JPH07240984A - スピーカシステム - Google Patents

スピーカシステム

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JPH07240984A
JPH07240984A JP5526694A JP5526694A JPH07240984A JP H07240984 A JPH07240984 A JP H07240984A JP 5526694 A JP5526694 A JP 5526694A JP 5526694 A JP5526694 A JP 5526694A JP H07240984 A JPH07240984 A JP H07240984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
baffle board
speaker system
speaker unit
frame portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5526694A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekatsu Ochiai
滋克 落合
Takuji Miura
拓二 三浦
Kiyoshi Okabe
清 岡部
Mitsuo Komori
満夫 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP5526694A priority Critical patent/JPH07240984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッフルボードとスピーカユニットのフレー
ム部を一体的に形成して組立て工程を簡素化することが
できるスピーカシステムを提供する。 【構成】 スピーカボックス2の前面のバッフルボード
26に、フレーム部30を有するスピーカユニット27
を設けてなるスピーカシステムにおいて、このバッフル
ボードとフレーム部とを例えばモールド成型等により一
体的に成形する。これにより部品点数を減少させると共
に組み立て工程数も削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカシステムの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ等の音響機器に用い
られるスピーカシステムは図5及び図6に示すように構
成されている。図5は従来のスピーカユニットを示す断
面図、図6は従来のスピーカシステムの組立図である。
【0003】すなわちスピーカシステム1の外側は、前
面が開放された例えば木製の箱状のスピーカボックス2
により構成されており、その前面に板状のバッフルボー
ド3を設けると共にこのバッフルボード3の取り付け孔
にツイータ4、ウーハ5、バスレフ用ダクト6を取り付
けネジ7や嵌め込みにより取り付け固定している。そし
て、この前面をフロントカバー8及びサラン9により覆
っている。尚、図6中、10はツイータ4及びウーハ5
に接続される接続用ワイヤである。
【0004】ところで、上記スピーカユニット、例えば
ウーハ5の構成は、図5に示されるようにその中心部に
メインマグネット11、サブマグネット12及びヨーク
13、プレート16よりなる磁気回路部14を配置し、
これを例えば略円錐状のフレーム部15に取り付けて構
成されている。そして、巻回されたボイスコイル17を
有するボビン18をダンパ19を介してフレーム部15
の中段に支持させた状態でヨーク13の先端部に遊嵌状
態で嵌め込み、このボビン18の先端側とフレーム部1
5のエッジ20との間に略円錐状の振動板21を張設す
るようにして形成し、この振動板21の中心部にキャッ
プ22を設けている。そして、このように形成されたウ
ーハ5すなわちスピーカユニットのフレーム部15の先
端は、例えば環状のスペーサ23を介して取り付けネジ
7によりバッフルボード3に取り付け固定される。尚、
図中24は、ボイスコイル17に信号を供給するための
端子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した取
り付け構造にあっては、スピーカユニット自体の組み立
て工程も加えると取り付け完了までの工程数がかなり多
く、しかも部品点数も多大であることからスピーカシス
テム自体のコスト上昇の原因になっている。
【0006】また、この取り付け構造にあってはバッフ
ルボード3は平坦な板状部材であるためにツイータやウ
ーハはスペーサ等の介在物なしでは同一平面上にしか配
置することができず、設計上の自由度が低くなるという
問題点もあった。
【0007】また、上記したスピーカユニットの取り付
け構造にあっては、完成されたスピーカユニットすなわ
ちウーハ5自体を、スペーサ23を介して取り付けネジ
7によりバッフルボードに取り付け固定する構造となっ
ているため、ネジ止め部の振動吸収作用により低音域で
のロスがかなり発生し、音質的な劣化が発生するという
問題があった。
【0008】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的はバッフルボードとスピーカユニットのフレーム部を
一体的に形成して組立て工程等を簡素化することができ
るスピーカシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、スピーカボックスの前面のバッフルボ
ードに、フレーム部を有するスピーカユニットを設けて
なるスピーカシステムにおいて、前記バッフルボードと
前記フレーム部とを一体的に成形するように構成したも
のである。
