JPH07242020A - 光ヘッドユニット - Google Patents

光ヘッドユニット

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JPH07242020A
JPH07242020A JP8951194A JP8951194A JPH07242020A JP H07242020 A JPH07242020 A JP H07242020A JP 8951194 A JP8951194 A JP 8951194A JP 8951194 A JP8951194 A JP 8951194A JP H07242020 A JPH07242020 A JP H07242020A
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JP
Japan
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sheet
array
unit
optical head
head unit
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JP8951194A
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Toshinobu Futagawa
敏信 二川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学系装置を利用した入出力装置の光ヘッド
ユニットを提供する。 【構成】 発光部アレイ112と、ミラー116と、受
光部アレイ114と、対物レンズ118と、情報記録用
光反応シート120と、該シートを駆動する駆動装置8
1と、から成り、シート120を静止した状態にて該シ
ートへの情報の書き込み又はシートからの読み取りを可
能とする光ヘッドユニット110であって、ミラー11
6と対物レンズ118とを一体的に取り付けている駆動
部119と、発光部アレイ112と受光部アレイ114
とを該駆動部119に対して固定した位置関係にある固
定部115と、から構成されていることを特徴とする光
ヘッドユニット110。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学系装置に関する。よ
り詳細には本発明は光学系装置を利用した入出力装置に
関し、特に光ヘッドユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで光学系装置を利用した入出力装
置として種々のものが産業界において広く使用されてい
る。例えば、図23は光学系を印刷装置に応用したいわ
ゆるレーザプリンタ1の基本構成の例を示している。こ
の図において、レーザ光源2から発進されたレーザビー
ムは、正確に回転制御されたミラーモータ3によって所
定の回転軸線上にて回転される例えば10面体の回転ミ
ラー4によって反射される。回転ミラー4によって反射
されたレーザ光は、次いで、該レーザ光を平行線化した
り、回転ミラーによる円弧走査光を感光体上の直線に焦
点を結ばせる作用を有しているf−Θ レンズ5を介し
て反射ミラー6上へ照射される。最後に該ミラー6によ
って屈折されたレーザ光は感光ドラム7上へ照射され、
該ドラム7上へ巻かれて移動しているフィルム等のシー
ト面を感光するものである。ここでレーザ光源として、
He−Cd、Ar、He−Ne等のガスレーザを使用す
る方式や半導体レーザ(LD)を使用する方式等はよく
知られている。更には、発光ダイオード(LED)を高
密度に配列したLEDアレーを使用する方式も知られて
いる。尚、符号8はfーΘ レンズ5を通ったレーザ光
を検出板9にて検出するためのハーフミラーである。
【0003】更には、例えばコンパクトデイスクに使用
されている図24に示すようなフォーカスサーボ機構等
も知られている。即ち、上下動を例えば±0.5mm以
内に押さえられている回転するデイスク面の変動量を位
置センサ等によって検出し、この検出量に応じてピック
アップと対物レンズとの距離を一定に保持するためにフ
ォーカス誤差信号を検出し、更に位置補償ドライブアン
プによりピックアップを調節しているものである。
【0004】このような公知の光学系では、レーザ光を
常に同一方向へ正確に反射して受光板面即ち反射ミラー
6面へ確実に送る必要があるため特に回転ミラー4は常
に所定の回転軸上に正しく整合した状態において回転し
なければならない。しかしながら、回転ミラー4は一般
には厚く(例えば約10mm)かつ重く、寸法が大きく
(内接円直径約60mm)、また、回転速度が大(例え
ば2000〜11000rpm)である。このため回転
ミラー4は、容易に振動またはブレ即ち面倒れを発生す
る。そのためこれまでの装置の寿命は一般には約3年程
度と、非常に短かった。更に、これまでは光学系におい
ては、回転ミラー4によって反射されたレーザ光は該レ
ーザ光を平行線化したり、回転ミラーによる円弧走査光
を感光体上の直線に焦点を結ばせるためにf−Θ レン
ズ5を通す必要があった。しかしながら、このようなf
−Θ レンズの仕様は、使用する光源の種類、回転ミラ
ーの回転速度、回転ミラーの面数や寸法等によって変動
するものであり、一般には設計料を含む製作費用が非常
に高いものであった。また、これまでは光学系装置は、
上述のように、回転ミラーやミラーモータやf−Θ レ
ンズ等を内蔵するために、全体の装置がかなり大型化し
ており、大部分が据付け専用機であり、持運び可能な機
器には殆ど用いられることはなかった。更にまた、これ
までの光学系装置においては、情報を入力するシート面
又は情報が入力されているカード面等が移動する構成に
なっていることが多いので、情報の入力又は出力の速度
が制限されていた。
【0005】更に、これまで知られているコンパクトデ
イスク等においては、該コンパクトデイスク自体が常に
運動しているため、その面が上下方向に振動しており、
この振動を補償するため複雑かつ高価な位置センサ及び
フォーカスサーボ機構が必要となっていた。そしてこの
ことが情報量を制限し更にはアクセスタイムを制限して
いた。
【0006】上記課題を解決するため、出願人は先に図
25に示すような、寿命の短い回転ミラーの使用を不要
とし、高価なf−Θ レンズの使用を不要とし、更にこ
