JPH07242329A - 泥土固化剤混合処理方法 - Google Patents

泥土固化剤混合処理方法

Info

Publication number
JPH07242329A
JPH07242329A JP6239189A JP23918994A JPH07242329A JP H07242329 A JPH07242329 A JP H07242329A JP 6239189 A JP6239189 A JP 6239189A JP 23918994 A JP23918994 A JP 23918994A JP H07242329 A JPH07242329 A JP H07242329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mud
solidifying agent
tank
feeding
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6239189A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Harada
勝吉 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HARADA SOGO DOBOKU KK
Original Assignee
HARADA SOGO DOBOKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HARADA SOGO DOBOKU KK filed Critical HARADA SOGO DOBOKU KK
Priority to JP6239189A priority Critical patent/JPH07242329A/ja
Publication of JPH07242329A publication Critical patent/JPH07242329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固化剤を泥土に対して一様に混合できる泥土
固化剤混合処理方法を提供する。 【構成】 一定量の泥土を送泥管4内を通して圧縮空気
により圧送する泥土圧送システムにおける該送泥管4
に、該一定量の泥土に応じた所定量の泥土固化剤を圧縮
空気により該一定量の泥土の圧送が終了するまで加圧注
入し、該泥土の搬送流を利用して該泥土固化剤を該送泥
管内で混合させる。 【効果】 固化剤は送泥管内を疎密流、栓流等の複雑な
流動態様で圧送される泥土と撹拌混合され、泥土の一様
混合を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含水泥土に石灰、セメ
ント系の固化剤を混合して固化させる泥土固化剤混合処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘドロや浚渫泥土等の水分を含む
軟弱土を埋め立てに供する場合、埋め立て土の早期乾
燥、必要強度発現のために、埋め立て後、石灰,セメン
ト系固化剤を撒いてバックホウや種々の混合撹拌機によ
り混合撹拌し固化するようにしている。
【0003】また軟弱土を加圧タンク内に入れ、該加圧
タンクに噴き込む圧縮空気で該加圧タンクに接続される
送泥管を介し遠隔地に圧送する泥土の搬送方法がある
が、この場合、該加圧タンクに前記固化剤を投入し、タ
ンク内で泥土と共に混合撹拌して圧送することも試みら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の固化処
理方法では、軟弱土の輸送と混合処理が各々単独工事と
なり、また広い埋め立て場所で固化剤を一様に撒くこと
は難しく、固化される泥土にバラツキが生じることがあ
る。
【0005】一方、後者の混合方法は、固化剤を泥土に
一様に混合させて固化泥土にバラツキが生ぜず、また軟
弱土の輸送と混合処理が同時に行なえるという上記した
方法の欠点を解決したものであるが、作業終了後にタン
ク内及び送泥管内を水で洗浄してこれらの機器内で泥土
が固化して内壁に付着するのを防止するといった面倒な
作業を必要とした。
【0006】本発明の目的は、軟弱泥土を送泥管内を通
して遠隔地に圧送するという泥土圧送システムの特長を
生かし、泥土圧送処理の終了後に、泥土圧送システムの
タンクを洗浄したり、送泥管をその全長に渡り洗浄する
といった作業を必要とすることなく固化剤を泥土に対し
て一様に混合できる泥土固化剤混合処理方法を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ための泥土固化剤混合処理方法は、一定量の泥土を送泥
管内を通して圧縮空気により圧送する泥土圧送システム
における該送泥管に、該一定量の泥土に応じた所定量の
泥土固化剤を圧縮空気により該一定量の泥土の圧送が終
了するまで加圧注入し、該泥土の搬送流を利用して該泥
土固化剤を該送泥管内で混合させることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の泥土固化剤混合処理方法は、送泥管内
において、圧送される一定量の泥土に対して所定量の泥
土固化剤を略均等に供給され、固化剤は送泥管内を疎密
