JPH07237187A - ディスクの打ち抜き装置 - Google Patents

ディスクの打ち抜き装置

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Publication number
JPH07237187A
JPH07237187A JP3164594A JP3164594A JPH07237187A JP H07237187 A JPH07237187 A JP H07237187A JP 3164594 A JP3164594 A JP 3164594A JP 3164594 A JP3164594 A JP 3164594A JP H07237187 A JPH07237187 A JP H07237187A
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JP
Japan
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cutting
punching
rows
central
original fabric
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Withdrawn
Application number
JP3164594A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Kanda
勝利 神田
Masaki Maruyama
正樹 丸山
Kenichi Ito
賢一 伊藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原反からフロッピーディスクを3列に打ち抜
くに際して、切断部の配置を適切なものとする。 【構成】 一定方向Aに原反Wを送り、ディスクDa,D
b,Dcを順次打ち抜いていく。原反Wにおける打ち抜き
位置は、左右両側の2列Rb,Rcに対して中央の1列Raの
打ち抜き位置が半ピッチP/2ずれている。切断のため
の金型26A ,26B は前後2組ある。原反Wの送り方向に
ついてより供給側に位置した金型26A に、中央の1列Ra
を切断する第1の切断部29a がある。他方の金型26B
に、両側の2列Rb,Rcを切断する第2の切断部29b およ
び第3の切断部29c がある。 【効果】 中央の1列Raの切断が先行することにより、
原反Wの強度がまだ強い段階で、両側の2列Rb,Rcの切
断がなされる。これにより、打ち抜き精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクな
どのディスクの打ち抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フロッピーディスクの円盤状の
記録担体は、原反から続けて打ち抜いていくことにより
得られる。従来は、原反から1列に順次打ち抜くことが
行われていたが、1列の打ち抜きでは、能率も歩留りも
悪い。
【0003】これを改良して2列の打ち抜きとしたフロ
ッピーディスクの打ち抜き装置の一例(未公知)が図6
および図7に示してある。本打ち抜き装置は、アンワイ
ンダー1とテンションコントローラー2とプレス機構3
とローラーフィード4とテンションコントローラー5と
ワインダー6とが、この順序で前から後へ並んでいる。
そして、アンワインダー1のリール7から繰り出される
原反Sは、テンションコントローラー2、プレス機構
3、ローラーフィード4およびテンションコントローラ
ー5を順次通って、ワインダー6のリール8に巻き取ら
れる。このとき、原反Sは、ローラーフィード4の駆動
により前方へ間欠的に送られ、停止時に、プレス機構3
においてディスクFが打ち抜かれる。前記ローラーフィ
ード4は、図示していないモーターにより回転駆動され
る前後一対の駆動ローラー9と、エアシリンダー10の駆
動により昇降し前記駆動ローラー9に上から押し当たる
従動ローラー11とを備えている。
【0004】そして、ディスクFは、原反Sにおいて、
左右2列に打ち抜かれ、かつ、これら2列の打ち抜き位
置は、互いに前後に半ピッチずれる。これに対して、プ
レス機構3は、切断のための2組の金型12a ,12b を有
している。一方の金型12a が左の列のディスクFを切断
