JPH0723928A - 医用画像診断装置 - Google Patents

医用画像診断装置

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JPH0723928A
JPH0723928A JP5173246A JP17324693A JPH0723928A JP H0723928 A JPH0723928 A JP H0723928A JP 5173246 A JP5173246 A JP 5173246A JP 17324693 A JP17324693 A JP 17324693A JP H0723928 A JPH0723928 A JP H0723928A
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JP
Japan
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image
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median
cross sectional
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP5173246A
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English (en)
Inventor
Chiemi Tobe
知恵美 戸邉
Shigeru Watabe
滋 渡部
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作が極めて簡単であるにも拘らず、極めて
正確な正中断面像を得ることができる。 【構成】 被検体の体軸に対する垂直平面における断面
像から該体軸に沿った正中断面を決定し、該正中断面に
おける撮像を行うものであって、被検体の体軸に対する
垂直平面における断面像の情報から組織辺縁を抽出する
組織辺縁抽出手段と、この組織辺縁抽出手段により得ら
れた情報のうちほぼ直線部に相当する情報に基づいて正
中線を演算により決定する正中線決定手段と、この正中
線決定手段により得られる正中線の情報から正中断面に
おける撮像を行う正中断面撮像手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用画像診断装置に係
り、たとえば磁気共鳴イメージング装置等の医用画像診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば磁気共鳴イメージング装置は、
いわゆるNMR現象を利用して被検体中の所望の検査部
位における原子核スピンの密度分布、緩和時間分布等を
計測し、その計測データから被検体の任意の断面を画像
表示するものである。
【0003】そして、このような磁気共鳴イメージング
装置によって、被検体の体軸方向に沿った断面像を得る
場合がある。
【0004】この場合、予め、該体軸方向に対して垂直
平面に相当する断面像(Scanogram)を撮像し、この断
面像から被検体の体軸方向に沿った断面を決定し、この
決定に基づいてオペレータがその情報を入力することに
より、体軸に沿った該断面像を撮像するようにしてい
る。
【0005】すなわち、予め撮像する断面像(Scanogra
m)は、正規に得ようとする断面の位置決めに必要な位
置決め画像となるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成した磁気共鳴イメージング装置による断層像の
撮像は、予め撮像した断面像(Scanogram)に基づい
て、正規に得ようとする断面の位置決めの決定に煩雑さ
がともなうということが指摘されるに到った。
【0007】すなわち、この場合における正規に得よう
とする断面は、たとえば予め撮像する断面像(Scanogra
m)が大脳である場合、対となって描画される各大脳の
互いに隣接する直線部の間にそれらと平行に走行する仮
想の直線に沿って得られる大脳縦裂の断面となる。ここ
で、通常、該仮想の直線に沿って得られる断面は正中断
面と称されている。
【0008】しかし、このように予め撮像した断面像に
基づいて該仮想の直線を決定することは、それを正確に
行おうとすれば、煩雑さがともなうことはもちろんのこ
と、またオペレータの感性によってバラツキがでてくる
ものとなる。
【0009】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、操作が極めて簡単であるにも拘らず、極めて正確な
正中断面像を得ることのできる医用画像診断装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、被検体の体軸に対す
る垂直平面における断面像から該体軸に沿った正中断面
を決定し、該正中断面における撮像を行うものであっ
て、被検体の体軸に対する垂直平面における断面像の情
報から組織辺縁を抽出する組織辺縁抽出手段と、この組
織辺縁抽出手段により得られた情報のうちほぼ直線部に
相当する情報に基づいて正中線を演算により決定する正
中線決定手段と、この正中線決定手段により得られる正
中線の情報から正中断面における撮像を行う正中断面撮
像手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このように構成された医用画像診断装置は、ま
ず、被検体の体軸に対する垂直平面における断面像の情
報から組織辺縁を抽出し、この抽出された組織辺縁の情
報のうちほぼ直線部に相当する情報に基づいて正中線を
演算し決定するようにしている。
【0012】そして、この正中線の情報から正中断面に
おける撮像を行うことによって、他軸に沿った正中断面
像を得るようにしている。
【0013】このことから、被検体の体軸に対する垂直
平面における断面像の情報から、オペレータが何ら指示
することなくして、該体軸に沿った正中断面が決定され