のような大型の部材の使用を無くすことにより、装置全
体の寸法を小型化し、持ち運び可能な機器への応用を可
能とし、また、入出力動作を、テープを静止した状態に
て行うようにし、書き込み情報量を増大し更にその作業
速度の上昇を図ることが出来る新規な光ヘッドユニット
10を開示した(特願平5−333177号)。
【0007】この光ヘッドユニット10は、マルチヘッ
ド12と、少なくとも一個のミラー14と、板状対物レ
ンズ16と、シート18と、該シートを駆動する駆動装
置20と、から成る光ヘッドユニット10であって、マ
ルチヘッド12がシート18の幅方向に沿って配置され
ている複数のレーザーダイオードアレイ24によって構
成され、ミラー14がマルチヘッド12又はシート18
からの光情報をそれぞれシート18面又はマルチヘッド
12へ対して垂直に屈折する角度に位置付けてあり、板
状対物レンズ16がシート18の上方に配置されミラー
からの光を収束し又はシートからの反射光を拡大する作
用をしており、シート18がその表面へ光情報を搭載可
能と成っているものである。
【0008】また、シート18へ入出力される情報量を
増大するため、レーザーダイオードアレイ24を、図2
6に示すような回転スイッチ28で電流方向を切り替え
ることによって切り替わる磁極変動によってシート18
の進行方向に対して直交す矢印26で示す方向に往復運
動可能とする起動装置についても同時に開示した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】同一出願人の上記発明
は、それまでの入出力装置のような寿命の短い多角形回
転ミラーを備えていないので装置全体の寿命がすこぶる
長くなる。またこれまでのような高価なf−Θ レンズ
を使用していないので装置が安価になる。その上、本発
明ではこれらの多角形回転ミラーやf−Θ レンズを使
用していないので装置の小型化が図れる。また入出力作
業時にテープを静止しているのでテープの揺れによる誤
作動がなく更に板状対物レンズによって例えば3ミクロ
ン以下の集約された点入力が可能なため、極めて高い解
像度を有する情報のインプット又はアウトプットが可能
である。更にまた、特殊なテープ供給によってストレー
ジ量及びアクセス可能量が極めて大きくかつアクセスタ
イムを短くすることが可能となった。
【0010】また、本件発明においては、シート面への
書き込み作動時には、静止したシート面に対して板状対
物レンズが定着し、その上を予め絞り込まれた光が走査
し、最終スポットとしてシート上に出力するものであ
り、又、シート面からの読み取り作動時には、これと逆
のルートを経るものである。いずれの場合にも作動時に
はシート面は静止しているので、該シート面と板状対物
レンズとの距離が常に一定に保たれている。このためこ
れまでのコンパクトデイスク装置に使用されていたよう
な複雑なフォーカスサーボ機構などは一切不要とり、そ
の結果、装置の簡素化が可能となり、更にそのアクセス
可能量が極めて大きくかつアクセスタイムを短くするこ
とが可能となった。
【0011】先に開示した発明はこのように優れた効果
を提供出来る光ヘッドユニットではあるが、この光ヘッ
ドユニットを構成しているレーザーダイオードアレイ2
4、ハーフミラー14、対物レンズ16等はそれぞれ独
立して配設してあるため、その組付け作業が手間取り、
さらに回転スイッチによる電流方向切り替え作業には幾
分信頼性を欠くという心配がある。そこで本件発明はか
かる課題を解決することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本件発明においては光ヘッドユニットを構成しているレ
ーザーダイオードアレイ、ハーフミラー、対物レンズ等
を一体的ユニットとして構成した。更に、電流方向を切
り替えるためにリミットスイッチを使用すると共に、シ
ート上に所定のマーク処理を施し、このマークを感知し
て電流方向を切り替えることとした。
【0013】
【作用】本発明の光ヘッドユニットは、光ヘッドユニッ
トを構成しているレーザーダイオードアレイ、ハーフミ
ラー、対物レンズ等を一体的ユニットとして構成し、上
方の光素子から発光された光情報を中間に配置したハー
フミラー及び下方に配置した対物レンズを介して、静止
した状態のシート面上に垂直に合焦して絞り込み、こう
して、当該シート上への情報の書き込みが可能であり、
また、あらかじめ情報がインプットされているシート面
へ光を照射しその反射光を下方に配置したレンズから逆
のルートを経て上方の光素子によって受光することによ
り当該シート上の情報を迅速確実に読み取るものであ
り、また、ハーフミラーによって屈折された光を側面に
設けた受光部アレイによって受光することにより情報の
確実な入力を確認出来る。更に、電流方向を切り替える
ためにレーザーダイオードアレイと一緒に移動する起動
部材に光透過用の孔を設けこれを透過する光をリミット
スイッチにより感知して電流方向を切り替えることによ
り、その切り替える作業を確実に行う。また、シート上
に所定のマーク処理を施し、このマークを感知して電流
方向を切り替え、さらに確実な切り替え作業を達成す
る。
【0014】
【実施例】図1は本件発明にかかる光ヘッドユニット3
0の原理図である。図において、符号32は光ファイバ
ーチューブが連結されているマルチヘッドとしての光
源、符号34はミラー好ましくはハーフミラー、符号3
6は対物レンズ、符号38はカード又はフィルムその他
のシート、符号40は該シート38を移動するためのシ
ート駆動装置、符号42は光源32から発信した光が進
む光の進路、符号44はハーフミラー34によって屈折
反射された光が進む光の進路、符号46は該屈折反射光
線を感知するための例えばファイバーチューブから構成
されている受光部アレイを示すものである。
【0015】本発明の光ヘッドユニット30は、入力装
置として出力装置としても使用することが出来るもので
あるが、以下においては説明を容易にするため、入力装
置として使用する場合について述べる。勿論、図におい
て、予かじめ情報を書き込んだシート38へ光をその表
面側に照射しその反射光を進路42と逆の進路を経るこ
とによりその情報を読み取ったり、又は該シートの下面
側に発光体を置き同様に進路42と逆の進路を経ること
