JPH0724217A - 凝集濃縮装置と凝集濃縮方法 - Google Patents

凝集濃縮装置と凝集濃縮方法

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JPH0724217A
JPH0724217A JP5206793A JP20679393A JPH0724217A JP H0724217 A JPH0724217 A JP H0724217A JP 5206793 A JP5206793 A JP 5206793A JP 20679393 A JP20679393 A JP 20679393A JP H0724217 A JPH0724217 A JP H0724217A
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】汚濁液中の汚濁物質が混合管内での凝集にお
いて、未凝縮微細粒子と形成したフロックとを、フロッ
ク形成槽内で強制的に激しい衝突と緩やかな衝突により
巨大フロックに形成する。 【構 成】 固液分離室10に設けたフロック形成槽7
は槽底から上に拡大する開口を持つ槽である。槽内衝突
混合部20に混合管吐出口8が開口する。フロック形成
槽内において、混合管内で凝集しなかった未凝集粒子は
フロックと激しく衝突し、小フロックを形成す。フロッ
ク形成槽中央部の流動層部で中、大フロックを槽最上層
部の移動層部では巨大フロックに形成する。巨大フロッ
クは溢流堰9から傾斜板23を滑降し、短時間に固液分
離室の濃縮汚泥内に送られる。この濃縮汚泥は循環ポン
プ12で撹拌混合槽5に送られ、希薄な汚濁液と混合し
て分散室18に供給して再処理に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希薄な汚濁液がフロック
を形成するに十分な濃度に維持した後に、凝集剤を使用
せずに固液分離性能の高いフロックを形成し、短時間に
凝集濃縮汚泥を得る凝集濃縮方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】希薄な汚濁液を凝集するにあたり、無機
凝集剤を添加して凝集する微細な粒子間の衝突効果を高
めるために高速撹はんする反応室を設け、形成するフロ
ックが小さくて固液分離性能が低いと、高分子凝集剤を
更に添加して微細フロック間に高分子凝集剤の橋架けに
よる巨大なフロックを形成した後、沈澱槽で分離する方
法が採られている。この方法の凝集剤を添加して形成し
た微細フロックの凝集汚泥は、循環して希薄な汚濁液に
添加しても再凝集することはない。
【0003】出願番号昭和63年特許願第155624
号の凝集装置の縦型固液分離室に混合管が垂直に設けた
凝集装置においては、凝集フロックが到達する底は固液
分離室の底で混合管内より遥かに広い固液分離室で未凝
集微細粒子とフロックの衝突による巨大フロックの形成
は無理である。希薄な汚濁液においては縦型の混合管内
の微細粒子の形成するフロックが小さく、混合管から吐
出する凝集汚泥に沈降性能の小さい未凝集微細粒子や小
フロックが混ざり固液分離性能を下げている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】フロックを形成するに
十分な濃度に維持しつつ垂直に設けた混合管に供給して
も底のない混合管[(底があっても固液分離室の断面積
が混合管総断面積の10倍以上あって混合管吐出口から
槽底までの距離が混合管直径の5倍以上ある)を以後底
のない混合管と呼称する。]では混合管内の衝突が少な
いために、混合管吐出口に未凝集微細粒子がフロックと
混在し固液分離性能が低い。混合管吐出口にフロックと
未凝集微細粒子との衝突を高めるフロック形成槽を設け
て固液分離性能・ろ過性能が高く、処理コストの小さい
処理システムつくることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は先に醸造廃
液、培養増殖液、浚渫など微細粒子を含む被処理水より
微細粒子[微生物(活性汚泥)、藻類、無機質、プラン
クトン等]を凝集分離する凝集装置および凝集方法を発
