JPH07237573A - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents
自動二輪車のフレーム構造Info
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- JPH07237573A JPH07237573A JP2978694A JP2978694A JPH07237573A JP H07237573 A JPH07237573 A JP H07237573A JP 2978694 A JP2978694 A JP 2978694A JP 2978694 A JP2978694 A JP 2978694A JP H07237573 A JPH07237573 A JP H07237573A
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- JP
- Japan
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- frame
- fuel tank
- motorcycle
- head pipe
- main frames
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Abstract
(57)【要約】
【目的】応力集中が生じるヘッドパイプ回りの剛性を向
上させた自動二輪車のフレーム構造を提供するにある。 【構成】左右一対のメインフレーム43を後下方に延び
るように配置し、上記メインフレーム43上に燃料タン
ク23を設置した自動二輪車20の車体フレーム21に
おいて、上記左右のメインフレーム43の先端部43a
をヘッドパイプ28の側方を通って前方に延設し、上記
メインフレーム43の先端部43aに前部クロスフレー
ム46を架設すると共にこの前部クロスフレーム46の
後方に後部クロスフレーム47を架設し、これら前後ク
ロスフレーム46,47の間にクロスメンバ48を架設
してこのクロスメンバ48で上記ヘッドパイプ28を保
持したものである。
上させた自動二輪車のフレーム構造を提供するにある。 【構成】左右一対のメインフレーム43を後下方に延び
るように配置し、上記メインフレーム43上に燃料タン
ク23を設置した自動二輪車20の車体フレーム21に
おいて、上記左右のメインフレーム43の先端部43a
をヘッドパイプ28の側方を通って前方に延設し、上記
メインフレーム43の先端部43aに前部クロスフレー
ム46を架設すると共にこの前部クロスフレーム46の
後方に後部クロスフレーム47を架設し、これら前後ク
ロスフレーム46,47の間にクロスメンバ48を架設
してこのクロスメンバ48で上記ヘッドパイプ28を保
持したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車のフレーム構
造に係り、特に燃料タンクの下部に左右一対のメインフ
レームを配置したツインチューブ型の自動二輪車のフレ
ーム構造に関する。
造に係り、特に燃料タンクの下部に左右一対のメインフ
レームを配置したツインチューブ型の自動二輪車のフレ
ーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレームは車体を構成
する基本骨格であり、この車体フレームにエンジンや走
行車輪、燃料タンク、運転シート等が組み付けられてい
る。
する基本骨格であり、この車体フレームにエンジンや走
行車輪、燃料タンク、運転シート等が組み付けられてい
る。
【0003】近年、車体フレームは剛性を高めるため
に、例えば中空アルミニウム製の、左右一対のメインフ
レームを備えたツインチューブ型車体フレームを採用し
たものがある。
に、例えば中空アルミニウム製の、左右一対のメインフ
レームを備えたツインチューブ型車体フレームを採用し
たものがある。
【0004】図7は、このツインチューブ型車体フレー
ムの一例を示す斜視図であり、図8はこの車体フレーム
を備えた自動二輪車の一例を示す概略平面図である。
ムの一例を示す斜視図であり、図8はこの車体フレーム
を備えた自動二輪車の一例を示す概略平面図である。
【0005】図7および図8に示すように、この車体フ
レーム1を構成する左右一対のメインフレーム2は例え
ば箱型(矩形)断面を有するチューブ状のもので、それ
ぞれの先端部2aがヘッドパイプ3の後側に接続されて
おり、V字状あるいはU字状に拡開して後下方に延設さ
れ、後端部にピボット部4が下方に折曲して接続されて
いる。このピボット部4にはピボット軸5が架設され、
このピボット軸5にはスイングアーム6がピボット軸5
廻りにスイング自在に枢着されている。また、メインフ
レーム2とピボット部4との接続部近傍にはシートレー
ル7の先端部が接続され、シートレール7は後上方に延
設されている。
レーム1を構成する左右一対のメインフレーム2は例え
ば箱型(矩形)断面を有するチューブ状のもので、それ
ぞれの先端部2aがヘッドパイプ3の後側に接続されて
おり、V字状あるいはU字状に拡開して後下方に延設さ
れ、後端部にピボット部4が下方に折曲して接続されて
いる。このピボット部4にはピボット軸5が架設され、
このピボット軸5にはスイングアーム6がピボット軸5
廻りにスイング自在に枢着されている。また、メインフ
レーム2とピボット部4との接続部近傍にはシートレー
ル7の先端部が接続され、シートレール7は後上方に延
設されている。
【0006】ヘッドパイプ3には、ステアリング機構8
