JPH0723716U - 長尺物保管棚 - Google Patents
長尺物保管棚Info
- Publication number
- JPH0723716U JPH0723716U JP5509393U JP5509393U JPH0723716U JP H0723716 U JPH0723716 U JP H0723716U JP 5509393 U JP5509393 U JP 5509393U JP 5509393 U JP5509393 U JP 5509393U JP H0723716 U JPH0723716 U JP H0723716U
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- stacking
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- storage shelf
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保管材の収納・取出しが効率良く行なえる長
尺物保管棚を提供すること。 【構成】 前後一対の保管棚形成ユニットを、それぞれ
左右幅方向に複数個連結し、各保管棚形成ユニットの上
端に、正面視略U字状の段積み載置棚を着脱自在に段積
み載置可能とした。
尺物保管棚を提供すること。 【構成】 前後一対の保管棚形成ユニットを、それぞれ
左右幅方向に複数個連結し、各保管棚形成ユニットの上
端に、正面視略U字状の段積み載置棚を着脱自在に段積
み載置可能とした。
Description
【0001】
本考案は、鋼材や鋼管等の金属管やプラスチック管等の長尺物を保管するため の長尺物保管棚に関する。
【0002】
従来、鋼材や鋼管等の長尺物の保管材は、一般的には、倉庫内に長尺物保管棚 を設けて、同長尺物保管棚に横架状に載置・収納しており、同長尺物保管棚の一 形態としては、左右幅方向に伸延する前後一対の支柱支持体に、それぞれ複数個 の支柱を左右幅方向に一定の間隔を開けて立設して、左右幅方向に隣接し、かつ 、前後方向に対向する四本の支柱間に長尺物載置スペースを形成し、各長尺物載 置スペース内に同一種類毎に針金等により結線した長尺物の保管材の束を横架状 に載置して収納するようにしたものがある。
【0003】
ところが、上記した長尺物保管棚では、保管材の種類が多くなると、保管スペ ースの関係上、一つの長尺物載置スペース内に、結線した保管材の束を複数種類 載置しなければならず、そのために、取出したい保管材が下層にある場合には、 一旦上層にある保管材の束をクレーン等により取出し、その後、取出したい保管 材を取出して結線を解き、その中から必要本数だけ保管材を取出すようにしてい るために、かかる取出し作業に手間を要する上に、取出す必要のない保管材も、 取出した後に元の位置に載置・収納しなければならず、二重の手間を要していた 。
【0004】
そこで、本考案では、前後一対の保管棚形成ユニットを、それぞれ左右幅方向 に複数個連結し、各保管棚形成ユニットの上端に、正面視略U字状の段積み載置 棚を着脱自在に段積み載置可能としたことを特徴とする長尺物保管棚を提供せん とするものである。
【0005】 また、本考案では、左右幅方向に隣接する各保管棚形成ユニットの連結端部同 士は、前後に重合させて連結したこと、保管棚形成ユニットは、支柱支持体に前 後及び左右幅方向にそれぞれ間隔を開けて四本の支柱を立設し、同支柱間に左右 幅方向に伸延する長尺物載置体を横架し、前後方向に対向する各長尺物載置体間 に長尺物を横架状に載置可能としたこと、保管棚形成ユニットの上端に左右一対 の嵌合用突片を突設する一方、段積み載置棚の下端部に、上記嵌合用突片が嵌合 する左右一対の嵌合用凹部を設けると共に、同段積み載置棚の上端には左右一対 の吊下げ用フックを設けたこと、段積み載置棚上には、同一形態の段積み載置棚 を段積み可能としたことにも特徴を有する。
【0006】
本考案に係る長尺物保管棚を組立てる際には、前後一対の保管棚形成ユニット を左右幅方向に複数個連結し、各保管棚形成ユニットの上端に段積み載置棚を段 積み載置する。
【0007】 そして、かかる長尺物保管棚に長尺物の保管材を載置・収納する際には、前後 方向に対向する保管棚形成ユニット間に結線したままの同一種類の保管材を載置 ・収納し、その上方に載置した前後方向に対向する段積み載置棚間に、それと同 一種類の結線を解いたばらの状態の保管材を載置・収納する。
