JPH06225509A - Pm型ステッピングモータ - Google Patents
Pm型ステッピングモータInfo
- Publication number
- JPH06225509A JPH06225509A JP1022893A JP1022893A JPH06225509A JP H06225509 A JPH06225509 A JP H06225509A JP 1022893 A JP1022893 A JP 1022893A JP 1022893 A JP1022893 A JP 1022893A JP H06225509 A JPH06225509 A JP H06225509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- magnet
- skew
- magnetized
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PM型ステッピングモータが、本来持ち備え
ているステップ駆動の機能を損なうことなくロータをス
ムーズに、かつ振動しにくく駆動できる構成を提供す
る。 【構成】 ロータのマグネットにスキュー着磁をし、
又、ステータヨークの磁極歯の形状を矩形とすることを
特徴とする。
ているステップ駆動の機能を損なうことなくロータをス
ムーズに、かつ振動しにくく駆動できる構成を提供す
る。 【構成】 ロータのマグネットにスキュー着磁をし、
又、ステータヨークの磁極歯の形状を矩形とすることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器・車載用など
に幅広く活用されるPM型ステッピングモータに関す
る。
に幅広く活用されるPM型ステッピングモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来PM型ステッピングモータはその名
の如く、外部より入力される駆動パルスにより1ステッ
プ角ずつ精度よくステップ駆動され、モータの出力軸は
あたかも間欠駆動される如く回転していた。又、ロータ
にはマグネットが使用され、特に近年駆動トルクを高め
るため、希土類磁石が使われる傾向が強くなってきた。
図10は、従来例のPM型ステッピングモータのロータ
のマグネット表面及びステータヨーク着磁歯の展開図で
ある。マグネットには周方向に短冊状に異極着磁をし、
ステータヨークの磁極歯は、高トルクを得るために表面
形状が台形、又は三角形の形状が採用される例が増えて
きた。
の如く、外部より入力される駆動パルスにより1ステッ
プ角ずつ精度よくステップ駆動され、モータの出力軸は
あたかも間欠駆動される如く回転していた。又、ロータ
にはマグネットが使用され、特に近年駆動トルクを高め
るため、希土類磁石が使われる傾向が強くなってきた。
図10は、従来例のPM型ステッピングモータのロータ
のマグネット表面及びステータヨーク着磁歯の展開図で
ある。マグネットには周方向に短冊状に異極着磁をし、
ステータヨークの磁極歯は、高トルクを得るために表面
形状が台形、又は三角形の形状が採用される例が増えて
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例からもわかる様
に、PM型ステッピングモータの出力トルクを増加させ
ようとすると、マグネットの材質は希土類磁石を用いる
様になり、PM型ステッピングモータの本来の性質であ
るステップ状の駆動は得易くなる反面、ロータを駆動・
停止しようとする際の振動が大きくなるとともに、なめ
らかに駆動することが難しくなるという欠点を生ずる様
になった。
に、PM型ステッピングモータの出力トルクを増加させ
ようとすると、マグネットの材質は希土類磁石を用いる
様になり、PM型ステッピングモータの本来の性質であ
るステップ状の駆動は得易くなる反面、ロータを駆動・
停止しようとする際の振動が大きくなるとともに、なめ
らかに駆動することが難しくなるという欠点を生ずる様
になった。
【0004】そこで本発明の目的は、上記課題を解決す
るためのもので、PM型ステッピングモータが本来持ち
備えているステップ駆動の機能を損ねることなく、ロー
タをスムーズに、かつ振動しにくく駆動できる構成を提
供することにある。
るためのもので、PM型ステッピングモータが本来持ち
備えているステップ駆動の機能を損ねることなく、ロー
タをスムーズに、かつ振動しにくく駆動できる構成を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ロータ
のマグネットがスキュー着磁され、又、ステータヨーク
の磁極歯の形状が矩形であることを特徴とする。
のマグネットがスキュー着磁され、又、ステータヨーク
の磁極歯の形状が矩形であることを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のPM型ステッピングモータ
の第1の実施例を示す縦断面図である。
の第1の実施例を示す縦断面図である。
【0007】ロータ1のマグネット2には、交互異極に
スキュー着磁され、シャフト3とともにロータ1を形成
する。マグネット2と対面するステータヨーク4及び5
は、内部にコイル6を備え、PM型ステッピングモータ
7の外部より電気的に入力パルスを得て、ロータ1を回
転する。ロータ1のシャフト3は、ステータヨーク4及
び5に固設された取付板8・カバー9に各々設けられた
軸受10及び11に回転自在に支持される。
スキュー着磁され、シャフト3とともにロータ1を形成
する。マグネット2と対面するステータヨーク4及び5
は、内部にコイル6を備え、PM型ステッピングモータ
7の外部より電気的に入力パルスを得て、ロータ1を回
転する。ロータ1のシャフト3は、ステータヨーク4及
び5に固設された取付板8・カバー9に各々設けられた
軸受10及び11に回転自在に支持される。
【0008】図2は、本発明の第1の実施例のロータの
