JPH07241840A

JPH07241840A - コアドリル

Info

Publication number: JPH07241840A
Application number: JP3383694A
Authority: JP
Inventors: Naoki Ikeda; 直樹池田
Original assignee: IKEDA KK
Current assignee: IKEDA KK
Priority date: 1994-03-03
Filing date: 1994-03-03
Publication date: 1995-09-19
Anticipated expiration: 2014-12-06
Also published as: JP2986331B2

Abstract

(57)【要約】【目的】コアドリル本体２の脱着作業能率の向上を図
る。【構成】コアドリル本体２と、センタードリル３と、
シャンク４とから成り、コアドリル本体２の基端部２Ａ
に設けたシャンク嵌装孔１３に、軸部４Ｂ先端に係止片
２０を有しかつ外周にトルク伝達部４Ｃを有するシャン
ク４の軸部４Ｂが着脱可能に嵌装され、前記本体基端部
２Ａとトルク伝達部４Ｃに夫々連通可能にピン係合孔１
５，２３を設けて、トルク伝達部材５のトルク伝達ピン
５Ａを嵌脱自在に設け、前記ピン５Ａが抜けないように
トルク伝達部材５のピン嵌脱操作リング５Ｂを、ピン付
勢コイルばね６により常時トルク伝達部４Ｃに押付け、
シャンク４のセンタードリル嵌装孔２１にセンタードリ
ル３をワンタッチで着脱可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、大口径の孔を開設する
のに用いられるコアドリルに関する。

【０００２】

【従来の技術】コンクリート等に大口径の孔を開設する
際に使用される従来のコアドリルとして、先端に切刃を
備えた円筒状のコアドリル本体と、センタードリルと、
シャンクとから成り、前記本体の基端部がシャンクに着
脱可能に螺着され、センタードリルがシャンク中心孔に
同心的に嵌挿されてホロセットねじにより固着されたも
のがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、コアドリル
により孔穿けを行なうと、コアドリル本体内に切り屑が
詰まるが、この切り屑を取り出すためにはコアドリル本
体をシャンクから取り外すことが必要である。上記従来
のコアドリルでは、コアドリル本体をシャンクから取り
外すには、シャンクに対しコアドリル本体をねじ戻さね
ばならない。しかし、コアドリル本体内にはシャンクに
装着されたセンタードリルが内在しており、このセンタ
ードリルに対してコアドリルを相対回動しなければなら
ず、上記のようにコアドリル本体内に切り屑が充填され
た状態では切り屑によりかかる相対回動が阻止されるこ
ととなり、容易にコアドリル本体をねじ戻すことができ
なくなる。

【０００４】また、シャンクとコアドリル本体との螺合
部分にはかなり大きな回動トルクが作用するため、この
螺合部分の破損を防止するために、螺合部分は軸方向に
長くしておくことが好ましいが、螺合部分を長くすれ
ば、上記と同様にコアドリル本体をねじ戻すに際し、迅
速にコアドリルをシャンクから取り外すことができず、
一方、迅速にコアドリルをシャンクから取り外せるよう
に螺合部分を短くすれば、破損しやすくなるという難点
がある。

【０００５】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、コアドリル本体
内に切り屑が詰まったときでもコアドリル本体をシャン
クから簡単かつ迅速にしてしかも能率的に取り外すこと
ができ、かつ、シャンクの回動トルクを確実にコアドリ
ル本体に伝達できるコアドリルを提供するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、円筒状のコアドリル本体がシャンクに着脱自在に
装着されるとともに、前記コアドリル本体内に同心状に
配置されたセンタードリルが前記シャンクに着脱自在に
装着されたコアドリルにおいて、前記シャンクは前記コ
アドリル本体の基端側に嵌挿され、該シャンクには、前
記コアドリル本体の取り外し方向の軸方向移動を阻止す
るべく前記コアドリル本体に係脱自在に係合する係止片
が設けられているとともに、軸方向移動自在でかつ回動
不能にトルク伝達部材が設けられており、該トルク伝達
部材は、前記コアドリルが前記シャンクに対し一体回動
するべく前記コアドリル本体に軸方向移動により係脱自
在に係合されており、該トルク伝達部材を前記コアドリ
ル本体に係合するように付勢する付勢手段を備えている
ことを特徴としている。

