JPH07237031A - 切断機 - Google Patents

切断機

Info

Publication number
JPH07237031A
JPH07237031A JP5810694A JP5810694A JPH07237031A JP H07237031 A JPH07237031 A JP H07237031A JP 5810694 A JP5810694 A JP 5810694A JP 5810694 A JP5810694 A JP 5810694A JP H07237031 A JPH07237031 A JP H07237031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vise
moving
base
fixed
moving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5810694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3079886B2 (ja
Inventor
Itsufumi Ogawa
五史 小川
Takao Osawa
孝雄 大澤
Shinji Takano
晋二 高野
Tatsuo Innami
龍夫 印南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Haramachi Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Haramachi Co Ltd
Priority to JP06058106A priority Critical patent/JP3079886B2/ja
Publication of JPH07237031A publication Critical patent/JPH07237031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3079886B2 publication Critical patent/JP3079886B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、切断機のバイス装置と切断角度切
替え装置に関するものであり、油圧による容易な操作性
を維持しつつ、それぞれの構成を安価にした切断機を提
供することである。 【構成】 ベース3に油圧シリンダ18で移動自在な移
動部材20を回転軸2の中心から一定距離L離れた位置
に設け、移動部材20に固定バイス10,移動バイス1
1をピン21,22で連結し、固定バイス10との連結
を解除可能にすることで、固定バイス10と移動部材2
0を連結して移動部材20を移動するとベース3が水平
回動し、この連結を解除して移動部材20を移動すると
移動バイス11が移動する。よって、1つの油圧シリン
ダ18で移動バイス11の移動とベース3の水平回動を
可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切断材料を支持するベ
ース部と切断刃物部が機台上面に固定された回転軸を中
心として回動する構造を有する切断機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図1,図12〜図15を用い
て説明する。機台1上には上面で切断材料9を支持する
ベース3が回転軸2を支点に水平方向に回動自在に設け
られ、機台1上の一部とベース3下面の一部にはそれぞ
れ突出した支持面1a,3aを設け、この支持面1a,
3aは互いに当接している。ベース3が水平回動する際
は、機台1の支持面1a上をベース3の支持面3aが摺
動する。ベース3上面には切断材料9を固定する固定バ
イス10と移動バイス11が設けられ、ベース3の左端
面には油圧シリンダ18が固定され、この油圧シリンダ
18のロッド18aの先端にベース3に支持された移動
部材20の一端が固定される。
【0003】図15において、移動バイス11に貫通孔
11aと長孔11bを形成し、それぞれの貫通孔11
a,長孔11bからボルト15,16を通して、移動バ
イス11の下部にバイスホルダ17を固定する。なお、
移動バイス11はボルト16を緩めることでボルト15
を支点に回動自在となり、ベース3を水平回動させた
際、移動バイス11を回動させて固定バイス10の材料
支持面10bと移動バイス11の材料支持面11cが平
行になるよう調節する。移動部材20上面には複数個の
穴部20a,20a・・・が設けられ、任意の穴部20
aにピン21を介してバイスホルダ17が連結される。
よって、移動バイス11は油圧シリンダ18のロッド1
8aの出入れにより移動部材20を介して移動される。
【0004】切断材料9の切断角度を切り換える際、ベ
ース3を所望の切断角度まで水平回動させる。従来、こ
のベース3を水平回動させる手段として、図15に示す
ように、手で回動させる手動式がある。これは、ベース