明した(出願番号昭和63年特許願第155624
号)。本発明者はこの凝集装置を用いて凝集分離方法の
向上に研究を行った結果、縦型の固液分離室でも垂直に
配列した混合管には底がないが、混合管の吐出口をフロ
ック形成槽に吐出することにより短時間に凝集濃縮汚泥
を得ることに成功した。本発明の実施に用いる凝集装置
は凝集するに十分な汚濁濃度をもった汚濁液を供給する
給液室に分散する分散室と分散室内に開口する混合管を
設け、混合管内に開口する混合管を設け、混合管内に注
入管を挿入し、注入管吐出口より混合管内に注入する流
れと、混合管内に流入する汚濁液の流れとが接触して、
その界面の微細粒子間に電解質濃度差を生じさせ、それ
に基づく反発電位の低下が1〜5×10−4mmの衝突
困難な微細粒子間にも激しい衝突を繰り返させ混合管吐
電位までに0.5〜1mmの巨大フロックを形成した混
合液は固液分離室に送られフロックは分離する。
【0006】本発明の凝集濃縮法は、微細粒子間の衝突
しうる濃度に維持して混合管内の混合液の流速を10
〈Re〈10に、注入液の注入管内の流速を5〈Re
〈10に維持して、混合管内で両液を接触させて凝集
作用を完了後、上記請求項第1項第2項第3項の槽底か
ら上に向かって拡大する開口をもつ凝集濃縮装置を使用
して、混合管吐出口から吐出してくる未凝集微細粒子と
フロックとを強制的にフロック形成槽内の衝突混合部で
激しい衝突をさせ、総ての未凝集微細粒子は小フロック
以上のフロックとし、上方の流動層部でも激しい衝突を
繰り返し、フロックは大フロックとなり、フロック形成
槽の最上部の移動層部で大フロック間の緩やかな衝突に
より巨大フロックを形成する。巨大フロックは溢流堰か
らオーバーフローして傾斜板を滑降して固液分離室の凝
集濃縮汚泥層に降下する。
【0007】縦型に配列した混合管には底がない。この
ことは特に希薄な汚濁液においては、未凝集の微細粒子
や小フロックは混合管が傾斜した場合(管側面の下側が
底となり底のある混合管に属する)に比べて多くなる。
底のない混合管には傾斜した混合管のごとく重力の作用
で流れと異なる管底(管の下側)に沈降しようとするフ
ロックと流れに乗ったフロックや微細粒子間の衝突が見
られなくフロック形成能が低く、固液分離性能が低い。
【0008】本発明の混合管は分散室と固液分離室を上
下に二分した隔壁を貫通して固液分離室に設けた底のあ
るフロック形成槽内の衝突混合部に開口した吐出口を備
えている(以後底のある混合管と呼称する)。その吐出
口の位置は衝突混合部の底から混合管直径の1〜10倍
にある。10倍より大きいと混合管内でフロックを形成
しなかった未凝集微細粒子が増え、衝突効果が小さいよ
うである。衝突混合部は上方のフロック形成槽の流動層
部に開口し、混合管軸に沿って拡大し、衝突混合部の底
より流動層部入り口までの長さは混合管直径の5〜20
倍とする。この領域までに微細粒子が小フロックを形成
しないと流動層部領域では大フロックを形成しない。フ
ロック形成槽内の衝突混合部の底の断面積は混合管吐出
口総面積の1〜10倍の面積をもち、底から混合管直径
の10倍の距離までは未凝集微細粒子が小フロックを形
成する領域であるから吐出口から吐きだされた凝集液は
衝突混合部の底に衝突し、微細粒子、中フロック、小フ
ロックとが相互に激しく衝突しつつ上向流となって槽内
中央部で流動層部を形成する。
【0009】流動層部内では中・小フロック間に激しい
衝突が繰り返され大フロックを形成する。
【0010】フロック形成槽の最上層部の断面積は混合
管吐出口総面積の15〜150倍と大きく、流速が低下
して微細粒子の巻き上げは完全に無くなり、フロック郡
は移動層部内で接触しつつ巨大フロックを形成し、フロ
ック形成槽の溢流堰から凝集汚泥が流出する。フロック
形成槽を設置すれば、活性汚泥において10Kg/m
前後の高濃度の液を処理しても活性汚泥の極限濃度に近
い高濃縮汚泥25Kg/mが得られる。
【0011】この凝集汚泥は傾斜板上を滑降し固液分離
室の底の凝集濃縮汚泥内に移送される。 固液分離室に
は混合管吐出口からの吐き出し汚泥による外乱がなく極
めて短時間に濃縮した汚泥が得られる。
【0012】本発明は混合管が水平または傾斜して横型