し、他方の金型12b が右の列のディスクFを切断する
が、両金型12a ,12b は、互いに前後方向において2ピ
ッチ以上ずれている。なお、プレス機構3における原反
Sの供給側には、ローラーなどからなり原反Sを金型12
a ,12b のダイ上に案内する入口部13が設けられてい
る。さらに、前記両金型12a ,12b の前方には、それぞ
れ原反Sから切断されたディスクFを抜き取って落下さ
せるブロアー(図示していない)が設けられている。こ
れらブロアーの下側には、それぞれ落下してきたディス
クFを受け取り左方へ搬送するコンベヤー14a ,14b が
設けられている。また、これらコンベヤー14a ,14b の
左端部にはシャッター機構15a ,15b が設けられている
とともに、その下側に前後方向に渡ってコンテナー機構
16が設けられている。このコンテナー機構16は、前後方
向に移動するピン付きのコンテナー17を有しており、こ
のコンテナー17上に中心孔付きのディスクFを上下に重
ねて載せるものである。
【0005】そして、時間的に同時に作動する各金型12
a ,12b において、ダイ上の原反Sに対しパンチが下降
することにより、この原反Sから中心孔付きのディスク
Fが切断されるが、金型12a ,12b は、いわゆるプッシ
ュバック方式となっており、切断後のディスクFは、い
ったん原反Sの対応する打ち抜き孔内に戻る。その後、
ローラーフィード4の駆動により、切断後のディスクF
は、原反Sとともに1ピッチ前進する。ここで、ディス
クFに対して上から空気が吹き付けられ、原反Sからデ
ィスクFが抜き取られて、コンベヤー14a ,14b 上に落
下する。ついで、ディスクFは、コンベヤー14a ,14b
上を左へ搬送され、シャッター機構15a,15b 上に載
る。そして、このようにディスクFを受けとるときには
閉じていたシャッター機構15a ,15b が開くことによ
り、中心孔付きのディスクFは、ピン付きコンテナー17
上に載る。
【0006】ここで説明したフロッピーディスクの打ち
抜き装置は、原反Sから左右2列にディスクFを打ち抜
くものであるが、2列の打ち抜き位置を千鳥状に配する
ことにより、歩留りを高められる。また、原反Sの幅が
より広ければ、3列に打ち抜くことも可能になるが、こ
のときも、千鳥状の配置とすることにより、歩留りを高
められる。そして、3列に打ち抜く場合、各列に対応し
て切断用の金型を3つ設けることは妥当としても、これ
らの金型からなる切断部をいかに配置するかが課題にな
る。例えば、3つの切断部を原反の送り方向において全
部ずらせば、プレス機構が大型になる。逆に、3つの切
断部を近付けすぎることは、金型構成上不可能である。
また、原反の送り方向において、両側の2列に対応する
切断部を中央の1列に対応する切断部よりも前に設けた
とすると、原反の両側が既に打ち抜かれて弱くなってい
るところで、さらに打ち抜きが行われることになるた
め、しわの発生などにより打ち抜き精度が悪くなりやす
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、原反か
ら円盤状のディスクを3列に打ち抜こうとする場合、ま
ず、切断部をいかに配置するかが課題になる。すなわ
ち、プレス機構をなるべく小型にしながら、精度よく打
ち抜きができるようにしなければならない。
【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、原反から円盤状のディスクを3列に打ち抜
くディスクの打ち抜き装置において、切断部の配置を適
切なものとし、特に打ち抜きを精度よくできるようにす
ることを第1の目的とする。また、原反から切断された
ディスクを抜き取って排出させる抜き取り部の配置も適
切なものとすることを第2の目的とする。さらに、複数
ある切断部に不良が生じたような場合、どの切断部に不
良が生じたかが容易にわかるようにすることを第3の目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のディス
クの打ち抜き装置は、前記第1の目的を達成するため
に、原反を一定方向に間欠送りする原反送り機構と、こ
の原反送り機構により送られる原反から円盤状のディス
クを順次打ち抜くプレス機構とを備え、原反における打
