JPH072417Y2 - 布団等収納袋用脱気弁 - Google Patents
布団等収納袋用脱気弁Info
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- JPH072417Y2 JPH072417Y2 JP1990095957U JP9595790U JPH072417Y2 JP H072417 Y2 JPH072417 Y2 JP H072417Y2 JP 1990095957 U JP1990095957 U JP 1990095957U JP 9595790 U JP9595790 U JP 9595790U JP H072417 Y2 JPH072417 Y2 JP H072417Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、布団等収納袋用脱気弁の改良に関する。
〈従来の技術〉 近年押し入れ等の省スペースのために、布団等の収納に
際し、ポリエチレエン或はビニル等の袋に布団を収容
し、布団収容後これら袋内部から空気を抜き、布団の体
積を1/3程度に縮めて押し入れへ収納する方法が見られ
るようになった。この収納法は、省スペースのみなら
ず、防カビ・防ダニの効果や、布団の取り扱いが簡単に
なる等の効果がある。
際し、ポリエチレエン或はビニル等の袋に布団を収容
し、布団収容後これら袋内部から空気を抜き、布団の体
積を1/3程度に縮めて押し入れへ収納する方法が見られ
るようになった。この収納法は、省スペースのみなら
ず、防カビ・防ダニの効果や、布団の取り扱いが簡単に
なる等の効果がある。
布団収納袋は、布団を収容した後アイロン等によって、
この収容口がシールされたものであり、この収容口の他
に上記空気抜き(以下脱気という。)用の口部が設けら
れている。そして、この脱気用の口部へ掃除機の吸引口
を当て、掃除機の吸引によって、袋内部の空気が抜かれ
る。
この収容口がシールされたものであり、この収容口の他
に上記空気抜き(以下脱気という。)用の口部が設けら
れている。そして、この脱気用の口部へ掃除機の吸引口
を当て、掃除機の吸引によって、袋内部の空気が抜かれ
る。
上記布団収納袋の口部について、第6図を用いて詳述す
る。(a)が口部本体を、(z)が布団収納袋を、ま
た、(w)が掃除機の吸引口を示す。口部本体(a)
は、収納袋外部(x)に露出する吸引口対応部(b)
と、収納袋へ予め設けられた孔に固定されている脱気口
形成部(c)と、吸引口対応部(b)の底面に設けられ
たパッキング(d)と、押さえ用環状体(e)とを備え
る。この押さえ用環状体(e)は、収納袋外部(x)に
配位され、脱気口形成部(c)と共に収納袋を挟持する
ものである。
る。(a)が口部本体を、(z)が布団収納袋を、ま
た、(w)が掃除機の吸引口を示す。口部本体(a)
は、収納袋外部(x)に露出する吸引口対応部(b)
と、収納袋へ予め設けられた孔に固定されている脱気口
形成部(c)と、吸引口対応部(b)の底面に設けられ
たパッキング(d)と、押さえ用環状体(e)とを備え
る。この押さえ用環状体(e)は、収納袋外部(x)に
配位され、脱気口形成部(c)と共に収納袋を挟持する
ものである。
吸引口対応部(b)の下部外周面には、螺刻部(f)が
設けられており、脱気口形成部(c)の中空部分内周面
には上記螺刻部(f)と螺合する螺刻部(g)が設けら
れている。
設けられており、脱気口形成部(c)の中空部分内周面
には上記螺刻部(f)と螺合する螺刻部(g)が設けら
れている。
収納袋内の脱気後或は、脱気前は、上記螺刻部分(f)
(g)が縮められており、パッキング(d)が、通気路
(i)を塞ぎ、収納袋内の気密が保たれる。
(g)が縮められており、パッキング(d)が、通気路
(i)を塞ぎ、収納袋内の気密が保たれる。
脱気を行う際は、掃除機の吸引口(w)を吸引口対応部
(b)上部へ嵌めた後、上記螺刻部(f)(g)の螺合
を緩め掃除機を駆動して、脱気を行う。
(b)上部へ嵌めた後、上記螺刻部(f)(g)の螺合
を緩め掃除機を駆動して、脱気を行う。
このようにして、収納袋内部(Y)の空気が、通気路
(h)から、通気路(i)を通り、通気路(j)を経
て、通気路(k)を抜け、吸引口(w)内へ吸引される
のである。
(h)から、通気路(i)を通り、通気路(j)を経
て、通気路(k)を抜け、吸引口(w)内へ吸引される