に配置した場合でも出願番号昭和63年特許願第155
624号の混合管と注入管が注入管吐出口から混合管吐
出口までの距離をとった後に、混合管を水平面にたいし
垂直から水平面にたいし30度の間の方向に曲げ、その
吐出口がフロック形成槽内の衝突混合部に開口する(図
4参照)。混合管を延長する場合にも、本発明の混合管
と縦型の衝突混合部、フロック形成槽との条件を満たせ
ば同様の性能を発揮する。
【0013】截頭直円錐形のフロック形成槽は、大きい
円直径(R)が上に開口し、小さい円直径(r)を底と
し、底と側面積で作られ、フロック形成槽の傾斜板はR
cm+(5〜20cm)の直径が上に開口し、rcm+
(5〜20cm)の直径が下に開口した截頭直円錐の側
面積で作られ、二つの截頭直円錐の軸を合一したもので
ある(図2参照)。
【0014】希薄な汚濁液とは汚濁物質の濃度が低くて
フロック径が小さくて固液分離性能の低い液である。汚
濁物質の濃度が低いとフロック形成槽を設けても固液分
離性能の向上は期待出来ない。添加する微細粒子の量は
微細粒子の比重が1よりすこし大きくフロック形成能力
が高いと添加量は少しで良い。希薄な汚濁液のSS濃度
は50ppm以下でSS除去後用水として利用する場
合、溶質分の少ない微細粒子として例えば珪藻土100
0ppm以上を添加するとフロックの直径が大きくなり
固液分離性能がよい。
【0015】希薄な汚濁液に添加した溶質分の少ない微
細粒子を混合するための撹はん混合槽または撹はん混合
管と固液分離装置から排出するフロックの大きい凝集濃
縮汚泥を希薄な汚濁液に戻して循環する循環ポンプを含
む循環システムが必要である。循環ポンプにより余分の
凝集濃縮汚泥を排出する排出システムがいる。フロック
の大きい凝集濃縮汚泥を希薄な汚濁液に添加する撹はん
混合槽または撹はん混合管は先に溶質分の少ない微細粒
子を混合するために使用した撹はん混合槽または撹はん
混合管を使用する。
【0016】
【実施例】図1は本発明装置の1実施例の断面図であ
る。SS濃度15〜8ppm希薄な汚濁液10.25m
/hr処理する。あらかじめ珪藻土6を1次混合槽
4で水2と撹はんした液をスラリーポンプ3で混合槽5
に連続供給して希薄汚濁液1mに珪藻土6Kgの割合
で添加した。その混合液0.25m/hrをフロック
形成槽の無い(以後底のない混合管をもつと呼称す
る。)装置で処理したときの上澄み液11と固液分離室
10の循環ポンプ12の出口のSS濃度を測定した。フ
ロック形成槽7内の衝突混合部20に開口する混合管吐
出口8より排出され、混合管内で凝集した小フロック同
士、または未凝集粒子と小フロックが衝突混合部内で激
しく衝突し、本室内で未凝集粒子を完全に無くし、フロ
ック形成槽中央部の流動層部21で小フロックが中・大
フロックを、フロック形成槽の上層部の移動層部22で
は巨大フロックを形成し、巨大フロックはフロック形成
槽の溢流堰9から傾斜板23を滑降して固液分離室10
に継続して凝集濃縮汚泥層内に降下した。この底のある
混合管をもつ装置で処理したときの上澄み液11と循環
ホンプ12の出口のSS濃度の値とを表−1に示した。
上澄み液は固液分離室(濃縮槽)上部より排出し、凝集
濃縮汚泥14は濃縮槽から取り出して再びスラリー循環
ポンプ12で混合槽にもどし、希薄汚濁液と混合しSC
A装置で処理される。循環ポンプから一部引き抜きろ過
機13に送りろ滓は処分する。
【0017】
【表1】固液分離室の上澄み液のSS濃度と循環ポンプ
のSS濃度を底のある混合管と底の無い混合管について
示す。 上澄み液のSS 循環ポンプのSS 底のある混合管 1.3 ppm 604g/l 底のない混合管 0.1 ppm以下 607g/l
【0018】
【発明の効果】本発明のフロック形成槽において強制的
に未凝縮微細粒子と小フロックとを衝突させることによ
り、フロックが巨大になり、しかも混合管が傾斜した横
型でもフロック形成槽を設ければ、水深のないところで
濃縮汚泥が短時間に得られ、固液分離室が小型化し、水
質はSSが殆ど無く均質化し、維持管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固液分離室にフロック形成槽を設けて汚濁液を