ち抜き位置は、原反の送り方向と直交する方向に3列と
するとともに、両側の2列に対して中央の1列の打ち抜
き位置を半ピッチずらし、前記プレス機構は、原反の3
列の打ち抜き位置に対応する3つの切断部を有し、原反
の中央の1列の打ち抜き位置に対応する1つの中央切断
部を他の2つの両側切断部よりも前記送り方向でより供
給側に位置させたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明のディ
スクの打ち抜き装置において、前記第2の目的をも達成
するために、前記プレス機構の中央切断部と両側切断部
とは、原反の送り方向において2ピッチ以上離し、中央
切断部と両側切断部との間に、中央切断部で切断された
ディスクを原反から抜き取って排出させる中央抜き取り
部を設けたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明のディ
スクの打ち抜き装置において、前記第3の目的をも達成
するために、前記プレス機構の2つの両側切断部に対
し、前記送り方向でより排出側に位置して、両側切断部
で切断されたディスクをそれぞれ原反から抜き取って排
出させる両側抜き取り部を設け、これら両側抜き取り部
および前記中央抜き取り部に対し、前記3つの切断部で
切断されたディスクをそれぞれ別々に集積する3つの排
出収納機構を一側に設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明のディスクの打ち抜き装置で
は、原反送り機構が原反を一定方向に間欠送りし、それ
に伴い、プレス機構が原反から円盤状のディスクを順次
打ち抜いていく。打ち抜きは、原反において、その送り
方向と直交する方向に3列になされるが、両側の2列に
対して中央の1列の打ち抜き位置は半ピッチずれ、全体
として千鳥状になされる。また、各列の打ち抜きのため
の切断は、プレス機構の3つの切断部によりそれぞれな
されるが、中央切断部が両側切断部よりも原反の送り方
向においてより供給側に位置しており、位置的に、中央
の1列が両側の列に先立って切断されることになる。し
たがって、原反の強度がまだ強い段階で、両側の2列の
切断がなされ、切断が完了することになる。
【0013】さらに、請求項2の発明のディスクの打ち
抜き装置では、中央切断部で切断がなされて原反が1ピ
ッチ送られた後、中央切断部で切断されたディスクは、
両側切断部間の位置にはまだ達していないが、ここで中
央抜き取り部により抜き取られて排出される。
【0014】さらに、請求項3の発明のディスクの打ち
抜き装置では、両側切断部で切断がなされて原反が送ら
れた後、両側切断部で切断されたディスクが両側抜き取
り部により原反から抜き取られて排出される。こうして
3つの切断部で切断されたディスクは、それぞれ3つの
抜き取り部で抜き取られるが、さらに、3つの排出収納
機構によりそれぞれ別々に集積される。なお、これら排
出収納機構は、装置の一側にまとまっており、この一側
だけでディスクの取り出しができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のディスクの打ち抜き装置の一
実施例について、図1から図5を参照しながら説明す
る。本打ち抜き装置は、先に説明した図6および図7に
示す打ち抜き装置のように、アンワインダーのロールか
ら繰り出した打ち抜き前の原反Wをプレス機構21および
ローラーフィード22に通し、打ち抜き後の原反Wをワイ
ンダーに巻き取るものである。原反送り機構である前記
ローラーフィード22は、原反Wを一定方向Aへ一定ピッ
チPずつ間欠送りし、前記プレス機構21は、ローラーフ
ィード22により送られる原反Wから円盤状のマイクロフ
ロッピーディスクDa,Db,Dcを順次打ち抜くものであ
る。図1に示すように、原反Wにおける打ち抜き位置
は、原反Wの送り方向A(説明上、この方向を前方向と
する)と直交する左右方向に3列Ra,Rb,Rcになってお
り、両側の2列Rb,Rcに対して中央の1列Raの打ち抜き
位置が半ピッチP/2ずれている。
【0016】前記プレス機構21は、図2および図3に示
すように、ボルスター23や、このボルスター23上にロッ
ド24を介して連結された上ラム(図示していない)は共
通になっているが、金型26A ,26B は前後2組ある。両
