JPH07235380A - 電界発光灯 - Google Patents
電界発光灯Info
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- JPH07235380A JPH07235380A JP6025811A JP2581194A JPH07235380A JP H07235380 A JPH07235380 A JP H07235380A JP 6025811 A JP6025811 A JP 6025811A JP 2581194 A JP2581194 A JP 2581194A JP H07235380 A JPH07235380 A JP H07235380A
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Abstract
共に、給電部の電気的接続の信頼性を向上した超薄型電
界発光灯を提供する。 【構成】 透明電極1上に低誘電率の絶縁被膜2を形成
後、発光層3および反射絶縁層4を前記絶縁被膜2を覆
い、かつ、透明電極側の給電領域を回避したパターンで
形成する。その上にカーボンペーストからなる裏面電極
5を透明電極側の給電領域を回避したパターン形状で形
成後、透明電極1側の給電領域と裏面電極5側の給電領
域に低抵抗な銀ペーストからなる給電部6,7をそれぞ
れ形成する。さらにその上から絶縁保護層8で給電部
6,7以外を覆う。
Description
従来の外皮フィルムを使用しない薄型電界発光灯に関す
るものである。
ように、透明電極51とAl箔等の裏面電極54のあい
だに発光層52と反射絶縁層53とを挟持した積層体で
あって、かつ前記透明電極の周辺位置にはAgペースト
等の集電帯51aが形成され、該集電帯51aと裏面電
極54のそれぞれから外部へリード55,56を取り出
した状態で前記積層体を上下から防湿保護用の外皮フィ
ルム57,57で熱圧着により気密封止した構造のもの
が一般的である。
加圧によって、発光層52と反射絶縁層53が集電帯5
1aに押圧されて当該部分で極端に薄くなったり、また
集電帯材料が発光層や反射絶縁層中のピンホールを浸透
することなどにより、絶縁低下や電極間ショートが生じ
ることがあった。
5(b)に示すように前記構造の電界発光灯(但し、リ
ードは図示せず)において、集電帯51aと裏面電極5
4との間の集電帯形成位置に絶縁被膜58を形成した電
界発光灯60が特開昭58−93194号公報に開示さ
れている。
は、絶縁被膜の介在によって絶縁性を向上できる利点は
あるものの、通常は各電極に厚さ100μm程度のリン
青銅等のリードを重ねて接続し、上下から厚さ100μ
m程度のフッ素樹脂等の外皮フィルムで挟着封止したも
のであるため、全体の厚みが1mm程度と厚く(特にリ
ード接続部)、この構造では薄型化が著しく困難である
という問題があった。
の小型携帯用電子機器に超小型の液晶表示装置が使用さ
れるようになり、バックライトとして従来よりも超薄
型、超小型の電界発光灯が必要になってきている。この
ような用途に対しては従来の構造の電界発光灯は適さな
い。
射絶縁層、カーボンペースト等の裏面電極を順次印刷形
成した電界発光灯が提供されているが、カーボンペース
トは電気抵抗値が高いため、外部電源等に接続する場合
の給電部の接触抵抗が高く、電気的接続の信頼性に問題
がある。
灯の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、
電極間の絶縁性を向上すると共に薄型化をはかり、かつ
給電部の電気的接続の信頼性を向上し、かつ集電帯位置
の不要な発光を防止した電界発光灯を提供することであ
る。
透明電極上に導電ペーストからなる給電部を形成した透
明導電フィルムとカーボンからなる裏面電極との間に防
湿コーティングした蛍光体を使用した発光層と反射絶縁
層とを挟持してなり、かつ裏面電極の外側に低抵抗な導
電ペーストからなる給電部を形成すると共に、裏面電極
と透明電極との間、すなわち透明電極と発光層の間、あ
るいは発光層と反射絶縁層の間、あるいは反射絶縁層と
裏面電極の間の給電部形成位置に対応した箇所に、比誘
電率が5以下の低誘電率の絶縁被膜を介在形成したこと
を特徴としている。
のコンタクトの信頼性を銀による給電部を形成すること
によって向上させ、かつ、給電部の材料である銀のマイ
グレーションによる電極間の絶縁低下、ショートを絶縁
