JPH07236994A - 溶接ひずみ防止方法及びその装置 - Google Patents

溶接ひずみ防止方法及びその装置

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JPH07236994A
JPH07236994A JP3058294A JP3058294A JPH07236994A JP H07236994 A JPH07236994 A JP H07236994A JP 3058294 A JP3058294 A JP 3058294A JP 3058294 A JP3058294 A JP 3058294A JP H07236994 A JPH07236994 A JP H07236994A
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JP
Japan
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work
welding
side wall
restraint
restraint member
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Application number
JP3058294A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sano
博之 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角筒状をなすワークに対して溶接作業を行う
際に、ワークにひずみが生じることを防止できることは
勿論、その溶接に係わる作業を容易にしかも迅速に行う
ことができるようにする。 【構成】 角筒状をなすワーク1の各側壁の内面に対向
するように複数個の拘束部材12を配置し、そのうちの
少なくとも一部を側壁に対して交差する方向へ移動させ
る押付け機構13を設ける。押付け機構13により各拘
束部材12をワーク1の各側壁内面に押し付け、この状
態でワーク1に対する溶接作業を行うようにする。各拘
束部材12は、位置調整機構14によりワーク1の延び
方向への位置調整ができ、溶接箇所に応じて位置を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器のタンク等の角
筒状をなすワークに対して溶接作業を行う際に、そのワ
ークにひずみが生じることを防止するための溶接ひずみ
防止方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16には、角筒状をなすワーク1とし
て変圧器のタンクを示している。このワーク1は、鋼板
2を四角筒状に折り曲げ、その鋼板2の端部2a,2a
同士を溶接することにより(溶接部を符号3で示す)、
四角筒状に構成されている。そして、その後、このワー
ク1の外面には、矩形枠状の補強枠4、リブ5及び筒部
材6のような付属部品が溶接により取り付けられる。
【0003】したがって、ワーク1の各所には溶接の際
の熱応力がかかるため、図17に示すように、ワーク1
の側壁に内側へ凹状となるひずみが発生するという問題
があった。
【0004】このようなひずみが生ずると、そのワーク
1の内部に変圧器本体(図示せず)を挿入する際に、ワ
ーク1と変圧器本体との間の隙間が確保できず、挿入で
きなくなることがある。このため、そのようなひずみを
防止しなければならない。
【0005】そこで、従来では、図18及び図19に示
すように、ワーク1の平面形状に対応した矩形枠状の拘
束治具7を用いて、ひずみを防止するようにしていた。
【0006】すなわち、ワーク1において鋼板2の端部
2a,2a同士を溶接する場合には、図20に示すよう
に、2枚の拘束治具7を、ワーク1内の上下両端部に溶
接により取り付け(溶接部を符号8で示す)、この状態
で鋼板2の端部2a,2a同士の溶接を行う。また、ワ
ーク1の外面に例えば筒部材6を溶接する場合には、図
21に示すように、2枚の拘束治具7を、ワーク1内に
おいて、筒部材6を取り付ける部位の上下に対応する位
置に溶接により取り付け、この状態で筒部材6の溶接を
行う。なお、補強枠4やリブ5を溶接する場合も、筒部
材6を溶接する場合と同様に、溶接する部品を取り付け
る位置に対応させて拘束治具7をワーク1内に溶接によ
り取り付け、この状態でその部品の溶接を行う。このよ
うに拘束治具7を用いることによって、ワーク1にひず
みが発生することを防止するようにしていた。
【0007】また、ワーク1に補強枠4、リブ5、筒部
材6等の部品を取り付ける場合、その位置決めはワーク
1の外面に罫書きによって行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法で
は、拘束治具7をワーク1内に溶接によって取り付けて