金型26A ,26B は、ボルスター23上に設けられた下型27
A ,27B と上ラムの下側に設けられた上型とからなって
おり、これら下型27A ,27B と上型との間で原反Wを切
断するものであるが、いずれもプッシュバック方式のも
のである。そして、原反Wの送り方向Aにおいてより供
給側(後側)に位置した金型26A は、その中央部に設け
られた第1の切断部(中央切断部)29a において、原反
Wの中央の1列Raの打ち抜き位置で切断を行うものであ
る。また、前側に位置した金型26B は、その左右両側に
設けられた第2および第3の切断部(両側切断部)29b
,29c において、原反Wの左右両側の2列Rb,Rcの打
ち抜き位置で切断を行うものである。なお、第1の切断
部29a の中心位置と第2の切断部29b および第3の切断
部29c の中心位置とは、前後方向において2ピッチ半
(2+1/2)Pずれている。
【0017】また、前記ローラーフィード22は、先に説
明した図6および図7に示す打ち抜き装置のローラーフ
ィードと同様のもので、カバー31内に前後一対の駆動ロ
ーラー32,33と前後2群の従動ローラー34,35,36,37
とを有している。モーターにより回転駆動される駆動ロ
ーラー32,33は、原反Wよりも若干幅が広く、この原反
Wが上に載るものである。また、従動ローラー34,35,
36,37は、エアシリンダーの駆動により昇降して上から
駆動ローラー32,33とにより原反Wを挟み込むものであ
るが、それぞれ短いものが左右一対あって、原反Wの両
側部を押さえるものである。なお、左側の従動ローラー
34,36と右側の従動ローラー35,37とは、駆動ローラー
32,33への圧力を互いに独立に調整できるようになって
いる。
【0018】また、前後の金型26A ,26B 間には、第1
の切断部29a で切断されたディスクDaを原反Wから抜き
取って排出させる第1の抜き取り部(中央抜き取り部)
41aが設けられており、前側の金型26B の前側には、第
2の切断部29b および第3の切断部29c で切断されたデ
ィスクDb,Dcを原反Wから抜き取って排出させる第2お
よび第3の抜き取り部(両側抜き取り部)41b ,41c が
設けられている。これら抜き取り部41a ,41b ,41c
は、前記ディスクDa,Db,Dcに上から空気を吹き付ける
ノズル42a ,42b ,42c をそれぞれ有しているととも
に、左右方向のシャフト43A ,43B に設けられディスク
Da,Db,Dcに下側から接触する抜き出し補助ローラー44
a ,44b ,44c をそれぞれ有している。これら抜き出し
補助ローラー44a ,44b ,44c は、それぞれ対応するノ
ズル42a ,42b ,42c よりも若干後方に位置している。
そして、第1の抜き取り部41a のシャフト43A は、モー
ター45A によりベルト式伝達機構46A を介して図3にお
いて時計回り方向へ回転駆動される。また、第2の抜き
取り部41b と第3の抜き取り部41c とで共用のシャフト
43B は、別のモーター45B によりベルト式伝達機構46B
を介してやはり時計回り方向へ回転駆動される。また、
特に第3の抜き取り部41c には、抜き出し補助ローラー
44c の前下方に補助ベルトコンベヤー47が設けられてい
る。この補助ベルトコンベヤー47は、前方へ向かって下
方する方向へ傾斜しており、モーター48によりベルト式
伝達機構49を介して駆動され、上に載ったディスクDcを
前方へ搬送するものである。なお、前記第1の抜き取り
部41a においては、プレス機構21のボルスター23上に固
定されたフレーム51に前記ノズル42a やシャフト43A が
支持されている。また、第2の抜き取り部41b および第
3の抜き取り部41c においては、ボルスター23に固定さ
れたブラケット52に、前記ノズル42b ,42c やシャフト
43B を支持するフレーム53や補助ベルトコンベヤー47を
支持するフレーム54が固定されている。なお、補助ベル
トコンベヤー47は、その前側を支持するボルト55を長孔
56に通してあって、傾斜角度が調節可能になっている。
【0019】さらに、前記3つの抜き取り部41a に対し
ては、それぞれ抜き取られたディスクDa,Db,Dcを排出
して集積する排出収納機構61a ,61b ,61c が別々に設
