JP3308638B2 - 時分割多重化装置 - Google Patents

時分割多重化装置

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JP3308638B2
JP3308638B2 JP09113593A JP9113593A JP3308638B2 JP 3308638 B2 JP3308638 B2 JP 3308638B2 JP 09113593 A JP09113593 A JP 09113593A JP 9113593 A JP9113593 A JP 9113593A JP 3308638 B2 JP3308638 B2 JP 3308638B2
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声信号の圧縮伸張機能
を備えた時分割多重化装置を用いて音声信号を伝送する
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の時分割多重化装置と構内交
換機(PBX)を組み合わせた音声伝送系のシステム例
である。101、102、103はPBX、104、1
05、106は時分割多重化装置、107、108、1
09は電話機、110、111は高速デジタル専用回
線、112、113、114、115、116、117
はPBX〜時分割多重化装置間を接続するデジタルイン
タフェース、118はPBX101〜102間の通話
路、119はPBX102〜103間の通話路、120
はPBX101〜103間の通話路である。
【0003】上記のような従来システムでは、電話機1
07から電話機108に電話する場合、PBX101は
電話機107より送信されたダイアル情報(行き先)に
より、デジタルインタフェース113を選択して、前記
ダイアル情報をこのデジタルインタフェース113に送
出する。デジタルインタフェース113から入力された
信号は時分割多重化装置104に入力されて時分割多重
化された後、時分割多重化装置104と105間の高速
デジタル専用回線110に固定的に設けられた通話路1
18を通して時分割多重化装置105に出力される。時
分割多重化装置105は入力された信号を分離して元の
信号とした後、デジタルインタフェース114を介して
PBX102に出力する。従って、PBX102はデジ
タルインタフェース114から前記ダイアル情報を入力
する。その後、PBX101と102の間で呼情報の交
換がなされ、電話機107〜108間に通話路118を
含む通話路が設定されて通話が可能になる。次に電話機
108から電話機109に電話する場合も同様で、PB
X102と103の間に固定的に設定された通話路11
9を用いて通話が行われる。又、電話機107から電話
機109に電話する場合も同様で、PBX101と10
3の間に固定的に設定された通話路120を用いて通話
が行われる。
【0004】このような従来のシステムの場合、それぞ
れの通話路にその間の最大瞬間呼量を割り当てる必要が
あるため、例えば、通話路118に10回線、通話路1
19に10回線、通話路120に10回線が必要な場
合、時分割多重化装置104と105間の高速デジタル
専用回線110には20回線分、時分割多重化装置10
5と106間の高速デジタル専用回線111には20回
線分の伝送容量を割り当てる必要があり、回線使用効率
が悪くなるという問題点があった。。
【0005】図7はこの問題を改善したシステムの従来
例である。201、202、203はPBX、204、
205、206は時分割多重化装置、207、208、
209は電話機、210、211は高速デジタル専用回
線、212、213、214、215はPBXと時分割
多重化装置間を接続するデジタルインタフェース、21
6はPBX201とPBX202間の通話路、217は
PBX202とPBX203間の通話路である。
【0006】電話機207から電話機208に電話する
場合、PBX201は電話機207より送信されたダイ
アル情報により、デジタルインタフェース212を選択
する。デジタルインタフェース212に入力された信号