いるため、その取付作業に非常に手間が掛かっていた。
しかも、鋼板2の端部2a,2a同士を溶接し、その
後、ワーク1の外面に補強枠4、リブ5、筒部材6を溶
接していく一連の工程で、拘束治具7の取付位置が異な
るため、工程毎に拘束治具7を取り付けたり、取り外し
たりする必要があり、非常に手間が掛かるという問題点
があった。
【0009】また、拘束治具7を取り外した後に溶接部
8の跡がワーク1の内面にビード状に残るため、その溶
接部8の跡を取り除く必要があり、ハンドグラインダ
(図示せず)等で取り除くようにしていた。特にワーク
1内に変圧器本体を挿入する場合、溶接部8の跡の除去
が不十分であると、変圧器本体の挿入ができなくなるこ
とがあるため、注意深く除去する必要があり、これも非
常に手間が掛かる作業であった。
【0010】さらに、ワーク1に補強枠4、リブ5、筒
部材6等の部品を取り付ける場合、その位置決めはワー
ク1の外面に罫書きによって行っていたため、この作業
も手間が掛かるものであった。この場合、罫書き線のみ
によってそれら部品の取付位置を決めるため、罫書き線
が軸線に対して直角に書けなかったり、たとえ書けたと
しても、部品を罫書き線に一致するように取り付けるこ
とができなかったりして、部品が正規の位置に対して傾
いた状態で取り付けられてしまうことがあり、製品の品
質に影響を及ぼすことがあった。
【0011】そこで、本発明の目的は、角筒状をなすワ
ークに対して溶接作業を行う際に、ワークにひずみが生
じることを防止できることは勿論、その溶接に係わる作
業を容易にしかも迅速に行うことができ、また、ワーク
の外面に溶接により取り付けられる部品の位置決めも容
易でしかも迅速にでき、ワークに対する溶接作業の能率
を向上させることができる溶接ひずみ防止方法及びその
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の溶接ひずみ防止
方法は、角筒状をなすワークの各側壁の内面に対向する
ように配置される複数個の拘束部材と、これら複数個の
拘束部材のうちの少なくとも一部をワークの側壁に対し
て交差する方向に移動させるように設けられた押付け機
構とを備え、前記押付け機構により前記各拘束部材を前
記ワークの各側壁内面に押し付けた状態で、ワークに対
する溶接作業を行うようにしたことを特徴とするもので
ある(請求項1)。
【0013】上記方法において、拘束部材をワークの延
び方向に沿って移動させる位置調整機構を設け、拘束部
材をその位置調整機構により溶接箇所に応じて移動させ
るようにすることが好ましい(請求項2)。
【0014】拘束部材の先端部にマグネットを設け、ワ
ークの外面に付属部品を溶接する際に、そのマグネット
の吸着力により付属部品の位置決めをするようにするこ
とができる(請求項3)。また、同様な目的で、拘束部
材の先端部に鋭角部を設け、ワークの外面に付属部品を
溶接する際に、その鋭角部をワークの側壁内面に押し付
けることにより側壁に塑性変形部を形成し、その塑性変
形部により付属部品の位置決めをするようにすることも
できる(請求項4)。
【0015】本発明の溶接ひずみ防止装置は、角筒状を
なすワークに対して溶接作業を行う際に使用される装置
であって、前記ワークの各側壁の内面に対向するように
配置される複数個の拘束部材と、これら複数個の拘束部
材のうちの少なくとも一部をワークの側壁に対して交差
する方向に移動させるように設けられ、各拘束部材をワ
ークの各側壁内面に押し付ける押付け機構と、を具備し
てなる構成としたところに特徴を有する(請求項5)。
【0016】上記装置において、拘束部材をワークの延
び方向に沿って移動させる位置調整機構を備える構成と
することが好ましい(請求項6)。さらに、押付け機構
の駆動手段としてシリンダ装置を備えると共に、位置調
整機構の駆動手段としてモータを備える構成とすること
が好ましい(請求項7)。
【0017】また、拘束部材の先端部にマグネットを設
けたり(請求項8)、拘束部材の先端部に、これをワー
クの側壁に押し付けた際に側壁に塑性変形部を生じさせ
る鋭角部を設けたりすることもできる(請求項9)。
【0018】
【作用】上記した手段によれば、角筒状をなすワークを
所定の位置にセットし、ワークの側壁に対向する各拘束
部材を押付け機構により各側壁内面に押し付け、この状
態でワークに対する溶接作業を行うことにより、ワーク
にひずみが生じることを防止することができる。
【0019】このとき、拘束部材は、押付け機構により
対応する側壁に対して交差する方向へ移動させることに
よって、側壁に対して押し付けたり、その押付け状態を
解除したりすることができるから、拘束治具をワークに
対して溶接により取り付けるようにしていた従来とは違
い、溶接に係わる作業を容易で、しかも迅速に行うこと
ができる。また、ワークの内面に、拘束治具を取り外し
た後の溶接部の跡が残るようなこともない。
【0020】拘束部材を位置調整機構によりワークの延
