JPH07241987A - インクジェットプリントヘッド - Google Patents

インクジェットプリントヘッド

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JPH07241987A
JPH07241987A JP3161494A JP3161494A JPH07241987A JP H07241987 A JPH07241987 A JP H07241987A JP 3161494 A JP3161494 A JP 3161494A JP 3161494 A JP3161494 A JP 3161494A JP H07241987 A JPH07241987 A JP H07241987A
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ink
head substrate
ink supply
print head
jet print
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JP3161494A
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Toshio Amano
敏男 天野
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクとメインフレームとを接触させること
なくインク基板にインクを供給すると共に、インクのシ
ールを容易に行うことのできるインクジェットプリント
ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 ヘッド基板12より小形の振動板26を前記
ヘッド基板12に形成されたインク流路24の始端部2
4aのみが露出するようにヘッド基板12上に載置し
て、インク供給口25を形成し、インクタンクと連通し
たインク供給管32を前記インク供給口25に直接接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、ファクシミ
リ、プロッタ等に用いられるインクジェットプリントヘ
ッドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘッドを記録媒体に接触させ
ることなく、インクをノズル孔から射出して記録媒体に
付着させて印刷を行うインクジェットプリントヘッドが
知られている。このインクジェットプリントヘッドのう
ち、電圧印加によって振動する圧電素子を利用して、イ
ンクを一時的に貯蔵している圧力室の容積を変化させて
インクの吸入及び射出を行うタイプのものがある。
【0003】例えば、図5に示すインクジェットプリン
トヘッドのヘッド基板50はガラス材等で形成され、一
端(ヘッド基板50の中央側)に紙面裏側方向に開口し
たインク射出用のノズル孔を有し、他端(ヘッド基板5
0の外周側)に共通のインク流路52に連通したインク
導入孔を有する複数の圧力室54(図3では48個)が
エッチング等によって形成されている。このインクジェ
ットプリントヘッドでは小型化を行うために圧力室54
を180°以上の放射状に配列している。そして、ヘッ
ド基板50の圧力室54形成面上に振動板56(図6参
照)が接合され、更に各圧力室54に対応する振動板5
6上には、不図示の複数の圧電素子が配置されている。
各圧電素子は電圧印加に応じて独立に振動し、振動板5
6の対応部分を局部的に振動させ、その振動が圧力室5
4に伝達され、圧力室54の容積を変化させる。そし
て、この容積変化によってノズル孔から所望量のインク
が射出され、記録媒体に印刷が行われる。
【0004】上述したように、振動板56や圧電素子を
載置したヘッド基板50は図6に示すように、主とし
て、樹脂製やアルミニウム等の金属製のメインフレーム
58に設けられた基板嵌込み用の凹部58aに嵌め込ま
れ、接着剤等で固定されている。前記凹部58aの一部
(図6中右下)には、不図示のインクタンクからインク
を供給するためのインク供給管が接続されるインク供給
開口58bとインクを一時的に溜めるインク溜め58c
が形成されている。そして、ヘッド基板50にインクを
供給する場合、インクはインクタンクに接続されたイン
ク供給管によって図6中矢印A方向から供給され、イン
ク溜め58cに一時的に溜められる。インク溜め58c
に溜められたインクはヘッド基板50の圧電素子の吸入
動作や毛細管現象等によってインク供給口52aからイ
ンク流路52(図5参照)に導かれる。そして、インク
は各インク導入孔、圧力室54を経てノズル孔から射出
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のインク
ジェットプリントヘッドのヘッド基板に設けられたイン
ク供給口は、該ヘッド基板の側面に設けられたいるため
