JPH07237393A - サイドスライド式筆記具 - Google Patents
サイドスライド式筆記具Info
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- JPH07237393A JPH07237393A JP5510694A JP5510694A JPH07237393A JP H07237393 A JPH07237393 A JP H07237393A JP 5510694 A JP5510694 A JP 5510694A JP 5510694 A JP5510694 A JP 5510694A JP H07237393 A JPH07237393 A JP H07237393A
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- Japan
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- shaft
- fitting
- tip
- operation piece
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 軸筒1aの側部に形成された凹部1dの縁部
分1eに連設して、操作片3a係止用の嵌合突部1fが
形成されており、操作片3eの側壁部3dには嵌合突部
1fに対応する嵌合凹部3eが形成されている。 【効果】 筆記具を把持した状態で、ペン先の出没を容
易になすことができるというサイドスライド式筆記具の
利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向のみならず軸心
方向のガタ付きも極力抑制することできる。
分1eに連設して、操作片3a係止用の嵌合突部1fが
形成されており、操作片3eの側壁部3dには嵌合突部
1fに対応する嵌合凹部3eが形成されている。 【効果】 筆記具を把持した状態で、ペン先の出没を容
易になすことができるというサイドスライド式筆記具の
利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向のみならず軸心
方向のガタ付きも極力抑制することできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸の側部に形成した操
作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収納された先端に
ペン先部を有する筆記部材と係合する係合部と、この係
合部に連設し、前記軸の側部に位置する操作片とよりな
る操作部材を有し、前記操作片を前記操作孔に沿って軸
の長手方向に摺動操作することにより前記ペン先部を軸
の先端開口部より出没してなるサイドスライド式筆記具
に関する。
作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収納された先端に
ペン先部を有する筆記部材と係合する係合部と、この係
合部に連設し、前記軸の側部に位置する操作片とよりな
る操作部材を有し、前記操作片を前記操作孔に沿って軸
の長手方向に摺動操作することにより前記ペン先部を軸
の先端開口部より出没してなるサイドスライド式筆記具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなサイドスライド式筆
記具は、筆記する形に筆記具を把持した状態で、筆記具
を持ち変えることなしにペン先の出没を容易になすこと
ができるものとして、例えば特開平4−212000号
公報には、弾性体により後方付勢された筆記部材のペン
先を軸の先端開口部より突出させた位置または軸内部に
没入させた位置で係止する所謂カムなどの前進後退機構
を、軸の側部に操作片を位置させた操作部材と結合した
サイドスライド式筆記具が開示されている。
記具は、筆記する形に筆記具を把持した状態で、筆記具
を持ち変えることなしにペン先の出没を容易になすこと
ができるものとして、例えば特開平4−212000号
公報には、弾性体により後方付勢された筆記部材のペン
先を軸の先端開口部より突出させた位置または軸内部に
没入させた位置で係止する所謂カムなどの前進後退機構
を、軸の側部に操作片を位置させた操作部材と結合した
サイドスライド式筆記具が開示されている。
【0003】また、実開平3−69400号公報には、
弾性体などの付勢手段により後方付勢された筆記部材と
結合する操作部材の底面に軸心方向に向かって突設する
嵌合突起を形成し、この嵌合突起を、軸先端の開口部よ
りペン先を突出した状態で、軸側面に前記操作部材の嵌
合突起に嵌合する嵌合凹部を形成してなるサイドスライ
ド式筆記具が開示されている。
弾性体などの付勢手段により後方付勢された筆記部材と
