JPH07240982A - 交換システム - Google Patents

交換システム

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JPH07240982A
JPH07240982A JP2832194A JP2832194A JPH07240982A JP H07240982 A JPH07240982 A JP H07240982A JP 2832194 A JP2832194 A JP 2832194A JP 2832194 A JP2832194 A JP 2832194A JP H07240982 A JPH07240982 A JP H07240982A
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division switch
compression
expansion
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Tsutomu Shibata
勉 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧縮/伸長変換部を複数のディジタル回線イン
タフェースで柔軟に共有できる交換システムを提供す
る。 【構成】複数の端末11,12を収容し、所定のスイッ
チング速度でスイッチングする第1の時分割スイッチ1
3と、第1の時分割スイッチ13を経由して端末で授受
される信号を圧縮/伸長する複数の圧縮/伸長変換部1
4−1〜14−nと、ディジタル回線19との接続を司
るディジタル回線インタフェース18と、ディジタル回
線インタフェース18と圧縮/伸長変換部14−1〜1
4−nとの間に介在された、第1の時分割スイッチ13
のスイッチング速度より低いスイッチング速度でスイッ
チングする第2の時分割スイッチ15とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機やファクシミリ
端末などの複数の端末を収容し、ディジタル回線と接続
できるようにした交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話機およびファクシミリ端末を収容
し、ISDN回線や高速ディジタル専用回線などのディ
ジタル回線と接続できるようにした交換システムとし
て、従来より図3および図4に示す構成のものが知られ
ている。
【0003】図3に示す第1の従来例の交換システム
は、電話機31およびファクシミリ端末32を含む複数
の端末を図示しない加入者回線および加入者インタフェ
ースを介して収容する時分割スイッチ33と、圧縮/伸
長変換部(コーデックともいう)34−1〜34−n
と、中継用の速度整合部35−1〜35−nと、多重/
分離部36,37およびディジタル回線インタフェース
38を有し、ディジタル回線インタフェース38にはデ
ィジタル回線39が接続される。
【0004】圧縮/伸長変換部34−1〜34−nおよ
び速度整合部35−1〜35−nは、ディジタル回線3
9のサブレートチャネル毎に固定的に割り当てられてい
る。ここで、サブレートチャネルとは、ディジタル回線
39の伝送速度が例えば64kbpsの場合、ディジタ
ル回線39の情報伝送チャネルを32kbps、16k
bps、8kbpsなどの伝送速度(サブレート)単位
に分割した場合の個々のチャネルをいう。
【0005】この交換システムにおいて、まず電話機3
1またはファクシミリ端末32が発呼側で、電話機31
またはファクシミリ端末32からの信号をディジタル通
信回線39へ送出する場合には、電話機31またはファ
クシミリ端末32からの信号が時分割スイッチ33でス
イッチングされて、圧縮/伸長変換部34−i(i=
1,2,…,n)に入力され、適切な伝送速度に圧縮さ
れる。圧縮された信号は多重/分離部46により時分割
多重され、ディジタル回線インタフェース38を介して
ディジタル回線39に送出される。一方、ディジタル回
線39からディジタル回線インタフェース38に圧縮さ
れた信号が着呼した場合は、その着呼した信号が多重/
分離部36により分離され、圧縮/伸長変換部34−i
により伸長された後、時分割スイッチ33でスイッチン
グされて電話機31やファクシミリ端末32に送られ
る。
【0006】また、ディジタル回線39からディジタル
回線インタフェース38に着呼した圧縮された信号を圧
縮されたまま中継する場合には、着呼した信号が多重/
分離部37で分離されて速度整合部35−iに入力さ
れ、伝送速度が時分割スイッチ33のスイッチング速度
と同じ速度に変換された後、時分割スイッチ33に入力
される。時分割スイッチ33に入力された信号は、スイ
ッチングされて速度整合部35−j(j=1,2,…,
n)に入力され、伝送速度が元に戻された後、多重/分
離部37で時分割多重され、ディジタル回線インタフェ
