JPH07236297A - ブラシレスモータの回転位置検出回路 - Google Patents
ブラシレスモータの回転位置検出回路Info
- Publication number
- JPH07236297A JPH07236297A JP6330663A JP33066394A JPH07236297A JP H07236297 A JPH07236297 A JP H07236297A JP 6330663 A JP6330663 A JP 6330663A JP 33066394 A JP33066394 A JP 33066394A JP H07236297 A JPH07236297 A JP H07236297A
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- JP
- Japan
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- circuit
- output
- signal
- amplifier circuit
- rotation
- Prior art date
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロータの角度位置を検出する磁気センサを用
いたブラシレスモータに於いてモータからの漏洩磁束が
ある場合でも正確な角度位置検出を行う。 【構成】 モータ1のロータ2の回転角度位置を検出す
るホールIC3の検出信号をバッファ増幅回路4に入力
し、バッファ増幅回路4の出力を直流増幅回路5と交流
増幅回路6とに入力し、直流増幅回路5からの直流増幅
信号と交流増幅回路6からの交流増幅信号とを、所定回
転数で切替えるように、スイッチ回路を構成するタイミ
ング回路7及び回転数検出回路8によりいずれか一方を
選択出力するようにする。 【効果】 高回転時の早い磁束変化には交流増幅回路で
対応し、起動時などを含む低回転時には直流増幅回路に
より対応することにより、漏洩磁束を考慮した回転角度
位置検出を行える。
いたブラシレスモータに於いてモータからの漏洩磁束が
ある場合でも正確な角度位置検出を行う。 【構成】 モータ1のロータ2の回転角度位置を検出す
るホールIC3の検出信号をバッファ増幅回路4に入力
し、バッファ増幅回路4の出力を直流増幅回路5と交流
増幅回路6とに入力し、直流増幅回路5からの直流増幅
信号と交流増幅回路6からの交流増幅信号とを、所定回
転数で切替えるように、スイッチ回路を構成するタイミ
ング回路7及び回転数検出回路8によりいずれか一方を
選択出力するようにする。 【効果】 高回転時の早い磁束変化には交流増幅回路で
対応し、起動時などを含む低回転時には直流増幅回路に
より対応することにより、漏洩磁束を考慮した回転角度
位置検出を行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータの回
転位置検出回路に関し、特に、位置センサとして磁気セ
ンサを用いたブラシレスモータの回転位置検出回路に関
する。
転位置検出回路に関し、特に、位置センサとして磁気セ
ンサを用いたブラシレスモータの回転位置検出回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータに用いられる位
置センサとして、光センサまたは磁気センサを用いたも
のがあり、磁気センサには、ホール素子・ホールIC・
MR素子・その他の磁気飽和素子などがある。また、ブ
ラシレスモータでは起動時の角度位置を検知する必要が
あり、位置センサに上記ホールICを用いた場合には、
ホールICの出力を直流増幅器を介してセンサ出力とし
て用いているものがある。
置センサとして、光センサまたは磁気センサを用いたも
のがあり、磁気センサには、ホール素子・ホールIC・
MR素子・その他の磁気飽和素子などがある。また、ブ
ラシレスモータでは起動時の角度位置を検知する必要が
あり、位置センサに上記ホールICを用いた場合には、
ホールICの出力を直流増幅器を介してセンサ出力とし
て用いているものがある。
【0003】図4にはロータの回転による磁束変化を示
しているが、ホールICの閾値を図のTHLにて示すよ
うに設定すると、比較的高回転時に図の上段に示される
ようなロータ回転による磁束変化が生じた場合には、図
の中段に示されるような矩形波がホールICの出力とし
て出力されることになる。しかしながら、ステータコイ
