JPH07240139A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH07240139A
JPH07240139A JP6030286A JP3028694A JPH07240139A JP H07240139 A JPH07240139 A JP H07240139A JP 6030286 A JP6030286 A JP 6030286A JP 3028694 A JP3028694 A JP 3028694A JP H07240139 A JPH07240139 A JP H07240139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
movable iron
iron piece
hinge spring
electromagnetic relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP6030286A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Matsuoka
和成 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP6030286A priority Critical patent/JPH07240139A/ja
Publication of JPH07240139A publication Critical patent/JPH07240139A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動鉄片の加工が容易で、組み立て精度が高
く、動作特性が均一な電磁継電器を提供することにあ
る。 【構成】 ヒンジバネ20から延在した弾性係合受け部
21,21の切り欠き部23,23に、カード30の一
端部に形成した一対の係合部31,31を係合して連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器、特に、その
可動鉄片とカードとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁継電器としては、例えば、特
開平4−322027号公報に記載のものがある。すな
わち、コイルを巻回した鉄心の一端部を断面略L字形状
を有するヨークの垂直部に固定して電磁石部を形成する
一方、前記鉄心の磁極部側に位置するヨークの水平先端
部に可動鉄片の下端部をヒンジバネを介して回動自在に
支持したものである。
【0003】そして、前記電磁継電器は、その電磁石部
の励磁,消磁に基づき、前記鉄心の磁極部で可動鉄片を
吸引して回動し、この可動鉄片の両側縁部に連結したカ
ードを前記鉄心の軸心方向にスライド移動させることに
より、前記鉄心の他端側に設けた接点機構を駆動して接
点を開閉していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置の
小型化に伴い、従来例にかかる電磁継電器の可動鉄片は
小さく、しかも、肉厚で複雑な形状を有している。この
ため、前述のような可動鉄片を高い寸法精度で形成する
ことは容易でなく、加工に手間がかかる。さらに、カー
ドをスライド移動させるためには可動鉄片とカードとの
間に若干の隙間を形成しておく必要がある。このため、
組み立て精度が低く、カードにガタツキが生じやすいの
で、動作特性にバラツキが生じやすいという問題点があ
る。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑み、可動鉄片の
加工が容易で、しかも、組み立て精度が高く、動作特性
が均一な電磁継電器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電磁継電
器は、前記目的を達成するため、電磁石部の一端側に配
した可動鉄片をヒンジバネを介して回動自在に支持する
一方、前記電磁石部の他端側に接点機構を配し、前記電
磁石部の励磁,消磁に基づいて前記可動鉄片を回動し、
前記可動鉄片に連結したカードを前記電磁石部の軸心方
向にスライド移動させることにより、前記接点機構を駆
動して接点を開閉する電磁継電器において、前記ヒンジ
バネから延在した弾性係合受け部に、前記カードの一端
部に形成した係合部を係合して連結した構成としてあ
る。
【0007】また、前記カードの係合部が、断面略キノ
コ状の一対の突部からなる一方、前記ヒンジバネの弾性
係合受け部が、前記カードの係合部に係合可能な対向す
る一対の係合爪であってもよい。さらに、前記カードの
係合部が、ヒンジバネから延在した係合受け部の上端縁
部に落とし込んで係止できるスリットを有するものであ
ってもよい。そして、前記カードの係合部が、ヒンジバ
ネから延在した係合受け部の両側縁部に落とし込んで抜
け止めできる一対の弾性腕部であってもよい。あるい
は、前記可動鉄片の端面に、前記ヒンジバネの係合受け
部の背面に当接する位置決め用突起を突設しておいても
よい。ついで、前記ヒンジバネから延在した舌片を、前
記電磁石部の磁極部と前記可動鉄片とで挾持できるよう
に屈曲しておいてもよい。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、カードが、ヒン
ジバネの係合受け部を介して可動鉄片に連結されること
になる。
【0009】
【実施例】次に、本発明にかかる電磁継電器の実施例を
図1ないし図5の添付図面に従って説明する。第1実施
例は、前述の従来例と同様、電磁石部の軸心方向にスラ