【０００７】本発明において、コアドリル本体の基端部
にシャンク嵌挿孔を形成し、該シャンク嵌挿孔にシャン
クの先端側を挿脱可能に嵌挿し、係止片をシャンクの先
端に設け、前記シャンクの軸方向中途部外周にトルク伝
達部を設け、前記コアドリル本体の基端部と前記トルク
伝達部とがトルク伝達部材により連結解除自在に連結さ
れるようにすることができる。

【０００８】また、トルク伝達部材は、シャンクに摺動
自在に外嵌された嵌脱操作リングと、該嵌脱操作リング
に設けられたトルク伝達ピンとを備え、該トルク伝達ピ
ンが、コアドリル本体の基端部及びシャンクのトルク伝
達部にそれぞれ設けた軸線と平行なピン係合孔に嵌脱自
在に挿通されているものとすることができる。さらに、
コアドリル本体の基端部に設けたシャンク嵌挿孔に、係
止片挿通溝が軸線と平行でかつ貫通状に設けられてお
り、前記コアドリルの基端部及びシャンクのトルク伝達
部に設けたピン係合孔が、係止片挿通溝に対して周方向
にずれているものとすることができる。

【０００９】センタードリルがシャンクに軸方向に引き
抜くことにより取り外し可能に装着されていることが好
ましい。例えば、センタードリルは、シャンクに形成さ
れたセンタードリル嵌挿孔に回動不能に嵌挿されてお
り、前記シャンクに軸線と直交する方向に前記センター
ドリル嵌挿孔に連通するボール嵌挿孔が設けられ、該ボ
ール嵌挿孔に、前記センタードリルに形成した係止周溝
に係脱自在に係合する係止ボールと、該係止ボールが前
記係止周溝に係合するように前記係止ボールを付勢する
付勢ばねとが嵌入されているものとすることができる。

【００１０】

【作用】コアドリル本体内に切り屑が詰まったときに、
コアドリル本体をシャンクから取り外すには、まず、ト
ルク伝達部材を付勢手段の付勢力に抗して軸方向に移動
させてコアドリルとの係合を解除する。次に、シャンク
の係止片のコアドリル本体に対する係合を解除すれば、
コアドリル本体をシャンクに対しねじ回すことなく、軸
方向に引き抜くことによりワンタッチで取り外される。
このように引き抜くことによりコアドリルを取り外すに
あたっては、コアドリル本体内に詰まった切り屑が、取
り外し作業の迅速性、容易性にあまり影響しないのであ
る。

【００１１】センタードリルがシャンクに軸方向に引き
抜くことにより取り外し可能に装着されていれば、コア
ドリル本体をシャンクから取り外すとき、該本体内に詰
まった切り屑によりセンタードリルが把持されたように
なり、コアドリル本体と共にシャンクからワンタッチで
抜き取られる。通常、コアドリルで孔穿け作業をすると
きには、コアドリル本体はトルク伝達部材によりシャン
クに対し一体回動されて、シャンクの回動トルクが確実
にコアドリル本体に伝達される。

【００１２】トルク伝達部材のトルク伝達ピンが、コア
ドリル本体の基端部及びシャンクのトルク伝達部に設け
たピン係合孔に嵌脱自在に挿通されたものでは、ドリル
に過負荷が生じた場合に、トルク伝達ピンが剪断破壊さ
れることとなる。すなわち、このトルク伝達ピンがシャ
−ピンの役目を果たし、この場合には、トルク伝達部材
を交換すればよく、コアドリル全体としての耐久性の向
上が図れ、また、コアドリルが装着される電動ドリルな
どの装置の破損が防止される。