凝集濃縮する説明図である。
【図2】截頭円錐型フロック形成槽を示した説明図であ
る。
【図3】截頭角錐型フロック形成槽を示した説明図であ
る。
【図4】凝集装置(横型)のフロック形成槽と混合管の
関係を示した説明図である。
【符号の説明】
1希薄な汚濁液 2水 3スラリーポンプ 4一次混合槽 5撹拌混合槽 6珪藻土 7フロック形成槽 8混合管吐出口 9溢流堰 10固液分離室 11上澄み液 12循環ポンプ 13ろ過機 14凝集濃縮汚泥 15汚濁液供給ポンプ 16注入液 17混合管 18分散室 19注入管 20衝突混合部 21流動層部 22移動層部 23傾斜板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 凝集濃縮装置と凝集濃縮方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希薄な汚濁液がフロック
を形成するに十分な濃度に維持した後に凝集剤を使用せ
ずに固液分離性能の高いフロックを形成し、短時間に凝
集濃縮汚泥を得る凝集濃縮方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】希薄な汚濁液を凝集するにあたり、無機
凝集剤を添加して凝集する微細な粒子間の衝突効果を高
めるために高速撹はんする反応室を設け、形成するフロ
ックが小さくて固液分離性能が低いと、高分子凝集剤を
更に添加して微細フロック間に高分子凝集剤の橋架けに
よる巨大なフロックを形成した後、沈澱槽で分離する方
法が採られている。この方法の凝集剤を添加して形成し
た微細フロックの凝集汚泥は、繰り返し循環して希薄な
汚濁液に添加しても再凝集することはない。
【0003】本発明者は先に醸造廃液、培養増殖液、浚
渫など微細粒子を含む被処理水より微細粒子[微生物
(活性汚泥)、藻類、無機質、プランクトン等]を凝集
分離する凝集装置および凝集方法を発明した(出願番号
昭和63年特許願第155624号)。この凝集装置の
うち縦型固液分離室に混合管を垂直に設けた凝集装置に
おいては、凝集フロックが固液分離室の底に到達する迄
には、混合管内の空間より遥かに広い空間を有するので
汚濁液中に存在していた未凝集の微細粒子と既に生成し
ているフロックとの衝突によって巨大フロックを形成さ
せることが難しい。特に希薄な汚濁液を用いた場合には
縦型の混合管内の微細粒子が形成したフロックは小さ
く、混合管から吐出する凝集汚泥には沈降性能が小さい
未凝集微細粒子や小フロックが混ざり固液分離性能を下
げている
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は昭和63年特
許願第155624号明細書および図面に記載した凝集
装置および凝集方法によって生成するフロックの濃縮を
促進して固液分離性能を高めようとするものである。フ
ロックを形成するに十分な濃度に維持しつつ垂直に設け
た混合管に供給しても底のない混合管[(底があっても
固液分離室の断面積が混合管総断面積の10倍以上あっ
て混合管吐出口から槽底までの距離が混合管直径の5倍
以上ある)を以後底のない混合管と呼称する。]では混
合管内の衝突が少ないために、混合管吐出口に未凝集微
細粒子がフロックと混在し固液分離性能が低い。混合管
吐出口にフロックと未凝集微細粒子との衝突を高めるフ
ロック形成槽を設けて固液分離性能・ろ過性能が高く、
処理コストの小さい処理システムつくることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は特願昭63−
155624号明細書に記載した凝集装置の固液分離室
内にフロック形成槽を設け、混合管の吐出口を該フロッ
ク形成槽内に位置するように設けた構造を有する凝集濃
縮装置が,短時間にフロックを凝集させ濃縮した汚泥を
得ることに成功した。本発明の実施に用いる凝集装置は
凝集するに十分な汚濁濃度をもった汚濁液を供給、分
させる分散室と分散室内に開口する混合管を設け、混
合管内に注入管を挿入し、注入管吐出口より混合管内を
流れる汚濁液の電解質濃度より低い電解質濃度の注入液
