JPH07238481A - インナーワイヤ及びワイヤ撚線機 - Google Patents

インナーワイヤ及びワイヤ撚線機

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JPH07238481A
JPH07238481A JP2272494A JP2272494A JPH07238481A JP H07238481 A JPH07238481 A JP H07238481A JP 2272494 A JP2272494 A JP 2272494A JP 2272494 A JP2272494 A JP 2272494A JP H07238481 A JPH07238481 A JP H07238481A
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JP
Japan
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wire
twisted
twisting
die
wires
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JP2272494A
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English (en)
Inventor
Ikuzo Matsuda
育三 松田
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Kokoku Steel Wire Ltd
Original Assignee
Kokoku Steel Wire Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の金属素線に対する撚り合せと表面のダ
イス成形とを同時に行なえるワイヤ撚線機を提供する。 【構成】 撚り口ダイス12と巻取り装置13の間に、
弓形の回転体15と前後の仮撚装置16、17を配置
し、回転体15と前側の仮撚装置16の間に、撚線aを
摩擦ローラ30に巻取る張力受け装置28を設ける。撚
り口ダイス12において金属素線の撚り合せと表面のし
ごき加工を行ない、そのダイス成形によって撚線aに付
加される張力を摩擦ローラ30で受け止める。摩擦ロー
ラ30から引き出した撚線aは、弓形の回転体15に通
して二度撚りし、巻取リール33に連続して巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二輪車のブレーキ操
作等に用いられるインナーワイヤと、そのワイヤを製造
するための撚線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】自転車のブレーキ装置にお
いては、ブレーキレバーに連結したインナーワイヤをガ
イドチューブ内に摺動させてブレーキパッド等を作動さ
せる構造がとられているが、このようなチューブ内での
インナーワイヤの動きに引掛かり等があると、ブレーキ
の操作性が著しく悪くなるため、上記インナーワイヤに
は、滑らかにチューブ内を摺動できる摺動特性が求めら
れる。
【0003】また、上記インナーワイヤには、ブレーキ
操作に十分に耐え得る破断強度と、小径で軽量である特
性が求められる。
【0004】従来のインナーワイヤは、図10に示すよ
うに中央の金属素線43の回りに、Z字状に複数の金属
素線44を撚り合せて下撚り層41を形成し、その下撚
り層41の回りにS字状に複数の金属素線45を撚り合
せて上撚り層42を形成する方法で製作されており、通
常2回の撚り工程を経て製作されている。
【0005】しかし、上記のような従来のインナーワイ
ヤは、金属素線をそのまま撚り合せて形成されているた
め、上撚り層42の表面に金属素線45の撚り形状が露
出し、ワイヤ表面が凹凸の激しい形状になっている。こ
のため、インナーワイヤとチューブ間での摺動に引掛か
りが生じやすく、ブレーキ等の操作性が悪い問題があっ
た。
【0006】また、Z字状とS字状に異なった撚り方を