【００１３】コアドリル本体の基端部及びシャンクのト
ルク伝達部に設けたピン係合孔が、シャンク嵌挿孔に設
けた係止片挿通溝に対して周方向にずらされていれば、
コアドリル本体をシャンクから取り外す際に、係止片の
コアドリル本体への係合を解除したとき、トルク伝達ピ
ンの先端がコアドリル本体の基端面に当接されることと
なる。トルク伝達部材は付勢手段によりコアドリル本体
側へ付勢されているため、かかる付勢力によりトルク伝
達ピンを介してコアドリル本体がシャンクから離脱する
方向に押し出されることとなり、よって、コアドリル本
体はシャンクから自動的に取り外されることとなる。従
って、取り外し作業の迅速化、容易化がなお一層図れ
る。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜図１０は本発明の一実施例を示しており、本
実施例に係るコアドリル１は、円筒状のコアドリル本体
２と、このコアドリル本体２の内部に同心状に配置され
るセンタードリル３と、これらコアドリル本体２及びセ
ンタードリル３が着脱自在に装着されるシャンク４と、
シャンク４の回転動力をコアドリル本体２に伝達するた
めのトルク伝達部材５と、トルク伝達部材付勢用のコイ
ルバネ６及びばね係止用Ｃリング７と、センタードリル
係止ボール８、ボール付勢コイルばね９及びホロセット
ねじ１０とを備えて構成されている。

【００１５】前記コアドリル本体２は、円筒状でその先
端には複数個の切刃１１が等間隔で固着され、外周面に
は浅いスパイラル溝１２が設けられ、基端部２Ａにはシ
ャンク嵌挿孔１３を形成する内向フランジ１４が設けら
れており、該フランジ１４にはトルク伝達ピン係合孔１
５が軸線と平行にかつ対称的に設けられると共に、前記
嵌挿孔１３に前記係合孔１５と９０度間隔で係止片挿通
孔１６が対称的に設けられている。

【００１６】前記センタードリル３は、通常のねじれ溝
を有するストレートシャンクドリルで、ストレートシャ
ンク部３Ａの基端に六角形の係合ヘッド１７が形成さ
れ、その近傍に係止周溝１８が設けられている。前記シ
ャンク４は、図８、図９にも示すように一端（上端）に
孔穿機のホルダー（図示省略）に嵌入係合される嵌着部
４Ａが、他端にドリル嵌着用中空軸部４Ｂが形成される
と共に、該軸部４Ｂ外周に外向フランジ状のトルク伝達
部４Ｃが設けられ、さらに軸部４Ｂの上端にはばね係止
周溝１９が設けられて、該溝１９に前記Ｃリング７が嵌
着されるようになっている。

【００１７】また、前記軸部４Ｂには、先端にドリル抜
止め用の２個の係止片２０が対称位置に設けられ、中空
部がセンタードリル嵌挿孔２１とされ、その孔底に六角
孔からなるドリル回り止め部２２が形成されている。前
記トルク伝達部４Ｃには、前記係止片２０に対して周方
向にずらしたトルク伝達ピン係合孔２３が軸線と平行に
かつ前記本体２のトルク伝達ピン係合孔１５に対応して
設けられている。

【００１８】さらに、シャンク４のトルク伝達部４Ｃに
は、外周側からセンタードリル嵌挿孔２１に連通するボ
ール嵌挿孔２４が設けられ、該孔２４に前記センタード
リル係止ボール８、ボール付勢コイルばね９が嵌入さ
れ、ホロセットねじ１０が螺着されており、前記ボール
８がドリル嵌挿孔２１の周面から若干中心側に突出さ
れ、かつ前記ばね９により常時付勢され、係止ボール８
の一部がセンタードリル３の係止周溝１８に嵌入係止さ
れるようになっている。