該正中断面における撮像が自動的になされるようにな
る。
【0014】したがって、操作が極めて簡単であるにも
拘らず、極めて正確な正中断面像を得ることができるよ
うになる。
【0015】
【実施例】図8は、本発明による医用画像診断装置の一
実施例である磁気共鳴イメージング装置の概略構成図で
ある。
【0016】同図において、この磁気共鳴イメージング
装置は、大別すると、中央処理装置(CPU)8と、シ
ーケンサ7と、送信系4と、静磁場発生磁石2と、受信
系5、信号処理系6とを備えて構成されている。
【0017】CPU8は、予め定められたプログラムに
従って、シーケンサ7、送信系4、受信系5、信号処理
系6を各々を制御するようになっている。シーケンサ7
は、CPU8からの制御指令に基づいて動作し、被検体
1の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系
4、磁場勾配発生系3、受信系5に送る。
【0018】送信系4は、高周波発振器11と変調器1
2と照射コイルとしての高周波コイル14aを有し、シ
ーケンサ7の指令により高周波発振器11からの高周波
パルスを変調器12で振幅変調し、この振幅変調された
高周波パルスを高周波増幅器13を介し増幅して高周波
コイル14aに供給することにより、所定のパルス状の
電磁波を被検体1に照射するようになっている。
【0019】静磁場発生磁石2は、被検体1の回りに所
定の方向に均一な静磁場を発生させるためのものであ
る。この静磁場発生磁石2の内部には、高周波コイル1
4aの他に、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル9
と、受信系5の高周波コイル14bが設置されている。
磁場勾配発生系3は互に直行するデカルト座標軸方向に
それぞれ独立に傾斜磁場を印加できる構成を有する傾斜
磁場コイル9と傾斜磁場コイルに電流を供給する傾斜磁
場電源10と、この傾斜磁場電源10を制御するシーケ
ンサ7により構成されている。
【0020】受信系5は、受信コイルとしての高周波コ
イル14bとこの高周波コイル14bに接続された増幅
器15と直交位相検波器16とA/D変換器17とを有
し、被検体1からのNMR信号を高周波コイル14bが
検出すると、その信号は増幅器15で増幅され直交位相
検波器16へ入力される。直交位相検波器16は高周波
発振器8の出力信号に同期制御され、入力した高周波信
号を波形整形するとともに、sin成分とcos成分と
の2系統の信号に分離して出力するようになっている。
これらの2系統の信号はA/D変換器17へ入力され、
シーケンサ7の命令に従ってサンプリングされ、2系統
のディジタル信号に変換されて出力される。これらの信
号はCPU8でフーリエ変換の実部データ、虚部データ
として用いられるが、一旦、CPU8内の図示を省略し
たメモリデバイスへ記憶されるようになっている。
【0021】信号処理系6は、磁気ディスク18、CR
T等からなるディスプレィ20とを有し、受信系5から
のデータがCPU8に入力されると、該CPU8が信号
処理、画像再構成等の処理を実行し、その結果の被検体
1の所望の断面像をディスプレィ20に表示するととも
に、磁気ディスク18に記録するようになっている。
【0022】次に、このような構成からなる磁気共鳴イ
メージング装置において、大脳縦裂の断面である正中断
面を得る際の前記CPU8の動作を図1のフローチャー
トに示す。図1はステップ1.からステップ7.までの
工程からなっている。以下、順次ステップに沿って説明
する。
【0023】ステップ1.図2に示すように、被検体の
頭部横断像である第一スキャノグラムを得る。この第一
スキャノグラムは、この実施例ではディスプレィ20に
映像されないようになっている。すなわち、第一スキャ
ノグラムの情報はメモリに記憶された状態のみとなって
いる。
【0024】ステップ2.操作卓30を通して正中画像
を得るための指令が送出される。この指令の送出によっ
て、正中画像は前記第一スキャノグラムに基づいて自動
的に作成されるものとなり、このため、その後において
該操作卓30を通して他の指令は原則として送出される
ことはなくなる。
【0025】ステップ3.第一スキャノグラムの情報に
基づいて、組織辺縁抽出処理がなされる。この組織辺縁
抽出処理は、第一スキャノグラムである頭部横断像の組
織の辺縁部のみの情報を抽出するようになっている。
【0026】その方法としては、たとえば第一スキャノ
グラムの情報を微分処理することによって該組織の辺縁
部の情報を抽出することができる。
【0027】このようにすることにより、図3に示すよ
うに、辺縁抽出画像が得られる。
【0028】ステップ4.さらに、この辺縁抽出画像を
スムージングし、さらに近似処理を行ったのち、該辺縁
抽出画像における情報から近似直線を算出する。すなわ
ち、図4に示すように、対となっている各大脳の互いに
隣接する部分(図中A、Bに示す領域)の直線をそれぞ
れ算出する。
【0029】このように、2変量の間に近似的に直線関
係があるとき、その関係の定量的推測(推定・検定)を
行う方法としていわゆる最小2乗法が知られている。
【0030】すなわち、二つの変量x、yの間に(ある
限定された範囲では)近似的に直線関係
【0031】
【数1】 y=a+bx ………… (1) があるとみなされる場合が非常に多い。変量の実現値
(x1、y1),(x2、y2),…,(xn、yn)から
定数a、bの推定値として、誤差y−(a+bx)の2
乗の和
【0032】
【数2】
【0033】を最小にするa、bをとる。
【0034】ステップ5.ほぼ平行となっている該近似
直線の情報から、それらの中間にかつ平行に位置づけら
れる直線を算出する。図5に示すように、ステップ4で
算出した各直線をそれぞれα、βとした場合、それらの
中間にかつ平行に位置づけられる直線Pを極めて簡単な
演算によって算出することになる。
【0035】ステップ6.算出された該直線Pを図6に
示すように正中断面を示す線分Pと決定し、この線分P