される金属素線44、45同士が点接触の状態となり、
素線44、45の間に空隙46が生じやすいため、所要
の破断強度を得るのに必要な本数の素線を撚り合せた場
合、ワイヤの断面径が大きくなりやすい不具合がある。
【0007】さらに、2回の撚り工程によりワイヤを形
成する方法では、製造に時間がかかり、また、ワイヤ製
作に複数の撚線機が必要になるため、製造コストが高く
つく問題がある。
【0008】一方、上記のような問題に対処するため、
撚線の外径をダイス成形してワイヤ表面から凹凸をなく
し、また、1つの撚線機で複数の金属素線を同時に撚り
合せてワイヤを形成する方法が考えられる。
【0009】ところが、従来のインナーワイヤは、図1
0のようにZ字撚りとS字撚りされる内外の金属素線4
4、45同士が点接触状態となるため、ダイス成形と同
時に金属素線を組み合せる場合、素線の接触部にずれ等
が生じやすく、ワイヤ表面が正確な真円形になりにくい
問題がある。
【0010】また、従来、複数の金属素線を同時に撚り
合せるワイヤ撚線機として、図11に示すように撚り口
51と巻取り装置52の間に弓形の回転体53を設け、
撚り口51から引き出した撚線aを弓形の回転体53に
通して回転させることにより二度撚りする撚線機がある
が、この撚線機においては、撚り口51にダイスを設
け、金属素線の表面をダイスで強制的にしごいて成形し
ようとした場合、ダイスから撚線を引抜く時の抵抗によ
って撚線に大きな張力が作用する。
【0011】すなわち、上記ワイヤ撚線機においては、
巻取り装置52の引取キャプスタン54を一定速度で回
転させると、引取キャプスタン54に巻き付けられた撚
線の摩擦力により撚線が一定ピッチで引取られるが、こ
の引取りによって撚口ダイスから引取キャプスタン54
の間で撚線aがダイス成形時の引抜き張力を受けること
になる。
【0012】ところが、上記構造の撚線機では、高速回
転する回転体53の慣性重量を小さくするため、弓形の
回転体53の厚みを小さくし、強度的に比較的脆弱に形
成されているため、撚線に大きな張力が作用した場合、
回転体53の変形が問題になる。
【0013】特に、10数本の金属素線をダイス成形と
同時に撚り合せようとした場合、増大する撚線の張力が
弓形の回転体53の耐久強度を越える場合がある。
【0014】この発明は、上述した問題を解決するため
になされたもので、その第1の目的は、1回の撚り工程
で形成でき、摺動特性に優れると共にワイヤの小径化や
軽量化も実現できるインナーワイヤを提供することであ
る。
【0015】また、この発明の第2の目的は、多数の金
属素線をダイス成形と同時に安定して撚り合せることが
できるワイヤ撚線機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、この発明のインナーワイヤは、複数の金属素線
をダイスに通すと同時に同じ撚り長さで撚り合せ、その
撚り合せにより中央の素線の回りに所定数の素線からな
る下撚り層と、その下撚り層の倍数の素線からなる上撚
り層を形成し、この上撚り層の表面形状を、ダイス成形
した素線の組合せによって略真円形に形成したのであ
る。
【0017】また、第2の目的を達成するため、この発
明のワイヤ撚線機は、撚り口と巻取り装置の間に、撚線
を通す弓形の回転体を設け、その回転体の前又は後或い
は前後に仮撚装置を配置し、撚り口から引き出した撚線
を弓形の回転体で回転させて二度撚りし、上記仮撚装置
により撚線の金属素線に弾性限界を超える捩れを加える
ワイヤ撚線機において、上記撚り口に、撚線の表面を真
円形に成形するダイスを設け、上記弓形の回転体の前側
に、ダイス成形によって撚線に加わる張力を受け止める
張力の受け手段を設けた構造としたのである。
【0018】
【作用】上記のインナーワイヤにおいては、下撚り層と
上撚り層の金属素線を同じ撚り長さで撚り合せるので、
上下の素線同士が線接触の状態となり、素線の接触部で
位置ずれが生じにくい。このため、上撚り層にダイス成
形した素線を正確に位置決めすることができ、ワイヤの
表面を真円形で維持することができる。