けられている。これら排出収納機構61a ,61b ,61c
は、それぞれ、上に載ったディスクDa,Db,Dcをプレス
機構21から左側へ搬送するベルトコンベヤー62a ,62
b,62c を有している。これらベルトコンベヤー62a ,6
2b ,62c は、それぞれ別々のモーター63a ,63b ,63c
により駆動されるものである。そして、第1の排出収
納機構61a の第1のベルトコンベヤー62a は、その入口
側が前記第1の抜き取り部41a のノズル42a の下方に位
置している。また、第2の排出収納機構61bの第2のベ
ルトコンベヤー62b は、その入口側が前記第2の抜き取
り部41b のノズル42b の下方に位置している。さらに、
第3の排出収納機構61c の第3のベルトコンベヤー62c
は、その入口側が前記第3の抜き取り部41c の補助ベル
トコンベヤー47の前下方に位置しており、前記第2のベ
ルトコンベヤー62b の前方に位置している。
【0020】また、前記各ベルトコンベヤー62a ,62b
,62c の出口側には、図4および図5に示すように、
それぞれシャッター機構71a ,71b ,72c が設けられて
いる。これらシャッター機構71a ,71b ,72c は、同一
の構造を有しており、前記ベルトコンベヤー62a ,62b
,62c により搬送されてきたディスクDa,Db,Dcが載
り移って滑り落ちるシュート72を有しているとともに、
このシュート72の両側に、ディスクDa,Db,Dcを案内す
るガイド73を有している。このガイド73は、先細りにな
っている。さらに、これらガイド73間の先の位置に、シ
ュート72を滑り落ちてきたディスクDa,Db,Dcを止める
ストッパー74が設けられている。そして、前記ガイド73
の先端部の下方位置に、シャッター板76,77が上下2段
に設けられている。これら上下のシャッター板76,77
は、一対ずつあって、それぞれエアシリンダー78,79の
駆動により独立に開閉するものである。
【0021】さらに、前記シャッター機構71a ,71b ,
72c の下方を前後に渡ってコンテナー機構81が設けられ
ている。このコンテナー機構81は、先に説明した図6お
よび図7に示す打ち抜き装置のコンテナー機構と同様
に、前後方向に移動する複数のコンテナー82を有してい
る。このコンテナー82は、エアシリンダー83の駆動によ
り昇降もするもので、中央部からピン84が立ち上がって
いる。このピン84の上端部は、テーパー状になってい
る。そして、コンテナー82は、上昇時に、その上端が上
下のシャッター板76,77の中間の高さに位置するように
なっている。
【0022】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。フロッピーディスクDa,Db,Dcの打ち抜きに
際しては、ローラーフィード22の駆動により原反Wが一
定方向Aに1ピッチPずつ間欠的に送られる。そして、
その度毎に、プレス機構21により原反WからディスクD
a,Db,Dcが計3枚ずつ打ち抜かれていく。この打ち抜
きは、原反Wにおいて、その送り方向Aと直交する方向
すなわち左右方向に3列Ra,Rb,Rcになされるが、両側
の2列Rb,Rcに対して中央の1列Raの打ち抜き位置は半
ピッチP/2ずれ、全体として千鳥状になされる。
【0023】そして、後側の金型26A の第1の切断部29
a による中央の1列Raの切断は、前側の金型26B の第2
の切断部29b および第3の切断部29c による左右両側の
2列Rb,Rcの切断よりも、位置的に2ピッチ半(2+1
/2)Pだけ先行してなされる。なお、時間的には、両
金型26A ,26B の作動は同時である。
【0024】この金型26A ,26B による切断は、プッシ
ュバック方式でなされ、上型のパンチの押圧による切断
後、切断されたディスクDa,Db,Dcは、いったん原反W
の対応する打ち抜き孔内に戻る。その後、原反Wが1ピ
ッチP送られた後、各抜き取り部29a ,29b ,29c にお
いて、原反Wとともに送られたディスクDa,Db,Dcにノ
ズル42a ,42b ,42c が上から空気を吹き付け、ディス
クDa,Db,Dcは、特に前側が下がるようにして原反Wか
ら落下する。これとともに、回転する抜き出し補助ロー