インク供給口とインクタンクから延びたインク供給管と
を直接接続することが困難であり、上述したようにイン
ク溜め等を設ける必要があった。そのため、インクとメ
インフレームとが直接接触して、メインフレームの材質
によってはインクによって腐食され、インクに溶け出し
たメインフレームの構成物質等がインクと共にヘッド基
板内に流れ込み、ノズル詰まりの原因になったり、イン
クを変色や変質させてインク品質を低下させるという問
題があった。
【0006】また、インク溜め部分のシール性を維持す
ることが困難であり、インク漏れが発生しやすいという
問題があった。
【0007】本発明は上記従来の問題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、インクとメインフレームとを接
触させることなくインク基板にインクを供給すると共
に、インクのシールを容易に行うことのできるインクジ
ェットプリントヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願の第1の発明のインクジェットプリントヘッ
ドは、一端にインク射出用のノズルを有し他端にインク
導入孔を有する複数の圧力室と各インク導入孔に連通し
たインク流路とを有するメインフレームに保持されたヘ
ッド基板と、前記ヘッド基板上で振動して各圧力室の容
積を変化させてインクの吸入及び射出を行う振動板と、
前記ヘッド基板上の各圧力室に対応した位置に配置され
振動板の所定の位置を振動させる圧電素子と、を含み、
ヘッド基板より小形の振動板によって前記インク流路の
始端部のみを露出してインク供給口を形成すると共に、
インク流路の始端部にインクタンクと連通したインク供
給管を接続したことを特徴とする。
【0009】また、本出願の第2の発明のインクジェッ
トプリントヘッドは、第1の発明に記載のインクジェッ
トプリントヘッドにおいて、インク流路の始端部とイン
ク供給管の接続部に弾性部材を配置したことを特徴とす
る。
【0010】また、本出願の第3の発明のインクジェッ
トプリントヘッドは、第1の発明または第2の発明に記
載のインクジェットプリントヘッドにおいて、ヘッド基
板と振動板との接合段差部分に硬化性樹脂を塗布して傾
斜部を形成することを特徴とする。
【0011】さらに、本出願の第4の発明のインクジェ
ットプリントヘッドは、第3の発明のインクジェットプ
リントヘッドにおいて、インク供給口の周囲に硬化性樹
脂を塗布してインク供給管密着部を形成することを特徴
とする。
【0012】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、ヘッド基板よ
り小形の振動板を前記ヘッド基板に形成されたインク流
路の始端部のみが露出するようにヘッド基板上に載置し
て、インク供給口を形成し、インクタンクと連通したイ
ンク供給管を前記インク供給口に直接接続しているの
で、インクがメインフレームと接触することなくメイン
フレームを腐食することがない。さらに、インクのシー
ルも容易に行うことができる。
【0013】また、上記第2の発明の構成によれば、イ
ンク流路の始端部とインク供給管の接続部に弾性部材を
配置しているので、接続部のシールを良好に行うことが
できる。
【0014】また、上記第3の発明の構成によれば、ヘ
ッド基板と振動板との接合段差部分に硬化性樹脂を塗布
して傾斜部を形成しているので、インク供給管の接続部
分の密着性を向上できる。
【0015】さらに、上記第4の発明の構成によれば、
インク供給口の周囲に硬化性樹脂を塗布してインク供給
管密着部を形成しているので、インク供給管の接続部分
の密着性を向上できる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図を用いて説明する。本
実施例ではシリアルタイプのインクジェットプリントヘ
ッドを例にとって説明する。
【0017】図1は、本発明のインクジェットプリント
ヘッド10の分解斜視図である。
【0018】インクジェットプリントヘッド10は、例
えば、振動板や圧電素子を載置したヘッド基板12と、
樹脂アルミニウム等の金属で形成されるメインフレーム
14と、ヘッド基板12上の圧電素子に駆動電圧を印加
するフレキシブルケーブル16と、圧電素子駆動時の共
振を防止する弾性部材18と、メインフレーム14と共
にフレキシブルケーブル16や弾性部材18等を挟持す
るサブフレーム20と、インクをヘッド基板12に供給
するインクタンク22等から構成されている。
【0019】本実施例の特徴的事項は、ヘッド基板より
小形の振動板を前記ヘッド基板に形成されたインク流路
の始端部のみが露出するようにヘッド基板上に載置し
て、インク供給口を形成し、インクタンクと連通したイ
ンク供給管を前記インク供給口に直接接続しているとこ
ろである。
【0020】メインフレーム14に固定されるヘッド基