結合する操作部材の底面に軸心方向に向かって突設する
嵌合突起を形成し、この嵌合突起を、軸先端の開口部よ
りペン先を突出した状態で、軸側面に前記操作部材の嵌
合突起に嵌合する嵌合凹部を形成してなるサイドスライ
ド式筆記具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】サイドスライド式筆記
具は、筆記する形に筆記具を把持した状態で、筆記具を
持ち変えることなしにペン先の出没を容易になすことが
できるが、移動可能な操作部材が筆記具の把持部分また
は把持部分の近傍に位置することより、この操作部材
(操作片)が筆記中に移動してガタ付き、筆記し難くな
るものがあった。
具は、筆記する形に筆記具を把持した状態で、筆記具を
持ち変えることなしにペン先の出没を容易になすことが
できるが、移動可能な操作部材が筆記具の把持部分また
は把持部分の近傍に位置することより、この操作部材
(操作片)が筆記中に移動してガタ付き、筆記し難くな
るものがあった。
【0005】操作部材の底面に嵌合突起を形成し、軸先
端の開口部よりペン先を突出した状態で、この嵌合突起
を軸側面に形成した嵌合凹部と嵌合するようなしたもの
では、操作部材の摺動方向の移動(ガタ付き)は抑制さ
れるものの、嵌合突起を凹部に嵌め込むので、嵌合に際
しては、操作部材の軸心方向への移動を伴い、この方向
のガタ付きは抑制されない。
端の開口部よりペン先を突出した状態で、この嵌合突起
を軸側面に形成した嵌合凹部と嵌合するようなしたもの
では、操作部材の摺動方向の移動(ガタ付き)は抑制さ
れるものの、嵌合突起を凹部に嵌め込むので、嵌合に際
しては、操作部材の軸心方向への移動を伴い、この方向
のガタ付きは抑制されない。
【0006】即ち、本発明は、筆記する形に筆記具を把
持した状態で、筆記具を持ち変えることなしにペン先の
出没を容易になすことができるというサイドスライド式
筆記具の利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向(長手
方向)のみならず軸心方向のガタ付きも極力抑制するこ
とを目的とする。
持した状態で、筆記具を持ち変えることなしにペン先の
出没を容易になすことができるというサイドスライド式
筆記具の利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向(長手
方向)のみならず軸心方向のガタ付きも極力抑制するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、軸の側
部に形成した操作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収
納された先端にペン先部を有する筆記部材と係合する係
合部と、この係合部に連設し、前記軸の側部に位置する
操作片とよりなる操作部材を有し、前記操作片を前記操
作孔に沿って軸の長手方向に摺動操作することにより前
記ペン先部を軸の先端開口部より出没してなるサイドス
ライド式筆記具において、前記操作片の摺動範囲内に、
前記筆記部材のペン先部を軸の先端開口部より突出させ
た状態で、操作片の側壁部と嵌合する嵌合突部を形成し
てなることを特徴とするサイドスライド式筆記具を要旨
とする。
部に形成した操作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収
納された先端にペン先部を有する筆記部材と係合する係
合部と、この係合部に連設し、前記軸の側部に位置する
操作片とよりなる操作部材を有し、前記操作片を前記操
作孔に沿って軸の長手方向に摺動操作することにより前
記ペン先部を軸の先端開口部より出没してなるサイドス
ライド式筆記具において、前記操作片の摺動範囲内に、
前記筆記部材のペン先部を軸の先端開口部より突出させ
た状態で、操作片の側壁部と嵌合する嵌合突部を形成し
てなることを特徴とするサイドスライド式筆記具を要旨
とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一例について説
明する。図1に示すものは、本発明のサイドスライド式
筆記具Aの外観図である。サイドスライド式筆記具A
は、軸筒1aと、この軸筒1aの先端に螺合により取付
けた先体1bとからなる軸1を有し、軸1の後端開口部
には尾栓2が取付けられている。また、先体1bは、ペ
ン先部材の出没する開口部1cを有している。
明する。図1に示すものは、本発明のサイドスライド式
筆記具Aの外観図である。サイドスライド式筆記具A
は、軸筒1aと、この軸筒1aの先端に螺合により取付
けた先体1bとからなる軸1を有し、軸1の後端開口部
には尾栓2が取付けられている。また、先体1bは、ペ
ン先部材の出没する開口部1cを有している。