び方向に移動させることができる構成とした場合には、
拘束部材を、溶接箇所に応じて適切な位置へ移動させる
ことができる。
【0021】拘束部材の先端部にマグネットを設けた場
合には、そのマグネットの吸着力によりワークの外面に
溶接される付属部品の位置決めを行うことができるか
ら、その付属部品の位置決めを容易で、しかも迅速にで
きる。
【0022】また、拘束部材の先端部に鋭角部を設けた
場合には、その鋭角部によって側壁に形成した塑性変形
部により付属部品の位置決めをすることができるから、
やはり付属部品の位置決めを容易で、しかも迅速にでき
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1ない
し図8を参照して説明する。ただし、角筒状をなすワー
ク1に関しては、従来と同一の符号を付して説明は省略
する。
【0024】まず、図1ないし図3において、溶接ひず
み防止装置11の構成を説明する。溶接ひずみ防止装置
11は、大きく分けて、角筒状をなすワーク1の四側壁
の内面に対向するように配置される複数個の拘束部材1
2と、これら拘束部材12のうちの一部をワーク1の側
壁に対して交差する方向(図2中、矢印X1、X2方向
と、矢印Y1、Y2方向)に移動させる押付け機構13
と、各拘束部材12をワーク1の延び方向(図1中、矢
印Z1、Z2方向)に沿って移動させるための位置調整
機構14とを備えて構成されている。
【0025】上記拘束部材12は、ワーク1の四側壁に
対して上下に2本ずつ、合計8本配置されていて、各拘
束部材12は、対応する側壁の幅寸法よりやや短い長さ
寸法の板状をなしている。なお、拘束部材12は、図8
に示すように、ワーク1の大きさ(幅寸法A、奥行き寸
法B)に応じて、幅寸法T及び長さ寸法Lの異なる種々
のものがあり、種々のワークに対応できるようにしてい
る。
【0026】ベース15に立設されたフレーム16に
は、ワーク1の隣り合う二側壁に内側から対向するよう
に2枚の固定ガイド板17a、17bが直交するように
固定配置され、また、ワーク1の他の二側壁に内側から
対向するように2枚の可動ガイド板18a、18bが直
交するように配置されている。2枚の可動ガイド板18
a、18bのうち、図2中右側の可動ガイド板18a
は、ワーク1の右側壁に対して直交する方向である矢印
X1、X2方向への移動が可能とされ、また、図2中上
側(後側)の可動ガイド板18bは、ワーク1の後側壁
に対して直交する方向である矢印Y1、Y2方向への移
動が可能とされている。
【0027】上記固定ガイド板17a、17b及び可動
ガイド板18a、18bのそれぞれの外側には、一対の
ガイドブロック19、19に案内されて上下2個のスラ
イドブロック20、20が矢印Z1、Z2方向(上下方
向)へ移動可能に設けられている。そして、各スライド
ブロック20に、上記拘束部材12が着脱可能に取り付
けられている。
【0028】そして、左側の固定ガイド板17aとこれ
と対向する右側の可動ガイド板18aとの間、及び手前
側(図2中下側)の固定ガイド板17bとこれと対向す
る後側(図2中上側)の可動ガイド板18bとの間に
は、それぞれ押付け機構13が設けられている。これら
押付け機構13は同様な構成であるので、左側の固定ガ
イド板17aと右側の可動ガイド板18aとの間の押付
け機構13を代表して説明する。
【0029】固定ガイド板17aと可動ガイド板18a
との間には、図1に示すように、押付け機構13の駆動
手段を構成するシリンダ装置21が配設されている。こ
のシリンダ装置21の上方に突出するアクチュエータ2
2には、図6及び図7にも示すように、連結ピン23を
介してL字形の第1のリンク24が回動可能に連結さ
れ、この第1のリンク24は連結ピン25を介して固定
ガイド板17aに設けられたジョイント26に回動可能
に連結されている。
【0030】上記第1のリンク24には連結ピン27を
介して第2のリンク28が回動可能に連結され、この第
2のリンク28は連結ピン29を介して可動ガイド板1
8aに設けられたジョイント30に回動可能に連結され
ている。また、シリンダ装置21の下端部と、固定ガイ
ド板17aと、可動ガイド板18aとの間には、上記上
側のリンク機構と同様な構成のリンク機構が設けられて
いる。
【0031】そして、可動ガイド板18aには、これの
矢印X1、X2方向への移動を案内するために、フレー
ム16に取り付けられたトラック31を挟み込むように
カムフォロア32が取り付けられている。
【0032】しかして、押付け機構13は、シリンダ装
置21におけるアクチュエータ22の突出方向への移動
により、第1及び第2のリンク24及び28を介して可
動ガイド板18aがX1方向へ移動し、アクチュエータ
22の後退方向への移動により、第1及び第2のリンク
24及び28を介して可動ガイド板18aがX2方向へ
移動する構成となっている。