ース38を経てディジタル回線39へ送出される。
【0007】図4に示す第2の従来例の交換システム
は、図3と同様に電話機41およびファクシミリ端末4
2を含む複数の端末を収容する時分割スイッチ43と、
圧縮/伸長変換部44−1〜44−nと、速度整合部4
5−1〜45−nと、多重/分離部46,47およびデ
ィジタル回線インタフェース48を有し、ディジタル回
線インタフェース48にはディジタル回線49が接続さ
れる。図3の例では多重/分離部36,37の多重側は
ディジタル回線インタフェース38に直接接続されてい
たのに対し、図4の例では多重/分離部46,47の多
重側は時分割スイッチ43を介してディジタル回線イン
タフェース48に接続されている。なお、図4では圧縮
/伸長変換部44−1〜44−nおよび速度整合部45
−1〜45−nをそれぞれ1個の多重/分離部46,4
7の多重側に接続しているが、nが多くなればそれに応
じて多重/分離部も増設される。
【0008】図5に、図4の交換システムの動作例を示
す。例えば電話機1からの音声信号をディジタル回線4
9に送出する場合、この音声信号が時分割スイッチ43
を経由し、さらに圧縮/伸長変換部44−1、多重/分
離部46を順次経由して時分割スイッチ43に戻され、
時分割スイッチ43でスイッチングされてディジタル回
線インタフェース48に出力される。一方、ディジタル
回線49からディジタル回線インタフェース48に圧縮
された信号が着呼した場合は、その着呼した信号が時分
割スイッチ43でスイッチングされて多重/分離部46
に入力され、ここで分離されて圧縮/伸長変換部44−
iにより伸長された後、時分割スイッチ43でスイッチ
ングされて電話機41やファクシミリ端末42に送られ
る。
【0009】また、ディジタル回線49からディジタル
回線インタフェース48に着呼した圧縮された信号を圧
縮したまま中継する場合には、着呼した信号がディジタ
ル回線インタフェース48から時分割スイッチ43を経
由し、さらに多重分離部47、速度整合部45−1を順
次経由して時分割スイッチ43でスイッチングされた
後、速度整合部45−2、多重分離部47を順次経由し
てディジタル回線インタフェース48に出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した第1の従
来例では、ディジタル回線39のサブレートチャネル毎
に圧縮/伸長変換部34−1〜34−nおよび速度整合
部35−1〜35−nが固定的に割り当てられているた
め、複数のディジタル回線インタフェースで圧縮/伸長
変換部や速度整合部を共有することができない。従っ
て、交換システムに複数のディジタル回線が接続されて
いる場合、それらのディジタル回線に接続されたディジ
タル回線インタフェース毎に、複数のサブレートチャネ
ルに対応した圧縮/伸長変換部および速度整合部を設け
なければならず、ハードウェア規模が大きくなるという
問題点がある。
【0011】一方、図4に示した第2の従来例では、多
重/分離部46,47の多重側を時分割スイッチ43を
介してディジタル回線インタフェース48に接続するよ
うにしているため、多重/分離部46,47でまとめら
れるチャネル単位で圧縮/伸長変換部44−1〜44−
nおよび速度整合部45−1〜45−nを複数のディジ
タル回線インタフェースで共有することができ、第1の
従来例の問題点は緩和される。しかし、第2の従来例で
はサブレートチャネルの伝送速度が低くなって1チャネ
ル当たりのサブレートチャネル数が多くなると、ディジ
タル回線インタフェースに対する圧縮/伸長変換部44
−1〜44−nおよび速度整合部45−1〜45−nの
割り当ての自由度が低下し、これらを有効に活用できな
くなるという問題点がある。
【0012】すなわち、圧縮/伸長変換部44−1〜4
4−nは多重/分離部46と固定的に対応し、速度整合
部45−1〜45−nも多重/分離部47と固定的に対
応しているため、圧縮/伸長変換部や速度整合部を複数
のディジタル回線インタフェースで共有できるのは、あ
くまで多重/分離部46,47でまとめられる複数個の
組からなる単位であり、一つ一つの圧縮/伸長変換部や
速度整合部を異なるディジタル回線で柔軟に共有するこ
とはできない。
【0013】さらに、第1および第2の従来例に共通の
問題点として、中継接続専用の速度整合部を必要とする
ことが挙げられる。本発明の目的は、圧縮/伸長変換部
を複数のディジタル回線インタフェースで柔軟に共有で
きる交換システムを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、圧縮/伸長変換部を
複数のディジタル回線インタフェースで柔軟に共有で
き、しかも中継接続専用の速度整合部を不要とした交換
システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る交換システムは、複数の端末を収容