ルからの漏れ磁束や強磁界下でのモータの作動時に、漏
洩磁束によってセンサ出力がドリフトして正確な位置検
出ができないことがある。ホールICにモータ側からの
漏洩磁束が図4の想像線に示されるように存在すると、
その漏洩磁束の影響によりセンサ出力が図の中段に示さ
れるような波形となり、図の下段に示す回転時の要求出
力に比べてずれを生じることになり、正確な角度位置検
出ができないという問題があった。
しているが、ホールICの閾値を図のTHLにて示すよ
うに設定すると、比較的高回転時に図の上段に示される
ようなロータ回転による磁束変化が生じた場合には、図
の中段に示されるような矩形波がホールICの出力とし
て出力されることになる。しかしながら、ステータコイ
ルからの漏れ磁束や強磁界下でのモータの作動時に、漏
洩磁束によってセンサ出力がドリフトして正確な位置検
出ができないことがある。ホールICにモータ側からの
漏洩磁束が図4の想像線に示されるように存在すると、
その漏洩磁束の影響によりセンサ出力が図の中段に示さ
れるような波形となり、図の下段に示す回転時の要求出
力に比べてずれを生じることになり、正確な角度位置検
出ができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、ロータの角度位置
を検出する位置センサとして磁気センサを用いたブラシ
レスモータに於いてモータや外部磁界からの漏洩磁束が
ある場合でも正確な角度位置検出を行い得るブラシレス
モータの回転位置検出回路を提供することにある。
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、ロータの角度位置
を検出する位置センサとして磁気センサを用いたブラシ
レスモータに於いてモータや外部磁界からの漏洩磁束が
ある場合でも正確な角度位置検出を行い得るブラシレス
モータの回転位置検出回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、ロータの回転位置を検出する位置センサと
して磁気センサを有するブラシレスモータの回転位置検
出回路であって、前記磁気センサのセンサ出力を直流増
幅するための直流増幅回路と、前記直流増幅回路と並列
に設けられかつ前記磁気センサのセンサ出力を交流増幅
するための交流増幅回路と、所定の回転数以下では前記
直流増幅回路の出力を選択し、前記所定の回転数以上で
は前記交流増幅回路の出力を選択して前記回転位置検出
信号を出力するように前記両増幅回路に接続されたスイ
ッチ回路とを有することを特徴とするブラシレスモータ
の回転位置検出回路を提供することにより達成される。
明によれば、ロータの回転位置を検出する位置センサと
して磁気センサを有するブラシレスモータの回転位置検
出回路であって、前記磁気センサのセンサ出力を直流増
幅するための直流増幅回路と、前記直流増幅回路と並列
に設けられかつ前記磁気センサのセンサ出力を交流増幅
するための交流増幅回路と、所定の回転数以下では前記
直流増幅回路の出力を選択し、前記所定の回転数以上で
は前記交流増幅回路の出力を選択して前記回転位置検出
信号を出力するように前記両増幅回路に接続されたスイ
ッチ回路とを有することを特徴とするブラシレスモータ
の回転位置検出回路を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、起動時などの極低回転時及
び所定回転数以下の低回転時には磁気センサの直流増幅
された出力を用い、所定回転数以上では交流増幅された
出力を用いるように切替えることにより、比較的高回転
時には、磁束変化の早い成分を増幅(交流増幅)してロ
ータの角度位置を検出することができ、停止時には交流
増幅出力が失われるが、直流増幅出力を用いることによ
りロータの角度位置を検出することができる。
び所定回転数以下の低回転時には磁気センサの直流増幅
された出力を用い、所定回転数以上では交流増幅された
出力を用いるように切替えることにより、比較的高回転
時には、磁束変化の早い成分を増幅(交流増幅)してロ
ータの角度位置を検出することができ、停止時には交流
増幅出力が失われるが、直流増幅出力を用いることによ
りロータの角度位置を検出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたブラシレスモ
ータの回転位置検出回路の要部を示す図である。本検出
回路は、ブラシレスモータ1のロータ2の回転角度位置
を検出し、その位置信号を図示されないモータ制御用C