【0033】なお、固定ガイド板17bと可動ガイド板
18bとの間に配設された押付け機構13においては、
詳細な説明は省略するが、図示しないシリンダ装置の駆
動により、可動ガイド板18bが矢印Y1方向及びY2
方向へ移動される構成となっている。
【0034】一方、固定ガイド板17a側の拘束部材1
2、及び可動ガイド板18a側の拘束部材12を矢印Z
1、Z2方向へ移動させるための位置調整機構14は次
のような構成となっている。
【0035】固定ガイド板17aの外側には、上下方向
に延びるねじ棒33が2本配置されている。両ねじ棒3
3は、上記スライドブロック20、20を貫通し、上下
両端部が軸受34,35に回転可能に支持されている。
両ねじ棒33の下端部には傘歯車36が取着され、この
傘歯車36が、ハンドル37によって回転される原動軸
38側の傘歯車39に噛合している。
【0036】2個のスライドブロック20、20のう
ち、図3中上側のスライドブロック20には、左側に左
側のねじ棒33に螺合するナット40が取着されている
と共に、右側に右側のねじ棒33よりも径大な挿通孔4
1が形成されている。図3中下側のスライドブロック2
0には、右側に右側のねじ棒33に螺合するナット40
が取着されていると共に、左側に左側のねじ棒33より
も径大な挿通孔41が形成されている。
【0037】固定ガイド板17aと対向する可動ガイド
板18a側にも、固定ガイド板17a側と同様に、2本
のねじ棒33がスライドブロック20,20を貫通する
ように配置されている。両ねじ棒33の下端部には傘歯
車36が取着され、この傘歯車36が上記原動軸38に
よって回転される従動軸42側の傘歯車39に噛合して
いる。従動軸42は、原動軸38に対して軸方向への移
動は可能であるが、すべりキー43によって原動軸38
と一体に回転される。なお、従動軸42は、可動ガイド
板18aと一体的に軸方向へ移動されるようになってい
る。
【0038】可動ガイド板18a側の各スライドブロッ
ク20にも、固定ガイド板17a側のスライドブロック
20と同様に、一方のねじ棒33と螺合するナット40
が取着されていると共に、他方のねじ棒33よりも径大
な挿通孔41が形成されている。
【0039】しかして、図3中左側のハンドル37の回
転操作により、固定ガイド板17a及び可動ガイド板1
8aの上側の両スライドブロック20、ひいては拘束部
材12が同時に矢印Z1、Z2方向へ移動し、また、右
側のハンドル37の回転操作により、固定ガイド板17
a及び可動ガイド板18aの下側の両スライドブロック
20、ひいては拘束部材12が同時に矢印Z1、Z2方
向へ移動される。
【0040】各ハンドル37の近傍には、スライドブロ
ック20の位置を確認できるように、表示機能付きのエ
ンコーダ44が設けられている。
【0041】なお、固定ガイド板17b側の拘束部材1
2、及び可動ガイド板18b側の拘束部材12を矢印Z
1、Z2方向へ移動させるための位置調整機構14も、
説明は省略するが、上記構成と同様な構成となってい
る。
【0042】次に上記構成の作用を説明する。まず、角
筒状をなす溶接前のワーク1を溶接ひずみ防止装置11
に上方から被せ、ワーク1下端部のフランジ1aをベー
ス15上に載置する。このとき、押付け機構13におけ
るシリンダ装置21のアクチュエータ22を後退させて
おき、ワーク1の各側壁の内面と各拘束部材12との間
に少しの隙間を確保しておく(図6参照)。
【0043】次に、位置調整機構14における各ハンド
ル37を回転操作して、各拘束部材12を、溶接ひずみ
が発生しやすい位置、図4ではワーク1の上端部と下端
部とに位置するように移動させる。このとき、ハンドル
37の回転操作により拘束部材12は上下方向(矢印Z
1、Z2方向)へ移動するが、拘束部材12はワーク1
の内側であるため、外からは見ることができない。この
ため、表示機能付きのエンコーダ44で位置を確認す
る。
【0044】拘束部材12の上下方向の位置が決まった
ら、押付け機構13におけるシリンダ装置21を動作さ
せる。このときの動作の状態を図6及び図7に示す。図
6はアクチュエータ22が後退している状態を示してお
り、この状態では、第1及び第2のリンク24、28が
くの字状に屈曲し、可動ガイド板18a、ひいては拘束
部材12は矢印X2方向へ移動した状態となっている。
なお、可動ガイド板18b側の拘束部材12は、図示は
しないが矢印Y2方向へ移動した状態となっている。
【0045】図6の状態から、アクチュエータ22を突
出させると、図7に示すように第1及び第2のリンク2
4、28が一直線状になり、これに伴い可動ガイド板1
8a、ひいては拘束部材12が矢印X1方向へ移動し、
各拘束部材12がワーク1の各側壁の内面に押し付けら
れる状態となる。なお、可動ガイド板18b側の拘束部
材12は、矢印Y1方向へ移動されることになる。
【0046】図7のように各拘束部材12をワーク1の