のである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上述のような従来の布団収納袋の口部は、掃除
機の吸引口の形状が通常通り円形である場合使用に問題
ないのであるが、円形以外の形状の吸引口を持つ掃除機
の場合使用することが出来なかった。例えば吸引口が、
矩形の断面形状を持つ場合、上述の吸引口対応部(b)
の上方へ突出した部分が邪魔になり、掃除機の吸引口
を、吸引口対応部(b)にうまく装着することが出来な
かったのである。現在のところ円形以外の吸引口を持つ
掃除機に対応できる汎用性ある口部は、皆無であり、掃
除機の種類によっては、布団収納袋が使用出来ないとい
う不便が生じている。
機の吸引口の形状が通常通り円形である場合使用に問題
ないのであるが、円形以外の形状の吸引口を持つ掃除機
の場合使用することが出来なかった。例えば吸引口が、
矩形の断面形状を持つ場合、上述の吸引口対応部(b)
の上方へ突出した部分が邪魔になり、掃除機の吸引口
を、吸引口対応部(b)にうまく装着することが出来な
かったのである。現在のところ円形以外の吸引口を持つ
掃除機に対応できる汎用性ある口部は、皆無であり、掃
除機の種類によっては、布団収納袋が使用出来ないとい
う不便が生じている。
本考案は上記課題の解決を図るものである。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は、外周面の適宜位置に適当な固定手段を
有し且つ布団等の収納袋に設けられた脱気用孔へ装着さ
れることによって脱気用の口をなす口部本体(1)と、
この口部本体(1)の上部に螺合する蓋体(2)と、適
当な弾性を有するパッキング(3)とを備えた布団等収
納袋用脱気弁において、次の構成を備えたものを提供す
ることにより、上記の課題を解決する。
有し且つ布団等の収納袋に設けられた脱気用孔へ装着さ
れることによって脱気用の口をなす口部本体(1)と、
この口部本体(1)の上部に螺合する蓋体(2)と、適
当な弾性を有するパッキング(3)とを備えた布団等収
納袋用脱気弁において、次の構成を備えたものを提供す
ることにより、上記の課題を解決する。
即ち、上記口部本体(1)は、その下端側に収納袋の内
部側と外側を遮断する隔壁(9)を有し、隔壁(9)の
中央には収納袋の内部と外部とを連絡する筒状の通風口
(8)が上方を向けて立設され、さらに筒状の通風口
(8)の外側には、この筒状の通風口(8)と間隔を隔
てて外周壁(14)が上方へ突出形成され、この外周壁
(14)の外周には上記蓋体(2)と螺合する雄ねじが形
成されている。
部側と外側を遮断する隔壁(9)を有し、隔壁(9)の
中央には収納袋の内部と外部とを連絡する筒状の通風口
(8)が上方を向けて立設され、さらに筒状の通風口
(8)の外側には、この筒状の通風口(8)と間隔を隔
てて外周壁(14)が上方へ突出形成され、この外周壁
(14)の外周には上記蓋体(2)と螺合する雄ねじが形
成されている。
また、上記蓋体(2)は、掃除機の吸引口よりも小さな
径を持ち且つ掃除機の吸引口内に余裕をもって入り込む
ことが可能な大きさの隆起部(4)と、この隆起部
(4)の周囲から横方向に向けて形成された凹凸のない
平らな面部(6)と、この平らな面部(6)の外周から
下方に延設された周縁部(5)とを有する。
径を持ち且つ掃除機の吸引口内に余裕をもって入り込む
ことが可能な大きさの隆起部(4)と、この隆起部
(4)の周囲から横方向に向けて形成された凹凸のない
平らな面部(6)と、この平らな面部(6)の外周から
下方に延設された周縁部(5)とを有する。
そして、上記の隆起部(4)は、前記口部本体(1)の
通風口(8)と略同径の頂部(4a)と、この中央の頂部
(4a)に向けて上記の平らな面部(6)から漸次高くな
る隆起斜面(4b)を有するものであり、この隆起斜面
(4b)には口部本体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔
(7)が形成され、上記の周縁部(5)の内周には上記
の外周壁(14)の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されて
いる。
通風口(8)と略同径の頂部(4a)と、この中央の頂部
(4a)に向けて上記の平らな面部(6)から漸次高くな
る隆起斜面(4b)を有するものであり、この隆起斜面
(4b)には口部本体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔
