JPH07236251A - 軸移動型モーター - Google Patents

軸移動型モーター

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Publication number
JPH07236251A
JPH07236251A JP5115394A JP5115394A JPH07236251A JP H07236251 A JPH07236251 A JP H07236251A JP 5115394 A JP5115394 A JP 5115394A JP 5115394 A JP5115394 A JP 5115394A JP H07236251 A JPH07236251 A JP H07236251A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
motor shaft
motor
moving
axial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5115394A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Mori
弘行 森
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Katsuragawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Katsuragawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Katsuragawa Electric Co Ltd filed Critical Katsuragawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH07236251A publication Critical patent/JPH07236251A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モーター軸の回転運動を直線運動に変換して
使用する軸移動型モーターを簡単な構成により提供す
る。 【構成】 内周面に軸方向に向かう螺旋溝5aを有する
中空のモーター軸5と、モーター軸5内を通って配置さ
れモーター軸5の螺旋溝5aと係合する突条11aを外
周に有しモーター軸5の正逆回転に従ってモーター軸5
内を軸方向に正逆移動する移動軸11を有する。モータ
ー軸5の回転は減速して回転体15に伝達され、回転体
15の所定角度の回転によりその作動片15aとの係合
により位置検知スイッチ17が作動され、移動軸11が
所定位置に移動したことを検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーター軸の回転運動
を直線運動に変換して使用するのに適した軸移動型モー
ターの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】モーターはその形の大小を問わず、回転
運動あるいは直線運動を必要とする多くの電動機器の動
力として使用されており、その使用方法は、モーター軸
の回転を回転力のまま被駆動体に伝達する方法、あるい
はモーター軸の回転を直線(往復)運動に変換して伝達
する方法に分けられる。後者は、例えば、自動車のウィ
ンドガラスを電動で開閉しまたは自動車シートを電動で
移動する機構など、被駆動体を所定の範囲内で直線的に
往復移動させる機構として有効に使用されている。
【0003】従来、自動車のウィンドガラスやシートの
移動など被駆動体を直線的に移動させるための機構とし
て、モーター軸の回転をウォームギア等を介して直線運
動に変換する機構が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の機構にお
いては、モーター軸の回転を被駆動体の直線運動に変換
するための機構を、モーター自体とは別個に備える必要
があるため、装置の小型化や組立の簡易化を図ることが
できなかった。また、このように外部に変換機構を形成
した場合、変換機構の歯車の噛み合い音など、雑音を生
じ易いという問題があった。
【0005】これらの問題点に鑑み、本出願人は特願平
4−253722号において、内周面に螺旋溝を有する
中空のモーター軸を用い、その内部に配置した移動軸を
モーター軸の回転に従って軸方向に移動するように構成
した新規な軸移動型のモーターを提案した。
【0006】本発明は上記提案技術の改良に関するもの
であり、移動軸の移動位置を検知し、移動軸が所定位置
に移動した時にモーターを消勢させるための検知手段を
設けた軸移動型モーターを簡単且つ小型化の可能な形で
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による軸移
動型モーターは、内周面に軸方向に向かう螺旋溝を有す
る中空のモーター軸と、モーター軸内を通って配置され
上記モーター軸の螺旋溝と係合する突条を外周に有しモ
ーター軸の正逆回転に従ってモーター軸内を軸方向に正
逆移動する移動軸と、モーター軸の回転を減速して受け
回転する回転体と、この回転体の作動片との係合により
作動される位置検知スイッチとを有することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】このような手段により、作用軸の端部が移動さ
せるべき被駆動体に連結される。モーターが付勢してモ
ーター軸が正逆いずれかの方向に回転すると、モーター
軸内を貫通して配置された移動軸がその突条とモーター
軸の螺旋溝との係合により正逆いずれかの軸方向に移動
し被駆動体を移動させる。このときモーター軸の回転を
減速して受けて回転する上記した回転体が所定の角度だ
け回転すると、回転体に設けられた作動片が位置検知ス
イッチを作動させ、移動軸が所定位置に移動したことを
検知する。この検知によってモーターが消勢(オフ)さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照と
して説明する。図1は本発明による移動モーターの基本
原理を示す図であり、モーター1は端部開口1aを端板
2により閉塞された筒状のモーターケース3と、モータ
ーケース3内に配置されたローター4とを含む。ロータ
4のモーター軸5は一対の軸受け6によりモーターケー
ス3に回転自在に軸支されている。モーター軸5は軸方
向に中空であり且つその内周面には軸方向に向かう螺旋
状の溝5aが形成され、また、その外周面には電磁コイ
ル8を巻回した数極のコア7がほぼ等角度間隔で固定さ
れている。
【0010】螺旋状の溝5aとは、ねじ溝や、または螺
旋状に凹部または凸部を形成してなる溝などをいい、モ
ーター軸5の回転に従ってその溝に係合する部材がモー
ター軸5の軸方向への移動力を受ける形状の溝をいう
(以下螺旋溝という)。
【0011】モーター軸5にはまた、コア7と並列して
整流子9が固定されている。整流子9はコイル7に電気
的に連結されており、整流子9と接触して配置された不
図示の電気ブラシが整流子9を介してコイル8に交互の