【００１９】前記トルク伝達部材５は、図１０にも示し
ているように、２本の軸線と平行なトルク伝達ピン５Ａ
と、該ピン５Ａを一体連結しかつシャンク４の軸部４Ｂ
に軸方向摺動自在に外嵌されたピン嵌脱操作リング５Ｂ
とから成り、該リング５Ｂと前記Ｃリング７の間におい
て前記コイルばね６が軸部４Ｂに外嵌されており、前記
ピン嵌脱操作リング５Ｂをコイルばね６により図１に矢
印（イ）で示すようにシャンク４のトルク伝達部４Ｃの
端面に押し付け、前記ピン５Ａが前記両ピン係合孔１
５，２３から抜け出さないようにしてある。

【００２０】図１〜図７は、コアドリル本体２及びセン
タードリル３がシャンク４に嵌着された状態を示し、コ
アドリル本体２は、そのピン係合孔１５に前記トルク伝
達ピン５Ａが嵌入係合されると共に、シャンク軸部４Ｂ
先端の係止片２０が、内向フランジ部１４の内側端面に
形止されて一体化され、センタードリル３はシャンク４
のドリル嵌挿孔２１に嵌入され係止ボール８により抜け
止めされている。

【００２１】上記実施例において、コアドリル１により
コンクリートに孔穿けする際、コアドリル本体２内に切
り屑が詰まった場合、前記ピン嵌脱操作リング５Ｂを、
図１に矢印（ロ）で示す方向に、コイルばね６の付勢力
に抗して引張り図１に２点鎖線で示す状態にすることに
より、トルク伝達ピン５Ａがコアドリル本体２の前記ピ
ン係合孔１５から抜け出すので、前記ピン嵌脱操作リン
グ５Ｂを引張ったままで前記コアドリル本体２を右又は
左に回転させると、係止片２０が前記本体２の係止片挿
通溝１６と合致する。

【００２２】この時、コアドリル本体２は、図１に矢印
（イ）で示す方向に、トルク伝達部材５を介してコイル
ばね６により付勢されているので、トルク伝達ピン５Ｂ
により押し出されて、該本体２のシャンク嵌挿孔１３か
らシャンク軸部４Ｂが抜き出される。そして、センター
ドリル３は、詰まった切り屑によってコアドリル本体２
と一体になっているので、その嵌挿孔２１からコイルば
ね９の付勢力に抗して前記本体２と共に抜き出される。

【００２３】このようにして、コアドリル本体２及びセ
ンタードリル３をシャンク４からワンタッチで取り外し
た後は、コアドリル本体２内に詰まった切り屑を簡単に
排出することができる。そして、再びコアドリル１を組
立てる場合は、まず、シャンク４のセンタードリル嵌挿
孔２１にセンタードリル３を挿入すると、係合ヘッド１
７がドリル回り止め部２２に嵌合すると共に、係止ボー
ル８が係止周溝１８に嵌入係合し、センタードリル３を
ワンタッチで嵌着できる。

【００２４】続いて、コアドリル本体２をセンタードリ
ル３に外嵌すると共に、その基端部２Ａに設けた係止片
挿通溝１６をシャンク４の係止片２０に嵌合させ、コア
ドリル本体２を図１に矢印（ロ）で示す方向に、コイル
ばね６の付勢力に抗して押すと、トルク伝達ピン５Ａが
ピン係合孔１２内に押込められる。前記本体２をその基
端面がトルク伝達部４Ｃに当接するまで押すと、係止片
２０が前記本体２の内向フランジ１４の内端面から突出
するので、前記本体２を左右いずれかの方向に回転させ
ることにより、ピン係合孔１５とトルク伝達ピン５Ｂが
合致したところで、コイルばね６の付勢力によってトル
ク伝達ピン５Ｂがその操作リング５Ａを介して押動さ
れ、自動的にピン係合孔１５内に嵌入する。

