JPH07236668A - 歩行訓練用リハビリ機器 - Google Patents
歩行訓練用リハビリ機器Info
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Abstract
被介助者にとっても安全、簡便に訓練や介助を行う事の
出来る歩行訓練用リハビリ機器を提供する。 【構成】 天井に懸架したレール1と、該レール1に移
動可能に係合し、該レール1から懸吊する支持部3と、
該支持部3から伸縮制御手段5を介して垂下する被介助
者Aを支える支持杆4、4とからなる。
Description
動に関し介助を必要とする者に対し、簡便かつ安全に歩
行訓練や介助を行う事を可能にするために被介助者の姿
勢保持を行う制御機能を備えた吊り下げシステムによる
歩行訓練用リハビリ機器に関する。
として最も多く用いられているものは、吊り下げ式の機
器であるが、多種に渡る障害の程度を考えた場合、現
在、それら柔軟にかつ安全に対応する機器は見当たら
ず、単純に吊り下げを行うハンガーと吊り下げシートに
より構成されるものが殆どであった。また、歩行訓練用
リハビリ機器に関しては、被介助者自身の手により体を
支持するか又は吊り下げ具により体を支持するものがあ
るが、被介助者の程度に応じた介助を細かく行う事は困
難であった。
行訓練用のリハビリ機器によると、一人で安全に訓練を
行うまでには介助者を必要とし、訓練時間にも制限が出
る等の問題点を有していた。また、被介助者の程度に応
じて調整を行う事も困難で効率よくリハビリを行う事が
できない等の問題も有していた。
の自立を促進し、介助者にとっても被介助者にとっても
安全、簡便に訓練や介助を行う事の出来る歩行用訓練リ
ハビリ機器を提供することを目的とする。
め本発明は天井に懸架したレールと、該レールに移動可
能に係合し、該レールから懸吊する支持部と、該支持部
から伸縮制御手段を介して垂下する被介助者を支える1
対の支持杆とからなることを特徴とする。
は、天井に懸架したレールに移動可能に係合して懸吊す
る支持部から伸縮制御手段を介して垂下する1対の支持
杆により被介助者が支えられるようになっているので、
自立歩行困難な被介助者の歩行訓練が可能となる。
いては、前記支持杆は垂直部と、前記被介助者の各腕を
支持する水平部とからなっているので、前記被介助者を
上方より支持することが可能となり、前記被介助者の歩
行訓練がスムーズに行える。
いては、被介助者がバランスを逸してよろめいたときの
水平部にかかる腕の重さを重さ検出手段により検出し、
該検出手段からの検知信号を入力した制御手段が設定信
号と該検出信号との差に応じて調節手段に制御信号を出
力し該調節手段により各支持杆の上下位置を調整するよ
うにしたので、前記被介助者がバランスを逸してよろめ
いても、前記各支持杆が自立復帰することにより、前記
被介助者の歩行訓練が実にスムーズに行える。また、被
介助者の程度に応じて、介助力を可変できるため、例え
ば重度の被介助者には強い介助力にて介助を行い慣らさ
せると同時に安心感を与え、軽度又はリハビリの進んだ
被介助者には弱い介助力にて自立をできる様にし、転倒
した時のみ、介助を行うなど自然な介助を行え、効率の
よいリハビリが可能となる。
においては、前記検出手段を前記支持部と前記垂直部と
の間を連結するコイルスプリングの伸びを検出する位置
センサにより構成したので、耐久性がある。
においては、前記コイルスプリングの伸縮に応じて該コ
イルスプリングに突設した遮光板により遮光された光電
センサから位置を検出するようにしているので、該コイ
ルスプリングと非接触の検出となり、正確な位置の検出
が可能となる。
においては、回転駆動モータの回転により螺杆に螺合す
るナットが進退してコイルスプリングを介して前記支持
杆の上下位置を調整するようにしたので、該支持杆の位
置調整が急激でなくスムーズに行われ、かくて被介助者
に衝撃を与えることなく安全である。
においては、前記回転駆動モータを、ステップモータと
したので、重さ検知信号に迅速に対応できる。
においては、前記螺杆をコイルバネ内に挿通したのでス
ペースをとらない。
においては、前記コイルバネを略筒状の管内に挿入して
形成したので、該コイルバネの経年劣化を防止できる。
においては、前記支持杆の水平部の先端に、前記被介助
者の背部を抱持する背もたれ杆を連結したので、被介助
者が後方に転倒することなく安全に歩行訓練等ができ
る。
説明する。
架されており、該レール1には移動体2を移動可能に係
合懸吊し、該移動体2の下面から支柱2aを介して略5
角形の筐体からなる支持部3を垂下固定し、該支持部3
の下面の両端部から伸縮制御手段5を介して被介助者を
支える1対の支持杆4、4を垂下した。そして各支持杆
4は垂直部4aとその下端部から後方に一体に突出する
水平部4bとによりL字状に形成されている。
節手段7と制御手段8とからなり、該調節手段7は該支
持部3内の上方部の左右に設けたステッピングモータか
らなる回転駆動モータ7a、7aと、これらモータ7
a、7aの回転軸にそれぞれ固定した螺杆7b、7b
と、これら螺杆7b、7bにそれぞれ螺合するナット7
c、7cとからなり、これら螺杆7b、7bは図3の如
く斜めにして中間部で交差するように配設し前記支持部
3の高さが短くなるようにした。
と前記支持杆4の垂直部4aの上端との間を連結したコ
イルスプリング6aの中間部に突設した遮光板6bと、