の情報に基づいて、第二スキャノグラム計測を行う。
【0036】ステップ7.これにより得られた断面像
は、図7に示すようになり、その像はディスプレィ20
に表示されるようになっている。
【0037】このように構成された磁気共鳴イメージン
グ装置は、まず、被検体の体軸に対する垂直平面におけ
る断面像の情報から組織辺縁を抽出し、この抽出された
組織辺縁の情報のうちほぼ直線部に相当する情報に基づ
いて正中線を演算し決定するようにしている。
【0038】そして、この正中線の情報から正中断面に
おける撮像を行うことによって、体軸に沿った正中断面
像を得るようにしている。
【0039】このことから、被検体の体軸に対する垂直
平面における断面像の情報から、オペレータが何ら指示
することなくして、該体軸に沿った正中断面が決定され
該正中断面における撮像が自動的になされるようにな
る。
【0040】したがって、操作が極めて簡単であるにも
拘らず、極めて正確な正中断面像を得ることができるよ
うになる。
【0041】上述した実施例では、第一スキャノグラム
として撮像するのは大脳であり、その大脳の正中断面を
得るようにしたものであるが、必ずしもこれに限定され
ることはなく、他の部位を対象としてもよいことはいう
までもない。他の部位としてたとえば胸部あるいは腹部
に適用できるからである。この場合冠状断面を第一スキ
ャノグラムとし、脊髄の辺縁抽出を行うようになる。
【0042】上述した実施例では、磁気共鳴イメージン
グ装置について説明したものであるが、必ずしもこれに
限定されることはなく、たとえばX線CT装置等の他の
医用画像診断装置にも適用できることはいうまでもな
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による医用画像診断装置によれば、操作が極めて
簡単であるにも拘らず、極めて正確な正中断面像を得る
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医用画像診断装置のCPUの動作
の一実施例を示すフロチャートである。
【図2】図1に示すフロチャートのステップ1.に対応
する説明図である。
【図3】図1に示すフロチャートのステップ3.に対応
する説明図である。
【図4】図1に示すフロチャートのステップ4.に対応
する説明図である。
【図5】図1に示すフロチャートのステップ5.に対応
する説明図である。
【図6】図1に示すフロチャートのステップ6.に対応
する説明図である。
【図7】図1に示すフロチャートのステップ7.に対応
する説明図である。
【図8】本発明による医用画像診断装置の一実施例を示
す概略説明図である。
【符号の説明】
8 CPU 20 ディスプレィ 30 操作卓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の体軸に対する垂直平面における
    断面像から該体軸に沿った正中断面を決定し、該正中断
    面における撮像を行うものであって、 該被検体の体軸に対する垂直平面における断面像の情報
    から組織辺縁を抽出する組織辺縁抽出手段と、この組織
    辺縁抽出手段により得られた情報のうちほぼ直線部に相
    当する情報に基づいて正中線を演算により決定する正中
    線決定手段と、この正中線決定手段により得られる正中
    線の情報から正中断面における撮像を行う正中断面撮像
    手段と、を備えたことを特徴とする医用画像診断装置。
JP5173246A 1993-07-13 1993-07-13 医用画像診断装置 Pending JPH0723928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173246A JPH0723928A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 医用画像診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173246A JPH0723928A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 医用画像診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723928A true JPH0723928A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15956877

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5173246A Pending JPH0723928A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 医用画像診断装置

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JP (1) JPH0723928A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001095782A (ja) * 1999-09-10 2001-04-10 Siemens Ag Mrトモグラフィ装置を作動させるための方法
WO2010095508A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 コニカミノルタエムジー株式会社 正中線決定装置およびプログラム

Cited By (4)

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WO2010095508A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 コニカミノルタエムジー株式会社 正中線決定装置およびプログラム
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