は時分割多重化装置204に入力され、更に時分割多重
化装置204と205間の高速デジタル専用回線210
内に固定的に設けられた通話路216を通して時分割多
重化装置205に入力された後、デジタルインタフェー
ス213に出力される。従って、PBX202はデジタ
ルインタフェース213からダイアル情報を入力する。
その後、PBX201と202間で、呼情報の交換がな
され、電話機207と電話機208間に前記通話路21
6を含んだ通話路が設定されて通話が可能になる。電話
機208から電話機209に電話する場合も同様で、P
BX202とPBX203間に固定的に設定された通話
路217により通話が行われる。
【0007】又、電話機207から電話機209に電話
する場合は前述した2つの通話路216と217の組み
合わせによって通話が行われる。この場合、PBX20
2は中継交換を行って、通話路216と通話路217を
接続することにより、PBX201とPBX203間を
通話路216と通話路217によって接続し、これによ
り、電話機207と電話機209間の通話が行われるよ
うにする。このため、図1に示した従来例のように、そ
れぞれの通話路単位にその最大呼量分の回線容量を持た
せる必要がなくなるため、高速デジタル専用回線21
0、211に割り当てる回線数は図1の従来例よりも少
なくて済み、その分、回線使用効率を向上させることが
できる。
【0008】ところで、時分割多重化装置は、近年の音
声圧縮技術を用いて伝送する音声信号を通常の1/2、
1/4、更に1/8に圧縮する機能を備えるようになっ
てきた。図8はこのような音声圧縮機能を備えた時分割
多重化装置を用いてシステムを構成した場合の従来例で
ある。301、302、303はPBX、304、30
5、306は音声圧縮機能を備えた時分割多重化装置、
307、308、309、310は前記各PBXと各時
分割多重化装置を接続するデジタルインタフェース、3
11と312は上記した時分割多重化装置間を接続して
いる高速デジタル専用回線である。313、314、3
15、316は各時分割多重化装置に内蔵されている高
速デジタル専用回線インタフェースユニット、317、
318、319、320は各時分割多重化装置に内蔵さ
れている音声圧縮伸張ユニット、321、322、32
3、324は各時分割多重化装置に内蔵されているPB
Xインタフェースである。
【0009】次に図8に示したシステムの動作について
音声圧縮を中心に説明する。尚、システムの構成は図7
に示した例に準じるものであるため、通話の手順は図7
のシステムと同様である。PBX301と302間で音
声信号を送受する場合、音声信号はPBX301内でP
CM音声信号化された後、デジタルインタフェース30
7を介して時分割多重化装置304のPBXインタフェ
ース321に出力される。時分割多重化装置304の音
声圧縮伸張ユニット317はPBXインタフェース32
1から入力されたPCM音声信号を例えば1/4に圧縮
する。圧縮された音声信号は高速デジタル専用回線イン
タフェースユニット313から時分割多重化されて高速
デジタル専用回線311上に送出される。高速デジタル
専用回線311上に送出された多重化された圧縮音声信
号は、時分割多重化装置305の高速デジタル専用回線
インタフェースユニット314に入力されて、元の多重
化される前の各音声信号に分解される。音声圧縮伸張ユ
ニット318は分解された圧縮音声信号を元のPCM音
声信号に伸張し、この伸張したPCM音声信号をPBX
インタフェース322経由でPBX302に出力する。
PBX302は前記入力されたPCM化音声信号をアナ
ログ信号に戻して、このPBX302に接続された図示
されない電話機に送る。即ち、このシステムでは、時分
割多重化装置304で音声信号が圧縮された後、高速デ
ジタル専用回線311に送出されて伝送されるようにな
っているため、高速デジタル専用回線311は従来の容
量のままで、その伝送量を増加させることができ、回線
使用効率を向上させることができる。
【0010】次にPBX302で音声信号を中継交換し
て、PBX301と303間で行われる通話を考える。