【0009】軸筒1aの側部には、操作部材3の操作片
3aの摺動する範囲を限定する凹部1dが形成されてい
る。この凹部1dの縁部分1eに連設して、操作片3a
係止用の嵌合突部1fが形成されている。また、操作片
3aの上面3bには、滑り止めの溝3cが形成されてお
り、側壁部3dには嵌合突部1fに対応する嵌合凹部3
eが形成されている。この嵌合突部1fと嵌合凹部3e
とが嵌合する際、互いの凹凸を乗り越えるために働く押
圧する力は、操作片3aを軸筒1aから離したり近づけ
たりする方向へは働かず、操作片の摺動操作に当たって
は、凹部1dの底面1gと操作片3aとの距離を略一定
に保つことができる。これによって、操作片3aを摺動
させる際の軸心方向へのガタ付き及びペン先を軸1の先
端開口部1cより突出させた状態(操作片3aをペン先
方向に摺動させ、嵌合突部1fと嵌合凹部3eとを嵌合
させた状態、図示の状態)での操作片3aのガタ付きを
極力抑制するものである。
3aの摺動する範囲を限定する凹部1dが形成されてい
る。この凹部1dの縁部分1eに連設して、操作片3a
係止用の嵌合突部1fが形成されている。また、操作片
3aの上面3bには、滑り止めの溝3cが形成されてお
り、側壁部3dには嵌合突部1fに対応する嵌合凹部3
eが形成されている。この嵌合突部1fと嵌合凹部3e
とが嵌合する際、互いの凹凸を乗り越えるために働く押
圧する力は、操作片3aを軸筒1aから離したり近づけ
たりする方向へは働かず、操作片の摺動操作に当たって
は、凹部1dの底面1gと操作片3aとの距離を略一定
に保つことができる。これによって、操作片3aを摺動
させる際の軸心方向へのガタ付き及びペン先を軸1の先
端開口部1cより突出させた状態(操作片3aをペン先
方向に摺動させ、嵌合突部1fと嵌合凹部3eとを嵌合
させた状態、図示の状態)での操作片3aのガタ付きを
極力抑制するものである。
【0010】図2に、図1に示したサイドスライド式筆
記具Aの内部構造を示すため、図1のもののI−I線に
よる要部断面図を示す。先体1bの内部に弾性体である
コイルスプリング4を取付け、軸筒1aの内部には、こ
のコイルスプリング4により後方付勢された筆記部材5
を収納している。筆記部材5は先端にボ−ルペンペン先
5aと、このペン先5aを先端に取付けるインキタンク
としての合成樹脂製のパイプ体5bを有し、パイプ体5
bの側部には前記コイルスプリング4の当接受け部とし
て押圧変形加工などにより形成した突起5cを有してい
る。この突起5cは、出没係止機構6の当接受け部にも
なっている。
記具Aの内部構造を示すため、図1のもののI−I線に
よる要部断面図を示す。先体1bの内部に弾性体である
コイルスプリング4を取付け、軸筒1aの内部には、こ
のコイルスプリング4により後方付勢された筆記部材5
を収納している。筆記部材5は先端にボ−ルペンペン先
5aと、このペン先5aを先端に取付けるインキタンク
としての合成樹脂製のパイプ体5bを有し、パイプ体5
bの側部には前記コイルスプリング4の当接受け部とし
て押圧変形加工などにより形成した突起5cを有してい
る。この突起5cは、出没係止機構6の当接受け部にも
なっている。
【0011】出没係止機構6は、前記突起5cと当接
し、軸筒内に形成した係止溝7と係合して位置決めされ
る回転カム6aと、この回転カム6aに回転を付与し前
記係止溝7に導く摺動カム6bとからなる。摺動カム6
bは、大径部6cと小径部6dとを有し、この大径部6
cをペン先側に位置すると共に、大径部6cと小径部6
dとの間に形成される段部分にて操作部材3の係合部3
fと係合している。ここで、軸筒1aの先部分には、軸
筒1aより先体1bを取外した際に軸筒内より筆記部材
5及び回転カム6aが抜け落ちないように軟質の合成樹
脂により形成したパイプ体8が取付けられている。
し、軸筒内に形成した係止溝7と係合して位置決めされ
る回転カム6aと、この回転カム6aに回転を付与し前
記係止溝7に導く摺動カム6bとからなる。摺動カム6
bは、大径部6cと小径部6dとを有し、この大径部6
cをペン先側に位置すると共に、大径部6cと小径部6
dとの間に形成される段部分にて操作部材3の係合部3
fと係合している。ここで、軸筒1aの先部分には、軸
筒1aより先体1bを取外した際に軸筒内より筆記部材
5及び回転カム6aが抜け落ちないように軟質の合成樹
脂により形成したパイプ体8が取付けられている。
【0012】前述のように、軸筒1aの側部には操作部
材3の操作片3aが摺動する範囲を限定する凹部1dが
形成されている。この凹部1d内には、操作片3aと連
設する係合部3fが挿入される摺動孔1hが形成されて
おり、実質的に、この摺動孔1hでも操作部材3の摺動
範囲を限定している。
材3の操作片3aが摺動する範囲を限定する凹部1dが