【0019】また、この発明のワイヤ撚線機では、ダイ
ス成形によって撚線に加わる張力を、回転体の前側に配
置した張力の受け手段で受け止め、弓形の回転体に余分
な張力が加わらないため、多数の金属素線をダイス成形
と同時に撚り合せることができる。
【0020】
【実施例】図1及び図2は、実施例のインナーワイヤを
示している。このインナーワイヤ1は、中央の金属素線
4の回りに、6本の金属素線5をS字状に撚り合せて下
撚り層2を形成し、その下撚り層2の回りに、12本の
金属素線6、7をS字状に撚り合せて上撚り層3を形成
している。
【0021】上記インナーワイヤ1を形成する全ての金
属素線4、5、6、7は、ダイスを通すと同時に撚り合
されており、下撚り層2の金属素線4には、同一の径を
もつ同じ種類の素線が使用されている。
【0022】また、上撚り層3を形成する金属素線は、
径の異なる2種類の金属素線6、7を組み合せて形成さ
れ、この両金属素線6、7は、円周方向に交互に組み合
された状態でその外径面がダイスによってしごき加工さ
れ、表面がほぼ真円形の形状に形成されている。
【0023】この実施例のインナーワイヤ1は、表面が
真円形状で凹凸が無いので、ガイドチューブ内部を滑ら
かに摺動することができ、ブレーキ装置の操作等に使用
した場合にスムーズで良好な操作性を発揮する。
【0024】また、下撚り層2の金属素線5と上撚り層
3の金属素線6、7は、共にS字状に同じ撚り長さで撚
り合されているため、各素線同士が撚り方向に沿って線
接触する。このため、外力が作用しても上下の金属素線
の接触部でずれが生じにくく、真円形である上撚り層3
の表面形状が安定して維持される。
【0025】さらに、全ての金属素線4、5、6、7が
線接触して撚り合されるため、各素線同士が密着して相
互間に無駄な空隙ができず、図9に示す従来のインナー
ワイヤに比べてワイヤ断面に占める素線の断面積割合が
大きくなる。このため、同じワイヤの破断強度を得よう
とした場合に、従来のインナーワイヤに対してワイヤの
断面を小さく形成でき、ワイヤの小径化を図ることがで
きる。
【0026】なお、上記の例では、各金属素線5、6、
7をS字状に撚り合せたが、Z字状に同じ撚り長さで撚
り合せるようにしても同じ作用効果が得られる。
【0027】一方、図3乃至図9は、上記インナーワイ
ヤ1を製造するための実施例のワイヤ撚線機を示してい
る。
【0028】このワイヤ撚線機は、前端部に、図示省略
してあるサプライボビンから引き出された複数の金属素
線を集合させるための目板ダイス11と、各金属素線を
撚り合せると共にその撚線の外径を成形する撚り口ダイ
ス12とを備え、後端部に、撚線を連続して巻取る巻取
り装置13が設けられている。
【0029】上記撚り口ダイス12は、図4に示すよう
に中央にストレートなしごき孔14を有し、撚り合され
た撚線がそのしごき孔14を通過すると、撚線の上撚り
層における金属素線の外径面がしごかれ、ワイヤ表面が
真円形に成形されるようになっている。
【0030】この撚り口ダイス12と巻取り装置13の
間には、撚線が通される弓形の回転体15が配置され、
その弓形の回転体15の前後に、それぞれ仮撚装置(オ
ーバーツイスタ)16と17が配置されている。
【0031】上記弓形の回転体15は、前後にガイドロ
ーラ18、19を備え、その回転体15の表面に撚線を
通した状態で回転体15が回転すると、撚線aがガイド
ローラ18、19において捩られ、二度撚りされる。
【0032】上記仮撚装置16、17は、撚線の金属素
線に弾性限界分のねじれに相当する撚りを付加するもの
であり、金属素線のねじれ状態を定着させ、素線の撚り
合せの強制的な戻りを防止する機能がある。
【0033】前側の仮撚装置(前OT)16は、図5に
示すように、撚線機の駆動モータと接続する駆動軸20
に歯車やベルト等の伝達機構21を介して連結する回転
軸22を備え、その回転軸22に筒状ケース23を一体
に設け、その筒状ケース23に前後に並列する2個のロ
ーラ24、25を回転可能に取付けて形成されており、
撚り口ダイス12から引き出した撚線を後側のローラ2