が設けられ、このステアリング機構8には前輪9を回動
自在に支持する左右一対のフロントフォーク10が備え
られている。
が設けられ、このステアリング機構8には前輪9を回動
自在に支持する左右一対のフロントフォーク10が備え
られている。
【0007】メインフレーム2の上方には、図9にも示
すように、燃料タンク11が載置されており、この燃料
タンク11の前方下部には突出部11aが設けられ、こ
の突出部11aを左右のメインフレーム2の間の空間に
配置することにより燃料タンク11のタンク容量増加を
図っている。
すように、燃料タンク11が載置されており、この燃料
タンク11の前方下部には突出部11aが設けられ、こ
の突出部11aを左右のメインフレーム2の間の空間に
配置することにより燃料タンク11のタンク容量増加を
図っている。
【0008】一方、メインフレーム2下部には図示しな
いエンジンが搭載され、このエンジンの後方の空間に、
図8に示すように、エンジン吸気系を構成するエアクリ
ーナ12が収容されている。エアクリーナ12は、例え
ばエンジンの後方の狭い空間に配置されており、しかも
このエアクリーナ12は回りをエンジンや燃料タンク1
1に囲われており、エンジンや燃料タンク11はエアク
リーナ12が空気を吸入するための障害になっている。
いエンジンが搭載され、このエンジンの後方の空間に、
図8に示すように、エンジン吸気系を構成するエアクリ
ーナ12が収容されている。エアクリーナ12は、例え
ばエンジンの後方の狭い空間に配置されており、しかも
このエアクリーナ12は回りをエンジンや燃料タンク1
1に囲われており、エンジンや燃料タンク11はエアク
リーナ12が空気を吸入するための障害になっている。
【0009】しかし、近年、エンジンの出力向上のため
空気の吸入量を増やす必要が生じ、例えば図8に示すよ
うに、カウリング13の前方両側面に一対の吸気口14
を設け、この吸気口14から吸気ホース15を介してエ
アクリーナ12まで新気を導いているものがある。
空気の吸入量を増やす必要が生じ、例えば図8に示すよ
うに、カウリング13の前方両側面に一対の吸気口14
を設け、この吸気口14から吸気ホース15を介してエ
アクリーナ12まで新気を導いているものがある。
【0010】ところで、ロードレース競技等において
は、ライダは燃料タンク11の上部に上半身を伏せるこ
とにより空気抵抗の低減を図るようにしている。
は、ライダは燃料タンク11の上部に上半身を伏せるこ
とにより空気抵抗の低減を図るようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
パイプ回りには応力が集中するため、ヘッドパイプの後
側にメインフレームの先端部を接続しただけでは強度が
不足するため、メインフレーム先端部の形状を大きくし
たり、別体の補強部材を取付ける必要があり、重量や部
品数の増加を招き好ましくない。
パイプ回りには応力が集中するため、ヘッドパイプの後
側にメインフレームの先端部を接続しただけでは強度が
不足するため、メインフレーム先端部の形状を大きくし
たり、別体の補強部材を取付ける必要があり、重量や部
品数の増加を招き好ましくない。
【0012】また、ライダが燃料タンクの上部に身を伏
せる場合、燃料タンクの形状は高さが低いことが空気抵
抗の低減を図る上で好ましいが、燃料タンクの高さを下
げると燃料タンクの容量が減り、競技において不利にな
る。しかし、燃料タンク下部のスペースは狭いため、燃
料タンクを下方に拡張するにも限度があり、特に燃料タ
ンクの前方下部はメインフレームがヘッドパイプに接続
される関係上幅方向のスペースが狭く、所要の燃料増は
期待できない。
せる場合、燃料タンクの形状は高さが低いことが空気抵
抗の低減を図る上で好ましいが、燃料タンクの高さを下
げると燃料タンクの容量が減り、競技において不利にな
る。しかし、燃料タンク下部のスペースは狭いため、燃
料タンクを下方に拡張するにも限度があり、特に燃料タ
ンクの前方下部はメインフレームがヘッドパイプに接続
される関係上幅方向のスペースが狭く、所要の燃料増は
期待できない。
【0013】一方、カウリングに吸入口を設け、吸気ホ
ースを介してエアクリーナまで新気を導く場合、吸気ホ
ースの取り回しのためにカウリング内に余分なスペース
を必要とし、また、部品数や組立て工程数が増えると共
に、折曲した吸気ホースによる管路抵抗のため、新気導
入の効率がよくない。
ースを介してエアクリーナまで新気を導く場合、吸気ホ
ースの取り回しのためにカウリング内に余分なスペース
を必要とし、また、部品数や組立て工程数が増えると共
に、折曲した吸気ホースによる管路抵抗のため、新気導
入の効率がよくない。
【0014】さらに、吸気ホースは燃料タンクの前方下
部に配設されるため、燃料タンクの前方下部に燃料タン
クを拡張するスペースがほとんどなくなってしまう。
部に配設されるため、燃料タンクの前方下部に燃料タン
クを拡張するスペースがほとんどなくなってしまう。
【0015】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、応力集中が生じるヘッドパイプ回りの剛性を向
上させた自動二輪車のフレーム構造を提供することを目
的とする。
もので、応力集中が生じるヘッドパイプ回りの剛性を向
上させた自動二輪車のフレーム構造を提供することを目
的とする。
【0016】この発明の他の目的は、燃料タンクの容量
を減らすことなく燃料タンクの高さを下げることが可能