各側壁内面に押し付けた状態で、ワーク1における鋼板
2の端部2a同士を溶接する。その溶接が完了したら、
シリンダ装置21のアクチュエータ22を後退させるこ
とにより、図6に示すように可動ガイド板18aはX2
方向へ、また、可動ガイド板18bはY2方向へ後退さ
せる。
【0047】一方、ワーク1の外面に付属部品を溶接す
る場合には、その付属部品の溶接箇所に応じて各拘束部
材12を移動させる。ワーク1の外面に、付属部品とし
て、例えば筒部材6を溶接する場合には、位置調整機構
14により、図5に示すように、拘束部材12をこれが
溶接箇所の真裏に位置するように移動させる。
【0048】そして、前述の溶接時と同様に、押付け機
構13のシリンダ装置21を動作させ、拘束部材12を
ワーク1の側壁に押し付けた状態で、筒部材6をワーク
1の外面に溶接する。なお、付属部品としての補強枠4
やリブ5を溶接する場合も、同様に行う。
【0049】ワーク1に対する溶接作業がすべて完了し
たら、ワーク1を上へ引き抜くようにして溶接ひずみ防
止装置11から外す。
【0050】上記した第1実施例によれば、角筒状をな
すワーク1を所定の位置にセットし、ワーク1の側壁に
対向する各拘束部材12を、位置調整機構14により上
下方向の位置を調整すると共に、押付け機構13により
各側壁内面に押し付け、この状態でワーク1に対する溶
接作業を行うことにより、ワーク1にひずみが生じるこ
とを防止することができる。
【0051】この場合、拘束部材12は、押付け機構1
3により対応する側壁に対して交差する方向へ移動させ
ることによって、側壁に対して押し付けたり、その押付
け状態を解除することができるから、拘束治具をワーク
1に対して溶接により取り付けるようにしていた従来と
は違い、溶接に係わる作業を容易で、しかも迅速に行う
ことができる。
【0052】また、拘束治具を溶接により取り付けるよ
うにしていた従来とは違い、ワークの内面に拘束治具を
取り外した後の溶接部の跡が残るようなことがないか
ら、その跡を取り除く必要もなく、さらには、ワーク1
の内部へ変圧器本体(図示せず)を挿入する際の妨げに
もならない。
【0053】また、各拘束部材12は位置調整機構14
によりワーク1の延び方向に移動させることができるか
ら、各拘束部材12を溶接箇所に応じて適切な位置へ移
動させることができる。したがって、ワーク1における
鋼板2の端部2a同士を溶接する場合だけでなく、ワー
ク1の外面に付属部品を溶接する場合にも、各拘束部材
12を適切な位置へ移動させることにより、溶接による
ひずみを一層確実に防止することができる。
【0054】本発明の第2実施例について図9ないし図
12を参照して説明する。ただし、第1実施例と同一の
部品には同一の符号を付して説明は省略する。
【0055】まず図9及び図10において、溶接ひずみ
防止装置51は、大きく分けて、角筒状をなすワーク1
の四側壁の内面に対向するように配置される複数個の拘
束部材12と、これら拘束部材12のうちの一部をワー
ク1の側壁に対して交差する方向(図10中、矢印X
1、X2方向と、矢印Y1、Y2方向)に移動させる押
付け機構52と、各拘束部材12をワーク1の延び方向
(図9中、矢印Z1、Z2方向)に沿って移動させる位
置調整機構53とを備えて構成されている。
【0056】ベース15に立設されたフレーム54に、
ワーク1の四側壁に対向するように、ガイドレール55
を介してガイド板56がワーク1の延び方向(矢印Z
1、Z2方向)に移動可能に配置されている。ガイド板
56は、ワーク1の四側壁に対して上下に2本ずつ、合
計8本配置されている。
【0057】そして、各ガイド板56に、押付け機構5
2が設けられている。この押付け機構52は、各ガイド
板56にガイドポスト57によりワーク1の側壁に対し
て直交する方向(矢印X1、X2方向と、矢印Y1、Y
2方向)に移動可能に設けられたスライドブロック58
と、各ガイド板56に取り付けられスライドブロック5
8を矢印X1、X2方向と、矢印Y1、Y2方向に移動
させるシリンダ装置59とから構成されている。各スラ
イドブロック58に、拘束部材12が着脱可能に取り付
けられる。
【0058】位置調整機構53は次のように構成されて
いる。各ガイド板56の背面側には、それぞれねじ棒6
0、61が2本ずつ配置され、これらねじ棒60、61
は、上下両端部がフレーム54に設けられた軸受62、
63により回転可能に支持されている。
【0059】ガイド板56のうち、それぞれの上側のガ
イド板56には、2本のうちの一方のねじ棒60に螺合
するナット64が取り付けられ、他方のねじ棒61に対
応する部分にはナットは設けられていない。また、それ
ぞれの下側のガイド板56には、2本のうちの上記他方
のねじ棒61に螺合するナット64が取り付けられ、上
記一方のねじ棒61に対応する部分にはナットは設けら
れていない。
【0060】ねじ棒60、61のうち、一方側の4本の