5から前側のローラ24に交互に掛け回した後、仮撚装
置16の後方へ送り出している。
【0034】このように撚線の掛け回した状態で筒状ケ
ース23が回転すると、公転するローラ24、25を通
過する間に撚線aには大きな捩れが加えられ、各金属素
線に弾性限界以上の撚りが加えられる。
【0035】また、後側の仮撚り装置(後OT)17
は、図3に示すように、前OTと同様に、撚線機の駆動
軸に連動して回転する2個のローラ26、27を上下に
配置し、そのローラ26、27に撚線aを掛け回した状
態でローラ26、27が公転することにより、撚線に余
分な捩れを与えるようになっている。
【0036】上記前後の仮撚装置16、17において
は、駆動軸20に対する各ローラ24、25又は26、
27を変えることにより撚線に加える捩れ量の大きさが
変化し、金属素線に対する捩り比率をそれぞれ独立して
任意に変化させることができる。
【0037】一方、前側の仮撚装置16と弓形の回転体
15の間には、回転体15に加わる撚線の張力を軽減さ
せるための張力受け装置28が設けられている。
【0038】この張力受け装置28は、図6乃至図9に
示すように、撚線機の駆動軸20に連結するロータ29
と、そのロータ29の内部で支持される摩擦ローラ30
を備え、この摩擦ローラ30を複数の歯車から成る変速
機31を介して駆動軸20に連結し、撚線aを摩擦ロー
ラ30の表面に2〜3重に巻き回した後、弓形の回転体
15に送り出している。
【0039】上記の張力受け装置28では、ロータ29
を前側の仮撚装置の回転に対して同速又は増速回転さ
せ、それに内蔵される摩擦ローラ30を引取キャプスタ
ン32の引出し速度と同速又は増速して回転させ、その
状態で摩擦ローラ30の表面に撚線を巻取ることによ
り、ローラと撚線の間に生じる摩擦抵抗によって撚線を
引取キャプスタン32の引出し速度と同速又は増速させ
て送り出している。
【0040】これにより、撚り口ダイス12と張力受け
装置28の間で撚線に生じる張力、すなわち撚線をダイ
ス12から引き抜くことによって撚線に生じる大きな張
力は、前側の仮撚装置16を介して摩擦ローラ30で受
け止められ、ローラ30の後方側には伝わらない。一
方、張力受け装置28から後側の撚線には、引取キャプ
スタンによって引取られる速度と同速又は増速回転され
た摩擦ローラ30から撚線が送り出されるため、弓形の
回転体15にかかる負荷は極めて小さくなる。
【0041】実施例のワイヤ撚線機は上記のような構造
であり、図1及び図2で示した19本の金属素線を同時
撚りしたインナーワイヤ1を形成するには、各金属素線
4、5、6、7をサプライボビンから連続して撚り口ダ
イス12に供給し、そのダイス12で各金属素線を撚り
合せると共に外側の素線外径をしごき加工し、表面を真
円形に成形した撚線aを引き出す。
【0042】この引き出した撚線aは、前側の撚線装置
16において大きな捩りが加えられた後、張力受け装置
28の摩擦ローラ30に引き取られ、ダイス12のしご
き加工によって撚線に生じた張力が受け止められる。
【0043】次に、上記摩擦ローラ30から引き出され
た撚線は、弓形の回転体15の表面に通され、回転体1
5の回転により二度撚りされる。ついで後側の仮撚装置
17で余分な捩りが加えられた後、引取キャプスタン3
2に引取られ、巻取リール33に連続して巻き取られ
る。
【0044】このように、上記のワイヤ撚線機では、複
数の金属素線を撚り口ダイス12で同時に撚り合せると
共に表面のしごき加工を行い、また、ダイス成形で撚線
に生じる強い張力を張力受け装置28で受け止めて弓形
の回転体15に伝えないので、19本の金属素線に対し
て撚り合せとダイス成形を同時にを行なうことができ、
摺動特性の良いインナーワイヤ1を連続的に安定して製
作することができる。
【0045】なお、上記の実施例では、弓形の回転体1
5の前後に仮撚装置16、17を設けたが、回転体15
の前側又は後側だけに仮撚装置を設けるようにしてもよ
い。
【0046】
【効果】以上のように、この発明のインナーワイヤは、
複数の金属素線を線接触させた状態で同時に撚り合せ、