な自動二輪車のフレーム構造を提供するにある。
を減らすことなく燃料タンクの高さを下げることが可能
な自動二輪車のフレーム構造を提供するにある。
【0017】この発明のさらに他の目的は、カウリング
内に余分なスペースを必要とせず、、余分な部品や組立
て工程を必要としない新気導入路を備えた自動二輪車の
フレーム構造を提供するにある。
内に余分なスペースを必要とせず、、余分な部品や組立
て工程を必要としない新気導入路を備えた自動二輪車の
フレーム構造を提供するにある。
【0018】この発明の別の目的は、管路抵抗が小さ
く、新気導入の効率のよい新気導入路を備えた自動二輪
車のフレーム構造を提供するにある。
く、新気導入の効率のよい新気導入路を備えた自動二輪
車のフレーム構造を提供するにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のフレーム構造は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、左右一対のメインフレームを
後下方に延びるように配置し、上記メインフレーム上に
燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレームにおい
て、上記左右のメインフレームの先端部をヘッドパイプ
の側方を通って前方に延設し、上記メインフレームの先
端部に前部クロスフレームを架設すると共にこの前部ク
ロスフレームの後方に後部クロスフレームを架設し、こ
れら前後クロスフレームの間にクロスメンバを架設して
このクロスメンバで上記ヘッドパイプを保持したもので
ある。
のフレーム構造は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、左右一対のメインフレームを
後下方に延びるように配置し、上記メインフレーム上に
燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレームにおい
て、上記左右のメインフレームの先端部をヘッドパイプ
の側方を通って前方に延設し、上記メインフレームの先
端部に前部クロスフレームを架設すると共にこの前部ク
ロスフレームの後方に後部クロスフレームを架設し、こ
れら前後クロスフレームの間にクロスメンバを架設して
このクロスメンバで上記ヘッドパイプを保持したもので
ある。
【0020】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、前記左右のメインフレーム
と、前記後部クロスフレームとの間に空間を形成し、こ
の空間に前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置した
ものである。
求項2に記載したように、前記左右のメインフレーム
と、前記後部クロスフレームとの間に空間を形成し、こ
の空間に前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置した
ものである。
【0021】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、左右一対のメインフレーム
を後下方に延びるように配置し、上記メインフレーム上
に燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレームにお
いて、上記左右のメインフレームを中空部材で構成して
ヘッドパイプの側方を通って前方に延設し、これら左右
のメインフレームの先端部に開口部を設けると共に上記
左右のメインフレーム中間部内側に開口部を設け、先端
開口部と中間開口部とをメインフレーム内を通じて連通
させて新気導入路を形成したものである。
請求項3に記載したように、左右一対のメインフレーム
を後下方に延びるように配置し、上記メインフレーム上
に燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレームにお
いて、上記左右のメインフレームを中空部材で構成して
ヘッドパイプの側方を通って前方に延設し、これら左右
のメインフレームの先端部に開口部を設けると共に上記
左右のメインフレーム中間部内側に開口部を設け、先端
開口部と中間開口部とをメインフレーム内を通じて連通
させて新気導入路を形成したものである。
【0022】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記メインフレームを
直線状に形成したものである。
に、請求項4に記載したように、上記メインフレームを
直線状に形成したものである。
【0023】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、左右一
対のメインフレームを後下方に延びるように配置し、上
記メインフレーム上に燃料タンクを設置した自動二輪車
の車体フレームにおいて、上記左右のメインフレームの
先端部をヘッドパイプの側方を通って前方に延設し、上
記メインフレームの先端部に前部クロスフレームを架設
すると共にこの前部クロスフレームの後方に後部クロス
フレームを架設し、これら前後クロスフレームの間にク
ロスメンバを架設してこのクロスメンバで上記ヘッドパ
イプを保持したため、ヘッドパイプをクロスメンバによ
り両側から支持でき、応力集中が生じるヘッドパイプ回
りの剛性を向上させることができる。
対のメインフレームを後下方に延びるように配置し、上
記メインフレーム上に燃料タンクを設置した自動二輪車