3の一端に回転用ハンドル29を固定し、このハンドル
29を手で持ち回転軸2を支点としてベース3とフレー
ム4を一体的に水平回動させるものであった。
【0005】また、図12〜図14に示すような油圧式
がある。これは、機台1上面とベース3下部にそれぞれ
支持部材30,31を設け、その支持部材30,31に
油圧シリンダ32の両端をボルト33,33で取付け、
油圧シリンダ32のロッド32aの出入れによりベース
3を回動させるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、手動式の場合、
人力でベース3の角度切換えを行なうため、特に大型の
切断機のベース3を回動させるには、ベース3の重量が
重いため多大な労力が必要となり、切断角度の切換え操
作が困難であった。
【0007】また、自動でベース3を水平回動させ、上
記問題を解決した油圧式においては、ベース3を水平回
動するために油圧シリンダ30、油圧部品、電気部品、
機械部品等が必要となるため、コスト高となり価格の高
い切断機となっていた。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消し、従来の油圧シリンダ式によるベースの水平
回動の操作性を維持しつつ、その構成を安価にした切断
機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、機台上
面に回転軸を直立固定し、該回転軸を中心に水平方向に
回動自在なベースを設け、固定バイスは前記ベース上に
位置するよう該回転軸に固定され、該固定バイスに対向
して前記ベース上に移動バイスを設けた切断機で、前記
ベースに水平方向で、かつ前記回転軸の中心より離れた
位置で固定バイス側に水平移動する移動部材と該移動部
材を移動させる油圧シリンダを設け、該移動部材を前記
移動バイスに連結し、前記移動部材と前記固定バイスを
連結及び解除できる連結部材Aを固定バイスに設け、該
連結部材Aで前記固定バイスと前記移動部材を連結する
と、前記移動部材の移動により前記ベースを回動させ、
前記固定バイスと前記移動部材の連結を解除すると、前
記移動部材の移動により前記移動バイスを移動させるこ
とにより達成される。
【0010】
【作用】上記したような構成により、1つの油圧シリン
ダで移動バイスの移動とベースの水平回動を可能にした
ことで、油圧シリンダのロッドに固定された移動部材が
ベースの回転軸から一定距離離れた位置で前後に摺動す
る。連結部材で固定バイスと移動部材を連結した状態で
油圧シリンダのロッドを伸ばすと、移動部材は連結部材
を介して固定バイスを押しつける。このとき、機台に固
定された固定バイスからの反力が油圧シリンダを押し出
す方向に働き、油圧シリンダを取付けているベースが回
転軸を中心として反時計方向に回動させられる。
【0011】逆に、バイスの油圧シリンダのロッドを縮
めると、移動部材が連結部材を介して固定バイスを引張
る。このとき、固定された固定バイスからの反力が油圧
シリンダを引張る方向に働き、油圧シリンダを固定して
いるベースが回転軸を中心として、時計方向に回動させ
られる。
【0012】また、連結部材で固定バイスと移動部材と
の連結を解除した状態で油圧シリンダのロッドを伸ばす
と、移動部材を介して移動バイスが移動する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図6を用いて説明
する。図1は横形帯のこ盤の全体正面図、図2は本発明
の一実施例を示すフレーム部を省略した上面図、図3は
図2のA−A線断面図、図4は切断角度が45度のとき
の上面図、図5は切断角度が0度のときの上面図、図6
は移動バイスの移動状態を示している上面図である。な
お、本実施例においては、切断機として横形帯のこ盤を
例にとり説明する。
【0014】図2において、機台1の上面中央部に回転
軸2が直立固定された状態で取付けられている。機台1
上にはベース3が設けられ、機台1上面には一部が突出
した支持面1aが形成され、この支持面1a上に対応す
る位置にベース3下面に形成した支持面3aが当接して
いる。図1から見てベース3の右端付近に垂直方向に形
成した回動軸2用の貫通孔3bに前記回転軸2を挿通す
ることで機台1とベース3が連結され、このベース3は
回転軸2を支点として、ベース3の支持面3aが機台1
の支持面1a上を摺動しながら水平方向へ回動する。な
お、回転軸2の上端はベース3上面より突出している。
ベース3の右端部に切断刃物部となるフレーム4がシャ
フト5を介して上下揺動自在に軸支されている。フレー
ム4内に図示しない電動機で回転駆動する駆動のこ車6
と従動のこ車7を設け、こののこ車6,7間に帯のこ8
を張り渡すことにより、帯のこ8はのこ車6,7間を循
環回送する。
【0015】ベース3上面には切断材料9を固定する固
定バイス10、移動バイス11が位置し、ベース3上面
には移動バイス11が固定バイス10側に向けて移動す
