JPH07236372A - 農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置 - Google Patents
農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置Info
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Abstract
を、農業用資材として使用後に巻取るための装置に関
し、使用済みで既に洗浄を終えたプラスチックスフィル
ムまたはシートを手巻き式に巻き取り、ロール状のもの
にまとめ、その後の保管、再利用に有利なものとする新
規な構造の巻取装置を提供する。 【構成】シート端部止め機構51が組み込まれるか、組
み込み可能に形成されてなる芯管5と、該芯管5を高さ
変動自在に軸受けする軸受け部3とを有し、該軸受け部
3に対して芯管5が脱着自在で且つ回動操作自在に組み
込まれる一方、芯管5の下方所定位置には、巻取シート
P下面を受支する回転ロール7が略水平状に併設されて
なる農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装
置。
Description
ルムや果樹用覆いフィルム、あるいはトンネル栽培用被
覆フィルム等といった農業用プラスチックスフィルムま
たはシート(以下、農業用シートという)を、農業資材
として使用後に巻取り、保管するための装置であって、
使用済み農業用シートをロール状のコンパクトなものに
まとめ、その後の取り扱いを有利なものとする上で役に
立つ新規な構造の農業用プラスチックスフィルムまたは
シートの巻取り装置を提供しようとするものである。
流れの中にあって農産品の自由化の決定は、我が国の農
業経営戦略は大きな変換を迫られている。最近の米輸入
の制限緩和措置等の動きからも理解されるように、世界
各地から輸入される安価な農産物へ対応するためには、
それまでの保護政策的な農業経営から脱却し、より効率
的で付加価値の高い農産物の生産を目指していく必要性
が生じている。
菜、果実、その他の各種農産物の生産農家がその対象と
なる。例えば、果実を取り上げてみると、山形県特産の
サクランボの場合にあっても、アメリカ産のサクランボ
に対応するために、最近では高品質のサクランボ果実を
収穫するため、殆どのサクランボ農家において、果樹全
体をプラスチックスフィルムまたはシートで覆い、サク
ランボ果実が最も嫌う雨水から果実を守ることができる
施設を導入し、大きくてヒビ割れをさせず、色付きの良
い日本独自のサクランボを収穫し、毒々しい色のアメリ
カサクランボに対抗する生産手段を取り入れるようにな
ってきている。また、野菜や、花等、近郊農業の対象と
なる品目についても、年間を通して、安定した生産と、
失敗の無い生産管理が可能となるよう、全てがビニール
ハウス内においての生産形態に変わりつつある。
ている最近の農業施設においては、鋼管を屈曲形成して
なる簡単な骨格体の外側をプラスチックスフィルムまた
はシートで覆い、雨水や、直射日光から植物を保護、育
成すると共に、植物の管理を安定させる栽培手段が取り
入れられてきている。そのため、簡便に骨格を組み立て
る方法だけではなく、組み立てられた骨格体の外側に、
簡単にプラスチックスフィルムまたはシートを張設して
いく方法が、盛んに開発、実用化され、既に幾つかのも
のはそれら農家によって採用され、実効を上げている。
はシートを骨格体の外側に張設して使用する期間は、促
成栽培のビニールハウス等一部のものを除き、普通、年
間を通してそのまま骨格体に添設させておく訳ではな
く、収穫や栽培を終えた後には、骨格体から取り外して
洗浄し、一塊に巻き取って次年度に再使用するようにす
るか、あるいは、単年度でそのまま使い捨て扱いにして
しまうかの二通りの方法しかないこととなるが、農業用
シートの場合、材質がビニールシートあるいはポリプロ
ピレンフィルム等が主流であって、公害問題等の制約か
らそのまま焼却処分をすることができず、多くの農家で
は廃棄物として有料処分をしなければならない状況とな
っている。
は、一部破れたものはともかく、そうでないものの場
合、洗浄した上で整然と巻き取り、保管可能な状態のも
のとすれば、時期シーズンに充分再使用することができ