ねじ棒60の下端部にはタイミングプーリ65が取着さ
れ、これら各タイミングプーリ65にタイミングベルト
66が掛けられている。それら4本のねじ棒60のうち
の1本のねじ棒60の下端部には傘歯車67が取着さ
れ、この傘歯車67が、ハンドル68によって回転され
る原動軸69側の傘歯車70に噛合している(図9参
照)。
【0061】また、他方側の4本のねじ棒61の下端部
にもタイミングプーリ65が取着され、これら各タイミ
ングプーリ65にタイミングベルト66が掛けられてい
る。それら4本のねじ棒61のうちの1本のねじ棒61
の下端部には傘歯車67が取着され、この傘歯車67
が、ハンドル71によって回転される原動軸69側の傘
歯車70に噛合している。各ハンドル68、71部分に
は、第1実施例と同様に、表示機能付きのエンコーダ4
4を設けている。
【0062】しかして、上記位置調整機構53は、一方
のハンドル68を回転操作することにより、4本のねじ
棒60が同時に回転し、これに伴いそれぞれ上側のガイ
ド板56が上下方向へ移動し、また、他方のハンドル7
1を回転操作することにより、4本のねじ棒61が同時
に回転し、これに伴いそれぞれ下側のガイド板56が上
下方向へ移動する構成となっている。
【0063】次に上記構成の作用を説明する。まず、角
筒状をなす溶接前のワーク1を溶接ひずみ防止装置51
に上方から被せ、ワーク1下端部のフランジ1aをベー
ス15上に載置する。このとき、押付け機構52におけ
る各シリンダ装置59のアクチュエータ59aを後退さ
せておき、ワーク1の各側壁の内面と各拘束部材12と
の間に少しの隙間を確保しておく(図11参照)。
【0064】次に、位置調整機構53における各ハンド
ル68、71を回転操作して、各拘束部材12を、溶接
ひずみが発生しやすい位置、例えばワーク1の上端部と
下端部とに位置するように移動させる。このとき、拘束
部材12の上下方向の位置は、表示機能付きのエンコー
ダ44により確認する。
【0065】拘束部材12の上下方向の位置が決まった
ら、押付け機構52における各シリンダ装置59を動作
させる。このときの動作の状態を図11及び図12に示
す。図11はアクチュエータ59aが後退している状態
を示しており、この状態では、スライドブロック58、
ひいては拘束部材12が内方へ移動した状態となってい
る。
【0066】図11の状態から、各シリンダ装置59の
アクチュエータ59aを突出させると、図12に示すよ
うに、スライドブロック58、ひいては拘束部材12が
外側へ移動し、各拘束部材12がワーク1の各側壁の内
面に押し付けられた状態となる。
【0067】図12のように各拘束部材12をワーク1
の各側壁内面に押し付けた状態で、ワーク1における鋼
板2の端部2a同士を溶接する。その溶接が完了した
ら、各シリンダ装置59のアクチュエータ59aを後退
させることにより、図11に示すように各拘束部材12
を内方側へ後退させる。
【0068】一方、ワーク1の外面に付属部品を溶接す
る場合には、その付属部品の溶接箇所に応じて各拘束部
材12を移動させる。ワーク1の外面に、付属部品とし
て、例えば筒部材6を溶接する場合には、位置調整機構
53により、図5と同様に、拘束部材12をこれが溶接
箇所の真裏に位置するように移動させる。
【0069】そして、前述の溶接時と同様に、押付け機
構52の各シリンダ装置59を動作させ、拘束部材12
をワーク1の側壁に押し付けた状態で、筒部材6をワー
ク1の外面に溶接する。なお、付属部品としての補強枠
4やリブ5を溶接する場合も、同様に行う。
【0070】ワーク1に対する溶接作業がすべて完了し
たら、ワーク1を上へ引き抜くようにして溶接ひずみ防
止装置51から外す。
【0071】上記した第2実施例によれば、前記第1実
施例と同様な作用効果に加え、次のような利点がある。
すなわち、一方のハンドル68で4本のねじ棒60を同
時に回転させると共に、他方のハンドル71で4本のね
じ棒61を同時に回転させる構成としているので、ハン
ドル68、71としては2本ですみ、拘束部材12の位
置調整のための操作が容易になる。また、各拘束部材1
2をそれぞれシリンダ装置59によって直接移動させる
構成としているので、構成が複雑となるリンク機構を必
要とせず、構成を簡単にできる。
【0072】図13は本発明の第3実施例を示してい
る。この第3実施例は、上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、位置調整機構14における
駆動手段として、ハンドル37に代えて、正逆回転が可
能なブレーキ付きモータ72を原動軸38に接続してい
る。そのモータ38は、押釦等のスイッチ、或いはリレ
ーによって、正転、逆転、及び停止の操作ができる構成
としている。そして、モータ38、及び押付け機構13
におけるシリンダ装置21を、遠隔操作できる構成とす
る。