るための長溝3cが図2において左右方向(図2参照)
に形成されている。固定バイス10はベース3上面から
突出した回転軸2に嵌合している。さらに、固定バイス
10の他端は機台1上面にボルト13で立設したバイス
ホルダ12にボルト14で固定されている。固定バイス
10は両端が固定されることで機台1に固定された状態
となる。
【0016】図3において、移動バイス11に貫通孔1
1aと長孔11bを形成し、それぞれの貫通孔11a,
長孔11bにボルト15,16を通して、移動バイス1
1の下部にバイスホルダ17を固定する。なお、移動バ
イス11はボルト16を緩めることでボルト15を支点
に回動自在となり、ベース3を水平回動させた際、移動
バイス11を回動させて固定バイス10の材料支持面1
0bと移動バイス11の材料支持面11cが平行になる
よう調節する。
【0017】ベース3の左端面(図3参照)に油圧シリ
ンダ18を固定し、レバースイッチ19を操作すること
により油圧シリンダ18のロッド18aがベース3の内
部を水平方向に出入りする。油圧シリンダ18のロッド
18aの先端に移動部材20の一端を固定する。移動部
材20はバイスホルダ17に水平方向に形成した貫通孔
17aとベース3内部に形成した溝部3dに通すことで
ベース3に摺動自在に支持される。移動部材20の上面
には複数個の穴部20a,20a・・・が形成され、さ
らに、バイスホルダ17に貫通孔17bを上下方向に形
成し、任意の穴部20aと貫通孔17bの位置を合わ
せ、そこに連結部材Bとなるピン21を挿脱自在に設け
ることで、移動バイス11と移動部材20が連結可能と
なる。なお、移動バイス11はロッド18aの移動量
と、切断材料9の幅を考慮した上で、最適な位置(例え
ば、幅のせまい切断材料の場合は、固定バイス寄りに、
幅の広い切断材料の場合は、固定バイスより少々離れた
位置に取付ける)にある穴部20aにピン21で連結す
る。よって、移動バイス11は油圧シリンダ18のロッ
ド18aの出入れにより移動部材21を介して固定バイ
ス10側に向けて移動される。
【0018】また、固定バイス10の中央付近に長孔1
0aを形成し、図3において、移動部材20の右端付近
の上面にピン穴20bを形成し、この長孔10aとピン
穴20bの位置を合わせ、そこに連結部材Aとなるピン
22を挿脱自在に設けることで、移動部材20と固定バ
イス10が連結可能となる。移動部材10の中心軸は、
図2に示すように回転軸2の中心から一定距離L離れた
位置に配置されている。
【0019】固定バイス10と移動部材11をピン22
で連結した状態で、油圧シリンダ18のロッド18aを
Fの力で引っ張ると、移動部材20がピン22を引張
り、ピン22が固定バイス10を引っ張る。このとき、
回転軸2とバイスホルダ12に固定された固定バイス1
0の反力F′が油圧シリンダ18に引張力として働く。
この引張力Fと図2に示す一定の距離Lの積が回転軸2
を支点としてベース3を回動させるトルクT=F′×L
として働き、ベース3がフレーム4とともに図2の直角
状態から時計回りで図4の45度状態の方向に水平回動
し、ピン22は移動部材20の中心軸と、回転軸2の中
心との距離Lが一定となるため、長孔10a内を移動す
る。
【0020】逆に油圧シリンダ18のロッド18aをF
1の力で押付けると、移動部材20がピン22を押付
け、ピン22が固定バイス10を押付ける。このとき、
固定バイス10からの反力F1′が油圧シリンダ18に
押し出す力として働く。この押出し力F1′と図4に示
す一定距離Lの積がベース3を回動させるトルクT1
1′×Lとして働き、ベース3がフレーム4とともに
図4の45度状態から反時計回りで図2の直角状態の方
向に水平回動する。
【0021】また、ピン22を長孔10aとピン穴20
bから引き抜き、移動バイス11と移動部材20が連結
された状態にすると、油圧シリンダ18のロッド18a
の出入れにより移動部材20がベース3内を摺動し、移
動バイス11が固定バイス10に向かって前後に動き、
固定バイス10と移動バイス11間にある切断材料9を
締め付けることができる。
【0022】なお、油圧シリンダ18の側面の作動油の
出入り口に流量調整用バルブ23を取付けると、ベース
3を水平回動させたとき、油圧シリンダ18側の流量調
整用バルブ23を絞り込むことにより、油圧シリンダ1
8に流れ込む作動油の流量を減少させ、ベース3の回動
速度を遅くすることができる。
【0023】上記構成において、切断材料の角度切断方
法について説明する。例えば、ベース3の切断角度が直
角状態にあり、45度の角度切断をしたい場合、まず、
レバースイッチ19を操作して、油圧シリンダ18のロ
ッド18aを出入れし、固定バイス10の長孔10aと
移動部材20のピン穴20bの穴位置を合わせる。ピン
22を長孔10aとピン穴20bに差し込み、固定バイ
ス10と移動部材20を連結する。次に、レバースイッ
チ19を操作して、油圧シリンダ18のロッド18aを