この場合、PBX302は一旦PBX301から送信さ
れた音声信号を受けて、これをPBX303に中継送信
することになる。この時、高速デジタル専用回線311
から時分割多重化装置305に入力された音声信号は音
声圧縮伸張ユニット318にて伸張された後、PBX3
02を経由して再び音声圧縮伸張ユニット319にて圧
縮されて、高速デジタル専用回線インタフェースユニッ
ト315から高速デジタル専用回線312に送出される
ことになり、音声伸張圧縮を2回行うことになる。この
場合も、音声圧縮した分、伝送できる情報量を増加させ
ることができるが、このように音声圧縮伸張を2回、3
回と繰り返すと、伝送される音声信号の品質が劣化して
しまう欠点が生じる。そこで、図6に示したシステムの
時分割多重化装置に音声圧縮伸張機能を備えたものを用
いることにより、伝送される音声信号の圧縮伸張を1回
だけにすることができるが、この場合は前述した如く時
分割多重化装置間を接続する高速デジタル専用回線の回
線使用効率が悪化してしまうという欠点が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような時分割多
重化装置を用いた音声信号通信システムでは、図6に示
した従来例に音声圧縮伸張機能を備えた時分割多重化装
置を用いて音声圧縮伸張を1回だけ行って音声信号を伝
送する場合、時分割多重化装置間を接続する高速デジタ
ル専用回線の回線使用効率が悪くなるという欠点があっ
た。そこで前記回線使用効率を改善すべく、図8に示し
たようなシステム構成とすると、伝送される音声信号の
圧縮伸張が2回以上行われる場合が生じ、伝送される音
声信号の品質が悪くなるという欠点があった。
【0012】そこで本発明は上記の欠点を除去し、時分
割多重化装置間を接続する回線の回線使用効率を向上さ
せる時分割多重化装置を提供することを目的とする。ま
た、伝送する信号の圧縮伸長を1回だけとして、伝送さ
れる音声信号の品質を悪化させないようにすることがで
きる時分割多重化装置を提供することを目的としていい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る時分割多重
化装置は、端末から入力された送信信号を時分割多重化
した後、伝送回線を通して他の時分割多重化装置に送信
する一方、伝送回線上の信号を受信して分解することに
よって元の信号に戻した後、自装置に接続されている端
末に伝送する時分割多重化装置において、前記端末から
発信の際に入力されるダイヤル信号を受け、このダイヤ
ル信号がダイヤルパルスの場合にはそのままこれをシグ
ナリングとし、前記ダイヤル信号がトーンの場合には圧
縮を行いシグナリングとするシグナリング作成手段と、
このシグナリング作成手段に作成されたシグナリングを
他の時分割多重化装置へ送信する送信手段と、シグナリ
ングを受け取ると、このシグナリングに基づき前記端末
へ到る通話経路か他の時分割多重化装置へ到る通話経路
の形成を行う経路形成手段と、前記端末へ到る通話経路
に設けられ、前記端末からの送信信号の圧縮及び前記他
の時分割多重化装置から到来する受信信号の伸長を行う
圧縮伸長手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の時分割多重化装置を用いた通信
システムの一実施例を示したブロック図である。1−
1、1−2、1−3は時分割多重化装置、2−1、2−
2、2−3は構内交換機(PBX)、3−1、3−2、
3−3は電話機、4−1、4−2は高速デジタル専用回
線である。各時分割多重化装置は高速デジタル回線イン
タフェース11、シグナリング判別/タイムスイッチ制
御部12、タイムスイッチ13、音声圧縮伸張部14及
びPBXインタフェース15を有している。
【0016】次に本実施例の動作について説明する。例
えば電話機3−1から電話機3−3へ電話をかけると、
PBX2−1はシグナリング(ダイアル情報)を時分割
多重化装置1−1のPBXインタフェース15に送出す
る。PBXインタフェース15は入力されるシグナリン
グがダイアルパルスの場合、これを直接タイムスイッチ