PUに出力するものである。モータ1には、ロータ2の
回転角度位置を検出するための磁気センサとしてのホー
ルIC3が3個配設されているが、各ホールIC3毎に
同一構成の検出回路が設けられており、図ではその内の
1つの回路について示し、他を省略している。
ータの回転位置検出回路の要部を示す図である。本検出
回路は、ブラシレスモータ1のロータ2の回転角度位置
を検出し、その位置信号を図示されないモータ制御用C
PUに出力するものである。モータ1には、ロータ2の
回転角度位置を検出するための磁気センサとしてのホー
ルIC3が3個配設されているが、各ホールIC3毎に
同一構成の検出回路が設けられており、図ではその内の
1つの回路について示し、他を省略している。
【0009】図1に於いて、ホールIC3の検出信号が
バッファ増幅回路4に入力し、バッファ増幅回路4の出
力が2系統に分岐され、その一方が直流増幅回路5に入
力し、他方が交流増幅回路6に入力するようになってい
る。直流増幅回路5の出力信号も2系統に分岐され、そ
の一方が、第1のノア回路NR1の一対の入力端子の一
方に入力するようになっている。直流増幅回路5の出力
信号線の分岐した他方は、更に分岐しており、その一方
が、所定回転数(例えば500rpm)になったタイミ
ング信号を出力するタイミング回路7に接続され、他方
が、第2のノア回路NR2の一対の入力端子の一方に接
続されている。第2のノア回路NR2の入力端子の他方
に、タイミング回路7の出力信号線が接続され、第2の
ノア回路NR2の出力信号線が、上記所定回転数以上に
なっていることを検出するための回転数検出回路8に接
続されている。
バッファ増幅回路4に入力し、バッファ増幅回路4の出
力が2系統に分岐され、その一方が直流増幅回路5に入
力し、他方が交流増幅回路6に入力するようになってい
る。直流増幅回路5の出力信号も2系統に分岐され、そ
の一方が、第1のノア回路NR1の一対の入力端子の一
方に入力するようになっている。直流増幅回路5の出力
信号線の分岐した他方は、更に分岐しており、その一方
が、所定回転数(例えば500rpm)になったタイミ
ング信号を出力するタイミング回路7に接続され、他方
が、第2のノア回路NR2の一対の入力端子の一方に接
続されている。第2のノア回路NR2の入力端子の他方
に、タイミング回路7の出力信号線が接続され、第2の
ノア回路NR2の出力信号線が、上記所定回転数以上に
なっていることを検出するための回転数検出回路8に接
続されている。
【0010】回転数検出回路8の出力信号は、上記第1
のノア回路NR1の入力端子の他方に入力すると共に、
第1のノア回路NR1と並列に設けられた第3のノア回
路NR3の一対の入力端子の一方に、反転信号となって
入力するようになっている。その第3のノア回路NR3
の入力端子の他方には、前記交流増幅回路6の出力信号
が入力するようになっている。
のノア回路NR1の入力端子の他方に入力すると共に、
第1のノア回路NR1と並列に設けられた第3のノア回
路NR3の一対の入力端子の一方に、反転信号となって
入力するようになっている。その第3のノア回路NR3
の入力端子の他方には、前記交流増幅回路6の出力信号
が入力するようになっている。
【0011】そして、上記した互いに並列な第1及び第
3のノア回路NR1・NR3の各出力信号が第4のノア
回路NR4の一対の入力端子に入力し、その第4のノア
回路NR4の出力信号が、本検出回路の出力端子Oを介
して出力されるようになっている。このようにして、タ
イミング回路7及び回転数検出回路8と各ノア回路NR
1〜NR4とによりスイッチ回路が構成されている。
3のノア回路NR1・NR3の各出力信号が第4のノア
回路NR4の一対の入力端子に入力し、その第4のノア
回路NR4の出力信号が、本検出回路の出力端子Oを介
して出力されるようになっている。このようにして、タ
イミング回路7及び回転数検出回路8と各ノア回路NR
1〜NR4とによりスイッチ回路が構成されている。
【0012】次に、上述した本発明に基づく検出回路に
於けるロータ角度位置検出要領を図2のタイムチャート
を参照して以下に示す。なお、タイムチャートに於ける
各信号(a〜j)は図1に示される各点に於けるもので
あり、aはホールICの検出信号を増幅したものとして
バッファ増幅回路4の出力波形であり、bは直流増幅回
路5の出力(直流増幅出力)波形であり、cはタイミン
グ回路7の出力信号であり、dは第2のノア回路NR2