引っ張り(図3において左側に移動させる)、ベース3
とフレーム4を一体的に45度の位置まで水平回動させ
る。このとき、切断角度を微調整したい場合は、流量調
整用バルブ23を絞り込んで、油圧シリンダ18に流れ
込む作動油の流量を減少させ、ベース3の回動速度を遅
くして微調整を行う。
【0024】また、図6に示すように移動バイス11の
位置が固定バイス10の近くにある状態で、移動部材2
0と移動バイス11がピン21で連結されると、ベース
3を大きく回動した際に、移動バイス11が固定バイス
10材料支持面10bに当り、それ以上ベース3が回動
できなくなるため、このときは移動部材20と移動バイ
ス11との連結状態を解除した状態でベース3の回動を
行う。この状態で回動させれば、移動バイス11が固定
バイス10の側面に当っても、移動バイス11は図6の
二点鎖線の位置から実線の位置へ移動幅L1移動するた
め問題は解消される。
【0025】なお、上記した不具合を完全に解消するた
めには、移動部材20とバイスホルダ17を連結するピ
ン21と、移動部材20と固定バイス10を連結するピ
ン22を1つ、すなわち共有すれば、移動部材20と固
定バイス10を連結したい場合は必然的に移動部材20
とバイスホルダ17を連結しているピンを引き抜く必要
があるため、確実に移動部材20と移動バイス11の連
結が解除された状態でベース3を回動することができ
る。
【0026】ベース3が回動したあとは、ベース3の水
平回動により固定バイス10の材料支持面10bと移動
バイス11の材料支持面11cとの平行度がずれるの
で、ボルト16をゆるめ、移動バイス11を回動させ
て、材料支持面10bと平行になるように調整する。調
整したら、ピン22を長孔10aとピン20bから引き
抜き、移動バイス11が移動可能な状態にする。そし
て、切断材料9を固定バイス10と移動バイス11間の
ベース3上面にのせて、レバースイッチ19を操作し
て、ロッド18aを伸ばし(図3において右側に移動さ
せる)、移動バイス11を固定バイス10に向けて移動
させ、切断材料9を固定バイス10に押付け固定する。
切断材料9を固定したあと、図示しない運転スイッチで
のこ車6,7を介して帯のこ8を運転し、フレーム4を
押し下げて45度の切断角度で切断材料9を切断する。
【0027】また、固定バイス10の長孔10aと移動
部材20のピン穴20bの穴位置を合わせる際、ピン2
2を押し込みながら、移動部材20を少量ずつ移動させ
て穴位置を合わせるため、固定バイス10と移動部材2
0を連結するのに時間がかかってしまう。この問題を解
決するために、図7に示すように長孔10aとピン穴2
0bの合う位置を示した目盛を切断角度ごとに表示した
スケール24を移動部材20の上面に貼り付ける。よっ
て、移動部材20を移動して、現在のベース3の切断角
度に対応したスケール24の目盛を固定バイス10の材
料支持面10bに合うように移動すれば、その位置で長
孔10aとのピン穴20bの穴位置が一致するため、容
易にピン22を挿入することができる。
【0028】さらに、図8に示すようにピン22の外周
に回転体となるベアリング25を取付け、このベアリン
グ25は固定バイス10と移動部材20を連結したとき
に長孔10aに回転自在な状態で接触する。このように
すれば、ベース3を水平回動させ、ピン22が長孔10
a内を移動する際、スムーズに移動することができ、ピ
ン22と長孔10aの摺動部の摩耗を防止することがで
きる。
【0029】次に、本発明の他の実施例を図9,図10
を用いて説明する。図9,図10は本発明の他の実施例
を示すフレーム部を省略した上面図である。図9におい
て、固定バイス10上面と移動バイス11上面にそれぞ
れピン26,27を固定し、ピン26,27間に両側に
ピン穴28a,28aをもつ連結部材Cとなるコネクタ
プレート28が着脱自在に取付けられている。
【0030】上記構成において、移動部材20と移動バ
イス11は連結した状態にしておくことで、移動部材2
0と固定バイス10が間接的に連結された状態となり、
レバースイッチ19を操作することにより、上記した実
施例同様に固定バイス10からの反力が油圧シリンダ1
8に働き、その反力によりベース3が水平回動する。ま
た、コネクタプレート28を取り外すと、移動部材20
は移動バイス11のみ連結状態となっているので、レバ
ースイッチ19を操作することで移動バイス11が移動
する。
【0031】なお、本実施例においては、切断機として
横形帯のこ盤を例にあげたが、横形帯のこ盤に限らず、
その他にメタルソー切断機など切断材料をバイス装置で
固定して切断角度が切換え可能な切断機にも利用できる
ことはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、固定バイスと移動部材
を連結、解除自在としたので、1つの油圧シリンダで移
動バイスの移動とベースの水平回動を共用することがで
き、バイス部の締付け作業と切断角度の切換え作業が1