を混合管内の流れにそって下流方向に供給する。該注入
液の流れと、混合管内に流入する汚濁液の流れとが層流
(10<Re<10)接触して、その界面の微細粒子
間に注入液に接した粒子と注入液に接しない粒子との間
に粒子表面の電解質濃度に差が生じ、それに基づく電位
に差が生じる。たとえ粒子表面の電位が同符号であって
も粒子間距離が100Å以下であれば、引力が作用し、
粒子間の反発力が低下し、1〜5×10−4mmの衝突
困難な微細粒子間にも激しい衝突を繰り返させて混合管
吐出口までに0.5〜1mmの巨大フロックを形成した
混合液は固液分離室に送られフロックは分離する。
【0006】本発明の凝集濃縮装置は前記の凝集装置に
おいて、その固液分離室内にフロック形成槽を設け、し
かも混合管の吐出口を該フロック形成槽内に位置するよ
うに開口させた構造を有することを特徴とし、凝集した
フロックを固液分離室内で濃縮させ、固液分離室を形成
したフロックの濃縮室として利用するものである
【0007】本発明の凝集濃縮装置の構造を図1に示し
た説明図に基づいて説明すると分散室18と固液分離室
10とからなる凝集装置において、分散室18と固液分
離室10とは一端が分散室に他端が固液分離室に開口し
た混合管17により連通している混合管の本数は1な
いし複数本(図1では2本)である。この混合管内には
注入液を注入するための注入管19が設けられている。
注入管はそれぞれの混合管に1本ないし複数本設けられ
ている。(図1では各混合管に対して1本の注入管が設
けられている。)注入管(注入液)の吐出口は混合管内
を流れる汚濁液の下流方向に向いているこの装置の固
液分離室10内には、フロック形成槽9が設けられてお
り、前記の混合管の開口(吐出口)8はフロック形成槽
内に位置するように設けられている
【0008】なお、固液分離室10の室底には凝集濃縮
したフロック(汚泥)を取り出すための取り出し口を設
けており、また必要に応じて凝集濃縮したフロック(汚
泥)を撹拌するための撹拌翼を備えている
【0009】本発明の凝集濃縮装置内に設けられている
フロック形成槽7は槽底から上に向かってその断面積が
拡大し、槽の最上部におい開口している。その開口縁は
おむね水平であり、フロック形成槽内で生成した巨大フ
ロックの溢流堰9となっている。
【0010】フロック形成槽7の形状は截頭円錐形ま
たは截頭角錐形であり、その水平断面積の大きい方を上
にして開口しており、水平断面積の小さい方は図1の符
号20からも明らかなように底がある
【0011】本発明の凝集濃縮装置において、混合管1
9の吐出口8は、フロック形成槽内に開口させた構造を
有する。図4において、フロック形成槽内における混合
管の吐出口の位置はフロック形成槽の槽底から混合管の
直径の長さの1〜10倍離れたところにある。混合管吐
出口の位置がフロック形成槽の槽底から混合管直径の1
0倍以上離れていると混合管内でフロックを形成しなか
った未凝集微細粒子は減少せず衝突効果が小さいようで
あるフロック形成槽内の衝突混合部20の底の断面積
は混合管吐出口の総面積の1〜10倍の面積をもち、底
から混合管直径の10倍位の位置(距離)までは未凝集
の微細粒子が小フロックを形成する領域(衝突混合部2
0)であるから混合管の吐出口から吐き出された凝集液
(汚濁液と注入液との混合液)は衝突混合部20の底に
衝突し、微細粒子、小フロック、中フロックとが相互に
激しく衝突しつつ上向流となって槽内中央部の流動層部
21に達する
【0012】衝突混合部20の上はフロック形成槽の流
動層部21となっており、混合管軸に沿ってフロック形
成槽の水平断面積の拡大に伴って拡大し、該流動層部2
1は槽底より混合管直径にして5〜20倍の範囲にあ
流動層部21内では中・小フロック間に激しい衝突
が繰り返されて大フロックを形成する。この領域までに
混合管の吐出口から叶き出された微細粒子が小フロック
を形成しないと大フロックを形成することは難しい
【0013】フロック形成槽の最上部の断面積は混合管
吐出口総面積の15〜150倍と大きく、流速が低下し
て微細粒子の巻き上げは完全に無くなり、フロック群は
移動層部22内で接触しつつ巨大フロックを形成し、フ