るだけの材質強度を有するものであり、したがって、経
済的な理由からだけではなく、資源の有効活用という面
からも、廃棄処分することの是非が問題視され始めてき
ているが、但し、この農業用施設に用いられるこれらプ
ラスチィックスフィルムまたはシートは、年々施設規模
が大きくなることから、その長さが益々長大化の傾向に
あると共に、施設によって使用されるフィルムまたはシ
ートの幅も必ずしも一定ではなく、それら長大で幅の異
なるものを洗浄した上、保管のためにきれいに巻き取る
ようにすることは、かなりの難しさを伴うこととなるた
め、人手の足らない多くの農家では、そのために特別の
人件費を掛けるよりも、廃棄処分してしまう方法を選択
せざるを得ない状況下に置かれてしまっていたといえ
る。
大で幅の異なるプラスチックスフィルムあるいはシート
を簡便に巻き取っていくことが可能な、安価で実用的な
機械装置を必要とすることになるが、これまでのとこ
ろ、その目的に適う有効なものが提供された事実もな
く、したがって、農家において再使用を希望する場合に
は、人件費を掛けるか、農家自らが手作業で巻き取るし
か特に有効な方法はなく、そこで、このような状況に対
処すべく、農業資材を長年に亘って取り扱ってきた者と
して、それら農業用プラスチックスフィルムあるいはシ
ートを、現場において簡便且つ効率的に巻き取ることが
できる機械装置の開発、研究に取り組み、幾つかの試行
錯誤を繰り返してきた結果、ここにきて遂にその製品化
に成功したものであり、以下では、その構成を具体的な
実施例と共に詳細に説明していくこととする。
らも理解されるように、この発明の農業用プラスチック
スフィルムまたはシートの巻取装置は、基本的に次のよ
うな構成から成り立っている。即ち、シート端部止め機
構が組み込まれるか、組み込み可能に形成されてなる芯
管と、該芯管を高さ変動自在に軸受けする軸受け部とを
有し、該軸受け部に対して芯管が脱着自在で且つ回動操
作自在に組み込まれる一方、芯管の下方所定位置には、
巻取シート下面を受支する回転ロールが略水平状に併設
されてなることを特徴とする農業用プラスチックスフィ
ルムまたはシート巻取装置とするものである。
であって、既に洗浄し終えた農業用農業用シートを巻き
取っていく際の芯の機能を果たすものであり、紙管、木
管、竹管、鋼管その他の金属管、プラスチックス管、そ
の他安価であって芯管として農業用シートを巻き取って
いく上で必要となる強度を有するものであれば、特にそ
の素材について制限されるものではない。
用シートの巻き始め端縁を止める機能を果たす構造部分
であり、予め上記芯管に組み込まれた構造のものとして
形成される外、別体のもので、芯管に農業用シート端縁
を巻き付けるときに組み合わされて使用されるようにし
た構造のものでもよく、例えば洗濯バサミのようなハサ
ミ構造からなるのものや、刺しピン、ゴムバンド、針
金、紐等、芯管に対して農業用シートの端縁を仮着がで
き、芯管の回転に連れて空滑りを起こさないようにでき
る公知の構造のものの採用が可能である。
き取られていって次第に巻き取り太さを増大していく過
程において、その中心部となる芯管の位置を台枠部材、
詳しくはそれに組み込まれた回転ローラから次第に上方
に移動させていかなければならなくなり、その上方移動
の動きに追随可能とするための高さ変動自在な構造、例
えば、後述する実施例に代表されるような長孔(通称バ
カ孔)や、それに匹敵する縦溝等となして軸受け箇所自
体が直接移動できるようにした構造の軸受け部とする
外、軸受け箇所自体は通常の平軸受けあるいは転がり軸
受け構造のものに形成され、それらを支える軸受け板や
棒が、その根元部分その他の適所で伸縮自在な構造の軸
受け部として形成されていなければならない。
直接軸受けされる構造、例えばその一方の端部に軸止め
金具、他方の端部に別体のハンドル付き軸止め金具を嵌
合または螺合して一体化し、それら軸止め金具とハンド
ル付き操作軸を軸受け板の軸受け部に高さ変動自在に軸
着した構造のものとする外、後述の実施例に示すものの
ように、芯管にハンドル付き操作軸が挿通、組み合わさ
れるようにしたものの場合には、そのハンドル付き操作
軸の両端部適所が軸受けされる構造のものとなり、適宜
何れかが採用されるようにすればよい。