によりその情報を読み取ることにより、容易に出力装置
として使用することが出来ることは当業者にとって容易
に理解されるところである。
【0016】マルチヘッドとしての光源32は、一本の
直径が例えば約10ミクロン程度の光ファイバーチュー
ブを複数個隣接して概ねシート38の幅に相当する長さ
に一列に配置し一端にダイオードを結合した発光部レー
ザーダイオードアレイ48から構成することが好まし
い。これによってアレイ48の重量を軽減しかつヘッド
数の増大を図ることが出来るからである。本発明におい
ては、ミラー34を順次1行相当分づつシート38の進
行方向に移動することにより、シートを静止したままで
連続的にシートへの書き込み又はそこからの読み取りが
可能である。勿論、光ファイバーチューブをシート38
の幅に相当する長さよりも短い長さに一列に配置し、該
アレイ48をシート38の幅方向に移動可能とすること
により、同様の効果を得ることも出来る。
【0017】図2は本発明の具体例を示す発光受光ユニ
ット組立体50の概略斜視図である。即ち、この発明の
ユニット組立体50は図1に示した原理図のうち、光源
としての発光部レーザーダイオードアレイ48と、ハー
フミラー34と、受光部アレイ46と、対物レンズ36
と、を一体的に構成したものである。発光受光ユニット
組立体50は全体が概ね矩形を有する細長い形状を有し
ている構造体である。上面52には個々のレーザーダイ
オード48を固着するための複数の第1開口54が設け
てある。この開口54には発光部アレイ48が固着され
ており、このアレイ48からは図3に示すように下方に
向かう下向光線56が発信される。下面58にはコンパ
クトデイスク等において使用されているそれ自体公知の
対物レンズ36が装着されている。このレンズ36は当
該ユニット組立体50へ嵌め込み状態にて保持されてい
てもよいし、接着剤等によって物理的に固着されていて
もよく、又は樹脂その他の部材によって溶着することも
出来る。当該レンズ36はシート38の表面に光を直径
約1〜1.5ミクロン又はそれ以下まで絞り込んでい
る。ユニット組立体50の中間部分には前記下向光線5
6に対してΘ の角度(図3参照)をもって配置されて
いるハーフミラー34が固着されている。またユニット
組立体50の一側面55には第2開口64が設けてあ
り、ここには受光部アレイ46が固着されている。この
受光部アレイ46と前記下向光線56との間にはシート
38面からの反射光がハーフミラー34によって屈折さ
れた屈折光線66が走っている。これによりレーザーダ
イオードアレイ48から発信され、シート38によって
反射された光をハーフミラー34による屈折光として第
2開口64へ装着した受光部アレイ46が感知出来るよ
うになっているのである。好ましくはこのユニット組立
体50は軽量のプラスチック材料によって成型されてお
り、ハーフミラー34及び対物レンズ36はこのプラス
チック材料内に埋め込まれ、全体として一体成型品とし
て構成されている。
【0018】図1の例ではレーザーダイオードアレイ4
8が上方から下方へ向かって光を発信しているが、これ
は限定的な事項ではなく、側面の第2開口64にレーザ
ーダイオードアレイを固着し、上面の第1開口54に受
信部アレイを固着することにより、図4に示すように、
側方に発信部32aを設け、上方に受信部46aを設け
ることも出来る。
【0019】しかしながら、図4に示すような構成を用
いた場合には、ハーフミラー34を介して該ミラー34
上方へ進む一点鎖線にて示す光の進路上に、書き込み状
態を確認するための受信部アレイ46aから成る検出装
置を配置すると、シート38へ1行づつ情報を書き込み
ながら、順次行を追いかけるため当該ミラー34を前方
又は後方向(即ちシート38の進行方向に平行な方向)
へ移動しなければならない。このため当該ミラー34の
移動と同時にこの受信部アレイ46aも一緒に同方向へ
移動する必要がある。このためミラー34の移動速度と
検出装置の移動速度とを調時するための機構が必要とな
る。
【0020】図5は、図4の場合のようにミラー34の
移動と受信部アレイ46aの移動とを同期する機構を必
要とせず、当該受信部アレイを図示していないフレーム
へ固定しておくことが出来るための構造を示している。
即ち、図5ではレーザーダイオードアレイ32bから発
進した光をハーフミラー機能を有する直角プリズム状の
ミラー68のハ−フミラー機能を有する一面へ照射す
る。これらの光は図4の場合と同様に進路42を経て、
シート38面に垂直に入り込み所定の書き込み作業を行
う。一方、書き込み状態を確認するための光はシート3
8面から垂直上方に進み、一点鎖線で示すように該直角
プリズム状ミラー68の完全反射機能を有する他の面に
よって図面左方へ屈折しその後シート38面に平行に進
む。このため、受光部アレイはフレームへ固定した状態
に保持しておき、そこでこの平行光線を検出すれば良
い。
【0021】図6は、このようなプリズム状ミラー68
を内蔵するユニット組立体60を示す。このユニット組
立体60は実質的に図3のユニット組立体50と同一で
あり、図3の場合にはハーフミラー34が組立体50内
へ一体的に収納されているが、図6の場合には直角プリ
ズム状のハーフミラー68が組立体60内へ一体的に収
納されているだけである。即ち、ユニット組立体60の
1側には光源32bとしてのレーザーダイオードアレイ
を固定する第1開口72が設けてあり、ここには発光部
アレイ32bが固着されている。ここからは他側に向か
ってプリズム状ミラー68のハーフミラー機能を提供す
る面69まで第1横向光線74が発信される。またこの
第1光線74と面69との交点から当該第1光線74に
直角方向に上下方向に垂直光線76が伸びている。この
垂直光線76の上方部分は該プリズム状ミラー68の他
方の完全反射ミラーの機能を有している面70まで伸び
ており、さらにそこからユニット組立体60の他側まで
第2横行光線75が直角に折れ曲がり伸長している。こ
の第2横行光線75に対置し、ユニット組立体60から
離れたフレーム部分(図示なし)には受光部アレイ46
bが固定されている。一方、垂直光線76はユニット組
立体60の下面まで伸びている。この垂直光線76の下
部には図3に示すユニット組立体50の場合と同様に所
定の対物レンズ78が固着されており、シート38上に
レーザーダイオードアレイ32bからの光を直径約1〜