ロック形成槽の溢流堰から凝集汚泥が流出する。フロッ
ク形成槽を設置すれば、活性汚泥において10Kg/m
前後の高濃度の液を処理しても活性汚泥の極限濃度に
近い高濃縮汚泥25Kg/mが得られる。
【0014】本発明の凝集濃縮装置におけるフロック形
成槽7の側壁に平行して一定間隔離れた位置に傾斜板2
3を設け、フロック形成槽の溢流堰9からオーバーフロ
ーする凝集汚泥をフロック形成槽の側壁と傾斜板との間
を滑降させて固液分離室10の室底に堆積させるフロ
ック形成槽の側壁と傾斜板との間隔は規模が大きくなれ
ば大きくなるが5〜50cmに保つとよいこの凝集汚
泥は、主として傾斜板上を滑降し固液分離室の底の凝集
濃縮汚泥内に移送される。本発明の装置における固液分
離室では混合管の吐出口からの吐き出された汚泥による
外乱がなく極めて短時間に濃縮した汚泥が得られる
【0015】本発明を図1に示すように分散室18と固
液分離室10とが混合管17によって垂直に連結された
縦型の装置について説明したが特願昭63−15562
4号明細書に記載されているような混合管が水平または
傾斜した横型の凝集装置においても図4のように混合管
と注入管が注入管吐出口から混合管吐出口までの距離を
とった後に、混合管を水平面にたいして垂直から水平面
にたいし20度の間の方向に曲げ、その吐出口がフロッ
ク形成槽内の衝突混合部20に開口させることによって
本発明の目的を達成することが出来る
【0016図2の截頭直円錐形のフロック形成槽は、
大きい円直径(R)が上に開口し、小さい円直径(r)
槽底とし、上の開口縁と槽底の底縁を側壁で囲まれた
容器である。フロック形成槽の傾斜板23はRcm+
(5〜50cm)の直径が上に開口し、rcm+(5+
50cm)の直径で下にも開口した截頭直円錐の側壁の
外側に設けたものである。フロック形成槽の側壁の最上
縁(溢流堰9)は水平を保持し、傾斜板23の最上縁は
フロック形成槽のそれより高くしたものである截頭角
錐形の底面と開口面が正方形、矩形、5〜多角形の角錐
形の内、図3は截頭開口面と槽底面が正方形をなす角錐
形のフロック形成槽を示す。截頭角錐形は大きい正方形
が上に開口し、小さい正方形を槽底とし、上の開口縁と
槽底の底縁を側壁で囲まれた容器である。フロック形成
槽の傾斜仮板23は角錐側壁と5〜50cmの間隔をも
って上下に開口した截頭角錐形の側壁の外側に設けたも
のである。フロック形成槽の側壁の最上縁は水平を保持
し、傾斜板23の最上縁はフロック形成槽のそれより高
くしたものである本発明のフロック形成槽の実施態様
としては、この他に図5のように円筒形を組み合わせた
円筒形フロック形成槽や図7にように底のある截頭円錐
形と截頭角錐形との組み含わせた構造のフロック形成槽
がある。図6はフロック形成槽の流動層部に排出口29
と排出傾斜板28を設けた構造を有するフロック形成槽
の説明図である。
【0017 】本発明の凝集濃縮法は、微細粒子間の衝突
しうる濃度に維持して混合管内の汚濁液の流速を10<
Re<10に、注入液の注入管内の流速を5<Re<
10に維持して、混合管内で両液を接触させて凝集作
用を完了後、固液分離室内に設けたフロック形成槽の槽
底から上に向かって拡大する開口をもつ凝集濃縮装置を
使用して、混合管吐出口から吐出してくる未凝集微細粒
子とフロックとを強制的にフロック形成槽内の衝突混合
部で激しい衝突をさせ、総ての未凝集微細粒子は小フロ
ック以上のフロックとし、上方の流動層部でも激しい衝
突を繰り返し、フロックは大フロックとなり、フロック
形成槽の最上部の移動層部で大フロック間の緩やかな衝
突により巨大フロックを形成する。巨大フロックは溢流
堰からオーバーフローして傾斜板を滑降して固液分離室
の凝集濃縮汚泥層に降下する。注入液の種類は混合管に
供給する汚濁液より電解質濃度の低い液であればよく、
SSが存在しても差し支えない。例えば水道水、工業用
水、農業用水、湖沼水、河川水地下水(伏流水)、生物
処理水、物理化学処理水等があげられる。さらに該注入
液から電解質濃度を低減処理した注入液が含まれる
【0018 】希薄な汚濁液とは汚濁物質の濃度が低くて
フロック径が小さくて固液分離性能の低い液である。汚
