JPH0723744Y2 - 液体クロマトグラフ用試料導入装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ用試料導入装置

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JPH0723744Y2
JPH0723744Y2 JP9244689U JP9244689U JPH0723744Y2 JP H0723744 Y2 JPH0723744 Y2 JP H0723744Y2 JP 9244689 U JP9244689 U JP 9244689U JP 9244689 U JP9244689 U JP 9244689U JP H0723744 Y2 JPH0723744 Y2 JP H0723744Y2
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suction
needle
suction needle
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勝治 若林
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日本分光工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吸入針を容器に挿入してこの容器内の試料液
を吸入しこれを液体クロマトグラフに注入する液体クロ
マトグラフ用試料導入装置に関する。
[従来の技術] この種の液体クロマトグラフ用試料導入装置では、吸入
針を下降させて容器に挿入し、吸入針の下降を停止させ
た状態でシリンジのピストンを引くことにより、容器内
の試料を吸入針から吸入するように構成されている(例
えば特開昭63−71650号公報)。吸入針の下限停止位
置、すなわち吸入位置は、従来では、下限位置検出器を
用いて直接検出することにより、または、吸入針の上限
位置を検出した後吸入針昇降用ステッピングモータに設
定数の降下パルスを供給することにより定めていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、吸入位置が決まっているため、吸入できない容
器内残留試料量を最小にするには、同一形状及び同一寸
法の容器を用いる必要があった。また、異なる形状又は
寸法の容器を用いる場合には、この残量を最小限にする
ため、キーボードを操作して下限位置の設定値を変更し
た後、実際に試料を吸入させて容器に対する吸入針の吸
入位置を確認し、吸入針を初期位置に戻し、吸入位置が
最適下限位置になるまで以上の処理を繰り返し行ってい
たので、調整時間が長くなるとともに、操作が煩雑であ
った。
一方、近年における試料注入装置の高機能化にともなっ
て、操作性向上の要請が強くなっている。
本考案の目的は、このような問題点に鑑み、試料容器に
応じて吸入針位置を容易に最適位置に設定変更すること
ができる液体クロマトグラフ用試料導入装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 第1図は本考案の原理構成を示す。
図中、1は吸入針昇降手段であり、試料液2の入った容
器3に対しステッピングモータ1aで吸入針4を昇降させ
る。
5は基準位置検出器であり、吸入針4の上下方向基準位
置を検出する。
6は吸入位置記憶手段、例えばRAM又は磁気記憶装置で
あり、吸入位置設定値を記憶する。
7は吸入針制御手段であり、吸入針4をこの基準位置か
ら設定吸入位置まで下降させて吸入針4を容器3に挿入
し、試料液2を吸入針4から吸入し、この試料液2を液
体クロマトグラフに注入する。
8は入力手段、例えばキーボードであり、操作者の操作
に応じて吸入針上昇指令、吸入針下降指令又は吸入位置
設定指令を出力する。
9は吸入位置設定手段であり、吸入針吸入位置設定モー
ドにおいて、吸入針4を基準位置から設定吸入位置まで
降下させ、吸入針上昇指令に応答して吸入針4を上昇さ
せる方向にステッピングモータ1aを回転駆動し、吸入針
下降指令に応答して吸入針4を下降させる方向にステッ
ピングモータ1aを回転駆動し、吸入位置設定指令に応答
して吸入針4の現在位置を新たな吸入位置設定値として
吸入位置記憶手段6の記憶内容を更新する。
[作用] 吸入針吸入位置設定モードでは、吸入針4が基準位置か
ら設定吸入位置まで降下して停止する。この吸入位置
は、吸入針4が容器3の底面に衝突してこれを破壊しな
いように、少し高めに設定されている。次に、操作者
は、吸入針4の下端位置を目視しながら入力手段8を介