の車体フレームにおいて、上記左右のメインフレームの
先端部をヘッドパイプの側方を通って前方に延設し、上
記メインフレームの先端部に前部クロスフレームを架設
すると共にこの前部クロスフレームの後方に後部クロス
フレームを架設し、これら前後クロスフレームの間にク
ロスメンバを架設してこのクロスメンバで上記ヘッドパ
イプを保持したため、ヘッドパイプをクロスメンバによ
り両側から支持でき、応力集中が生じるヘッドパイプ回
りの剛性を向上させることができる。
【0024】また、前記左右のメインフレームと、前記
後部クロスフレームとの間に空間を形成し、この空間に
前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置したため、ヘ
ッドパイプ後方に充分なスペースが確保でき、このスペ
ースに燃料タンクの前方下部を拡張して配置できるた
め、燃料タンクの容量を減らすことなく燃料タンクの高
さを下げることが可能 さらに、左右一対のメインフレームを後下方に延びるよ
うに配置し、上記メインフレーム上に燃料タンクを設置
した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左右のメ
インフレームを中空部材で構成してヘッドパイプの側方
を通って前方に延設し、これら左右のメインフレームの
先端部に開口部を設けると共に上記左右のメインフレー
ム中間部内側に開口部を設け、先端開口部と中間開口部
とをメインフレーム内を通じて連通させて新気導入路を
形成したため、新気導入のための吸気ホースを配設する
必要がなく、カウリング内に余分なスペースを必要とし
ない新気導入路を得ることができる。
後部クロスフレームとの間に空間を形成し、この空間に
前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置したため、ヘ
ッドパイプ後方に充分なスペースが確保でき、このスペ
ースに燃料タンクの前方下部を拡張して配置できるた
め、燃料タンクの容量を減らすことなく燃料タンクの高
さを下げることが可能 さらに、左右一対のメインフレームを後下方に延びるよ
うに配置し、上記メインフレーム上に燃料タンクを設置
した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左右のメ
インフレームを中空部材で構成してヘッドパイプの側方
を通って前方に延設し、これら左右のメインフレームの
先端部に開口部を設けると共に上記左右のメインフレー
ム中間部内側に開口部を設け、先端開口部と中間開口部
とをメインフレーム内を通じて連通させて新気導入路を
形成したため、新気導入のための吸気ホースを配設する
必要がなく、カウリング内に余分なスペースを必要とし
ない新気導入路を得ることができる。
【0025】さらにまた、上記メインフレームを直線状
に形成したため、新気導入路の管路抵抗が小さくなり、
新気導入の効率が向上する。
に形成したため、新気導入路の管路抵抗が小さくなり、
新気導入の効率が向上する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0027】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図であり、図2は、この自動二輪車の
概略平面図である。
一例を示す左側面図であり、図2は、この自動二輪車の
概略平面図である。
【0028】図1および図2において、この自動二輪車
20は車体フレーム21を有し、この車体フレーム21
の前方下部にエンジン22が搭載され、このエンジン2
2の上方に燃料タンク23が、燃料タンク23の後方に
運転シート24がそれぞれ設置される。この自動二輪車
20は、車体前部が流線形のカウリング25で覆われて
おり、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からのライダ
の保護とが図られている。また、カウリング25の前部
には左右一対の新気取入口26が形成される。さらに、
自動二輪車20の後部はシートカウル27で覆われてお
り、走行風の整流を図っている。
20は車体フレーム21を有し、この車体フレーム21
の前方下部にエンジン22が搭載され、このエンジン2
2の上方に燃料タンク23が、燃料タンク23の後方に
運転シート24がそれぞれ設置される。この自動二輪車
20は、車体前部が流線形のカウリング25で覆われて
おり、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からのライダ
の保護とが図られている。また、カウリング25の前部
には左右一対の新気取入口26が形成される。さらに、
自動二輪車20の後部はシートカウル27で覆われてお
り、走行風の整流を図っている。
【0029】車体フレーム21の前方にはヘッドパイプ
28が配置され、このヘッドパイプ28にはステアリン
グ機構29が設けられる。このステアリング機構29に
は、前輪30を回動自在に支持する左右一対のフロント
フォーク31が備えられる。
28が配置され、このヘッドパイプ28にはステアリン
グ機構29が設けられる。このステアリング機構29に
は、前輪30を回動自在に支持する左右一対のフロント
フォーク31が備えられる。
【0030】フロントフォーク31は、ステアリング機
構29のアッパーブラケット32aとロアーブラケット
32bとによって前輪30を挟み込むように平行に固定
される一方、ハンドルバー33やフロントフェンダ34
