JPH07236885A - エンドトキシン除去器 - Google Patents

エンドトキシン除去器

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Publication number
JPH07236885A
JPH07236885A JP5278894A JP5278894A JPH07236885A JP H07236885 A JPH07236885 A JP H07236885A JP 5278894 A JP5278894 A JP 5278894A JP 5278894 A JP5278894 A JP 5278894A JP H07236885 A JPH07236885 A JP H07236885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semipermeable
container
endotoxin
fluid inlet
fixing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5278894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Morita
恭彦 守田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Corp filed Critical Nissho Corp
Priority to JP5278894A priority Critical patent/JPH07236885A/ja
Publication of JPH07236885A publication Critical patent/JPH07236885A/ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハウジング内に第1の半透膜手段の半透性中
空繊維1及び第2の半透膜手段の半透性中空繊維2を設
け、両繊維とも固定部材内で一端を密封し、他端は開口
状態に保って流体入口・流体出口に連通させたエンドト
キシン除去器。 【効果】 エンドトキシン除去性能の異なる中空糸膜の
各効果が1つのハウジング内で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中からエンドトキシ
ンを除去するために用いるエンドトキシン除去器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】腎機能不全者に、オンラインによる同時
血液瀘過透析法(HDF)やプッシュ・アンド・プル
(Push&Pull)などの治療を行う際はもちろ
ん、通常の血液透析法の治療をするときに、エンドトキ
シンの混入のない清浄度の高い透析液を用いることが要
望される。
【0003】一般的にこのような混入物質の除去には、
瀘過方式または吸着方式のフイルターを用いる。
【0004】瀘過方式のフィルターでは、透過物質を分
子量により選択するため、フィルターのポアサイズより
も分子量の低い小さい混入物質は透過してしまう。ま
た、フィルターがリークした場合には分子の大きさにか
かわらず混入物質が透過してしまう。
【0005】吸着方式では、分子量の高低にかかわらず
大小の混入物質を除去でき、フィルターがリークした場
合でも混入物質が透過しづらい。しかし、吸着可能部分
すべてに混入物質が吸着し、吸着能力が飽和に達した場
合、性能の劣化が生じる。
【0006】このため、最近では、瀘過フィルターと吸
着フィルターの両者を用い、瀘過フィルターで分子量の
大きい混入物質を除去し、その後吸着フィルターで分子
量の小さいものを除去する方法が用いられる。この場
合、瀘過フィルターがリークしても吸着フィルターで除
去することができる。吸着フィルターに供給される水は
瀘過フィルターであらかじめ処理されたものであり、吸
着能力が飽和に達するまでの時間が、単独で用いた場合
以上に延長される。
【0007】2種類の膜を1つのハウジング内に単に充
填しただけでは、水はどちらか片方の膜しか透過せず、
処理結果にムラが生じる。このため2つのモジュールを
別のハウジングに充填しモジュールを連結する他なかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来までは、2種類の
フィルターを直列に接続して用いていたが接続チューブ
を要する場合が生じたり、場所をとるなどの不自由さが
あった。本発明の目的は、2種類のフィルターの効果が
得られ、かつ、コンパクトで安価なエンドトキシン除去
器を開発することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2種類の中空
糸膜を1つのハウジングの中に充填した水処理器であっ
て、流体入口を有するキャップ・流体出口を有するキャ
ップ・エア抜き付き容器・第1の半透膜手段又は第2の
半透膜手段となる2種の半透性中空繊維・容器内で該繊
維の両端を固定する固定部材からなるハウジングであっ
て、上記両繊維は上記容器の内壁の長手方向にほぼ平行
に配置され、上記第1の半透膜手段の半透性中空繊維の
1端を固定部材内で密封し、他端を開口状態に保って流
体入口に連通させ、上記第2の半透膜手段の半透性中空
繊維の1端も固定部材内で密封し、他端は開口状態に保
って流体出口に連通させたことを特徴とするエンドトキ
シン除去器を要旨とする。
【0010】本発明の除去器を用いて水中からエンドト
キシンを除去するには、まず処理される水を流体入口か
ら流し、第1の膜である半透性中空繊維の内部から通過
させる。次に通過後の水を、第2の膜である半透性中空