電流を通電する。
【0012】一方、ローター4の外周面と対面するよう
にモーターケース3の内周面に環状の磁石(または半割
り等に分割された複数の磁石片を略環状に配列した磁
石)10が固定されている。磁石10は角度方向に交互
に異なる極性の磁極を配列しており、コイル7への通電
によってロータ4に形成される交互極性の電磁気と協働
してロータ4を所定方向に回転させる。これら磁石、ロ
ーターの回転に係わる構成は従来知られるモーターの構
成と同様であって良い。
【0013】上記したようにモーター軸5の内周面には
軸方向に向かってねじ状に凹凸を形成する螺旋溝5aが
形成されており、この螺旋溝5aと噛み合うように螺旋
状の突条(以下螺旋突条という)11aを外周面に形成
する移動軸11がモーター軸5内を通って軸線方向に正
逆移動可能に設けれている。図1の例では移動軸11の
螺旋突条11aは、移動軸11の軸線方向ほぼ全長にわ
たって形成されているが、モーター軸5の内周面の螺旋
溝5aと一部において係合する長さだけであってもよ
い。移動軸11は不図示の軸受けにより軸方向に移動可
能に支持されている。例えば移動軸11の先端に直線移
動させるべき被駆動体を直接または間接的に連結するこ
とにより、移動軸11の移動に従って被駆動体を直線移
動させることができる。
【0014】このようにして、モーター軸5の正逆回転
に従い、移動軸11を適宜に正逆方向に移動させ、作用
軸12を介して被駆動体を所定位置に移動させることが
できる。なお、モーター軸5の1回転に対する移動軸1
1の移動距離は、モーター軸5の螺旋溝5aに対するピ
ッチの比率を変更することにより任意に設定することが
できる。また、モーターとしてはステッピングモーター
等、上記のオンオフ制御の可能なモーターであれば特に
限定されない。
【0015】移動軸11の移動位置を検知するために、
モーターケース3に位置検知手段が設けられる。図2お
よび図3は、その一例であるが、移動軸11の後端11
aと係合するように位置スイッチ12の2つのアクチュ
エータ12aと12bが配置されており、後端11aが
これらアクチュエータ12aまたは12bに当接したと
きに、モーターを消勢(オフ)させて移動軸11の移動
を停止させる。図示のようこの構成においては、移動軸
11の移動距離分のLの長さを必要とし、モーター全体
を小型化することができない。
【0016】このため、本発明においては、モーター軸
5の回転数または回転角度を基準として移動軸11の移
動位置を検知する。図3は、本発明による位置検知手段
の一例であり、この例では移動軸11はモーターケース
3の後方に必ずしも突出する長さを必要としない。一
方、モーター軸5の後端は図示のようにモーターケース
3から後方に突出して設けられており、この突出部分の
外周には適当なピッチ及び歯数の歯車5bが形成されて
いる。歯車5bに対し減速歯車14を介して回転体15
が連結される。減速歯車14および回転体15の支軸1
4aおよび15aはそれぞれモーターケース3と一体的
に取扱(持ち運び)可能に設けられている。回転体15
はモーター軸5の回転を減速歯車14により減速されて
伝達し、例えば、限定されるものではないが、移動軸1
1が所望の距離を移動したときに一回転するように減速
されている。モーターケース3の端面には位置検知用の
スイッチ17が取り付けられており、上記したように回
転体15が回転したときに回転体15に設けた作動片1
6が、スイッチ17のアクチュエータ17aに当接して
スイッチ17を付勢する。このスイッチ17の付勢によ
り移動軸が所定位置に位置したと見なしてモーターを消
勢する。逆方向の回転(移動)ときにおいても同様であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明によれば、モーターを正逆
転することにより、モーター内部の移動軸を直接往復方
向に直線で移動させ、この移動軸に被駆動体を連結する
ことにより被駆動体の直線運動を容易に得ることができ
る。また移動軸の位置検知手段として、モーター軸の回
転を減速して回転する回転体を用い、この回転体の回転
角度により移動軸の移動位置を検知する構成よりなるた
めに、位置検知手段をコンパクト化し、従ってモーター
全体を小型化することができる。
【0016】このような本発明によるモーターによれ
ば、従来必要としていたモーター外部の運動変換機構を
必要とせず、モーターのモーター軸内部を利用したた
め、装置を小型軽量化することができ、低コスト化、低
騒音化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による軸移動型モーターの基本構造を
示す図。
【符号の説明】
1 モーター 4 ローター 5 モーター軸 5a 螺旋溝 6 軸受け 11 移動軸 11a 螺旋突状 14 減速歯車 15 回転体 17 位置検知スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による軸移動型モーターの基本構造を
示す図。
【図2】 移動軸の位置検知のための検知手段の一例を
示す図。
【図3】 図2の検知手段の別の動作状態を示す図。
【図4】 図2および図3の検知手段の電気配線図の一
例を示す図。
【符号の説明】 1 モーター 4 ローター 5 モーター軸 5a 螺旋溝 11 移動軸 11a 螺旋突条 14 減速歯車 15 回転体 17 位置検知スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に軸方向に向かう螺旋溝を有する
    中空のモーター軸と、モーター軸内を通って配置され上
    記モーター軸の螺旋溝と係合する突条を外周に有しモー
    ター軸の正逆回転に従ってモーター軸内を軸方向に正逆
    移動する移動軸と、モーター軸の回転を減速して受け回
    転する回転体と、この回転体の作動片との係合により作
    動される位置検知スイッチとを有する軸移動型モータ
    ー。
JP5115394A 1994-02-23 1994-02-23 軸移動型モーター Pending JPH07236251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055081A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Nakagawa Electric Ind Co Ltd モータ式アクチュエータ
WO2012127516A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 三菱電機株式会社 モータおよびアクチュエータ、ならびにモータの製造方法

Cited By (3)

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JPWO2012127516A1 (ja) * 2011-03-18 2014-07-24 三菱電機株式会社 モータおよびアクチュエータ、ならびにモータの製造方法

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