JPH0724170U - 鉢倒れ防止脚を有する植木鉢用支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】植木鉢が倒れにくい植木鉢の大小を容易に支持
できる植木鉢用支持具。 【構成】複数の支持脚１を固定し、下方に向けて拡開し
た固定部２を枠内または外周に設けた鉢支え枠３と、複
数の支持脚１を固定する固定部１１を外周に設けた受け
皿４を、一定間隔に維持し、前記鉢支え枠３と受け皿４
の間に、底部５をＬ字型に形成した複数の支持脚１を取
外し自由に、しかも、回転自在に固定したことを特徴と
し、さらに底部５をＬ字型に形成した支持脚１に、支持
脚１を受け皿４に固定する突起６を受け皿設置部に対応
して複数配設し、突起６の嵌合部７を受け皿４の固定部
にも対応して配設するとともに支持脚１の中間部に複数
の係止穴１３を配設し、また植木鉢を支持する単一の補
助支持具８、または複数の同心円状の補助支持具１２
を、鉢支え枠３に任意に配設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，植物の植わった植木鉢を室内やテラスなどに鑑賞用として置く場 合に，植木鉢が倒れにくくするとともに、植木鉢の大小を容易に支持できるよ うにし、かつ、不要時の収納を容易にし、持ち運び出来るようにした鉢倒れ防 止脚を有する植木鉢用支持具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、植木鉢用支持具は単一の植木鉢を支持し、または複数の植木鉢を支持 するために、鉢支え枠を単一の支持脚で固定し、底部を複数の脚で固定したも のや、鉢支え枠を複数の支持脚で固定したものがみられた。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

近来，鑑賞用の植木が重宝がられるようになって，深い鉢が増えつつあり， また，水苔などの人工の軽い土が普及してきたこともあって，植木鉢用支持具 の重心が高くなり，植木鉢用支持具とともに転倒することが多く、重心の高い 倒れやすい植木鉢を倒れにくくするとともに、狭い場所に置きやすくする必要 があった。

【０００４】 植木の種類、季節物によっては、配置場所を屋外から屋内に移動させる必要 があり、そのため、簡単に組み立てを外し、不要時にも簡単に収納できるよう にすることが必要であった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、従来の製品の欠点を解消するために、複数の支持脚１を固定し、 下方に向けて拡開した固定部２を枠内または外周に設けた鉢支え枠３と、複数 の支持脚１を固定する固定部１１を外周に設けた受け皿４を、一定間隔に維持 し、前記鉢支え枠３と受け皿４の間に、底部５をＬ字型に形成した複数の支持 脚１を取外し自由に、しかも、回転自在に固定したことを特徴とした鉢倒れ防 止脚を有する植木鉢用支持具である。

【０００６】 本考案は、さらに底部５をＬ字型に形成した支持脚１に、該支持脚１を受け 皿４に固定する突起６を受け皿設置部に対応して複数配設し、該突起６の嵌合 部７を受け皿４の固定部にも対応して配設するとともに支持脚１の中間部に複 数の係止穴１３を配設したことをも特徴としている。

【０００７】 また、植木鉢を支持する単一の補助支持具８、または複数の同心円状の補助 支持具１２を、鉢支え枠３に任意に配設したことをも特徴としている。

【０００８】 また、複数の支持脚１の先端及び連結棒９には結合部１０を設け、連結棒９ を連結可能にしたことをも特徴としている。

【０００９】

【作 用】

本考案の内容を図面に従って詳細に説明すると、図１は本考案の実施例の植 木鉢用支持具の斜面図、図２は本考案に用いる支持脚１の斜面図、図３は受け 皿４の平面図、図４は連結棒９の断面図、図５は本考案に予備的に用いる補助 支持具８の第１実施例の斜面図、図６は本考案に予備的に用いる補助支持具１ ２の第２実施例の斜面図、図７は本考案に予備的に用いる補助支持具１２の第 ２実施例の断面図である。

【００１０】 図１に示すように、複数の支持脚１を固定し、下方に向けて拡開した固定部 ２を枠内または外周に設けた鉢支え枠３と、複数の支持脚１を固定する固定部 １１を外周に設けた受け皿４を、一定間隔に維持し、前記鉢支え枠３と受け皿 ４の間に底部５をＬ字型に形成した複数の支持脚１を取外し自由に、しかも、 回転自在に固定し、該複数の支持脚１を、底部５を外方に向けて固定している が、固定する前は、単品の鉢支え枠３、図２に示すような支持脚１、図３に示 すような受け皿４とで構成され、補助具として補助支持具８、１２と、連結棒 ９を予備的に準備している。