(7)が形成され、上記の周縁部(5)の内周には上記
の外周壁(14)の雄ねじに螺合する雌ねじが形成されて
いる。
さらに、上記パッキング(3)は上記通風口(8)の上
端或いは上記隆起部(4)の中央の頂部(4a)の下面に
設けられ、蓋体(2)を口部本体(1)へ締め付けた際
に、口部本体(1)の筒状の通風口(8)上端と蓋体
(2)中央の頂部(4a)との間にて空気の導通を遮断す
るものである。
端或いは上記隆起部(4)の中央の頂部(4a)の下面に
設けられ、蓋体(2)を口部本体(1)へ締め付けた際
に、口部本体(1)の筒状の通風口(8)上端と蓋体
(2)中央の頂部(4a)との間にて空気の導通を遮断す
るものである。
またさらに、上記の布団等収納袋用脱気弁の口部本体
(1)の収納袋内部を臨む部分、即ち口部本体(1)の
下面においては、収納袋の内容物が直接通風口(8)と
接触しないように、内容物を押さえる適宜数の起立板
(11)が、上記通風口(8)の周囲から径外方向に放射
状に形成されているものである。
(1)の収納袋内部を臨む部分、即ち口部本体(1)の
下面においては、収納袋の内容物が直接通風口(8)と
接触しないように、内容物を押さえる適宜数の起立板
(11)が、上記通風口(8)の周囲から径外方向に放射
状に形成されているものである。
尚、本願の明細書の記載において、上下の位置は相対的
な位置関係を示すに止まるものである。
な位置関係を示すに止まるものである。
〈作用〉 本願考案に係る布団等収納袋用脱気弁においては、蓋体
(2)を回し、その周縁部(5)の内周の雌ねじと口部
本体(1)の外周壁(14)の雄ねじとの螺合を緩め、蓋
体(2)を上昇させる。これにより、口部本体(1)の
筒状の通風口(8)上端と蓋体(2)中央の頂部(4a)
との間にて空気の導通が可能となり、収納袋内部の空気
は、筒状の通風口(8)から蓋体(2)の隆起部(4)
の隆起斜面(4b)に設けられた適宜数の排気孔(7)を
経て外部に流出可能となる。この状態において、掃除機
の吸引口を、蓋体(2)の隆起部(4)の周囲に延設さ
れた平らな面部(6)に当接させ、掃除機を作動させる
と、収納袋内部の空気は上記の経路を通って吸引され、
収納袋の脱気がなされる。脱気完了後は、蓋体(2)を
回し、その周縁部(5)の内周の雌ねじと口部本体
(1)の外周壁(14)の雄ねじとの螺合を締め付けるこ
とにより、口部本体(1)の筒状の通風口(8)上端と
蓋体(2)中央の頂部(4a)とが、両者間に、パッキン
グ(3)を介した状態で締め付けられ、空気の導通が遮
断され、収納袋内の脱気状態が保たれる。
(2)を回し、その周縁部(5)の内周の雌ねじと口部
本体(1)の外周壁(14)の雄ねじとの螺合を緩め、蓋
体(2)を上昇させる。これにより、口部本体(1)の
筒状の通風口(8)上端と蓋体(2)中央の頂部(4a)
との間にて空気の導通が可能となり、収納袋内部の空気
は、筒状の通風口(8)から蓋体(2)の隆起部(4)
の隆起斜面(4b)に設けられた適宜数の排気孔(7)を
経て外部に流出可能となる。この状態において、掃除機
の吸引口を、蓋体(2)の隆起部(4)の周囲に延設さ
れた平らな面部(6)に当接させ、掃除機を作動させる
と、収納袋内部の空気は上記の経路を通って吸引され、
収納袋の脱気がなされる。脱気完了後は、蓋体(2)を
回し、その周縁部(5)の内周の雌ねじと口部本体
(1)の外周壁(14)の雄ねじとの螺合を締め付けるこ
とにより、口部本体(1)の筒状の通風口(8)上端と
蓋体(2)中央の頂部(4a)とが、両者間に、パッキン
グ(3)を介した状態で締め付けられ、空気の導通が遮
断され、収納袋内の脱気状態が保たれる。
ここで、隆起部(4)は、口部本体(1)の通風口
(8)と略同径の頂部(4a)と、この中央の頂部(4a)
に向けて上記の平らな面部(6)から漸次高くなる隆起
斜面(4b)を有するものであり、この隆起斜面(4b)に
は、口部本体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔(7)
が形成され、この頂部(4a)が筒状の通風口(8)をパ
ッキング(3)を介して閉じるものである。即ち、この
隆起部(4)は、通風口(8)の開閉に必要な頂部(4
a)と排気に必要な排気孔(7)を有する隆起斜面(4
b)とが形成されているに止まる。よって、隆起部
(4)は、脱気と脱気状態の維持に必要な最小限度の大
きさ(径)とすることができ、掃除機の吸引口の大きさ