などが取付けられる。そして、ステアリング機構29は
ヘッドパイプ28に左右回動自在に枢着され、ハンドル
バー33により前輪30が左右に回動自在に操舵される
ようになっている。
構29のアッパーブラケット32aとロアーブラケット
32bとによって前輪30を挟み込むように平行に固定
される一方、ハンドルバー33やフロントフェンダ34
などが取付けられる。そして、ステアリング機構29は
ヘッドパイプ28に左右回動自在に枢着され、ハンドル
バー33により前輪30が左右に回動自在に操舵される
ようになっている。
【0031】一方、車体フレーム21の中央下部に架設
されたピボット軸35にはスイングアーム36がピボッ
ト軸35廻りにスイング自在に枢着され、このスイング
アーム36の後端に後輪37が回動自在に軸支される。
スイングアーム36の基端部側には、リヤショックアブ
ソーバ38ならびに複数のリンク39が設けられ、これ
らのスイングアーム36、リヤショックアブソーバ38
およびリンク39からリヤサスペンション機構が構成さ
れる。
されたピボット軸35にはスイングアーム36がピボッ
ト軸35廻りにスイング自在に枢着され、このスイング
アーム36の後端に後輪37が回動自在に軸支される。
スイングアーム36の基端部側には、リヤショックアブ
ソーバ38ならびに複数のリンク39が設けられ、これ
らのスイングアーム36、リヤショックアブソーバ38
およびリンク39からリヤサスペンション機構が構成さ
れる。
【0032】前記エンジン22は、シリンダ部22aと
ケース部22bとから構成され、シリンダ部22aの前
側にはエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ4
0aおよびマフラ40bが接続される。また、シリンダ
部22aの後側にはエンジン吸気系を構成するキャブレ
タ(図示せず)およびエアクリーナ41が接続される。
エアクリーナ41は、キャブレタに清浄な外気を送り込
むためのものである。さらに、エンジン22前方にはエ
ンジン冷却系を構成するラジエター42が配置される。
ケース部22bとから構成され、シリンダ部22aの前
側にはエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ4
0aおよびマフラ40bが接続される。また、シリンダ
部22aの後側にはエンジン吸気系を構成するキャブレ
タ(図示せず)およびエアクリーナ41が接続される。
エアクリーナ41は、キャブレタに清浄な外気を送り込
むためのものである。さらに、エンジン22前方にはエ
ンジン冷却系を構成するラジエター42が配置される。
【0033】ところで、前記車体フレーム21は、例え
ばツインチューブ型のもので、左右一対のメインフレー
ム43とシートレール44とから構成され、メインフレ
ーム43の後端にはピボット部45が設けられる。メイ
ンフレーム43は、例えばアルミニウム等の軽金属や軽
合金材料を中空に形成したもので、例えば本実施例にお
いては箱型(矩形)の断面を有する。また、メインフレ
ーム43は、例えばプレス、押出しまたは引抜き等の成
形法で成形される。
ばツインチューブ型のもので、左右一対のメインフレー
ム43とシートレール44とから構成され、メインフレ
ーム43の後端にはピボット部45が設けられる。メイ
ンフレーム43は、例えばアルミニウム等の軽金属や軽
合金材料を中空に形成したもので、例えば本実施例にお
いては箱型(矩形)の断面を有する。また、メインフレ
ーム43は、例えばプレス、押出しまたは引抜き等の成
形法で成形される。
【0034】図3は、車体フレーム21の斜視図であ
り、図2と共に示すように、左右一対のメインフレーム
43は例えば平行に配置され、その後端下部にはピボッ
ト部45が固着される一方、メインフレーム43の後端
上部にはシートレール44の先端部が固着され、シート
レール44は後上方に延設される。
り、図2と共に示すように、左右一対のメインフレーム
43は例えば平行に配置され、その後端下部にはピボッ
ト部45が固着される一方、メインフレーム43の後端
上部にはシートレール44の先端部が固着され、シート
レール44は後上方に延設される。
【0035】図4は、メインフレーム43先端部43a
の構造を示すものであり、(a)はこのメインフレーム
43先端部43aの左側面図、(b)は平面図、そして
(c)は正面図をそれぞれ示すものである。
の構造を示すものであり、(a)はこのメインフレーム
43先端部43aの左側面図、(b)は平面図、そして
(c)は正面図をそれぞれ示すものである。
【0036】図3および図4に示すように、メインフレ
ーム43の先端部43aはヘッドパイプ28の前方に直
線状に延設され、これらの先端部43a間には前部クロ
スフレーム46が架設される。また、この前部クロスフ
レーム46の後方で、ヘッドパイプ28の後方に位置す
る部位には後部クロスフレーム47が左右のメインフレ
ーム43間に架設される。そして、前部クロスフレーム
46と後部クロスフレーム47との間にはクロスメンバ
48が架設され、このクロスメンバ48によりヘッドパ
イプ28が保持される。なお、後部クロスフレーム47
およびクロスメンバ48の形状および設置位置は、ステ
アリング機構29の回動を妨げないように配慮される。
ーム43の先端部43aはヘッドパイプ28の前方に直
線状に延設され、これらの先端部43a間には前部クロ
スフレーム46が架設される。また、この前部クロスフ
レーム46の後方で、ヘッドパイプ28の後方に位置す