し吸入針下降指令を発して吸入針4を下降させ、容器3
の底面のばらつきを考慮した最下限位置にする。この
際、吸入針4を下降させ過ぎた場合には、操作者は入力
手段8を介し吸入針上昇指令を発して吸入針4を上昇さ
せる。このような操作により、吸入針4の吸入位置が最
適になったと判断すると、操作者は入力手段8を介し吸
入位置設定指令を発する。これにより吸入針4の現在位
置が新たな吸入位置設定値となる。
したがって、容器3の形状及び寸法に応じて吸入針吸入
位置を容易に最適位置に設定変更することができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第2図は液体クロマトグラフ用試料導入装置の本考案に
係る要部構成を示す。
水平に配置されたベースプレート10には、多数の円孔12
がマトリックス状に整列配置されており、この円孔12に
同一形状の、通常の試料容器14または微量分析用の試料
容器14A等が嵌入係止される。
試料容器14は、試料17が入れられる円筒瓶16と、円筒瓶
16の上端開口を閉止するシール18と、円孔22が穿設され
円筒瓶上端部に螺合冠着されたキャップ20とからなる。
また、試料容器14Aは、円孔12の径が一定であるので、
円筒瓶16内に小瓶16Aが収容されている。
一方、ベースプレート10の上方には、吸入針昇降装置23
が設けられている。この吸入針昇降装置23は、上下方向
に一定間隔をおいて配置されたプーリ24と26に、ベルト
28が緊張状態で巻き掛けられ、ベルト28にホルダ30が固
定され、ホルダ30に吸入針32が垂直方向に保持された構
成となっている。この吸入針昇降装置23は、不図示の装
置によりベースプレート10に平行に駆動され、任意の円
孔12上に移動可能となっている。
吸入針32は管状で、その下端は尖って閉じており、下端
付近の側面には管内に連通した吸入孔33が形成されてい
る。吸入針32の上端部にはフレキシブルパイプ34が接続
されている。このフレキシブルパイプ34は、当業者に周
知の如く、不図示の六方弁を介して計量シリンジに接続
されている。
また、プーリ24はステッピングモータ36により回転駆動
され、これにより吸入針32が昇降する。吸入針32の上限
位置は、ベルト28に設けられた不図示のマークを位置検
出器38で検出することにより検知される。位置検出器38
の検出信号は、マイクロコンピュータ40へ供給される。
マイクロコンピュータ40は、キーボード42から供給され
る制御指令に応答して、ドライバ44を介してステッピン
グモータ36を回転駆動させ、表示器46に吸入針32の位置
等を表示させる。マイクロコンピュータ40のRAMには、
キーボード42を操作して入力された吸入位置N0が設定さ
れている。この設定値は、安全を見込んで小さめにされ
ている。
次に、上記の如く構成された本実施例の動作を第3図に
基づいて説明する。
初期状態では、吸入針32は上限位置で停止している。
キーボード42に操作して、吸入針吸入位置設定モードに
すると、マイクロコンピュータ40は、(50)不図示の駆
動装置により吸入針昇降装置23を水平方向に移動させて
サンプル番号1の試料容器14上へ移動させ、(52)カウ
ンタNに0を代入し、 (54)下降パルスをドライバ44へ1個供給してステッピ
ングモータ36を一定角だけ回転させ、吸入針32を一定微
小距離、例えば0.02mm下降させ、 (56)所定時間Δ経過するのを持つ。
(58)カウンタNの値が設定吸入位置N0よりも小さけれ
ば、 (60)カウンタNの値をインクリメントし、ステップ54
へ戻る。
ステップ58でN=N0と判定されると、吸入針32は一旦停
止する。
ここで、操作者は、円筒瓶16内にある吸入針32の下端位
置を目視しながらキーボード42の‘1'キーをオンにして
吸入針32を下降させ、試料容器14の底面のばらつきを考
慮した最適下限位置にする。この際、吸入針32を下降さ
せ過ぎた場合には、操作者はキーボード42の‘0'キーを
オンにして吸入針32を上昇させる。このような操作によ
り吸入針32の吸入位置が最適になったと判断すると、操
作者はキーボード42のエントリーキーをオンにする。
このようなキーボード42の操作に対し、マイクロコンピ
ュータ40は前記処理を実行するために、 (62)キーボード42の‘0'キーがオンになっておれば、
すなわち吸入針上昇指令が供給されておれば、 (64)上昇パルスをドライバ44に1個供給し、 (66)カウンタNの値をデクリメントし、 (67)所定時間ΔT、例えば0.1秒経過するのを持ち、
ステップ62へ戻る。