イド移動するカードで接点機構を駆動し、接点を開閉す
る電磁継電器に適用した場合であり、説明の便宜上、可
動鉄片とカードとの接続構造を中心に説明する。すなわ
ち、第1実施例にかかる電磁継電器は、図1および図2
に示すように、電磁石部1のヨーク5にヒンジバネ20
を介して可動鉄片10を回動自在に支持するとともに、
前記ヒンジバネ20にカード30を連結したものであ
る。
【0010】前記電磁石部1は、コイル2を巻回したス
プール3の貫通孔4に断面略コ字形状のヨーク5の一端
部6を挿通し、ついで、前記貫通孔4に鉄芯9を圧入,
固定して形成したものである。なお、前記ヨーク5の一
端部6の先端は上方に曲げ起こされて磁極部7となって
いる。
【0011】可動鉄片10は、磁性材を打ち抜いて形成
したもので、その上端部に一対の位置決め用突起11,
11を突設してある。
【0012】前記ヒンジバネ20はバネ材をプレス加工
で打ち抜き、屈曲したもので、その両端角部から上方に
延在した一対の弾性係合受け部21,21を対向するよ
うに曲げ起こす一方、その上端中央部から延長した舌片
22を前記可動鉄片10の上端縁部越しに下方側に折り
曲げることにより、前記舌片22の先端部が磁極部7と
可動鉄片1とで挾持できるように形成されている。ま
た、前記係合受け部21,21は、その対向する端面に
半月状の係止用切り欠き部23,23がそれぞれ形成さ
れている。なお、前記係合受け部21,21は、その背
面の一部が可動鉄片10の上端面から突出した位置決め
用突起11,11にそれぞれ当接して位置規制されてい
るので、板厚方向に弾性変形しにくい。このため、可動
鉄片10の駆動力が伝達され、応答特性が向上するの
で、動作特性が良くなるという利点がある。
【0013】一方、前記ヒンジバネ20に係合するカー
ド30は、その一端面に、前記係合受け部21の係止用
切り欠き部23に係止可能な断面略キノコ状の係合部3
1,31を側方に突設している。したがって、前記カー
ド30の係合部31,31の細首部を前記ヒンジバネ2
0の切り欠き部23に係止することにより、可動鉄片1
0の回動につれて前記カード30が電磁石部1の軸心方
向にスライド移動することになる。
【0014】前述の構成からなる電磁継電器によれば、
電磁石部1が無励磁の場合には、図示しない接点機構を
構成する可動接触片のバネ力によってカード30が図1
の左手前側に付勢され、可動鉄片10が磁極部7から開
離している。
【0015】そして、前記電磁石部1のコイル2に電圧
を印加して励磁すると、可動接触片のバネ力に抗し、可
動鉄片10が回動して磁極部7に吸着するので、ヒンジ
バネ20を介して連結されたカード30が電磁石部1の
軸心方向にスライド移動して図示しない接点機構を駆動
し、接点を開閉する。なお、可動鉄片10が磁極部7に
吸着する際に、ヨーク5の磁極部7と可動鉄片10との
間にヒンジバネ20の舌片22の先端部が位置している
ので、前記舌片22の先端部が弾性変形して可動鉄片1
0の衝撃力を吸収,緩和する。このため、衝突音が小さ
くなるという利点がある。
【0016】ついで、前記励磁を解くと、可動接触片の
バネ力によってカード30が押し戻され、これにつれて
可動鉄片10が前述と逆方向に回動し、元の状態に復帰
する。
【0017】本実施例によれば、従来例と比較してカー
ド30の形状が簡単であるので、その成形が容易とな
り、しかも、組み立て時にカード30の破損がなくなる
という利点がある。
【0018】第2実施例は、図3に示すように、前述の
第1実施例とほぼ同様であり、異なる点はヒンジバネ2
0の上端から延在した係合受け部21に一対の貫通孔2
4,24を設け、この貫通孔24,24にカード30の
一端面に形成した一対の係合部である突起32,32を
嵌合して連結した点である。他は前述の第1実施例と同
様であるので、説明を省略する。
【0019】第3実施例は、図4に示すように、前述の
第1実施例とほぼ同様であり、異なる点はカード30の
一端面に一対の係合部である腕部33,33を側方に突
設し、このカード30を上方から落とし込むことによ
り、腕部33に設けたスリット34をヒンジバネ20の
上端から延在した係合受け部21に嵌合して係合した点
である。他は前述の第1実施例とほぼ同様であるので、
説明を省略する。
【0020】本実施例によれば、カード30の移動方向
と組みつけ方向とが異なり、上方からカード30を組み
込めるので、他の構成部品と同様、自動組立機で自動的
に組み込めるという利点がある。
【0021】第4実施例は、図5に示すように、前述の
第3実施例が上方から落とし込んで単に係合する場合で
あるのに対し、ヒンジバネの上端部から延在した係合受
け部21の両側縁部に切り欠いて抜け止め凹部25,2
5を形成する一方、カード30の両側縁部から一対の係
合部である平面略L字形状の弾性腕部35.35延在し
た場合である。そして、前記弾性腕部35,35の対向
面にはスリット36,36がそれぞれ設けられている。
【0022】そして、前記カード30を上方から落とし
込み、そのスリット36をヒンジバネ20の係合受け部
21の両側縁部に係合し、前記弾性腕部35,35を外
方に押し広げながら圧入すると、前記係合受け部21の
抜け止め凹部25に弾性腕部35が係止して抜け止めさ
れる。
【0023】本実施例によれば、カード30の組み付け
と抜け止めとをワンタッチで行うことができるだけでな
く、抜け止め用として他部材を必要としないという利点
がある。
【0024】なお、前述の実施例では、ヒンジバネの上
端部を延在して係合する場合について説明したが、必ず
しもこれに限らず、ヒンジバネの側方縁部を延在して係