被膜によって防止して信頼性を向上させると共に、防湿
コーティングした蛍光体を使用して外皮フィルムを不要
とした薄型電界発光灯を低コストで提供できる。また、
低誘電率の絶縁被膜により、給電部形成位置の不要な発
光を防止することができる。
び製造方法について、図1,2を参照しながら説明す
る。本発明の電界発光灯8は図1の斜視図に示す構造を
している。また、製造方法は図2の製造工程を示す平面
図に示すように、まず、図2(a)に示すように例えば
厚さ75〜188μmのPETフィルムに数千Å程度の
ITOを形成した透明電極1上に誘電率が2程度のエポ
キシ樹脂等からなる絶縁ペーストをスクリーン印刷で選
択印刷し、厚さ10〜30μmの絶縁被膜2を形成す
る。次に、図2(b),(c)のように硫化亜鉛を銅で
付活した蛍光体を防湿コーティングした蛍光体(例えば
SYLVANIA蛍光体 Type.20)を樹脂中に分散した発光層3
を厚さ30〜50μm程度、樹脂中にチタン酸バリウム
等の絶縁物を分散した反射絶縁層4を厚さ10〜30μ
m程度順次スクリーン印刷にて形成する。この場合前記
絶縁被膜2の少なくとも裏面電極5の給電部7に対応す
る部分を覆い、かつ、透明電極側の給電領域1aを回避
したパターンで選択形成する。次に、図2(d)のよう
にカーボンペーストからなる裏面電極5をスクリーン印
刷で反射絶縁層4や発光層3よりもやや小さい寸法で透
明電極側の給電領域1aを回避し、絶縁被膜2のA−
A’部の延長線上に重なるようなパターン形状で厚さ1
0〜30μm程度選択形成する。次に、図2(e)のよ
うに透明電極1側の給電領域1aと裏面電極5側の給電
領域5aに低抵抗な銀ペーストからなる給電部6,7を
それぞれ同時に厚さ10〜30μm程度印刷形成し、さ
らにその上から図2(f)のように絶縁を確保するため
厚さ10〜30μm程度の絶縁保護層8で給電部6,7
以外を覆うことによって電界発光灯9を形成する。この
ように形成された電界発光灯9は、すべての工程が印刷
で形成されるため非常に薄く、総厚150〜350μm
程度になり、従来の電界発光灯の厚さの1/6〜1/3
の薄さになる。また、給電部が導電性良好な銀で形成さ
れているため外部給電線とのコンタクトの信頼性が向上
し、かつ、給電部7の材料である銀のマイグレーション
による電極間の絶縁低下、ショートを絶縁被膜によって
防止することができ、また、絶縁被膜2が低誘電率な材
料から構成されているため、絶縁被膜部の電圧降下が大
きく、発光層の電圧が低下して給電部形成位置(例えば
5a)の不要な発光を防止した薄型、高信頼性、低コス
トな電界発光灯を提供することができる。
樹脂を用いたが、誘電率が5以下で選択印刷できる材料
であればメラミン樹脂、ポリエチレン樹脂など何を用い
てもよい。また、絶縁被膜を発光層と反射絶縁層との間
に介在させても同様な効果が得られる。
明する。
発光層3の間に介在させたが、この時絶縁被膜2が厚く
形成されると、発光層3を形成する蛍光体の粒子径が2
0〜30μmと大きいため、図3のように発光層3が絶
縁被膜2と透明電極1の段差に追従できず間隙が生じ不
発光部Bが生じる。そこで、本発明の第二実施例では図
4の斜視図に示すように絶縁被膜14を反射絶縁層13
と裏面電極15との間に介在させている。製造方法は、
第一実施例と同様、透明電極11上に防湿コーティング
した蛍光体を樹脂中に分散した発光層12、樹脂中にチ
タン酸バリウム等の絶縁物を分散した反射絶縁層13を
順次スクリーン印刷にて透明電極側の給電領域11aを
回避したパターン形状で選択形成する。次に、エポキシ
樹脂等からなる絶縁ペーストをスクリーン印刷で反射絶
縁層13上の少なくとも裏面電極側の給電部17に対応
する位置に選択印刷し、絶縁被膜14を形成する。次
に、カーボンペーストからなる裏面電極15をスクリー
ン印刷で反射絶縁層13や発光層12よりもやや小さい
寸法で透明電極側の給電領域11aを回避し、直線的な
発光領域を得るため絶縁被膜14の一端部C−C’部の
延直線上に重なるようなパターン形状で選択形成する。
次に、透明電極11側の給電領域11aと裏面電極15
側の給電領域15aに低抵抗な銀ペースト等からなる給
電部16,17をそれぞれ同時に印刷形成し、さらにそ
の上から絶縁を確保するため絶縁保護層18(図示せ
ず)で給電部16,17以外を覆うことによって電界発
光灯19を形成する。本実施例では裏面電極15を構成
するカーボンは粒子径が1〜10μmと小さく、精密印
