JPH07236972A - フレーム溶接装置 - Google Patents

フレーム溶接装置

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JPH07236972A
JPH07236972A JP3224094A JP3224094A JPH07236972A JP H07236972 A JPH07236972 A JP H07236972A JP 3224094 A JP3224094 A JP 3224094A JP 3224094 A JP3224094 A JP 3224094A JP H07236972 A JPH07236972 A JP H07236972A
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JP
Japan
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welding
girder
frame
robot
small
Prior art date
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Pending
Application number
JP3224094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Yamamoto
雅也 山本
Shinoki Mori
紫乃喜 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小梁固定治具を必要とせずに、サイズの変更
等に容易に対応することができるフレーム溶接装置を提
供する。 【構成】 大梁2と小梁3とを格子状に溶接してフレー
ム1を構成するフレーム溶接装置において、小梁2を大
梁3上の所定位置に搬送する小梁搬送装置4と、小梁2
を大梁3に自動的に溶接する溶接ロボット9及びその走
行装置10とからなり、小梁3を把持する把持具5が小
梁搬送装置4上に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅の床、屋
根、外壁フレーム等のフレームの大梁と小梁とを格子状
に溶接するフレーム溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット住宅の床、屋根、外壁フ
レーム等の大梁と小梁とを有する格子状のフレームを溶
接するフレーム溶接装置においては、例えば、図5に示
すように、小梁51の種類、大きさ等に応じて固定式の
エアクランプからなる小梁固定治具52に小梁51をセ
ットして大梁53、53に小梁51、51・・・を溶接
箇所54、55において溶接する手段がとられていた。
【0003】また、小梁51の製作精度による誤差や小
梁51セット時の位置ズレを補正する手段としては、小
梁固定治具52で固定した後、ワイヤタッチセンサ等に
より、小梁51のセット位置をセンシングして、予めテ
ィーチされた位置データと小梁51の製作誤差やセッテ
ィング誤差により生じる位置ズレとを補正する手段がと
られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、ユニット住宅の床フレーム等においては、桁側、妻
側のサイズ違い、またサニタリー、階段、玄関等の用途
の違い等により、大梁53に溶接する小梁51の位置は
数百種にもおよび、このため、床フレームの品番数に応
じた数の小梁固定治具52を必要とし、また、溶接の飛
散粉末(スパッタ)による小梁固定治具52の摺動不良
が問題になっていた。
【0005】また、小梁固定治具52に固定した後、ワ
イヤタッチセンサ等により、小梁51のセット位置をセ
ンシングして位置ズレを補正する手段では、毎回小梁5
1のセット位置をセンシングしなければならず、またワ
イヤに長短があると、溶接箇所と異なる箇所をタッチし
たり、溶接箇所にタッチしなくなったりするので、常に
同じ長さに切断しなければならず、このため、センシン
グ時間とワイヤ切断時間とに約20秒の時間を要し、大
幅なタクトタイムのロスが発生するという問題があっ
た。
【0006】請求項1記載の本発明は、上記問題点に鑑
みなされたもので、小梁固定治具を必要とせずに、品番
変更等に容易に対応することができるフレーム溶接装置
を提供することを目的とする。
【0007】請求項2記載の本発明は、タクトタイムを
大幅に短縮することができるフレーム溶接装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明フ
レーム溶接装置は、大梁と小梁とを格子状に溶接してフ
レームを構成するフレーム溶接装置において、小梁を大
梁上の所定位置に搬送する小梁搬送装置と、小梁を大梁
に自動的に溶接する溶接ロボット及びその走行装置とか
らなり、小梁を把持する把持具が小梁搬送装置上に設け
られていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の本発明フレーム溶接装置
は、請求項1記載の本発明フレーム溶接装置において、
小梁搬送装置上の把持具に把持された小梁の位置を、予
め小梁の溶接位置への搬送前に計測する計測装置が設け
られ、この計測値が溶接ロボットへ転送され、この計測
値により溶接ロボットのティーチング軌跡が自動的に修
正されることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明フレーム溶接装置は、上
記のように構成されているので、小梁は、小梁搬送装置
上に設けられた把持具で把持され、小梁搬送装置で所定
位置に搬送された後、把持具で把持された状態で大梁に
溶接される。最初の溶接が完了すると、この最初の溶接
により小梁は大梁に固定されるので、把持具は小梁の把
持から開放することができ、小梁搬送装置は原位置に戻
され、次の小梁を把持具に把持し、次の小梁溶接位置に
搬送され待機する。最初の溶接が完了した小梁は、引き
続いて次の箇所の溶接が行われる。
【0011】この繰返しにより、次々に小梁が大梁に格
子状に溶接されてフレームが構成されるので、品番数に
対応した小梁固定治具を必要とせずに品番変更等に容易
に対応することができる。
【0012】また、小梁固定治具を必要としないので、
溶接の飛散粉末による小梁固定治具の摺動不良の問題が
解消される。
【0013】請求項2記載の本発明フレーム溶接装置に
おいては、小梁搬送装置上の把持具に把持された小梁の
位置を、予め小梁の溶接位置への搬送前に計測する計測
装置が設けられ、この計測値が溶接ロボットへ転送さ
れ、この計測値により溶接ロボットのティーチング軌跡
が自動的に修正されるので、小梁の製作誤差や小梁の把
持具でのセッティング誤差が、小梁の溶接位置への搬送
前に予め計測されて溶接ロボットに転送され、この計測
値により予め溶接ロボットにティーチされた軌跡が小梁
の位置ズレに対応するように修正される。これにより,
溶接時にワイヤタッチセンサ等による小梁の位置ズレ補
正を行う必要がなくなり、センシング時間とワイヤ切断
時間とが解消され、タクトタイムのロスがなくなり、タ
クトタイムが大幅に短縮される。
【0014】
【実施例】本発明フレームの溶接装置の実施例を図を参
照して説明する。図1は本発明フレーム溶接装置の一例
を示した斜視図である。図1において、1はユニット住
宅の床フレーム、2は床フレーム1を構成する大梁、3
は大梁2に溶接される小梁である。小梁3は角材31の
両端に接合部材32が溶接されたものであり、床フレー
ム1は大梁2に小梁3が格子状に溶接されて構成されて
いる。
【0015】4は小梁3を大梁2上の所定位置に搬送す
る小梁搬送装置、5は小梁搬送装置4上に設けられた小
梁3を把持する把持具、6は小梁3を堆積しておく小梁
スタッカ、7は小梁スタッカ6から小梁3を大梁2の直
角方向に移送するローラ、8は大梁2を所定位置に搬送
しセットするローラである。
【0016】9はアーク溶接ロボット、10はアーク溶
接ロボット9を往復動させるロボットスライダ(走行装
置)である。
【0017】図2は図1に示したフレーム1の溶接箇所
を示した斜視図である。図2において、33は大梁2に
小梁3を溶接する第1の溶接箇所である溶接仕口、34
は溶接仕口33の溶接後に溶接される第2の溶接箇所で
ある溶接仕口である。
【0018】図1及び図2を参照して溶接方法を説明す
る。先ず、大梁2、2をローラ8、8により所定位置に
搬送しセットした後、小梁3を一本ずつ小梁スタッカ6
よりローラ9にて大梁2と直角方向に搬送する。所定位
置に来た小梁3を、上下左右の位置決めを施した後、小
梁搬送装置4上に設けられた把持具5、5で把持し、小
梁搬送装置4によって所定位置に搬送し大梁2、2にセ
ットする。尚、小梁搬送装置4は図示しないサーボ制御
装置により所定位置に停止される。
【0019】フレーム1の両側に設けられた左右2台の
アーク溶接ロボット9、9をロボットスライダ10、1
0で溶接位置に移動し、小梁3を把持具5、5に把持し
た状態で第1の溶接箇所である溶接仕口33、33を溶
接する。溶接仕口33、33を溶接した後、小梁3は溶
接仕口33、33の溶接により大梁2、2に固定される
ため、小梁3を把持している把持具5、5を開放し、小
梁搬送装置4を原位置に戻す。原位置に戻した小梁搬送
装置4は次に溶接する小梁3を把持具5、5で把持させ
た後、次の溶接位置まで搬送し、待機させる。
【0020】この間に、小梁3の第2の溶接箇所である
溶接仕口34、34を溶接する。このとき、小梁3は溶
接仕口33、33の溶接により大梁2、2に固定されて
いるので位置ズレが生じるようなことはない。
【0021】溶接仕口34、34の溶接が終了すると、
アーク溶接ロボット9、9は次の小梁3の第1の溶接箇
所である溶接仕口33、33を溶接する。これを所定数
繰返してフレーム1の全ての溶接が完了する。
【0022】図3は本発明フレーム溶接装置の他の例を
示した斜視図である。図3において、12、12は大
梁、13は小梁、14、14は小梁搬送装置、15、1
5は把持具、16はアーク溶接ロボットであり、これら
は図1に示したものと同じ構造のものが用いられてい
る。17、17は小梁搬送装置14上の把持具15、1
5に把持された小梁13の位置を、予め小梁13の溶接
位置への搬送前に計測するレーザ変位計である。このレ
ーザ変位計17、17で計測された小梁13の位置の計
測値がアーク溶接ロボット16へ転送され、この計測値
を補正値としてアーク溶接ロボット16のティーチング
軌跡が自動的に修正される。
【0023】図4は図3に示した小梁の斜視図である。
図4において、131は角材であり、132は角材13
1の両端に溶接された接合部材132、132であり、