が小さいものであっても、或いはその形状が矩形等の変
形したものであっても、無理なく、隆起部(4)を掃除
機の吸引口内に配位することができるものである。
(8)と略同径の頂部(4a)と、この中央の頂部(4a)
に向けて上記の平らな面部(6)から漸次高くなる隆起
斜面(4b)を有するものであり、この隆起斜面(4b)に
は、口部本体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔(7)
が形成され、この頂部(4a)が筒状の通風口(8)をパ
ッキング(3)を介して閉じるものである。即ち、この
隆起部(4)は、通風口(8)の開閉に必要な頂部(4
a)と排気に必要な排気孔(7)を有する隆起斜面(4
b)とが形成されているに止まる。よって、隆起部
(4)は、脱気と脱気状態の維持に必要な最小限度の大
きさ(径)とすることができ、掃除機の吸引口の大きさ
が小さいものであっても、或いはその形状が矩形等の変
形したものであっても、無理なく、隆起部(4)を掃除
機の吸引口内に配位することができるものである。
そして、使用者が誤って、掃除機の吸引口を隆起斜面
(4b)にかけても、吸引口を押し付ければ、吸引口は隆
起斜面(4b)を滑って、平らな面部(6)に当接するも
のであり、確実な吸引が可能となる。
(4b)にかけても、吸引口を押し付ければ、吸引口は隆
起斜面(4b)を滑って、平らな面部(6)に当接するも
のであり、確実な吸引が可能となる。
さらに、脱気完了後に蓋体(2)を回す際には、平らな
面部(6)の外周から下方に延設された周縁部(5)を
持って回すことができる。この周縁部(5)は、雌ねじ
が設けられるだけの充分な上下長さを有するものてあ
る。従って、掃除機の吸引を続けながらでも、充分な上
下長さのある周縁部(5)に手をかけて回すことができ
る。よって、蓋体(2)を回す際に、吸引口を外す必要
がなく、蓋体(2)を回している間に空気が逆流すると
いったことがない。
面部(6)の外周から下方に延設された周縁部(5)を
持って回すことができる。この周縁部(5)は、雌ねじ
が設けられるだけの充分な上下長さを有するものてあ
る。従って、掃除機の吸引を続けながらでも、充分な上
下長さのある周縁部(5)に手をかけて回すことができ
る。よって、蓋体(2)を回す際に、吸引口を外す必要
がなく、蓋体(2)を回している間に空気が逆流すると
いったことがない。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の実施例について説明する。
第1図に本考案の一実施例を示す。先ずこの脱気用弁
は、脱気用の口を為す口部本体(1)と、この口部本体
(1)の収納袋外側へ露出する部分に螺合する蓋体
(2)と、適当な弾性を有するパッキング(3)とを備
える。
は、脱気用の口を為す口部本体(1)と、この口部本体
(1)の収納袋外側へ露出する部分に螺合する蓋体
(2)と、適当な弾性を有するパッキング(3)とを備
える。
上記口部本体(1)内部は、収納袋(Z)に設けられた
弁取り付け用穴に嵌められるべく、短円筒状に形成され
ている。
弁取り付け用穴に嵌められるべく、短円筒状に形成され
ている。
この口部本体(1)は、その下端側に収納袋の内部側と
外側を遮断する隔壁(9)を有し、隔壁(9)の中央に
は収納袋の内部と外部とを連絡する筒状の通風口(8)
が上方を向けて立設されている。この筒状の通風口
(8)の外側には、この筒状の通風口(8)と間隔を隔
てて外周壁(14)が上方へ突出形成され、この外周壁
(14)の外周には雄ねじが形成されている。
外側を遮断する隔壁(9)を有し、隔壁(9)の中央に
は収納袋の内部と外部とを連絡する筒状の通風口(8)
が上方を向けて立設されている。この筒状の通風口
(8)の外側には、この筒状の通風口(8)と間隔を隔
てて外周壁(14)が上方へ突出形成され、この外周壁
(14)の外周には雄ねじが形成されている。
上記パッキング(3)は、環状に形成されたものであ
り、通風口(8)の上部か或は蓋体(2)の裏面に固定
される。ここでは、通風口(8)上部へ固定されたもの
を図示してある。このようにパッキング(3)は、蓋体
(2)を口部本体(1)へ締め付けた際に、口部本体
(1)内部において上記通風口(8)周囲と後述する蓋
体(2)に設けられた排気孔(7)との間に配位するよ
うに(第2図)、固定される。
り、通風口(8)の上部か或は蓋体(2)の裏面に固定
される。ここでは、通風口(8)上部へ固定されたもの
