JPH0723982U - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH0723982U
JPH0723982U JP5900493U JP5900493U JPH0723982U JP H0723982 U JPH0723982 U JP H0723982U JP 5900493 U JP5900493 U JP 5900493U JP 5900493 U JP5900493 U JP 5900493U JP H0723982 U JPH0723982 U JP H0723982U
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JP
Japan
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rotor
hand wheel
stepping motor
mounting plate
stator
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Pending
Application number
JP5900493U
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English (en)
Inventor
三夫 古小高
Original Assignee
原町精器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目覚し時計等の駆動源となるステッピングモ
ータにおいて、秒針車が直接連結可能なロータ構造を得
る。 【構成】 取付板22上に2校のほぼU字形のヨーク片
23a,23bを対設してステータ23を構成する。両
ヨーク片23a,23bの一端は円形磁極部23cを形
成し、他端は電磁コイル24内で磁気的に連結される。
ステータ23の円形磁極部23c中心において取付板2
2に植立したピン22aにほぼ円柱状のロータ21を回
転自由に装着する。該ロータ本体21a下部に円周方向
に2極分割着磁された環状永久磁石21dを嵌着すると
共に、本体21a上端円形面に同心状に2本の駆動ピン
21cを立設する。駆動ピン21cは秒針車26等と直
接に噛み合って分針車28、時針車30の歯車列を駆動
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、時計等の駆動源となるステッピングモータにおけるロータ構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば小型の目覚し時計等においては、時計の針を駆動するために、小 型、低消費電力のステッピングモータが広く使用されている。図4はロータに永 久磁石を使用した従来のステッピングモータの一構成例を示すもので、(a)は その平面図、(b)はステータの平面図である。同図において、1はプラスチッ ク成形された時計機構部地板を兼ねたステッピングモータ部品の取付板で、その 所定位置に複数のボス1aが突設されている。2,3はそれぞれ珪素鋼板等で作 られた、ほぼU字形のヨーク片で、この両片でステータを構成し、その内鉄脚2 a,3aを電磁コイル5の中央角孔(図示せず)に挿着した後、ヨーク片2,3 の所定位置に穿設されている透孔2b,3bを前記取付板1のボス1aに嵌着し て固定する。また、電磁コイル5はその中央角孔に角形磁性棒6を圧入してステ ータ4と共に取付板1に固定する。1bは電磁コイル5に対して設けられた取付 板1の切欠部である。7はロータで、図5に示す如く、円柱状本体7aの外周に 円周方向に2極分割着磁された永久磁石7cが嵌着され、ステータ4のヨーク片 2,3の磁極脚2c,3cが形成する円形磁極部8の中心部に立設した軸1cに 回転可能に設けられている。尚、7bは軸1cとの係合穴で、9はピニオンであ る。
【0003】 以上のように構成されたステッピングモータは、電磁コイルにパルス電流が流 れて磁界が発生すると、その磁束φがヨーク片2→ロータ7→ヨーク片3→磁性 棒6→ヨーク片2を通って導かれ、外周をN極,S極に2分割して着磁されてい るロータ7は、回転して180°毎に回転、ストップを繰り返えす。従って、ロ ータ7の軸に装着されたピニオン9を介して相手歯車に所定回転数の出力が得ら れる。
【0004】 図6は上記構成のステッピングモータを3針時計の駆動源とした適用例で、展 開した歯車列でその概略を示してある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のステッピングモータによる時計機構では、時計の時 分針等の駆動がロータ7に設けられたピニオン9を介して歯車列10〜15によ って行なわれるので、ピニオン9が歯車列へ駆動力を伝達するためには、少なく とも3枚以上の歯数のものが必須要件となり、また、ピニオン9と噛み合う伝車 10が必要になり、機構が複雑になるといった問題点があった。
【0006】 本考案は、このような従来の技術の有していた問題点を除去するために、ピニ オンの代りに一対のピンを使用し、しかも、これをロータの上端面において、ロ ータと同心円上に立設することにより、秒針車への伝車を不要にし、低価格化を 図った小型,低消費電力の時計用ステッピングモータを提供することを目的とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明すると、本考案は、取付板22と、この取付板22に回転可能に立設されたロ ータ21と、このロータ21を回転駆動するために一定駆動電流によって励磁さ れる電流コイル24と、この電磁コイル24の発生する磁束を導くために該コイ ル内を通りロータ21を介在して前記取付板22に対設された一対のヨーク片2 3a,23bよりなるステータ23とを備えたステッピングモータであって、前 記ロータ21は、円柱状本体21aと、その外周下部に嵌着された環状氷久磁石 21dと、前記円柱状本体21aの上端面に同心状に並立された一対の駆動ピン 21cとから構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
以上のステッピングモータにおいては、ロータ21は、電磁コイル24を付勢 していないときは、環状永久磁石21dとステータ23とは両者間のギャップの 小さい位置(図1)で引き合って静止する。すなわち、ロータ21のNS軸がス テータ23の磁極部123a,123bと直角になる状態で静止し、一方の駆動 ピンは歯車26と噛み合い、他方は遊んでいる。従って、電磁コイル24が付勢 されると、ロータ21は180゜回転して、今度は他方の駆動ピンが歯車26と 噛み合う。これにより、駆動ピン21cは所定の歯車(図1の場合は秒針車26 )を駆動するから、ピニオンが不要になる。