角材131と接合部材132、132とにより小梁13
が構成されている。
【0024】次に、図3及び図4を参照して上記溶接装
置における溶接方法を説明する。大梁12、12をロー
ラにより所定位置に搬送しセットした後、小梁13を一
本ずつ小梁スタッカよりローラにて大梁12と直角方向
に搬送し、所定位置に来た小梁13を、上下左右の位置
決めを施し、小梁搬送装置14上に設けられた把持具1
5、15で把持するまでの工程は、図1及び図2に示し
た例の場合と同様である。
【0025】小梁13は、図4に示すように、角材13
1と接合部材132、132とで構成され、接合部材1
32、132がそれぞれ角材131の両端に溶接されて
いるので、接合部材132及び角材131の製作誤差、
接合部材132と角材131との溶接誤差や小梁13の
把持具15、15に取付けるときのセッティング誤差等
により把持具15、15に把持された小梁13に位置ズ
レが生じる。
【0026】この小梁13の位置ズレをレーザ変位計1
7、17で小梁13の把持具15、15への取付時にそ
の都度測定し、この測定値をアーク溶接ロボット16へ
転送し、予めアーク溶接ロボット16にティーチした位
置データと比較し、アーク溶接ロボット16のティーチ
ング軌跡を自動的に修正する。
【0027】レーザ変位計17、17で位置を測定した
後、小梁13を小梁搬送装置14で所定位置に搬送し、
小梁13を大梁12、12に溶接する。
【0028】尚、図1及び図2に示した例においては、
小梁3の位置ズレは、従来と同様にワイヤタッチセンサ
により溶接時の小梁3の位置をセンシングして補正して
いる。
【0029】上記例では、予め小梁13の位置ズレに応
じてアーク溶接ロボット16のティーチング軌跡を自動
的に修正するので、ワイヤタッチセンサ等により溶接時
に補正しなくても、小梁13をそのまま溶接位置に搬送
して溶接することができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明フレーム溶接装置
は、上記のように構成されているので、従来のような品
番数に対応した小梁固定治具を必要とせずに溶接するこ
とができ、品番変更等に容易に対応することができる。
【0031】また、小梁固定治具を必要としないので、
溶接の飛散粉末による小梁固定治具の摺動不良の問題を
解消することができる。
【0032】請求項2記載の本発明フレーム溶接装置に
おいては、小梁の位置ズレが予め計測され、小梁の位置
ズレに対応して溶接ロボットの軌跡が修正されるように
なされているので、溶接時にワイヤタッチセンサ等によ
る小梁の位置ズレ補正を行う必要がなくなり、タクトタ
イムのロスが解消される。これにより、タクトタイムを
大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フレーム溶接装置の一例を示した斜視
図。
【図2】図1に示したフレームの溶接箇所を示した斜視
図。
【図3】本発明フレーム溶接装置の他の例を示した斜視
図。
【図4】図3に示した小梁の斜視図。
【図5】従来のフレーム溶接装置を示した斜視図。
【符号の説明】
1 床フレーム 2、12 大梁 3、13 小梁 4、14 小梁搬送装置 5、15 把持具 6 小梁スタッカ 7、8 ローラ 9、16 アーク溶接ロボット 10 ロボットスライダ 31、131 角材 32、132 接合部材 33、34 溶接仕口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大梁と小梁とを格子状に溶接してフレー
    ムを構成するフレーム溶接装置において、小梁を大梁上
    の所定位置に搬送する小梁搬送装置と、小梁を大梁に自
    動的に溶接する溶接ロボット及びその走行装置とからな
    り、小梁を把持する把持具が小梁搬送装置上に設けられ
    ていることを特徴とするフレーム溶接装置。
  2. 【請求項2】 小梁搬送装置上の把持具に把持された小
    梁の位置を、予め小梁の溶接位置への搬送前に計測する
    計測装置が設けられ、この計測値が溶接ロボットへ転送
    され、この計測値により溶接ロボットのティーチング軌
    跡が自動的に修正されることを特徴とする請求項1記載
    のフレーム溶接装置。
JP3224094A 1994-03-02 1994-03-02 フレーム溶接装置 Pending JPH07236972A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110570A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Kobe Steel Ltd 自動溶接装置におけるワーク配置方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110570A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Kobe Steel Ltd 自動溶接装置におけるワーク配置方法
JP4535830B2 (ja) * 2004-10-12 2010-09-01 株式会社神戸製鋼所 自動溶接装置による溶接方法

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