形成されている。この凹部1d内には、操作片3aと連
設する係合部3fが挿入される摺動孔1hが形成されて
おり、実質的に、この摺動孔1hでも操作部材3の摺動
範囲を限定している。
【0013】図3乃至図7に本発明の他の一例を示す部
分拡大外観図を示す。それぞれ、軸1と操作片3aとの
嵌合関係を工夫したものである。図3に示すものは、操
作片3a係止用の嵌合突部1fの形状をペン先側である
先側と後側とで立ち上げ角度の異なるテ−パを有するも
のとし、前テ−パ1f’の立ち上げ角度を後テ−パ1
f’’のそれよりも大きな角度とし、嵌合に際しては小
さい力で嵌合でき、嵌合を解除する際には比較的大きい
力が必要であるようなしたものである。嵌合を解除する
際には比較的大きい力が必要にしたことにより、操作片
3aのガタ付き抑制に対する信頼性が向上するものであ
る。
分拡大外観図を示す。それぞれ、軸1と操作片3aとの
嵌合関係を工夫したものである。図3に示すものは、操
作片3a係止用の嵌合突部1fの形状をペン先側である
先側と後側とで立ち上げ角度の異なるテ−パを有するも
のとし、前テ−パ1f’の立ち上げ角度を後テ−パ1
f’’のそれよりも大きな角度とし、嵌合に際しては小
さい力で嵌合でき、嵌合を解除する際には比較的大きい
力が必要であるようなしたものである。嵌合を解除する
際には比較的大きい力が必要にしたことにより、操作片
3aのガタ付き抑制に対する信頼性が向上するものであ
る。
【0014】また、図4に示す例は、操作片3a係止用
の嵌合突部1fの形状を半円形のものとすると共に、操
作片3aの側壁部3dに形成する、前記嵌合突部1fに
対応する嵌合凹部3eの形状をペン先側である先側と尾
栓側である後側とにテ−パ部を有するものとしたもので
ある。この様にしたことにより、嵌合突部1fと嵌合凹
部3eとは、点接触に近い小さい面積にて接触すること
になる。よって、操作片3aの嵌合及びその解除を小さ
い力でなせるので、手元操作における操作部材3の操作
も容易になすことができるものである。
の嵌合突部1fの形状を半円形のものとすると共に、操
作片3aの側壁部3dに形成する、前記嵌合突部1fに
対応する嵌合凹部3eの形状をペン先側である先側と尾
栓側である後側とにテ−パ部を有するものとしたもので
ある。この様にしたことにより、嵌合突部1fと嵌合凹
部3eとは、点接触に近い小さい面積にて接触すること
になる。よって、操作片3aの嵌合及びその解除を小さ
い力でなせるので、手元操作における操作部材3の操作
も容易になすことができるものである。
【0015】ここで、上述の各実施例は、軸及び操作部
材をある程度自己弾性を有する合成樹脂製を考慮して示
したが、この軸及び操作部材を自己弾性力の少ない金属
などによって製造した場合、両者の嵌合力を調整するた
め、図5に示すように、嵌合突部1fのみを別部材とし
て板ばねのような弾性体を取付けることもできる。この
弾性体は、板ばねのほかにゴムや合成樹脂のようなもの
で形成され突設状に設置したものであっても良い。
材をある程度自己弾性を有する合成樹脂製を考慮して示
したが、この軸及び操作部材を自己弾性力の少ない金属
などによって製造した場合、両者の嵌合力を調整するた
め、図5に示すように、嵌合突部1fのみを別部材とし
て板ばねのような弾性体を取付けることもできる。この
弾性体は、板ばねのほかにゴムや合成樹脂のようなもの
で形成され突設状に設置したものであっても良い。
【0016】また、図6に示すように、操作片3aの側
壁部3dの先端部3d’に嵌合凹部3eを形成し、軸筒
1aの凹部1dの、嵌合凹部3eに対応する、先端部に
嵌合突部1fを形成することもできる。この場合、嵌合
凹部3e及び嵌合突部1fにそれぞれ、操作片3eが長
手方向に長手方向に移動するのに障害となるアンダ−カ
ット部1d’、3e’が必要である。この様にすること
により、操作部材3は、より長手方向に摺動しやすくな
ると共に1箇所の嵌合によるため、寸法バラツキによる
嵌合力のバラツキを極力抑制することができ、操作片3
aと軸1との嵌合も手元操作にて、より容易になすこと
ができるものである。また、これまで、操作片3eと軸
筒1aとの嵌合は、操作片側に凹部を形成し、軸筒側に
これに対応する突部を形成するように示したが、逆に操
作片側に突部を形成し、軸筒側にこれに対応する凹部を
形成しても良い。更に、操作片3eの摺動ガイドとし
て、軸筒1に操作片3aの摺動する範囲を限定する凹部
1dを形成したものの例を示したが、この凹部を形成せ
ずに、操作片3eを軸の側部に凸状態で設置するような
してもよく、この場合、嵌合突部1fのみ軸筒1aの側
壁に突設するため、嵌合突部1fの自己弾性を発揮しや
すくなり、嵌合及びその解除が容易になせると同時に操
作部材3の係止の信頼性も向上するものである。