る部位には後部クロスフレーム47が左右のメインフレ
ーム43間に架設される。そして、前部クロスフレーム
46と後部クロスフレーム47との間にはクロスメンバ
48が架設され、このクロスメンバ48によりヘッドパ
イプ28が保持される。なお、後部クロスフレーム47
およびクロスメンバ48の形状および設置位置は、ステ
アリング機構29の回動を妨げないように配慮される。
【0037】左右のメインフレーム43の先端部43a
は開口されて先端開口部であるインレット部49を形成
する。そして、このインレット部49の直前に前述した
カウリング25の新気取入口26が配置される。また、
図1および図2に示すように、左右のメインフレーム4
3の中間部付近内側で、前記エアクリーナ41に対向す
る部位には中間開口部であるアウトレット部50が形成
される。そして、インレット部49とアウトレット部5
0とはメインフレーム43内を通じて連通され、新気導
入路51を形成する。なお、メインフレーム43の内部
で、アウトレット部50の後方には遮蔽板52が設けら
れる。
は開口されて先端開口部であるインレット部49を形成
する。そして、このインレット部49の直前に前述した
カウリング25の新気取入口26が配置される。また、
図1および図2に示すように、左右のメインフレーム4
3の中間部付近内側で、前記エアクリーナ41に対向す
る部位には中間開口部であるアウトレット部50が形成
される。そして、インレット部49とアウトレット部5
0とはメインフレーム43内を通じて連通され、新気導
入路51を形成する。なお、メインフレーム43の内部
で、アウトレット部50の後方には遮蔽板52が設けら
れる。
【0038】図2のV−V線に沿う断面図である図5に
も示すように、燃料タンク23は、メインフレーム43
の上部に載置される。また、燃料タンク23の斜下前方
からの斜視図である図6にも示すように、燃料タンク2
3の前方下部には拡張部23aが下方に突出して設けら
れ、この拡張部23aは左右のメインフレーム43と後
部クロスフレーム47とで囲まれた空間に配置される。
なお、図6に示す燃料タンク23の後下部の凹部53は
エアクリーナ41の設置スペースである。
も示すように、燃料タンク23は、メインフレーム43
の上部に載置される。また、燃料タンク23の斜下前方
からの斜視図である図6にも示すように、燃料タンク2
3の前方下部には拡張部23aが下方に突出して設けら
れ、この拡張部23aは左右のメインフレーム43と後
部クロスフレーム47とで囲まれた空間に配置される。
なお、図6に示す燃料タンク23の後下部の凹部53は
エアクリーナ41の設置スペースである。
【0039】次に、本実施例の作用について説明する。
【0040】従来のように、左右のメインフレーム先端
部がヘッドパイプの後方にに接続されるものと違って、
本発明のように左右のメインフレーム43の先端部43
aをヘッドパイプ28の側方を通って前方に延設し、メ
インフレーム43の先端部43aに前部クロスフレーム
46を、この前部クロスフレーム46の後方に後部クロ
スフレーム47を架設し、これら前後クロスフレーム4
6,47間に架設されたクロスメンバ48でヘッドパイ
プ28を保持することにより、クロスメンバ48により
ヘッドパイプ28を前後方向両側から支持でき、応力集
中が生じるヘッドパイプ28回りの剛性を向上させるこ
とがでる。その結果、走行安定性の向上を図ることがで
きる。
部がヘッドパイプの後方にに接続されるものと違って、
本発明のように左右のメインフレーム43の先端部43
aをヘッドパイプ28の側方を通って前方に延設し、メ
インフレーム43の先端部43aに前部クロスフレーム
46を、この前部クロスフレーム46の後方に後部クロ
スフレーム47を架設し、これら前後クロスフレーム4
6,47間に架設されたクロスメンバ48でヘッドパイ
プ28を保持することにより、クロスメンバ48により
ヘッドパイプ28を前後方向両側から支持でき、応力集
中が生じるヘッドパイプ28回りの剛性を向上させるこ
とがでる。その結果、走行安定性の向上を図ることがで
きる。
【0041】なお、上記実施例ではクロスメンバ48を
前後クロスフレーム46,47の間に架設した例を示し
たが、ヘッドパイプ28の軸線とフロントフォーク31
の軸線とを大きくオフセットに配置してクロスメンバ4
8を前後クロスフレーム46,47の間の左右メインフ
レーム43間に架設し、ヘッドパイプ28を左右方向両
側から支持することも可能である。
前後クロスフレーム46,47の間に架設した例を示し
たが、ヘッドパイプ28の軸線とフロントフォーク31
の軸線とを大きくオフセットに配置してクロスメンバ4
8を前後クロスフレーム46,47の間の左右メインフ
レーム43間に架設し、ヘッドパイプ28を左右方向両
側から支持することも可能である。
【0042】また、メインフレーム43先端部43aを
ヘッドパイプ28前方へ延設することにより、ヘッドパ
イプ28後方で、燃料タンク23前方下部の左右のメイ
ンフレーム43に挟まれた空間が拡大し、燃料タンク2
3の拡張部23aのタンク容量の増加が可能となる。そ
の結果、レース用車両のように燃料タンク23の容量に
制限のあるものについては拡張部23aで増えたタンク
容量の分燃料タンク23の高さを下げることが可能とな
る(図1の二点鎖線で示す部分54が従来の燃料タンク
の高さ)。燃料タンク23の高さを下げることにより、
ライダは燃料タンク23の上部により低く身を伏せるこ
とが可能となり、高速走行中の空気抵抗の低減がより一