を図示してある。このようにパッキング(3)は、蓋体
(2)を口部本体(1)へ締め付けた際に、口部本体
(1)内部において上記通風口(8)周囲と後述する蓋
体(2)に設けられた排気孔(7)との間に配位するよ
うに(第2図)、固定される。
上述の短円筒状の口部本体(1)の底部周縁には、収納
袋(Z)をその内部より押さえる鍔状部分(12)が形成
されている。この鍔状部分(12)に、収納袋(Z)外部
より、環状盤(13)が嵌め合わされる。このように鍔状
部分(12)と環状盤(13)との間で収納袋(Z)を挟む
ことによって、口部本体(1)を収納袋(Z)へ固定す
ることが出来る。勿論、収納袋(Z)へ口部本体(1)
を確実に固定することが可能であれば、接着剤を用いる
等の他手段を採用しても実施可能である。
袋(Z)をその内部より押さえる鍔状部分(12)が形成
されている。この鍔状部分(12)に、収納袋(Z)外部
より、環状盤(13)が嵌め合わされる。このように鍔状
部分(12)と環状盤(13)との間で収納袋(Z)を挟む
ことによって、口部本体(1)を収納袋(Z)へ固定す
ることが出来る。勿論、収納袋(Z)へ口部本体(1)
を確実に固定することが可能であれば、接着剤を用いる
等の他手段を採用しても実施可能である。
上記蓋体(2)上面(10)は、掃除機の吸引口よりも大
きな径を持つものであり、且つ、掃除機の吸引口内に余
裕を持って入り込むことが可能な大きさの隆起部(4)
を有する。更に又、蓋体(2)上面(10)は、この隆起
部(4)の周囲から蓋体(2)周縁部(5)にかけて凹
凸のない平らな面部(6)を呈するものである。ここで
平らと行っても、数学的に厳密な意味での水平面を意味
するものではなく、例えば、非常に緩やかな傾斜を持つ
円錐台の外周面として面部(6)を形成してもよい。
きな径を持つものであり、且つ、掃除機の吸引口内に余
裕を持って入り込むことが可能な大きさの隆起部(4)
を有する。更に又、蓋体(2)上面(10)は、この隆起
部(4)の周囲から蓋体(2)周縁部(5)にかけて凹
凸のない平らな面部(6)を呈するものである。ここで
平らと行っても、数学的に厳密な意味での水平面を意味
するものではなく、例えば、非常に緩やかな傾斜を持つ
円錐台の外周面として面部(6)を形成してもよい。
上記の隆起部(4)は、前記の筒状の通風口(8)と略
同径の頂部(4a)と、この中央の頂部(4a)に向けて上
記の平らな面部(6)から漸次高くなる隆起斜面(4b)
を有するものであり、この隆起斜面(4b)には、口部本
体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔(7)が形成され
ている。また、上記の周縁部(5)の内周には前記の外
周壁(14)の雄ねじに螺合する雌ねじ(15)が形成され
ている。尚、この実施例では、排気孔(7)は、上記蓋
体(2)の平面図である第3図、同底面図である第4図
に示すように、隆起部(4)の円周上に略等間隔に形成
されている。
同径の頂部(4a)と、この中央の頂部(4a)に向けて上
記の平らな面部(6)から漸次高くなる隆起斜面(4b)
を有するものであり、この隆起斜面(4b)には、口部本
体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔(7)が形成され
ている。また、上記の周縁部(5)の内周には前記の外
周壁(14)の雄ねじに螺合する雌ねじ(15)が形成され
ている。尚、この実施例では、排気孔(7)は、上記蓋
体(2)の平面図である第3図、同底面図である第4図
に示すように、隆起部(4)の円周上に略等間隔に形成
されている。
上記口部本体(1)の収納袋内部を臨む部分において、
収納袋の内容物が直接通風口(8)と接触しないよう
に、内容物を押さえる適宜数の起立板(11)を、口部本
体(1)と一体に形成しておけば、円滑な脱気が行え
る。特に第5図へ示すように、口部本体(1)底面にお
いて、通風口(8)を中心として放射状に適宜数の起立
板(11)を形成しているため、布団等の収納物が通風口
(8)を塞ぐことなく、確実な脱気を行うことができ
る。
収納袋の内容物が直接通風口(8)と接触しないよう
に、内容物を押さえる適宜数の起立板(11)を、口部本
体(1)と一体に形成しておけば、円滑な脱気が行え
る。特に第5図へ示すように、口部本体(1)底面にお
いて、通風口(8)を中心として放射状に適宜数の起立
板(11)を形成しているため、布団等の収納物が通風口