【0009】 また、上記所定の歯車の歯数を60枚にすれば、秒針車として作用し、従来必 須とされていた伝車(図6で示した一番車10)及びピニオンが不要になる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係るステッピングモータを3針目覚し時計に適用した一実施 例を示したもので、(a)は要部平面図、(b)はその側断面図である。また、 図2は図1のステッピングモータにおけるロータを示したもので、(a)はその 分解斜視図、(b)は取付板への装着状態を示す分解斜視図である。 図1,2において、21はロータで、プラスチック等の本体21aと、その上 方から挿着される非磁性体の頭部21bと、この頭部21bの円形上端面に同心 状に並立する一対の駆動ピン21cと、本体21aの下部に嵌装されて外周面を 円周方向にN極とS極に2分割着磁された環状永久磁石21dとで構成されてお り、本体21aの中心穴121aで取付板22に植立したピン22aに回転可能 に挿着されている。23はヨーク片23a,23bで構成されるステータで、図 4で説明した従来ステッピングモータの場合と同様に形成されており、各内鉄脚 (図示せず)は電磁コイル24の中心孔(図示せず)に挿着され、角形磁性棒2 5によって磁性的に連結されている。また、26はロータ21の駆動ピン21c と噛み合う歯数が60枚の秒針車、27は秒針車26とそのピニオン26aを介 して噛み合う伝車、28は伝車27とそのピニオン27aを介して噛み合う分針 車、29はピニオン28aを介して噛み合う時針車である。尚、26b,28b ,30aはそれぞれ秒針,分針,時針である。
【0011】 次に、このように構成されたステッピングモータの動作について説明する。 まず、電磁コイル24にパルス電流を流すと、ステータ23のヨーク片23a ,23bのロータ対向部123a,123bがロータ21と対向してN極,S極 に磁化される。このため、ロータ21はステータ23と反発し合ってA方向に回 転を始め、通電が終了すると半回転(180°)して静止する。このため、ロー タ21の極性は図1と反対になる。次いで、逆方向に電流を流すと、ステータ2 3の磁極も逆になり、互いに反発して、ロータ21は再びA方向に半回転し、1 回転を終了する。
【0012】 ところで、ロータ21の駆動ピン21cは図1に示されるように、歯数が60 枚の秒針車26と直接に噛み合っているから、ロータ21がA方向に回転すると 、図3のように、下方の駆動ピン221cは、秒針車26の噛み合っている歯T をその歯形に沿って圧接し、一点鎖線B1で示される状態を経て秒針車26をB 方向に移動させた後上方にでると同時に、上方の駆動ピン121cが代って秒針 車26と噛み合い、ロータ21が静止する。即ち、ロータ21の半回転毎に秒針 車26は1歯分だけ回転し、1秒運針を行なう。これによって、以下の歯車列が 作動して、分針車28,時針車30が回転して、三針時計の機能が発生する。
【0013】 このように、本考案に係るステッピングモータによれば、従来では必要であっ たピニオン9と伝車10を介在(図6参照)せずに、ロータ21の駆動ピン21 cによって直接秒針車を駆動できるようになる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、以下に記載されるような効果を奏する 。ピンロータにしたので、ステッピングモータからの駆動出力構造が簡略化され 、相手歯車が歯数60枚であれば直接秒針駆動が可能になる。
【0015】 また、ピンローラの2本の駆動ピンと出力歯車との係合構造となるため、極小 型ピニオンギヤが得られるようになり、大きな減速比が得られる。
【0016】 さらに、ピン加工は歯車加工よりも容易であるから、低コスト化が図れる。
【0017】 さらにまた、本考案のステッピングモータを目覚し時計等の駆動源とすれば、 時計機構全体がコンパクト化されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部平面図及び側断面図
である。
【図2】本考案に係るステッピングモータのロータ構造
を示す分解斜視図及び回転機構図である。
【図3】本考案のピンロータと相手歯車の係合経過説明
図である。
【図4】従来ステッピングモータの構成を示す要部平面
図及びステータの平面図である。
【図5】図4のロータを示す斜視図である。
【図6】従来ステッピングモータの3針時計への適用例
を示す概要図である。
【符号の説明】
21 ロータ 22 取付板 23 ステータ 24 電磁コイル 26 秒針車 27 伝車 28 分針車 29 伝車 30 時針車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と、この取付板に回転可能に立設
    されたロータと、このロータを回転駆動するために所定
    の駆動電流により励磁される電磁コイルと、この電磁コ
    イルの発生する磁束を導くために該コイル内を通り、前
    記ロータを介在して前記取付板上に対設された一対のヨ
    ーク片とからなるステータとを備えたステッピングモー
    タにおいて、前記ロータは、円柱状本体と、その外周下
    部に嵌着された環状永久磁石と、前記円柱状本体の上端
    面に同心状に並立された一対の駆動ピンとから成ること
    を特徴とするステッピングモータ。
JP5900493U 1993-09-27 1993-09-27 ステッピングモータ Pending JPH0723982U (ja)

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JP5900493U JPH0723982U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 ステッピングモータ

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JP5900493U JPH0723982U (ja) 1993-09-27 1993-09-27 ステッピングモータ

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JPH0723982U true JPH0723982U (ja) 1995-05-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087174A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Seiko Instruments Inc ステッピングモータ及びステッピングモータを用いた電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356165A (ja) * 1986-08-22 1988-03-10 タイメツクス コ−ポレ−シヨン ステップモ−タのバイポ−ラ型ロ−タとその製造方法

Patent Citations (1)

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