流、栓流等の複雑な流動態様で圧送される泥土とまんべ
んなく撹拌混合されて泥土を固化する。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1は本発明を有効に実施できる泥土固化
剤混合処理装置の一実施例を示す概略図である。
【0011】1は河川等で浚渫した堆積泥土の軟弱泥土
を収容する泥土圧送タンク2を2基有し、各タンク2に
泥土吐出弁3を介して送泥管4を接続した泥土圧送シス
テムで、不図示のコンプレッサーからの圧縮空気が、各
タンクに設けられたタンク加圧弁(不図示)を介してタ
ンク内に供給され、タンク内の泥土を送泥管4を通して
先端のサイクロン5に圧送される。
【0012】この泥土圧送システム1は、2基のタンク
2への泥土の投入及び圧縮空気の供給を交互に行ない、
略連続して泥土を圧送するようにしており、泥土は送泥
管4内を疎密流、栓流等の複雑な流動態様を繰り返しな
がら圧送され排出される。
【0013】またサイクロン5は、例えばダンプカー等
の泥土運搬車両の荷台に、圧送された泥土を落下させた
り、直接埋立地に配置されて泥土を落下させたりするも
ので、圧送されてくる泥土は速度が非常に速いことか
ら、そのまでは送泥管から排出した泥土は飛び散るた
め、下部が開放した筒状のサイクロン本体5aの内壁面
に、上下方向に沿って複数の螺旋状羽根5bを周方向に等
ピッチで固着したものである。すなわち、送泥管4から
排出された高速の泥土はサイクロン本体5aの内壁面に当
たり、羽根5bにより下方に向け旋回することで速度の減
速が行なわれて飛び散ることなく落下する。
【0014】6は本実施例による泥土固化剤処理装置
で、その主たる構成は、石灰やセメント等の粉粒状の泥
土固化剤7を多量に収容する固化剤サイロ8、固化剤サ
イロ8からの固化剤7を一定量収容する定量タンク9、
定量タンク9内の固化剤7を前記送泥管4に導く固化剤
圧送管10、圧縮空気を発生させるコンプレッサー1
1、コンプレッサー11からの圧縮空気を定量タンク9
内に供給する主空気管12により構成されている。
【0015】固化剤サイロ8の下部開口は、自動制御方
式の固化剤投入弁13が接続され、該固化剤投入弁13
の下部に定量タンク9の上部開口が接続されている。な
お、固化剤サイロ8は不図示の支持フレームにより支持
され、その重量が定量タンク9に加わらないようになっ
ている。定量タンク9は検量ロードセル14により固化
剤サイロ8から投入される固化剤の重量が検知されるよ
うになっており、下部開口に自動制御方式の固化剤吐出
弁15が取り付けられ、この固化剤吐出弁15の吐出側
が固化剤圧送管10の途中に接続されている。
【0016】この固化剤圧送管10は一端がコンプレッ
サー11に、他端が送泥管4の圧送端部に近い位置、例
えば10〜20Mの位置に接続されており、また固化剤吐出
弁15とコンプレッサー11との間にベンチュリー16
が設けられていて、ベンチュリー16は大気開放弁17
を有する大気開放管18を介して主空気管12に接続さ
れている。なお、主空気管12に対する大気開放管18
の接続位置は後記する加圧弁19よりも定量タンク9側
である。
【0017】主空気管12には自動制御方式の加圧弁1
9が設けられ、開弁することにより定量タンク9内に圧
縮空気を供給する。また、固化剤圧送管10の他端部に
は、送泥管4から泥土が逆流した場合に閉弁する自動制
御方式の非常閉止弁20が設けらている。
【0018】なお、上記した混合処理装置の各弁は不図
示の制御装置により、泥土圧送システムにおけるタンク
内圧力を検知する圧力センサーからの情報や、タンク加
圧弁の開閉情報等を入力情報として開閉制御される。
【0019】また、定量タンク9内に一度に収容される
固化剤7の定量値V(Kg)は、1基の圧送タンク2に
おける有効圧送量(Qm3 )と、要求される固化剤添加
量(XKg/m3 )により決り、V=X×Q とな
る。
【0020】以上が本実施例の構造であるが、以下に前
記制御装置による動作を説明する。先ず、固化剤投入弁
13を開弁し、送泥管4への固化剤投入準備のために定
量タンク9内に固化剤7を固化剤サイロ8から供給す
る。
【0021】検量ロードセル14が定量値V(Kg)を
検出すると、固化剤投入弁13を閉弁する。
【0022】そして、泥土圧送システム1から泥土圧送
を知らせる例えばタンク加圧弁の開弁情報が入力される
と、加圧弁19を開弁、吐出弁15を開弁して定量タン
ク9内の固化剤7を固化剤圧送管10を通して送泥管4
内に圧送する。その際、固化剤7の圧送は送泥管4に対
する供給位置に最初の泥土が達する時から全量の泥土が
圧送し終る時点まで略均等に供給するように圧力調整さ
れている。
【0023】送泥管4内を圧送されてくる泥土は、上記
した如く、複雑な流動態様を繰り返して圧送されている
ので、固化剤は泥土に対しまんべんに撹拌混合され、サ
イクロン5に達する前に固化されて排出される。
【0024】そして、泥土圧送の停止情報が入力される
と、吐出弁15、加圧弁19を閉弁するが、固化剤圧送
管10にはコンプレッサー11から常時圧縮空気が供給
されているので、管内に溜っている固化剤は全て送泥管
に供給され、管詰まりを防止すると共に、送泥管4から