し、所定のスイッチング速度でスイッチングする第1の
時分割スイッチと、この第1の時分割スイッチを経由し
て端末で授受される信号を圧縮/伸長する複数の圧縮/
伸長変換部と、ディジタル回線との接続を司るディジタ
ル回線インタフェースと、このディジタル回線インタフ
ェースと圧縮/伸長変換部との間に介在された、第1の
時分割スイッチのスイッチング速度より低いスイッチン
グ速度でスイッチングする第2の時分割スイッチとを備
えたことを基本的な特徴とする。
【0016】また、本発明は上記基本構成の交換システ
ムにおいて、ディジタル回線に着呼した圧縮された信号
を中継接続する場合には、この着呼した信号をディジタ
ル回線インタフェースを介して第2の時分割スイッチに
入力し、該第2の時分割スイッチのスイッチングにより
圧縮/伸長変換部を経由することなくディジタル回線イ
ンタフェースに戻してディジタル回線へ送出することを
特徴とする。
【0017】さらに、本発明は上記基本構成に加えて、
第1の時分割スイッチと第2の時分割スイッチとの間を
直結する信号線路を備え、圧縮/伸長変換部を使用でき
ない場合には、第1の時分割スイッチと該信号線路と第
2の時分割スイッチおよびディジタル回線インタフェー
スを経由して端末とディジタル回線との間を接続するこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】このように構成された交換システムでは、端末
を収容する第1の時分割スイッチと、これよりスイッチ
ング速度の低い新たに設けられた第2の時分割スイッチ
との間に複数の圧縮/伸長変換部を設けたことによっ
て、これらの圧縮/伸長変換部を第2の時分割スイッチ
を介して複数のディジタル回線インタフェースで柔軟に
共有することができる。
【0019】すなわち、第2の従来例のように複数の圧
縮/伸長変換部を多重/分離部の分離側に接続し、多重
/分離部の多重側を時分割スイッチを介してディジタル
回線インタフェースに接続した場合には、圧縮/伸長変
換部を多重/分離部の多重側でまとめた複数個ずつの単
位でしか複数のディジタル回線インタフェースで共有す
ることができなかったのに対し、本発明では第2の時分
割スイッチを介して一つ一つの単位で複数のディジタル
回線インタフェースが共有することができる。従って、
同じ数のディジタル回線インタフェースに対して必要な
圧縮/伸長変換部は少なくて済み、ハードウェア規模が
大きく削減される。
【0020】また、圧縮された信号の中継接続を第1お
よび第2の時分割スイッチを介して圧縮されたまま行う
ため、中継接続専用の速度整合部が不要となり、この点
からもハードウェア規模の削減が可能となる。
【0021】さらに、第1の時分割スイッチと第2の時
分割スイッチ間を直結する信号線路が設けられているこ
とにより、他のディジタル回線インタフェースが圧縮/
伸長変換部を使用している場合でも、端末とディジタル
回線との間を接続することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に、本発明の一実施例に係る交換システムの
構成を示す。この実施例の交換システムは、電話機11
およびファクシミリ端末12を含む複数の端末を図示し
ない加入者回線および加入者インタフェースを介して収
容する第1の時分割スイッチ13と、n個の圧縮/伸長
変換部14−1〜14−nと、第2の時分割スイッチ1
5と、時分割スイッチ13,15を制御する交換制御部
16およびディジタル回線インタフェース17を有し、
ディジタル回線インタフェース17にはディジタル回線
18が接続される。第1の時分割スイッチ13と第2の
時分割スイッチ15とは、圧縮伸長変換部14−1〜1
4−nを介して接続されるとともに、複数の信号線路1
7によって直結される。
【0023】圧縮/伸長変換部14−1〜14nは、第
1の時分割スイッチ13を経由して電話機11やファク
シミリ端末12で授受される信号を圧縮/伸長する。す
なわち、電話機11やファクシミリ端末12から出力さ
れる信号は、第1の時分割スイッチ13を経由して圧縮
/伸長変換部14−1〜14−nにより適切な伝送速度
となるように圧縮され、またディジタル回線19からデ
ィジタルインタフェース18および第2の時分割スイッ
チ15を経由して出力される信号は、圧縮/伸長変換部
14−1〜14−nにより適切な伝送速度となるように
伸長される。
【0024】なお、圧縮/伸長変換部14−1〜14−
nは、第1の時分割スイッチ13が電話機11およびフ
ァクシミリ端末12などの複数の種別の端末を収容して
いる関係で、各種別の端末が扱う信号、すなわち音声信
号および画像信号(ファクシミリ信号)などを個別に圧
縮/伸長するための圧縮/伸長回路を備えているものと
する。
【0025】第2の時分割スイッチ15は、ディジタル
回線19への発信呼およびディジタル回線19からの着
信呼の入出力をディジタル回線インタフェース18を介