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【0009】ロータ1の表面には、ステータヨーク4及
び5の磁極歯4’及び5’と対面する適切な極数の磁極
がスキュー着磁されている。
び5の磁極歯4’及び5’と対面する適切な極数の磁極
がスキュー着磁されている。
【0010】図3は、本発明の第1の実施例のロータ表
面及びステータヨーク磁極歯の展開図である。
面及びステータヨーク磁極歯の展開図である。
【0011】マグネット2の表面に着磁された極歯に
は、ねじれ角に相当する磁極の中立線12上でのズレ量
Aが存在し、矩形形状からなるステータヨーク4及び5
からなるステータヨークユニットa部13、及びステー
タヨークユニットb部14もズレ量Aに相当する量の位
相差を設けることにより、ロータ1がスムーズに回転可
能となる。
は、ねじれ角に相当する磁極の中立線12上でのズレ量
Aが存在し、矩形形状からなるステータヨーク4及び5
からなるステータヨークユニットa部13、及びステー
タヨークユニットb部14もズレ量Aに相当する量の位
相差を設けることにより、ロータ1がスムーズに回転可
能となる。
【0012】図4は、本発明の第2の実施例のロータの
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【0013】PM型ステッピングモータの基本構成は、
第1の実施例と同様である。ロータ15にはスキュー着
磁されたマグネット16及びマグネット17が円周方向
の位相のズレがなく固設されている。
第1の実施例と同様である。ロータ15にはスキュー着
磁されたマグネット16及びマグネット17が円周方向
の位相のズレがなく固設されている。
【0014】図5は、本発明の第2の実施例のロータ表
面及びステータヨーク磁極面の展開図である。
面及びステータヨーク磁極面の展開図である。
【0015】マグネット16及びマグネット17の位相
ズレがないため、ステータヨークユニットa部13及び
ステータヨークユニットb部14間のスキュー着磁によ
る位相ズレはない。
ズレがないため、ステータヨークユニットa部13及び
ステータヨークユニットb部14間のスキュー着磁によ
る位相ズレはない。
【0016】図6は、本発明の第3の実施例のロータの
外観斜視図であり、図7は、その表面及びステータヨー
ク磁極歯の展開図である。
外観斜視図であり、図7は、その表面及びステータヨー
ク磁極歯の展開図である。
【0017】PM型ステッピングモータの基本構成は、
第2の実施例と全く同様である。ロータ18のマグネッ
ト19におけるスキュー着磁は、ステータユニットa部
13に対面するスキューa部19aとスキューb部19
bとに連続しているものの、スキューのねじれ方向が異
なり、スキュー量は同一である。本実施例においても、
ステータユニットa部13とステータユニットb部14
との間にスキュー着磁による特有の位相ズレは無い。
第2の実施例と全く同様である。ロータ18のマグネッ
ト19におけるスキュー着磁は、ステータユニットa部
13に対面するスキューa部19aとスキューb部19
bとに連続しているものの、スキューのねじれ方向が異
なり、スキュー量は同一である。本実施例においても、
ステータユニットa部13とステータユニットb部14
との間にスキュー着磁による特有の位相ズレは無い。
【0018】図8は、本発明の第4の実施例のロータの
外観斜視図であり、図9は、その表面及びステータヨー
ク磁極歯の展開図である。
外観斜視図であり、図9は、その表面及びステータヨー
ク磁極歯の展開図である。
【0019】PM型ステッピングモータの基本構成は、
第3の実施例と全く同様である。ロータ20のマグネッ
ト21及び22には、異なる方向にスキュー着磁がさ
れ、スキュー量は同一である。本実施例においても、ス
テータユニットa部13とステータユニットb部とa間
にスキュー着磁による特有の位相ズレは無い。
第3の実施例と全く同様である。ロータ20のマグネッ
ト21及び22には、異なる方向にスキュー着磁がさ
れ、スキュー量は同一である。本実施例においても、ス
テータユニットa部13とステータユニットb部とa間
にスキュー着磁による特有の位相ズレは無い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、以下の様な多大な効果
がある。
がある。
【0021】(1)マグネットにスキュー着磁をしたこ
とにより、ロータの回転がなめらかになり、特にモータ
を起動・停止しようとする際のロータのダンピングが低
減できる。
とにより、ロータの回転がなめらかになり、特にモータ
を起動・停止しようとする際のロータのダンピングが低
減できる。
【0022】(2)マグネットへのスキュー着磁が容易
に行うことができる構成のため、スキュー着磁が目的の
通り得られ、ロータの回転制御性が向上した。
に行うことができる構成のため、スキュー着磁が目的の
通り得られ、ロータの回転制御性が向上した。
【0023】(3)ロータを特に低減で動かした場合、
ロータの回転位置精度が高く得られ、デジタル制御機器
にもかかわらず、あたかもアナログ機器的な動きが得ら
れる。
ロータの回転位置精度が高く得られ、デジタル制御機器
にもかかわらず、あたかもアナログ機器的な動きが得ら
れる。
【図1】本発明のPM型ステッピングモータの第1の実
施例を示す縦断面図。
施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第1の実施例のロータの外観斜視図。
【図3】本発明の第1の実施例のロータ表面及びステー
タヨーク磁極歯の展開図。
タヨーク磁極歯の展開図。
【図4】本発明の第2の実施例のロータの外観斜視図。
【図5】本発明の第2の実施例のロータ表面及びステー
タヨーク磁極歯の展開図。
タヨーク磁極歯の展開図。
【図6】本発明の第3の実施例のロータの外観斜視図。
【図7】本発明の第3の実施例のロータ表面及びステー
タヨーク磁極歯の展開図。
タヨーク磁極歯の展開図。
【図8】本発明の第4の実施例のロータの外観斜視図。