13に送出する。タイムスイッチ13に入力されたシグ
ナリングは回線インタフェース11から高速デジタル専
用回線4−1上へ送出される。
【0017】時分割多重化装置1−2の回線インタフェ
ース11aは高速デジタル専用回線4−1上のシグナリ
ングを受信し、受信したシグナリングをシグナリング判
別/タイムスイッチ制御部12aに送る。シグナリング
判別/タイムスイッチ制御部12aは入力されたシグナ
リングから宛先を判別し、その結果に基づいてタイムス
イッチ13の音声通話路を切り換える制御を行う。この
場合、宛先は電話機3−3なので、回線インタフェース
11aはタイムスイッチ13を介して回線インタフェー
ス11bと直接接続される。
【0018】これにより、時分割多重化装置1−2から
送信されたシグナリングが回線インタフェース11a、
タイムスイッチ13を介して回線インタフェース11b
に入力され、更にここから高速デジタル専用回線4−2
上に送出される。時分割多重化装置1−3の回線インタ
フェース11は高速デジタル専用回線4−2上のシグナ
リングを受信すると、これをシグナリング判別/タイム
スイッチ制御部12に送る。シグナリング判別/タイム
スイッチ制御部12は入力されたシグナリングが自己宛
のものであると判別すると、タイムスイッチ13を制御
して、受信したシグナリングをタイムスイッチ13から
PBXインタフェース15に出力し、更にここからPB
X2−3へ出力する。これにより、PBX2−3は電話
機3−3に呼び出し信号を送り、この電話機3−3が応
答する。又、時分割多重化装置1−3のシグナリング判
別/タイムスイッチ制御部12はシグナリングをPBX
インタフェース15側へ送った後、タイムスイッチ13
を制御してPBXインタフェース15、圧縮伸張部14
及び回線インタフェース11を接続した通話路を形成し
ておく。
【0019】電話機3−3が応答して回線が通じると,
電話機3−1から送出された音声信号はPBX2−1か
ら時分割多重化装置1−1のPBXインタフェース15
に入力される。尚、PBXインタフェース15は入力さ
れた信号が音声信号である場合は音声信号を圧縮伸張部
14に送る。圧縮伸張部14は入力される音声信号を圧
縮した後、これをタイムスイッチ13を介して回線イン
タフェース11に送出する。回線インタフェース11は
入力された圧縮音声信号を時分割多重化して高速デジタ
ル専用回線4−1上に送出し、時分割多重化装置1−2
へ送信する。時分割多重化装置1−2では、前記圧縮さ
れた音声信号が回線インタフェース11a、タイムスイ
ッチ13及び回線インタフェース11bを通ってそのま
ま高速デジタル専用回線4−2上に送出され、これが時
分割多重化装置1−3の高速デジタル回線インタフェー
ス11により受信される。時分割多重化装置1−3の回
線インタフェース11は受信した圧縮音声信号をタイム
スイッチ13を介して圧縮伸張部14に送る。圧縮伸張
部14は入力される圧縮音声信号を伸張して元の音声信
号に戻した後、これをPBXインタフェース15からP
BX2−3を介して電話機3−3へ送出する。
【0020】一方、時分割多重化装置1−2のシグナリ
ング判別/タイムスイッチ制御部12aが時分割多重化
装置1−1から送られてきたシグナリングを分析して、
その宛先が電話機3−2であると判別した場合、このシ
グナリング判別/タイムスイッチ制御部12aはタイム
スイッチ13を制御して回線インタフェース11aとP
BXインタフェース15を接続し、入力されるシグナリ
ンクをタイムスイッチ13、PBXインタフェース15
を介してPBX2−2に送出する。これにより、PBX
2−2は電話機3−2に呼び出し信号を送って電話機3
−2に呼び出しをかける。その後、シグナリング判別/
タイムスイッチ制御部12aはタイムスイッチ13を制
御して回線インタフェース11aと圧縮伸張部14を接
続しておく。電話機3−2が応答して回線が通じると,
電話機3−1から送出された音声信号はPBX2−1を
介して時分割多重化装置1−1のPBXインタフェース
15を介して圧縮伸張部14に入力される。尚、PBX
インタフェース15は入力された信号が音声信号である