【0008】 このようにして、左右幅方向に異なる種類の保管材をそれぞれ載置・収納して おき、保管材を取出す際には、前後方向に対向する段積み載置棚をクレーンによ り保管棚形成ユニットの上端より降し、同段積み載置棚間に横架状に載置したば らの保管材を必要本数だけ取出し、その後、再度段積み載置棚をクレーンにより 保管棚形成ユニットの上端に段積み載置しておく。
【0009】 そして、段積み載置棚間の保管材がなくなるか、又は少なくなった場合には、 保管棚形成ユニット間に載置した結線状態の保管材を段積み載置棚に結線を解い て補充しておく。
【0010】 この際、左右幅方向に隣接する保管棚形成ユニットの連結端部同士を、前後に 重合させて連結した場合には、各保管棚形成ユニットの上端に段積み載置棚を他 の隣接する段積み載置棚と干渉させることなく段積み載置可能とすることができ ると共に、保管棚形成ユニット同士の連結・組立て時のデッドスペースを可及的 に削減することができて、保管材の載置・収納スペースを可及的に大きく確保す ることができる。
【0011】 保管棚形成ユニットに、左右幅方向に伸延する長尺物載置体を横架した場合に には、前後方向に対向する長尺物載置体間に保管材を横架状に載置して、複数段 に整然と段積みすることもできる。
【0012】 そして、保管棚形成ユニットの上端に左右一対の嵌合用突片を突設する一方、 段積み載置棚の下端部に、上記嵌合用突片が嵌合する左右一対の嵌合用凹部を設 けた場合には、保管棚形成ユニットの上端に突設した嵌合用突片に、段積み載置 棚の下端に設けた嵌合用凹部を嵌合させて、確実かつ安定状態に段積み載置棚を 段積み載置することができる。
【0013】 しかも、段積み載置棚の上端に左右一対の吊下げ用フックを設けた場合にはク レーンによる段積み載置棚の吊下げ作業を簡単かつ確実に行なうことができる。 また、段積み載置棚上に、同一形態の段積み載置棚を段積み載置可能とした場 合には、結線を解いたばらの状態の保管材を、複数段に段積みした段積み載置棚 上にそれぞれ載置・収納しておくことができ、取出し本数や、取出し頻度の多い 保管材では、取出す際の手間を大幅に削減することができる。
【0014】
以下に、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0015】 図1及び図2に示すAは、本考案に係る長尺物保管棚であり、同長尺物保管棚 Aは、前後一対の保管棚形成ユニット1を、それぞれ左右幅方向に複数個連結し 、各保管棚形成ユニット1の上端に、正面視略U字状の段積み載置棚2を着脱自 在に段積み載置可能としている。Fは、床部、a,b,cはそれぞれ長尺物であ る保管材である。
【0016】 保管棚形成ユニット1は、図3〜図5に示すように、左右幅方向に横長矩形枠 状に形成した支柱支持体3の四つの角部上面に、それぞれ支柱4,4,4,4を 上方へ立上げて立設し、前後方向に対向する支柱4,4間に、二個の載置体支持 フレーム5,5を上下方向に一定の間隔を開けて横架し、図6にも示すように、 左右幅方向に隣接する載置体支持フレーム5,5間にそれぞれ長尺物載置体6を 上下方向に着脱自在に横架している。6aは位置決め用突片である。
【0017】 そして、前後方向に対向する支柱4,4,4,4の各上端間には、左右一対の 嵌合用突片7,7を突設して、同嵌合用突片7,7に、後述する段積み載置棚2 の下端部に設けた嵌合用凹部8,8を嵌合可能としている。
【0018】 また、左右外側端部に位置する保管棚形成ユニット1には、図3及び図4に示 すように、スタンド部9を設けて、長尺物保管棚Aを組立てた際の自立性を良好 に確保している。
【0019】 上記のように形成した保管棚形成ユニット1は、図1及び図3に示すように、 左右幅方向に隣接する各保管棚形成ユニット1,1の連結端部に位置する支柱4 ,4同士の後面と前面とを連結板10,10 を介して対面させて、前後に重合させた 状態で連結ボルト11により連結している。
【0020】 このようにして、各保管棚形成ユニット1の上端に段積み載置棚2を他の隣接 する段積み載置棚2と干渉させることなく段積み載置可能とすると共に、保管棚 形成ユニット1,1同士の連結・組立てによる生じるデッドスペースの削減を図 ることができるようにしている。