の出力信号であり、eは回転数検出回路8の出力信号で
あり、fは第1のノア回路NR1の出力信号であり、g
は交流増幅回路6の出力(交流増幅出力)波形であり、
hは回転数検出回路8の反転出力信号であり、iは第3
のノア回路NR3の出力信号であり、jは本検出回路の
出力信号となる第4のノア回路NR4の出力信号であ
る。
於けるロータ角度位置検出要領を図2のタイムチャート
を参照して以下に示す。なお、タイムチャートに於ける
各信号(a〜j)は図1に示される各点に於けるもので
あり、aはホールICの検出信号を増幅したものとして
バッファ増幅回路4の出力波形であり、bは直流増幅回
路5の出力(直流増幅出力)波形であり、cはタイミン
グ回路7の出力信号であり、dは第2のノア回路NR2
の出力信号であり、eは回転数検出回路8の出力信号で
あり、fは第1のノア回路NR1の出力信号であり、g
は交流増幅回路6の出力(交流増幅出力)波形であり、
hは回転数検出回路8の反転出力信号であり、iは第3
のノア回路NR3の出力信号であり、jは本検出回路の
出力信号となる第4のノア回路NR4の出力信号であ
る。
【0013】図2に示されるように、ホールICの波形
aは閾値(図の想像線)を越えている間高レベルにな
り、その直流増幅された矩形波の立ち上がりのタイミン
グにて、タイミング回路7の波形cが、本実施例に於け
る所定の回転数である500rpmの半周期である60
msの低レベル信号で出力されるようになっている。従
って、モータ回転数が500rpm以下すなわち波形b
の高レベル期間が60ms以上の間では、第2のノア回
路NR2の出力信号dの低レベル状態により回転数検出
回路8の出力信号eも低レベル状態であり、上記信号b
の状態に応じて第1のノア回路NR1の出力fが図2の
ようになる。
aは閾値(図の想像線)を越えている間高レベルにな
り、その直流増幅された矩形波の立ち上がりのタイミン
グにて、タイミング回路7の波形cが、本実施例に於け
る所定の回転数である500rpmの半周期である60
msの低レベル信号で出力されるようになっている。従
って、モータ回転数が500rpm以下すなわち波形b
の高レベル期間が60ms以上の間では、第2のノア回
路NR2の出力信号dの低レベル状態により回転数検出
回路8の出力信号eも低レベル状態であり、上記信号b
の状態に応じて第1のノア回路NR1の出力fが図2の
ようになる。
【0014】なお、第3のノア回路NR3の出力信号i
は、上記信号eの反転信号である信号hと交流増幅回路
6の出力信号gとの状態に応じて、上記と同様の波形b
の高レベル期間が60ms以上の間では低レベル状態が
連続し、交流増幅信号が第4のノア回路NR4に伝わら
ない。従って、本検出回路の出力信号jが、信号fの反
転された信号となり、すなわち信号bと同様の波形にて
出力されるため、ホールICの検出信号としては、50
0rpm以下では直流増幅信号が出力されることにな
る。
は、上記信号eの反転信号である信号hと交流増幅回路
6の出力信号gとの状態に応じて、上記と同様の波形b
の高レベル期間が60ms以上の間では低レベル状態が
連続し、交流増幅信号が第4のノア回路NR4に伝わら
ない。従って、本検出回路の出力信号jが、信号fの反
転された信号となり、すなわち信号bと同様の波形にて
出力されるため、ホールICの検出信号としては、50
0rpm以下では直流増幅信号が出力されることにな
る。
【0015】次に、モータ1の回転数が上昇して500
rpmを越えると、信号cの低レベル期間内に直流増幅
信号bが立ち下がるため、その直流増幅信号bの立ち下
がりのタイミングで第2のノア回路NR2の出力信号d
が高レベル状態に立ち上がり、信号cの高レベル状態へ
の復帰のタイミングで信号dが低レベル状態に戻る。こ
の信号dの立ち上がりのタイミングで回転数検出回路8
から両信号e・hが出力される。なお、これら両信号e
・hは、信号dの立ち上がりをトリガとして本実施例で
は120msの出力信号が出力されるため、120ms
以内の再トリガにより、その出力状態を延長され得る。
rpmを越えると、信号cの低レベル期間内に直流増幅
信号bが立ち下がるため、その直流増幅信号bの立ち下
がりのタイミングで第2のノア回路NR2の出力信号d
が高レベル状態に立ち上がり、信号cの高レベル状態へ
の復帰のタイミングで信号dが低レベル状態に戻る。こ
の信号dの立ち上がりのタイミングで回転数検出回路8
から両信号e・hが出力される。なお、これら両信号e