場合は音声信号を圧縮伸張部14に送る。圧縮伸張部1
4は音声信号を圧縮した後、これをタイムスイッチ13
を介して回線インタフェース11に送出する。回線イン
タフェース11は入力された圧縮音声信号を高速デジタ
ル専用回線4−1を通して時分割多重化装置1−2へ送
信する。時分割多重化装置1−2では、高速デジタル専
用回線4−1上の音声信号を回線インタフェース11a
が受信すると、この音声信号はタイムスイッチ13を介
して圧縮伸張部14に送られ、ここで伸張されて元の音
声信号に戻された後、PBXインタフェース15からP
BX2−2を介して電話機3−2に送出される。尚、上
記の説明ではシグナリングとしてダイアルパルスが用い
られ、この場合は圧縮伸張されずにシグナリングが伝送
されるが、シグナリングとしてトーンを用いた場合はシ
グナリングも圧縮伸張されることになる。
【0021】図2は図1に示したシグナリング判別/タ
イムスイッチ制御部12の詳細例を示したブロック図で
ある。受信されたシグナリング信号はシグナリング種類
判別部51に入力されて、シグナリングがダイアルパル
スとトーンのいずれであるかが判別される。その結果、
ダイアルパルスであった場合は直接シグナル解析部54
に出力され、トーンであった場合はシグナリング伸張部
52に出力される。シグナリング伸張部52は圧縮され
たトーンを伸張して元のトーンに戻してから、トーンデ
ィテクタ53に出力する。トーンディテクタ53は入力
されるトーンを解析してその周波数から数字を割り出
し、割り出した数字をシグナル解析部54に出力する。
シグナル解析部54はトーンディテクタ53から解析さ
れた数字を数列として取り込み、この取り込んだ数列を
予め登録されている数列と照合して、シグナリングの宛
先を判別する。又、シグナル解析部54にダイアルパル
スが入力された場合、このパルスをカウントすることに
より数字を割り出して数列を作成し、この数列を上記と
同様に予め登録されていた数列と照合して、シグナリン
グの宛先を判別する。その結果、前記シグナリングの宛
先が自局の場合、タイムスイッチ制御部55は自局でデ
ータを取り込むように図1で示したタイムスイッチ13
を制御する切り替え信号を出力する。その後シグナル解
析部4は前記入力されたシグナリングを前記タイムスイ
ッチ13側へ出力して、自局側へシグナリングを伝送す
る。
【0022】しかし、前記判別の結果、シグナリングの
宛先が他局の場合、タイムスイッチ制御部55は入力さ
れるデータを中継するように前記タイムスイッチ13を
切り換える切り替え信号を前記タイムスイッチ13へ出
力する。その後、シグナリング解析部4は入力されたシ
グナリングを他局へ向けて伝送する。尚、シグナリング
がトーンの場合、シグナリング解析部4はこのシグナリ
ングをシグナリング圧縮部56より圧縮した後、自局又
は他局へ向けて伝送する。尚、タイムスイッチ制御部5
5は上記したように通話路の設定のほか、図1に示した
圧縮伸張部14が複数存在する場合は、使用する圧縮伸
張部14の選択や時分割多重化装置間で使用するチャネ
ルの選択等も行う。
【0023】本実施例によれば、例えば電話機3−1と
電話機3−3間で時分割多重化装置1−2を介して通話
を行う場合でも、時分割多重化装置1−2は単に電話機
3−1又は3−2からの圧縮音声信号をそのまま中継し
て、時分割多重化装置1−3又は時分割多重化装置1−
1へ送信するだけの動作を行うため、どのような場合で
も音声圧縮及び伸張はそれぞれ1回だけになり、音声圧
縮伸張を多数回繰り返すことによる音声信号の品質の悪
化を防止することができ、良好な品質の通話を行うこと
ができると共に、高速デジタル専用回線4の回線使用効
率を著しく高めることができる。又、それぞれの通話路
単位にその最大呼量分の回線容量を持たせる必要がない
ため、高速デジタル専用回線4−1、4−2に割り当て
る回線数は少なくて済み、その分、回線使用効率を向上
させることができる。
【0024】図3は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。電話機3−1から電話機3−3へ電話をす