【0021】 段積み載置棚2は、図7及び図8に示すように、保管棚形成ユニット1の支柱 支持体3と略同一形状の矩形枠状に形成した底部20と、同底部20の四つの角部の 上面にそれぞれ立設した支柱21,21,21,21 と、前後方向に対向する各支柱21,21, 21,21 の上端間に架設した左右一対の補強板22,22 と、各補強板22,22 の上端縁 より内側上方へ向けて伸延させると共に、各支柱21,21 の内側面の直上方位置に て直上方へ立上げて形成した吊下げ用フック23,23 とから形成している。
【0022】 そして、底部20の左右側端部には、左右一対の嵌合ガイド板24,24 を取付けて おり、各嵌合ガイド板24,24 は、下端が内側方に位置すると共に、上端が外側方 に位置する傾斜状に取付けて、各嵌合ガイド板24,24 と底部20の左右側部とによ り嵌合用凹部8,8を形成して、前述した保管棚形成ユニット1に設けた左右一 対の嵌合用突片7,7に両嵌合用凹部8,8を、嵌合ガイド板24,24 を介して嵌 合させて、保管棚形成ユニット1上に段積み載置棚2を段積み載置可能としてい る。
【0023】 また、段積み載置棚2上には、同一形態に形成した段積み載置棚2を段積み載 置可能としており、この場合には、下段の段積み載置棚2の吊下げ用フック23,2 3 に、上段の段積み載置棚2の嵌合用凹部8,8を嵌合ガイド板24,24 を介して 嵌合させることができるようにしている。
【0024】 本考案に係る長尺物保管棚Aの実施例は、上記のように構成しているものであ り、同長尺物保管棚Aの一使用形態について説明すると、次の通りである。
【0025】 すなわち、長尺物保管棚Aに長尺物の保管材a,b,cを載置・収納する際に は、前後方向に対向する保管棚形成ユニット1,1間に結線したままの同一種類 の保管材aを長尺物載置体6を介して整然と横架状に段積み載置して収納してお く。
【0026】 この際、長尺物載置体6は、径の大きい保管材を載置する場合や、必要としな い場合には、取外しておくこともできる。
【0027】 また、前後方向に対向する保管棚形成ユニット1,1上に段積み載置した段積 み載置棚2,2間には、直下方の保管棚形成ユニット1,1間に載置した保管材 と同一種類の保管材を、結線を解いたばらの状態で横架状に載置して収納してお く。
【0028】 このようにして、保管材を取出す際には、前後方向に対向する段積み載置棚2 ,2を吊下げ用フック23,23 を介してクレーンにより保管棚形成ユニット1,1 の上端より降し、同段積み載置棚2,2間に横架状に載置したばらの保管材を必 要本数だけ取出し、その後、再度段積み載置棚2,2をクレーンにより保管棚形 成ユニット1,1の上端に段積み載置しておく。
【0029】 そして、段積み載置棚2,2間の保管材がなくなるか、又は少なくなった場合 には、保管棚形成ユニット1,1間に載置した結線状態の保管材を段積み載置棚 2,2間に結線を解いて補充しておく。
【0030】 また、段積み載置棚2は、複数段に段積みして使用することもでき、取出し本 数や取出し頻度の多い保管材は、複数段に段積みした段積み載置棚2,2上に結 線を解いたばらの状態若しくは結線状態で載置・収納しておくことにより、保管 材を頻繁に取出す際の手間を大幅に削減することができて、取出し作業能率を向 上させることができる。
【0031】 さらに、保管棚形成ユニット1の前後及び左右幅は、載置・収納する保管材の 大きさに応じて適宜設計することができるものであり、各保管棚形成ユニット1 ,1同士を左右幅方向に連結して組立てることにより長尺物保管棚Aを形成する ことができるために、保管材収納庫の広さ、形状に応じて合理的な長尺物保管棚 Aを迅速かつ簡易に組立てることができる。
【0032】
本考案によれば、次のような効果が得られる。
【0033】 同一種類の長尺物としての保管材を、前後一対の保管棚形成ユニット間に は、結線状態で載置・収納する一方、同保管棚形成ユニットの上端に段積み載置 した前後一対の段積み載置棚には、結線を解いたばらの状態で載置・収納するこ とができるために、段積み載置棚をクレーン等により積降しすることにより、楽 に保管材を取出すことができる。
【0034】 保管棚形成ユニットは、左右幅方向に隣接する連結端部同士を、前後に重 合させて連結しているために、各保管棚形成ユニットの上端に段積み載置棚を他 の隣接する段積み載置棚と干渉させることなく段積み載置可能とすることができ ると共に、保管棚形成ユニット同士の連結・組立て時のデッドスペースを可及的 に削減することができて、保管材の載置・収納スペースを可及的に大きく確保す ることができる。
【0035】 保管棚形成ユニットには、長尺物載置体を横架しているために、同長尺物 載置体を介して上下複数段に保管材を整然と載置・収納することができる。