ラー44a ,44b ,44c がディスクDa,Db,Dcの下後側に
接触して、このディスクDa,Db,Dcを前へ送り、このデ
ィスクDa,Db,Dcの原反Wからの抜き取りを確実なもの
とする。そして、第1の切断部29a で切断されその前側
に隣接する第1の抜き取り部41a で抜き取られたディス
クDaは、すぐに第1のベルトコンベヤー61a へ落下す
る。また、第2の切断部29b で切断されその前側に隣接
する第2の抜き取り部41b で抜き取られたディスクDb
は、すぐに第2のベルトコンベヤー61b へ落下する。一
方、第3の切断部29c で切断されその前側に隣接する第
3の抜き取り部41c で抜き取られたディスクDcは、ベル
トコンベヤー47により1ピッチP分ほど前下方へ送られ
た後、第3のベルトコンベヤー61c へ落下する。
【0025】そして、ディスクDa,Db,Dcは、ベルトコ
ンベヤー62a ,62b ,62c により左へ送られ、さらにシ
ュート72へ投入される。さらに、ディスクDa,Db,Dc
は、シュート72を滑り落ち、ストッパー74に突き当たっ
て止まり、ほぼ所定の位置で、閉じている上側のシャッ
ター板76上に載る。こうして、このシャッター板76上に
は、順次ディスクDa,Db,Dcが積み重なっていくが、20
枚のディスクDa,Db,Dcが積み重なると、上側のシャッ
ター板76が開き、ディスクDa,Db,Dcは、閉じている下
側のシャッター板77上に落下して載り移る。このとき、
図5に鎖線で示すように、コンテナー82は上昇位置にあ
り、そのピン84の上端が下側のシャッター板77よりも上
方に位置している。したがって、下側のシャッター板77
の載り移ったディスクDa,Db,Dcの中心孔内にピン84の
上端部が入る。なお、上側のシャッター板76は、開いた
後すぐに閉じる。一方、上側のシャッター板76が開いた
後、1秒ほどして下側のシャッター板77が開き、この下
側のシャッター板77上のディスクDa,Db,Dcは、落下し
てコンテナー82あるいはその上に既に重なっているディ
スクDa,Db,Dc上に載り移る。なお、その後、下側のシ
ャッター板77は閉じる。
【0026】こうして、コンテナー82上に所定数のディ
スクDa,Db,Dcが積み重なると、図5に実線で示すよう
に、コンテナー82が下降した後、一群のコンテナー82が
水平移動し、ディスクDa,Db,Dcの集積されたコンテナ
ー82が各シャッター機構71a,71b ,72c の下方から外
れ、空のコンテナー82があらたに各シャッター機構71a
,71b ,72c の下方に位置する。その後、コンテナー8
2は再び上昇する。なお、コンテナー82の水平移動時に
このコンテナー82が下降位置にあるのは、そのピン84に
シャッター板77が干渉しないようにするためである。
【0027】ところで、前記コンテナー82へのディスク
Da,Db,Dcの収納に際し、3つの各切断部29a ,29b ,
29c に対し、抜き取り部41a ,41b ,41c 、排出収納機
構61a ,61b ,61c およびシャッター機構71a ,71b ,
71c がそれぞれ別系統で設けられているので、各切断部
29a ,29b ,29c で切断されたディスクDa,Db,Dcは、
異なるコンテナー82に別々に集積されることになる。し
たがって、例えば3つある切断部29a ,29b ,29c など
に不良が生じたような場合、どの切断部に29a,29b ,2
9c に不良が生じたかが容易にわかる。
【0028】また、前記実施例の構成によれば、原反W
における打ち抜き位置は、左右方向に3列Ra,Rb,Rcと
し、かつ、両側の2列Rb,Rcに対して中央の1列Raの打
ち抜き位置は半ピッチP/2ずれ、全体として千鳥状に
なされる。これにより、能率よく、歩留りよく打ち抜き
ができることになる。また、左右方向に隣接する位置で
3列Ra,Rb,Rc全ての切断を行うことは困難であるが、
各列Ra,Rb,Rcの切断時の位置をずらすに際して、中央
の1列Raの切断を左右両側の2列Rb,Rcの切断よりも先
行して行うようにしたので、プレス機構21を極力コンパ
クトにできるとともに、中央部にのみ打ち抜き孔が開い
ていて原反Wの強度がまだ強い段階で、両側の2列Rb,
Rcの切断がなされて、切断が完了することになり、特に