層図れる。また、燃料タンク23の拡張部23aを燃料
タンク23の前方下部に配置することにより重心が下が
り、車両の走行安定性が向上する。
ヘッドパイプ28前方へ延設することにより、ヘッドパ
イプ28後方で、燃料タンク23前方下部の左右のメイ
ンフレーム43に挟まれた空間が拡大し、燃料タンク2
3の拡張部23aのタンク容量の増加が可能となる。そ
の結果、レース用車両のように燃料タンク23の容量に
制限のあるものについては拡張部23aで増えたタンク
容量の分燃料タンク23の高さを下げることが可能とな
る(図1の二点鎖線で示す部分54が従来の燃料タンク
の高さ)。燃料タンク23の高さを下げることにより、
ライダは燃料タンク23の上部により低く身を伏せるこ
とが可能となり、高速走行中の空気抵抗の低減がより一
層図れる。また、燃料タンク23の拡張部23aを燃料
タンク23の前方下部に配置することにより重心が下が
り、車両の走行安定性が向上する。
【0043】一方、一般市販車のように燃料タンク23
の容量に特に制限のないものについては、拡張部23a
の分燃料タンク23のタンク容量が増加し、一回の給油
における走行距離が延びる。
の容量に特に制限のないものについては、拡張部23a
の分燃料タンク23のタンク容量が増加し、一回の給油
における走行距離が延びる。
【0044】さらに、エアクリーナ41への新気導入に
ついては、従来のように折曲した吸気ホースを用いず、
左右のメインフレーム43の先端部43aをヘッドパイ
プ28の側方を通って前方に延設し、このメインフレー
ム43の内部を新気導入路51としたため、新気導入の
ための吸気ホースを配設することなくエアクリーナ41
に新気を導くことができる。
ついては、従来のように折曲した吸気ホースを用いず、
左右のメインフレーム43の先端部43aをヘッドパイ
プ28の側方を通って前方に延設し、このメインフレー
ム43の内部を新気導入路51としたため、新気導入の
ための吸気ホースを配設することなくエアクリーナ41
に新気を導くことができる。
【0045】さらにまた、新気導入路51としてのメイ
ンフレーム43を直線状に形成したため、新気導入路5
1内の管路抵抗が吸気ホースに比べて減少し、新気導入
の効率が向上する。新気導入の効率が向上することによ
りエンジン22の出力向上がより図れる。
ンフレーム43を直線状に形成したため、新気導入路5
1内の管路抵抗が吸気ホースに比べて減少し、新気導入
の効率が向上する。新気導入の効率が向上することによ
りエンジン22の出力向上がより図れる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のフレーム構造によれば、左右一対のメインフレ
ームを後下方に延びるように配置し、上記メインフレー
ム上に燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレーム
において、上記左右のメインフレームの先端部をヘッド
パイプの側方を通って前方に延設し、上記メインフレー
ムの先端部に前部クロスフレームを架設すると共にこの
前部クロスフレームの後方に後部クロスフレームを架設
し、これら前後クロスフレームの間にクロスメンバを架
設してこのクロスメンバで上記ヘッドパイプを保持した
ため、ヘッドパイプをクロスメンバにより両側から支持
でき、応力集中が生じるヘッドパイプ回りの剛性を向上
させることができる。
二輪車のフレーム構造によれば、左右一対のメインフレ
ームを後下方に延びるように配置し、上記メインフレー
ム上に燃料タンクを設置した自動二輪車の車体フレーム
において、上記左右のメインフレームの先端部をヘッド
パイプの側方を通って前方に延設し、上記メインフレー
ムの先端部に前部クロスフレームを架設すると共にこの
前部クロスフレームの後方に後部クロスフレームを架設
し、これら前後クロスフレームの間にクロスメンバを架
設してこのクロスメンバで上記ヘッドパイプを保持した
ため、ヘッドパイプをクロスメンバにより両側から支持
でき、応力集中が生じるヘッドパイプ回りの剛性を向上
させることができる。
【0047】また、前記左右のメインフレームと、前記
後部クロスフレームとの間に空間を形成し、この空間に
前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置したため、ヘ
ッドパイプ後方に充分なスペースが確保でき、このスペ
ースに燃料タンクの前方下部を拡張して配置できるた
め、燃料タンクの容量を減らすことなく燃料タンクの高
さを下げることが可能 さらに、左右一対のメインフレームを後下方に延びるよ
うに配置し、上記メインフレーム上に燃料タンクを設置
した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左右のメ
インフレームを中空部材で構成してヘッドパイプの側方
を通って前方に延設し、これら左右のメインフレームの
先端部に開口部を設けると共に上記左右のメインフレー
ム中間部内側に開口部を設け、先端開口部と中間開口部
とをメインフレーム内を通じて連通させて新気導入路を
形成したため、新気導入のための吸気ホースを配設する
必要がなく、カウリング内に余分なスペースを必要とし
ない新気導入路を得ることができる。
後部クロスフレームとの間に空間を形成し、この空間に
前記燃料タンクの前方下部を拡張して配置したため、ヘ
ッドパイプ後方に充分なスペースが確保でき、このスペ
ースに燃料タンクの前方下部を拡張して配置できるた