る場合、PBX2−1は電話機3−1から送信されたダ
イヤル情報をに基づいてデジタルインターフェース21
を選択し、そのデジタルインターフェース21を介して
電話機3−1から送信された信号が時分割多重化装置1
−1に入力される。時分割多重化装置1−1は選択され
たデジタルインタフェースの種類に基づいて通話路切替
スイッチ100を端子A側に切り替える。これと同時
に、時分割多重化装置1−1は入力された前記ダイヤル
情報を解析して得た宛先に対応する通話路の切り替えを
行うための通話路切替制御信号を高速デジタル回線4−
1内に設定されている制御パス42を介して時分割多重
化装置1−2に送信する。時分割多重化装置1−2は制
御パス42を介して入力される前記通話路切替制御信号
に従って、通話路切替スイッチ100a、100bを端
子A側に切り替える。その後、時分割多重化装置1−2
は高速デジタル専用回線4−2に設定されている制御パ
ス42を通して通話路切替制御信号を時分割多重化装置
1−3に送信する。時分割多重化装置1−3は前記通話
路切替制御信号に従って通話路切替スイッチ100を端
子A側に切り替える。その後、PBX2−1とPBX2
−3間で呼情報の交換がなされ、電話機3−1と電話機
3−3の通話路が時分割多重化装置1−2を中継器とし
て、時分割多重化装置1−1と1−3間に設定されて、
通話が可能になる。この場合、高速デジタル専用回線4
−1、4−2に通話チャネル41が設定されるものとす
る。このように、時分割多重化装置1−2が中継器とし
て動作する場合、時分割多重化装置1−2は入力される
圧縮音声信号をそのまま他の時分割多重化装置に中継送
信する。従って、この場合も音声信号は時分割多重化装
置1−3で伸張されるだけとなり、音声信号の圧縮伸張
はそれぞれ一回ずつになる。
【0025】電話機3−1から電話機3−2へ電話をす
る場合、PBX2−1は電話機3−1から送信されたダ
イヤル情報をに基づいてデジタルインターフェース22
を選択し、そのデジタルインターフェース22を介して
電話機3−1から送信された信号が時分割多重化装置1
−1に入力される。時分割多重化装置1−1は選択され
たデジタルインタフェースに基づいて通話路切替スイッ
チ100を端子B側に切り替える。これと同時に、時分
割多重化装置1−1は前記ダイヤル情報を解析して得た
宛先に対応する通話路切替制御信号を高速デジタル回線
4−1内に設定されている制御パス42を介して時分割
多重化装置1−2に送信する。時分割多重化装置1−2
は制御パス42を介して入力される前記通話路切替制御
信号に従って、通話路切替スイッチ100aを端子B側
に切り替える。その後、PBX2−1と2−2間で呼情
報の交換がなされ、電話機3−1と3−2間に図4の6
0で示すように通話路が設定されて通話が可能になる。
この場合も、電話機3−1から送出された音声信号は時
分割多重化装置1−1にて圧縮された後、時分割多重化
装置1−2にて伸張され、それぞれ一回ずつ圧縮伸張が
行われる。電話機3−2から3−3へ電話する場合も同
様にPBX2−2とPBX2−3間に通話路が設定さ
れ、通話が可能となり、電話機3−2から送出された音
声信号は時分割多重化装置1−2で圧縮された後、時分
割多重化装置1−3で伸張される。尚、本例の通話路切
替スイッチ100はその機能を分かり易くするため、模
式的に記載してある。
【0026】図5は図3及び図4で示した時分割多重化
装置の詳細例を示したブロック図である。まず、PBX
インタフェースユニット15−1がアクセスされた場合
は宛先が時分割多重化装置1−3のPBXインタフェー
スユニット15−1行きであることが、PBXインタフ
ェースユニット15−2がアクセスされた場合は時分割
多重化装置1−2のPBXインタフェースユニット15
−1であることが時分割多重化装置1−1の通話路切替
制御部17に設定されている。ここで、電話機3−1か
ら電話機3−3へ電話をかける場合、電話機3−1から
送出された信号はPBX2−1に入力される。PBX2
−1は電話機3−1から入力されるダイアル情報により
デジタルインタフェース21を選択する。デジタルイン