刷も可能であるため、絶縁被膜14の段差にも追従する
ことができ、必要な発光領域に不発光部が生じることも
ない。
るリードや外皮フィルムが不要になるので、超薄型化が
可能となる。また、リードとして薄い金属箔を導出する
場合には、特に透明電極の給電領域1a,11aにも発
光層、反射絶縁層、裏面電極等を形成し、給電部6,1
6と発光層3,12で金属箔リードを挟持してもよい
が、厚みはやや増すことになる。
なる裏面電極と外部給電線とのコンタクトの信頼性を銀
による給電部を形成することによって向上させ、かつ、
銀による給電部のマイグレーションによる電極間の絶縁
低下、ショートを透明電極と裏面電極間に介在した絶縁
被膜によって防止し信頼性が高く、低コストな薄型電界
発光灯を提供できる。また、低誘電率の絶縁被膜によ
り、給電部形成位置の不要な発光も防止することができ
る。
図
を示す平面図
を示す要部拡大断面図
図
Claims (6)
- 【請求項1】透明電極上に導電ペーストからなる給電部
を形成した透明導電フィルムと、防湿コーティングした
蛍光体を樹脂中に分散した発光層と、高誘電物質を樹脂
中に分散した反射絶縁層と、カーボンペーストからなる
裏面電極との積層体を有し、前記裏面電極上に導電ペー
ストからなる給電部を形成すると共に、前記裏面電極と
前記透明電極との間の給電部形成位置に対応した箇所
に、低誘電率の絶縁被膜を介在した電界発光灯。 - 【請求項2】前記発光層、反射絶縁層、裏面電極が、前
記透明電極上の給電部を回避して形成され、該給電部が
露出していることを特徴とする請求項1記載の電界発光
灯。 - 【請求項3】前記絶縁被膜が透明電極と発光層の間に形
成されていることを特徴とする請求項1記載の電界発光
灯。 - 【請求項4】前記絶縁被膜が発光層と反射絶縁膜の間に
形成されていることを特徴とする請求項1記載の電界発
光灯。 - 【請求項5】前記絶縁被膜が反射絶縁層と裏面電極の間
に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電界
発光灯。 - 【請求項6】前記絶縁被膜の誘電率が5以下であること
を特徴とする請求項1記載の電界発光灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025811A JP2773625B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 電界発光灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025811A JP2773625B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 電界発光灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235380A true JPH07235380A (ja) | 1995-09-05 |
JP2773625B2 JP2773625B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=12176261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025811A Expired - Fee Related JP2773625B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 電界発光灯 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2773625B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-02-24 JP JP6025811A patent/JP2773625B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102474940A (zh) * | 2009-08-19 | 2012-05-23 | 琳得科株式会社 | 发光片 |
KR20120085728A (ko) * | 2009-08-19 | 2012-08-01 | 린텍 가부시키가이샤 | 발광 시트 |
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