JPH0723860U - ガスケットの位置決め構造 - Google Patents

ガスケットの位置決め構造

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JPH0723860U
JPH0723860U JP5818993U JP5818993U JPH0723860U JP H0723860 U JPH0723860 U JP H0723860U JP 5818993 U JP5818993 U JP 5818993U JP 5818993 U JP5818993 U JP 5818993U JP H0723860 U JPH0723860 U JP H0723860U
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gasket
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hole
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JP5818993U
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Inventor
宗之 荒瀬
Original Assignee
黒田精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相互に接続する流体圧機器間に介在させるシ
ール用ガスケットを、正確に位置決めした状態で装着す
るガスケットの位置決め構造を提供する。 【構成】 ガスケット8には接合する各流路を連通させ
る各連通孔と、各連通孔を囲繞する態様で接合する各流
路の外周囲をシールするガスケット面板9と、各連通孔
が各流路と整合した状態でガスケットを位置決めするた
めの位置決め突起11とが設けられ、位置決め突起11
を流体圧機器1側に穿設された有底の位置決め穴14に
圧入してガスケット8の位置決めを行うが、このガスケ
ット8の位置決め突起11は、流体圧機器1側の位置決
め穴14へ圧縮状態で挿入される大径部分11a,11
b,11cと、挿入した際に空気流通用の空隙部16を
生じさせる小径部分15とを備えている。また、ガスケ
ット面板9には接合する各流路の外周囲をシールするシ
ール用リブ13が突設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体圧機器を相互に接続して流路を連通させる際に、当該機器間に 介在させて流体漏れや外部からの異物の侵入を防止するシール用ガスケットを、 正確に位置決めした状態で装着するための位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図1で示すように外部配管用の管路が内部に形成されたサブベー スやマニホールドなどの配管ブロック1に対し、流路を切換え制御する複数個の 電磁弁2を取付ける場合には、配管ブロック1のインターフェイス部と電磁弁2 のポートとの間にガスケット3を介在させる。このガスケット3の装着に際して は、取付け位置が正確に保持されていないとシール性能が低下したり流体の通過 が損なわれるので、確実な位置決め手段が必要である このようなガスケットの位置決めのために、例えば実開昭60−110765 号公報に開示されたような提案がされている。この提案では、ガスケットと接続 する流体圧機器に対して、一方には位置決め用の突起を他方には位置決め用の孔 を設けて相互に嵌合させるものである。
【0003】 これをより具体的に説明すると、例えば図2(a)で示すように流体圧機器で あるに配管ブロック1側に円形の位置決め孔4を穿設すると共に、ガスケット3 側には円柱状の位置決め突起5を突設させ、この位置決め突起5を位置決め孔4 に圧入状態で嵌合させたり、図2(b)で示すように配管ブロック1の各管路6 a,6b,6cをそれぞれ位置決め孔6として用いると共に、ガスケット3側か らは円筒7a,7b,7cによる位置決め突起7を突設させ、この位置決め突起 7を位置決め孔6に圧入状態で嵌合させて位置決め手段としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記した図2のような従来の位置決め手段によると次のような問 題が生ずる。 まず、図2(a)で示す位置決め手段の場合には、位置決め孔4が配管ブロッ ク1側を貫通する通し孔ならば問題はないが、袋状の有底穴であると次のような 問題が発生する。この種の配管ブロックは、内部に管路を形成するために肉厚に 形成されているので、通し孔を穿設する際の加工が面倒であると共に、この内部 に管路の制約を受けて外部と連通する通し孔を何処にでも穿設することができな い事情があり、図2(a)で示すような袋状の有底穴によるが位置決め孔4の使 用が望ましい。また、位置決め突起5を位置決め孔4に圧入状態で嵌合させるた めには、位置決め突起5を位置決め孔4より僅かに大径にする必要がある。 ところが、有底穴の場合には位置決め突起5を位置決め孔4に圧入する際に、 この位置決め突起5で入口が閉塞されると位置決め孔4内の残留空気は逃げ場が なくなり、その圧縮空気によって一旦圧入された位置決め突起5が押し戻されて 脱落するので、作業性およびシール性を低下させる。