受け部に対して直接軸受けしない構造を採用した場合に
該芯管に挿通され、その両端適所を軸受け部に高さ変動
自在に軸受けされるものであり、それ自体、芯管を支持
して且つ芯管を共に回動させる機能を果たすことにな
り、したがって、芯管を共に回動させるための構造、例
えば実施例に採用しているような、両者を貫通できる刺
しピンを組み合わせるようにしたものにするか、あるい
は両者の隙間に楔状固定ピンを介在させるようにした構
造等、適宜連結構造が採用されなければならない。そし
て、このハンドル付き操作軸は、農業用シート幅に合わ
せた台座部材の幅方向調整に応じ、夫々長さの異なるも
のを用意するようにする外、それ自体、断面の異なる2
本ないしはそれ以上の本数の管体を適宜継ぎ足して足し
竿のような伸縮自在構造のものとなし、最適な長さ位置
でそれらの伸縮構造が適宜固定されるよう、刺しピン構
造あるいはカメラの三脚等に採用されている撥条片構造
等の組み合わされたものとすることができる。
に略水平状に配置される一対の平行した円筒体からな
り、芯管が高さ変動自在に組み込まれる構造としている
ことに起因して、巻き取られた農業用シートの荷重が常
に下方に掛かり、農業用シート巻き取り時に巻き取られ
る農業用シート下面側に摩擦抵抗を受けることになるこ
とから、それら巻き取り時の抵抗を緩和する機能を果た
すことになるものであり、ハンドル付き操作軸の真下辺
りに複数個、具体的には2個以上の回転ロールが配設さ
れるようし、後述の台座部材等に組み込んだ軸受け枠に
軸着される構造で配設される。なお、回転ロールとして
は、プラスチック製、鋼材製、あるいは鋼材表面にプラ
スチックスその他のコーティングを施したもの等、適宜
素材からなる円筒体が採用され、軸受け枠に対し、公知
の各種ローラコンベアのような軸受け構造で略水平状に
配されるようにするものである。
明の農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装
置の基本的な構成は、シート端部止め機構が組み込まれ
るか、組み込み可能に形成されてなる芯管が、高さ変動
自在に軸受けされたハンドル付き操作軸に挿通されて連
動可能に組み合わされる一方、芯管の下方所定位置に
は、巻取シート下面を受支する回転ロールが、略水平状
に併設されてなることを特徴とする農業用プラスチック
スフィルムまたはシート巻取装置として示すこともでき
る。
明の農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装
置には、次のような構成からなる発明も、関連する発明
として包含されている。即ち、シート端部止め機構が組
み込まれるか、組み込み可能に形成されてなる芯管が、
高さ変動自在に軸受けされたハンドル付き操作軸に挿通
されて連動可能に組み合わされる一方、芯管の下方所定
位置には、巻取シート下面を受支する回転ロールが、略
水平状に併設されると共に、該回転ロールに対してシー
ト巻き込み側と反対側となる位置に巻取シート押え板が
立設されてなることを特徴とする農業用プラスチックス
フィルムまたはシート巻取装置である。
ラスチック板等適宜弾性変形可能な素材によって形成さ
れ、その下端基端部を、上記した回転ロールの後方、即
ち該回転ロールに対してシート巻き込み側と反対側とな
る位置に相当する位置の台座部材に取着、立設された構
造となし、芯管に巻取られて太さを変えていく巻取シー
ト外周を軽く押え、芯管外周に農業用シートがダブつい
て巻き取られていかないよう機能するものであり、巻き
取られていく農業用シートの太さに応じた湾曲率あるい
は大きさのものに形成されるようにすればよく、また、
特に必要がなければ省略することも可能である。以下、
図面に示すこの発明の農業用プラスチックスフィルムま
たはシート巻取装置を代表する具体的な1実施例を示
し、この発明が包含する技術的思想の理解をし易くする
ものである。
スフィルムまたはシートの巻取装置の全体斜視図が示さ
れている。台座部材1は、温室栽培地や、果樹園内の地
盤面上に据え置かれ、使用済みの農業用シートPを巻き
取る際の支持部として機能するものであり、伸縮自在な
一対の枠杆11,11を前後に平行に配した上、それら
の両端に軸受け板2を一体成形した枠板12,12を取
着して構成されている。この枠杆11,11は、夫々角