・hは、信号dの立ち上がりをトリガとして本実施例で
は120msの出力信号が出力されるため、120ms
以内の再トリガにより、その出力状態を延長され得る。
【0016】信号eが高レベル状態の時には、直流増幅
回路5の出力信号bが第1のノア回路NR1に入力され
ても、第1のノア回路NR1の出力信号fは低レベル状
態のままである。信号hが低レベル状態の時に交流増幅
回路6の出力信号gが第3のノア回路NR3に入力され
ると、第3のノア回路NR3の出力信号iは、交流増幅
回路6の出力信号gに応じたものになる。従って、モー
タ1の回転数が500rpmを越えている間では、本検
出回路の出力信号jは、交流増幅回路6の出力信号gと
同じ信号となる。
回路5の出力信号bが第1のノア回路NR1に入力され
ても、第1のノア回路NR1の出力信号fは低レベル状
態のままである。信号hが低レベル状態の時に交流増幅
回路6の出力信号gが第3のノア回路NR3に入力され
ると、第3のノア回路NR3の出力信号iは、交流増幅
回路6の出力信号gに応じたものになる。従って、モー
タ1の回転数が500rpmを越えている間では、本検
出回路の出力信号jは、交流増幅回路6の出力信号gと
同じ信号となる。
【0017】そして、再びモータ1の回転数が500r
pm以下になると、回転数検出回路8の信号eが低レベ
ル状態になり、信号hが高レベル状態になることから、
前記と同様に本検出回路の出力信号jは、直流増幅回路
5の出力信号bと同じ信号となる。
pm以下になると、回転数検出回路8の信号eが低レベ
ル状態になり、信号hが高レベル状態になることから、
前記と同様に本検出回路の出力信号jは、直流増幅回路
5の出力信号bと同じ信号となる。
【0018】このように起動時などの極低回転時や低回
転時(例えば500rpm以下)には、直流増幅回路5
の直流増幅信号が出力されるため、停止状態を含めた低
回転時に於ける角度位置を何等不都合なく検出し得ると
共に、高回転時には、交流増幅回路6の交流増幅信号が
出力されるため、早い磁束変化に対応し得ることにより
高回転時に於ける角度位置を何等不都合なく検出し得
る。
転時(例えば500rpm以下)には、直流増幅回路5
の直流増幅信号が出力されるため、停止状態を含めた低
回転時に於ける角度位置を何等不都合なく検出し得ると
共に、高回転時には、交流増幅回路6の交流増幅信号が
出力されるため、早い磁束変化に対応し得ることにより
高回転時に於ける角度位置を何等不都合なく検出し得
る。
【0019】次に、図3により本発明の第2の実施例を
示す。なお、前記実施例と同様の部分については同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。図3に於ける
回路では、直流増幅回路5の出力信号を第1のノア回路
NR1のみに入力し、前記実施例の第2のノア回路NR
2の代わりにアンド回路ANDを設け、交流増幅回路6
の出力信号を、第3のノア回路NR3に入力すると共
に、分岐して、タイミング回路7と、そのタイミング回
路7の出力信号を入力するアンド回路ANDの一対の入
力端子の一方とに入力するように配線されている。
示す。なお、前記実施例と同様の部分については同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。図3に於ける
回路では、直流増幅回路5の出力信号を第1のノア回路
NR1のみに入力し、前記実施例の第2のノア回路NR
2の代わりにアンド回路ANDを設け、交流増幅回路6
の出力信号を、第3のノア回路NR3に入力すると共
に、分岐して、タイミング回路7と、そのタイミング回
路7の出力信号を入力するアンド回路ANDの一対の入
力端子の一方とに入力するように配線されている。
【0020】このようにすることにより、例えばホール
IC3の波形に対する漏洩磁束の影響が大きくて十分な
直流出力が得られない場合でも、この第2の実施例では
前記実施例に於ける直流増幅信号と交流増幅信号との切
替えを交流増幅信号により行っており、何ら問題無く前
記実施例と同様の検出を行うことができる。
IC3の波形に対する漏洩磁束の影響が大きくて十分な
直流出力が得られない場合でも、この第2の実施例では
前記実施例に於ける直流増幅信号と交流増幅信号との切
替えを交流増幅信号により行っており、何ら問題無く前
記実施例と同様の検出を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、所定回転数
