JPH07242522A - 毛髪処理用組成物 - Google Patents

毛髪処理用組成物

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JPH07242522A
JPH07242522A JP1833395A JP1833395A JPH07242522A JP H07242522 A JPH07242522 A JP H07242522A JP 1833395 A JP1833395 A JP 1833395A JP 1833395 A JP1833395 A JP 1833395A JP H07242522 A JPH07242522 A JP H07242522A
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JP
Japan
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hair
salt
treatment composition
acid
thioglycolic acid
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JP1833395A
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Yasuhiro Arai
泰裕 新井
Emiko Kawada
恵美子 河田
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チオグリコール酸もしくはその塩と、ジチオ
ジグリコール酸もしくはその塩を含んでなり、さらに毛
髪保護剤を必要量含む毛髪処理用組成物。 【効果】 チオグリコール酸もしくはその塩によるウエ
ーブ保持効果に悪影響を及ぼすことなく毛髪の損傷が抑
制された組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪処理用組成物、より
具体的にはパーマネントウエーブ用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、パーマネントウエーブ剤(以
下、パーマ剤と略記する)はチオグリコール酸を含有
し、その還元力により毛髪中のジスルフイド結合を切断
する機構を介して毛髪にウエーブを形成させるものであ
る。
【0003】ところで、ジスルフイド結合の切断は、そ
の後の酸化剤等の処理による再結合だけでは回復不可能
な損傷を毛髪に与えてきた。このような毛髪の損傷を低
減するものとして、チオグリコール酸を含有するパーマ
剤にジチオジグリコール酸を配合すると、前記損傷がか
なり抑制できることが公表された(フレグランスジヤー
ナル、1993−6、63〜72ページ参照)。さら
に、前記ジチオジグリコール酸の配合によりウエーブの
保持力も向上するといわれている。しかし、毛髪の損傷
防止は必ずしも満足できるものでなく、施術後の毛髪は
つやがなく、パサついた触感を示し、しかもクシ通りも
悪いものであった。
【0004】その他の従来技術としては、チオグリコー
ル酸に代替できるものとして、チオグリコールアミド基
をもつシロキサンの使用を提案するもの(米国特許第
5,085,858号明細書)、グリセリルチオグリコレ
ート等を使用するもの(米国特許第5,068,102号
明細書)、新規なコハク酸誘導体を使用するもの(米国
特許第5,154,918号明細書)が存在するが、チオ
グリコール酸を使用するパーマ剤の長所、例えば施術時
間が短いこと、セット力に優れること等、の観点からそ
の使用には依然として強い興味がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
はチオグリコール酸の使用による長所に悪影響を及ぼす
ことなく、その短所、すなわち毛髪の損傷を低減できる
毛髪処理用組成物の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、チオグリ
コール酸とジチオジグリコール酸またはそれらの塩を含
む毛髪処理用組成物の作用効果に悪影響を及ぼすことな
く、それらの副作用を除去もしくは低減できる添加剤の
スクリーニングを行ってきたところ、従来から毛髪の保
護剤として使用されてきた特定の物質は、それらを前記
毛髪処理用組成物中に共存させた場合でも、所期の効果
を低減することなく毛髪の損傷を有意に防止できること