【0036】 保管棚形成ユニットの上端に左右一対の嵌合用突片を突設する一方、段積 み載置棚の下端部に嵌合用凹部を設けているために、保管棚形成ユニットへの段 積み載置棚の段積みを確実にかつ安定させて行なうことができる。
【0037】 段積み載置棚の上端に、左右一対の吊下げ用フックを設けているために、 クレーン等による段積み載置棚の吊下げ作業を簡単かつ確実に行なうことができ る。
【0038】 段積み載置棚上に、同一形態の段積み載置棚を段積み載置可能としている ために、保管材の種類に応じて適宜段積み載置棚を複数段に段積みし、各段積み 載置棚上に結線状態又はばらの状態の保管材を載置収納しておくことができて、 同保管材の取出し作業を迅速かつ簡単に行なうことができる。
【図1】本考案に係る長尺物保管棚の一部平面説明図。
【図2】同長尺物保管棚の一部正面説明図。
【図3】同長尺物保管棚の一部平面図。
【図4】同長尺物保管棚の一部正面図。
【図5】同長尺物保管棚の側面図。
【図6】長尺物載置体の正面説明図。
【図7】段積み載置棚の正面図。
【図8】同段積み載置棚の側面図。
A 長尺物保管棚 1 保管棚形成ユニット 2 段積み載置棚 3 支柱支持体 4 支柱 5 載置体支持フレーム
Claims (5)
- 【請求項1】 前後一対の保管棚形成ユニットを、それ
ぞれ左右幅方向に複数個連結し、各保管棚形成ユニット
の上端に、正面視略U字状の段積み載置棚を着脱自在に
段積み載置可能としたことを特徴とする長尺物保管棚。 - 【請求項2】 左右幅方向に隣接する各保管棚形成ユニ
ットの連結端部同士は、前後に重合させて連結したこと
を特徴とする請求項1記載の長尺物保管棚。 - 【請求項3】 保管棚形成ユニットは、支柱支持体に前
後及び左右幅方向にそれぞれ間隔を開けて四本の支柱を
立設し、同支柱間に左右幅方向に伸延する長尺物載置体
を横架し、前後方向に対向する各長尺物載置体間に長尺
物を横架状に載置可能としたことを特徴とする請求項1
記載の長尺物保管棚。 - 【請求項4】 保管棚形成ユニットの上端に左右一対の
嵌合用突片を突設する一方、段積み載置棚の下端部に、
上記嵌合用突片が嵌合する左右一対の嵌合用凹部を設け
ると共に、同段積み載置棚の上端には左右一対の吊下げ
用フックを設けたことを特徴とする請求項1記載の長尺
物保管棚。 - 【請求項5】段積み載置棚上には、同一形態の段積み載
置棚を段積み可能としたことを特徴とする請求項1記載
の長尺物保管棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5509393U JP2598777Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 長尺物保管棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5509393U JP2598777Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 長尺物保管棚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723716U true JPH0723716U (ja) | 1995-05-02 |
JP2598777Y2 JP2598777Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=33156483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5509393U Expired - Lifetime JP2598777Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 長尺物保管棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598777Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP5509393U patent/JP2598777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598777Y2 (ja) | 1999-08-16 |
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