繊維の外部から通過させる。
【0011】本発明において、固定部材の材料としては
エポキシ樹脂・ポリウレタン樹脂・シリコン樹脂等が挙
げられる。
【0012】本発明において、半透性中空繊維は多孔性
膜が筒状になったもので、孔は微細であり、材質はポリ
アミド・ポリエステル・ポリビニルアルコール・ポリカ
ーボネート・ポリオレフィン・ポリスルホン・ポリアク
リレート等が使用され、特にポリエチレン又はポリプロ
ピレンからなるエンドトキシン吸着性の膜が好ましい。
【0013】多孔性膜の孔径は0.5μ以下が好まし
く、特に0.05〜0.1μが好ましい。孔径が0.5
μを超えると、エンドトキシンを除去しにくくなる。
【0014】本発明において、容器・キャップの材質は
ポリオレフィン・ポリカーボネート・ポリアクリレート
・ポリアクリルニトリル・ポリスチレン・ポリ塩化ビニ
ル等が挙げられる。また、容器の形態は筒状が製作上好
ましい。なお、容器にエアー抜きを設けるのは処理液に
内在していた気体を除くためのものである。
【0015】
【作用】本発明は、2種類の中空糸膜を1つのハウジン
グの中に充填してあり、コンパクトな処理器である。
【0016】処理を必要とする水は流体入口から流入
し、第1の半透性中空繊維の内部から外部に透過され、
次いで第2の半透性中空繊維の外部から内部に向かって
透過され、エンドトキシンが除去される。処理後の水は
流体出口から流出し各用途に応じて用いられる。
【0017】第1の半透性中空繊維を瀘過タイプ、第2
の半透性中空繊維を吸着タイプにすれば、両膜のメリッ
トを生かすことが可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、エンドトキシン除去性
能の異なる中空糸膜の各効果が1つの処理器で得られ、
また、簡単な構造で小型の、かつ、低コストのエンドト
キシン除去器を供給できる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は本発明のエンドトキシン除去器の一例を示し、それを
側面から眺めた断面図である。
【0020】図において、流体入口5を有するキャップ
8と流体出口6を有するキャップ8’が筒状のエア抜き
7付き容器の両端に嵌合されてある。外筒4内に第1の
半透膜手段又は第2の半透膜手段となる2種の半透性中
空繊維1、2があり、外筒4内で該繊維1、2の両端を
固定部材3、3’で固定してある。中空繊維1、2は外
筒4の内壁と平行に配置され、第1の半透膜手段の半透
性中空繊維1の1端を固定部材3’内で密封し、他端を
固定部材3で固定され、かつ、開口状態に保って流体入
口5に連通させてある。また、第2の半透膜手段の半透
性中空繊維2の1端も固定部材3内で密封し、他端は固
定部材3’で固定され、開口状態に保って流体出口6に
連通させてある。
【0021】水を処理するときは、流体入口5から流入
させ、流体出口6から流出させるのであるが、その間、
第1の半透膜手段の半透性中空繊維1の中から外へ、第
2の半透膜手段の半透性中空繊維2へは外から中へ透過
させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンドトキシン除去器の一例を示し、
それを側面から眺めた断面図である。
【符号の説明】
1 中空繊維 2 中空繊維 3 固定部材 4 外筒 5 流体入口 6 流体出口 7 エア抜き 8 キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体入口を有するキャップ・流体出口を
    有するキャップ・エア抜き付き容器・第1の半透膜手段
    又は第2の半透膜手段となる2種の半透性中空繊維・容
    器内で該繊維の両端を固定する固定部材からなるハウジ
    ングであって、上記両繊維は上記容器の内壁の長手方向
    にほぼ平行に配置され、上記第1の半透膜手段の半透性
    中空繊維の1端を固定部材内で密封し、他端を開口状態
    に保って流体入口に連通させ、上記第2の半透膜手段の
    半透性中空繊維の1端も固定部材内で密封し、他端は開
    口状態に保って流体出口に連通させたことを特徴とする
    エンドトキシン除去器。
JP5278894A 1994-02-25 1994-02-25 エンドトキシン除去器 Pending JPH07236885A (ja)

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JP5278894A JPH07236885A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 エンドトキシン除去器

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JP5278894A JPH07236885A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 エンドトキシン除去器

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JPH07236885A true JPH07236885A (ja) 1995-09-12

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JP5278894A Pending JPH07236885A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 エンドトキシン除去器

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