ステップ62で‘0'キーがオフになっておれば、 (68)‘1'キーがオンになっているかどうかを判定し、
オンになっておれば、すなわち吸入針下降指令が供給さ
れておれば、 (72)ドライバ44に下降パルスを1個共給し、 (74)カウンタNの値をインクリメントしてステップ67
へ進む。
ステップ68で‘1'キーがオフであれば、 (76)キーボード42のエントリーキーがオンであるかど
うかを判定する。これがオフであれば、ステップ62へ戻
って上記処理を繰り返し、オンであれば、 (78)吸入位置設定値N0に吸入針32の現在位置Nを代入
して設定変更し、 (80)ドライバ44に上昇パルスを供給して吸入針32を上
限位置まで移動させ、不図示の装置で吸入針昇降装置23
を水平方向に移動させて吸入針昇降装置23を初期位置に
戻す。
なお、上記各処理において、表示器46にはカウンタNの
値が表示されている。
以上の処理及び簡単な操作により、試料容器14又は14A
に応じて吸入位置が最適位置に設定変更され、瓶16又は
16A内の吸入できない残留試料液を最小にすることがで
きる。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る液体クロマトグラフ用
試料導入装置によれば、容器の形状及び寸法に応じて吸
入針吸入位置を容易に最適位置に設定変更することがで
きるという優れた効果を奏し、操作性向上に寄与すると
ころが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体クロマトグラフ用試料導入装
置の原理構成を示すブロック図である。 第2図及び第3図は本考案の一実施例に係り、 第2図は液体クロマトグラフ用試料導入装置の本考案に
係る要部構成図、 第3図は第2図のマイクロコンピュータ40のソフトウエ
ア構成を示すフローチャートである。 図中、 14は試料容器 23は吸入針昇降装置 32は吸入針 36はステッピングモータ 38は上限位置検出器 40はマイクロコンピュータ 42はキーボード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料液(2)の入った容器(3)に対しス
    テッピングモータ(1a)で吸入針(4)を昇降させる吸
    入針昇降手段(1)と、 該吸入針の上下方向基準位置を検出する基準位置検出器
    (5)と、 吸入位置設定値を記憶する吸入位置記憶手段(6)と、 該吸入針を該基準位置から該設定吸入位置まで下降させ
    て該吸入針を該容器に挿入し該試料液を該吸入針から吸
    入し、該試料液を液体クロマトグラフに注入する吸入針
    制御手段(7)と、 を備えた液体クロマトグラフ用試料導入装置において、 操作者の操作に応じて吸入針上昇指令、吸入針下降指令
    又は吸入位置設定指令を出力する入力手段(8)と、 吸入針吸入位置設定モードにおいて、該吸入針を該基準
    位置から該設定吸入位置まで降下させ、該吸入針上昇指
    令に応答して該吸入針を上昇させる方向に該ステッピン
    グモータを回転駆動し、該吸入針下降指令に応答して該
    吸入針を下降させる方向に該ステッピングモータを回転
    駆動し、該吸入位置設定指令に応答して該吸入針の現在
    位置を新たな吸入位置設定値として該吸入位置記憶手段
    の記憶内容を更新する吸入位置設定手段(9)と、 を有することを特徴とする液体クロマトグラフ用試料導
    入装置。
JP9244689U 1989-08-05 1989-08-05 液体クロマトグラフ用試料導入装置 Expired - Lifetime JPH0723744Y2 (ja)

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JPH0330859U JPH0330859U (ja) 1991-03-26
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JP7040392B2 (ja) * 2018-10-03 2022-03-23 株式会社島津製作所 試料注入装置および試料注入装置の調整方法
JP2023136305A (ja) * 2022-03-16 2023-09-29 古野電気株式会社 分析装置、プログラム、較正用部材および保護部材

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JPH0330859U (ja) 1991-03-26

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