を見い出した。
【0007】従って、本発明によれば、チオグリコール
酸もしくはその塩と、ジチオジグリコール酸もしくはそ
の塩とを含んでなり、さらに毛髪に対するチオグリコー
ル酸もしくはその塩による損傷を防止するのに充分な量
の、カチオン界面活性剤、水溶性カチオンポリマー、シ
リコーン、保湿剤および蛋白分解物もしくはその誘導体
から選ばれる毛髪保護剤を1種以上含む毛髪処理用組成
物が提供される。
【0008】
【発明の具体的な態様】本発明の毛髪処理用組成物のチ
オグリコール酸は、パーマ剤に使用されている市販の製
品をそのまま使用することがてき、また、その塩の形態
のものも同様に使用できる。その塩としては、アンモニ
ウム塩を使用することが好ましい。
【0009】ジチオジグリコール酸もしくはその塩は、
アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩等の有機塩基
の塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩を
使用できる。
【0010】チオグリコール酸もしくはその塩とジチオ
ジグリコール酸もしくはその塩の配合量は、組成物の使
用態様によって異なるが、最終製品の総重量当り0.5
〜30.0重量%、好ましくは1.0〜20.0重量%で
ある。チオグリコール酸もしくはその塩に対するジチオ
ジグリコール酸もしくはその塩の配合量は、前者より後
者が少ないモル比で、好ましくは半分以下のモル比で、
より具体的には、チオグリコール酸に対するジチオジグ
リコール酸のモル比が50〜5%となるように設定す
る。ジチオジグリコール酸の配合量が多すぎると毛髪の
セット力が低下し、逆に5モル%以下になると毛髪の損
傷防止効果が期待できない場合があるからである。
【0011】本発明の毛髪処理用組成物に、さらに含め
られる毛髪保護剤は、毛髪に使用できることが知られて
いるカチオン界面活性剤、水溶性カチオンポリマー、シ
リコーン、保湿剤および蛋白分解物もしくはその誘導体
から選ばれる。これらは単独に添加することもできる
が、例えば、カチオン界面活性剤もしくは水溶性カチオ
ンポリマーとシリコーン、さらに保湿剤との組み合わ
せ、あるいは蛋白分解物もしくはその誘導体と、カチオ
ン界面活性剤もしくは/および水溶性カチオンポリマー
もしくはシリコーンもしくは保湿剤との組み合わせて添
加することがより好ましい。
【0012】カチオン界面活性剤として本発明で使用で
きる具体的なものとしては、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムお
よび塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキル
トリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチル
アンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、
塩化ポリ(N,N′-ジメチル-3,5-メチレンピペリジ
ニウム)および塩化セチルピリジニウム等のアルキルピ
リジニウム塩、塩化ベンザルコニウム等のアルキルジメ
チルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウ
ム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ならびにポ
リアミン脂肪酸誘導体が挙げられる。
【0013】これらのうち、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩を使用す
るのがよい。
【0014】水溶性カチオンポリマーとして本発明で使
用できる具体的なものとしては、ポリ(ジメチルジアリ
ルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマー[市販
品としては、マーコート(米国メルク社製)等]、ジメ
チルジアリルアンモニウムハライドとアクリルアミドの
共重合体カチオン性ポリマー[市販品としては、マーコ
ート550(米国メルク社製)等]、また第4級窒素含
有セルロースエーテル[市販品としては、ポリマーJR
-400、ポリマーJR-125、ポリマーJR-30M
(米国ユニオンカーバイト社製)等]、またはポリエチ
レングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミ
ン、タロイルアミンの共重合体[市販品としては、ポリ
コートH(西独ヘンケル社製)等]、ポリエチレングリ
コール、エピクロルヒドリン、ヤシ油アルキルアミン、
ジプロピレントリアミンの縮合物[市販品としては(ポ
リコートNH)(西独ヘンケル社製)等]、またはビニ
ルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリレート共
重合体カチオン化物[市販品としては、ガフコート75
5、ガフコート734(米国GAF社製)等]等が挙げ
られる。これらのうち、ポリ(ジメチルジアリルアンモ
ニウムハライド)型カチオン性ポリマー(市販品として
マーコート(米国メルク社製)を好ましいものとして挙
げることができる。
【0015】本発明で使用できるシリコーン類として
は、次のようなものが挙げられ、これらのうちの一種も
しくは二種以上を混合して用いることができる。
【0016】(1)
【0017】
【化1】(CH3)3SiO[(CH3)2SiO]nSi(CH3)3 (nは3〜650の整数である)で表されるジメチルポ
リシロキサン。
【0018】(2)
【0019】
【化2】
【0020】(nは1〜500の整数である)
【0021】
【化3】(CH3)3SiO[(CH3)2SiO]n[(C6H5)2SiO]mSi(CH3)3 (n、mは、その和が1〜500の整数である)で表わ
されるメチルフエニルポリシロキサン。
【0022】(3)
【0023】
【化4】
【0024】(式中、Rは炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基または水酸基を示し、
nは1〜100、好ましくは20〜30の整数を、mは
1〜20、好ましくは2〜10の整数を、kは0〜5
0、好ましくは20〜30の整数を、lは0〜50、好
ましくは20〜30の整数をそれぞれ示す)で表される
ポリエーテル変性ポリシロキサン。
【0025】(4)
【0026】
【化5】R(CH3)2SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)(CH2CH2CH2NHCH
2CH2NH2)SiO]mSi(CH3)R
【0027】
【化6】R(CH3)SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)(CH2CH2CH2NH2)S
iO]mSi(CH3)R (式中、Rはメチル基またはメトキシ基を示し、nは1
〜500、mは1〜50の整数を示す)で表されるアミ
ノ変性ポリシロキサン。
【0028】(5)
【0029】
【化7】
【0030】(式中、Rは炭素数1〜3のアルキレン基
を示し、nは1〜500、好ましくは1〜250の整数
を、mは1〜50、好ましくは1〜30の整数をそれぞ
れ示す)で表されるエポキシ変性ポリシロキサン。
【0031】(6)
【0032】
【化8】
【0033】(nは1〜400、好ましくは1〜250
の整数を示す)で表されるフッ素変性ポリシロキサン。
【0034】(7)
【0035】
【化9】HO(CH2)R[(CH3)2SiO]n(CH3)2SiRCH2OH
【0036】
【化10】
【0037】(式中、Rは存在しないか、または炭素数
1〜4のアルキレン基を示し、n、mは、それぞれ1〜
500、好ましくは1〜200の整数を示す)で表され
るアルコール性変性ポリシロキサン。
【0038】(8)
【0039】
【化11】
【0040】(式中、R1は炭素数2〜18のアルキル
基、R2は存在しないか、または炭素数1〜4のアルキ
レン基、R3は炭素数10〜16のアルキル基を示し、
n、mはそれぞれ1〜500、好ましくは1〜200の
整数を示す)で表されるアルキル変性ポリシロキサン。
【0041】(9)
【0042】
【化12】
【0043】(式中、R1はメチル基または一部がフエ
ニル基を表し、R2はメチル基または水酸基を表す。ま
た、nは3,000〜20,000の整数を示す)で表さ
れる高分子アルコーン。このような高分子シリコーンの
具体例としては、ゴム状ジメチルポリシロキサン(重合
度n=5000〜8000:信越化学株式会社製)が挙
げられる。
【0044】これらのうち、アミノ変性ポリシロキサン
に分類されるものが特に好ましいシリコーンである。
【0045】保湿剤として本発明で使用できる具体的な