【0005】 次に、図2(b)で示す位置決め手段の場合には、円筒状をした位置決め突起 7を形成するためにガスケット3を成形する金型の加工が複雑になってコスト高 になる。また、配管ブロック1の各管路6a,6b,6cを位置決め孔6として 位置決め突起7が圧入されると、その分だけ各管路6a,6b,6cが縮径され て流量が減少し、流量の減少分を補うために各管路の内径を大きくすると装置が 大型化する。 そこで本考案では、これらの従来技術の課題を解決するためのガスケットの位 置決め構造の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案によるガスケットの位置決め構造では、流路を整合 させた状態で相互に連結される各流体圧機器間にガスケットを装着し、このガス ケットには接合する各流路をそれぞれ連通させる各連通孔と、これらの各連通孔 を囲繞する態様で接合する各流路の外周囲をそれぞれシールするガスケット面板 と、これらの各連通孔が各流路と整合した状態でガスケットを位置決めするため の位置決め突起とが設けられ、この位置決め突起を流体圧機器側に穿設された有 底の位置決め穴に圧入して上記ガスケットの位置決めを行うガスケットの位置決 め構造において、 上記ガスケットの位置決め突起は、上記流体圧機器側の位置決め穴へ圧縮状態 で挿入される大径部分と、上記流体圧機器側の位置決め穴に挿入した際に空気流 通用の空隙部を生じさせる小径部分とを備えている。 また、本考案によるガスケットの位置決め構造では、上記ガスケット面板には 上記各連通孔を囲繞する態様で上記流体圧機器側へ突設され、接合する各流路の 外周囲をそれぞれシールするシール用リブが設けられている。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案によるガスケットの位置決め構造を図1と図3〜6で図示の実 施例に基づいて詳細に説明する。 この実施例によるガスケット8は、先に図1で示した従来例の場合と同様にサ ブベースやマニホールドなどの配管ブロック1に電磁弁2を取付ける際に、配管 ブロック1のインターフェイス部と電磁弁2の各ポートP1〜P5との間に介在 させて使用され、例えばニトリルゴムやポリウレタンゴムなどのシール材料を用 いて図3で示すように一体成形されている。 この図3中において、符号9はガスケット面板を、符号10は流路用連通孔を 、符号11は位置決め突起を、符号12は連結用取付穴を、符号13はシール用 リブをそれぞれ示す。
【0008】 ガスケット面板9に穿設される流路用連通孔10は、電磁弁2の各ポートP1 〜P5と当該各ポートに対応して配管ブロック1のインターフェイス部に開口さ れた管路とを連通する態様で穿設した各連通孔10a〜10eで形成され、これ ら各連通孔10a〜10eの外周囲と連結用取付孔12の外周囲はガスケット面 板9から上下両面へそれぞれ突設されたシール用リブ13で囲繞されている。 位置決め突起11は、ガスケット面板9から突設されて後述するように配管ブ ロック1側に穿設された有底穴による位置決め穴の形状とは異なった形状に形成 されるが、この実施例では図4で詳細を示すように、例えば120度の間隔で三 方へ各突起片11a,11b,11cが円弧状に膨出される態様で断面が花弁状 に形成されている。
【0009】 上記ガスケット8は、図1で示すように配管ブロック1のインターフェイス部 と電磁弁2の間に介在させ、図5で示すように位置決め突起11を配管ブロック 1に穿設された円形の有底穴による位置決め穴14に圧入させると、流路用連通 孔10の各連通孔10a〜10eが配管ブロック1のインターフェイス部に開口 する管路と電磁弁2の各ポートP1〜P5に適合した状態でそれぞれ位置決めさ れると共に、連結用取付孔12が配管ブロック1および電磁弁2に穿設された取 付け孔(図示せず)に一致し、この連結用取付孔12と取付け孔を挿通するねじ 手段を介して配管ブロック1と電磁弁2とがねじ固着される。
【0010】 位置決め突起11と位置決め穴14との関係は、図5(b)で示すように位置 決め突起11の各突起片11a,11b,11cが形成する最大外径寸法が、位 置決め穴14の内径寸法より僅かに大径に形成されると共に、各突起片11a, 11b,11cの間にそれぞれ形成された凹陥部15と位置決め穴14の内径寸 法との間には呼吸用の空隙部16が生ずるようにしている。 これにより、位置決め突起11を位置決め穴14に圧入した際には、各突起片 11a,11b,11cの頂部が内側へ圧縮状態で弾性変形されると共に、空隙 部16を介して位置決め穴14の内外は連通されているので、先に説明した従来 技術の場合のように位置決め突起11が内部圧力で押し戻されることがなく、図 5(b)で示すように圧入される。 また、流路用連通孔10を形成する各連通孔10a〜10eの外周囲に設けら れたシール用リブ13は、各ポート内へ突出しない範囲で偏平に圧縮変形されて 配管ブロック1のインターフェイス部と電磁弁2との接合部をシールする。