1.5ミクロン又はそれ以下の大きさまで絞り込んでい
る。図2〜図4の実施例と同様に、図5及び図6の実施
例においても、受光部アレイ46bと発信部アレイ32
bとを入れ換えることも、更にはあらかじめ情報を入れ
込んだシート38からそれを読み取る出力装置としても
使用出来るのである。
【0022】前述のように、ユニット組立体50の第1
開口54及び第2開口64にはレーザーダイオードアレ
イ48又は受光部アレイ48を構成している各ファイバ
が埋め込み固定されている。またユニット組立体60の
第1開口72にはレーザーダイオードアレイ32b又は
受光部アレイ46bを構成している各ファイバが埋め込
み固定されている。
【0023】このようにユニット組立体50、60の例
えば第1開口54、72へ取り付けられた光源から発信
された光情報は当該ユニットへ一体的に埋め込まれてい
るミラー34又は直角プリズム状ミラー68によって、
シート18面に対して垂直下方に向かって屈折された
後、対物レンズ36、78により、シート面上に適切に
絞り込まれ、所定の入力作業が行われる。
【0024】勿論、図7に示すように、ユニット組立体
80の上面及び側面に複数列の第1開口及び第2開口を
形成し、更に下面に同様に複数列の対物レンズをそれぞ
れ図3に示すような関係位置に配置することにより、一
度に数行づつまたは1ページ分の同時書き込みまたは読
み取りを行うことも可能である。このことは図6に示す
プリズムを使用する場合においても同様である。図2及
び図6のユニットにおいて、レーザーダイオードアレイ
及び受光部アレイを構成している光ファイバーチューブ
の端部は、フィルム、光テープ、光カード等を含むシー
ト38の面にそれぞれ概ね垂直又は平行に光線を発信出
来るように第1開口内へ固着配置されている。
【0025】これらのユニット組立体50、60、80
は、書き込み又は読み取りの密度を増大するため図8に
示すようにシート38の進行方向及びこれに直交する方
向に対して往復振動運動可能となっている。図9に示す
往復振動機構81において、光ファイバの束から成る前
記光源32を含む前記ユニット組立体を保持しているサ
ポート82の両端は、図示していないフレームへ、軸受
好ましくは摩擦の少ないエア軸受、ばね等によって支持
されている。またこのサポート82には該レーザーダイ
オードアレイ32と同期して振動運動するよう起動部材
84、84が固定され、サポート82と一緒に移動する
ようになっている。これらの起動部材84、84の外側
端もサポート82と同様にフレームへ好ましくはエア軸
受、ばね等によって支持されている。一方、該起動部材
84の内側端には永久磁石86、88が取付けてある。
またこれらの永久磁石86、88の間にはフレームに固
定された状態にて電磁石90が配置されている。こうし
て固定の電磁石90と一対の永久磁石86、88とがア
レイ32を矢印92方向に振動運動するための駆動手段
を構成している。
【0026】即ち、図9において、2つの永久磁石8
6、88の対向する面側の磁極が共に例えばN極(又は
S極)となるように配置する。次に電磁石90へ対して
電流を通す。このとき、例えば、磁石86に対向する電
磁石の端部にS極(又はN極)が発生するように電流を
通したとする。すると、磁石86が電磁石90側に引寄
せされる。このため該磁石86が取付けてある起動部材
84と該起動部材84に一体的に固定されているサポー
ト82及びアレイ32が同方向に移動する。磁石86と
電磁石90とが接触する直前に、電磁石90の光スイッ
チ94を切替え、電流の向きをかえると、電磁石90の
磁極が反転する。このため電流を切替えた瞬間に、今度
は磁石86が電磁石90から反発して離れ、磁石88が
電磁石90側に寄って来る。このため今度はアレイ32
は反対方向に移動を開始する。このような動作を順次繰
り返すことにより、アレイ32は非常に迅速に矢印92
で示すように左右に往復振動運動を繰り返す。こうし
て、アレイ32から発信する光りは、永久磁石86、8
8と電磁石90との間の相対運動によって規制される距
離例えば数ミクロンの距離を高速度で振動運動するので
ある。このため、該アレイ32から発信される互いに隣
接する光の間隔を、光ファイバーチューブの直径が例え
ば10ミクロンであったとしても、該アレイ32の往復
振動運動速度によって、例えば3ミクロン程度又はそれ
以下にすることも可能である。光スイッチ94は起動部
材84の両側に設けた孔を感知するセンサ−であって、
孔が所定の位置に来た瞬間に作動して電流方向を切り替
えるものである。即ち、起動部材84の所定位置に設け
た孔が所定の位置を通過したことを感知したときに作動
して電流方向を切り替える一種のリミットスイッチであ
る。なお、シート38面上に予めフォトレジスト処理し
たエンドマーク及びスタートマーク等を公知のフォトレ
ジストセンサ−によって検知することによって電流方向
を切り替えることも出来る。好ましくは、この両者を併
用する。そして、後者を主スイッチとし、前者を暴走止
めスイッチとして使用することが最も好ましい。なお、
ユニット組立体は、図8に示すようなシート38の進行
方向に平行な方向に対しても同様な手段によって振動運
動を付与され得るのである。
【0027】アレイ32から例えば数ミクロンの幅にて
放出された光は、ユニット組立体50、60の孔66、
74を介してミラー34、69に至り、このミラーは、
アレイ32、32a、32bから発信された所定の情報
としての光を屈折しシート38面へ対して垂直に照射す
る作用を有している。このためこのミラー34、69は
一般にはシート面に対して好ましくは45度の角度をも
って配置されている。しかしながらミラー34、69と
アレイ32との位置関係が、該ミラー34、69がシー
ト面に対して垂直方向にアレイ32からの光を反射する
ような位置関係にあるならば、当該ミラー34、69を
シート面に対して45度の角度に固定しておく必要はな
い。要は、ミラー34、69によって反射されるアレイ
32からの光が、対物レンズ36、78を介してシート
38へ垂直に入り込むような関係にあれば良い。また、
ミラー34をハーフミラー即ち半透明のビームスプリッ
ターとすることは必須事項ではないが、ハーフミラーと
することによって該ミラー34の上方に受光素子、ライ