(8)を塞ぐことなく、確実な脱気を行うことができ
る。
次に本考案の脱気用弁の使用状態について説明する。
まず、脱気用弁を、第1図に示すように口部本体(1)
と蓋体(2)の螺合を緩めた状態にする。この状態で、
隆起部(4)をガイドとして、掃除機の吸引口(W)
を、蓋体(2)上面(10)へ当接させる。この当接状態
で掃除機を駆動すれば、収納袋内部から通風口(8)か
ら蓋体(2)内部裏面を経て、孔(7)に至る通風経路
が形成されており、収納袋(Z)内の脱気が行えるので
ある。脱気後は、第2図に示す通り、蓋体(2)を口部
本体(1)へ締め付けることにより、上記通風経路の一
部をなす通風口(8)上部と蓋体(2)裏面との間でパ
ッキング(3)を挟み込む。この状態で、パッキング
(3)の介在によって、通風経路が断たれ、収納袋の気
密性が保たれる。
と蓋体(2)の螺合を緩めた状態にする。この状態で、
隆起部(4)をガイドとして、掃除機の吸引口(W)
を、蓋体(2)上面(10)へ当接させる。この当接状態
で掃除機を駆動すれば、収納袋内部から通風口(8)か
ら蓋体(2)内部裏面を経て、孔(7)に至る通風経路
が形成されており、収納袋(Z)内の脱気が行えるので
ある。脱気後は、第2図に示す通り、蓋体(2)を口部
本体(1)へ締め付けることにより、上記通風経路の一
部をなす通風口(8)上部と蓋体(2)裏面との間でパ
ッキング(3)を挟み込む。この状態で、パッキング
(3)の介在によって、通風経路が断たれ、収納袋の気
密性が保たれる。
尚本考案の脱気弁は、布団収納袋に限らず、食品或は衣
類その他の減圧又は真空収納袋において実施することが
可能である。
類その他の減圧又は真空収納袋において実施することが
可能である。
〈考案の効果〉 本考案においては、掃除機の吸気孔の形状や大きさに対
応して使用可能な汎用性の高い布団等収納袋用脱気弁を
提供することができたものである。しかも、掃除機の吸
気孔の位置決めが容易であり、さらに、掃除機による吸
引作業中に弁の開閉動作を容易に行うことができ、収納
袋内へ空気の逆流を防止し得る布団等収納袋用脱気弁を
提供することができたものである。
応して使用可能な汎用性の高い布団等収納袋用脱気弁を
提供することができたものである。しかも、掃除機の吸
気孔の位置決めが容易であり、さらに、掃除機による吸
引作業中に弁の開閉動作を容易に行うことができ、収納
袋内へ空気の逆流を防止し得る布団等収納袋用脱気弁を
提供することができたものである。
第1図は本考案の一実施例を示す正面全体略縦断面図で
あり、第2図は、弁を閉じた状態を示す正面全体略断面
図である。第3図は、蓋体(2)の平面図であり、第4
図は蓋体(2)の底面図である。第5図は、口部本体
(1)の底面の要部説明図である。第6図は、脱気用弁
の従来例を示す全体縦断面図である。 符号の簡単な説明 (1)……口部本体、(2)……蓋体、(3)……パッ
キング、(4)……隆起部、(5)……周縁部、(6)
……面部、(7)……孔、(8)……通風口、(9)…
…隔壁、(10)……上面
あり、第2図は、弁を閉じた状態を示す正面全体略断面
図である。第3図は、蓋体(2)の平面図であり、第4
図は蓋体(2)の底面図である。第5図は、口部本体
(1)の底面の要部説明図である。第6図は、脱気用弁
の従来例を示す全体縦断面図である。 符号の簡単な説明 (1)……口部本体、(2)……蓋体、(3)……パッ
キング、(4)……隆起部、(5)……周縁部、(6)
……面部、(7)……孔、(8)……通風口、(9)…
…隔壁、(10)……上面
Claims (1)
- 【請求項1】外周面の適宜位置に適当な固定手段を有し
且つ布団等の収納袋に設けられた脱気用孔へ装着される
ことによって脱気用の口をなす口部本体(1)と、この
口部本体(1)の上部に螺合する蓋体(2)と、適当な
弾性を有するパッキング(3)とを備え、 上記口部本体(1)は、その下端側に収納袋の内部側と
外側を遮断する隔壁(9)を有し、隔壁(9)の中央に
は収納袋の内部と外部とを連絡する筒状の通風口(8)
が上方を向けて立設され、さらに筒状の通風口(8)の
外側には、この筒状の通風口(8)と間隔を隔てて外周
壁(14)が上方へ突出形成され、この外周壁(14)の外
周には上記蓋体(2)と螺合する雄ねじが形成され、 上記蓋体(2)は、掃除機の吸引口よりも小さな径を持
ち且つ掃除機の吸引口内に余裕をもって入り込むことが
可能な大きさの隆起部(4)と、この隆起部(4)の周