め、燃料タンクの容量を減らすことなく燃料タンクの高
さを下げることが可能 さらに、左右一対のメインフレームを後下方に延びるよ
うに配置し、上記メインフレーム上に燃料タンクを設置
した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左右のメ
インフレームを中空部材で構成してヘッドパイプの側方
を通って前方に延設し、これら左右のメインフレームの
先端部に開口部を設けると共に上記左右のメインフレー
ム中間部内側に開口部を設け、先端開口部と中間開口部
とをメインフレーム内を通じて連通させて新気導入路を
形成したため、新気導入のための吸気ホースを配設する
必要がなく、カウリング内に余分なスペースを必要とし
ない新気導入路を得ることができる。
【0048】さらにまた、上記メインフレームを直線状
に形成したため、新気導入路の管路抵抗が小さくなり、
新気導入の効率が向上する。
に形成したため、新気導入路の管路抵抗が小さくなり、
新気導入の効率が向上する。
【図1】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造の一実
施例を示す自動二輪車の左側面図。
施例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】図1に示す自動二輪車の概略平面図。
【図3】車体フレームの斜視図。
【図4】(a)はメインフレーム先端部の左側面図、
(b)は平面図、そして(c)は正面図。
(b)は平面図、そして(c)は正面図。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図。
【図6】燃料タンクの斜下前方からの斜視図。
【図7】従来のツインチューブ型車体フレームの一例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図8】従来のツインチューブ型車体フレームを備えた
自動二輪車の一例を示す概略平面図。
自動二輪車の一例を示す概略平面図。
【図9】従来の燃料タンクの配置状態を示す側面図。
20 自動二輪車 21 車体フレーム 23 燃料タンク 23a 燃料タンクの拡張部 28 ヘッドパイプ 41 エアクリーナ(エンジン吸気系) 43 メインフレーム 43a メインフレームの先端部 46 前部クロスフレーム 47 後部クロスフレーム 48 クロスメンバ 49 インレット部(先端開口部) 50 アウトレット部(中間開口部) 51 新気導入路
Claims (4)
- 【請求項1】 左右一対のメインフレームを後下方に延
びるように配置し、上記メインフレーム上に燃料タンク
を設置した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左
右のメインフレームの先端部をヘッドパイプの側方を通
って前方に延設し、上記メインフレームの先端部に前部
クロスフレームを架設すると共にこの前部クロスフレー
ムの後方に後部クロスフレームを架設し、これら前後ク
ロスフレームの間にクロスメンバを架設してこのクロス
メンバで上記ヘッドパイプを保持したことを特徴とする
自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項2】 前記左右のメインフレームと、前記後部
クロスフレームとの間に空間を形成し、この空間に前記
燃料タンクの前方下部を拡張して配置した請求項1記載
の自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項3】 左右一対のメインフレームを後下方に延
びるように配置し、上記メインフレーム上に燃料タンク
を設置した自動二輪車の車体フレームにおいて、上記左
右のメインフレームを中空部材で構成してヘッドパイプ
の側方を通って前方に延設し、これら左右のメインフレ
ームの先端部に開口部を設けると共に上記左右のメイン
フレーム中間部内側に開口部を設け、先端開口部と中間
開口部とをメインフレーム内を通じて連通させて新気導
入路を形成したことを特徴とする自動二輪車のフレーム
構造。 - 【請求項4】 上記メインフレームを直線状に形成した
請求項3記載の自動二輪車のフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2978694A JPH07237573A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2978694A JPH07237573A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237573A true JPH07237573A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12285690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2978694A Pending JPH07237573A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237573A (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP2978694A patent/JPH07237573A/ja active Pending
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