ンセンサー、固体撮像素子等のメモリーを配設して図1
に鎖線44で示すような光線を検出することによって書
き込まれた情報を確認することが出来る。勿論図22に
示すミラー8及び検出Pt板9と実質的に同様の手段に
よって検出することも可能である。しかしミラー34を
ハーフミラーとすることにより、構造的に又は場所的
に、より一層簡便な手段によって検出が可能となるので
ある。
【0028】対物レンズ36、78によって直径が例え
ば約1〜1.5ミクロンにまで絞り込まれた光線は、該
レンズ36、78のすぐ下に配置されているフィルム、
光カード等のシート38面へ1〜1.5ミクロン又はそ
れ以下の間隔でもって所定の情報を書き込むことが出来
る。
【0029】光テープ、フィルム等のシート18の配列
の例を図10、図11及び図12に示す。ここに示すよ
うな配列は、先に同一出願人が開示したように、ストレ
ージ量及びアクセス可能量をより大きく、かつアクセス
タイムを短くする方法として極めて好ましいものであ
る。図10はブロック平面数が3面ある例であり、シー
ト38の光情報搭載面を外側にして両端をそれぞれ一対
のローラに巻き取っているものである。また図11及び
図12はブロック平面数が6面ある場合の例であり、特
に図11の場合はシートフィルムの表裏両面が利用出来
る場合であって一対のローラのうちの一方のローラに対
しては片面を内側にしてまた他方のローラに対しては他
面を内側にして巻き取っているものである。更に、図1
2の場合は、周辺の複数のボビンローラ96と中心部の
センタローラ98とから構成されており、各ボビンロー
ラ96にシート38の一端を、そしてシート38の他端
をすべてまとめてセンタローラ98に巻き取っている。
またボビンローラ96とセンタローラ98との間に更に
レベルローラ97を配置し、このレベルローラ97に対
向して当該レベルローラ97の回転中心回りに回転可能
にユニット組立体50等を配置している。シート38が
このレベルローラ97上に到達したとき、ユニット組立
体を該レベルローラ97の回転中心回りにおいて、数行
分又は1ページ分又はそれ以上の距離に亙って同心円軌
跡を描いて回転し当該シート38へ所定の入出力作業を
施こすものである。図10〜図12のいずれの方式も、
ユニット組立体とシートとの間の距離は常に一定に保持
され、焦点を常に一定に保持して置くことが出来、フォ
ーカスサーボ機構は必要でない。装置全体の小型化を考
慮すると図12の実施例が最も有効である。これはセン
タローラのみを取外し可能とし周辺のボビンローラをフ
レームに設置することによりオートローデングを可能と
することが出来るからである。なお、図12に示す場合
において、ユニット組立体は例えば図13に示すような
概ねL字形のユニット組立体支持部材100のベッド1
01上に取り付けられる。この支持部材100にはモー
タ102が設けてあり、該モータ102の回転軸線がレ
ベルローラ97の中心軸線に一致している。これにより
モータ102は図12において矢印にて示すようにレベ
ルローラ97の軸線回りにて左右に所定の速度でユニッ
ト組立体50、60、80等を回転出来る。またベッド
101の上面にはスリット104が設けてあり、このス
リット104を介してユニット組立体からの光がシート
38へ発信されるのである。ここでモータ102として
は、スライドモータ、スピンドルモータ、ラックピニオ
ン及び送りねじ、スイングアーム、リニアモータ等を含
む。なお当業者に明らかなように、該ベッド101上に
載置されるユニット組立体は、例えば図9に示すような
手段によって当該ベッド上で前記スリット104の方向
に沿って移動できる様に搭載することが出来るのであ
る。
【0030】図14は前記図11及び図12に示す6つ
のブロック平面がフィルムを駆動、静止を繰り返しなが
らそれぞれ独立して同時にアクセスすることが出来る様
子を示す別の概略図である。尚、図10及び図11の場
合にはローラ間を走っているシート38の平面部分を利
用すれば良い。ローラ上のシートへ対して直接書き込み
を行う場合には、ローラの回転によりシートがローラに
巻き込まれ、該ローラの直径が変動し、このためユニッ
ト組立体とシートとの間の距離に変化が生じ、適当なフ
ォーカスサーボ機構が必要となり、機構が複雑となるか
らである。この方法についても先に同一出願人が既に開
示している。
【0031】尚、これらの走行フィルムと光学系との平
行度を出すためには、フィルム上に事前に処理を施して
いるガイドラインと光学系とのズレ角度をフィードバッ
クし、レーザー又はファイバーアレイ又はこれを含む光
ヘッドユニットの角度を調整するようにすれば、容易に
自動補正することが出来る。
【0032】対物レンズ60によって、光源から送り出
された光情報は例えば1〜1.5ミクロンにまで絞り込
まれ、該レンズ60のすぐ下に配置されているフィルム
等のシート62面へ例えば1〜1.5ミクロンの間隔で
もって記録されるのである。
【0033】これまで述べた実施例においては、発光受
光ユニット組立体50、60、80がそれぞれ導線に連
結している発光部アレイ及び受光部アレイと一緒に振動
運動するものであり、このため場合によっては、該ユニ
ット組立体の振動運動によってこれらのアレイの導線部
その他が破損したり接触不良を発生することが予想され
る。そこでこのような危険を防止するため、発光部及び
受光部を一切振動運動させる必要のない構造を図15〜
図22に示す。
【0034】図15は発光部及び受光部を一切振動運動
させる必要のない光ヘッドユニット110の構造を示す
原理図である。この光ヘッドユニット110において
は、これまでの光ヘッドユニット組立体50、60、8
0と異なり、発光部アレイ112及び受光部アレイ11
4を図示していないフレーム等へ固定した固定部115
とし、単に、反射ミラー116と対物レンズ118との
みから成る運動ユニット組立体111を駆動部119と
して構成しているものである。よって光ヘッドユニット
110は、固定部115と駆動部119とから成る。運
動ユニット組立体111の下方部分には、例えば、図1
5に示すように、一連のレンズ118がシート120の
流れ方向122に直交する方向に配置されている。この
光ヘッドユニット110においては、シートの上方側方
に当該シート面に垂直に配置した発光部アレイ112か
ら発信された光はフレーム等へ固定されたハーフミラ−