壁部3dの先端部3d’に嵌合凹部3eを形成し、軸筒
1aの凹部1dの、嵌合凹部3eに対応する、先端部に
嵌合突部1fを形成することもできる。この場合、嵌合
凹部3e及び嵌合突部1fにそれぞれ、操作片3eが長
手方向に長手方向に移動するのに障害となるアンダ−カ
ット部1d’、3e’が必要である。この様にすること
により、操作部材3は、より長手方向に摺動しやすくな
ると共に1箇所の嵌合によるため、寸法バラツキによる
嵌合力のバラツキを極力抑制することができ、操作片3
aと軸1との嵌合も手元操作にて、より容易になすこと
ができるものである。また、これまで、操作片3eと軸
筒1aとの嵌合は、操作片側に凹部を形成し、軸筒側に
これに対応する突部を形成するように示したが、逆に操
作片側に突部を形成し、軸筒側にこれに対応する凹部を
形成しても良い。更に、操作片3eの摺動ガイドとし
て、軸筒1に操作片3aの摺動する範囲を限定する凹部
1dを形成したものの例を示したが、この凹部を形成せ
ずに、操作片3eを軸の側部に凸状態で設置するような
してもよく、この場合、嵌合突部1fのみ軸筒1aの側
壁に突設するため、嵌合突部1fの自己弾性を発揮しや
すくなり、嵌合及びその解除が容易になせると同時に操
作部材3の係止の信頼性も向上するものである。
【0017】更に、図7に示すように、操作片3aに嵌
合凹部を形成せず、軸筒側部に形成する嵌合突部1fを
操作片3aの幅より狭い幅に設置し、操作片3aを嵌合
突部1fによる圧入力により嵌合するようなしても良
い。ここで、本例では、嵌合突部1fを軸筒1aの側部
に形成した凹部1dの縁部分1eに連設して設置したの
で、合成樹脂の射出成形などによって、軸筒1aを容易
に成形することができる。
合凹部を形成せず、軸筒側部に形成する嵌合突部1fを
操作片3aの幅より狭い幅に設置し、操作片3aを嵌合
突部1fによる圧入力により嵌合するようなしても良
い。ここで、本例では、嵌合突部1fを軸筒1aの側部
に形成した凹部1dの縁部分1eに連設して設置したの
で、合成樹脂の射出成形などによって、軸筒1aを容易
に成形することができる。
【0018】以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限
りで、種々なせるものである。例えば、筆記部材の先端
に形成されるペン先は、ボ−ルペンペン先以外に、連通
多孔を有する合成樹脂製ペン先、繊維収束体ペン先、小
管式ペン先などが例示できる。また、軸1は、軸筒1a
と先体bとを連結するように示したが、一体の成形品で
あっても良い。また、軸1を軸筒1aと先体bとの2部
材よりなす場合は、軸筒1の後端は、閉塞されていても
良く、尾栓の有無も適宜選択すれば良く、また、尾栓2
にクリップを有するようなしても良い。また、軸筒内
に、筆記部材の出没係止機構を特別に設けず、上述の操
作片3aと軸1との嵌合を筆記部材の出没係止機構とす
ることもできる。
りで、種々なせるものである。例えば、筆記部材の先端
に形成されるペン先は、ボ−ルペンペン先以外に、連通
多孔を有する合成樹脂製ペン先、繊維収束体ペン先、小
管式ペン先などが例示できる。また、軸1は、軸筒1a
と先体bとを連結するように示したが、一体の成形品で
あっても良い。また、軸1を軸筒1aと先体bとの2部
材よりなす場合は、軸筒1の後端は、閉塞されていても
良く、尾栓の有無も適宜選択すれば良く、また、尾栓2
にクリップを有するようなしても良い。また、軸筒内
に、筆記部材の出没係止機構を特別に設けず、上述の操
作片3aと軸1との嵌合を筆記部材の出没係止機構とす
ることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明は、軸の側部に形
成した操作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収納され
た先端にペン先部を有する筆記部材と係合する係合部
と、この係合部に連設し、前記軸の側部に位置する操作
片とよりなる操作部材を有し、前記操作片を前記操作孔
に沿って軸の長手方向に摺動操作することにより前記ペ
ン先部を軸の先端開口部より出没してなるサイドスライ
ド式筆記具において、前記軸の側部の操作片の摺動範囲
内に、前記筆記部材のペン先部を軸の先端開口部より突
出させた状態で、操作片の側壁部と嵌合する嵌合突部を
形成してなるので、筆記具を把持した状態で、ペン先の
出没を容易になすことができるというサイドスライド式
筆記具の利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向(長手
方向)のみならず軸心方向のガタ付きも極力抑制するこ
とできる。
成した操作孔より軸内部に挿入され、軸内部に収納され
た先端にペン先部を有する筆記部材と係合する係合部
