
25Sは光電管、リミットスイッチなどによる検出器であ
る、検出器は打落しバー21が下降して堆積単板を押圧
し、単板上面がおよそ平坦になった時の堆積高さが、予
め設定した許容限界高さより僅かでも上方になった場
合、信号を出力するように構成され、そのためにハイト
バー25Bの当該位置に、前述した光の透過長孔やリミッ
ト・ドグが配設されるのであり、これらのハイトバー25
Bと検出器25Sの組合せにより、レベル検出装置25が構成
されるのである。
なおレベル検出装置25は、ハイトバー25B、および検出
器25Sに代えて、打落しバー、もしくは昇降装置22の昇
降可動部材に、例えばラックギヤを係着立設し、該ラッ
クに噛合するピニオンギヤを枢支して直線運動を回転運
動に転換し、その回転をエンコーダ、などの回転センサ
に伝えて、例えば打落しバーの下降が、設定したパルス
数以下で上昇に転じた場合に、単板堆積レベルが所定の
許容限界高さに到達したとして信号を出し、テーブルリ
フター1を所定量下降させるのである。
また前記以外にスケールセンサその他各種検出センサの
組合せが考えられるが、要は打落しバーなどの昇降可動
部材に係止されて、その昇降運動量から単板堆積レベル
を検知し、予め設定した許容限界高さに到達した際に信
号を発信するように構成するのである。
以上の構成により有寸単板群は、逐次搬送されては下方
のテーブルリフター上に堆積され、単板積み山も漸次高
くなるのである、そして堆積高さが予め設定した許容限
界高さを超えたとたん、打落しバーを介してレベル検出
装置が信号を出し、テーブルリフターが所定量降下して
自動的に停止し、引き続き単板搬入・堆積・レベル超過
・テーブル下降・停止・単板搬入を繰り返すのである。
〔考案の効果〕
以上詳述したごとく本考案装置によれば、次の各効果を
発現することができる。
1.打落しバーによって堆積単板を、全長にわたって高速
で押圧する結果、瞬時にして単板のカール(湾曲)を和
らげる効果(カール単板の平坦化)が生まれ、良好な単
板積込みが期待できる。
2.短尺な有寸単板特有の、湾曲による見掛けの堆積高さ
に惑わされることなく、正しい堆積高さに基づき、単板
の堆積落下を最小限にとどめることができるので、単板
破損が生じない。
3.積込む単板の中央部に対する打落しバーの瞬時押圧
と、単板左右端に対する前項記載の些少な堆積落差か
ら、積載時の単板位置ずれがなく、単板積み山姿態の乱
れが未然に防止され、効率的な単板堆積ができる。
4.極めてシンプルな構成の本考案装置は、格別のスペー
ス不要で既設の単板堆積装置を利用して簡単廉価に改良
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案一実施例を模式的に表したものであり、第1
図は側面図、第2図は正面図である。 1……テーブルリフター 11……搬送コンベア 21……打落しバー 22……昇降装置 25……レベル検出装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】単板を積載するテーブルリフターと、テー
    ブルリフター上方に配置され単板を繊維の直交方向に移
    送するとともに開閉機構により左右に開閉自在の搬送コ
    ンベアと、堆積単板全長にわたり搬送単板幅方向の中央
    部上方に配備され昇降装置により堆積単板上面迄昇降可
    能に構成された打落しバーと、固定機枠に係止され打落
    しバーを係止して昇降させる昇降装置と、打落しバーの
    昇降方向に沿って昇降装置の一端に係着するよう構成さ
    れ打落しバーの昇降運動と一体に昇降するハイトバー
    と、単板積込みする下降限位置が予め設定した許容限界
    高さより上位になった場合に信号を出力するハイトバー
    と検出器の組合せによるレベル検出装置を備え、そのレ
    ベル検出装置から出力される信号によりテーブルリフタ
    ーを所定量下降されるようにしたことを特徴とする有寸
    単板の堆積装置。
  2. 【請求項2】打落しバーの昇降装置は流体シリンダによ
    り構成されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の有寸単板の堆積装置。
  3. 【請求項3】打落しバーは緩衝機構を介して昇降装置に
    保持されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項、または第2項に記載の有寸単板の堆積装置。
  4. 【請求項4】レベル検出装置は棒状部材を立設したハイ
    トバーと光電管による検出器により構成されたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、ないし第3項
    のいずれか1項に記載の有寸単板の堆積装置。
JP1986073053U 1986-05-14 1986-05-14 有寸単板の堆積装置 Expired - Lifetime JPH0724361Y2 (ja)

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JPS62183659U JPS62183659U (ja) 1987-11-21
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5442506A (en) * 1977-09-09 1979-04-04 Toyota Motor Corp Combusion chamber of internal combystion engine
JPS5785727A (en) * 1980-11-15 1982-05-28 Matsushita Electric Works Ltd Veneer sheet loading device

Patent Citations (2)

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