して行うためのものである。ここで、第1の時分割スイ
ッチ13のスイッチング速度に対して第2の時分割スイ
ッチ15のスイッチング速度は低く設定され、好ましく
は前者のスイッチング速度をRとすると、後者のスイッ
チング速度はR/2、R/4あるいはR/8のように選
ばれる。
【0026】次に、本実施例の動作を図2を参照して説
明する。図2は、(a)第1の時分割スイッチ1に収容
された電話機11やファクシミリ端末12などの端末が
発呼側で、これらの端末からの信号を圧縮してディジタ
ル回線19へ送出する場合、(b)ディジタル回線19
に着呼した圧縮された信号を中継接続し、圧縮したまま
ディジタル回線19から発呼する場合、および(c)圧
縮/伸長変換部14−1〜14−nが全て使用できない
場合、のそれぞれの信号伝達経路21,22,23を示
している。以下、これらの各場合について述べる。な
お、以下の説明では第1の時分割スイッチ13のスイッ
チング速度はR=64kbps、第2の時分割スイッチ
15のスイッチング速度はR/4=16kbpsとす
る。
【0027】(a) 例えば、電話機11から64kb
psの音声信号が出力されると、この音声信号は交換制
御部16による制御の下で第1の時分割スイッチ13に
よりスイッチングされて圧縮/伸長変換部14−i(i
=1,2,…,n)に入力され、この圧縮/伸長変換部
14−iにより16kbpsに圧縮された後、第2の時
分割スイッチ15に入力される。第2の時分割スイッチ
15では、交換制御部16による制御の下で圧縮/伸長
変換部14−iからの圧縮された音声信号のうち先頭の
16kbpsのみが16kbpsの伝送速度単位でスイ
ッチングされ、任意のディジタル回線インタフェース1
8の任意のサブチャネル位置へ入力される。こうしてデ
ィジタル回線インタフェース18に入力された音声信号
は、ディジタル回線19へ送出される。
【0028】一方、ディジタル回線19からディジタル
回線インタフェース18に、例えば16kbpsに圧縮
された信号が着呼した場合、その着呼した信号はまず交
換制御部16による制御の下で第2の時分割スイッチ1
5でスイッチングされて圧縮/伸長変換部14−iに入
力され、ここで64kbpsに伸長された後、交換制御
部16による制御の下で第1の時分割スイッチ13でス
イッチングされて電話機11やファクシミリ端末12に
送られる。
【0029】これらの場合、従来の交換システムにおけ
る多重/分離部の機能を第2の時分割スイッチ15が備
えていることから、圧縮/伸長変換部14−1〜14−
nを一つ一つずつの単位で第2の時分割スイッチ15を
介してディジタル回線インタフェース18を含む複数の
ディジタル回線インタフェースで共有することができ
る。
【0030】(b) 例えば、ディジタル回線19に1
6kbpsに圧縮された音声信号が着呼すると、この音
声信号は第2の時分割スイッチ15に入力され、交換制
御部16による制御の下で時分割スイッチ15により1
6kbps単位でスイッチングされて任意のディジタル
回線インタフェース18の任意のサブチャネル位置へ入
力される。こうしてディジタル回線インタフェース18
に入力された音声信号はディジタル回線19へ送出さ
れ、中継接続が完了する。
【0031】このようにして、従来の交換システムのよ
うに中継接続専用の速度整合部を介することなく、圧縮
された信号の中継接続を行うことができる。 (c) 圧縮/伸長変換部14−1〜14−nは、複数
のディジタル回線インタフェースで共有されるため、こ
れらが全て他のディジタル回線インタフェースで使用さ
れている場合、ディジタル回線インタフェース18で使
用できない場合がある。このような場合、例えば電話機
11から64kbpsの音声信号が出力されると、この
音声信号は交換制御部16による制御の下で64kbp
sの伝送速度のまま第1の時分割スイッチ13によりス
イッチングされ、第1および第2の時分割スイッチ1
3,15間を直結する信号線路17を経て第2の時分割
スイッチ15に入力される。そして、交換制御部16に
よる制御の下で時分割スイッチ15によりさらにスイッ
チングされてディジタル回線インタフェース18に入力
される。こうしてディジタル回線インタフェース18に
入力された音声信号は、ディジタル回線19へ送出され
る。
【0032】この場合、第2の時分割スイッチ15のス
イッチング速度は16kbpsであるため、64kbp
sの音声信号をスイッチングする場合には、隣接する各
々4つの入力ポートと出力ポートとの間に4つの経路を
並列に設定すればよい。この制御は、交換制御部16に
よって行われる。
【0033】このように本実施例の交換システムでは、
圧縮/伸長変換部14−1〜14nが他のディジタル回
線インタフェースで使用されているために、全て使用で
きない場合でも、第1、第2の時分割スイッチ13,1
5およびディジタル回線インタフェース18を介して端