つの油圧シリンダと1つのレバースイッチで容易に確実
に行なうことができ、従来の油圧シリンダの操作性の良
さを保ちつつ、バイス装置と切断角度切換え装置のコス
トを従来の約1/2にすることができる。また、シリン
ダに流れ込む作動油の流量を調整するバルブをシリンダ
横に設けたので、切断角度切換え時のベースの回動速度
を調整でき、切断角度の微調整が容易にできる。さら
に、固定バイスと移動部材、移動バイスと移動部材の連
結を1つのピンで行うことで、移動バイスと移動部材の
連結された状態で、ベースが水平回動されるのを確実に
防止し、移動バイスが固定バイスに当り、ベースをそれ
以上回動させることができなくなるという不具合を防止
する。また、固定バイスと移動バイスを連結できる位置
を表示したスケールを移動部材に設けたので、固定バイ
スと移動バイスを連結を容易にすることができる。さら
に、固定バイスと移動部材の連結部材の外周に回転体を
設けたので、ベースの水平回動スムーズにし、連結部材
Aと固定バイスの摩耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横形帯のこ盤の全体正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すフレーム部を省略した
上面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】切断角度が45度のときの上面図である。
【図5】切断角度が0度のときの上面図である。
【図6】移動バイスの移動状態を示している上面図であ
る。
【図7】移動部材周辺の拡大上面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示すフレーム部を省略し
た上面図である。
【図10】図7で切断角度が45度のときの上面図であ
る。
【図11】図8のB−B線断面図である。
【図12】従来技術を示すフレーム部を省略した上面図
である。
【図13】図10の正面図である。
【図14】切断角度が45度のときの上面図である。
【図15】他の従来技術を示すフレーム部を省略した上
面図である。
【符号の説明】
1は機台、2は回転軸、3はベース、3cは長溝、3d
は溝部、9は切断材料、10は固定バイス、10a,1
1bは長孔、10b,11cは材料支持面、11は移動
バイス、11a,17aは貫通孔、15,16はボル
ト、17はバイスホルダ、17bは貫通孔、18は油圧
シリンダ、18aはロッド、19はレバースイッチ、2
0は移動部材、20aは穴部、20b,28aはピン
穴、21,22,26,27はピン、23は流量調整用
バルブ、24はスケール、25はベアリング、28はコ
ネクタプレートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 印南 龍夫 福島県原町市北長野字南原田70番地 株式 会社日立工機原町内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台上面に回転軸を直立固定し、該回転
    軸を中心に水平方向に回動自在なベースを設け、固定バ
    イスは前記ベース上に位置するよう該回転軸に固定さ
    れ、該固定バイスに対向して前記ベース上に移動バイス
    を設けた切断機において、前記ベースに水平方向で、か
    つ前記回転軸の中心より離れた位置で固定バイス側に水
    平移動する移動部材と該移動部材を移動させる油圧シリ
    ンダを設け、該移動部材を前記移動バイスに連結し、前
    記移動部材と前記固定バイスを連結及び解除できる連結
    部材Aを固定バイスに設け、該連結部材Aで前記固定バ
    イスと前記移動部材を連結すると、前記移動部材の移動
    により前記ベースを回動させ、前記固定バイスと前記移
    動部材の連結を解除すると、前記移動部材の移動により
    前記移動バイスを移動させたことを特徴とする切断機。
  2. 【請求項2】 前記移動バイスと前記移動部材との連結
    関係を連結部材Bにより連結及び解除自在にしたことを
    特徴とする請求項1記載の切断機。
  3. 【請求項3】 前記固定バイスと前記移動バイスとを連
    結及び解除できる連結部材Cを設け、前記移動バイスと
    前記移動部材が連結した状態で、前記連結部材Cで前記
    固定バイスと前記移動バイスを連結することにより、前
    記移動部材の移動により前記ベースを回動させたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の切断機。
  4. 【請求項4】 前記油圧シリンダの横に油圧シリンダの
    作動油の流量調整用バルブを設け、前記バルブの開閉に
    より前記ベースの回動速度を調整したことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の切断機。