板12は、例えば、ガラス材等で形成され、その一面側
(図1においては裏面側)には、一端にインク射出用の
ノズル孔(ノズル孔はヘッド基板12の表面側に貫通し
ている)を有し、他端にインク導入孔を有する複数の圧
力室がエッチング等によって形成されている。また、圧
力室の外周部には複数の前記インク導入孔が連通した共
通のインク流路が形成されている(図5参照)。
【0021】本実施例においては、図2に破線で示すよ
うに、インク流路24の始端部24aがヘッド基板12
の中程に位置し、インク流路24の内周側には図示しな
いインク導入孔を介して連通した複数の圧力室が形成さ
れている。また、ヘッド基板12の上面には該ヘッド基
板12とより小形の振動板26が載置されている。つま
り、厚さ50μm程度のガラス材等で形成される振動板
26は、ヘッド基板12に形成されたインク流路24の
始端部24aのみを露出するように配置されている。こ
の露出した始端部24aが図示しないインクタンクと連
通したインク供給管32を介して供給されるインクをイ
ンク流路24に供給するインク供給口25になる。
【0022】従って、振動板26やヘッド基板12に特
別な加工を施すことなくインク供給口25を形成するこ
とができる。
【0023】インク供給口25部分にはヘッド基板12
と振動板26との間で振動板26の厚み分の接合段差が
形成されるが、インク供給管32を弾性を有するシール
ラバー30を介して配置することによって、良好にシー
ルが行われインク漏れを防ぐことができる。つまり、前
記インク供給管32とシールラバー30とをメインフレ
ーム14とサブフレーム20(図1参照)とによって挟
持し、その挟持力によって、インク供給管32をシール
ラバー30を介してインク供給口25に押圧する。そし
て、シールラバー30を密着させて、インク漏れを防
ぐ。また、図3に示すように、前記接合段差部分、すな
わちインク供給口25の両側にインクの腐食を受けない
硬化性樹脂27(例えば、シリコン系接着剤)を塗布し
て、傾斜部を形成することによって、さらに、シールラ
バー30の密着性を向上することが可能であり、インク
漏れを防ぐことができる。
【0024】そして、前記振動板26の上面に載置され
た複数の圧電素子28(圧電素子28はヘッド基板12
に形成されている複数の圧力室に対応した位置に載置さ
れている)の内、所望の圧電素子28を振動させること
によって、振動した直下の振動板26を局部的に振動さ
せることができる。そして、振動板26の振動は対応す
る圧力室の容積を変化させてインクの吸入及び射出を行
う。
【0025】また、インク供給管32の一端はインクタ
ンク22に接続され、その接続部には、圧力室内等に異
物が混入することを防止するフィルタ34が配置されて
いる。
【0026】従って、インクタンク22内のインクをイ
ンク供給口25に直接接続したインク供給管32によっ
て供給することができる。つまり、インクがメインフレ
ーム14に接触しないので、メインフレーム14の腐食
やインクの劣化を確実に防止することができる。また、
前記シールラバー30を介してインク供給管32をイン
ク供給口25に押圧固定することによってインクのシー
ル性を向上し、容易にインク漏れを防止することができ
る。
【0027】上述したようなヘッド基板12を有するイ
ンクジェットプリントヘッド10の構成を図1及び図2
を用いて、さらに詳細に説明する。
【0028】振動板26や圧電素子28等を載置したヘ
ッド基板12は、樹脂アルミニウム等で形成され中央部
に略楕円形状の開口部14aを有するメインフレーム1
4にUV系接着剤や嫌気性接着剤等によって接着固定さ
れる。つまり、図1に示すようにメインフレーム14の
前面側にはヘッド基板12を収納する凹部14bが形成
され、凹部14bのほぼ中央部には開口部14aが形成
されている。従って、ヘッド基板12を凹部14bに固
定すると、ヘッド基板12上の圧電素子が開口部14a
によってメインフレーム14の背面側に露出することに
なる。このように、メインフレーム14にヘッド基板1
2を接着することによって、後述するフレキシブルケー
ブル16の収納空間を形成すると共に、ヘッド基板12
がインク射出動作を行う際に発生する振動を防止するこ
とができる。なお、ヘッド基板12の表面側には、該ヘ
ッド基板12のノズル孔から射出されるインクの射出圧
力を向上させるために、各ノズル孔に対応した、更に直
径の小さなノズル孔を有するノズルプレート36を設け
てもよい。
【0029】また、メインフレーム14の開口部14a
には、前記ヘッド基板12上の各圧電素子に駆動電圧を
印加する電極が形成されたフレキシブルケーブル16が
裏面側より収納配置される。このフレキシブルケーブル
16は、前記開口部14aと同一形状、すなわち略楕円
形状を呈しているので、開口部14aに対して常に同じ