ものとしては、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3-ブチレン
グリコールおよびジプロピレングリコール等のポリオー
ル類、キシリトール、ソルビトールおよびマルチトール
等の糖アルコール類、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン
酸、ムコイチン硫酸およびカロニン酸等のムコ多糖類、
コレステリル-12-ヒドロキシステアレートおよび胆汁
酸塩等のステロイド類、乳酸ナトリウム、ピロリドンカ
ルボン酸塩、ジクリセリン(エチレンオキシド)プロピ
レンオキシド付加物、ならびにイサイヨバラ抽出物、セ
イヨウノキギリソウ抽出物およびメリロート抽出物等の
植物抽出物類が挙げられる。
【0046】これらのうち、グリセリン、マルチトー
ル、ヒアルロン酸が好ましい。
【0047】また、蛋白分解物およびその誘導体とは、
動植物由来の蛋白質の加水分解物、酸化分解物、還元分
解物をいい、それらの誘導体としては、4級化した誘導
体が包含される。これらの具体的なものとしては、ケラ
チン、コラーゲン、絹蛋白質、エラスチン、アクアチ
ン、ミオシン、大豆蛋白質、小麦蛋白質などから誘導さ
れるものが挙げられる。これらのうち、好ましいものと
しては、市販のプロモイスWS、プロモイスKHおよび
プロモイスシルク1000Q(成和化成社製)が挙げら
れる。
【0048】本発明の毛髪処理用組成物における前記毛
髪保護剤の配合量は、一般的に、共存するチオグリコー
ル酸およびジチオジグリコール酸またはそれらの含有量
により変動できるが、チオグリコール酸単位に対して一
定の範囲内で配合する必要がある。例えば、チオグリコ
ール酸およびジチオジグリコール酸の各アンモニウム塩
を最終製品として合わせて13重量部使用する場合に
は、通常、0.01〜20.0重量部含めることができる
が、その混合できる量は毛髪保護剤の種類によって若干
変動する。
【0049】例えば、チオグリコール酸アンモニウム塩
10重量部とジチオジグリコール酸アンモニウム塩3重
量部を使用する場合の毛髪保護剤の使用量は次のとおり
である。
【0050】カチオン界面活性剤または水溶性カチオン
ポリマーの配合量は、0.01〜5.0、好ましくは、
0.1〜2.0である。0.01以下では効果が顕著でな
く、5.0以上配合しても効果に変わりがないばかり
か、ウエーブ効果に悪影響を及ぼす。
【0051】シリコーンの配合量は、0.1〜5.0、好
ましくは1.0〜3.0である。0.1以下では効果が顕
著でなく、5.0以上配合しても効果に変わりがないば
かりか、ウエーブ効果に悪影響を及ぼす。
【0052】保湿剤の配合量は、0.05〜10.0、好
ましくは0.1〜5.0である。0.05以下では効果が
顕著でなく、10.0以上配合しても効果に変わりがな
いばかりか、ウエーブ効果に悪影響を及ぼす。
【0053】蛋白分解物及び、又はその誘導体の配合量
は、0.01〜10.0、好ましくは0.1〜5.0であ
る。0.01以下では効果が顕著でなく、10.0以上配
合しても効果に変わりがないばかりか、ウエーブ効果に
悪影響を及ぼす。
【0054】これらの毛髪保護剤は、前述の組み合わせ
で使用するのが好ましいが、その際でも前記好ましい配
合量の範囲内であれば、すべての毛髪保護剤を本発明の
毛髪用処理剤に含めても、チオグリコール酸の作用効果
に悪影響を及ぼさない。
【0055】
【実施例】以下、具体例により本発明をより詳細に説明
する。
【0056】例1〜13 これらの例は、主としてカチオン界面活性剤または水溶
性カチオンポリマーの添加効果を例証するものである。
常法により各成分をそれぞれ下記表1に示すように配合
して、パーマ剤の第1剤を調製した。
【0057】評価方法 (i)外観・感触 長さ20cm、重量約15gの未処理毛髪束を直径13
mmのロッドに巻き、前記の各第1剤に10分浸漬、次
いで水洗後、臭素酸ナトリウム5%水溶液からなる第2
剤に10分浸漬、水洗し、次いで乾燥して試験サンプル
を得た。
【0058】評価は、専門パネル(n=10)により下
記の基準で処理済みサンプルを評価し、それらの結果の
平均値を表1に示す。
【0059】改善効果(比較例1に比べて)が 見られない(比較例1と同様)・・・0 やや見られる ・・・1 見られる ・・・2 顕著に見られる ・・・3 (ii)ウエーブ効果 長さ120mmの20才代女子黒色の健康毛10本の毛
髪束を直径7.5mmのガラス管に巻き付け、末端をプ