囲から横方向に向けて形成された凹凸のない平らな面部
(6)と、この平らな面部(6)の外周から下方に延設
された周縁部(5)とを有し、 上記の隆起部(4)は、前記の筒状の通風口(8)と略
同径の頂部(4a)と、この中央の頂部(4a)に向けて上
記の平らな面部(6)から漸次高くなる隆起斜面(4b)
を有するものであり、この隆起斜面(4b)には、口部本
体(1)内部へ通じる適宜数の排気孔(7)が形成さ
れ、 上記の周縁部(5)の内周には上記の外周壁(14)の雄
ねじに螺合する雌ねじが形成され、 上記パッキング(3)は上記通風口(8)の上端或いは
上記隆起部(4)の中央の頂部(4a)の下面に設けら
れ、蓋体(2)を口部本体(1)へ締め付けた際に、口
部本体(1)の筒状の通風口(8)上端と蓋体(2)中
央の頂部(4a)との間にて空気の導通を遮断するもので
あり、 上記口部本体(1)の収納袋内部を臨む下面が平面をな
し、この口部本体(1)の下面から複数の起立板(11)
が下方に向けて突出形成され、これらの複数の起立板
(11)が、口部本体(1)の下面に開口した上記通風口
(8)の周囲から径外方向に放射状に配位されたもので
あることを特徴とする布団等収納袋用脱気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095957U JPH072417Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 布団等収納袋用脱気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095957U JPH072417Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 布団等収納袋用脱気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453643U JPH0453643U (ja) | 1992-05-07 |
JPH072417Y2 true JPH072417Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31835104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990095957U Expired - Lifetime JPH072417Y2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 布団等収納袋用脱気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072417Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057495A1 (en) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Kano International Co., Ltd | An outlet of a case for pressing and keeping bedclothes |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01139346A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-31 | Akihiro Mori | 物品の収容装置 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP1990095957U patent/JPH072417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057495A1 (en) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Kano International Co., Ltd | An outlet of a case for pressing and keeping bedclothes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453643U (ja) | 1992-05-07 |
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