【００２５】このようにして、コアドリル本体２は、シ
ャンク４にワンタッチで嵌着することができる。上記実
施例によれば、上述のように、コアドリル本体２及びセ
ンタードリル３を、シャンク４にワンタッチで着脱する
ことができ、また、トルク伝達ピン５Ａを備えたトルク
伝達部材５によりシャンク４からコアドリル本体２に動
力を伝達するので、コアドリル１に過負荷が作用したと
き、トルク伝達ピン５Ａが剪断されて、トルク伝達が遮
断され、トルクリミッターの役目をするので、コアドリ
ル本体２の破損を防止することができ、安全性を確保す
ることができる。

【００２６】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、センタードリル３のシャンク４への係
止は従来同様にホロセットねじによる固定とすることが
でき、トルク伝達部材５の構造及びその係合手段も適宜
設計変更してワンタッチ着脱構成とすることが可能であ
る。

【００２７】

【発明の効果】本発明は、上述のように、円筒状のコア
ドリル本体がシャンクに着脱自在に装着されるととも
に、コアドリル本体内に同心状に配置されたセンタード
リルがシャンクに着脱自在に装着されたコアドリルにお
いて、シャンクはコアドリル本体の基端側に嵌挿され、
該シャンクには、コアドリル本体の取り外し方向の軸方
向移動を阻止するべくコアドリル本体に係脱自在に係合
する係止片が設けられているとともに、軸方向移動自在
でかつ回動不能にトルク伝達部材が設けられており、該
トルク伝達部材は、コアドリル本体がシャンクに対し一
体回動するべくコアドリル本体に軸方向移動により係脱
自在に係合されており、該トルク伝達部材をコアドリル
本体に係合するように付勢する付勢手段を備えているの
で、従来のようにコアドリル本体をシャンクに対して回
転させることなく、簡単かつ迅速にしてしかも能率的に
着脱することができ、作業性及び作業能率の向上を図る
ことができる。

【００２８】また、本発明は、コアドリル本体の基端部
にシャンク嵌挿孔が形成され、該シャンク嵌挿孔にシャ
ンクの先端側が挿脱可能に嵌挿されており、係止片はシ
ャンクの先端に設けられ、シャンクの軸方向中途部外周
にはトルク伝達部が設けられており、コアドリル本体の
基端部とトルク伝達部とがトルク伝達部材により連結解
除自在に連結されているので、構造が簡単でかつ動作が
確実である。

【００２９】さらに、本発明は、トルク伝達部材は、シ
ャンクに摺動自在に外嵌された嵌脱操作リングと、該嵌
脱操作リングに設けられたトルク伝達ピンとを備え、該
トルク伝達ピンが、コアドリル本体の基端部及びシャン
クのトルク伝達部にそれぞれ設けた軸線と平行なピン係
合孔に嵌脱自在に挿通されているので、トルク伝達ピン
がシャーピンの役目をし、ドリルに過負荷が生じた場合
に、ピンが剪断され、コアドリルの過負荷を解消してそ
の破損を防止し、耐久性の向上を図ることができる。

【００３０】また、本発明は、センタードリルがシャン
クに軸方向に引き抜くことにより取り外し可能に装着さ
れているので、コアドリル本体内に切り屑が詰まった場
合において、センタードリルをコアドリル本体と共にシ
ャンクから簡単にかつ能率的に抜き出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係るコアドリルを示す中央縦
断面図である。