【図9】本発明の第4の実施例のロータ表面及びステー
タヨーク磁極歯の展開図。
タヨーク磁極歯の展開図。
【図10】従来のPM型ステッピングモータの表面及び
ステータヨーク磁極歯の展開図。
ステータヨーク磁極歯の展開図。
1,15,18,20 ロータ 2,16,17,19,21,22 マグネット 3 シャフト 4,5 ステータヨーク 6 コイル 7 PM型ステッピ
ングモータ 8 取付板 9 カバー 10,11 軸受 12 磁極の中立線 13 ステータヨーク
ユニットのa部 14 ステータヨーク
ユニットのb部 19a スキューa部 19b スキューb部
ングモータ 8 取付板 9 カバー 10,11 軸受 12 磁極の中立線 13 ステータヨーク
ユニットのa部 14 ステータヨーク
ユニットのb部 19a スキューa部 19b スキューb部
Claims (2)
- 【請求項1】 周方向に交互に異極着磁された円筒状の
マグネットを備えたロータのマグネットがスキュー着磁
されたことを特徴とするPM型ステッピングモータ。 - 【請求項2】 ロータのマグネットと対面するステータ
ヨークの磁極歯の形状が矩形であることを特徴とする請
求項1記載のPM型ステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022893A JPH06225509A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | Pm型ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022893A JPH06225509A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | Pm型ステッピングモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225509A true JPH06225509A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11744429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022893A Pending JPH06225509A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | Pm型ステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06225509A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6809438B2 (en) * | 2001-05-31 | 2004-10-26 | Minebea Co., Ltd. | Permanent magnet stepping motor having pole teeth misaligned by an electrical angle |
JP2006345669A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Canon Inc | ステッピングモータおよびこれを用いた撮像装置 |
KR100719472B1 (ko) * | 2005-03-28 | 2007-05-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 구동장치 |
JP2007129824A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Canon Inc | 駆動装置 |
US7388308B2 (en) * | 2005-02-22 | 2008-06-17 | Konica Minolta Opto, Inc. | Spindle device |
JP2014209832A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 株式会社ミツバ | ハブダイナモ |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1022893A patent/JPH06225509A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6809438B2 (en) * | 2001-05-31 | 2004-10-26 | Minebea Co., Ltd. | Permanent magnet stepping motor having pole teeth misaligned by an electrical angle |
US7388308B2 (en) * | 2005-02-22 | 2008-06-17 | Konica Minolta Opto, Inc. | Spindle device |
KR100719472B1 (ko) * | 2005-03-28 | 2007-05-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 구동장치 |
JP2006345669A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Canon Inc | ステッピングモータおよびこれを用いた撮像装置 |
JP2007129824A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Canon Inc | 駆動装置 |
JP2014209832A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-11-06 | 株式会社ミツバ | ハブダイナモ |
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