鋼管の大小断面の異なるものを差し込み式に接続して一
本化される構造からなり、刺しピン13,13によっ
て、小断面角鋼管の引き出し長さが、巻き取るべき農業
用シート幅に応じた所望する長さに仮固定され、枠杆全
体の長さが調整されることにより台座部材1としての幅
調整がなされる構造を採用している。
幅寸法が調整可能な構造としては、図示にはしていない
が、2枚の孔空き板を夫々の孔の組み合わせ位置を変え
て組み合わせることにより長さが調整できるようにした
構造、あるいは、一方のネジ切り管に対してネジ棒を進
退自在に組み合わせるようにした構造等々、適宜公知の
構造の採用が可能であり、それらは、農業用シートの幅
に応じた幅に組み合わせて調整された後、その幅が変更
されてしまわないよう一時的に固定できるような構造の
ものに形成されていなければならない。
シートPを巻き取る際に、該シートPを引き寄せる力で
台座部材1自体の位置が移動またはズレてしまわないよ
う、地盤に対して位置を仮固定することのできる大型の
釘のような刺しピンのようなアンカー部材15(その
他、螺子込み式に使用するスクリュウピン、頭が逆L字
型に形成され、その水平部分で台座周辺適所を押さえる
ようにした鍵型ピン等も包含される。)が組み合わされ
ている。図中、14,14,……は、小断面角鋼管の引
き出し長さを所定ピッチで変更可能とするために穿設さ
れた、刺しピン13,13受け入れ用の挿通孔を示して
いる。
両側に垂設され、ハンドル付き操作軸4の先端とハンド
ル側とを遊嵌状に保持するための軸受け部3を形成する
部材であり、ハンドル付き操作軸4に巻き取られて太っ
ていく巻取シートRの直径に応じて該操作軸4の位置を
上下方向に自在に変更可能とする長孔(バカ孔)あるい
はそれに相当する縦溝その他の軸受け部3が夫々対称に
形成される。なお、軸受け部3となる長孔(バカ孔)あ
るいはそれに匹敵する縦溝は、芯管5あるいはハンドル
付き操作軸4の上下変動に有利な方向、したがって必ず
しも垂直な上下方向とは限らず、やや斜め方向とした上
下方向、しかもそれらは直線的な長孔等に限定される訳
ではなく、その軌跡に応じた緩やかな湾曲状の長孔等に
形成される場合もあり得る。
端)に抜け止め頭部42が形成された雄パイプ材41
と、それを受け入れ可能とする中空断面でハンドル44
付きの雌パイプ材43との組み合わせからなり、それら
を左右別々に上記した軸受け部3,3の長孔外側から差
し込み、芯管5の中空部内部で差し込み式に接続し、芯
管5の両端付近に形成した小孔52,52に、雄パイプ
材41およびハンドル44付きの雌パイプ材43に夫々
予め所定ピッチで穿設した挿通孔の中、台座部材1の調
整された幅寸法に合わせた長さ位置の実現可能な挿通孔
を合致させ、止めピン6,6を小孔52,52から差し
込んで、芯管5とそれら雌雄パイプ41,43から形成
されるハンドル付き操作軸4とを連動式のものとする一
方、ハンドル付き操作軸4の全長が、調整された長さか
ら変更されないようにする構造も合わせて実現されるよ
うにしている。
作軸4に嵌挿して仮固定され、同ハンドル44を回動操
作することによって共に回動する構造となり、ハンドル
側端部に、紙挾み式のシート端部止め機構51が組み込
まれていて、巻き取るべき農業用シート端縁を芯管5の
側面に押し付けて、芯管5の回動に連れて農業用シート
Pが空回りすることなく一緒に巻き付けられていく構造
を採用している。なお、先の止めピン6,6は、中途に
鍔部61が形成された構造を採用しており、それより上
部が、最初に芯管5に巻き取られていく農業用シートP
が、芯管5の左右にブレていってしまわないようにする
機能を果たし得るものとしてある。図中、62は、図中
点線表示してあるように、略直角に屈曲されて抜け落ち
防止の機能を果たす先端鍵部を示している。
および図3の中央縦断面図に示されているとおり、一対
のプラスチックス製円柱体からなるものであり、台座部
材1の枠杆11,11の略中央辺りに掛け渡して一体化
された軸受け枠8にその軸部71,71,……を軸着す
ることにより、台座部材1に略平行、即ち、地盤上にお
いて略水平状となるようにすると共に、一対の円柱体の
間が丁度芯管5の略真下辺りに位置するようにして組み
込まれ、芯管5に巻き取られていく巻取シートの下面を