該コイルスプリング6aが挿入されている固定の略筒状
の管体9の内面に等間隔に配設した光電センサ6cとか
らなる。
具備し、図4の如く入力側を前記光電センサ6c…6c
に接続すると共に出力側を駆動回路10を介して前記ス
テッピングモータ7a、7aに接続した。
両端部にローラ11、11が軸支され、各ローラ11に
中間部で掛けられたワイヤー12の一端を前記コイルス
プリング6aの下端に又他端を前記垂直部4aの上端に
連結した。
する。
ら1対垂下される支持杆4を両わきに抱える。次に図5
で示す如く、前記被介助者Aが歩行を開始して歩行訓練
中に前方に倒れかかると、左、右いずれか一方の前記支
持杆4が降下すると共に、該支持杆4の上部に結着した
コイルスプリング6aが伸びると共に、該コイルスプリ
ング6aの略中間部に結着した遮光板6bが複数配列さ
れた光電センサ6cのいずれかの光電センサ6cの発光
素子と受光素子との間を通過し、その通過した光電セン
サ6cがその取付位置に応じた検出信号を出力し、該検
出信号を入力した制御手段8は設定信号と該検出信号と
の間の偏差を演算して該偏差に応じた制御信号を出力
し、該制御信号に応じて駆動回路10を介してステッピ
ングモータ7aが回転し、前記ナット3cが調整移動す
ることにより、前記コイルスプリング6aの下部に結合
した前記支持杆4が上方に復帰する。かくて前記被介助
者Aの姿勢制御を円滑に行えるので、転倒する事なく安
全に前記被介助者Aのリハビリを十分にすることができ
る。
左、右の支持杆4、4の先端に前記被介助者Aの背後に
回るコ字状の背もたれ杆4cを回転軸11、11を介し
てフレキシブルに接続すると共に、その接続部を巻き込
み防止用の蛇腹状のゴム11a、11aで覆ったもので
あり、前記被介助者Aが容易に前記支持杆4、4から脱
落するのを防止する効果を有する。
斜交するように配設したが、これら螺杆7b、7b及び
コイルスプリング6a、6aを垂直にそれぞれ配設し、
コイルスプリング6aの下端と垂直部4aの上端をワイ
ヤー12により連結し、該ワイヤーをローラ11に掛け
る必要がないようにしてもよい。
架したレールに移動可能に係合し懸吊する支持部に、被
介助者を支える1対の支持杆を伸縮制御手段を介して垂
下したので、被介助者の程度に応じた歩行訓練を安全に
行えて被介助者の自立を促進し、介助者にとっても被介
助者にとっても安全、簡便に訓練や介助を行うことが出
来るという効果を有する。更に、移動用吊り下げ機器へ
の応用も可能で、介助者は簡便なシートにて、安全に、
しかも容易に被介助者の移動を行う事も出来るという効
果も有する。
Claims (10)
- 【請求項1】 天井に懸架したレールと、該レールに移
動可能に係合し、該レールから懸吊する支持部と、該支
持部から伸縮制御手段を介して垂下する被介助者を支え
る1対の支持杆とからなることを特徴とする歩行訓練用
リハビリ機器。 - 【請求項2】 前記支持杆は垂直部と、前記被介助者の
各腕を支持する水平部とからなることを特徴とする請求
項1に記載の歩行訓練用リハビリ機器。 - 【請求項3】 前記伸縮制御手段は、前記各支持杆の水
平部にかかる腕の重さを検出する重さ検出手段と、該各
支持杆の上下位置を調節する調節手段と、該検出手段か
らの検出信号を入力し設定信号と該検出信号との差に応
じて該調節手段に制御信号を出力する制御手段とからな
ることを特徴とする請求項2に記載の歩行訓練用リハビ
リ機器。 - 【請求項4】 前記検出手段は、前記支持部と前記垂直
部との間を連結するコイルスプリングの伸びを検出する
位置センサとからなることを特徴とする請求項3に記載
の歩行訓練用リハビリ機器。 - 【請求項5】 前記位置センサは、前記コイルバネの略
中央部に突設した遮光板と、該コイルバネに沿って等間
隔に配設され該遮光板により遮光されて検出信号を発生
する複数の光電センサとからなることを特徴とする請求
項4に記載の歩行訓練用リハビリ機器。 - 【請求項6】 前記調節手段は前記支持部に設けた回転
駆動モータと、該回転駆動モータの回転軸に固定した螺
杆と、該螺杆に螺合すると共に前記コイルスプリングの
一端を固着し該螺杆の回転により進退するナットからな
ることを特徴とする請求項4に記載の歩行訓練用リハビ
リ機器。 - 【請求項7】 前記回転駆動モータをステッピングモー
タにより構成したことを特徴とする請求項6に記載の歩
行訓練用リハビリ機器。 - 【請求項8】 前記螺杆は前記コイルバネ内に挿通した
ことを特徴とする請求項6に記載の歩行訓練用リハビリ
機器。 - 【請求項9】 前記コイルスプリングは、略筒状の管内
に挿入して形成したことを特徴とする請求項7に記載の
歩行訓練用リハビリ機器。 - 【請求項10】 前記左、右の支持杆の水平部の先端に、
前記被介助者の背部を抱持する背もたれ杆を連結したこ
とを特徴とする請求項2に記載の歩行訓練用リハビリ機
器。
Priority Applications (1)
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-
1994
- 1994-03-01 JP JP05505394A patent/JP3623252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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