濁物質の濃度が低いとフロック形成槽を設けても固液分
離性能の向上は期待出来ない。添加する微細粒子の量は
微細粒子の比重が1よりすこし大きくフロック形成能力
が高いと添加量は少しで良い。希薄な汚濁液のSS濃度
は50ppm以下でSS除去後用水、上水として利用す
る場合、溶質分の少ない微細粒子として例えは珪藻土1
000ppm以上を添加するとフロックの直径が大きく
なり固液分離性能がよい。濃厚な汚濁液については直接
装置に適用でくる
【0019 】希薄な汚濁液に添加した溶質分の少ない微
細粒子を混合するための撹はん混合槽または撹はん混合
管と固液分離装置から排出するフロックの大きい凝集濃
縮汚泥を希薄な汚濁液に戻して循環する循環ポンプを含
む循環システムが必要である。循環ポンプにより余分の
凝集濃縮汚泥を排出する排出システムがいる。フロック
の大きい凝集濃縮汚泥を希薄な汚濁液に添加する撹はん
混合槽または撹はん混合管は先に溶質分の少ない微細粒
子を混合するために使用した撹はん混合槽または撹はん
混合管を使用する。
【0020
【実施例1 】図1に示した本発明の凝集濃縮装置を用い
て河川水SS濃度8〜15ppm(Ca++6.8pp
を処理する例を示す。あらかじめ一次混合槽4で珪
藻土6gと水20Kgとを撹拌して得られたスラリー
をスラリーポンプ3で混合槽5に連続供給し、得られた
汚濁液を供給ポンプ15を用いて希薄汚濁液1mに珪
藻土6Kg割合(A)と希薄汚濁液1mに珪藻土12
Kgの割合(B)で添加した。その混合液0.25m
/hrを分散室18に供給する。一方注入液16として
水道水を注入管19に16l/hr供給し、混合管19
内において流下する汚濁液の流れとその界面で接触させ
て汚濁液中に存在する微細粒子を凝集させた汚濁液と
注入液との混合液は図1の凝集濃縮装置のフロック形成
槽7内の衝突混合部20に開口する混合管の吐出口8よ
りフロック{形成槽に排出され、混合管内で凝集した小
フロック同士、または未凝集粒子と小フロックが衝突混
合部内で激しく衝突し、固液分離10内で未凝集の微細
粒子が完全に無くなり、フロック形成槽中央の流動層部
21で小フロックが中・大フロックを形成する。さらに
フロック形成槽の上層の移動層部22では巨大フロック
を形成し、古代フロックはフロック形成槽の溢流堰9か
ら傾斜板23を滑降して固液分離室10凝集濃縮汚泥層
内に降下した。この装置で処理したときの上澄み液11
と循環ホンプ12の出口のSS濃度の値とを表−1に示
した。上澄み液は固液分離室(濃縮槽)上部より排出
し、凝集濃縮汚泥14は濃縮槽から取り出して再びスラ
リー循環ポンプ、12で混合槽5にもどし、希薄汚濁液
と混合しSCA装置で処理される。循環ポンプ12から
汚泥の一部を抜き取りろ過機13に送りろ滓は処分す
る。一方比較例として同じ汚濁液を図1の装置において
フロック形成槽7を有しない型の凝集装置を用いて処理
したときの上澄み液11と固液分離室10の循環ポンプ
12の出口のSS濃度を測定した。その結果を表1に示
した。
【0021】
【表1】 この結果かち明らかなようにフロック形成槽を備えた本
発明の凝集濃縮装置は、従来の凝集装置に比べて汚濁液
中の微細粒子の凝集濃縮機能が優れていることが明らか
である
0022
【実施例2図1に示した本発明の凝集濃縮装置をもち
いてSS濃度5640ppm洗米排水に凝集剤を添加せ
ずに0.25m/hrを処理する1次混合槽は使用
せすに撹拌混合槽5から供給ポンプ15を用いて洗米排
水を分散室18に連続供給し、注入液は地下水(酒造用
水Ca++2.4ppm)を15l/hrを連続供給し
た。図1の週集濃縮装置のフロック形成槽7を有しない
型の凝集装置で処理したときの上澄み液11と固液分離
室10の循環ポンプ12の出口のSSの濃度を測定し表
−2に示した。図1の凝集濃縮装置のフロック形成槽7
を装着して洗米排水を処理をしたときフロック形成槽ノ
溢流堰9から傾斜板23を滑降して固液分離室に降下し
た濃縮汚泥を循環ポンプ出口のSSの濃度と固液分離室
の上部より上澄み液を採取しそのSSを測定して表−2
に示す。
【0023
【表2】固液分離室の上澄み液のSS濃度と循環ポンプ
のSS濃度をフロック形成槽のある混合管とフロック形