回転しながら受支する機能を果たすこととなる。なお、
この回転ロール7,7は、使用するに連れて次第にその
外周に土砂等のゴミが付着して汚れていく虞があるた
め、必要に応じて軸受け枠8を押し拡げて該軸受け枠8
から適宜脱着できる構造に形成されている。
き取りすべき巻取シート外周に追随できる湾曲形にまで
変型可能な湾曲形状に形成された薄鋼板から形成されて
おり、その基部が、上記した回転ロール7の後方、即ち
該回転ロール7に対してシート巻き込み側と反対側とな
る位置に相当する位置の枠杆11にネジ止め、立設状と
され、芯管5に巻取られて太さを変えていく巻取シート
R外周を軽く押え、芯管5外周に農業用シートPがダブ
ついて巻き取られていかないようにする機能を果たして
いる。太さが変わる間に、該巻取シート押え板9が変形
していく過程の一部を、図3の中央断面図内に、巻取シ
ートR′、R″と共に二点鎖線表示9′、9″で示して
ある。
業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置は、
先ず、農業資材として使用済みとなった農業用シートP
の幅に応じて軸受け部3の幅を調整する必要があること
から、台座部材1を調節した上、その両側に立設されて
いる軸受け板2が、巻き取るべき農業用シートP幅より
もやや広幅となるようにする。その際、調整した台座部
材1の幅が変更されてしまわないよう、刺しピン13で
台座部材1の枠杆11が仮固定される。
板2,2の各長孔からなる軸受け部3,3の外側から、
ハンドル付き操作軸4の雌、雄パイプ41,43を分離
させて差し込み、その間に略水平状に保ってある芯管5
の中空部において双方を嵌合させてから、止めピン6を
使って、芯管5とハンドル付き操作軸4の雌パイプ4
1、および芯管5とハンドル付き操作軸4の雄パイプ4
3を夫々刺し通し状にすると共に、刺し通し後に同先端
鍵部62,62を直角に折り曲げて各止めピン6,6が
抜け落ちてしまわないようにすれば、ハンドル付き操作
軸4の長さは自動的に軸受け部3,3に合った長さに決
定される一方、該ハンドル付き操作軸4に対し、芯管5
は被冠状となった状態で一体化され、この発明の農業用
プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置は、農業
用シートPを巻き取ることができる状態となる。
ートPのそばの地面上あるいは作業台上に略水平状に仮
固定した後、巻き取るべき農業用シートPの端縁を芯管
5の外表面に添わせ、シート端部止め機構51である紙
鋏状の金具で押さえ付けると共に、片方の手でハンドル
44を回しながら、他方の手を最初の段階だけ農業用シ
ートPに添わせて農業用シートPの端縁から所定長さ範
囲の間が確実に芯管5に巻き取られていくようにすれ
ば、後は、ハンドル44の回動操作だけで、次第に太っ
ていく巻取ロールRの芯管5の位置は、上下変動自在構
造の軸受け部3,3で自動的に追随されてしまうことか
ら、簡単且つ整然と農業用シートPが芯管5に巻き取ら
れていくこととなる。
ル7,7が回転しながら受支していることから、ハンド
ル44には巻き取るときの負荷がそれほど掛かってしま
うこともなく、また、次第に太ってきた巻取ロールRに
対しては、巻取シート押さえ板9がその側面から弾力的
に押さえて、巻き取られていく農業用シートPが巻取ロ
ールR表面でダブつきながら巻き取られてしまうことが
未然に阻止されるものとなると共に、止めピン6の唾部
61よりも上端側が、引き込まれてくる農業用シートP
の両端縁を暫くの間規制してしまって、農業用シートP
全体が芯管5に対して直交状に巻き取られていく姿勢を
初期の段階に作り上げ、巻取ロールRの端面が極端に不
揃いとなってしまうことを防止するものである。
クスフィルムまたはシート巻取装置は、簡潔な構造から
なるものであって、製造し易く且つ故障も少ないものと
することができ、しかも、長大なだけではなく何種類か
に幅を異にしていて取り扱い難い農業用シートを、極め
て簡便な操作によって再使用可能な状態にまで整然と巻
き取ってしまうことを可能にするものであることから、
これまではその多くが廃棄処分に回されてしまっていた
農業用シートを、簡単、確実に保管、再利用の道に向け
ることができ、資源の有効活用という見地からは固より