【図２】同コアドリルの正面図である。

【図３】図２の上面図である。

【図４】図２の下面図である。

【図５】図２のＡ−Ａ線断面図である。

【図６】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図７】図５のＣ−Ｃ線断面図である。

【図８】同コアドリルにおけるシャンクの正面図であ
る。

【図９】図８の左側面図である。

【図１０】同コアドリルにおけるトルク伝達部材を示
し、（ａ）は正面図、（ｂ）は同（ａ）の左側面図であ
る。

【符号の説明】

１コアドリル２コアドリル本体３センタードリル４シャンク４Ｃトルク伝達部５トルク伝達部材５Ａトルク伝達ピン５Ｂピン嵌脱操作リング６ピン付勢コイルばね８係止ボール９付勢ばね１３シャンク嵌挿孔１５ピン係合孔１６係止片挿通溝１８係止周溝２０係止片２１センタードリル嵌挿孔２３ピン係合孔２４ボール嵌挿孔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】円筒状のコアドリル本体（２）がシャン
ク（４）に着脱自在に装着されるとともに、前記コアド
リル本体（２）内に同心状に配置されたセンタードリル
（３）が前記シャンク（４）に着脱自在に装着されたコ
アドリルにおいて、前記シャンク（４）は前記コアドリル本体（２）の基端
側に嵌挿され、該シャンク（４）には、前記コアドリル
本体（２）の取り外し方向の軸方向移動を阻止するべく
前記コアドリル本体（２）に係脱自在に係合する係止片
（２０）が設けられているとともに、軸方向移動自在で
かつ回動不能にトルク伝達部材（５）が設けられてお
り、該トルク伝達部材（５）は、前記コアドリル本体
（２）が前記シャンク（４）に対し一体回動するべく前
記コアドリル本体（２）に軸方向移動により係脱自在に
係合されており、該トルク伝達部材（５）を前記コアド
リル本体（２）に係合するように付勢する付勢手段
（６）を備えていることを特徴とするコアドリル。
【請求項２】コアドリル本体（２）の基端部にシャン
ク嵌挿孔（１３）が形成され、該シャンク嵌挿孔（１
３）にシャンク（４）の先端側が挿脱可能に嵌挿されて
おり、係止片（２０）は前記シャンク（４）の先端に設
けられ、前記シャンク（４）の軸方向中途部外周にはト
ルク伝達部（４Ｃ）が設けられており、前記コアドリル
本体（２）の基端部と前記トルク伝達部（４Ｃ）とがト
ルク伝達部材（５）により連結解除自在に連結されてい
ることを特徴とする請求項１に記載のコアドリル。
【請求項３】トルク伝達部材（５）は、シャンク
（４）に摺動自在に外嵌された嵌脱操作リング（５Ｂ）
と、該嵌脱操作リング（５Ｂ）に設けられたトルク伝達
ピン（５Ａ）とを備え、該トルク伝達ピン（５Ａ）が、
コアドリル本体（２）の基端部及びシャンク（４）のト
ルク伝達部（４Ｃ）にそれぞれ設けた軸線と平行なピン
係合孔（１５，２３）に嵌脱自在に挿通されていること
を特徴とする請求項２に記載のコアドリル。
【請求項４】コアドリル本体（２）の基端部に設けた
シャンク嵌挿孔（１３）に、係止片挿通溝（１６）が軸
線と平行でかつ貫通状に設けられており、前記コアドリ
ル本体（２）の基端部及びシャンク（４）のトルク伝達
部（４Ｃ）に設けたピン係合孔（１５，２３）が、前記
係止片挿通溝（１６）に対して周方向にずれていること
を特徴とする請求項３に記載のコアドリル。
【請求項５】センタードリル（３）がシャンク（４）
に軸方向に引き抜くことにより取り外し可能に装着され
ていることを特徴とする請求項１に記載のコアドリル。
【請求項６】センタードリル（３）は、シャンク
（４）に形成されたセンタードリル嵌挿孔（２１）に回
動不能に嵌挿されており、前記シャンク（４）に軸線と
直交する方向に前記センタードリル嵌挿孔（２１）に連
通するボール嵌挿孔（２４）が設けられ、該ボール嵌挿
孔（２４）に、前記センタードリル（３）に形成した係
止周溝（１８）に係脱自在に係合する係止ボール（８）
と、該係止ボール（８）が前記係止周溝（１８）に係合
するように前記係止ボール（８）を付勢する付勢ばね
（９）とが嵌入されていることを特徴とする請求項５に
記載のコアドリル。