タフェース21に送出された信号は、時分割多重化装置
1−1のPBXインタフェースユニット15−1に入力
される。時分割多重化装置1−1のPBXインタフェー
ス監視ユニット16はPBXインタフェースユニット1
5−1がアクセスされたことを検出すると、これを通話
路切替制御部17に知らせる。通話路切替制御部17は
時分割多重化装置1−3との間で通話路の接続を行うた
め、データ伝送中のある領域に挿入される制御パスを使
って通話路切替を行うための通話路切替制御信号をタイ
ムスイッチ13に出力する。一方、バスアサイン18は
PBXインタフェースユニット15−1から出力される
音声信号を音声圧縮伸張部(音声圧縮ユニット)14の
1つに入力して音声圧縮を行わせる。音声圧縮伸張部1
4により音声圧縮された信号はタイムスイッチ13で前
記した通話路切替制御信号と1つにされ、回線インタフ
ェースユニット11から高速デジタル専用回線4−1上
に送出される。
【0027】時分割多重化装置1−2の通話路切替制御
部17は回線インタフェース11aにより受信される前
記制御パス中の通話路切替制御信号に従ってタイムスイ
ッチ13aを制御し、回線インタフェース11aを中継
ユニット19、タイムスイッチ13bを介して回線イン
タフェース11bに接続する。これにより、前記制御パ
ス中の通話路制御信号が回線インタフェース11bから
高速デジタル専用回線4−2上に送出される。時分割多
重化装置1−3の通話路切替制御部17は回線インタフ
ェースユニット11により受信される前記制御パス中の
通話路制御信号によりタイムスイッチ13を制御して、
圧縮音声信号を音声圧縮伸張部14の1つに入力する。
この音声圧縮伸張部14により伸張された信号はPBX
インタフェースユニット15−1、デジタルインタフェ
ース21を介してPBX2−3へ出力される。その後、
PBX2−1とPBX2−3間で呼情報の交換がなさ
れ、電話機3−1と電話機3−3間で通話路が設定さ
れ、通話可能になる。尚、電話機3−3から電話機3−
1へ電話をする場合は上記と逆の経路で同様の通話路が
設定される。
【0028】次に電話機3−1から電話機3−2へ電話
をする場合、PBX2−1がデジタルインタフェース2
2を介してPBXインタフェースユニット15−2をア
クセスし、これをPBXインタフェース監視ユニット1
6が通話路切替制御部17に知らせることにより、回線
インタフェースユニット11から通話路制御信号が時分
割多重化装置1−2の回線インタフェースユニット11
aに制御パスを用いて送信される。これにより、時分割
多重化装置1−2の通話路切替制御部17が前記通話路
切替制御信号を検出し、これに従ってタイムスイッチ1
3及びバスアサイン18aを制御して、回線インタフェ
ースユニット11aをタイムスイッチ13aを介して音
声圧縮ユニット14aの1つに接続する。これにより、
音声圧縮された時分割多重化装置1−1からの信号はP
BXインタフェースユニット15−2、デジタルインタ
フェース22を介してPBX2−2に入力される。その
後、PBX2−1と2−2間で呼情報の交換がなされ、
電話機3−1と3−2間で通話路が設定され、通話が可
能になる。
【0029】更に、電話機3−2から電話機3−3へ電
話をする場合、PBX2−2がデジタルインタフェース
22を介してPBXインタフェースユニット15−2を
アクセスすることにより、これに対応した制御パス中の
通話路制御信号が時分割多重化装置1−2の回線インタ
フェースユニット11bから時分割多重化装置1−3の
回線インタフェースユニット11に送信され、これを時
分割多重化装置1−3の通話路切替制御部17が検出し
て、タイムスイッチ13を切り換える。これにより、タ
イムスイッチ13は回線インタフェースユニット11と
音声圧縮ユニット14の1つを接続する。音声圧縮ユニ
ット14により伸張された信号はPBXインタフェース
ユニット15−2、デジタルインタフェース22を介し
てPBX2−3に入力される。その後、PBX2−2と
PBX2−3間で呼情報の交換がなされ、電話機3−2
と電話機3−3間に通話路が設定されて、通話が可能に
なる。