のこと、一部の農家で実施されていたような焼却処分に
よる公害問題の解消という側面から見ても極めて有用な
発明となるものであり、諸事情から今後益々増加するで
あろう農業用シートの取り扱いに大いに寄与するものと
して高い評価がなされるものと予想される。
ルムまたはシート巻取装置の1実施例を示したに過ぎな
いものである。
体斜視図である。
要部拡大斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 シート端部止め機構が組み込まれるか、
組み込み可能に形成されてなる芯管と、該芯管を高さ変
動自在に軸受けする軸受け部とを有し、該軸受け部に対
して芯管が脱着自在で且つ回動操作自在に組み込まれる
一方、芯管の下方所定位置には、巻取シート下面を受支
する回転ロールが略水平状に併設されてなることを特徴
とする農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取
装置。 - 【請求項2】 シート端部止め機構が組み込まれるか、
組み込み可能に形成されてなる芯管が、高さ変動自在に
軸受けされたハンドル付き操作軸に挿通されて連動可能
に組み合わされる一方、芯管の下方所定位置には、巻取
シート下面を受支する回転ロールが、略水平状に併設さ
れてなることを特徴とする農業用プラスチックスフィル
ムまたはシート巻取装置。 - 【請求項3】 シート端部止め機構が組み込まれるか、
組み込み可能に形成されてなる芯管が、高さ変動自在に
軸受けされたハンドル付き操作軸に挿通されて連動可能
に組み合わされる一方、芯管の下方所定位置には、巻取
シート下面を受支する回転ロールが、略水平状に併設さ
れると共に、該回転ロールに対してシート巻き込み側と
反対側となる位置に巻取シート押え板が立設されてなる
ことを特徴とする農業用プラスチックスフィルムまたは
シート巻取装置。 - 【請求項4】 ハンドル付き操作軸が、長さ調整自在な
構造で且つ調整された長さを維持するための仮固定構造
が組み込まれたものに形成されてなることを特徴とする
請求項2または3記載の農業用プラスチックスフィルム
またはシート巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060297A JPH07236372A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060297A JPH07236372A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236372A true JPH07236372A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=13138102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6060297A Pending JPH07236372A (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 農業用プラスチックスフィルムまたはシート巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07236372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107787638A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-03-13 | 胡耀宏 | 农用种粒粘种卷膜机及其粘种卷膜成形方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP6060297A patent/JPH07236372A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107787638A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-03-13 | 胡耀宏 | 农用种粒粘种卷膜机及其粘种卷膜成形方法 |
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