の泥土の逆流を防止する。
【0025】一方、コンプレッサー11の停止や、制御
装置の異常等が発生すると、非常閉止弁20を閉弁して
送泥管4からの泥土の逆流を防止するようになってい
る。
【0026】また加圧弁19を閉弁した後、大気開放弁
17を開弁して定量タンク9内への固化剤7の投入準備
を行ない、再び固化剤投入弁13を開弁して同様の動作
を繰り返す。
【0027】このように構成した本実施例の装置による
混合処理試験をシルト質軟弱土を用いて施行した結果、
一軸圧縮強度面では室内配合土と略同じ強度が発現する
ことが確認できた。
【0028】また固化剤注入位置は送泥管吐出口より1
0〜20Mの位置で充分に混合効果が上がることも実証
された。
【0029】なお、上記した実施例では固化剤として、
石灰やセメンント等の粉粒状のものを用いたが、スラリ
ー状の固化剤を使用してもよく、この場合は流量計によ
ってスラリー状固化剤の定量を計測するようにすればよ
い。
【0030】また、固化剤の注入開始は、送泥管4内に
泥土の流れを検知するセンサーを設け、このセンサーか
らの信号に基づいて行なってもよい。
【0031】図2は他の実施例を示す概略図である。
【0032】上記した実施例は、定量タンク9に固化剤
を検量ロードセル14で計量し、これを直接固化剤圧送
管10に供給するようにしているが、本実施例は、定量
タンク9の下部にさらに固化剤投入弁13’を介して固
化剤圧送タンク9’を設け、固化剤圧送タンク9’に設
けた固化剤投入弁15を介して固化剤圧送管10に接続
し、また固化剤圧送タンク9’に主空気管12を接続し
ている。
【0033】したがって、本実施例によれば、固化剤圧
送中に定量タンク9に一定量の固化剤を蓄えておき、固
化剤の圧送終了後に定量タンク9から固化剤圧送タンク
9'に直ちに投入できるので、固化剤混合を間断なく行な
える。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、以下に述べるような効果が得られる。
【0035】(1):固化剤と泥土とを撹拌混合するた
めの機械を必要とすることなく、固化剤と泥土とをまん
べんなく撹拌混合させることができる。
【0036】(2):泥土を送泥管内を圧送させる途中
で固化剤を注入するので、泥土搬送性及び固化処理され
た泥土の搬送性が良い。
【0037】(3):従来のように固化処理作業後、例
えば泥土圧送タンク内を洗浄する必要がない。
【0038】(4):従来の圧送タンク内混合処理方式
では投入される固化剤が増えるにしたがって圧送すべき
泥土の量が減少するが、本発明によれば、圧送タンク式
の泥土圧送システムを用る場合、そのタンクの容量を最
大限使用して泥土の圧送が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を有効に実施することができる泥土固化
剤混合処理装置の一実施例を示す概略図。
【図2】他の実施例の概略図。
【符号の説明】
1:泥土圧送システム 2:泥土圧
送タンク 3:泥土吐出弁 4:送泥管 5:サイクロン 6:泥土固
化剤混合処理装置 7:泥土固化剤 8:固化剤
サイロ 9:定量タンク 10:固化剤
圧送管 11:コンプレッサー 12:主空気
管 13:固化剤投入弁 13:検量ロ
ードセル 15:固化剤吐出弁 16:ベンチ
ュリー 17:大気開放弁 17:大気開
放管 19:加圧弁 20:非常閉
止弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量の泥土を送泥管内を通して圧縮空
    気により圧送する泥土圧送システムにおける該送泥管
    に、該一定量の泥土に応じた所定量の泥土固化剤を圧縮
    空気により該一定量の泥土の圧送が終了するまで加圧注
    入し、該泥土の搬送流を利用して該泥土固化剤を該送泥
    管内で混合させることを特徴とする泥土固化剤混合処理
    方法。
JP6239189A 1994-10-03 1994-10-03 泥土固化剤混合処理方法 Pending JPH07242329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6239189A JPH07242329A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 泥土固化剤混合処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6239189A JPH07242329A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 泥土固化剤混合処理方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63253249A Division JP2554141B2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07 泥土固化剤混合処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07242329A true JPH07242329A (ja) 1995-09-19