124を介して反射ミラー116まで進行しそこで屈折
してレンズ118を介して収斂されてシート120面へ
伝達される。一方、シート面からの反射光は該ミラー1
16によって反射され、前記ハーフミラー124により
屈折されて受光部アレイ114により読まれるのであ
る。なお、ハーフミラー124はフレーム等へ固定され
ずに駆動部119と一緒に移動することも出来るのであ
る。
【0035】この実施例において、運動ユニット組立体
111をシート120の幅(W)方向に対して、図9に
示すような往復振動機構81によって振動作動すると、
前述のユニット組立体と同様にこの運動ユニット組立体
111は当該シート120面上に対してシート120の
移動方向122に直交する方向即ちシートの幅方向にて
極めて微細な間隔で情報をインプットすることが可能で
ある。勿論、運動ユニット組立体111が振動する度に
発光部アレイ112からの情報としての発射光線が切り
替えられることは前に述べた実施例の場合と同様であ
る。
【0036】もし発光部アレイ112をシート120の
進行方向に平行に配置した場合には、それに応じてユニ
ット組立体111の位置を変更しかつレンズの位置を該
流れ122の方向に平行に配置することにより一度に数
行の読み取り又は書き込みが可能となることは当然であ
る。かかる場合には、そのユニット組立体111の振動
方向は矢印122の方向となることは理解されよう。ま
た、もし必要ならば、受光部アレイ114を構成するレ
ーザーダイオードを図示のように一列に配列するのでな
く、斜めに配列することも出来、この場合には、前記緻
密な照射をも確実に認識することが出来るのである。
【0037】また図15の実施例において、シート12
0の幅Wが広くなればなるほど、発光部アレイ112及
び受光部アレイ114から成る固定部115と、運動ユ
ニット組立体111から成る駆動部119と、から構成
される本件の光ヘッドユニット110の構造が大きくな
る。このような場合には駆動部119を構成している該
運動ユニット組立体111の全反射ミラー116を図1
6に示すように階段状とし、これによって反射される光
線が通る位置にそれぞれレンズを配置することにすれ
ば、この課題は解決される。勿論これらの実施例におい
て、受光部アレイと発光部アレイとの位置を入れ替える
ことにより読み取り装置として機能させることが出来る
のは前述の場合と同様である。
【0038】図17は図15又は図16に示す光ヘッド
ユニット組立体110を図12に示すシート駆動装置に
組み付けるための図13と同様の図である。この場合、
支持部材126上に搭載された固定部115と駆動部1
19とから成る光ヘッドユニット110はモータ130
によって全体的に図12に示すレベルローラ97の軸線
回りに矢印で示すように回転するが、さらにこの支持部
材126上においては駆動部119のみが矢印132方
向に例えば図9に開示するような手段によって振動運動
するものである。
【0039】図17はローラの曲面上を移動するシート
へ作用する光ヘッドユニット組立体の取り付け方につい
て開示しているが、図18は平坦面上を移動するシート
へ作用する光ヘッドユニット組立体の取り付け方につい
て開示している図8と同様の図である。即ち、シート表
面の上方に該シートの幅方向に向かって延びている支持
部材(図示なし)が設けてあり、この支持部材には固定
部115と駆動部119とから成る光ヘッドユニット1
10が搭載されている。この支持部材は図8に示す実施
例と同様に例えば図9に示すような往復振動機構81等
によってシート表面上方にてシートの移動方向に平行な
方向122に対して移動可能となっている。更に、この
支持部材上において、駆動部119のみが矢印132方
向に例えば図9に開示するような手段によって振動運動
するものである。
【0040】先の図16において開示した実施例では、
発光部アレイ112と、受光部アレイ114と、運動ユ
ニット組立体111と、が全てシート120の進行方向
122を横断する方向にほぼ一直線上に配置されてお
り、かつ、階段状の全反射ミラーが、シート面120か
ら最も上方に離れた位置からの光情報を、発光部アレイ
112に最も近接した位置(図16においてシート12
0の左側)に入り込むように屈折させている。このた
め、ミラー116によってシート面へ向かって屈折され
た屈折光と発光部アレイ112からミラーに向かって発
信された光とが、更にはハーフミラー124によって受
光部アレイ114へ屈折された屈折光と発光部アレイ1
12からミラーに向かって発信された光とが、互いに干
渉を起こす危険がある。そこで図19はかかる危険を解
消するために、受光部アレイ114を、発光部アレイ1
12と運動ユニット組立体111とのなす面に直交する
方向に配置し、かつ、階段状の全反射ミラーが、シート
面120から最も上方に離れた位置からの光情報を、発
光部アレイ112に最も離れた位置(図19においてシ
ート120の右側)に入り込むように屈折させている例
を示している。このため、ミラーによってシート面へ向
かって屈折された屈折光と発光部アレイ112からミラ
ーに向かって発信された光とは、全く交差することがな
く、更にハーフミラーによって受光部アレイ114へ屈
折された屈折光と発光部アレイ112からミラーに向か
って発信された光とは、同様に全く互いに干渉を起こす
危険はない。
【0041】図20は、図19を上方から見た図であ
り、この図から、ハーフミラー124によって受光部ア
レイ114へ屈折される屈折光と発光部アレイ112か
らミラー116に向かって発信された光とが、全く互い
に干渉を起こす危険がないことが一層明確に理解されよ
う。
【0042】図1に示す原理図において、ハーフミラー
34と対物レンズ36とからのみ成るユニット組立体を
構成し、該組立体をシート38の進行方向に振動すれ
ば、当該方向における徴微細な書き込み又は読み取りが
可能であることは理解される。
【0043】図21はミラー及びレンズから成るユニッ
ト組立体をシート120の進行方向に平行な方向及びこ
れに直交する方向に同時に振動することによりその両方
向に対して微細な書き込み読み取りを可能とする場合の
例を示す。即ち図1の原理図のミラー34とレンズ36
とから成るユニット組立体と図15のユニット組立体と
を組み合わせたものである。この場合、光線が互いにミ
