JPH072401B2 - 耐摩耗部材 - Google Patents

耐摩耗部材

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JPH072401B2
JPH072401B2 JP62077481A JP7748187A JPH072401B2 JP H072401 B2 JPH072401 B2 JP H072401B2 JP 62077481 A JP62077481 A JP 62077481A JP 7748187 A JP7748187 A JP 7748187A JP H072401 B2 JPH072401 B2 JP H072401B2
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JP
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ceramic
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耕一 稲田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐摩耗部材に関し、詳しくは耐腐食,耐摩耗パ
イプ,プレートに有利に適用しうる繊維強化プラスチツ
クス(以下、FRPという)の耐摩耗性を向上させた部材
に関する。
〔従来の技術〕
従来、セラミツクスは耐熱耐摩耗であるとの考え方が一
般的であり金属表面に接着あるいは溶射にて取付けるの
が一般的であつた。
またFRPはそのもの自体を構造物,管,板として使用
し、耐腐食,耐熱性を有する材料として使用されてき
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕 金属にセラミツクスを接着あるいは溶射して取付けたも
のは、剥離し易く、重量が大になるという問題点があ
り、FRP単体は耐腐食,耐熱性には優れているものゝ耐
摩耗性に劣るという問題点があつた。
〔発明の目的〕
本発明は従来の上記した技術水準に鑑み比較的軽量で耐
摩性をも有するFRPを主体とする耐摩耗部材を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、(1)繊維強化プラスチックスと複数のセラ
ミックス部材とをそれぞれの嵌合部で嵌着し、前記セラ
ミックス部材により連続する耐摩耗面を構成してなるこ
とを特徴とする耐摩耗部材、(2)繊維強化プラスチッ
クスと複数のセラミックス部材とをそれぞれ嵌合してな
る耐摩耗部材の製造方法において、隣接するセラミック
ス部材を相互に密着させ、複数のセラミックス部材を一
体的に繊維強化プラスチックスの嵌合部に嵌着して、該
セラミックス部材に連続した耐摩耗面を形成することを
特徴とする耐摩耗部材の製造方法、及び、(3)複数の
セラミックス部材を一体化するために、隣接するセラミ
ックス部材を相互に接着することを特徴とする上記
(2)記載の耐摩耗部材の製造方法である。
本発明は、複数のセラミックス部材を併設して連続した
耐摩耗面を形成することを特徴とし、該セラミックス部
材の耐摩耗面の背面に設けた嵌合部を繊維強化プラスチ
ックスの嵌合部に一体的に嵌着して耐摩耗部材を構成す
るもので、隣接するセラミツクス部材間は密着させてお
いてもよく、更に積極的に何んらかの手段、例えば接着
剤などの使用により固定して隙間がないようにしておい
てもよい。
本発明において用いられるセラミツク,FRPとしては公知
の任意のものが、目的に応じて適宜総合されて用いられ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図及び第2図によつて説明
する。第1図は平板状のものゝ斜視を示し、第2図はパ
イプ状のものゝ断面図を夫々示す。第1図,第2図にお
いて、1はセラミツクス部材,2はFRP部材,3はセラミツ
クス部材1の根本部のダブテル(Dovetail)状の嵌着部
である。こゝではセラミツクス部材1の根本部の形状を
ダブテル状にしたものを図示したが、この形状は、これ
に限るものではなくFRP部材2の嵌合部に完全に嵌着さ
れる形状のものならば任意の形状になしうる。
次に、第1図に示した耐摩耗部材の製作法について説明
する。
第1図において、下部の形状3をダブテル状に加工した
5本の窒化ケイ素(Si3N4)よりなるセラミツクス部材
1の表面を平面になるように並べた後、例えば接着剤で
セラミツクス部材1同志を固定する。
FRP部材2のプラスチツクス樹脂は、硬化収縮が小さ
く、硬化物の機械的強度が高く、寸法安定性が良好で、
電気特性、耐薬品性にすぐれているエポキシ樹脂が好ま
しいので、こゝではFRP部材2としてはエポキシ樹脂よ
りなるFRPを使用した例について述べる。
この耐摩耗FRP部材2の作成方法としては、セラミツク
ス部材1を固定する部分に、エポキシ樹脂を塗布して順
次FRPのプリプレグを積層してゆく方法と、FRPのエポキ
シ樹脂溶液にセラミツクス部材1の固定したい部分を浸
し固着する方法とがある。この場合、FRP部材2側の固
着部のみエポキシ樹脂単体とし、固着部周囲にFRP部材
2を積層してもよい。
このようにして作製された耐摩耗部材は、耐摩耗部分は
セラミツクス1が受けもち、耐腐食性,耐熱性及び強度
はFRP2が受けもつことになる。
FRPを溶融してセラミツクス部材に嵌着する場合、FRPの
融点が低いのでセラミツクス部材の熱膨張,熱収縮を考
慮する必要がない。従つて複数のセラミツクス部材間に
敢えて空隙を設けるよう設計する必要がない。更にFRP
が耐薬品性に優れているため、例えば第2図に示した実
施例の管内を化学反応性の高い液を流す場合でも、セラ
ミツクス部材間の隙間を極力なくすことができ、万一セ
ラミツクス部材間に隙間があつても、耐薬品性,強度を
受けもつFRPが存在するので化学的に侵されることがな
いので耐久性に優れた管となる。
また、耐熱性のあるプラスチツクスを用いたFRPを使用
した場合、FRPとセラミツクスとの熱膨張率の差が、金
属(FRM…繊維強化金属を含む)とセラミツクスのそれ
よりも小さく、そのため、施工時(常温)−高温使用ま
たは休止(常温)−使用(高温)などの温度差を考慮し
てセラミツクス部材間に隙間を設けておく必要がない。
〔発明の効果〕
FRPとセラミツクスとを嵌合する状態で固着するため剥
離がなく、製作時、セラミツクスとFRPの熱膨張率を余
り考慮することなく、セラミツクス部材間に隙間を設け
なくてもよいので精度の高い、耐摩耗製品が作製でき
る。
また製品が軽量化でき、振動にも強い耐腐食性、耐熱性
及び強度にすぐれた耐摩耗部材としうる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の実施例を夫々示す図であ
り、第1図は平板状のものゝ斜視図、第2図はパイプ状
のものゝ断面図を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維強化プラスチックスと複数のセラミッ
    クス部材とをそれぞれの嵌合部で嵌着し、前記セラミッ
    クス部材により連続する耐摩耗面を構成してなることを
    特徴とする耐摩耗部材。
  2. 【請求項2】繊維強化プラスチックスと複数のセラミッ
    クス部材とをそれぞれ嵌合してなる耐摩耗部材の製造方
    法において、隣接するセラミックス部材を相互に密着さ
    せ、複数のセラミックス部材を一体的に繊維強化プラス
    チックスの嵌合部に嵌着して、該セラミックス部材に連
    続した耐摩耗面を形成することを特徴とする耐摩耗部材
    の製造方法。
  3. 【請求項3】複数のセラミックス部材を一体化するため
    に、隣接するセラミックス部材を相互に接着することを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載の耐摩耗部材の製
    造方法。
JP62077481A 1987-04-01 1987-04-01 耐摩耗部材 Expired - Fee Related JPH072401B2 (ja)

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JPS63246240A JPS63246240A (ja) 1988-10-13
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