成槽のない混合管とを示す。 この結果からフロック形成槽を備えた本発明の凝集濃縮
装置は、従来の凝集装置に比べて凝集濃縮機能が優れて
いる。
【0024
【発明の効果】本発明の凝集濃縮装置のフロック形成槽
において強制的に未凝縮微細粒子と小フロックとを衝突
させることにより、フロックが巨大になり、しかも混合
管が傾斜した横型でもフロック形成槽を設ければ、水深
の浅いところで濃縮汚泥が短時間に得られる。また固液
分離室を小型化することができ、上澄み液の水質はSS
が殆ど無く、均質化し、維持管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】固液分離室にフロック形成槽を設けて汚濁液
を凝集濃縮する説明図である。
【図 2】截頭円錐型フロック形成槽を示した説明図で
ある。
【図 3】截頭角錐型フロック形成槽を示した説明図で
ある。
【図 4】凝集装置(横型)のフロック形成槽と混合管
の関係を示した説明図である。
【図 5】円筒形フロック形成槽を示した説明図であ
【図 6】フロック形成槽の流動槽部に排出口と排出傾
斜板を設けた説明図である。
【図 7】底のある截頭円錐形と截頭角錐形とで構成す
るフロック形成槽の説明図である
【符号の説明】 1希薄な汚濁液 2水 3スラリーポンプ 4一次混合槽 5撹はん混合槽 6珪藻土 7フロック形成槽 8混合管吐出口 9溢流堰 10固液分離室 11上澄み液 12循環ポンプ 13ろ過機 14凝集濃縮汚泥 15汚濁液供給ポンプ 16注入液 17混合管 18分散室 19注入管 20衝突混合部 21流動層部 22移動層部 23傾斜板23a両側壁をもった傾斜板 24フロック形成槽 25フロック形成槽側壁 26フロック形成槽底 27拡大管 28排出傾斜板 29排出口
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出願番号昭和63年特許願第155624
    号の凝集装置の混合管が垂直方向に設けた固液分離室に
    本発明のフロック形成槽を設置するか、混合管が水平ま
    たは傾斜する固液分離室に本発明のフロック形成槽を設
    置して固液分離室を濃縮室として利用する凝集濃縮方法
    と装置。
  2. 【請求項2】出願番号昭和63年特許願第155624
    号の凝集装置において混合管の吐出口は本発明のフロッ
    ク形成槽内の衝突混合部に開口し、フロック形成槽は槽
    底から上に向かって拡大し、槽最上部の開口面積は混合
    管吐出口総面の5〜150倍とし、槽底すなわち衝突混
    合部底の面積は混合管吐出口総面積の1〜30倍とし、
    衝突混合部は上方のフロック形成槽の流動層部に開口
    し、衝突混合部のから混合管軸に沿って広がり、衝突混
    合部の底より流動層部入り口までの長さは混合管直径の
    5〜20倍とし、吐出口の位置は衝突混合部の底から混
    合管直径の1〜10倍とする。フロック形成槽内滞留時
    間は1〜40分とする凝集濃縮方法と装置。
  3. 【請求項3】截頭角錐型の本発明のフロック形成槽にあ
    ってはフロック形成槽の側壁の外側にフロック形成槽の
    側壁に平行な5〜20cmの間隔を保った傾斜板または
    両側壁をもつ傾斜板を設け、また円錐型または截頭円錐
    型の本発明のフロック形成槽にあってはその側壁に平行
    な5〜20cmの間隔を保った直径の大きい截頭錐の側
    壁を傾斜板として設け、フロック形成槽の側壁の最上縁
    部は水平を保持し、それぞれの槽の溢流堰とし、堰をオ
    ーバーフローする凝集汚泥を傾斜板上に滑降させた凝集
    汚泥を固液分離室の室底に堆積させる凝集濃縮方法と装
    置。
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JPH0199699A (ja) * 1987-07-20 1989-04-18 Kazuji Fukunaga 浚渫汚泥の固液分離方法および固液分離装置
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