  5. 【請求項5】 前記移動部材と前記固定バイスの連結及
    び解除と、前記移動部材と前記移動バイスの連結及び解
    除を1つの連結部材で共有したことを特徴とする請求項
    2記載の切断機。
  6. 【請求項6】 前記連結部材Aの外周で、前記固定バイ
    スに接触する位置に回転体を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の切断機。
  7. 【請求項7】 前記連結部材Aで前記固定バイスと移動
    部材が連結できる位置を表示したスケールを前記移動部
    材に設けたことを特徴とする請求項1記載の切断機。
JP06058106A 1994-03-02 1994-03-02 切断機 Expired - Lifetime JP3079886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06058106A JP3079886B2 (ja) 1994-03-02 1994-03-02 切断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06058106A JP3079886B2 (ja) 1994-03-02 1994-03-02 切断機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07237031A true JPH07237031A (ja) 1995-09-12
JP3079886B2 JP3079886B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=13074722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06058106A Expired - Lifetime JP3079886B2 (ja) 1994-03-02 1994-03-02 切断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3079886B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106624149A (zh) * 2016-12-16 2017-05-10 内蒙古包钢钢联股份有限公司 多功能带锯床

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106624149A (zh) * 2016-12-16 2017-05-10 内蒙古包钢钢联股份有限公司 多功能带锯床
CN106624149B (zh) * 2016-12-16 2018-09-11 内蒙古包钢钢联股份有限公司 多功能带锯床

Also Published As

Publication number Publication date
JP3079886B2 (ja) 2000-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2555506B2 (ja) 鋼材剪断機
JP2585939B2 (ja) 破砕装置
JPH07237031A (ja) 切断機
CN102756173A (zh) 斜断锯
US4172401A (en) Shearing device
JP3318209B2 (ja) ロータリーカット式パイプ材切断装置
JPH079434A (ja) コンクリートパイル切断装置
CN211161671U (zh) 一种市政下水道口混凝土浇筑钢筋切割装置
JP2571969Y2 (ja) 多刃切断機における丸刃移動装置
JPH06341284A (ja) ロッド交換装置
CN111774791A (zh) 一种发动机排气管焊接工装
JPH08107651A (ja) 電動機取付台
JPH08309614A (ja) シャーリングマシンのクリアランス自動調節装置
JPH11886A (ja) 鍛造用マニピュレータにおけるクランピング装置
JP3660132B2 (ja) コンクリートミキサ車
CN221088571U (zh) 一种五金工具生产用铸造磨具
KR20010057606A (ko) 브룸그라인더머신의 터닝베이스장치
CN219255390U (zh) 一种仪表板载具及汽车组装系统
JPH02202311A (ja) ケーブル導体切断装置
CN220922189U (zh) 一种旋转装配装置
JPH0639220U (ja) ベンダー
JPH079035A (ja) 刃板折曲げ装置
JPH0123541Y2 (ja)
JPH0534902Y2 (ja)
US5058471A (en) Rod shearing machine

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140623

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term