【0011】 次に、図6によって他の実施例による位置決め穴と位置決め突起との関係を説 明する。 図6(a)では、位置決め穴17が円形で位置決め突起18を断面が正方形状 にしたものであり、突起18は四方の角部が圧縮変形した状態で位置決め穴17 に圧入されると共に、位置決め穴17の内径との間には四辺の外側に呼吸用の空 隙部19がそれぞれ確保される。 図6(b)では、位置決め穴20が円形で位置決め突起21を断面を三角形状 にしたものであり、位置決め突起21は三方の角部が圧縮変形した状態で位置決 め穴20に圧入されると共に、位置決め穴20の内径との間には三辺の外側に呼 吸用の空隙部22がそれぞれ確保される。 図6(c)では、位置決め穴23が円形で位置決め突起24を断面を繭玉状に したものであり、位置決め突起24は長手方向が圧縮変形した状態で位置決め穴 23に圧入されると共に、位置決め穴23の内径との間には短手方向の外側に呼 吸用の空隙部25がそれぞれ確保される。 図6(d)では、位置決め穴26が四角形で位置決め突起27を断面を円形に したものであり、位置決め突起27は大径の内接円部分が圧縮変形した状態で位 置決め穴26に圧入されると共に、位置決め穴26の内径角部との間には呼吸用 の空隙部28がそれぞれ確保される。
【0012】
【考案の効果】
以上の実施例でも明らかなとおり、本考案によるガスケットの位置決め構造で は、次のような効果を奏する。 ガスケットの位置決め突起には、流体圧機器側に設けられた有底の位置決め穴 へ圧縮状態で挿入される大径部分と、空気流通用の空隙部を生じさせる小径部分 とを備えているので、圧入した際に位置決め穴内の空気が空隙部を介して外部へ 放出され、位置決め穴を密閉する従来技術のように押し戻されて脱落することが なく、作業性およびシール性の低下を防止することができる。 また、この位置決め手段では従来技術のように流体圧機器側の管路を位置決め 孔として用いることがない。 さらに、ガスケット面板には各連通孔を囲繞する態様で流体圧機器側へ突設し て接合する各流路の外周囲をシールするシール用リブが設けられているので、平 板なガスケット面板に比べて一段とシール効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガスケットの位置決め構造が実施対象
とする流体圧機器の接続状態を示す実施例であり、
(a)は一部を破断して示す正面図を、(b)は(a)
のX−X線に沿った縦断面図をそれぞれ示す。
【図2】従来例によるガスケットの位置決め構造の要部
を示す縦断面図であり、(a)は専用に設けた位置決め
手段の部分断面図を(b)は管路を利用した位置決め手
段の部分断面図をそれぞれ示す。
【図3】本考案のガスケットの位置決め構造に使用され
るガスケットの実施例を示すものであり、(a)は平面
図を(b)は一部を破断した側面図をそれぞれ示す。
【図4】図3のガスケットの要部拡大図であり、(a)
は側面図を(b)は(a)のY−Y線に沿った断面図を
それぞれ示す。
【図5】本考案の実施例によるガスケットの位置決め構
造の要部を示す説明図。
【図6】本考案の他の実施例によるガスケットの位置決
め構造の要部を示す説明図。
【符号の説明】
1 配管ブロック 2 電磁弁 8 ガスケット 9 ガスケット面板 10 流路用連通孔 10a〜10e 連通孔 11 位置決め突起 11a〜11c 突起片 12 連結用取付穴 13 シール用リブ 14 位置決め穴 15 凹陥部 16 空隙部 P1〜P5 ポート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を整合させた状態で相互に連結され
    る各流体圧機器間にガスケットを装着し、このガスケッ
    トには接合する各流路をそれぞれ連通させる各連通孔
    と、これらの各連通孔を囲繞する態様で接合する各流路
    の外周囲をそれぞれシールするガスケット面板と、これ
    らの各連通孔が各流路と整合した状態でガスケットを位
    置決めするための位置決め突起とが設けられ、この位置
    決め突起を流体圧機器側に穿設された有底の位置決め穴
    に圧入して上記ガスケットの位置決めを行うガスケット
    の位置決め構造において、 上記ガスケットの位置決め突起は、上記流体圧機器側の
    位置決め穴へ圧縮状態で挿入される大径部分と、上記流
    体圧機器側の位置決め穴に挿入した際に空気流通用の空
    隙部を生じさせる小径部分とを備えていることを特徴と
    したガスケットの位置決め構造。
  2. 【請求項2】 上記ガスケット面板には、上記各連通孔
    を囲繞する態様で上記流体圧機器側へ突設され、接合す
    る各流路の外周囲をそれぞれシールするシール用リブが
    設けられている請求項1に記載したガスケットの位置決
    め構造。
JP5818993U 1993-10-04 1993-10-04 ガスケットの位置決め構造 Pending JPH0723860U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005929A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 M-System Co Ltd シール部材及びそのシール部材を含む表示装置
JP2014219106A (ja) * 2014-08-29 2014-11-20 株式会社ケーヒン シール部材付き通路形成部材
US9236785B2 (en) 2009-11-20 2016-01-12 Mitsubishi Electric Corporation Regulator of vehicle AC generator

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