合受け部を形成してもよく、同様に、前記舌片も可動鉄
片の側方縁部越しに屈曲してもよい。また、前述のカー
ドは電磁石部の上方をスライド移動する場合について説
明したが、必ずしもこれに限らず、側方をスライド移動
してもよく、また、下方側をスライド移動してもよいこ
とは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の電磁継電器によれば、可動鉄片を回動自在に
ヒンジ支持するヒンジバネを介してカードが前記可動鉄
片に連結されることになる。このため、肉厚の可動鉄片
に係合受け部を形成する必要がなく、薄肉のヒンジバネ
に係合受け部を形成すればよいので、加工が容易にな
る。しかも、ヒンジバネは弾性を有し、その係合受け部
がカードに弾性係合するので、従来例のようなガタツキ
が生ぜず、動作特性が均一になるという効果がある。請
求項2によれば、係合受け部が弾性変形しやすいので、
組み付けが容易になる。請求項3によれば、カードを上
方側から落とし込んで組み付けできるので、他の構成部
品と同様に、自動組立機で自動組立できる。請求項4に
よれば、他の抜け止め部材を使用することなく、ワンタ
ッチで組み付けと抜け止めとを同時にできるという効果
がある。。請求項5によれば、位置決め用突起が係合受
け部の背面に当接するので、係合受け部が背面側に弾性
変形しにくくなり、応答特性が向上し、動作特性が良く
なるという効果がある。請求項6によれば、ヒンジバネ
の先端部から延在した舌片が磁極部と可動鉄片との間に
位置するので、可動鉄片が回動しても、電磁石部の磁極
部に直接衝突することがない。このため、ヒンジバネの
弾性変形によって可動鉄片と電磁石部の磁極部との衝突
音が吸収,緩和され、衝突音が小さくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電磁継電器の第1実施例を示
す要部分解斜視図である。
【図2】 図1の要部断面図である。
【図3】 本発明にかかる電磁継電器の第2実施例を示
す要部分解斜視図である。
【図4】 本発明にかかる電磁継電器の第3実施例を示
す要部分解斜視図である。
【図5】 本発明にかかる電磁継電器の第4実施例を示
す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1…電磁石部、10…可動鉄片、11…位置決め用突
起、20…ヒンジバネ、21…係合受け部、22…舌
片、30…カード、31…係合部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石部の一端側に配した可動鉄片をヒ
    ンジバネを介して回動自在に支持する一方、前記電磁石
    部の他端側に接点機構を配し、前記電磁石部の励磁,消
    磁に基づいて前記可動鉄片を回動し、前記可動鉄片に連
    結したカードを前記電磁石部の軸心方向にスライド移動
    させることにより、前記接点機構を駆動して接点を開閉
    する電磁継電器において、 前記ヒンジバネから延在した弾性係合受け部に、前記カ
    ードの一端部に形成した係合部を係合して連結したこと
    を特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記カードの係合部が、断面略キノコ状
    の一対の突部からなる一方、前記ヒンジバネの弾性係合
    受け部が、前記カードの係合部に係合可能な対向する一
    対の係合爪からなることを特徴とする請求項1に記載の
    電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記カードの係合部が、ヒンジバネから
    延在した係合受け部の上端縁部に落とし込んで係止でき
    るスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の
    電磁継電器。
  4. 【請求項4】 前記カードの係合部が、ヒンジバネから
    延在した係合受け部の両側縁部に落とし込んで抜け止め
    できる一対の弾性腕部からなることを特徴とする請求項
    1に記載の電磁継電器。
  5. 【請求項5】 前記可動鉄片の端面に、前記ヒンジバネ
    の係合受け部の背面に当接する位置決め用突起を突設し
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の電磁継電器。
  6. 【請求項6】 前記ヒンジバネから延在した舌片を、前
    記電磁石部の磁極部と前記可動鉄片とで挾持できるよう
    に屈曲したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の電磁継電器。
JP6030286A 1994-02-28 1994-02-28 電磁継電器 Pending JPH07240139A (ja)

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JP6030286A JPH07240139A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 電磁継電器

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JP6030286A JPH07240139A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 電磁継電器

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