【００１１】 本考案は、使用にあたっては底部５をＬ字型に形成した複数の支持脚１を、 受け皿４の支持脚１に設けた固定部１１の嵌合部７に支持脚１の突起６を挿入 し、底部５の先端を内方か外方かに向けて固定し、支持脚１の先端に鉢支え枠 ３の支持脚１の固定部２を結合すればよい。その際、鉢支え枠３の固定部２の 穴は下方向に向けて拡開してしるため、支持脚１の若干の広がりに対応出来る ようになっている。

【００１２】 支持脚１は、場所の広いところ、または屋外では、底部５の先端を外方に向 けて固定するが、場所の狭いところでは、底部５の先端を単一または複数の任 意を内方に向けて固定すればよいことになっている。。

【００１３】 補助支持具は、図１、図５に例示しているように単一の補助支持具８であっ てもよく、図６に例示しているように同心円状の補助支持具１２であってもよ いことはいうまでもないことである。

【００１４】 植木鉢には大きさや高さなどいろいろな種類があるため、植木鉢を支持する 補助支持具８を鉢支え枠３に間欠的に配設するか、他の実施例としての補助支 持具１２を鉢支え枠３に冠架配設することによって、大きさや高さの違いがあ る植木鉢を自由に配置し、支持することができる。

【００１５】 また、複数の支持脚１の先端及び連結棒９には、結合部１０を設けているか ら、螺合、または、嵌合することによって高さが自由に調整できるようになっ た。

【００１６】

【効 果】

本考案は、床などに置いた重心の高い倒れやすい植木鉢が倒れにくくなると ともに、狭い場所にも置きやすくなったばかりか、不要時には簡単に収納でき るようになり、持ち運びにも便利になった。

【００１７】 また、植木鉢には大きさや高さなどいろいろな種類があるため、こうした点 を配慮して植木鉢を支持する補助支持具８、１２を鉢支え枠３に任意に配設す ることによって、大きさや高さの違いがある植木鉢を自由に配置し、支持する ことができるようになった。

【００１８】 また、本考案は、連結棒９を連結することによって、鉢支え枠３と受け皿４ とを一定間隔に維持することができるので、植物に必要な通気性や排水性が向 上するという効果がみられるようになった。

【００１９】 さらに、屋外で使用する場合も、受け皿４が地面に直接接触しないため、ミ ミズやナメクジなどの虫が底に付きにくいという効果がみられる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】 本考案の実施例の植木鉢用支持具の斜面
図

【図 ２】 本考案に用いる支持脚の斜面図

【図 ３】 受け皿の平面図

【図 ４】 連結棒の断面図

【図 ５】 本考案に予備的に用いる補助支持具の第
１実施例の斜面図

【図 ６】 本考案に予備的に用いる補助支持具の第
２実施例の斜面図

【図 ７】 本考案に予備的に用いる補助支持具の第
２実施例の断面図

【符号の説明】

１：支 持 脚 ２：固 定 部 ３：鉢支え枠 ４：受 け 皿 ５：底 部 ６：突 起 ７：嵌 合 部 ８：補助支持具 ９：連 結 棒 １０：結 合 部 １１：固 定 部 １２：補助支持具 １３：係 止 穴

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の支持脚を固定し、下方に向けて拡開
   した固定部を枠内または外周に設けた鉢支え枠と、複数
   の支持脚を固定する固定部を外周に設けた受け皿を、一
   定間隔に維持し、前記鉢支え枠と受け皿の間に底部をＬ
   字型に形成した複数の支持脚を取外し自由に、しかも、
   回転自在に配設したことを特徴とする鉢倒れ防止脚を有
   する植木鉢用支持具
2. 【請求項２】底部をＬ字型に形成した支持脚に、該支持
   脚を受け皿に固定する突起を受け皿設置部に対応して複
   数配設し、該突起の嵌合部を受け皿の固定部にも対応し
   て配設するとともに支持脚の中間部に複数の係止穴を配
   設した請求項１記載の鉢倒れ防止脚を有する植木鉢用支
   持具
3. 【請求項３】植木鉢を支持する単一の補助支持具、また
   は、複数の同心円状の補助支持具を、鉢支え枠に任意に
   配設した請求項１記載の鉢倒れ防止脚を有する植木鉢用
   支持具
4. 【請求項４】複数の支持脚の先端及び連結棒には結合部
   を設け、連結棒を連結可能にしたことを特徴とする請求
   項１記載の鉢倒れ防止脚を有する植木鉢用支持具