以下の低回転時には磁気センサの直流増幅された出力を
用い、所定回転数以上では交流増幅された出力を用いる
ように切替えることから、比較的高回転時には、磁束変
化の早さに対応し得る交流増幅出力を用いてロータの角
度位置を検出することができると共に、起動時などの極
低回転時には、交流増幅出力が失われるが、直流増幅出
力を用いることによりロータの角度位置を検出すること
ができ、磁気センサへの漏洩磁束が生じていても、漏洩
磁束を考慮した所望のロータ角度位置を検出し得る。
以下の低回転時には磁気センサの直流増幅された出力を
用い、所定回転数以上では交流増幅された出力を用いる
ように切替えることから、比較的高回転時には、磁束変
化の早さに対応し得る交流増幅出力を用いてロータの角
度位置を検出することができると共に、起動時などの極
低回転時には、交流増幅出力が失われるが、直流増幅出
力を用いることによりロータの角度位置を検出すること
ができ、磁気センサへの漏洩磁束が生じていても、漏洩
磁束を考慮した所望のロータ角度位置を検出し得る。
【図1】本発明が適用されたブラシレスモータの回転位
置検出回路の要部を示す図。
置検出回路の要部を示す図。
【図2】本発明の検出要領を示すタイムチャート。
【図3】第2の実施例を示すブラシレスモータの回転位
置検出回路の要部を示す図。
置検出回路の要部を示す図。
【図4】従来例を示すタイムチャート。
1 モータ 2 ロータ 3 ホールIC 4 バッファ増幅回路 5 直流増幅回路 6 交流増幅回路 7 タイミング回路 8 回転数検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新藤 洋一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータの回転位置を検出する位置センサ
として磁気センサを有するブラシレスモータの回転位置
検出回路であって、 前記磁気センサのセンサ出力を直流増幅するための直流
増幅回路と、前記直流増幅回路と並列に設けられかつ前
記磁気センサのセンサ出力を交流増幅するための交流増
幅回路と、所定の回転数以下では前記直流増幅回路の出
力を選択し、前記所定の回転数以上では前記交流増幅回
路の出力を選択して前記回転位置検出信号を出力するよ
うに前記両増幅回路に接続されたスイッチ回路とを有す
ることを特徴とするブラシレスモータの回転位置検出回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33066394A JP3352834B2 (ja) | 1993-12-17 | 1994-12-07 | ブラシレスモータの回転位置検出回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-343786 | 1993-12-17 | ||
JP34378693 | 1993-12-17 | ||
JP33066394A JP3352834B2 (ja) | 1993-12-17 | 1994-12-07 | ブラシレスモータの回転位置検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236297A true JPH07236297A (ja) | 1995-09-05 |
JP3352834B2 JP3352834B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=26573602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33066394A Expired - Fee Related JP3352834B2 (ja) | 1993-12-17 | 1994-12-07 | ブラシレスモータの回転位置検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352834B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP33066394A patent/JP3352834B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3352834B2 (ja) | 2002-12-03 |
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