ラーによって邪魔されないようにするため、一方の光ヘ
ッドユニットAと他方の光ヘッドユニットBとのシート
120に対する高さを異ならせており、その状態で可動
ミラー同士を連結しているものである。
【0044】図22は、更に別の実施例を開示している
ものである。この実施例では、図19に示す段付きの反
射ミラー116によって光を反射する代わりに、当該光
を光ファイバの一端部において受け入れ、該光ファイバ
の他端部から対物レンズを介してシートへ送り込むもの
である。即ち、図22の実施例では、発光部アレイ11
2から発光された光情報が、図19に示すと同様のハー
フミラー124を介して、前記発光部アレイ112に対
置して配置されている一連の光ファイバ132の束の一
端部によって受け入れられる。その後、この光情報は、
当該光ファイバ132を介して直接該光ファイバ132
の他端部へ伝達される。次いでこの光情報は、該光ファ
イバ132の他端部へ密着してまたは幾分距離おいて配
置されている前述と同様の一連の対物レンズ134を介
してシート面へ送られるのである。この方式において、
光ファイバ132の束を運動ユニット組立体として構成
することにより、前述の実施例と同様の作用効果を提供
することが出来る。勿論、対物レンズ134は、運動ユ
ニット組立体と一緒に振動することも、又は、該対物レ
ンズをフレームへ固定しておくことも出来るのである。
この方式では、運動ユニット組立体として振動運動する
部分を光ファイバ132の束全体としてもよいが、軽量
化を考慮した場合には、光ファイバ132の束の出口端
のみを振動運動する部分として構成することも出来る。
【0045】図15〜図22の実施例においても、図1
〜図7の実施例と同様に発光部アレイと受光部アレイと
を相互に入れ替えることが可能であることは当然であ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の光ヘッドユニットは、公知の装
置のような寿命の短い多角形回転ミラーを備えていない
ので装置全体の寿命がすこぶる長くなる。またこれまで
のような高価なf−Θ レンズを使用していないので装
置が安価になる。その上、本発明ではこれらの多角形回
転ミラーやf−Θ レンズを使用していないので装置の
小型化が図れる。また入出力作業時にテープを静止して
いるのでテープの揺れによる誤作動がなく更に板状対物
レンズによって例えば3ミクロン以下の集約された点入
力が可能なため、極めて高い解像度を有する情報のイン
プット又はアウトプットが可能である。更にまた、特殊
なテープ供給によってストレージ量及びアクセス可能量
が極めて大きくかつアクセスタイムを短くすることが可
能となった。
【0047】また、本発明においては、発光部アレイと
受光部アレイとミラーとレンズとがユニット組立体とし
て一体的に組付けてあるので、装置全体の組立、取扱、
補修等が極めて容易である。またレンズが発光部及び受
光部に対して常に一定の関係に保持されているため個別
の調整が不要であり、更に情報ピットのずれがなくな
り、極めて精度の高い書き込み、読み取りが可能とな
る。
【0048】また、本件発明においては、シート面への
書き込み作動時には、静止したシート面に対して対物レ
ンズを一体的に保有しているユニット組立体が定位し、
その上を予め絞り込まれた光が走査し、最終スポットと
してシート上に出力するものであり、又、シート面から
の読み取り作動時には、これと逆のルートを経るもので
あり、いずれの場合にも作動時にはシート面は静止して
いるので、該シート面と板状対物レンズとの距離が常に
一定に保たれている。このためこれまでのコンパクトデ
イスク装置に使用されていたような複雑なフォーカスサ
ーボ機構などは一切不要とり、その結果、装置の簡素化
が可能となり、更にそのアクセス可能量が極めて大きく
かつアクセスタイムを短くすることが可能となった。
【0049】また、アレイを運動させるための電流方向
切り替え機構を回転スイッチからリミットスイッチ及び
又はシート上に設けたフォトレジストに改善した。この
ため電流方向切り替え機構が二重になり、切り替え安全
性が著しく向上した。
【0050】更に、ユニット組立体をミラーとレンズと
からのみ構成し、振動運動する部分を限定することによ
り、受信部アレイ及び発光部アレイの断線の心配がなく
なりかつまた、駆動部を安全かつ自由に振動することが
可能となり、徴微細な書き込み又は読み取り即ち単位面
積当たり大量の容量の情報の判別が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ヘッドユニット組立体に使用
する光ヘッドユニットの原理図を示す全体斜視図であ
る。
【図2】本発明にかかる光ヘッドユニットの発光部と受
光部とミラーとレンズとを一体的に組み立てたユニット
組立体の一実施例を示す。
【図3】本発明にかかる光ヘッドユニットの内部説明図
である。
【図4】本発明にかかる光ヘッドユニットの光の屈折状
態を示す別の例を示している図である。
【図5】本発明にかかる光ヘッドユニットの光の屈折状
態を示す更に別の例を示している図である。
【図6】図5に示す実施例を具体化した別の光ヘッドユ
ニットを示す図である。
【図7】本発明にかかる光ヘッドユニットの更に別の実
施例を示す図である。
【図8】本発明にかかる光ヘッドユニットを作動する状
態を示す図である。
【図9】本発明の光ヘッドユニットを往復運動させるた
めの往復振動機構を示す図である。
【図10】光ヘッドユニットと共に使用するのに適当な
シートの配列状態を示す第1の例を示す図である。
【図11】光ヘッドユニットと共に使用するのに適当な
シートの配列状態を示す第2の例を示す図である。
【図12】本発明にかかる光ヘッドユニットと共に使用
するのに適当なシートの配列状態を示す第3の例を示す
図である。
【図13】図12に示す実施例において、光ヘッドユニ
ットを搭載しかつレベルローラの回りに回転する機構の
1例を示す図である。
【図14】本発明にかかる光ヘッドユニットと共に使用
するのに適当なシートの配列状態を示す実施例であって
テープ平面への高速走査を行う場合の例を示す図であ
る。
【図15】駆動部としての運動ユニット組立体をミラー
とレンズとのみから構成した本発明の別の光ヘッドユニ
ットの例を示す図である。