ラスチック性のストッパーで押さえる。このものを30
℃のパーマ剤第1剤に10分間浸漬後、流水で洗浄、そ
の後、30℃の第2剤に10分間浸漬後流水で洗浄後毛
髪束をガラス管からはずす。この時得られるヘアーコイ
ルの直径を計り、ウエーブ効果を測定した。この時、直
径が小さい程ウエーブ効果があることを意味する。
【0060】
【表1】
【0061】表1から、チオグリコール酸だけの配合系
に前記カチオン物質を加えた時の改善効果に比べ、チオ
グリコール酸とジチオジグリコール酸の混合系に前記カ
チオン物質を加えた時の方が改善効果が明らかである。
【0062】例14〜23 これらの例は、主としてシリコーンの添加効果を例証す
るものである。各成分をそれぞれ下記表2に示すように
配合して、パーマ剤の第1剤を調製した。
【0063】評価方法は例1〜13と同様に行いその結
果を表2にまとめる。基準としては比較例1の組成物を
使用した。
【0064】
【表2】
【0065】表2より、チオグリコール酸だけの配合系
に前記シリコーンを加えた時の改善効果に比べ、チオグ
リコール酸とジチオジグリコール酸の混合系に前記シリ
コーンを加えた時の方が改善効果が明らかである。
【0066】例24〜36 これらの例は、主として保湿剤の添加効果を例証するも
のである。各成分をそれぞれ下記表3に示すように配合
して、パーマ剤の第1剤を調製した。
【0067】評価方法は、例1〜13と同様に実施し、
その結果を表3にまとめる。基準としては比較例1の組
成物を使用した。
【0068】
【表3】
【0069】チオグリコール酸だけの配合系に前記保湿
剤を加えた時の改善効果に比べ、チオグリコール酸とジ
チオジグリコール酸の混合系に前記保湿剤を加えた時の
方が改善効果が明らかであった。
【0070】例37〜49 これらの例は、主として蛋白分解物またはその誘導体の
添加効果を例証するものである。各成分をそれぞれ下記
表4に示すように配合して、パーマ剤の第1剤を調製し
た。
【0071】評価方法は、例1〜13と同様に実施し、
その結果を表4にまとめる。基準としては比較例1の組
成物を使用した。
【0072】
【表4】
【0073】チオグリコール酸だけの配合系に前記蛋白
分解物またはその誘導体を加えた時の改善効果に比べ、
チオグリコール酸とジチオジグリコール酸の混合系に加
えた時の方が改善効果が明らかであった。
【0074】また、以上の実施例9、10、12 13
(以上、表1参照)、20、21、22、23(以上、
表2参照)、34、35、36(以上、表3参照)、4
5、46、47、48(以上、表4参照)にみられるよ
うに、2種以上の毛髪保護剤を使用すると改善効果はよ
り顕著になることが判明した。
【0075】
【発明の効果】本発明は、特に、パーマ剤におけるチオ
グリコール酸とジチオジグリコール酸の所期の作用効果
を低減することなく、毛髪に対するそれらによる副作用
を抑制することのできる毛髪処理用組成物を提供する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チオグリコール酸もしくはその塩と、ジ
    チオジグリコール酸もしくはその塩とを含んでなり、さ
    らに毛髪に対するチオグリコール酸もしくはその塩によ
    る損傷を防止するのに充分な量の、カチオン界面活性
    剤、水溶性カチオンポリマー、シリコーン、保湿剤およ
    び蛋白分解物もしくはその誘導体から選ばれる毛髪保護
    剤を1種以上含む毛髪処理用組成物。
  2. 【請求項2】 ジチオグリコール酸もしくはその塩が、
    チオグリコール酸もしくはその塩に対して、モル比で5
    〜50%占めるように含められた請求項1記載の毛髪処
    理用組成物。
  3. 【請求項3】 毛髪保護剤が、カチオン界面活性剤であ
    る請求項2記載の毛髪処理用組成物。
  4. 【請求項4】 毛髪保護剤が、水溶性カチオンポリマー
    である請求項2記載の毛髪処理用組成物。
  5. 【請求項5】 毛髪保護剤が、シリコーンである請求項
    2記載の毛髪処理用組成物。
  6. 【請求項6】 毛髪保護剤が、保湿剤である請求項2記
    載の毛髪処理用組成物。
  7. 【請求項7】 毛髪保護剤が、蛋白分解物もしくはその
    誘導体である請求項2記載の毛髪処理用組成物。
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