位置に配置することができる。従って、メインフレーム
14に固定されたヘッド基板12上の複数の圧電素子と
フレキシブルケーブル16上の複数の電極とが常に1対
1に対応するような正確な配置を容易に行うことができ
る。また、振動板26の圧電素子28の載置面にはIT
O等の導電体をコーティングして導電膜が形成され、C
OM電極を形成している。従って、フレキシブルケーブ
ル16の中心部にCOM電極用の電極16aを設け、そ
の外周部に圧電素子28に対応した電極16bを設ける
ことによって、圧電素子28を駆動する電圧を容易に印
加することができる。
【0030】一方、メインフレーム14の後方には樹脂
やアルミニウム等の金属で形成されたサブフレーム20
が配置される。このサブフレーム20のほぼ中央部には
前記メインフレーム14の開口部14aに嵌合可能な凸
部20a(開口部14aの形状に対応した略楕円形状)
が形成されている。そして、凸部20aは内周部に弾性
部材18を嵌合収納している。この弾性部材18は、例
えばゴム材等で形成されたドーナツ形状を呈していて、
凸部20aに嵌合収納された際に、該凸部20aから僅
かに突出する厚みを有することが望ましい。
【0031】このように構成されるサブフレーム20を
メインフレーム14に組み付ける際には、メインフレー
ム14の開口部14aとサブフレーム20の凸部20a
が嵌合可能な同一形状の略楕円形状を呈しているので、
両者の位置合わせを容易に行うことが可能になると共
に、凸部20aから僅かに突出した弾性部材18によっ
て、メインフレーム14の所定の位置に収納配置されて
いるフレキシブルケーブル16をメインフレーム14に
固定されたヘッド基板12上の圧電素子に均一な力で押
し付け、フレキシブルケーブル16上の電極とヘッド基
板12上の圧電素子との安定した接触を得ることができ
る。また、圧電素子の駆動時に発生する共振を良好に防
止することができる。
【0032】メインフレーム14とサブフレーム20と
の間にはフレキシブルケーブル16、弾性部材18の他
に、前述したようにメインフレーム14の一部に形成さ
れたインク供給開口14cを介して、インク供給口25
より各圧力室にインクを供給するインク供給管32やイ
ンク漏れ及びインクとメインフレーム14の樹脂部分や
金属部分との接触を防止するシールラバー30、圧力室
内等に異物が混入することを防止するフィルタ34等を
挟み込むんでいる。そして、メインフレーム14とサブ
フレーム20とはビスや接着剤等によって固定され、独
立したヘッドユニット100を形成する。
【0033】また、前記サブフレーム20の一部にはイ
ンク供給管32用の開口20bが形成され、インク供給
管32の一端を挿通している。
【0034】一方、サブフレーム20の背面に配置され
るインクタンク22は内部にインクを収納し、インク流
出口22aから所定量のインクを所定圧力で流出させ
る。また、インクタンク22上にはインク補充孔22b
が形成され、インクの非補充時にはOリング40を介し
てキャップ42が装着されている。
【0035】そして、ヘッドユニット100のサブフレ
ーム20の裏面から突出したインク供給管32の一端は
インクタンク20のインク流出口22aにOリング44
を介して嵌合され、ヘッドユニット100とインクタン
ク22はビス46等によって固定される。
【0036】従って、ヘッドユニット100とインクタ
ンク22とは一体品とされると共に、分離自在となり、
どちらか一方が破損したり故障したりした際にも容易に
交換することができる。
【0037】また、メインフレーム14の開口部14
a、フレキシブルケーブル16、弾性部材18、サブフ
レーム20の凸部20a等はそれぞれ嵌合可能な略楕円
形状を呈しているので容易に正確な位置決めを行うこと
が可能であり、例えば、パーツフィーダ等を利用した自
動組み立て工程を容易に構築することができる。
【0038】本実施例においては、硬化性樹脂27をイ
ンク供給口25の両側に塗布した例を示したが、図4に
示すように、硬化性樹脂27をインク供給口25の周囲
を囲むように土手状に塗布することによって、シールラ
バー30を介さないで直接インク供給管32を接続して
もインク供給口25とインク供給管32との接続を良好
に行うことができる。この場合、硬化性樹脂27はシー
ルラバー30と同等以上の弾性を有することが望まし
い。
【0039】さらに、図2において、フィルタ34はイ
ンクタンク接続側に熱融着等の手段によって固定する
が、硬化性樹脂27を塗布する時に同時に接着してもよ
い。この場合、インクジェットプリントヘッド10を組
み立てる時に実質的にシールラバー30とフィルタ34
が削除できるため、例えば、インクタンクにインク供給
管状の突起部を設けて、その突起部を直接ヘッド基板1
2に接続することも可能であり、部品点数の削減及び組
み立て工数の削減を行うことができる。