末とディジタル回線19を接続することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば端
末を収容する第1の時分割スイッチとこれよりスイッチ
ング速度の低い新たに設けられた第2の時分割スイッチ
との間に複数の圧縮/伸長変換部を設けたことによっ
て、これらの圧縮/伸長変換部を一つずつの単位で第2
の時分割スイッチを介して複数のディジタル回線インタ
フェースで柔軟に共有することができ、ハードウェア規
模の削減を図ることができる。
【0035】また、圧縮された信号の中継接続を第1お
よび第2の時分割スイッチを介して圧縮されたまま行う
ため、中継接続専用の速度整合部が不要となり、この点
からもハードウェア規模が削減される。
【0036】さらに、第1の時分割スイッチと第2の時
分割スイッチ間を直結する信号線路が設けられているこ
とにより、他のディジタル回線インタフェースが圧縮/
伸長変換部を使用している場合でも、端末とディジタル
回線との間を接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る交換システムの構成を
示すブロック図
【図2】同実施例の動作を説明するための信号伝達経路
を示す図
【図3】従来の交換システムの構成を示すブロック図
【図4】従来の他の交換システムの構成を示すブロック
【図5】図4の交換システムの動作を説明するための信
号伝達経路を示す図
【符号の説明】
11…電話機 12…ファクシミリ
端末 13…第1の時分割スイッチ 14−i…圧縮/伸
長変換部 15…第2の時分割スイッチ 16…交換制御部 17…信号線路 18…ディジタル回
線インタフェース 19…ディジタル回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末を収容し、所定のスイッチング
    速度でスイッチングする第1の時分割スイッチと、 この第1の時分割スイッチを経由して前記端末で授受さ
    れる信号を圧縮/伸長する複数の圧縮/伸長変換部と、 ディジタル回線との接続を司るディジタル回線インタフ
    ェースと、 このディジタル回線インタフェースと前記圧縮/伸長変
    換部との間に介在された、前記第1の時分割スイッチの
    スイッチング速度より低いスイッチング速度でスイッチ
    ングする第2の時分割スイッチとを備えたことを特徴と
    する交換システム。
  2. 【請求項2】複数の端末を収容し、所定のスイッチング
    速度でスイッチングする第1の時分割スイッチと、 この第1の時分割スイッチを経由して前記端末で授受さ
    れる信号を圧縮/伸長する複数の圧縮/伸長変換部と、 ディジタル回線との接続を司るディジタル回線インタフ
    ェースと、 このディジタル回線インタフェースと前記圧縮/伸長変
    換部との間に介在された、前記第1の時分割スイッチの
    スイッチング速度より低いスイッチング速度でスイッチ
    ングする第2の時分割スイッチと、 前記第1の時分割スイッチと前記第2の時分割スイッチ
    との間を直結する信号線路とを備え、 前記ディジタル回線に着呼した圧縮された信号を中継接
    続する場合には、この着呼した信号を前記ディジタル回
    線インタフェースを介して前記第2の時分割スイッチに
    入力し、該第2の時分割スイッチのスイッチングにより
    前記ディジタル回線インタフェースに戻して前記ディジ
    タル回線へ送出することを特徴とする交換システム。
  3. 【請求項3】複数の端末を収容し、所定のスイッチング
    速度でスイッチングする第1の時分割スイッチと、 この第1の時分割スイッチを経由して前記端末で授受さ
    れる信号を圧縮/伸長する複数の圧縮/伸長変換部と、 ディジタル回線との接続を司るディジタル回線インタフ
    ェースと、 このディジタル回線インタフェースと前記圧縮/伸長変
    換部との間に介在された、前記第1の時分割スイッチの
    スイッチング速度より低いスイッチング速度でスイッチ
    ングする第2の時分割スイッチと、 前記第1の時分割スイッチと前記第2の時分割スイッチ
    との間を直結する信号線路とを備え、 前記圧縮/伸長変換部を使用できない場合には、前記第
    1の時分割スイッチと前記信号線路と前記第2の時分割
    スイッチおよび前記ディジタル回線インタフェースを経
    由して前記端末と前記ディジタル回線との間を接続する
    ことを特徴とする交換システム。
  4. 【請求項4】前記複数の端末は複数の種別の端末からな
    り、前記圧縮/伸長変換部は該端末の種別毎に個別に圧
    縮/伸長を行う圧縮/伸長回路を有することを特徴とす
    る請求項1乃至第3項のいずれか1項に記載の交換シス
    テム。
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