その撚線の表面を真円形に成形したので、表面に凹凸が
なく素線同士にずれが生じないワイヤを形成でき、良好
な摺動特性を安定して維持できるインナーワイヤを提供
することができる。
【0047】また、1回の撚り工程でワイヤを形成で
き、ワイヤの金属素線同士が密着してワイヤ断面を小さ
くできるので、製造コストの低減とワイヤの小径化を図
ることができる。
【0048】一方、この発明のワイヤ撚線機は、ダイス
成形で撚線に加わる張力を張力受け手段で受け止め、弓
形の回転体に大きな張力が加わらないようにしたので、
多数の金属素線の撚り合せとダイス成形を連続して行な
うことができ、摺動特性の良いインナーワイヤを効率よ
く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のインナーワイヤの断面図
【図2】インナーワイヤの表面を示す図
【図3】実施例のワイヤ撚線機の模式図
【図4】同上の撚り口ダイスを示す断面図
【図5】前側の仮撚装置を示す正面図
【図6】仮撚装置と張力受け装置を示す平面図
【図7】同上の側面図
【図8】同上の正面図
【図9】(a)は張力受け装置の横断平面図、(b)は
縦断正面図、(c)は縦断側面図
【図10】従来のインナーワイヤを示す断面図
【図11】従来のワイヤ撚線機を示す模式図
【符号の説明】
1 インナーワイヤ 2 下撚り層 3 上撚り層 4、5、6、7 金属素線 12 撚り口ダイス 13 巻取り装置 15 弓形の回転体 16 前側の仮撚装置 17 後側の仮撚装置 20 駆動軸 24、25、26、27 ローラ 28 張力受け装置 29 ロータ 30 摩擦ローラ 32 引取キャプスタン 33 巻取リール a 撚線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属素線をダイスに通すと同時に
    同じ撚り長さで撚り合せ、その撚り合せにより中央の素
    線の回りに所定数の素線からなる下撚り層と、その下撚
    り層の倍数の素線からなる上撚り層を形成し、この上撚
    り層の表面形状を、ダイス成形した素線の組合せによっ
    て略真円形に形成したインナーワイヤ。
  2. 【請求項2】 上記下撚り層を同一径の素線で形成し、
    上撚り層を径の異なる2種類の素線を組合せて形成した
    請求項1に記載のインナーワイヤ。
  3. 【請求項3】 撚り口と巻取り装置の間に、撚線を通す
    弓形の回転体を設け、その回転体の前又は後或いは前後
    に仮撚装置を配置し、撚り口から引き出した撚線を弓形
    の回転体で回転させて二度撚りし、上記仮撚装置により
    撚線の金属素線に弾性限界を超える捩れを加えるワイヤ
    撚線機において、上記撚り口に、撚線の表面を真円形に
    成形するダイスを設け、上記弓形の回転体の前側に、ダ
    イス成形によって撚線に加わる張力を受け止める張力の
    受け手段を設けたことを特徴とするワイヤ撚線機。
  4. 【請求項4】 上記張力受け手段が、仮撚装置に対して
    同速又は増速回転される回転部材と、その回転部材に巻
    取り装置と同速又は増速回転した状態で支持されるロー
    ラとを備え、そのローラの表面に撚線を巻き取ることに
    より張力を受ける構造としたことを特徴とする請求項3
    に記載のワイヤ撚線機。
JP2272494A 1994-02-21 1994-02-21 インナーワイヤ及びワイヤ撚線機 Pending JPH07238481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432733B1 (ko) * 2006-05-16 2014-08-20 소니 주식회사 박막 트랜지스터의 제조 방법 및 박막 트랜지스터 및디스플레이 장치
CN109065278A (zh) * 2018-09-27 2018-12-21 盐城咸孚机械有限公司 多股铜线高速绞线机绞合后去应力装置

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