【0040】本実施例においては、ヘッド基板の圧力室
及び圧電素子が放射状の略楕円形状に配置されたインク
ジェットプリントヘッドについて説明したが、その配置
はこれに限定されることなく円形状やライン状に配列さ
れたものでもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1の発
明によれば、ヘッド基板より小形の振動板を前記ヘッド
基板に形成されたインク流路の始端部のみが露出するよ
うにヘッド基板上に載置して、インク供給口を形成し、
インクタンクと連通したインク供給管を前記インク供給
口に直接接続しているので、インクとメインフレームと
を非接触にすることが可能になる。
【0042】従って、メインフレームを腐食したり、イ
ンク内にメインフレームの構成物が溶け出したり、イン
クが変色や変質を起こす等のメインフレームの腐食によ
る問題を解消することができる。
【0043】さらに、振動板やヘッド基板に特別な加工
を加えることなくインク供給口を形成することができる
ので、インクジェットプリントヘッドのコストを低減す
ることができる。
【0044】また、本出願の第2の発明によれば、イン
ク流路の始端部とインク供給管の接続部に弾性部材を配
置しているので、接続部のシールを良好に行うことがで
きる。 また、本出願の第3の発明によれば、ヘッド基
板と振動板との接合段差部分に硬化性樹脂を塗布して傾
斜部を形成しているので、インク供給管の接続部分の密
着性を向上できるので、接続部のシールを良好に行うこ
とができる。
【0045】さらに、本出願の第4の発明によれば、イ
ンク供給口の周囲に硬化性樹脂を塗布してインク供給管
密着部を形成しているので、インク供給管の接続部分の
密着性を向上できるので、接続部のシールを良好に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリントヘッドの
分解斜視図である。
【図2】本発明に係るインクジェットプリントヘッドの
振動板の形状を説明する説明図である。
【図3】本発明に係るインクジェットプリントヘッドの
インク供給口部分のシール手段を説明する説明図であ
る。
【図4】本発明に係るインクジェットプリントヘッドの
インク供給口部分のシール手段を説明する他の説明図で
ある。
【図5】インクジェットプリントヘッドの圧力室の配置
例を示す説明図である。
【図6】従来のインクジェットプリントヘッドのヘッド
基板にインクを供給する供給形態を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
10 インクジェットプリントヘッド 12 ヘッド基板 14 メインフレーム 14a 開口部 16 フレキシブルケーブル 18 弾性部材 20 サブフレーム 22 インクタンク 24 インク流路 24a 始端部 25 インク供給口 26 振動板 27 硬化性樹脂 30 シールラバー 32 インク供給管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にインク射出用のノズルを有し他端
    にインク導入孔を有する複数の圧力室と各インク導入孔
    に連通したインク流路とを有するメインフレームに保持
    されたヘッド基板と、 前記ヘッド基板上で振動して各圧力室の容積を変化させ
    てインクの吸入及び射出を行う振動板と、 前記ヘッド基板上の各圧力室に対応した位置に配置され
    振動板の所定の位置を振動させる圧電素子と、 を含み、 ヘッド基板より小形の振動板によって前記インク流路の
    始端部のみを露出してインク供給口を形成すると共に、
    インク流路の始端部にインクタンクと連通したインク供
    給管を接続したことを特徴とするインクジェットプリン
    トヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットプリント
    ヘッドにおいて、 インク流路の始端部とインク供給管の接続部に弾性部材
    を配置したことを特徴とするインクジェットプリントヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のインクジ
    ェットプリントヘッドにおいて、 ヘッド基板と振動板との接合段差部分に硬化性樹脂を塗
    布して傾斜部を形成することを特徴とするインクジェッ
    トプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3のインクジェットプリントヘッ
    ドにおいて、 インク供給口の始端部の周囲に硬化性樹脂を塗布してイ
    ンク供給管密着部を形成することを特徴とするインクジ
    ェットプリントヘッド。
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