打ち抜きを精度よくできる。すなわち、両側の2列Rb,
Rcの切断時に、原反Wにしわが生じているようなことを
防げる。
【0029】しかも、ローラーフィード22において、駆
動ローラー32,33への従動ローラー34,35,36,37の圧
力を左右で互いに独立に調整できるようにしたので、両
側の2列Rb,Rcの切断時における原反Wの左右のバラン
スも適切なものに調整できる。
【0030】また、左右両側の2列Rb,Rcの切断を行う
第2の切断部29b および第3の切断部29c の前側に隣接
してそれぞれ第2の抜き取り部41b および第3の抜き取
り部41c を設けるとともに、中央の1列Raの切断を行う
第1の切断部29a を他の切断部29b ,29c から2ピッチ
半(2+1/2)Pずらし、これら他の切断部29b ,29
c の後側で第1の切断部29a の前側に隣接して第1の抜
き取り部41a を設けたので、第2の切断部29b および第
3の切断部29c で切断されたディスクDb,Dcのみなら
ず、第1の切断部29a で切断されたディスクDaをすぐに
抜き取れる。
【0031】これとともに、第2の抜き取り部41b では
抜き取ったディスクDbをすぐにベルトコンベヤー62b に
落下させる一方、第3の抜き取り部41c では、抜き取っ
たディスクDbを補助ベルトコンベヤー47を介してベルト
コンベヤー62b に落下させるようにし、3つの抜き取り
部41a ,41b ,41c で抜き取ったディスクDa,Db,Dcを
全て左側へ送ってコンテナー82に収納するようにしたの
で、ディスクDa,Db,Dcの取り出しを全て装置の左側の
みでできる。
【0032】さらに、シャッター機構71a ,71b ,71c
およびコンテナー機構81においては、シャッター板76,
77を上下2段にするとともに、コンテナー82を昇降可能
とし、まず閉じた上側のシャッター板76上にディスクD
a,Db,Dcを溜め、ついで、上側のシャッター板76を開
いて、ディスクDa,Db,Dcを下側のシャッター板77上に
落とすとともに上昇したコンテナー82のピン84をディス
クDa,Db,Dcの中心孔に通し、その上で、下側のシャッ
ター板77を開いてディスクDa,Db,Dcをコンテナー82に
載せるようにしたので、ディスクDa,Db,Dcの中心孔に
確実にピン84を通して、確実にコンテナー82上にディス
クDa,Db,Dcを収納でき、収納の安定性が向上する。
【0033】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例の打ち抜き装置は、フロッピーディスクを打
ち抜くものであったが、それ以外のディスクの打ち抜き
装置にも本発明を適用できる。また、各部の具体的構成
も、前記実施例のものに限らない。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原反を一定方
向に間欠送りしながら、原反から円盤状のディスクを順
次打ち抜くディスクの打ち抜き装置において、原反にお
ける打ち抜き位置は、原反の送り方向と直交する方向に
3列とするとともに、両側の2列に対して中央の1列の
打ち抜き位置を半ピッチずらしたので、能率よく、歩留
りよく打ち抜きができる。しかも、プレス機構におい
て、原反の3列の打ち抜き位置に対応する3つの切断部
は、中央の1列の打ち抜き位置に対応する1つの中央切
断部を他の2つの両側切断部よりも前記送り方向でより
供給側に位置させたので、プレス機構をコンパクトにで
きるとともに、原反の強度がまだ強い段階で、両側の列
の切断がなされることにより、特に打ち抜きを精度よく
できる。
【0035】さらに、請求項2の発明によれば、プレス
機構の中央切断部と両側切断部とを原反の送り方向にお
いて2ピッチ以上離し、中央切断部と両側切断部との間
に、中央切断部で切断されたディスクを原反から抜き取
って排出させる中央抜き取り部を設けたので、中央切断
部で切断されたディスクをすぐに抜き取ることができ
る。
【0036】さらに、請求項3の発明によれば、プレス
機構の2つの両側切断部の排出側に、これら両側切断部
で切断されたディスクをそれぞれ原反から抜き取って排
出させる両側抜き取り部を設け、これら両側抜き取り部
および前記中央抜き取り部に対し、3つの切断部で切断
されたディスクをそれぞれ別々に集積する3つの排出収