【0010】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、バッフ
ルボードとスピーカユニットのフレーム部が例えば樹脂
等のモールド成型により一体的に成形され、従来必要と
していた取り付けネジ等を不要にできる。従って、低音
域のロスの発生を抑制でき、音質を改善することができ
るのみならず、部品点数や組み立て取り付け工程数も減
少させることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るスピーカシステムの一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係るスピーカシステムのスピーカユニットを示す拡大断
面図、図2は図1に示すスピーカユニットの組立図、図
3は本発明のスピーカシステムの組立断面図、図4は本
発明のスピーカシステムの組立斜視図である。尚、従来
のスピーカシステムと同一部材については同一符号を付
す。
【0012】図示するようにこのスピーカシステム5の
外側は、前面が開放された木製の箱状のスピーカボック
ス2により構成されており、その前面開放部は本発明の
特長とするバッフルボード26が設けられると共にこの
バッフルボード26にはスピーカユニット、例えばウー
ハ27が取り付けられることになる。更に、このバッフ
ルボード26には、ツイータ4を取り付けるツイータ取
付孔28及びダクト6を取り付けるための2個のダクト
取付孔29も設けられている。
【0013】上記スピーカユニット27は、この外周を
支持するフレーム部30が上記バッフルボード26と例
えば樹脂等のモールド成型により一体的に形成されてい
る。すなわち、このフレーム部30は、断面、例えば円
錐状に形成されて、その中心部には開口部31が形成さ
れると共にフレーム部30の中段には上記開口部31を
略中心としたダンパ用段部32が環状に形成されてい
る。また、このフレーム部30の周縁部には上記バッフ
ルボード26に連続するコ字状の屈曲部33が形成され
ることになる。このように形成されたフレーム部30は
上述のようにバッフルボード26とプラスチック等のモ
ールド成型により一体的に成型されることになる。
【0014】このフレーム部30以外のスピーカシステ
ムの他の構成部分は一般のスピーカユニットと同様に構
成される。すなわち、フレーム部30の中心部に配置さ
れる磁気回路部14は、メインマグネット10、サブマ
グネット12及びヨーク13、プレート16により構成
されており、この磁気回路部14は、フレーム部30に
固定されている。
【0015】上記ヨーク13の中央円柱部には、巻回さ
れたボイスコイル17を有する中空円筒状のボビン18
が遊嵌状態で嵌め込まれており、このボビン18の外側
部は断面コルゲート状のダンパ19により上記フレーム
部30のダンパ用段部32に支持されている。また、こ
のボビン18の先端側とフレーム部30の屈曲部33と
の間には、中心部を除き断面略円錐状の振動板21が断
面半円状の環状のエッジ20を介して支持されており、
この振動板21の中心部には断面円弧状のキャップ22
が取り付けられる。また、上記フレーム部30の外周壁
には、上記ボイスコイル17に配線34を介して信号を
伝達するための端子35が設けられている。
【0016】上記バッフルボード26の前面側には、ツ
イータ4、ウーハ27及びダクト6等に対応する部分が
開口されたフロントカバー36及びサラン9が順次設け
られる。このフロントカバー36には、上記サラン9の
内側に設けた突状の取付け凸部37が設けられ、この取
付け凸部37は取付け部材38を介して、上記フロント
カバー36の取付け凹部39に着脱自在に嵌合されるよ
うになっている。また、上記スピーカボックス22の背
面側には、上記ツイータ4やウーハ27に対して信号を
供給するコードを接続するスピーカコード接続端子40
が設けられている。
【0017】次に、以上のように構成された本発明のス
ピーカシステムの組み立て工程について具体的に説明す
る。まず、バッフルボード26とスピーカユニット27
のフレーム部30は、プラスチックのモールド成型等に
より予め一体成形されており、図2に示すようにこのフ
レーム部30の開口部31の周辺部に磁気回路部14の
プレート16の面を例えば接着剤により接着固定し、磁
気回路部14を取り付ける。
【0018】次に、巻回されたボイスコイル17及びコ
ルゲート状のダンパ19を取り付けてある円筒状のボビ
ン18を、ヨーク13の先端周壁部とリング状の取り付
けプレート16の内壁部との間に形成されたリング状の
ギャップ部41に遊嵌状態となるように挿入すると共に
上記ダンパ19の外周部をフレーム部30の中段に位置
するダンパ用段部32に例えば接着剤により接着固定
し、ボビン18を弾性的に支持する。
【0019】次に、断面半円状のリング状のエッジ20
がその周縁部に予め設けられた振動板21の中心部を上
記ボビン18の上端外周部に例えば接着剤により接着固
定すると共に上記エッジ20の外周部を、上記フレーム
部30の外周部の屈曲部33の上面に例えば接着剤によ
り接着固定する。そして、この振動板21の中心部に断
面円弧状のキャップ22を例えば接着剤により接着固定
することになる。
【0020】このようにウーハのスピーカユニット27
が取り付けられた後に、または取り付けられる前に、図
3及び図4に示すようにツイータ取付孔28にはツイー
タ4が、また、ダクト取付孔29にはダクト6がそれぞ
れネジ42或いは嵌め込みにより取り付けられる。尚、
このダクト6は、上記フレーム部と同様にモールド成型
等によりバッフルボード28と一体成型するようにして
もよい。
【0021】次に、上記バッフルボード26を覆ってフ
ロントカバー36及びサラン9が順次取り付けられ、全