【0073】斯様な第3実施例によれば、第1実施例と
同様な作用効果に加えて、次のような利点がある。すな
わち、位置調整機構14及び押付け機構13の遠隔操作
が可能となるから、溶接に係わる作業が一層迅速にで
き、作業能率が向上する。
【0074】また、溶接用のロボットと、ワーク1等の
部品を運ぶローディング用のロボットと、本実施例の溶
接ひずみ防止装置11とを組み合わせれば、無人溶接作
業も可能となる。
【0075】図14は本発明の第4実施例を示してい
る。この第4実施例は、第1実施例とは次の点が異なっ
ている。すなわち、拘束部材12の先端部に、マグネッ
ト73を設けている。
【0076】この第4実施例においては、図14に示す
ように、ワーク1の外面に、例えば補強枠4を溶接する
場合に、拘束部材12を補強枠4と対応する部位に位置
決めすることにより、上記マグネット73の吸着力によ
り補強枠4の位置決めが可能になり、その補強枠4の位
置決めを容易で、しかも迅速にでき、溶接に係わる作業
を一層迅速にできる。
【0077】また、図15は本発明の第5実施例を示し
ている。この第5実施例は、第4実施例とは次の点が異
なっている。すなわち、拘束部材12の先端部に、マグ
ネット73に代えて、鋭角部74を設けている。
【0078】この第5実施例においては、図15に示す
ように、ワーク1の外面に、例えば補強枠4を溶接する
場合に、上記鋭角部74をワーク1の側壁内面に押し付
けることにより側壁に塑性変形部75を形成し、その塑
性変形部75により補強枠4の位置決めをするようにす
る。このようにすることで、第4実施例と同様な作用効
果を得ることができる。
【0079】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張できる。
【0080】拘束部材12は、ワーク1の側壁と略同じ
ような形状の、上下方向及び左右方向に延びた板状の部
材から構成してもよい。このようにした場合には、拘束
部材を上下方向に位置調整する位置調整機構は必ずしも
必要としない。
【0081】押付け機構13、52の駆動手段として
は、シリンダ装置21、59に代えて、モータを用いる
こともできる。また、マグネット73に代えて電磁石を
用いるようにしても良い。角筒状のワーク1としては、
変圧器のタンクに限られないことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、角筒状をなすワークを
所定の位置にセットし、ワークの側壁に対向する各拘束
部材を押付け機構により各側壁内面に押し付け、この状
態でワークに対する溶接作業を行うことにより、ワーク
にひずみが生じることを防止することができる。
【0083】このとき、拘束部材は、押付け機構により
対応する側壁に対して交差する方向へ移動させることに
よって、側壁に対して押し付けたり、その押付け状態を
解除することができるから、拘束治具をワークに対して
溶接により取り付けるようにしていた従来とは違い、溶
接に係わる作業を容易で、しかも迅速に行うことができ
る。また、ワークの内面に、拘束治具を取り外した後の
溶接部の跡が残るようなこともないから、その溶接部の
跡を取り除く必要もなく、ワーク内に部品を挿入する際
の妨げになることもない。
【0084】拘束部材を位置調整機構によりワークの延
び方向に移動させることができる構成とした場合には、
拘束部材を、溶接箇所に応じて適切な位置へ移動させる
ことができ、溶接によるひずみを一層確実に防止でき
る。
【0085】拘束部材の先端部にマグネットを設けた場
合には、そのマグネットの吸着力によりワークの外面に
溶接される付属部品の位置決めを行うことができるか
ら、その付属部品の位置決めを容易で、しかも迅速にで
きる。
【0086】また、拘束部材の先端部に鋭角部を設けた
場合には、その鋭角部によって側壁に形成した塑性変形
部により付属部品の位置決めをすることができるから、
やはり付属部品の位置決めを容易で、しかも迅速にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、図2中
イ−イ線に沿う縦断正面図
【図2】横断平面図
【図3】左側面図
【図4】ワークの端部同士を溶接する際に、拘束部材を
ワークの上下両端部に対応する位置へ移動させた状態を
示す、概略的な縦断正面図
【図5】ワークに筒部材を溶接する際に、拘束部材を筒
部材に対応する位置へ移動させた状態を示す、概略的な
縦断正面図
【図6】可動ガイド板側の拘束部材を後退させた状態を
示す、作用説明用の概略的な縦断正面図
【図7】拘束部材をワークの各側壁に対して押し付けた
状態を示す、作用説明用の概略的な縦断正面図
【図8】拘束部材とワークとの寸法関係を示す平面図
【図9】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図10】横断平面図
【図11】拘束部材を後退させた状態を示す図6相当図