Family

ID=17041045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6239189A Pending JPH07242329A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 泥土固化剤混合処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07242329A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148481A (ja) * 1983-02-15 1984-08-25 Sony Corp 表示制御回路
JPS6347429A (ja) * 1986-08-12 1988-02-29 Katsuyoshi Harada 泥土圧送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148481A (ja) * 1983-02-15 1984-08-25 Sony Corp 表示制御回路
JPS6347429A (ja) * 1986-08-12 1988-02-29 Katsuyoshi Harada 泥土圧送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6568842B1 (en) High capacity mobile lime slaker
JPH05286570A (ja) 超微粉末の定量バッチ供給方法及びその装置
JP2554141B2 (ja) 泥土固化剤混合処理装置
TW201020218A (en) Method and apparatus for treating dredging soil
JPH07242329A (ja) 泥土固化剤混合処理方法
JP2001270378A (ja) ミキサ車の洗浄および荷積方法
JP3661716B2 (ja) 固化材供給装置
CN107218063A (zh) 地铁隧道混凝土喷射设备及工艺方法
JPH0796219B2 (ja) 生コンクリ−ト類の製造装置
JP2004156275A (ja) 軽量土処理方法及びその装置
AU2002240750B2 (en) Concrete recovery
JP2882993B2 (ja) 建設汚泥処理材の搬送方法とその装置
JP3605709B2 (ja) 流動化処理土の製造方法及び製造装置
JPH0366898A (ja) シールド工法における土砂搬出方法及び土質改良装置
JP2911412B2 (ja) 建設工事用充填材およびその製造方法およびその充填材を用いた建設現場の充填方法
JPH0588628U (ja) 泥土と固化材の混合装置
JPH08126899A (ja) 軟泥の固化処理圧送設備
JPH0813541A (ja) 軟泥の固化処理圧送装置
JPS5930756B2 (ja) 粘土グラウト材料の調整方法
JP3633693B2 (ja) 浚渫土の固化処理方法
JP4378556B2 (ja) 軟泥搬送における固化材の管中混合方法およびその装置
JPH04102614A (ja) 空気圧送による軟弱土の固化方法
JPH10192830A (ja) 石炭焚きボイラフライアッシュの処理方法
JPH08117798A (ja) 軟泥の固化処理圧送設備
JP3965675B2 (ja) 埋め立て方法及び埋め立て装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080327

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090327

EXPY Cancellation because of completion of term