と、この係合部に連設し、前記軸の側部に位置する操作
片とよりなる操作部材を有し、前記操作片を前記操作孔
に沿って軸の長手方向に摺動操作することにより前記ペ
ン先部を軸の先端開口部より出没してなるサイドスライ
ド式筆記具において、前記軸の側部の操作片の摺動範囲
内に、前記筆記部材のペン先部を軸の先端開口部より突
出させた状態で、操作片の側壁部と嵌合する嵌合突部を
形成してなるので、筆記具を把持した状態で、ペン先の
出没を容易になすことができるというサイドスライド式
筆記具の利点を生かしつつ、操作部材の摺動方向(長手
方向)のみならず軸心方向のガタ付きも極力抑制するこ
とできる。
【図1】一例を示す外観図。
【図2】図1のもののI−I線要部断面図。
【図3】他の一例を示す部分拡大外観図。
【図4】他の一例を示す部分拡大外観図。
【図5】他の一例を示す部分拡大外観図。
【図6】他の一例を示す部分拡大外観図。
【図7】他の一例を示す部分拡大外観図。
A サイドスライド式筆記具 1 軸 1a 軸筒 1b 先体 1c 開口部 1d 凹部 1d’ アンダ−カット部 1e 縁部分 1f 嵌合突部 1f’ 前テ−パ 1f’’ 後テ−パ 1g 底面 1h 摺動孔 2 尾栓 3 操作部材 3a 操作片 3b 上面 3c 溝 3d 側壁部 3d’ 先端部 3e 嵌合凹部 3e’ アンダ−カット部 3f 係合部 4 コイルスプリング 5 筆記部材 5a ボ−ルペンペン先 5b パイプ体 5c 突起 6 出没係止機構 6a 回転カム 6b 摺動カム 6c 大径部 6d 小径部 7 係止溝 8 パイプ体
Claims (1)
- 【請求項1】 軸の側部に形成した操作孔より軸内部に
挿入され、軸内部に収納された先端にペン先部を有する
筆記部材と係合する係合部と、この係合部に連設し、前
記軸の側部に位置する操作片とよりなる操作部材を有
し、前記操作片を前記操作孔に沿って軸の長手方向に摺
動操作することにより前記ペン先部を軸の先端開口部よ
り出没してなるサイドスライド式筆記具において、前記
操作片の摺動範囲内に、前記筆記部材のペン先部を軸の
先端開口部より突出させた状態で、操作片の側壁部と嵌
合する嵌合突部を形成してなることを特徴とするサイド
スライド式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5510694A JPH07237393A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | サイドスライド式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5510694A JPH07237393A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | サイドスライド式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237393A true JPH07237393A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12989507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5510694A Pending JPH07237393A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | サイドスライド式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237393A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012906A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Morris Corp | スライドペン |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5510694A patent/JPH07237393A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012906A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Morris Corp | スライドペン |
JP4500323B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2010-07-14 | モリス コーポレーション | スライドペン |
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