【0030】本実施例によれば、PBX2からのアクセ
ス状態に対応して通話路を切り換える通話路切替制御信
号を時分割多重化装置1内で作成し、この作成した通話
路切替制御信号を高速デジタル専用回線4の通話路制御
パスを用いて相手の時分割多重化装置1に送るため、相
手の時分割多重化装置はこの通話路制御信号に基づいて
受信した音声信号を他の時分割多重化装置に中継するよ
うに、或いは自局内に取り込んで音声信号の伸張を行っ
て接続されたPBXに出力するように通話路を切り替え
ることができ、前実施例と同様の効果がある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の時分割多重
化装置によれば、シグナリングに基づき通話路の形成を
行うので、時分割多重化装置間を接続する回線の回線使
用効率を向上させる。また、他の時分割多重化装置へ送
信信号を中継する経路には圧縮伸長手段が含まれないの
で、伝送する信号の圧縮伸長を1回だけとして、伝送さ
れる音声信号の品質悪化を防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時分割多重化装置を用いた通信システ
ムの一実施例を示したブロック図。
【図2】図1に示したシグナリング判別/タイムスイッ
チ制御部の詳細例を示したブロック図。
【図3】本発明の他の実施例を示したブロック図。
【図4】図3に示した通信システムにおける他の通話路
形成時の状態を示した図。
【図5】図3及び図4に示した時分割多重化装置の詳細
例を示したブロック図。
【図6】従来の時分割多重化通信システムの一例を示し
たブロック図。
【図7】従来の時分割多重化通信システムの他の例を示
したブロック図。
【図8】従来の時分割多重化通信システムの更に他の例
を示したブロック図。
【符号の説明】
1−1〜1−3…時分割多重化装置 2−1〜2−3
…PBX 3−1〜3−3…電話機 4−1〜4−2…高速デジタル専用回線 11…回線インタフェース 12…シグナリング判別/タイムスイッチ制御部 13…タイムスイッチ 14…圧縮伸張部(音声圧縮ユニット) 15…PBXインタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴田 英一 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝 日野工場内 (56)参考文献 特開 昭64−41547(JP,A) 特開 平4−354248(JP,A) 特開 昭61−63190(JP,A) 特開 平2−130095(JP,A) 特開 平3−270424(JP,A) 特開 昭63−185264(JP,A) 特開 平4−257199(JP,A) 特開 平5−14528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末から入力された送信信号を時分割多
    重化した後、伝送回線を通して他の時分割多重化装置に
    送信する一方、伝送回線上の信号を受信して分解するこ
    とによって元の信号に戻した後、自装置に接続されてい
    る端末に伝送する時分割多重化装置において、 前記端末から発信の際に入力されるダイヤル信号を受
    け、このダイヤル信号がダイヤルパルスの場合にはその
    ままこれをシグナリングとし、前記ダイヤル信号がトー
    ンの場合には圧縮を行いシグナリングとするシグナリン
    グ作成手段と、 このシグナリング作成手段に作成されたシグナリングを
    他の時分割多重化装置へ送信する送信手段と、 シグナリングを受け取ると、 このシグナリングに基づき
    前記端末へ到る通話経路か他の時分割多重化装置へ到る
    通話経路の形成を行う経路形成手段と、 前記端末へ到る通話経路に設けられ、前記端末からの送
    信信号の圧縮及び前記他の時分割多重化装置から到来す
    る受信信号の伸長を行う圧縮伸長手段とを具備すること
    を特徴とする時分割多重化装置。
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