【図12】図7相当図
【図13】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図14】本発明の第4実施例を示す要部の破断正面図
【図15】本発明の第5実施例を示す要部の正面図
【図16】角筒状のワークの斜視図
【図17】溶接ひずみが発生した状態のワークの斜視図
【図18】従来の拘束治具を示す斜視図
【図19】ワークに拘束治具をセットした状態の斜視図
【図20】ワークの端部同士を溶接する際に、拘束治具
をワークの上下両端部にセットした状態を示す縦断正面
【図21】ワークに筒部材を溶接する際に、拘束治具を
筒部材に対応する位置へセットした状態を示す縦断正面
【符号の説明】
1はワーク、4は補強枠(付属部品)、5はリブ(付属
部品)、6は筒部材(付属部品)、11は溶接ひずみ防
止装置、12は拘束部材、13は押付け機構、14は位
置調整機構、20はスライドブロック、21はシリンダ
装置、33はねじ棒、37はハンドル、44はエンコー
ダ、51は溶接ひずみ防止装置、52は押付け機構、5
3は位置調整機構、58はスライドブロック、59はシ
リンダ装置、66はタイミングベルト、68、71はハ
ンドル、72はモータ、73はマグネット、74は鋭角
部、75は塑性変形部である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角筒状をなすワークの各側壁の内面に対
    向するように配置される複数個の拘束部材と、これら複
    数個の拘束部材のうちの少なくとも一部をワークの側壁
    に対して交差する方向に移動させるように設けられた押
    付け機構とを備え、 前記押付け機構により前記各拘束部材を前記ワークの各
    側壁内面に押し付けた状態で、ワークに対する溶接作業
    を行うようにしたことを特徴とする溶接ひずみ防止方
    法。
  2. 【請求項2】 拘束部材をワークの延び方向に沿って移
    動させる位置調整機構を備え、 拘束部材を前記位置調整機構により溶接箇所に応じて移
    動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の溶
    接ひずみ防止方法。
  3. 【請求項3】 拘束部材の先端部にマグネットを設け、 ワークの外面に付属部品を溶接する際に、前記マグネッ
    トの吸着力により前記付属部品の位置決めをするように
    したことを特徴とする請求項1または2記載の溶接ひず
    み防止方法。
  4. 【請求項4】 拘束部材の先端部に鋭角部を設け、 ワークの外面に付属部品を溶接する際に、前記鋭角部を
    ワークの側壁内面に押し付けることにより側壁に塑性変
    形部を形成し、その塑性変形部により前記付属部品の位
    置決めをするようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の溶接ひずみ防止方法。
  5. 【請求項5】 角筒状をなすワークに対して溶接作業を
    行う際に使用される装置であって、 前記ワークの各側壁の内面に対向するように配置される
    複数個の拘束部材と、 これら複数個の拘束部材のうちの少なくとも一部をワー
    クの側壁に対して交差する方向に移動させるように設け
    られ、各拘束部材をワークの各側壁内面に押し付ける押
    付け機構と、を具備してなる溶接ひずみ防止装置。
  6. 【請求項6】 拘束部材をワークの延び方向に沿って移
    動させる位置調整機構を備えたことを特徴とする請求項
    5記載の溶接ひずみ防止装置。
  7. 【請求項7】 押付け機構の駆動手段としてシリンダ装
    置を備え、位置調整機構の駆動手段としてモータを備え
    たことを特徴とする請求項6記載の溶接ひずみ防止装
    置。
  8. 【請求項8】 拘束部材の先端部にマグネットを設けた
    ことを特徴とする請求項5または6記載の溶接ひずみ防
    止装置。
  9. 【請求項9】 拘束部材の先端部に、これをワークの側
    壁に押し付けた際に側壁に塑性変形部を生じさせる鋭角
    部を設けたことを特徴とする請求項5または6記載の溶
    接ひずみ防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100413635C (zh) * 2006-09-29 2008-08-27 哈尔滨工业大学 一种随焊摩擦挤压控制焊接应力变形的装置
CN109693020A (zh) * 2018-12-29 2019-04-30 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 接管与内径Di<600mm的筒体焊接变形控制方法及工装

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