納機構を一側に設けたので、この一側だけでディスクの
取り出しができるとともに、例えば3つある切断部に不
良が生じたような場合、どの切断部に不良が生じたかが
容易にわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクの打ち抜き装置の一実施例を
示すもので、原反における打ち抜き位置および切断部の
位置を説明する平面図である。
【図2】同上プレス機構付近の平面図である。
【図3】同上プレス機構付近の側面図である。
【図4】同上シャッター機構付近の平面図である。
【図5】同上シャッター機構付近の側面図である。
【図6】従来のディスクの打ち抜き装置の一例を示す平
面図である。
【図7】同上側面図である。
【符号の説明】
W 原反 Da,Db,Dc ディスク A 送り方向 P ピッチ Ra 中央の1列 Rb,Rc 両側の2列 21 プレス機構 22 ローラーフィード(原反送り機構) 29a 第1の切断部(中央切断部) 29b 第2の切断部(両側切断部) 29c 第3の切断部(両側切断部) 41a 第1の抜き取り部(中央抜き取り部) 41b 第2の抜き取り部(両側抜き取り部) 41c 第3の抜き取り部(両側抜き取り部) 61a 第1の排出収納機構 61b 第2の排出収納機構 61c 第3の排出収納機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B26D 7/32 A B26F 1/38 Z // B21D 28/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原反を一定方向に間欠送りする原反送り
    機構と、この原反送り機構により送られる原反から円盤
    状のディスクを順次打ち抜くプレス機構とを備え、原反
    における打ち抜き位置は、原反の送り方向と直交する方
    向に3列とするとともに、両側の2列に対して中央の1
    列の打ち抜き位置を半ピッチずらし、前記プレス機構
    は、原反の3列の打ち抜き位置に対応する3つの切断部
    を有し、原反の中央の1列の打ち抜き位置に対応する1
    つの中央切断部を他の2つの両側切断部よりも前記送り
    方向でより供給側に位置させたことを特徴とするディス
    クの打ち抜き装置。
  2. 【請求項2】 前記プレス機構の中央切断部と両側切断
    部とは、原反の送り方向において2ピッチ以上離し、中
    央切断部と両側切断部との間に、中央切断部で切断され
    たディスクを原反から抜き取って排出させる中央抜き取
    り部を設けたことを特徴とする請求項1記載のディスク
    の打ち抜き装置。
  3. 【請求項3】 前記プレス機構の2つの両側切断部に対
    し、前記送り方向でより排出側に位置して、両側切断部
    で切断されたディスクをそれぞれ原反から抜き取って排
    出させる両側抜き取り部を設け、これら両側抜き取り部
    および前記中央抜き取り部に対し、前記3つの切断部で
    切断されたディスクをそれぞれ別々に集積する3つの排
    出収納機構を一側に設けたことを特徴とする請求項2記
    載のディスクの打ち抜き装置。
JP3164594A 1994-03-01 1994-03-01 ディスクの打ち抜き装置 Withdrawn JPH07237187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108858308A (zh) * 2018-06-20 2018-11-23 台山市宏盛自动化机械有限公司 一种圆盘切割装置
CN109482747A (zh) * 2018-12-14 2019-03-19 祥鑫科技股份有限公司 一种驱动式成型机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108858308A (zh) * 2018-06-20 2018-11-23 台山市宏盛自动化机械有限公司 一种圆盘切割装置
CN109482747A (zh) * 2018-12-14 2019-03-19 祥鑫科技股份有限公司 一种驱动式成型机构

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