体の組み立てを完了することになる。
【0022】このように本実施例によればスピーカボッ
クス2の前面を構成するバッフルボード26とスピーカ
ユニット27のフレーム部30とを例えばモールド成型
等により一体的に成型するようにしたので、スピーカシ
ステム自体の部品点数を減少させることができるのみな
らず、フレーム部をスピーカボックスの取り付ける手間
を省略することができ、全体の組み立て工程数を減少さ
せることができる。従って、スピーカシステム自体のコ
ストを大幅に低減させることができる。
【0023】また、上述のようにバッフルボード26と
フレーム部30は一体成型されるので、従来装置のよう
にこの部分の取り付け構造に取り付けネジを用いる必要
がなくなり、従って取り付けネジを使用することにより
発生していた低音域における伝搬ロスを抑制することが
可能となり、音質の改善を図ることが可能となる。
【0024】また、モールド成型によりバッフルボード
26及びフレーム部30の形状は、従来の木製のバッフ
ルボードと異なり種々の所望の形状、例えばバッフルボ
ードを曲面形状に成形したり、フレーム部30を種々の
形状にしたり、或いは図3において仮想線に示すように
ウーハ27の取付部43の位置を聴取者に対する音波の
位相を改善するためにスピーカ前方方向に対して任意の
位置に設定することがそれぞれ容易にでき、設計上の自
由度を増すことができる。
【0025】尚、上記実施例にあってはウーハ27のフ
レーム部30をバッフルボードと一体成型した場合につ
いて説明したが、これに限定されず、他のスピーカユニ
ット、例えばツイータ等のフレーム部もバッフルボード
と一体成型するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピーカ
システムによれば次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。バッフルボードとスピーカユニットのフ
レーム部とを一体成型するようにしたので、従来必要と
したスペーサ等が不要になって部品点数を減少させるこ
とができるのみならず、組み立て工程数も減少させるこ
とができ、コストの削減に寄与することができる。従来
の平面状の木製のバッフルボードと異なり、例えばモー
ルド成型により形成できるので、設計上の自由度を向上
させることができる。更には、フレーム部を取り付ける
ネジ等を不安にできるので低音域における伝搬ロスを抑
制することができ、音質の改善に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピーカシステムのスピーカユニ
ットを示す拡大断面図である。
【図2】図1に示すスピーカユニットの組立図である。
【図3】本発明のスピーカシステムの組立断面図であ
る。
【図4】本発明のスピーカシステムの組立斜視図であ
る。
【図5】従来のスピーカユニットを示す拡大断面図であ
る。
【図6】従来のスピーカシステムの組立斜視図である。
【符号の説明】
2…スピーカボックス、4…ツイータ、6…ダクト、9
…サラン、11…メインマグネット、12…サブマグネ
ット、13…ヨーク、14…磁気回路部、15…フレー
ム部、17…ボイスコイル、18…ボビン、21…振動
板、25…スピーカシステム、26…バッフルボード、
27…スピーカユニット(ウーハ)、30…フレーム
部、36…フロントカバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 清 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 小森 満夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカボックスの前面のバッフルボー
    ドに、フレーム部を有するスピーカユニットを設けてな
    るスピーカシステムにおいて、前記バッフルボードと前
    記フレーム部とを一体的に成形するように構成したこと
    を特徴とするスピーカシステム。
JP5526694A 1994-02-28 1994-02-28 スピーカシステム Pending JPH07240984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5526694A JPH07240984A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スピーカシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5526694A JPH07240984A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スピーカシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07240984A true JPH07240984A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12993810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5526694A Pending JPH07240984A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 スピーカシステム

Country Status (1)

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JP (1) JPH07240984A (ja)

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