【図16】図15に示す光ヘッドユニットの変形例を示
す図である。
【図17】図15及び図16に示す光ヘッドユニットを
曲面に沿って駆動するための図13に示すと同様の図で
ある。
【図18】図15及び図16に示す光ヘッドユニットを
平面に沿って駆動するための図8に示すと同様の図であ
る。
【図19】図16に示す光ヘッドユニットの変形例を示
す図である。
【図20】図19に示す光ヘッドユニットを上方から見
た図である。
【図21】本発明の更に別の実施例を示す光ヘッドユニ
ットの原理図である。
【図22】本発明の更にまた別の実施例を示す光ヘッド
ユニットの原理図である。
【図23】公知の光学系装置の例を示す図である。
【図24】コンパクトデイスク装置等に使用されている
公知のフォーカスサーボ機構のブロック図である。
【図25】光ヘッドユニットの原理図を示す図である。
【図26】光ヘッドユニットをシート上方で振動運動す
るための機構を示す図である。
【符号の説明】
30:光ヘッドユニット 32:光源 34:ミラー 36:対物レン
ズ 38:シート 40:シート駆
動装置 42、44:進路 46:受光部ア
レイ 48:レーザーダイオードアレイ 50:発光受光
ユニット組立体 54:第1開口 56:縦孔 60:ユニット組立体 64:第2開口 66:側方孔 68:直角プリ
ズム 72:第1開口 74:横孔 75:第2横孔 76:縦孔 78:対物レンズ 80:ユニット
組立体 84:起動部材 94:スイッチ 97:レベルローラ 100:支持部
材 102:ベッド 104:スリッ
ト 110:光ヘッドユニット 111:ユニッ
ト組立体 112:発光部アレイ 114:受光部
アレイ 115:固定部 116:反射ミ
ラー 118:対物レンズ 119:駆動部 124:ハーフミラー 126:支持部
材 130:モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 27/00 H01L 33/00 M H04N 1/036 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部アレイ112と、ミラー116
    と、受光部アレイ114と、対物レンズ118と、情報
    記録用光反応シート120と、該シートを駆動する駆動
    装置81と、から成り、シート120を静止した状態に
    て該シートへの情報の書き込み又はシートからの読み取
    りを可能とする光ヘッドユニット110であって、 ミラー116と対物レンズ118とを一体的に取り付け
    ている駆動部119が、発光部アレイ112と受光部ア
    レイ114とから成る固定部115に対して移動可能な
    位置関係にあることを特徴とする光ヘッドユニット11
    0。
  2. 【請求項2】 駆動部119と固定部115とが共に支
    持部材126に搭載され、固定部115が該支持部材1
    26に対して固定されているが駆動部119が該支持部
    材126上にて振動運動可能な請求項1に記載の光ヘッ
    ドユニット110。
  3. 【請求項3】 ミラーが階段状の形態を有していること
    を特徴とする請求項1又は2の光ヘッドユニット11
    0。
  4. 【請求項4】 駆動部119のレンズ118がシート1
    20の移動方向に対して直交する方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の光ヘッドユニット11
    0。
  5. 【請求項5】 駆動部119のレンズ118がシート1
    20の移動方向に対して平行な方向に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3の光ヘッドユニット11
    0。
  6. 【請求項6】 駆動部119のレンズ118がシート1
    20の移動方向を斜めに横切る方向に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3の光ヘッドユニット11
    0。
  7. 【請求項7】 駆動部119がシート120の移動方向
    に対して平行な方向及びこれを横切る方向に配置されて
    いる請求項1又は2又は3の光ヘッドユニット110。
  8. 【請求項8】 受光部アレイ114を、発光部アレイ1
    12と運動ユニット組立体111とのなす面に直交する
    方向に配置し、かつ、階段状の全反射ミラーが、シート
    面120から最も上方に離れた位置からの光情報を、シ
    ート面の発光部アレイ112に最も離れた部分に、シー
    ト面120に最も近接した位置からの光情報を、シート
    面の発光部アレイ112に最も近接した部分に入り込む
    ように屈折させている請求項1〜7の光ヘッドユニット
    110。
  9. 【請求項9】 受光部アレイと発光部アレイとの位置が
    互いに逆の関係にある請求項1〜8の光ヘッドユニット
    110。
  10. 【請求項10】 発光部アレイ112と、受光部アレイ
    114と、対物レンズ118と、情報記録用光反応シー
    ト120と、該シートを駆動する駆動装置81と、から
    成り、シート120を静止した状態にて該シートへの情
    報の書き込み又はシートからの読み取りを可能とする光
    ヘッドユニット110であって、 発光部アレイ112からの光情報が一連の光ファイバ1
    32を介して対物レンズ134まで伝達されることを特
    徴とする光ヘッドユニット110。
  11. 【請求項11】 一連の光ファイバ132が、運動ユニ
    ット組立体として構成さていることを特徴とする請求項
    10の光ヘッドユニット110。
  12. 【請求項12】 一連の光ファイバ132及び対物レン
    ズ118が、運動ユニット組立体として構成さているこ
    とを特徴とする請求項10の光ヘッドユニット110。
  13. 【請求項13】 一連の光ファイバ132の対物レンズ
    118に近接した端部が、運動ユニット組立体として構
    成さていることを特徴とする請求項10の光ヘッドユニ
    ット110。
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